JP2000295036A - 電圧制御発振器の製造方法、並びに、電圧制御発振器用の集合基板 - Google Patents
電圧制御発振器の製造方法、並びに、電圧制御発振器用の集合基板Info
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- JP2000295036A JP2000295036A JP11102962A JP10296299A JP2000295036A JP 2000295036 A JP2000295036 A JP 2000295036A JP 11102962 A JP11102962 A JP 11102962A JP 10296299 A JP10296299 A JP 10296299A JP 2000295036 A JP2000295036 A JP 2000295036A
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- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 集合基板の状態で周波数の調整や電気的特性
の測定を精度良く行うことができ、製造効率にも優れた
電圧制御発振器の製造方法を提供すること。 【解決手段】 集合基板1を準備する工程と、集合基板
1の分割線3上に電源電圧端子VB、制御電圧端子VC、
出力端子P、オープン端子NC及びアース端子GNDに
対応するスルーホールを形成する工程と、集合基板1を
分割線3に沿って分割し、子基板4を形成する工程とを
有する電圧制御発振器の製造方法において、集合基板1
の各子基板を、任意の1つの子基板Aの出力端子Pと子
基板Aに隣接した子基板Bのオープン端子NCとがスル
ーホールを共用するように配置する。
の測定を精度良く行うことができ、製造効率にも優れた
電圧制御発振器の製造方法を提供すること。 【解決手段】 集合基板1を準備する工程と、集合基板
1の分割線3上に電源電圧端子VB、制御電圧端子VC、
出力端子P、オープン端子NC及びアース端子GNDに
対応するスルーホールを形成する工程と、集合基板1を
分割線3に沿って分割し、子基板4を形成する工程とを
有する電圧制御発振器の製造方法において、集合基板1
の各子基板を、任意の1つの子基板Aの出力端子Pと子
基板Aに隣接した子基板Bのオープン端子NCとがスル
ーホールを共用するように配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印加電圧に応じた
周波数を発振する電圧制御発振器(Voltage Controlled
Osillator:VCO)の製造方法、並びに、電圧制御発
振器用の集合基板(ワークサイズ基板)に関するもので
ある。
周波数を発振する電圧制御発振器(Voltage Controlled
Osillator:VCO)の製造方法、並びに、電圧制御発
振器用の集合基板(ワークサイズ基板)に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、移動体通信機器や衛星放送受信機
器等に用いられる高周波電子部品においては、小型化、
高密度化、表面実装化等が急速に進められており、例え
ば電圧制御発振器は多層プリント技術やセラミック多層
技術を応用した表面実装型の多層モジュール品として商
品化されている。
器等に用いられる高周波電子部品においては、小型化、
高密度化、表面実装化等が急速に進められており、例え
ば電圧制御発振器は多層プリント技術やセラミック多層
技術を応用した表面実装型の多層モジュール品として商
品化されている。
【0003】一般的な表面実装型の電圧制御発振器は、
まず、ガラスエポキシ系樹脂シートやセラミックグリー
ンシート等の絶縁層上にコイルパターンやコンデンサパ
ターンに対応する電極パターンを形成し、これを順次積
層して一体化した集合基板(ワークサイズ基板)を形成
した後、必要に応じて実装部品を搭載し、さらに得られ
た集合基板を分割することによって製造される。
まず、ガラスエポキシ系樹脂シートやセラミックグリー
ンシート等の絶縁層上にコイルパターンやコンデンサパ
ターンに対応する電極パターンを形成し、これを順次積
層して一体化した集合基板(ワークサイズ基板)を形成
した後、必要に応じて実装部品を搭載し、さらに得られ
た集合基板を分割することによって製造される。
【0004】ここで、図6(A)に示すように、従来の
電圧制御発振器用の集合基板21においては、実装部品
を搭載するのに要する時間の短縮やロスの低減を目的と
して、或いは、集合基板21の限られた面積を有効に活
用することを目的として、子基板A1-1、A1-2…を集合
基板21内で方向を揃えて配列していた。
電圧制御発振器用の集合基板21においては、実装部品
を搭載するのに要する時間の短縮やロスの低減を目的と
して、或いは、集合基板21の限られた面積を有効に活
用することを目的として、子基板A1-1、A1-2…を集合
基板21内で方向を揃えて配列していた。
【0005】すなわち、図6(A)に示すように、集合
基板21においては、その分割線23上に端子となるス
ルーホール22が形成されている。また、図6(B)に
示すように、例えば子基板A2-2においては、オープン
端子NCがスルーホール22a、アース端子GNDがス
ルーホール22b及び22e、出力端子Pがスルーホー
ル22c、電源電圧端子VBがスルーホール22d、制
御電圧端子VCがスルーホール22fによってそれぞれ
形成されている。
基板21においては、その分割線23上に端子となるス
ルーホール22が形成されている。また、図6(B)に
