JP2002010766A - 穀類及び種子等の殺菌対象物の殺菌処理方法 - Google Patents

穀類及び種子等の殺菌対象物の殺菌処理方法

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JP2002010766A
JP2002010766A JP2000197786A JP2000197786A JP2002010766A JP 2002010766 A JP2002010766 A JP 2002010766A JP 2000197786 A JP2000197786 A JP 2000197786A JP 2000197786 A JP2000197786 A JP 2000197786A JP 2002010766 A JP2002010766 A JP 2002010766A
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sterilization
sterilized
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cereals
discharge
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JP2000197786A
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Hidetoshi Hasegawa
秀翁 長谷川
Koji Takeda
宏治 武田
Yutaka Ueki
裕 植木
Toshiyuki Tamura
敏行 田村
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 穀類及び種子等の殺菌対象物の品質を損なう
ことなく均一に常温、常圧下で容易に効率よく殺菌でき
る殺菌処理方法を提供する。 【解決手段】 殺菌処理装置1は殺菌対象物を蓄えるホ
ッパー部3と、このホッパー部の殺菌対象物を移送して
殺菌処理するための、所定の間隔を置いて多数配設され
た針状電極6からなる放電側電極7とこの放電側電極と
離間して絶縁板8により表面が覆われている平板状電極
9からなる接地側電極10とを囲う殺菌処理槽4と、前
記電極間に高電圧を印加するための電源と、前記殺菌処
理槽で殺菌処理された殺菌対象物を外部に排出する排出
手段5とを備え、前記殺菌処理槽内に充填した穀類及び
種子等の殺菌対象物を電界強度20KV/cm〜60K
V/cm、周波数100pps〜1000pps、パル
ス幅0.05μs〜0.5μsの範囲内のパルスストリ
ーマ放電で殺菌する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、穀類及び種子等
の殺菌対象物の殺菌処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品の殺菌方法としては加熱殺菌
が一般的に行われている。しかし加熱殺菌では、成分、
香り、味、色等の変質、有効成分の逸散等を伴い、食品
そのものの品質を低下させる問題があった。
【0003】米の殺菌・殺虫には過熱水蒸気で処理を行
うことができず、臭化メチルによるくん蒸が行われてき
た。しかし、臭化メチルは、引火しやすく危険物に指定
されていることや、劇物にも指定され、皮膚に触れると
水泡を生じるなど安全性に問題がある上、その高いオゾ
ン破壊の潜在性により大気中に放出されて地球上空のオ
ゾン層に到達すると、オゾン層を破壊する問題がある。
【0004】一方、オゾンによる殺菌も行われてるが、
殺菌効果が不満足であるという問題があり、また、カビ
の増加を抑えるため、低温貯蔵(例えば、15℃、70
〜75%RH)が行われているが、長期低温貯蔵ではカ
ビの増加が懸念される。
【0005】本発明者は、先に高交流電圧あるいは高電
圧をパルス的に印加した放電側電極と接地側電極間に玄
米を介在させて、常温、常圧下、前記電極間でパルスス
トリーマ放電を発生させることにより玄米の芽胞菌など
を含む各種菌を殺菌する装置および方法を提案した(特
開平11−267183号公報、特願平11−1052
35号明細書、特願平11−105240号明細書)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高電圧
