JP2000295980A - 高電圧を利用した殺菌装置 - Google Patents

高電圧を利用した殺菌装置

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JP2000295980A
JP2000295980A JP11105235A JP10523599A JP2000295980A JP 2000295980 A JP2000295980 A JP 2000295980A JP 11105235 A JP11105235 A JP 11105235A JP 10523599 A JP10523599 A JP 10523599A JP 2000295980 A JP2000295980 A JP 2000295980A
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electrodes
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high voltage
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Hidetoshi Hasegawa
秀翁 長谷川
Homare Aman
誉 阿萬
Toshiyuki Tamura
俊行 田村
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Sanyo Electric Co Ltd
Sasaki Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Sasaki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 針状電極から絶縁板の接合部に放電が短絡せ
ず、殺菌対象物を常温、常圧下で容易に殺菌でき、安全
性が高く、オゾン層破壊の問題がない殺菌装置を提供す
る。 【解決手段】 電源部で発生した高電圧を印加するため
に所定の間隔を置いて多数配設された針状電極からなる
放電側電極と、端部が相互に接合された複数の絶縁板に
より全表面が覆われている平板状電極からなる接地側電
極とを備え、前記電極間に殺菌対象物を介在させて、前
記電極間でパルスストリーマ放電を発生させて殺菌する
殺菌装置であって、多数配設した針状電極とセラミック
板の端部の接合部との相互の位置関係を特定の位置関係
とすることにより課題を解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、食品、医薬品、
漢方薬品、化粧品、飼料、肥料などの固型物全般に適用
可能であって、特に加熱不適な食品や玄米などの穀類に
は最適に適用できる高電圧を利用した殺菌装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品の殺菌方法としては加熱殺菌
が一般的に行われている。しかし加熱殺菌では、成分、
香り、味、色等の変質、有効成分の逸散等を伴い、食品
そのものの品質を低下させる問題があった。食品を過熱
水蒸気に接触させて殺菌する方法(特公昭63−509
84号公報)が提案されているが、香り成分の飛散や水
蒸気の食品への浸透などによる品質の変化や劣化が起こ
り易いなどの問題があった。米の殺菌・殺虫には臭化メ
チルによるくん蒸が行われてきた。しかし、臭化メチル
は、引火しやすく危険物に指定されていることや、劇物
にも指定され、皮膚に触れると水泡を生じるなど安全性
に問題がある上、その高いオゾン破壊の潜在性により大
気中に放出されて地球上空のオゾン層に到達すると、オ
ゾン層を破壊する問題がある。一方、オゾンによる殺菌
も行われてるが、殺菌効果が不満足であるという問題が
あり、また、カビの増加を抑えるため、低温貯蔵(例え
ば、15℃、70〜75%RH)が行われているが、長
期低温貯蔵ではカビの増加が懸念される。
【0003】本発明者等は、先に高交流電圧あるいは高
電圧をパルス的に印加した放電側電極と接地側電極間に
殺菌対象物を介在させて、常温、常圧下、前記電極間で
パルスストリーマ放電を発生させることにより芽胞菌な
どを含む各種菌を殺菌する装置および方法を提案した
(特願平10−77816号明細書)。この場合、前記
放電側電極と接地側電極はいずれも平板状電極を用いる
のが主流である。しかし、平板状電極を用いると、電極
の表面積が大きくなるために高電圧を発生する電源部の
容量を大きくする必要があり、また両平板状電極は絶対
平行であることが必要であり、平行が保たれないと部分
的に放電が集中する問題があった。一方、前記放電側電
極として1つの針状電極を用い、前記接地側電極として
平板状電極を用いる場合があるが、この場合は前記電極
間に介在された殺菌対象物の広範囲にわたる殺菌ができ
ず殺菌むらがでる問題があった。
【0004】コロナ放電や前記パルスストリーマ放電に
おいて接地側電極の放電側電極に対向する表面に、その
全表面を覆うように絶縁板を配設することは不可欠のこ
とである。この目的に使用される絶縁板としては一般的
に、アクリル板やガラス板が安価なため使用されるが、
耐久性や強度的に問題がある。このため、印加電圧を高
くする場合は高価なセラミック板が使用される。セラミ
ック板は例えば1cm角で1mm厚などのように小さく
