JP2000295720A - 電気自動車の制御装置 - Google Patents

電気自動車の制御装置

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JP2000295720A
JP2000295720A JP11095796A JP9579699A JP2000295720A JP 2000295720 A JP2000295720 A JP 2000295720A JP 11095796 A JP11095796 A JP 11095796A JP 9579699 A JP9579699 A JP 9579699A JP 2000295720 A JP2000295720 A JP 2000295720A
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speed
motor
vehicle
gradient
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Yusuke Horii
裕介 堀井
Sadao Imai
貞雄 今井
Nobuaki Takeda
信章 武田
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Mitsubishi Motors Corp
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    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Abstract

(57)【要約】 【課題】 降坂路走行中にシフトダウンによって走行用
モータがオーバーランするのを確実に防止することがで
きる電気自動車の制御装置を提供する。 【解決手段】 ECU8の勾配検出機能により所定勾配
以上の降坂路が検出されたときには、シフトスイッチ1
1のシフトダウン要求(HからLへの切り換え指示信号
S)に優先して変速機3の変速を禁止する。或いは、E
CUの勾配検出機能により所定勾配以上の降坂路且つシ
フトレバー位置が所定変速段以上が検出されたときに
は、ECUからシフトレバーの動きを規制する信号を出
力し、この規制信号に応じてピンやロック体等からなる
規制手段によりシフトレバーの動きを規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気自動車の制御装
置に関し、具体的には走行用モータと駆動輪との間に介
装された変速機の変速制御に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車の走行用モータと駆動輪との
間に変速機を介装した技術は一般的に知られており、例
えば、特開平5−176409号公報には、電気自動車
の制動時に回生制動力を常に最大に保つことを目的とし
て、回生制動力が最大可能回生制動力となるようにシフ
トダウンするという技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、例えば、低
速側変速段Lから高速側変速段Hへのシフトアップにつ
いては特に問題がないが、車両が降坂路を走行中である
場合にHからLへのシフトダウンについては単純にこれ
を許可してしまうと、走行用モータの回生制動力不足の
ために走行用モータがオーバーランして故障する可能性
がある。
【0004】具体的には、図5に電気自動車(走行用モ
ータ)の最大制動力特性を示すように、走行用モータの
最大制動トルク特性は右下がりであるため、降坂路走行
中に回生制動トルクが不足して車速が増すと、回生制動
トルクが更に小さくなって車速が更に増してしまうこと
になる。また、Hの場合(図5の破線)は、オーバーラ
ン車速が高いものの、最大制動力は小さい、一方、Lの
場合(図5の実線)は、最大制動力が大きいものの、オ
ーバーラン車速は低い特性を有している。
【0005】一方、通常のエンジン駆動車の場合には、
図5に示すように最大制動トルク特性が右上がりである
ことから、降坂路において車速が増加するとエンジンブ
レーキの最大制動力が増して降坂路の走行抵抗に勝るた
め、車速が減少してエンジン最大制動力と降坂路の走行
抵抗がつり合う車速へ収束し、エンジンのオーバーラン
が防止される。
【0006】しかし、図5に示すように電気自動車の場
合には、車速Bkm/hで走行中にHからLに切り換え
ると、回生制動力がb点からb’点へと移って降坂路の
走行抵抗に勝るため車速が減少する。即ち、L(LOW
ギヤ)では、車速Ckm/hよりも低速で走行すれば回
生制動力が降坂路の走行抵抗に勝って減速する。一方、
LOWギヤであっても、車速Ckm/hよりも高速で走
行すれば降坂路の走行抵抗が回生制動力に勝って増速す
る。LOWギヤのオーバーラン車速はH(HIGHギ