殺菌装置は湿度を調整した空気中でパルスストリーマ放
電によって殺菌を行っていたが玄米等の殺菌後直ぐに加
熱処理を行うものにはどのような殺菌方法でも有効であ
ったが、高電圧殺菌後に長期に保管する穀類や種子及び
香辛料等の高電圧殺菌処理後に加熱処理を施さないで貯
蔵したりするものでは、完全に微生物や細菌等を死滅さ
せないでおくと貯蔵中に微生物や細菌等が繁殖し、栽培
途中や流通過程で腐敗したり、伝染して他の農作物にま
で影響を及ぼしたりする危険があった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するもので、
穀類及び種子等の殺菌対象物の品質を損なうことなく均
一に常温、常圧下で容易に効率よく殺菌できる高電圧を
利用した穀類及び種子等の殺菌対象物の殺菌処理装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は、多
数配設された針状電極からなる放電側電極と、この放電
側電極と離間して絶縁板により表面が覆われている平板
状電極からなる接地側電極と、前記放電側電極と接地側
電極とを囲う誘電体で形成された容器と、前記電極間に
高電圧を印加するための電源とを備え、前記容器内に充
填した穀類及び種子等の殺菌対象物を電界強度20KV
/cm〜60KV/cm、周波数100pps〜100
0pps、パルス幅0.05μs〜0.5μsの範囲内
のパルスストリーマ放電で前記容器内の酸素の一部をオ
ゾンに変換させると共に、このオゾンによって容器内の
空気中の水分からOH-を生成させ、かつ、高電圧放電
による電位差で細胞膜を破裂させて殺菌を行い、パルス
ストリーマ放電で相乗的に殺菌を行えるようにすること
により、穀類及び種子等の殺菌対象物の表面に付着して
いる微生物や細菌等を効率的に殺菌できるようにしてい
る。
【0009】本発明の請求項2は、穀類及び種子等の殺
菌対象物を供給する供給手段と、この供給手段により供
給された前記殺菌対象物を蓄えるホッパー部と、このホ
ッパー部に蓄えられた前記殺菌対象物を移送して殺菌処
理するための、所定の間隔を置いて多数配設された針状
電極からなる放電側電極とこの放電側電極と離間して絶
縁板により表面が覆われている平板状電極からなる接地
側電極とを囲う殺菌処理槽と、前記電極間に高電圧を印
加するための電源と、前記殺菌処理槽で殺菌処理された
殺菌対象物を外部に排出する排出手段とを備え、前記殺
菌処理槽内に充填した穀類及び種子等の殺菌対象物を電
界強度20KV/cm〜60KV/cm、周波数100
pps〜1000pps、パルス幅0.05μs〜0.
5μsの範囲内のパルスストリーマ放電で前記殺菌処理
槽内の酸素の一部をオゾンに変換させると共に、このオ
ゾンによって殺菌処理槽内の空気中の水分からOH-
生成させ、かつ、高電圧放電による電位差で細胞膜を破
裂させて殺菌を行い、パルスストリーマ放電で相乗的に
殺菌を行えるようにすることにより、穀類及び種子等の
殺菌対象物の表面に付着している微生物や細菌等を効率
的に殺菌できるようにしている。
【0010】本発明の請求項3は、殺菌処理槽の下部に
設けた開閉可能なシャッターを開けることより前記殺菌
処理槽で殺菌処理された穀類及び種子等の殺菌対象物を
前記殺菌処理槽の外部に排出し、殺菌処理槽内で殺菌し
た穀類及び種子等の殺菌対象物を人手に触れることなく
貯蔵することができるようにしている。
【0011】本発明の請求項4は、ホッパー部の下部に
設けた開閉可能なシャッターを開けることより前記ホッ
パー部に一時的に蓄えた穀類及び種子等の殺菌対象物を
前記殺菌処理槽に移送し、多量の穀類及び種子等の殺菌
対象物を間隔をあけることなく殺菌処理を施すことがで
きるようにしている。
【0012】本発明の請求項5は、殺菌処理槽の下面に
接地側電極を設け、この接地側電極をコンベア上に載置
し、殺菌対象物を殺菌処理槽内で搬送して連続的に高電
圧殺菌を行えるようにしている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明においては、前記電極間で
電界強度20KV/cm〜60KV/cm、周波数10
0pps〜1000pps、パルス幅0.05μs〜