示すように、例えば子基板A2-2においては、オープン
端子NCがスルーホール22a、アース端子GNDがス
ルーホール22b及び22e、出力端子Pがスルーホー
ル22c、電源電圧端子VBがスルーホール22d、制
御電圧端子VCがスルーホール22fによってそれぞれ
形成されている。
【0006】なお、電圧制御発振器の各端子の配置は標
準化されており、例えば子基板A2-2に示すように、そ
の一方分割線23a上には、オープン端子NC、グラン
ド端子GND、出力端子Pが形成されており、他方分割
線23b上には、オープン端子NCに対向する位置に制
御電圧端子VC、グランド端子GNDに対向する位置に
同じくグランド端子GND、出力端子Pに対向する位置
に電源電圧端子VBがそれぞれ形成される。
準化されており、例えば子基板A2-2に示すように、そ
の一方分割線23a上には、オープン端子NC、グラン
ド端子GND、出力端子Pが形成されており、他方分割
線23b上には、オープン端子NCに対向する位置に制
御電圧端子VC、グランド端子GNDに対向する位置に
同じくグランド端子GND、出力端子Pに対向する位置
に電源電圧端子VBがそれぞれ形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、標準的な
電圧制御発振器用の集合基板においては、子基板A2-2
のオープン端子NCと子基板A1-2の制御電圧端子VCと
がスルーホール22aを共用することになり、同様に、
子基板A2-2のグランド端子GNDと子基板A1-2のグラ
ンド端子GND(又は子基板A3-2のグランド端子GN
D)とがスルーホール22b(又はスルーホール22
e)、子基板A2-2の出力端子Pと子基板A1-2の電源電
圧端子VBとがスルーホール22c、子基板A2-2の制御
電圧端子VCと子基板A3-2のオープン端子NCとがスル
ーホール22d、子基板A2-2の電源電圧端子VBと子基
板A3-2の出力端子Pとがスルーホール22fをそれぞ
れ共用することになる。
電圧制御発振器用の集合基板においては、子基板A2-2
のオープン端子NCと子基板A1-2の制御電圧端子VCと
がスルーホール22aを共用することになり、同様に、
子基板A2-2のグランド端子GNDと子基板A1-2のグラ
ンド端子GND(又は子基板A3-2のグランド端子GN
D)とがスルーホール22b(又はスルーホール22
e)、子基板A2-2の出力端子Pと子基板A1-2の電源電
圧端子VBとがスルーホール22c、子基板A2-2の制御
電圧端子VCと子基板A3-2のオープン端子NCとがスル
ーホール22d、子基板A2-2の電源電圧端子VBと子基
板A3-2の出力端子Pとがスルーホール22fをそれぞ
れ共用することになる。
【0008】ところが、1つのスルーホールで出力端子
Pと電源電圧端子VBとを共用すると、子基板A2-2の出
力端子Pが、子基板A3-2の電源電圧端子VBの負荷によ
って影響を受けるために、集合基板の状態では、電圧制
御発振器の周波数の調整やその電気的特性の測定を精度
良く行うことが困難になってしまう。すなわち、出力端
子Pと電源電圧端子VBとが同じスルーホールで結合さ
れているので、出力端子Pから見て外側の負荷が電源電
圧端子VBのインピーダンスとなって不整合が生じ、そ
の結果、出力信号のロスや周波数変動が発生することに
なる。
Pと電源電圧端子VBとを共用すると、子基板A2-2の出
力端子Pが、子基板A3-2の電源電圧端子VBの負荷によ
って影響を受けるために、集合基板の状態では、電圧制
御発振器の周波数の調整やその電気的特性の測定を精度
良く行うことが困難になってしまう。すなわち、出力端
子Pと電源電圧端子VBとが同じスルーホールで結合さ
れているので、出力端子Pから見て外側の負荷が電源電
圧端子VBのインピーダンスとなって不整合が生じ、そ
の結果、出力信号のロスや周波数変動が発生することに
なる。
【0009】これに対して、集合基板を分割した後の子
基板の状態で、周波数の調整や電気的特性の測定を行え
ば、それらの調整や測定を精度良く行うことができる。
しかしながら、分割後のサイズの小さな子基板をハンド
リングし、また、その位置認識を行ってから各種調整や
測定を行わなければならないので、それに要する工程
数、時間、コストが増大する。
基板の状態で、周波数の調整や電気的特性の測定を行え
ば、それらの調整や測定を精度良く行うことができる。
しかしながら、分割後のサイズの小さな子基板をハンド
リングし、また、その位置認識を行ってから各種調整や
測定を行わなければならないので、それに要する工程
数、時間、コストが増大する。
【0010】また、集合基板の状態で周波数の調整や電
気的特性の測定を精度良く行うためには、任意の1つの
子基板の出力端子Pと、それに隣接する他の子基板の電
源電圧端子VBとを互いに独立させればよい。しかしな
がら、各端子を互いに独立させるためには、対応するス
ルーホールを独立して形成しなければならず、集合基板
には多くの捨て部を設けなければならない。そうする
と、1つの集合基板から得られる子基板の取り個数が大
幅に減ることになり、製造効率が低下する。
気的特性の測定を精度良く行うためには、任意の1つの
子基板の出力端子Pと、それに隣接する他の子基板の電
源電圧端子VBとを互いに独立させればよい。しかしな
がら、各端子を互いに独立させるためには、対応するス
ルーホールを独立して形成しなければならず、集合基板
には多くの捨て部を設けなければならない。そうする
と、1つの集合基板から得られる子基板の取り個数が大
幅に減ることになり、製造効率が低下する。
【0011】本発明は、上述した問題点を解決するもの