ヤ)のオーバーラン車速よりも低く、例えば40km/
hであるため、降坂路で増速し始めると走行用モータが
オーバーランする可能性がある。
【0007】従って本発明は上記課題に鑑み、降坂路走
行中にシフトダウンによって走行用モータがオーバーラ
ンするのを確実に防止することができる電気自動車の制
御装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の電気自動車の制御装置は、車両が走行している路
面の勾配が所定勾配以上のとき、走行用モータと駆動輪
との間に介装された変速機の変速を変速指示手段のシフ
トダウン要求に優先して禁止する制御手段を備えたこと
を特徴とする。これにより、降坂路における走行用モー
タのオーバーランを確実に防止することができる。
【0009】また、第2発明の電気自動車の制御装置
は、車両が走行している路面が所定勾配以上の降坂路、
且つ、運転者によって操作される変速操作手段の位置が
所定変速段以上を検出したとき、規制手段により変速操
作手段の動きを規制することを特徴とする。これによ
り、降坂路において所定変速段以下に変速した場合に生
じ得る走行用モータのオーバーランを確実に防止するこ
とができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0011】[実施の形態1]図1は本発明の実施の形
態1に係るハイブリッド電気自動車の制御装置の構成
図、図2は上記制御装置による変速制御の流れを示すフ
ローチャート、図3は上記制御装置による勾配抵抗演算
の概要を示すブロック図である。
【0012】<構成>図1に示すように、本ハイブリッ
ド電気自動車は、2台の交流誘導モータである走行用モ
ータ1と、発電用のエンジン2とを備えたシリーズ式の
ものである。走行用モータ1と駆動輪4との間には変速
機3が介装されており、この変速機3等を介して走行用
モータ1の駆動力が駆動輪4に伝達される。変速機3は
例えば高速と低速の2つの変速段(H/L)を有するも
のであり、LからH又はHからLへの変速段の切り換え
はシフトフォーク駆動用油圧アクチュエータ10によっ
て行われるようになっている。
【0013】一方、エンジン2には発電機5が接続され
ており、エンジン2の駆動よって発電機5が発電する。
発電機5で発生した電力は走行用モータ1に供給される
と同時にバッテリ6にも蓄積される。即ち、走行用モー
タ1の駆動電力は、インバータ7を介して、バッテリ6
又は発電機5から供給される。
【0014】また、本ハイブリッド電気自動車には制動
手段として、図示しない油圧制動等の機械的なブレーキ
による制動と、走行用モータ1の回生制動とがある。即
ち、降坂路走行時などには走行用モータ1が発電機とな
って発電(回生発電)することにより制動力を発生す
る。なお、このときに回生電力はインバータ7を介して
バッテリ6に蓄積されるようになっており、車両効率向
上に寄与している。
【0015】そして、本ハイブリッド電気自動車では、
変速機3の変速段を切り換える際には制御手段であるE
CU8によって以下のような制御が行われる。
【0016】図1に示すように、ECU8には車速V、
モータ回転数N、切り換え指示信号S、アクセルペダル
踏み込み量A及びモータ消費電流Iなどが入力される。
車速Vは変速機3の出力側に設けられた車速検出器15
によって検出され、モータ回転数Nは変速機3の入力側
に設けられた回転数検出器14によって検出される。ま
た、切り換え指示信号Sは変速指示手段であるシフトス
イッチ11から出力されるLからH又はHからLへの切
り換え指示信号である。
【0017】アクセルペダル踏み込み量Aはアクセルペ
ダル12の踏み込み量であり、アクセルペダル12に設
けたアクセル開度検出器13によって検出される。モー
タ消費電流Iはバッテリ6又は発電機5からインバータ
7を介して走行用モータ1に供給される電流であり、電
流検出器16によって検出される。
【0018】そして、ECU8では、運転者がシフトス
イッチ11を操作して、このシフトスイッチ11より、
LからH又はHからLへの切り換え指示信号Sが出力さ
れると、これに基づいて図2に示すようにS1〜S4の
処理を行う。
【0019】まず、S1ではギヤ抜き制御を行う。即
ち、アクセルペダル12の踏み込み量Aにかかわず、走
行用モータ1のトルクをゼロにした後、シフトフォーク
駆動用油圧アクチュエータ10に対して現在接続中の変
速段のシフトフォーク駆動用油圧をOFFにする。その
結果、スプリングの力で当該変速段のギヤが抜かれて変
速機3がニュートラル状態となる。
【0020】その後、S2では同期制御を行う。即ち、
車速Vと目標変速段(H又はL)のギヤ比とから目標モ
ータ回転数を求め、この目標モータ回転数を目標値して
インバータ7の出力を制御することにより、走行用モー