0.5μsの範囲内のパルスストリーマ放電を穀類及び
種子等の殺菌対象物を収納した容器内で発生させること
により前記容器内の酸素の一部をオゾンに変換させると
共に、このオゾンによって容器内の空気中の水分からO
-を生成させ、かつ、高電圧放電による電位差での細
胞膜の破裂で、穀類及び種子の表面を殺菌する。
【0014】所定の間隔を置いて多数配設された針状電
極からなる放電側電極に立ち上がり時間数10ns(ナ
ノ秒)、持続時間1μs(マイクロ秒)程度以下のパル
ス高電圧を印加すると、放電側電極から線状に伸びるス
トリーマー放電が発生し、電極間の広い範囲をプラズマ
化でき、前記電極間に介在させた穀類及び種子を殺菌で
きるようにしている。
【0015】直流電圧印加時のコロナ放電では放電側電
極のごく近傍が発光するのみであるが、パルスストリー
マ放電でははるかに広い領域をプラズマ化できる。これ
は、パルスストリーマ放電では直流コロナ放電でのスパ
ーク電圧より高い電圧が瞬間的に印加でき高電界領域を
広くできること、また直流コロナではイオン空間電荷に
より放電側電極近傍の電離域の電界強度が低下するため
放電が抑制されるが、パルスストリーマ放電では電圧の
立ち上がりが急峻なため空間電荷電界による放電抑制が
わずかであることなどによるものと考えられる。
【0016】以下、図面に基づいて本発明の実施形態を
説明する。図1は本発明の高電圧を利用した穀類及び種
子等の殺菌対象物を殺菌する処理装置の一実施形態の斜
視図、図2は図1に示した穀類及び種子等の殺菌対象物
を殺菌する処理装置の放電側電極と、接地側電極および
殺菌処理槽の下部に設けた開閉可能なシャッターを説明
する説明図、図3は図1に示した穀類及び種子等の殺菌
対象物を殺菌する処理装置の一部断面を示す側面図、図
4は図1に示した穀類及び種子等の殺菌対象物を殺菌す
る処理装置の殺菌処理槽の下部に設けた開閉可能なシャ
ッターを開いて殺菌処理された穀類及び種子等の殺菌対
象物を排出する状態を説明する説明図、図5は図1に示
した穀類及び種子等の殺菌対象物を殺菌する処理装置の
放電側電極と、接地側電極を説明する説明図である。
【0017】図1〜図5に示したように、本発明の穀類
及び種子等の殺菌対象物を殺菌する処理装置1は、予め
穀類及び種子等の殺菌対象物aを準備し、この殺菌対象
物を供給する供給手段2と、この供給手段により供給さ
れた殺菌対象物aを一時的に蓄えるホッパー部3と、こ
のホッパー部に蓄えられた殺菌対象物aを移送して殺菌
処理するための殺菌処理槽4と、この殺菌処理槽で殺菌
処理された殺菌対象物aを殺菌処理槽4外に排出する排
出手段5とを備えている。殺菌処理槽4はアクリル系樹
脂、ポリカーボネート系樹脂、FRPなどの誘電体の電
気絶縁性材料で容器状に形成されている。
【0018】殺菌処理槽4内には、所定の間隔d1を置
いて多数配設された針状電極6(錆の発生を抑え、耐久
性を持たせるためステンレス系材料で作られたものが好
ましい。例えばステンレス製針状電極で先端が0.5m
mφと非常に細いものがより好ましい)からなる放電側
電極7と、絶縁板8(セラミック板が好ましく使用でき
る。セラミック板の具体例とては、アルミナ板が挙げら
れる。純度90%以上の高純度アルミナのアルミナ板が
より好ましい)により表面が覆われている平板状電極9
からなる接地側電極10が設置されている。
【0019】多数の針状電極6は導体11(針状電極6
と同じようにステンレス系材料で作られたものが好まし
い)に図5に示したようにビス61(針状電極6と同じ
ようにステンレス系材料で作られたものが好ましい)に
よりしっかり固定されて構成された放電側電極7が、殺
菌処理槽4の内部側に針状電極6が突出して出るように
して殺菌処理槽4の前面壁12に固定されて装着されて
いる。
【0020】接地側電極10は殺菌処理槽4の内部側に
絶縁板8により表面が覆われている平板状電極9が放電
側電極7に対向してこの放電側電極と所定の間隔(間隔
は特に限定されないが、通常約10mm〜50mmであ
る)を維持するように殺菌処理槽4の後面壁13に固定
されて装着されている。14は、殺菌処理槽4の前面に
設置した安全のための開閉可能な扉である。
【0021】本発明においては、多数の針状電極6を所
定の一定の間隔d1を置いて配設することが肝要であ
