JP2000294950A - 高周波装置 - Google Patents

高周波装置

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JP2000294950A
JP2000294950A JP11102261A JP10226199A JP2000294950A JP 2000294950 A JP2000294950 A JP 2000294950A JP 11102261 A JP11102261 A JP 11102261A JP 10226199 A JP10226199 A JP 10226199A JP 2000294950 A JP2000294950 A JP 2000294950A
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JP
Japan
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frequency
circuit
compartment
frame
shield case
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Application number
JP11102261A
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English (en)
Inventor
Tadashi Kobayashi
忠史 小林
Hitoshi Hirano
人司 平野
Nobuhiro Kani
伸弘 可児
Motoki Sugiyama
基樹 杉山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波装置の生産性の向上を図る。 【解決手段】 少なくとも一方が開口するとともに、略
四角形をした金属製のフレーム21と、前記開口を塞ぐ
金属製のカバー37,38と、フレーム21内に装着さ
れるとともに、電子部品23が実装されたプリント基板
22と、フレーム21内を仕切る金属製の仕切板27
と、この仕切板27とフレーム21で囲まれて形成され
た区画室28〜32とを備え、前記プリント基板22に
金属製のシールドケース33,34を設けるとともに、
このシールドケース33,34は、前記区画室28〜3
2の大半の面積を占める構成としたものである。これに
より、高周波装置の生産性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルテレビジ
ョン放送あるいは地上波テレビジョン放送波等を受信す
る高周波装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の高周波装置について説明す
る。従来の高周波装置は、図5及び図6に示すように、
上方と下方とが開口するとともに、長方形をした金属製
のフレーム1と、開口を塞ぐ金属製の上カバー2および
下カバー11(図6参照)と、フレーム1内に装着され
るとともに電子回路が実装されたプリント基板9と、フ
レーム1内を仕切る金属製の仕切板3と、この仕切板3
とフレーム1とで囲まれる区画室4とを備えた構成にな
っていた。また、フレーム1と上カバー2あるいは下カ
バー11との間にはシールド性を高めるべく、内カバー
5,12が挿入され図6に示すようにフレーム1に設け
られた爪6を内カバー5の孔7と上カバー2の孔8を貫
通して、図6に示すようにしっかりとカシメていた。な
お、図6において、9は電子部品10が装着されたプリ
ント基板であり、フレーム1内に装着されている。ま
た、11は下カバーであり、12は、フレーム1と下カ
バー11との間に挿入された内カバーである。そして、
上カバー2と同様にシールド性を高めるべく、爪13で
しっかりとカシメていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の構成では、フレーム1に設けられた爪6を内カ
バー5に設けられた孔7と上カバー2に設けられた孔8
を貫通してしっかりとカシメなければならなかった。し
かも、このカシメ箇所は一箇所ではなく十数箇所もカシ
メなければならず、その工数は大変なものであった。さ
らにまた、上カバー2をカシメた後は、次に下カバー1
1に設けられた爪13も同様に十数箇所カシメなければ
ならず、その工数は更に大変なものであり高周波装置の
生産性を著しく阻害していた。
【0004】そこで本発明は、この問題を解決するもの
で、カシメをなくして生産性の向上を図った高周波装置
を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の高周波装置は、少なくとも一方が開口すると
ともに、略四角形をした金属製のフレームと、前記開口
を塞ぐ金属製のカバーと、前記フレーム内に装着される
とともに、電子回路が実装されたプリント基板と、前記
フレーム内を仕切る金属製の仕切板と、この仕切板と前
記フレームとで囲まれて形成された区画室とを備え、前
記プリント基板に金属製のシールドケースを設けるとと
もに、このシールドケースは、前記区画室の大半の面積
を占める構成としたものである。
【0006】これにより、高周波装置の生産性を向上さ
せることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、少なくとも一方が開口するとともに、略四角形をし
た金属製のフレームと、前記開口を塞ぐ金属製のカバー
と、前記フレーム内に装着されるとともに、電子回路が
実装されたプリント基板と、前記フレーム内を仕切る金
属製の仕切板と、この仕切板と前記フレームとで囲まれ
て形成された区画室とを備え、前記プリント基板に金属
製のシールドケースを設けるとともに、このシールドケ
ースは、前記区画室の大半の面積を占める高周波装置で
あり、このように高周波装置のシールド性能を得るため
にプリント基板上に専用のシールドケースを設けている
ので、フレームとカバーとの間のシールド性はそれほど
要求されるものではない。従って、カバーはフレームに
簡単に装着できるもので良いので、従来のようにカシメ
る必要はなく生産性を向上させることができる。
【0008】また、シールドケースは、区画室の大半の
面積を占める構成としているので、プリント基板のグラ
ンドとシールドケースのグランドをしっかり取ることに
より、プリント基板とフレームとのグランドを従来のよ
うに確実に取らなくとも高周波性能が得られるので、プ
リント基板のグランドを熱容量の大きなフレームにはん
だ付けする必要がなく、高周波性能を確保しつつ生産性
を向上させることができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、フレーム及び仕
切板とシールドケースとの間に微少の空隙を有する請求
項1に記載の高周波装置であり、この空間を有するため
に例え振動があったとしても、フレームや仕切板にシー
ルドケースが接触したり離れたりして高周波性能を不安
定にすることはない。
【0010】請求項3に記載の発明は、シールドケース
の一部を延長してフレームに半田付けした請求項1に記
載の高周波装置であり、シールドケースの一部をフレー
ムに接続しているので、グランドが強化されるとともに
シールド性能も強化される。
【0011】請求項4に記載の発明は、略四角形をした
シールドケースの対角線上に実装用の孔を設けた請求項
1に記載の高周波装置であり、この実装用の孔により、
シールドケースのプリント基板への挿入を自動化するこ
とができ生産性が向上する。
【0012】請求項5に記載の発明のシールドケースは
一体成形された請求項1に記載の高周波装置であり、シ
ールドケースの生産が容易になり生産性が向上する。ま
た、一体化することにより、低価格のシールドケースが
実現できる。
【0013】請求項6に記載の発明は、電子回路を形成
する電子部品とシールドケースの天面との空隙は、前記
シールドケースの天面とカバーとの空隙より大きくした
請求項1に記載の高周波装置であり、電子部品とシール
ドケース間の距離が大きいので、シールドケースのグラ
ンド電位の近接による電子部品の性能を劣化させること
はない。また、シールドケースとカバーとの距離は小さ
いので、高周波装置の薄型化を図ることができる。
【0014】請求項7に記載の発明の電子回路には発振
回路を有するとともに少なくともこの発振回路をシール
ドケース内に設けた請求項1に記載の高周波装置であ
り、発振回路がシールドされているので、この発振回路
で発生する発振周波数が空中伝搬して、他の回路に妨害
を与えることはない。
【0015】請求項8に記載の発明のフレームの材厚は
シールドケースの材厚より厚くした請求項1に記載の高
周波装置であり、フレームの材厚が厚いので機構的に頑
丈である。また、シールドケースの材厚は薄いので、電
気的なシールド効果を有するとともに全体として軽量化
が実現できる。
【0016】請求項9に記載の発明において、フレーム
内に設けられた電子回路は、入力端子と、この入力端子
に接続されたアンテナ回路と、このアンテナ回路の出力
に接続された高周波増幅回路と、この高周波増幅回路の
出力に接続されるとともに第1の局部発振回路の発振周
波数により前記入力端子からの入力周波数より高い周波
数に変換される第1の周波数変換回路と、この第1の周
波数変換回路の出力に接続されるとともに中間周波数を
通過させるバンドパスフィルタ回路と、このバンドパス
フィルタ回路の出力に接続されるとともに第2の局部発
振回路の発振周波数により前記中間周波数より低い周波
数に変換される第2の周波数変換回路と、この第2の周
波数変換回路の出力が供給される出力端子とから成り、
前記第1の周波数変換回路と前記第2の周波数変換回路
とは仕切板で分離されるとともに前記第1の周波数変換
回路と前記第1の局部発振回路とはシールドケースでシ
ールドされた請求項1から8の何れか一つに記載の高周
波装置であり、一番強力な発振出力を有する第1の発振
回路をシールドケース内に設けており、この発振出力が
他の回路に妨害を与えないので、カバーのフレームへの
装着は簡易で良く、生産性の高いダブルスーパーヘテロ
ダイン変換方式の高周波装置を実現することができる。
また、周波数の高い第1の局部発振回路をシールドケー
ス内に設けているので、入力端子等の入力部へ妨害を与
えることはない。
【0017】請求項10に記載の発明において、第2の
周波数変換回路と第2の局部発振回路とはシールドケー
スでシールドされた請求項9に記載の高周波装置であ
り、第2の局部発振回路もシールドされているので、こ