タ1の出力(トルク)を制御して実際のモータ回転数N
を目標モータ回転数に同期させる。
【0021】実際のモータ回転数Nと目標モータ回転数
とが同期したら、S3ではギヤ接続制御を行う。即ち、
シフトフォーク駆動用油圧アクチュエータ10に対して
目標変速段のシフトフォーク駆動用油圧をONにするこ
とにより、変速機3の変速段を目標変速段に切り換える
(目標変速段のギヤを接続させる)。かくしてLからH
又はHからLへの変速が完了する。
【0022】変速完了後、S4ではトルク立ち上げ制御
を行う。即ち、アクセルペダル踏み込み量Aに応じた制
御信号をインバータ7に出力して走行用モータ1の出力
を制御することにより、アクセルトルクを徐々に立ち上
げる。
【0023】そして、この変速制御に際してECU8で
は、走行用モータ1のオーバーランを防止するために次
のような条件判定を行う。
【0024】(1)LからHへの切り換え:条件なし (2)HからLへの切り換え:勾配抵抗と車速Vとに基
づいて可否を判定 勾配抵抗≧−200kg ・車速35km/h未満・・・HからNへの切り換え可 ・車速35km/h以上・・・HからLへの切り換え不
可(Hのまま) ・車速40km/h未満・・・NからLへの切り換え可 ・車速40km/h以上・・・Nのまま 勾配抵抗<−200kg・・・HからLへの切り換
え不可(Hのまま)
【0025】このようにLからHへの切り換えに対して
は、ギア比が小さくなって走行用モータ1の回転数が減
少するため、特に条件は設けていない。一方、HからL
への切り換えに対しては、勾配抵抗条件を判定し、その
結果、勾配抵抗が−200kg以上であれば、現在、車
両は登坂路、平坦路又は緩降坂路を走行中であると判断
して、次に、車速条件判定を行う。その結果、車速Vが
35km/h未満であれば、HからNへの切り換え、即
ち、HIGHギヤを抜いて変速機3をニュートラル状態
にすることを許可する。一方、車速Vが35km/h以
上であれば、走行用モータ1がオーバーランする可能性
があると判断してHからLへの切り換えを禁止し、Hの
まま通常制御を継続する。
【0026】また、ニュートラル状態にした後には、更
に車速条件を判定し、その結果、車速Vが40km/h
未満であれば、即ち、ニュートラル状態にした後に車速
Vが増加して40km/h以上にならなければNからL
への切り換えを許可する。一方、車速Vが40km/h
以上であればNのままとする。
【0027】そして、更に、上記勾配抵抗判定の結果、
勾配抵抗が−200kg未満の場合にも、現在、車両は
降坂路を走行中であるためオーバーランの可能性がある
と判断してHからLへの切り換えを禁止し、Hのまま通
常制御を継続する。
【0028】上記判定に用いる勾配抵抗はECU8にお
いて演算する(勾配検出手段)。この勾配抵抗の演算方
法自体は周知のものであるが、その概要は図3に示すと
おりである。即ち、モータ消費電流Iからモータ実トル
クを求め、このモータ実トルクと、モータ回転数Nと、
伝達効率や減速比などの値とからモータ駆動力を演算す
る(S11)。車速Vから前後Gを求め、この前後G
と、車両総重量や減速比などの値とから加速抵抗を演算
する(S12)。車速Vと、空気抵抗係数などの値とか
ら空気抵抗を演算する(S13)。更に、転がり抵抗係
数の値などから転がり抵抗を演算する(S14)。最後
に、モータ駆動力から、加速抵抗と空気抵抗と転がり抵
抗とを減じて、勾配抵抗を求める(S15)。
【0029】但し、次の〜の条件では勾配抵抗が演
算できないため、前回演算した勾配抵抗の値を用いる。
【0030】 変速制御中(ニュートラル状態)の場
合、又は、変速制御終了後1sec以内の場合。 ブレーキポジション>0の場合(運転者がブレーキ
ペダルを踏み込んで機械的ブレーキが作動している場
合)、又は、ブレーキポジション=0後1sec以内の
場合。 タイヤロック時(アンチロック制御作動時) タイヤスリップ時(スリップ制御作動時)
【0031】つまり、変速制御中(ニュートラル状態)
のように走行用モータ1の駆動力が駆動輪4に伝達され
ないとき、走行用モータ1の駆動力が駆動輪4に伝達さ
れているが同時に機械的なブレーキが働いているとき、
或いは、タイヤがロックしたりスリップしたりしている
ときには、走行用モータ1の駆動力が車速等に反映され
ないため、勾配抵抗を演算することができない。従っ
て、これらのときには前回演算した勾配抵抗の値を用い
る。
【0032】なお、本ハイブリッド電気自動車(走行用
モータ1)の最大制動力特性及び最大制動トルク特性に
ついては、図5、図6(a)に基づいて既に説明したた
め、ここでの説明は省略する。
【0033】<作用・効果>以上のように、本実施の形
態1の制御装置によれば、ECU8の勾配検出機能によ
り所定勾配以上の降坂路が検出されたときには、シフト
スイッチ11のシフトダウン要求(HからLへの切り換