る。多数の針状電極を用いる代わりに1つの針状電極を
用いた場合は前記電極間に介在させた殺菌対象物aを広
範囲にわたって殺菌ができず殺菌むらがでる。
【0022】パルスストリーマ放電を起こさせるための
電界強度は20KV/cm〜60KV/cmで、20K
V/cm以下では望むべき殺菌率が得られず、60KV
/cm以上では殺菌後に殺菌対象物に亀裂や割れ及び焼
けこげが生じる等の品質に問題が生じていた。また、1
秒間にパルスが何回発生したかを表す周波数100pp
sの場合で、パルス発生回数が50ppsでは殺菌率が
100ppsと比較した場合に低下し、1000pps
以上では絶縁板8が破損する危険があり、しかも、高電
圧発生装置が大掛かりとなり、設備コストが過大になっ
て採算が取れなくなっている。
【0023】パルス幅は0.05μs〜0.5μsの範
囲内で、パルス幅が0.05μs以下では、高電圧を印
加することができず、印加できた場合でも電圧の安定に
欠け、殺菌率にバラツキが生じ、パルス幅が0.5μs
以上では、放電中に短絡し易くなり、殺菌後に焼き焦げ
や亀裂等の品質に問題が生じていた。
【0024】多数の針状電極6の間隔d1は通常は、1
0mmから80mm未満、好ましくは20mmから60
mm、特に好ましくは25mmから30mmの範囲から
選ばれることが望ましい。間隔d1が10mm未満であ
ると殺菌対象物の殺菌はできるが後で説明する電源40
の容量を大きくしなければならず不経済となる。一方、
間隔d1が80mm以上であると前記電極間に介在させ
た殺菌対象物aを広範囲にわたって均一に殺菌ができず
殺菌むらがでる。
【0025】供給手段2、ホッパー部3、殺菌処理槽
4、排出手段5などは一体的に連結されて構成されてお
り、供給手段2によって供給された殺菌対象物aをホッ
パー部3に一時的に蓄え、ホッパー部3に蓄えられた殺
菌対象物aの所定量を重力により自然落下させて移送し
て殺菌処理槽4の前記電極7〜10間に介在させ、後で
説明する電源40で発生した高電圧を前記電極7〜10
間に印加してこの電極間でパルスストリーマ放電を発生
させて殺菌する。
【0026】供給手段2は、殺菌対象物aの供給口1
5、コンベア16、このコンベアを駆動するモータ1
7、コンベア16で移送した殺菌対象物aをホッパー3
部内に放出する放出口18などから成り、図3に示した
ように白矢印で示した方向から供給口15内に供給され
た殺菌対象物aはモータ17により駆動されるコンベア
16により上方に移送されて放出口18を経てホッパー
部3へ供給される。
【0027】殺菌処理槽4内で殺菌処理された穀類及び
種子等の殺菌対象物aは、この殺菌処理槽の下部に設け
られた開閉可能なシャッター19を開けることより殺菌
処理槽4の外部に自然落下して排出される。
【0028】排出手段5は、シャッター19、このシャ
ッターを開閉する駆動装置20(ソレノイドバルブを備
えた電気式駆動装置あるいは空気式駆動装置などいずれ
でもよい)、排出用ダクト21などから成っている。2
2は本発明の殺菌対象物を殺菌する処理装置1を支持し
て固定する支持装置である。23は殺菌処理された殺菌
対象物aを収容する排出容器である。
【0029】本発明の穀類及び種子の殺菌対象物aを殺
菌する処理装置1を用いて殺菌対象物aを殺菌処理する
場合は、殺菌処理された殺菌対象物aが再び汚染されな
いように無菌室内で行うなど充分な管理が必要である。
【0030】殺菌処理槽4内の穀類及び種子等の殺菌対
象物aは放電側電極7と接地側電極10との間でのパル
スストリーマ放電によってこの電極間の空気中の酸素が
反応してオゾンガスが発生し、このオゾンガスが空気中
の水分と反応してO2 -、OH -、H22の3種の活性酸
素を生成し、このうちの、OH-(ヒドロキシラジカ
ル)で微生物や細菌等の殺菌が行われる。OH-は、オ
ゾンより高い酸化還元電位を有していることから、細菌
等を殺菌する効果が優れている。
【0031】図6は本発明で使用する電源40の一例を
説明する説明図である。図6に示したように、電源40
は、電源部41(AC200V、50Hz)、スライダ
ック42、高電圧トランス43、全波整流ブリッジ4
4、抵抗45、コンデンサ46、スパークギャップ4
7、抵抗48、接地手段49などを備えた回路から構成
されている。