であり、その目的は、集合基板の状態で周波数の調整や
電気的特性の測定を精度良く行うことができ、かつ、製
造効率に優れた電圧制御発振器の製造方法、並びに、こ
の製造方法に使用される電圧制御発振器用の集合基板を
提供することにある。
であり、その目的は、集合基板の状態で周波数の調整や
電気的特性の測定を精度良く行うことができ、かつ、製
造効率に優れた電圧制御発振器の製造方法、並びに、こ
の製造方法に使用される電圧制御発振器用の集合基板を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、集
合基板を準備する工程と、前記集合基板の分割線上に電
源電圧端子、制御電圧端子、出力端子、オープン端子及
びアース端子に対応するスルーホールをそれぞれ形成す
る工程と、スルーホールを形成した前記集合基板を前記
分割線に沿って分割して、子基板を形成する工程とを有
する電圧制御発振器の製造方法において、前記子基板
を、任意の1つの子基板の出力端子と、前記子基板に隣
接した他の子基板のオープン端子とがスルーホールを共
用するように配置したことを特徴とする、電圧制御発振
器の製造方法に係るものである。
合基板を準備する工程と、前記集合基板の分割線上に電
源電圧端子、制御電圧端子、出力端子、オープン端子及
びアース端子に対応するスルーホールをそれぞれ形成す
る工程と、スルーホールを形成した前記集合基板を前記
分割線に沿って分割して、子基板を形成する工程とを有
する電圧制御発振器の製造方法において、前記子基板
を、任意の1つの子基板の出力端子と、前記子基板に隣
接した他の子基板のオープン端子とがスルーホールを共
用するように配置したことを特徴とする、電圧制御発振
器の製造方法に係るものである。
【0013】また、本発明の電圧制御発振器の製造方法
は、前記集合基板において、任意の1つの子基板と前記
子基板に隣接した他の子基板とを、それらの端子位置が
互いに180度異なるように配置したことを特徴とす
る。
は、前記集合基板において、任意の1つの子基板と前記
子基板に隣接した他の子基板とを、それらの端子位置が
互いに180度異なるように配置したことを特徴とす
る。
【0014】また、本発明の電圧制御発振器の製造方法
は、前記集合基板において、任意の1つの子基板と前記
子基板の端子位置とその端子位置が180℃異なる他の
子基板とを、市松模様状若しくはストライプ状に配置し
たことを特徴とするさらに、本発明は、分割線上に、電
源電圧端子、制御電圧端子、出力端子、オープン端子及
びアース端子に対応するスルーホールを備えた電圧制御
発振器用の集合基板であって、この集合基板はスルーホ
ールを介して分割線に沿って分割される複数の子基板を
有し、そのうち任意の1つの子基板の出力端子と、前記
子基板に隣接した他の子基板のオープン端子とがスルー
ホールを共用していることを特徴とする、電圧制御発振
器用の集合基板を提供するものである。
は、前記集合基板において、任意の1つの子基板と前記
子基板の端子位置とその端子位置が180℃異なる他の
子基板とを、市松模様状若しくはストライプ状に配置し
たことを特徴とするさらに、本発明は、分割線上に、電
源電圧端子、制御電圧端子、出力端子、オープン端子及
びアース端子に対応するスルーホールを備えた電圧制御
発振器用の集合基板であって、この集合基板はスルーホ
ールを介して分割線に沿って分割される複数の子基板を
有し、そのうち任意の1つの子基板の出力端子と、前記
子基板に隣接した他の子基板のオープン端子とがスルー
ホールを共用していることを特徴とする、電圧制御発振
器用の集合基板を提供するものである。
【0015】また、本発明の電圧制御発振器用の集合基
板においては、任意の1つの子基板と前記子基板に隣接
した他の子基板とが、それらの端子位置が互いに180
度異なるように配置されていることを特徴とする。
板においては、任意の1つの子基板と前記子基板に隣接
した他の子基板とが、それらの端子位置が互いに180
度異なるように配置されていることを特徴とする。
【0016】また、本発明の電圧制御発振器用の集合基
板においては、任意の1つの子基板と前記子基板の端子
位置とその端子位置が180℃異なる他の子基板とが、
市松模様状若しくはストライプ状に配置されていること
を特徴とする。
板においては、任意の1つの子基板と前記子基板の端子
位置とその端子位置が180℃異なる他の子基板とが、
市松模様状若しくはストライプ状に配置されていること
を特徴とする。
【0017】本発明の電圧制御発振器の製造方法は、電
圧制御発振器用の集合基板において、前記子基板を、任
意の1つの子基板(以下、子基板Aとする)の出力端子
と、前記子基板に隣接した他の子基板(以下、子基板B
とする)のオープン端子とがスルーホールを共用するよ
うに配置したのものであって、ここで言うオープン端子
は付属する回路を有しない端子(ノンコネクタ端子)で
あるから、子基板Aの出力端子は子基板Bのオープン端
子の負荷による影響を受けることが無い。したがって、
集合基板の状態で周波数の調整や電気的特性の測定を精
度良く行うことができ、かつ、捨て部等を設ける必要が
無く、電圧制御発振器の製造効率を向上できる。
圧制御発振器用の集合基板において、前記子基板を、任
意の1つの子基板(以下、子基板Aとする)の出力端子
と、前記子基板に隣接した他の子基板(以下、子基板B
とする)のオープン端子とがスルーホールを共用するよ
うに配置したのものであって、ここで言うオープン端子
は付属する回路を有しない端子(ノンコネクタ端子)で
あるから、子基板Aの出力端子は子基板Bのオープン端
子の負荷による影響を受けることが無い。したがって、