薄いものは大量生産されているため安価であるが、純度
が高く厚い高絶縁性のものは高価である。まして、定尺
(約130×110mm)以上の大きさになると、非常
に高価なものとなってしまう。しかし、前記のようなパ
ルスストリーマ放電を発生させることにより殺菌する殺
菌装置を大型化する際は、大きなセラミック板が必要と
なる。そこで、小さなセラミック板の端部を相互に接着
するなどして接合して大きなセラミック板を作って使用
する試みがなされた。しかし、セラミック板の端部の接
合部に対向する針状電極からの放電がこの接合部に短絡
して起こる問題が生じた。針状電極からの放電がこの接
合部に短絡して起こると、印加電圧を設定値まで上げる
ことができず、殺菌に必要な効率よい放電状態が得られ
ず、接合部付近において殺菌むらが生じるという問題が
生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】玄米などの穀類の貯蔵
中、微生物、特にカビなどが増加すると、最悪時には、
商品価値を消失させ、食用不適となる。また、米などに
付着している芽胞菌は、炊飯時にさえ死滅することは期
待できない。一方、食品の中には加熱殺菌が不適なもの
があり、例えば、日本人の主食の米は加熱殺菌も薬剤処
理も適さない。
【0006】本発明の目的は、小さなセラミック板の端
部を相互に接着するなどして接合して作った絶縁板を使
用しても針状電極から接合部に放電が短絡することがな
く、また電極間で部分的に放電が集中することもなく、
電極間に介在させた食品、医薬品、漢方薬品、化粧品、
飼料、肥料などの殺菌対象物を品質を損なうことなく均
一に常温、常圧下で容易に効率よく殺菌でき、米などに
付着している芽胞菌などを含む各種菌も殺菌でき、前処
理および/または後処理が不要であり、安全性が高く、
オゾン層破壊の問題がない殺菌装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来の問
題を解決するために鋭意研究した結果、放電側電極とし
て所定の間隔を置いて多数配設した針状電極を用い、接
地側電極として平板状電極を用い、そして、小さなセラ
ミック板の端部を相互に接着するなどして接合して作っ
た絶縁板を使用するが、多数配設した針状電極とセラミ
ック板の端部の接合部との相互の位置関係を特定の位置
関係とすることにより課題を解決できることを見出し、
この発明を完成するに到った。
【0008】上記課題を解決するため請求項1の発明
は、電源部で発生した高電圧を印加するために所定の間
隔を置いて多数配設された針状電極からなる放電側電極
と、端部が相互に接合された複数の絶縁板により全表面
が覆われている平板状電極からなる接地側電極とを備
え、前記電極間に殺菌対象物を介在させて、前記電極間
でパルスストリーマ放電を発生させることにより殺菌す
る殺菌装置であって、前記多数の針状電極から前記平板
状電極に対して直角に引いた直線が前記絶縁板に達した
点と、前記絶縁板の端部の接合部との間の距離が、いず
れの前記点といずれの前記接合部との組み合わせであっ
ても10mm以上としたことを特徴とする高電圧を利用
した殺菌装置に関する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の殺菌装
置において、前記絶縁板がセラミック板であることを特
徴とするものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1あるいは請求
項2記載の殺菌装置において、前記殺菌対象物が玄米な
どの穀類であることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明においては、前記電極間で
パルスストリーマ放電を発生させることにより殺菌対象
物を殺菌する。所定の間隔を置いて多数配設された針状
電極からなる放電側電極に、立ち上がり時間数10nS
(ナノ秒)、持続時間1μS(マイクロ秒)程度以下の
パルス高電圧を印加すると、放電側電極から線状に伸び
るストリーマー放電が発生し、電極間の広い範囲をプラ
ズマ化でき、前記電極間に介在させた殺菌対象物を殺菌
できる。直流電圧印加時のコロナ放電では放電側電極の
ごく近傍が発光するのみであるが、パルスストリーマ放
電でははるかに広い領域をプラズマ化できる。これは、
パルスストリーマ放電では直流コロナ放電でのスパーク
電圧より高い電圧が瞬間的に印加でき高電界領域を広く
できること、また直流コロナではイオン空間電荷により
放電側電極近傍の電離域の電界強度が低下するため放電
が抑制されるが、パルスストリーマ放電では電圧の立ち
上がりが急峻なため空間電荷電界による放電抑制がわず
かであることなどによるものと考えられる。
【0012】以下、図面を参照して本発明の一実施形態
について説明する。図1は、本実施形態における高電圧
を利用した殺菌装置の概要を示す構成図である。図1に
おいて、本発明の殺菌装置1は、高電圧を発生する電源
部2と、発生した高電圧を印加する放電側電極となる一
定の間隔d1を置いて多数配設された針状電極(図2参
照。例えばステンレス製針状電極で先端が0.5mmφ
と非常に細いもの)3と、接地側電極となる平板状電極
4を有する処理装置5とを備えている。電源部2におい
て、電源21(AC200V、50Hz)から入力され
た電圧をスライダック22および高電圧トランス23に