【0032】電源40(AC200V、50Hz)から
入力された電圧をスライダック42および高電圧トラン
ス43にて昇圧し、全波整流ブリッジ44にて整流す
る。その後、抵抗45にて電流値を下げ、コンデンサ4
6を充電する。コンデンサ46に充電された電気エネル
ギーは、スパークギャップ47を通して瞬間的に放電さ
れ、パルス電圧(例えば、エネルギー波を1秒間に約1
00回発生させる)となって殺菌対象物aを殺菌する処
理装置4の放電側電極7と接地側電極10間に印加さ
れ、この電極間でパルスストリーマ放電を発生させるこ
とにより、常温、常圧下、前記電極7−10間に介在さ
せた穀類及び種子等の殺菌対象物aの殺菌が行われる。
【0033】本発明において、絶縁板8は1枚の板でも
よいが小さいセラッミク板(例えば、Al23 )の端
部を相互に接着するなどして接合して作った板でもよ
い。
【0034】絶縁板8として多数の小さなセラミック板
(例えば、Al23 )の端部を相互に接着するなどし
て接合して作られた絶縁板8を使用する場合は、多数の
針状電極6と多数のセラミック板の端部の接合部との相
互の位置関係を特定の位置関係とすることが好ましい。
【0035】すなわち、各針状電極6から平板状電極9
に対して直角に引いた直線がセラミック板に達した点
と、セラミック板の端部の接合部との間の距離が、いず
れの前記点といずれの接合部との組み合わせであっても
10mm以上になるようにすることが好ましい。この距
離が約5mm以内であるとその針状電極6からその接合
部に放電が必ず短絡する。この距離が約7〜8mmであ
ると印加電圧によってはその針状電極6からその接合部
に放電が短絡する。
【0036】また、殺菌処理槽4中における殺菌処理時
間、穀類及び種子の処理量、湿度などの殺菌条件も、穀
類及び種子等の殺菌対象物aの種類、形態、菌の種類な
どによって異なるので適宜選定して決めるのが好ましく
特に限定されない。しかし、穀類及び種子等の殺菌対象
物では、15分間程度のパルスストリーマ放電を行って
殺菌を確実にしている。
【0037】本発明の殺菌対象物aを殺菌する処理装置
1を作動させ、供給手段2により供給された殺菌対象物
aをホッパー部3に一時的に蓄え、ホッパー部3に蓄え
られた殺菌対象物aを移送して、シャッター19を閉め
た殺菌処理槽4の電極7−10間に所定量介在させ、電
源40で発生した高電圧を電極7−10間に印加してこ
の電極間でパルスストリーマ放電を発生させ、殺菌条件
下に置くことにより容易に殺菌できる。そして殺菌処理
槽4内で殺菌処理された殺菌対象物aは、シャッター1
9を開けることより殺菌処理槽4の外部に排出される。
以上の操作を繰り返すことにより穀類及び種子等の殺菌
対象物aの品質を損なうことなく均一に常温、常圧下で
効率よく容易に殺菌できるようにしている。
【0038】図7は、殺菌処理槽の下部に設けられた開
閉可能なシャッターの他の例を説明する説明図であり、
図8(A)は図7に示したシャッターを閉じた状態を示
す説明図であり、(B)は同シャッターを開けた状態を
示す説明図である。尚、図7〜8において、図1〜6と
構成が共通する部分及び同じ名称のものには同一符号を
付してある。
【0039】図7、図8において、殺菌処理槽4の下部
にはシャッター19Aが設けられており、シャッター1
9Aに連結されたモータなどの開閉装置24により駆動
され回転して開閉可能になっている。図8(A)に示し
たようにシャッター19Aを閉めた殺菌処理槽4の電極
7−10間に所定量の穀類及び種子等の殺菌対象物aを
介在させ、前記のように電源40で発生した高電圧を電
極7−10間に印加してこの電極間でパルスストリーマ
放電を発生させ、殺菌条件下に置くことにより殺菌した
後、殺菌処理された殺菌対象物aは、図8(B)に示し
たように開閉装置24によりシャッター19Aを開けて
白矢印で示したように殺菌処理槽4の外部に排出させ
る。
【0040】図9は、ホッパー部の下部および殺菌処理
槽の下部に開閉可能なシャッターを設けた穀類及び種子
等の殺菌対象物aを殺菌する処理装置の説明図であり、
(A)は殺菌処理槽の下部のシャッターを閉め、ホッパ
ー部の下部のシャッターを開けてホッパー部の殺菌対象
物を殺菌処理槽へ移送する状態を示す説明図であり、
(B)は殺菌処理された殺菌対象物を殺菌処理槽の下部