集合基板の状態で周波数の調整や電気的特性の測定を精
度良く行うことができ、かつ、捨て部等を設ける必要が
無く、電圧制御発振器の製造効率を向上できる。
【0018】また、本発明の電圧制御発振器用の集合基
板によれば、子基板Aの出力端子と、子基板Bのオープ
ン端子とがスルーホールを共用しているので、集合基板
の状態で周波数の調整や電気的特性の測定を精度良く行
うことができ、かつ、捨て部を設ける必要が無く、電圧
制御発振器の製造効率を向上できる。
板によれば、子基板Aの出力端子と、子基板Bのオープ
ン端子とがスルーホールを共用しているので、集合基板
の状態で周波数の調整や電気的特性の測定を精度良く行
うことができ、かつ、捨て部を設ける必要が無く、電圧
制御発振器の製造効率を向上できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電圧制御発振器の
製造方法、並びに、本発明の電圧制御発振器用の集合基
板を実施の形態例に従い説明する。
製造方法、並びに、本発明の電圧制御発振器用の集合基
板を実施の形態例に従い説明する。
【0020】まず、図1(A)に示すように、必要に応
じて電極パターンやビアホールを形成したガラスエポキ
シ系樹脂シート1a、1b、1c、1d、1e及び1f
を準備し、これを順次積層する。次いで、図1(B)に
示すように、ガラスエポキシ系樹脂シート1a、1b、
1c、1d、1e及び1fを圧着した後、多層化形成処
理を施して集合基板1を形成する。ここで、集合基板1
は、電圧制御発振器を構成する子基板を集合してなる集
合基板(ワークサイズ基板)であって、後述するよう
に、任意の子基板Aの回路とこの子基板Aに隣接する子
基板Bの回路とは、その向きが互いに180度異なるよ
うに構成されている。
じて電極パターンやビアホールを形成したガラスエポキ
シ系樹脂シート1a、1b、1c、1d、1e及び1f
を準備し、これを順次積層する。次いで、図1(B)に
示すように、ガラスエポキシ系樹脂シート1a、1b、
1c、1d、1e及び1fを圧着した後、多層化形成処
理を施して集合基板1を形成する。ここで、集合基板1
は、電圧制御発振器を構成する子基板を集合してなる集
合基板(ワークサイズ基板)であって、後述するよう
に、任意の子基板Aの回路とこの子基板Aに隣接する子
基板Bの回路とは、その向きが互いに180度異なるよ
うに構成されている。
【0021】次いで、図1(C)に示すように、集合基
板1の分割線3上に、電圧制御発振器の出力端子P、電
源電圧端子VB、制御電圧端子VC、オープン端子NC、
アース端子GNDに対応するスルーホール2をそれぞれ
形成する。なお、出力端子Pは所定の発振周波数を出力
する端子、電源電圧端子VBは電源電圧が供給される端
子、制御電圧端子VCは発振周波数を調整するための制
御電圧が印加される端子、オープン端子NCは付属する
回路を有しない端子、アース端子GNDはグランド電位
にある端子である。
板1の分割線3上に、電圧制御発振器の出力端子P、電
源電圧端子VB、制御電圧端子VC、オープン端子NC、
アース端子GNDに対応するスルーホール2をそれぞれ
形成する。なお、出力端子Pは所定の発振周波数を出力
する端子、電源電圧端子VBは電源電圧が供給される端
子、制御電圧端子VCは発振周波数を調整するための制
御電圧が印加される端子、オープン端子NCは付属する
回路を有しない端子、アース端子GNDはグランド電位
にある端子である。
【0022】ここで、図2(A)に、分割線3上にスル
ーホール2を形成してなる集合基板1を示す。すなわ
ち、図2(B)に示すように、子基板A3-3に隣接する
位置には、子基板B2-3、子基板B3-2、子基板B3-4、
子基板B4-3が配置されるというように、任意の1つの
子基板Aと、子基板Aに隣接した子基板Bとは互いにそ
の向きが180度異なるように、市松模様状に配置され
ている。また、各子基板における各端子の配置は、標準
的な電圧制御発振器の端子配置であって、例えば子基板
A3-3の一方分割線3a上には、オープン端子NC、グ
ランド端子GND、出力端子Pが図示のように順次スル
ーホールによって形成されており、他方分割線3b上に
は、オープン端子NCに対向する位置に制御電圧端子V
C、グランド端子GNDに対向する位置に同じくグラン
ド端子GND、出力端子Pに対向する位置に電源電圧端
子VBが、同じく図示のようにスルーホールによって形
成されている。
ーホール2を形成してなる集合基板1を示す。すなわ
ち、図2(B)に示すように、子基板A3-3に隣接する
位置には、子基板B2-3、子基板B3-2、子基板B3-4、
子基板B4-3が配置されるというように、任意の1つの
子基板Aと、子基板Aに隣接した子基板Bとは互いにそ
の向きが180度異なるように、市松模様状に配置され
ている。また、各子基板における各端子の配置は、標準
的な電圧制御発振器の端子配置であって、例えば子基板
A3-3の一方分割線3a上には、オープン端子NC、グ
ランド端子GND、出力端子Pが図示のように順次スル
ーホールによって形成されており、他方分割線3b上に
は、オープン端子NCに対向する位置に制御電圧端子V
C、グランド端子GNDに対向する位置に同じくグラン
ド端子GND、出力端子Pに対向する位置に電源電圧端
子VBが、同じく図示のようにスルーホールによって形
成されている。
【0023】つまり、集合基板1においては、子基板A
3-3のオープン端子NCが子基板B2-3の出力端子とスル
ーホール2aを共用しており、同様に、子基板A3-3の
一方グランド端子GNDが子基板B2-3のグランド端子
GNDとスルーホール2bを、子基板A3-3の出力端子