え指示信号S)に優先して変速機3の変速を禁止するた
め、降坂路における走行用モータ1のオーバーランを確
実に防止することができる。
【0034】なお、上記では、シフトスイッチ11の操
作に基づいてHとLの切り換えを行う車両の場合につい
て説明したが、本発明はAT(Automatic Transmissio
n) 車にも適用することができる。即ち、AT車ではレ
ンジ切り換えレバーによってD(H)レンジが選択され
ているときには車速やアクセルペダル踏み込み量など基
づいて自動的にD(H)からLへシフトダウンされ、ま
た、レンジ切り換えレバーによってDレンジからLレン
ジに切り換えたときにもシフトダウンされるが、かかる
AT車においても、所定勾配以上の降坂路が検出された
ときにはシフトダウン要求に優先して変速機の変速を禁
止することにより、降坂路における走行用モータのオー
バーランを防止することができる。
【0035】[実施の形態2]上記では変速指示手段の
指示に基づいて作動する油圧駆動等のアクチュエータに
よって変速段の切り換えが行われる車両の場合について
説明したが、ここでは、シフトレバーがリンク機構を介
して変速機に接続されている車両の場合について図4に
基づき説明する。図4は本発明の実施の形態2に係るハ
イブリッド電気自動車の制御装置の要部構成図である。
【0036】<構成>図4において、21は変速操作手
段であるシフトレバーであり、このシフトレバー21は
リンクロッドやワイヤ等からなるリンク機構30を介し
て変速機3に接続されている。従って、本ハイブリッド
電気自動車では、運転者がシフトレバー21を操作する
ことにより、直接的に変速機3の変速段(H/L)を切
り換える。また、シフトレバー21の位置H又はLを検
出するポジションセンサ17(位置検出手段)を備え、
その出力はECU8に入力される。そして、シフトレバ
ー21には、その動きを規制する規制手段として次のよ
うな装置が設けられている。
【0037】図4に示すように、シフトレバー21には
ピン22が突設され、このピン22はロック体23の溝
23aに嵌合されている。即ち、ロック体23によって
シフトレバー21の動きが規制されている。ロック体2
3の下端部には、回動軸24を介して、くの字状のリン
ク部材26の一端部が結合されている。また、リンク部
材26の他端部には、回動軸29を介して、アクチュエ
ータ28のロッド28aの先端部が結合されている。こ
のロッド28は図中左右方向に伸縮可能となっている。
【0038】リンク部材26の中央部は、固定の回動軸
25を介して、図示しない支持部に取り付けられてい
る。更に、リンク部材26の回動軸25と回動軸29と
の間にはスプリング27の一端が結合され、このスプリ
ング27の他端は図示しない支持部に固定されている。
【0039】従って、図4に実線で示すロック状態にお
いて、アクチュエータ28の駆動力(油圧、空気圧等)
がOFFになると、スプリング27の張力により、ロッ
ド28aが右方向に伸長するとともにリンク部材26が
回動軸25を中心にして反時計方向に回動する。その結
果、ロック体23が下方に移動してピン22から外れる
ため、シフトレバー21のロックが解除される。このと
きの状態を図4に一点鎖線で示す。
【0040】そして、このロック解除状態において、E
CU8からシフトレバー21の動きを規制する信号が出
力されてアクチュエータ28の駆動力がONになると、
ロッド28aが左方向に縮退する。その結果、リンク部
材26やロック体23が上記とは逆方向に動作して、シ
フトレバー21がロックされる。
【0041】ECU8では、上記実施の形態1において
説明したようにモータ消費電流Iとモータ回転数Nと車
速Vとに基づいて勾配抵抗を演算する。そして、この勾
配抵抗が−200kg未満(勾配抵抗<−200kg)
且つシフトレバー位置がHのときには、現在、車両は降
坂路を走行中であるためHからLに切り換えると走行用
モータ1がオーバーランする可能性があると判断して、
シフトレバー21の動きを規制する信号を出力する。
【0042】なお、上記以外のハイブリッド電気自動車
の全体的な構成等については、上記実施の形態1と同様
であるため、ここでの説明は省略する。
【0043】<作用・効果>以上のように、本実施の形
態2の制御装置によれば、シフトレバー位置がHでEC
U8の勾配検出機能により所定勾配以上の降坂路が検出
されたときには、ECU8からシフトレバー21の動き
を規制する信号を出力し、この規制信号に応じてピン2
2やロック体23等からなる規制手段によりシフトレバ
ー21の動きを規制するため、降坂路における走行用モ
ータ1のオーバーランを確実に防止することができる。
【0044】なお、上記実施の形態1,2ではハイブリ
ッド電気自動車(HEV)の場合について説明したが、
勿論、本発明は電気自動車(EV)にも適用することが
できる。