のシャッターを開けて排出する状態を示す説明図であ
る。尚、図9において、図1〜6と構成が共通する部分
及び同じ名称のものには同一符号を付してある。
【0041】図9において、ホッパー部3および殺菌処
理槽4の下部には駆動装置20により開閉されるシャッ
ター19が設けられている。図9(A)に示したよう殺
菌処理槽4の下部のシャッター19を閉めた殺菌処理槽
4のホッパー部3の下部のシャッター19を開けてホッ
パー部3に一時的に蓄えられた殺菌対象物aの内から所
定量の殺菌対象物aを移送して電極7−10間に介在さ
せ、前記のように電源40で発生した高電圧を電極7−
10間に印加してこの電極間でパルスストリーマ放電を
発生させ、殺菌条件下に置くことにより殺菌した後、殺
菌処理された殺菌対象物aは、駆動装置20により殺菌
処理槽4の下部のシャッター19を開けて白矢印で示し
たように殺菌処理槽4の外部に排出される。
【0042】図10は、本発明の高電圧を利用した穀類
及び種子等の殺菌対象物aを殺菌する処理装置の他の例
を示す斜視図である。尚、図10において、図1〜9と
構成が共通する部分及び同じ名称のものには同一符号を
付してある。
【0043】図10に示した本発明の穀類及び種子等の
殺菌対象物aを殺菌する処理装置1Aは、図1〜6に示
した本発明の穀類及び種子等の殺菌対象物aを殺菌する
処理装置1を大型化した例を示すものであり、殺菌処理
槽4内が2つのセパレータ25(アクリル系樹脂、ポリ
カーボネート系樹脂、FRPなどの電気絶縁性材料で作
られたものが好ましい)により分割された3つのセル4
−1、4−2、4−3を備えており、各セル4−1、4
−2、4−3にそれぞれ複数の放電側電極7と接地側電
極10が対応して設けられており、殺菌処理槽4の下部
にはモータなどの開閉装置24により駆動され回転して
開閉可能なシャッター19Aが設けられており、ホッパ
ー部3から各セル4−1、4−2、4−3内にそれぞれ
所定量の穀類及び種子等の殺菌対象物aを移送するため
に供給手段2は図示しない駆動装置により駆動されてホ
ッパー部3に沿って平行に移動可能になっている以外
は、図1〜6に示した本発明の穀類及び種子等の殺菌対
象物aを殺菌する処理装置1と同様になっている。
【0044】本発明の殺菌対象物aを殺菌する処理装置
1Aを作動させ、供給手段2をホッパー部3に沿って平
行に移動させながら供給手段2により供給された殺菌対
象物aをホッパー部3に一時的に蓄え、ホッパー部3に
蓄えられた所定量の殺菌対象物aを移送して、シャッタ
ー19Aを閉めた殺菌処理槽4の各セル4−1、4−
2、4−3の電極7−10間にそれぞれ所定の量だけ介
在させ、前記のように電源40で発生した高電圧を電極
7−10間に印加してこの電極間でパルスストリーマ放
電を発生させ、殺菌条件下に置くことにより容易に多量
の穀類及び種子等の殺菌対象物aを処理して殺菌でき
る。そして殺菌処理槽4内で殺菌処理された殺菌対象物
aは、シャッター19Aを開けることより殺菌処理槽4
の外部に排出される。以上の操作を繰り返すことにより
多量の穀類及び種子等の殺菌対象物aの品質を損なうこ
とがなく均一に常温、常圧下で効率よく容易に殺菌でき
る。
【0045】図11は、ホッパー部の下に設けた殺菌処
理槽を水平にし、この殺菌処理槽の接地側電極をコンベ
ア状にで形成して搬送できるように設けた穀類及び種子
等の殺菌対象物aを殺菌する処理装置の説明図であり、
図11において、図1〜6と構成が共通する部分及び同
じ名称のものには同一符号を付してある。
【0046】図11において、殺菌処理槽4の下部には
接地側電極10がコンベア24で駆動できるようにして
いる。コンベア24は左側から右側に穀類及び種子等の
殺菌対象物aを搬送するようにしている。殺菌対象物a
は殺菌処理槽4の左側からコンベア24上にホッパー部
3から供給され、このコンベア上を移動する間に、前記
のように電源40で発生した高電圧を電極7−10間に
印加してこの電極間でパルスストリーマ放電を発生さ
せ、殺菌条件下に置くことにより殺菌し、殺菌処理槽4
の右側から白矢印で示したように搬出容器23内に排出
される。
【0047】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸
脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、多数配設さ
れた針状電極からなる放電側電極と、この放電側電極と
離間して絶縁板により表面が覆われている平板状電極か
らなる接地側電極と、前記放電側電極と接地側電極とを
囲う誘電体で形成された容器と、前記電極間に高電圧を
印加するための電源とを備え、前記容器内に充填した穀
類及び種子等の殺菌対象物を電界強度20KV/cm〜
60KV/cm、周波数100pps〜1000pp
s、パルス幅0.05μs〜0.5μsの範囲内のパル
スストリーマ放電を行うので、前記容器内の酸素の一部
をオゾンに変換させると共に、このオゾンによって容器
内の空気中の水分からOH-を生成させ、かつ、高電圧
放電による電位差で細胞膜を破裂させて殺菌を行い、パ
ルスストリーマ放電で相乗的に殺菌を行えるようにする
ことにより、穀類及び種子等の殺菌対象物を傷付けるこ
となく、表面に付着している微生物や細菌等を効率的に
殺菌できる。
【0049】本発明の請求項2によれば、穀類及び種子
等の殺菌対象物を供給する供給手段と、この供給手段に
より供給された前記殺菌対象物を蓄えるホッパー部と、
このホッパー部に蓄えられた前記殺菌対象物を移送して
殺菌処理するための、所定の間隔を置いて多数配設され
た針状電極からなる放電側電極とこの放電側電極と離間
して絶縁板により表面が覆われている平板状電極からな
る接地側電極とを囲う殺菌処理槽と、前記電極間に高電
圧を印加するための電源と、前記殺菌処理槽で殺菌処理
された殺菌対象物を外部に排出する排出手段とを備え、
前記殺菌処理槽内に充填した穀類及び種子等の殺菌対象
物を電界強度20KV/cm〜60KV/cm、周波数
100pps〜1000pps、パルス幅0.05μs
〜0.5μsの範囲内のパルスストリーマ放電を行うの
で、前記殺菌処理槽内の酸素の一部をオゾンに変換させ
ると共に、このオゾンによって殺菌処理槽内の空気中の
水分からOH-を生成させ、かつ、高電圧放電による電
位差で細胞膜を破裂させて殺菌を行い、パルスストリー
マ放電で相乗的に殺菌を行えるようにすることにより、
穀類及び種子等の殺菌対象物を傷付けることなく、表面
に付着している微生物や細菌等を効率的に殺菌できる。
【0050】本発明の請求項3によれば、殺菌処理槽の
下部に設けた開閉可能なシャッターを開けることより、
前記殺菌処理槽で殺菌処理された穀類及び種子等の殺菌
対象物を前記殺菌処理槽の外部に排出し、殺菌処理槽内
で殺菌した穀類及び種子等の殺菌対象物を人手に触れる
ことなく貯蔵することができる。
【0051】本発明の請求項4によれば、ホッパー部の
下部に設けた開閉可能なシャッターを開けることによ
り、前記ホッパー部に一時的に蓄えた穀類及び種子等の
殺菌対象物を前記殺菌処理槽に移送し、多量の穀類及び
種子等の殺菌対象物を間隔をあけることなく殺菌処理を
施すことができる。
【0052】本発明の請求項5によれば、殺菌処理槽の
下面に接地側電極を設け、この接地側電極をコンベア上
に載置したので、殺菌対象物を殺菌処理槽内で搬送して
供給から排出までの工程を連続させられ、多量の穀類及
び種子等の殺菌対象物を効率的に高電圧殺菌が行えるよ
うにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穀類及び種子等を殺菌する処理装置の
一実施形態の斜視図である。
【図2】図1に示した穀類及び種子等を殺菌する処理装
置の放電側電極と、接地側電極および殺菌処理槽の下部
に設けた開閉可能なシャッターを説明する説明図であ
る。
【図3】図1に示した穀類及び種子等を殺菌する処理装
置の一部断面を示す側面図である。
【図4】図1に示した穀類及び種子等を殺菌する処理装
置の殺菌処理槽の下部に設けた開閉可能なシャッターを
開いて殺菌処理された玄米を排出する状態を説明する説
明図である。
【図5】図1に示した穀類及び種子等を殺菌する処理装
置の放電側電極と、接地側電極を説明する説明図であ
る。
【図6】本発明で使用する電源の一例を説明する説明図
である。
【図7】殺菌処理槽の下部に設けられた開閉可能なシャ
ッターの他の例を説明する説明図である。
【図8】(A)は図7に示したシャッターを閉じた状態
を示す説明図であり、(B)は同シャッターを開けた状