Pが子基板B2-3のオープン端子NCとスルーホール2
cを、子基板A3-3の制御電圧端子VCが子基板B4-3の
電源電圧端子VBとスルーホール2dを、子基板A3-3の
他方グランド端子GNDが子基板B4-3のグランド端子
GNDとスルーホール2eを、子基板A3-3の電源電圧
端子VBが子基板B4-3の制御電圧端子VCとスルーホー
ル2fを、それぞれ共用している。
3-3のオープン端子NCが子基板B2-3の出力端子とスル
ーホール2aを共用しており、同様に、子基板A3-3の
一方グランド端子GNDが子基板B2-3のグランド端子
GNDとスルーホール2bを、子基板A3-3の出力端子
Pが子基板B2-3のオープン端子NCとスルーホール2
cを、子基板A3-3の制御電圧端子VCが子基板B4-3の
電源電圧端子VBとスルーホール2dを、子基板A3-3の
他方グランド端子GNDが子基板B4-3のグランド端子
GNDとスルーホール2eを、子基板A3-3の電源電圧
端子VBが子基板B4-3の制御電圧端子VCとスルーホー
ル2fを、それぞれ共用している。
【0024】次いで、上述したように各端子が配置され
た集合基板1上に、トランジスタ、コンデンサ、抵抗体
等の各種実装部品を搭載し、さらに前記実装部品をシー
ルドする金属キャップを被せた後、図1(D)に示すよ
うに、集合基板1を分割線3に沿って分割する。する
と、電圧制御発振器用の基板(セラミック多層基板)で
ある複数の子基板4が得られる(なお、図1(D)で
は、スルーホール、実装部品及び金属キャップ等は省略
した)。
た集合基板1上に、トランジスタ、コンデンサ、抵抗体
等の各種実装部品を搭載し、さらに前記実装部品をシー
ルドする金属キャップを被せた後、図1(D)に示すよ
うに、集合基板1を分割線3に沿って分割する。する
と、電圧制御発振器用の基板(セラミック多層基板)で
ある複数の子基板4が得られる(なお、図1(D)で
は、スルーホール、実装部品及び金属キャップ等は省略
した)。
【0025】このようにして得られた子基板4を図3を
参照に説明する。すなわち、電圧制御発振器8を構成す
る子基板4の一方端面9aには、オープン端子NC、グ
ランド端子GND、出力端子Pがそれぞれ形成されてお
り、他方端面9bには、制御電圧端子VC、グランド端
子GND、電源電圧端子VBがそれぞれ形成されてい
る。また、子基板4の一方主面上には、トランジスタ、
コンデンサ、抵抗体等の各種実装部品5が搭載されてお
り、実装部品5は金属キャップ6でシールドされてい
る。なお、金属キャップ6は、その凸部7と子基板4の
アース端子GNDとの接合によって被せられる。また、
子基板4の一方端面9aは、集合基板1の分割線3aに
対応する面であり、他方端面9bは集合基板1の分割線
3bに対応する面である。また、電圧制御発振器8の等
価回路の概略は図4に示したようなものである。
参照に説明する。すなわち、電圧制御発振器8を構成す
る子基板4の一方端面9aには、オープン端子NC、グ
ランド端子GND、出力端子Pがそれぞれ形成されてお
り、他方端面9bには、制御電圧端子VC、グランド端
子GND、電源電圧端子VBがそれぞれ形成されてい
る。また、子基板4の一方主面上には、トランジスタ、
コンデンサ、抵抗体等の各種実装部品5が搭載されてお
り、実装部品5は金属キャップ6でシールドされてい
る。なお、金属キャップ6は、その凸部7と子基板4の
アース端子GNDとの接合によって被せられる。また、
子基板4の一方端面9aは、集合基板1の分割線3aに
対応する面であり、他方端面9bは集合基板1の分割線
3bに対応する面である。また、電圧制御発振器8の等
価回路の概略は図4に示したようなものである。
【0026】このように、集合基板1は、子基板Aの出
力端子Pと子基板Bのオープン端子NCとがスルーホー
ルを共用するように構成されており、オープン端子NC
は付属する回路を有しないノンコネクタ端子であるか
ら、子基板Aの出力端子Pは電気的に独立する。したが
って、集合基板1の状態にて子基板Aの出力端子Pの出
力を測定するに際し、図6に示した従来の電圧制御発振
器用の集合基板21のように、子基板Bの電源電圧端子
VBの影響によってインピーダンスの不整合が発生せ
ず、精度良くその発振周波数を調整することができる。
また、出力端子Pには、電源電圧端子VBによる負荷が
無いので、出力レベル等の電気的特性を精度良く測定す
ることができる。
力端子Pと子基板Bのオープン端子NCとがスルーホー
ルを共用するように構成されており、オープン端子NC
は付属する回路を有しないノンコネクタ端子であるか
ら、子基板Aの出力端子Pは電気的に独立する。したが
って、集合基板1の状態にて子基板Aの出力端子Pの出
力を測定するに際し、図6に示した従来の電圧制御発振
器用の集合基板21のように、子基板Bの電源電圧端子
VBの影響によってインピーダンスの不整合が発生せ
ず、精度良くその発振周波数を調整することができる。
また、出力端子Pには、電源電圧端子VBによる負荷が
無いので、出力レベル等の電気的特性を精度良く測定す
ることができる。
【0027】さらに、分割後の子基板にて周波数調整や
電気的特性の測定を行う場合のように、子基板のハンド
リングやその位置認識等の工程を実施する必要がなく
(もちろん場合によっては、子基板を分割した後に周波
数調整や電気的特性の測定を行ってもよい)、それに要
する時間やコストを省くことができる。また、出力端子
Pを独立して形成する必要がないので、集合基板の捨て
部を最小限に抑えて1つの集合基板からより多くの子基
板を得ることができる。
電気的特性の測定を行う場合のように、子基板のハンド
リングやその位置認識等の工程を実施する必要がなく