て昇圧し、全波整流ブリッジ24にて整流する。その
後、抵抗25にて電流値を下げ、コンデンサ26を充電
する。コンデンサ26に充電された電気エネルギーは、
ギャップ27を通して瞬間的に放電され、パルス電圧と
なって処理槽5の針状電極3と平板状電極4間に印加さ
れる。28は抵抗、29は接地手段である。
【0013】図2は、図1に示した針状電極3と平板状
電極4と、小さいセラッミク板の端部を相互に接着する
などして接合して作ったセラミック板(Al23 )6
の説明図である。処理装置5中の平板状電極4の上にセ
ラミック板(Al23 )6が配設されており、一定の
間隔d1を置いて多数配設された針状電極31〜44を
備えた針状電極3と平板状電極4上のセラミック板6と
の間に殺菌対象物(例えば、玄米などの穀類)を介在さ
せて殺菌する。針状電極3と平板状電極4との間隔は特
に限定されないが、通常10mm〜50mmである。
【0014】本発明の殺菌装置1において、電源部2に
おいて発生した高電圧は、パルス電圧(例えば、エネル
ギー波を1秒間に約100回発生させる)となって処理
槽5の針状電極3と平板状電極4間に印加され、常温、
常圧下、針状電極3と平板状電極4間でパルスストリー
マ放電を発生させることにより両電極間に介在させた殺
菌対象物の殺菌が行われる。
【0015】本発明においては、多数の針状電極31〜
44を所定の一定の間隔d1を置いて配設することが肝
要である。前記のように多数の針状電極を用いる替わり
に1つの針状電極を用いた場合は針状電極3と平板状電
極4間に介在させた殺菌対象物を広範囲にわたって殺菌
ができず殺菌むらがでる。
【0016】本発明においては、針状電極3と平板状電
極4間に介在させた殺菌対象物を広範囲にわたって均一
に殺菌できるように、針状電極を多数、所定の間隔d1
を置いて配設する。印加電圧、パルス数、投入エネルギ
ー(cal/cm3 )、電界強度などが殺菌対象物の種
類、形態、菌の種類、形態などによって異なるので間隔
d1は特に限定されず、殺菌対象物が本来有する香味、
風味、薬効、性能、分散性などの品質を損なわない範囲
において充分に均一に殺菌できるように、適宜選定して
決めるのが好ましい。
【0017】しかし、多数の針状電極31〜44の間隔
d1は通常は、10mmから80mm未満、好ましくは
20mmから60mm、特に好ましくは25mmから3
0mmの範囲から選ばれることが望ましい。間隔d1が
10mm未満であると殺菌対象物の殺菌はできるが電源
部2の容量を大きくしなければならず不経済となる。一
方、間隔d1が80mm以上であると針状電極3と平板
状電極4間に介在させた殺菌対象物を広範囲にわたって
均一に殺菌ができず殺菌むらがでる。
【0018】上記のように絶縁板としてセラミック板
(Al23 )6を用いるが、図2に示したようにこの
セラミック板(Al23 )6は多数の小さなセラミッ
ク板(Al23 )61〜67の端部を相互に接着する
などして接合して作られたものを使用する。本発明にお
いては、多数の針状電極31〜44とセラミック板61
〜67の端部の接合部70〜75との相互の位置関係を
特定の位置関係とすることが肝要である。
【0019】すなわち、各針状電極31〜44から平板
状電極4に対して直角に引いた直線がセラミック板6に
達した点と、セラミック板6の端部の接合部70〜75
との間の距離が、いずれの前記点といずれの接合部70
〜75との組み合わせであっても10mm以上になるよ
うにする。
【0020】この距離が約5mm以内であるとその針状
電極からその接合部に放電が必ず短絡する。この距離が
約7〜8mmであると印加電圧によってはその針状電極
からその接合部に放電が短絡する。
【0021】図2に示したように、例えば、針状電極3
3から平板状電極4に対して直角に引いた直線a1がセ
ラミック板62に達した点と、接合部70との間の距離
D1や、針状電極35から平板状電極4に対して直角に
引いた直線a2がセラミック板63に達した点と、接合
部71との間の距離D2や、針状電極37から平板状電
極4に対して直角に引いた直線a3がセラミック板64
に達した点と、接合部72との間の距離D3などいずれ
の場合も10mm以上となるようにする。このようにす
ることにより、いずれの針状電極31〜44といずれの
接合部70〜75との組み合わせであっても、針状電極
31〜44から接合部70〜75に放電が短絡すること
がなくなる。
【0022】一般的には、印加電圧、パルス数、投入エ
ネルギー、電界強度ともに大きい方が殺菌に有効であ
り、またパルス数よりも印加電圧が高い方が有効であ
り、同一投入エネルギーにおいては電界強度が高い方が
有効である。
【0023】また、処理槽5中における殺菌処理時間、
殺菌対象物の処理量、湿度などの殺菌条件も、殺菌対象
物の種類、形態、菌の種類、形態などによって異なるの
で適宜選定して決めるのが好ましく特に限定されない。
【0024】図3は16枚の小さなセラミック板の端部
を相互に接合して1枚の大きなセラミック板68とした
例を説明する平面図である。図3において、76〜78
は横方向の接合部を示し、79〜81は縦方向の接合部
を示す。a、bは接合部76から上下方向に10mm以
上離して引いた線であり、c、dは接合部77から上下
方向に10mm以上離して引いた線であり、e、fは接
合部78から上下方向に10mm以上離して引いた線で