態を示す説明図である。
【図9】(A)は殺菌処理槽の下部のシャッターを閉
め、ホッパー部の下部のシャッターを開けてホッパー部
の穀類及び種子等を殺菌処理槽へ移送する状態を示す説
明図であり、(B)は殺菌処理された殺菌対象物を殺菌
処理槽の下部のシャッターを開けて排出する状態を示す
説明図である。
【図10】本発明の穀類及び種子等を殺菌する処理装置
の他の例を示す斜視図である。
【図11】本発明の穀類及び種子等をコンベアで搬送し
て殺菌する殺菌処理槽を示す説明図である。
【符号の説明】
a 種子及び香辛料等の殺菌対象物 1、1A 穀類及び種子等の殺菌対象物を殺菌する処理
装置 2 供給手段 3 ホッパー部 4 殺菌処理槽 5 排出手段 6 針状電極 7 放電側電極 8 絶縁板 9 平板状電極 10 接地側電極 19 シャッター 24 コンベア 40 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植木 裕 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 田村 敏行 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2B051 AA01 AB01 BA09 BB11 4B021 LA41 LP10 LT08 LW09 4B023 LC08 LP13 LT60 4B069 AA02 GA05 HA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数配設された針状電極からなる放電側
    電極と、この放電側電極と離間して絶縁板により表面が
    覆われている平板状電極からなる接地側電極と、前記放
    電側電極と接地側電極とを囲う誘電体で形成された容器
    と、前記電極間に高電圧を印加するための電源とを備
    え、前記容器内に充填した穀類及び種子等の殺菌対象物
    を電界強度20KV/cm〜60KV/cm、周波数1
    00pps〜1000pps、パルス幅0.05μs〜
    0.5μsの範囲内のパルスストリーマ放電で殺菌する
    ことを特徴とする穀類及び種子等の殺菌対象物の殺菌処
    理方法。
  2. 【請求項2】 穀類及び種子等の殺菌対象物を供給する
    供給手段と、この供給手段により供給された前記殺菌対
    象物を蓄えるホッパー部と、このホッパー部に蓄えられ
    た前記殺菌対象物を移送して殺菌処理するための、所定
    の間隔を置いて多数配設された針状電極からなる放電側
    電極とこの放電側電極と離間して絶縁板により表面が覆
    われている平板状電極からなる接地側電極とを囲う殺菌
    処理槽と、前記電極間に高電圧を印加するための電源
    と、前記殺菌処理槽で殺菌処理された殺菌対象物を外部
    に排出する排出手段とを備え、前記殺菌処理槽内に充填
    した穀類及び種子等の殺菌対象物を電界強度20KV/
    cm〜60KV/cm、周波数100pps〜1000
    pps、パルス幅0.05μs〜0.5μsの範囲内の
    パルスストリーマ放電で殺菌することを特徴とする穀類
    及び種子等の殺菌対象物の殺菌処理方法。
  3. 【請求項3】 前記殺菌処理槽の下部に設けた開閉可能
    なシャッターを開けることより前記殺菌処理槽で殺菌処
    理された穀類及び種子等の殺菌対象物を前記殺菌処理槽
    の外部に排出することを特徴とする請求項2記載の穀類
    及び種子等の殺菌対象物の殺菌処理方法。
  4. 【請求項4】 前記ホッパー部の下部に設けた開閉可能
    なシャッターを開けることより前記ホッパー部に一時的
    に蓄えた穀類及び種子等の殺菌対象物を前記殺菌処理槽
    に移送することを特徴とする請求項2記載の穀類及び種
    子等の殺菌対象物の殺菌処理方法。
  5. 【請求項5】 前記殺菌処理槽の下面に接地側電極を設
    け、この接地側電極をコンベア上に載置したことを特徴
    とする請求項1及び請求項2記載の穀類及び種子等の殺
    菌対象物の殺菌処理方法。
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