の第2の発振回路の発振出力が他の回路に妨害を与える
ことはなく、さらに妨害性能に優れた高周波装置が実現
できる。
【0018】請求項11に記載の発明は、フレームの一
方の縦側面に設けられた入力端子と、前記縦側面を一辺
とする第1の区画室に設けられたアンテナ回路と、前記
第1の区画室に隣接した第2の区画室に設けられた高周
波増幅回路と、前記第1の区画室と前記第2の区画室に
共に隣接した第3の区画室に設けられた第1の周波数変
換回路及び第1の局部発振回路と、前記第2の区画室に
隣接した第4の区画室に設けられたバンドパスフィルタ
回路と、この第4の区画室と前記第3の区画室とに隣接
するとともに前記フレームの他方の縦側面を一辺とする
第5の区画室に設けられた第2の周波数変換回路及び第
2の局部発振回路とを有する請求項9或いは請求項10
に記載の高周波装置であり、このように配置することに
より、小型で且つ生産性の高いダブルスーパーヘテロダ
イン変換方式の高周波装置を実現することができる。
【0019】請求項12に記載の発明は、電子回路の一
部を集積回路で形成するとともに、この集積回路のグラ
ンド端子の近傍にシールドケースの脚を設けた請求項1
に記載の高周波装置であり、シールドケースにより、集
積回路のグランドを強化できるとともに集積回路から発
生する熱をシールドケースを介して放熱することができ
る。
【0020】以下、図面に従って本発明の実施の形態を
説明する。
【0021】(実施の形態1)図1において、21は長
方形をした金属製のフレームであり、その上面と下面は
開口している。22は電子部品23が実装されたプリン
ト基板であり、フレーム21内に装着されている。24
は、フレーム21の一方の縦側面に設けられた入力端子
であり、25はその隣接する下側面に設けられた端子で
ある。この端子25は親プリント基板に挿入されて、親
プリント基板に設けられた他の回路に接続される。26
はフレーム21の両縦側面を下方に延在して形成された
脚であり、親プリント基板に挿入されて、本高周波装置
を固定するものである。また、27は、金属製の仕切板
であり、フレーム21を仕切ることにより、五つの区画
室を形成している。すなわち、フレーム21の一方の縦
側面を一辺とする第1の区画室28と、この第1の区画
室28に隣接した第2の区画室29と、第1の区画室2
8と第2の区画室29に共に隣接した第3の区画室30
と、第2の区画室29に隣接した第4の区画室31と、
この第4の区画室31と第3の区画室30とに隣接する
とともにフレーム21の他方の縦側面を一辺とする第5
の区画室32である。
【0022】33は略正方形をしたシールドケースであ
り第3の区画室30内に設けられている。また、34も
略正方形をしたシールドケースであり第5の区画室32
内に設けられている。これらのシールドケース33,3
4はそれぞれの区画室30,32内の大半を占める大き
さである。このことにより、シールドケース33,34
内の電子回路と外部とを完全に遮蔽している。また、こ
のシールドケース33,34とフレーム21あるいは仕
切板27との間には略1mmの隙間を設け、例え振動があ
っても接触したり離れたりして電気性能を不安定にさせ
ないように配慮している。また、35はシールドケース
33の略対角線上に形成された2つの孔であり、このシ
ールドケース33を自動挿入するときに使用するもので
ある。36も同様にシールドケース34の略対角線上に
形成された2つの孔であり、このシールドケース34を
自動挿入するときに使用するものである。
【0023】図2は高周波装置の断面図である。図2に
おいて、37はフレーム21の上面の開口を塞ぐ上カバ
ーであり、38はフレーム21の下面の開口を塞ぐ下カ
バーである。この上カバー37、下カバー38とも金属
製のものを用いている。また、フレーム21内には電子
部品23が装着されたプリント基板22にシールドケー
ス33,34が被せられているので、上カバー37とフ
レーム21との結合、下カバー38とフレーム21との
結合は簡単なもので良い。本実施の形態では、単に辺を
折り曲げただけの簡単なものを使用している。このこと
により、上カバー37と、下カバー38とをフレーム2
1に装着する工数が従来に比べて著しく少なくなり、大
幅な生産性の向上が図れる。
【0024】ここで、フレーム21と仕切板27とは、
ともに厚さ0.5mmの冷間圧延鋼(この他に、鉄、アル
ミニューム、銅合金等を使用しても良い)を用いてい
る。また、上カバー37と、下カバー38と、シールド
ケース33及び34はともに厚さ0.3mmの冷間圧延鋼
(この他に、鉄、アルミニューム、銅合金等を使用して
も良い)を使用している。このように、フレーム21と
仕切板27とは厚い部材を用いているので、機構的に高
い強度が得られる。また、上カバー37と下カバー38
とシールドケース33及び34には薄い部材を用いてい
るので、電気的なシールド効果を得つつ軽量な高周波装
置を得ることができる。また、プリント基板22からシ
ールドケース33,34までの距離39を5.5mm(電
子部品23からは2.5mm)とし、シールドケース3
3,34から上カバー37までの距離40を2mmにして
いる。このようにして、電子部品23にシールドケース
33,34によるグランドを近づけないことが電子部品
の性能を引き出すのに重要なことである。特に電子部品