あり、g、hは接合部79から左右方向に10mm以上
離して引いた線であり、i、kは接合部80から左右方
向に10mm以上離して引いた線であり、l、mは接合
部81から左右方向に10mm以上離して引いた線であ
る。線aと線gで囲まれた斜線で示した部分、線bと線
gと線cで囲まれた斜線で示した部分など図3に斜線で
示した部分に対向する図示しない放電側電極に前記針状
電極を配設すれば、針状電極から接合部76〜81に放
電が短絡することがなくなる。
【0025】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸
脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0026】
【発明の効果】電源部で発生した高電圧を印加するため
に所定の間隔を置いて多数配設された針状電極からなる
放電側電極と、端部が相互に接合された複数の絶縁板に
より全表面が覆われている平板状電極からなる接地側電
極とを備え、前記電極間に殺菌対象物を介在させて、前
記電極間でパルスストリーマ放電を発生させることによ
り殺菌する殺菌装置であって、前記多数の針状電極から
前記平板状電極に対して直角に引いた直線が前記絶縁板
に達した点と、前記絶縁板の端部の接合部との間の距離
が、いずれの前記点といずれの前記接合部との組み合わ
せであっても10mm以上とした本発明の高電圧を利用
した殺菌装置は、前記絶縁板が安価である上、針状電極
から接合部に放電が短絡することがなく、また電極間で
部分的に放電が集中することもなく、電極間に介在させ
た食品、医薬品、漢方薬品、化粧品、飼料、肥料などの
殺菌対象物を品質を損なうことなく均一に常温、常圧下
で容易に効率よく殺菌でき、前処理および/または後処
理が不要であり、安全性が高く、オゾン層破壊の問題が
ない。
【0027】前記絶縁板としてはセラミアクリル板やガ
ラス板が安価なため使用されるが、耐久性や強度的に問
題がある。前記絶縁板としてセラミック板を備えた本発
明の殺菌装置はセラミック板の耐久性や強度的が大き
く、印加電圧を充分高くして均一に効率よく殺菌でき
る。
【0028】殺菌対象物として玄米などは加熱殺菌も薬
剤処理も適さないが、本発明の殺菌装置により玄米など
の穀類を常温、常圧下で容易に均一に効率よく殺菌で
き、芽胞菌なども殺菌できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の高電圧を利用した殺菌装置の概要を
示す構成図である。
【図2】 図1に示した本発明の殺菌装置の針状電極、
平板状電極およびセラミック板の断面説明図である。
【図3】 本発明で用いるセラミック板の接合部などを
説明する平面図である。
【符号の説明】
a1、a2、a3 直線 d1 間隔 D1、D2、D3 針状電極から平板状電極に対して直
角に引いた直線がセラミック板に達した点と、接合部と
の間の距離 1 殺菌装置 2 高電圧を発生する電源部 3、31〜44 放電側電極(針状電極) 4 接地側電極(平板状電極) 5 処理装置 6、61〜67、68 セラミック板(絶縁板) 70〜81 接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿萬 誉 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田村 俊行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源部で発生した高電圧を印加するため
    に所定の間隔を置いて多数配設された針状電極からなる
    放電側電極と、端部が相互に接合された複数の絶縁板に
    より全表面が覆われている平板状電極からなる接地側電
    極とを備え、前記電極間に殺菌対象物を介在させて、前
    記電極間でパルスストリーマ放電を発生させることによ
    り殺菌する殺菌装置であって、前記多数の針状電極から
    前記平板状電極に対して直角に引いた直線が前記絶縁板
    に達した点と、前記絶縁板の端部の接合部との間の距離
    が、いずれの前記点といずれの前記接合部との組み合わ
    せであっても10mm以上としたことを特徴とする高電
    圧を利用した殺菌装置。
  2. 【請求項2】 前記絶縁板がセラミック板であることを
    特徴とする請求項1記載の殺菌装置。
  3. 【請求項3】 前記殺菌対象物が玄米などの穀類である
    ことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の殺菌
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20180317508A1 (en) * 2015-10-29 2018-11-08 National Institute of Technology Plasma sterilization device
JP2020081227A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 矢崎エナジーシステム株式会社 作物の放電殺菌方法および放電殺菌装置

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