(もちろん場合によっては、子基板を分割した後に周波
数調整や電気的特性の測定を行ってもよい)、それに要
する時間やコストを省くことができる。また、出力端子
Pを独立して形成する必要がないので、集合基板の捨て
部を最小限に抑えて1つの集合基板からより多くの子基
板を得ることができる。
【0028】以上、本発明を実施の形態例について説明
したが、本発明は上述した例に限定されるものではな
い。
したが、本発明は上述した例に限定されるものではな
い。
【0029】例えば、電圧制御発振器用の集合基板にお
ける子基板の配置は、図2のような市松模様状の配置に
限定されるものではく、図5に示すように、子基板Aの
列と子基板Bの列とをストライプ状に配置してもよい。
ける子基板の配置は、図2のような市松模様状の配置に
限定されるものではく、図5に示すように、子基板Aの
列と子基板Bの列とをストライプ状に配置してもよい。
【0030】すなわち、図5(A)及び(B)に示すよ
うに、分割線13上に各種端子に対応するスルーホール
12を形成してなる集合基板11において、子基板A
1-1、A1-2…を一列に配し、これらの子基板の列とスル
ーホールを共用する側に、子基板B1-1、B1-2…を一列
に配するというように、子基板Aの列と子基板Bの列と
を交互に配置してもよい。
うに、分割線13上に各種端子に対応するスルーホール
12を形成してなる集合基板11において、子基板A
1-1、A1-2…を一列に配し、これらの子基板の列とスル
ーホールを共用する側に、子基板B1-1、B1-2…を一列
に配するというように、子基板Aの列と子基板Bの列と
を交互に配置してもよい。
【0031】つまり、集合基板11の分割線13a上
に、子基板A3-3のオープン端子NCが子基板B2-3の出
力端子とスルーホール12aを、子基板A3-3の一方グ
ランド端子GNDが子基板B2-3のグランド端子GND
とスルーホール12bを、子基板A3-3の出力端子Pが
子基板B2-3のオープン端子NCとスルーホール12c
をそれぞれ共用するように配し、分割線13b上には、
子基板A3-3の制御電圧端子VCが子基板B4-3の電源電
圧端子VBとスルーホール12dを、子基板A3-3の他方
グランド端子GNDが子基板B4-3のグランド端子GN
Dとスルーホール12eを、子基板A3-3の電源電圧端
子VBが子基板B4-3の制御電圧端子VCとスルーホール
12fをそれぞれ共用するように配することもできる。
に、子基板A3-3のオープン端子NCが子基板B2-3の出
力端子とスルーホール12aを、子基板A3-3の一方グ
ランド端子GNDが子基板B2-3のグランド端子GND
とスルーホール12bを、子基板A3-3の出力端子Pが
子基板B2-3のオープン端子NCとスルーホール12c
をそれぞれ共用するように配し、分割線13b上には、
子基板A3-3の制御電圧端子VCが子基板B4-3の電源電
圧端子VBとスルーホール12dを、子基板A3-3の他方
グランド端子GNDが子基板B4-3のグランド端子GN
Dとスルーホール12eを、子基板A3-3の電源電圧端
子VBが子基板B4-3の制御電圧端子VCとスルーホール
12fをそれぞれ共用するように配することもできる。
【0032】また、上述した実施の形態例では、集合基
板1にスルーホール2を形成した後、分割前に各種実装
部品5を搭載し、金属キャップ6を被せたが、これらの
工程は集合基板1の分割後であってもよい。
板1にスルーホール2を形成した後、分割前に各種実装
部品5を搭載し、金属キャップ6を被せたが、これらの
工程は集合基板1の分割後であってもよい。
【0033】また、子基板の各端子の配置は、子基板A
の出力端子と子基板Bのオープン端子とがスルーホール
を共用するように配置すればよく、他の端子(例えば、
アース端子GND等)は図2に示したような配置に限定
されるものではない。例えば、アース端子GNDは、出
力端子Pや制御電圧端子VCの設けられている面に隣接
する面に設けられていてもよい。
の出力端子と子基板Bのオープン端子とがスルーホール
を共用するように配置すればよく、他の端子(例えば、
アース端子GND等)は図2に示したような配置に限定
されるものではない。例えば、アース端子GNDは、出
力端子Pや制御電圧端子VCの設けられている面に隣接
する面に設けられていてもよい。
【0034】また、ガラスエポキシ系樹脂シート1a〜
1fの材料、電極パターンの材料、ビアホールの材料な
どは任意に選択でき、加熱、加圧時間や多層化形成処理
方法などもこれらの材料特性に適した時間、雰囲気を選
択できる。また、ガラスエポキシ系樹脂シートの代わり
に、例えばテフロン系樹脂シート等の任意の樹脂シート
を使用することもできるし、或いは、セラミックグリー
ンシートを用いることもできる。また、電圧制御発振器
の回路構成は図4に示したものに限定されるものではな
く、公知の回路構成であってよい。
1fの材料、電極パターンの材料、ビアホールの材料な
どは任意に選択でき、加熱、加圧時間や多層化形成処理
方法などもこれらの材料特性に適した時間、雰囲気を選
択できる。また、ガラスエポキシ系樹脂シートの代わり
に、例えばテフロン系樹脂シート等の任意の樹脂シート
を使用することもできるし、或いは、セラミックグリー
ンシートを用いることもできる。また、電圧制御発振器
の回路構成は図4に示したものに限定されるものではな
く、公知の回路構成であってよい。
【0035】
【発明の効果】本発明の電圧制御発振器の製造方法によ
れば、電圧制御発振器用の集合基板において、子基板A
の出力端子と子基板Bのオープン端子とがスルーホール
を共用するように配置したので、子基板Bの端子(特に