【0045】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態とともに具体的
に説明したように、第1発明の電気自動車の制御装置に
よれば、勾配検出手段により所定勾配以上の降坂路が検
出されたときには、変速指示手段のシフトダウン要求に
優先して変速機の変速を禁止するため、降坂路における
走行用モータのオーバーランを確実に防止することがで
きる。
【0046】また、第2発明の電気自動車の制御装置に
よれば、変速操作手段の位置が所定変速段以上且つ勾配
検出手段により所定勾配以上の降坂路が検出されたとき
には、制御手段から変速操作手段の動きを規制する信号
を出力し、この規制信号に応じて規制手段により変速操
作手段の動きを規制するため、降坂路における走行用モ
ータのオーバーランを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るハイブリッド電気自
動車の制御装置の構成図である。
【図2】上記制御装置による変速制御の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図3】上記制御装置による勾配抵抗演算の概要を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係るハイブリッド電気
自動車の制御装置の要部構成図である。
【図5】電気自動車(走行用モータ)の最大制動力特性
図である。
【符号の説明】
1 走行用モータ 2 エンジン 3 変速機 4 駆動輪 5 発電機 6 バッテリ 7 インバータ 8 ECU 10 シフトフォーク駆動用油圧アクチュエータ 11 シフトスイッチ 12 アクセルペダル 13 アクセル開度検出器 14 回転数検出器 15 車速検出器 16 電流検出器 21 シフトレバー 22 ピン 23 ロック体 23a 溝 24,25,29 回動軸 26 リンク部材 27 スプリング 28 アクチュエータ 28a ロッド 30 リンク機構 A アクセルペダル踏み込み量 I モータ消費電流 N モータ回転数 S 切り換え指示信号 V 車速
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60L 11/02 F16H 61/16 F16H 61/16 B60K 9/00 E // F16H 59:08 59:66 (72)発明者 武田 信章 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3D036 AA03 GA04 GA45 GB13 GD02 GD07 GE04 GF08 GG03 GG17 GG25 GG32 GG35 GG36 GH12 GH13 GJ01 GJ20 3D039 AA04 AB01 AB27 AC33 AC38 AD22 3J052 AA12 BB03 BB06 BB14 BB17 GC02 GC04 GD05 HA01 KA01 KA16 LA01 5H115 PA09 PG04 PI16 PI22 PO17 PU09 PU24 PV09 QE06 QH02 QI04 QI07 RB08 RB11 SE04 SE08 TB01 TO07 TO09 TO12 TO21 TO23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用モータと駆動輪との間に介装され
    た変速機の変速状態を指示する変速指示手段と、 車両が走行している路面の勾配を検出する勾配検出手段
    と、 同勾配検出手段により所定勾配以上の降坂路が検出され
    たとき、上記変速指示手段のシフトダウン要求に優先し
    て上記変速機の変速を禁止する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする電気自動車の制御装置。
  2. 【請求項2】 走行用モータと駆動輪との間に介装され
    た変速機と、 運転者の操作によって上記変速機の変速段を変更する変
    速操作手段と、 車両が走行している路面の勾配を検出する勾配検出手段
    と、 上記変速操作手段の位置を検出する位置検出手段と、 上記勾配検出手段により所定勾配以上の降坂路且つ上記
    変速操作手段の位置が所定変速段以上が検出されたと
    き、上記変速操作手段の動きを規制する信号を出力する
    制御手段と、 この制御手段の規制信号に応じて上記変速操作手段の動
    きを規制する規制手段とを備えたことを特徴とする電気
    自動車の制御装置。
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Cited By (6)

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