制御電圧端子)による負荷が子基板Aの出力端子の負荷
に影響を与えることが無く、したがって、集合基板の状
態で電圧制御発振器の周波数調整や電気的特性の測定を
精度良く行うことができると共に、電圧制御発振器の製
造効率を向上できる。
れば、電圧制御発振器用の集合基板において、子基板A
の出力端子と子基板Bのオープン端子とがスルーホール
を共用するように配置したので、子基板Bの端子(特に
制御電圧端子)による負荷が子基板Aの出力端子の負荷
に影響を与えることが無く、したがって、集合基板の状
態で電圧制御発振器の周波数調整や電気的特性の測定を
精度良く行うことができると共に、電圧制御発振器の製
造効率を向上できる。
【0036】本発明の電圧制御発振器用の集合基板によ
れば、子基板Aの出力端子と子基板Bのオープン端子と
がスルーホールを共用しているので、集合基板の状態で
周波数調整や電気的特性の測定を精度良く行うことがで
きる。また、集合基板に捨て部等を設ける必要がないの
で、電圧制御発振器の製造効率を向上できる。
れば、子基板Aの出力端子と子基板Bのオープン端子と
がスルーホールを共用しているので、集合基板の状態で
周波数調整や電気的特性の測定を精度良く行うことがで
きる。また、集合基板に捨て部等を設ける必要がないの
で、電圧制御発振器の製造効率を向上できる。
【0037】また、本発明の電圧制御発振器の製造方法
及び電圧制御発振器用の集合基板において、子基板Aの
向きと子基板Bの向きとが互いに180度異なるよう
に、市松模様状やストライプ状に配置すれば、電圧制御
発振器の標準的な端子配置を変更することなく、電圧制
御発振器の周波数調整や電気的特性の測定を精度良く行
うことができる。
及び電圧制御発振器用の集合基板において、子基板Aの
向きと子基板Bの向きとが互いに180度異なるよう
に、市松模様状やストライプ状に配置すれば、電圧制御
発振器の標準的な端子配置を変更することなく、電圧制
御発振器の周波数調整や電気的特性の測定を精度良く行
うことができる。
【図1】本実施の形態例による電圧制御発振器製造工程
の一工程段階を示す概略斜視図である。
の一工程段階を示す概略斜視図である。
【図2】同、電圧制御発振器用集合基板の概略平面図で
ある。
ある。
【図3】同、電圧制御発振器の概略斜視図である。
【図4】同、電圧制御発振器の等価回路図である。
【図5】本発明による他の電圧制御発振器用集合基板の
概略平面図である。
概略平面図である。
【図6】従来の電圧制御発振器の製造工程における集合
基板の概略平面図である。
基板の概略平面図である。
1a、1b、1c、1d、1e、1f…ガラスエポキシ
系樹脂シート 1…集合基板 2、2a、2b、2c、2d、2e、2f…スルーホー
ル 3…分割線 4…子基板 5…実装部品 6…金属キャップ 7…凸部 8…電圧制御発振器
系樹脂シート 1…集合基板 2、2a、2b、2c、2d、2e、2f…スルーホー
ル 3…分割線 4…子基板 5…実装部品 6…金属キャップ 7…凸部 8…電圧制御発振器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05K 3/40 H05K 3/40 C Fターム(参考) 5E317 AA07 AA24 AA25 BB02 BB04 BB11 CD29 CD32 GG17 5E338 AA03 BB13 BB17 BB25 BB31 BB42 BB65 BB75 CC01 CC06 CC09 CD01 EE32 5J081 AA03 BB01 BB03 CC22 CC46 DD03 EE03 EE04 EE18 GG01 JJ12 JJ13 MM07 5J106 AA01 BB01 BB04 CC01 KK32 KK36
Claims (6)
- 【請求項1】 集合基板を準備する工程と、前記集合基
板の分割線上に電源電圧端子、制御電圧端子、出力端
子、オープン端子及びアース端子に対応するスルーホー
ルをそれぞれ形成する工程と、スルーホールを形成した
前記集合基板を前記分割線に沿って分割して、子基板を
形成する工程とを有する電圧制御発振器の製造方法にお
いて、 前記子基板を、任意の1つの子基板の出力端子と、前記
子基板に隣接した他の子基板のオープン端子とがスルー
ホールを共用するように配置したことを特徴とする、電
圧制御発振器の製造方法。 - 【請求項2】 前記集合基板において、任意の1つの子
基板と前記子基板に隣接した他の子基板とを、それらの
端子位置が互いに180度異なるように配置したことを
特徴とする、請求項1に記載の電圧制御発振器の製造方
法。 - 【請求項3】 前記集合基板において、任意の1つの子
基板と前記子基板の端子位置とその端子位置が180℃
異なる他の子基板とを、市松模様状若しくはストライプ
状に配置したことを特徴とする、請求項1又は2に記載
の電圧制御発振器の製造方法。 - 【請求項4】 分割線上に、電源電圧端子、制御電圧端
子、出力端子、オープン端子及びアース端子に対応する
スルーホールを備えた電圧制御発振器用の集合基板であ
って、この集合基板はスルーホールを介して分割線に沿
って分割される複数の子基板を有し、そのうち任意の1
つの子基板の出力端子と、前記子基板に隣接した他の子
基板のオープン端子とがスルーホールを共用しているこ
とを特徴とする、電圧制御発振器用の集合基板。 - 【請求項5】 任意の1つの子基板と前記子基板に隣接
した他の子基板とが、それらの端子位置が互いに180
度異なるように配置されていることを特徴とする、請求
項4に記載の電圧制御発振器用の集合基板。 - 【請求項6】 任意の1つの子基板と前記子基板の端子
位置とその端子位置が180℃異なる他の子基板とが、
市松模様状若しくはストライプ状に配置されていること
を特徴とする、請求項1又は2に記載の電圧制御発振器
用の集合基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11102962A JP2000295036A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 電圧制御発振器の製造方法、並びに、電圧制御発振器用の集合基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11102962A JP2000295036A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 電圧制御発振器の製造方法、並びに、電圧制御発振器用の集合基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000295036A true JP2000295036A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14341421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11102962A Abandoned JP2000295036A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 電圧制御発振器の製造方法、並びに、電圧制御発振器用の集合基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000295036A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002353574A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Kyocera Corp | 多数個取り電子部品搭載用基板 |
JP2004047759A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Alps Electric Co Ltd | 電子ユニットの集合基板 |
JP2005310950A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Yamaha Fine Technologies Co Ltd | プリント基板における導電パターンの製造方法および製造装置 |
JP2007042888A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Murata Mfg Co Ltd | 高周波モジュールの親基板,その周波数調整方法及びその製造方法 |
JP5557924B2 (ja) * | 2010-11-02 | 2014-07-23 | 京セラ株式会社 | 多数個取り配線基板および配線基板ならびに電子装置 |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP11102962A patent/JP2000295036A/ja not_active Abandoned
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002353574A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Kyocera Corp | 多数個取り電子部品搭載用基板 |
JP4666812B2 (ja) * | 2001-05-28 | 2011-04-06 | 京セラ株式会社 | 多数個取り電子部品搭載用基板 |
JP2004047759A (ja) * | 2002-07-12 | 2004-02-12 | Alps Electric Co Ltd | 電子ユニットの集合基板 |
JP2005310950A (ja) * | 2004-04-20 | 2005-11-04 | Yamaha Fine Technologies Co Ltd | プリント基板における導電パターンの製造方法および製造装置 |
JP4497354B2 (ja) * | 2004-04-20 | 2010-07-07 | ヤマハファインテック株式会社 | プリント基板における導電パターンの製造方法および製造装置 |
JP2007042888A (ja) * | 2005-08-03 | 2007-02-15 | Murata Mfg Co Ltd | 高周波モジュールの親基板,その周波数調整方法及びその製造方法 |
JP5557924B2 (ja) * | 2010-11-02 | 2014-07-23 | 京セラ株式会社 | 多数個取り配線基板および配線基板ならびに電子装置 |
KR101458481B1 (ko) | 2010-11-02 | 2014-11-07 | 쿄세라 코포레이션 | 멀티파트 배선 기판, 배선 기판, 및 전자 장치 |
US9526167B2 (en) | 2010-11-02 | 2016-12-20 | Kyocera Corporation | Many-up wiring substrate, wiring board, and electronic device |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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