23がコイルや、パターンで形成されたインダクタンス
やキャパシタンスのときにその影響は顕著になる。ま
た、シールドケース33,34と上カバー37との距離
40を小さくすることにより、薄型化が実現できる。
【0025】また、シールドケース33,34は区画室
30,32の面積の大半(90%以上)を占めている。
このシールドケース33,34の区画室30,32での
占有面積は大きいほど能率が良く電子部品23をシール
ドすることができ、少なくとも50%以上あることが望
ましい。このように設定することにより、シールドケー
ス33,34とフレーム21あるいは仕切板27との間
隔を狭くすることができる。従って、プリント基板22
のグランドと材厚の薄いシールドケース33,34とを
しっかりはんだ付けすれば確実なシールドがとれてグラ
ンドが強化されるので、材厚の厚いフレーム21や仕切
板27とプリント基板22のグランドとのはんだ付けが
少なくても良い。このような配慮は生産性向上のために
重要なことである。
【0026】図3は、本発明のダブルスーパーチューナ
(高周波装置の一例として用いた)のブロック図であ
る。図3において、本発明のダブルスーパーチューナは
ケーブルテレビジョン放送波や地上波テレビジョン放送
波(略50MHzから880MHz)が入力される入力端子
24と、この入力端子24に接続されたハイパスフィル
タ42と、このハイパスフィルタ42の出力に接続され
たダイプレクサ43と、このダイプレクサ43の出力に
接続された分配回路44と、この分配回路44の出力に
接続されたローパスフィルタ45と、このローパスフィ
ルタ45の出力に接続された自動利得制御回路(以下A
GCという)46と、このAGC46の出力に接続され
た高周波増幅回路47と、この高周波増幅回路47の出
力に接続された減衰回路(以下ATTという)およびロ
ーパスフィルタ48と、このATTおよびローパスフィ
ルタ48の出力が一方の入力に接続されるとともに他方
の入力には第1の局部発振回路49の出力が接続された
第1の周波数変換回路50と、この第1の周波数変換回
路50の出力が接続されたバンドパスフィルタ51と、
このバンドパスフィルタ51の出力に接続された中間周
波数増幅回路52と、この中間周波数増幅回路52の出
力に接続されたバンドパスフィルタ53と、このバンド
パスフィルタ53の出力が一方の入力に接続されるとと
もに他方の入力には第2の局部発振回路54の出力が接
続された第2の周波数変換回路55と、この第2の周波
数変換回路55の出力が接続されたバンドパスフィルタ
56と、このバンドパスフィルタ56の出力が接続され
た増幅回路57と、この増幅回路57の出力が接続され
たATT58と、このATT58の出力に接続された出
力端子59とで構成されている。
【0027】また、ダイプレクサ43には送信信号の入
力端子60が接続され、分配回路44には分配出力端子
61が設けられている。第1の局部発振回路49にはP
LL回路62がループ接続されており、第2の局部発振
回路54にもPLL回路63がループ接続されている。
なお、第1の局部発振回路49と第1の周波数変換回路
50とは集積回路64で一つのパッケージに集積されて
いる。また、第2の局部発振回路54とPLL回路63
と第2の周波数変換回路55とは集積回路65で一つの
パッケージに集積されている。そしてこの集積回路64
のグランド端子の近傍にシールドケース33の脚を設け
ている。このことにより、集積回路64のグランドが強
化されるとともに集積回路64からの発熱をシールドケ
ース33から放熱することができる。同様に、集積回路
65のグランド端子の近傍にシールドケース34の脚を
設けている。このことにより、集積回路65のグランド
が強化されるとともに集積回路65からの発熱をシール
ドケース34から放熱することができる。
【0028】また、ハイパスフィルタ42からAGC4
6までをアンテナ回路66として図1に示す第1の区画
室28に実装している。以下高周波増幅回路47とAT
Tおよびローパスフィルタ48を第2の区画室29に実
装し、PLL回路62と集積回路64にはシールドケー
ス33を被せるとともに第3の区画室30に収納し、バ
ンドパスフィルタ51からバンドパスフィルタ53まで
を第4の区画室31に収納し、集積回路65からATT
58までをシールドケース34を被せるとともに第5の
区画室32に収納している。このように配置することに
より、それぞれの接続が短くなって良好な高周波性能が
得られるとともに小型化を図ることができる。
【0029】以上のように構成されたダブルスーパーチ
ューナについて以下にその動作を説明する。入力端子2
4に入力されたテレビジョン信号は、アンテナ回路66
内のハイパスフィルタ42とローパスフィルタ45とで
構成されるバンドパスフィルタで大まかに入力周波数が
決定される。次に、高周波増幅回路47で増幅した後、
第1の周波数変換回路50で1400MHz帯の中間周波
数に変換される。このようにアップコンバートすること
により、イメージ妨害をなくすことができる。また、こ
の周波数変換回路50はPLL回路62に入力されるデ
ータに基づいて第1の局部発振回路49の周波数を制御
することにより選局するものである。このようにして選
局された第1の周波数変換回路50の出力は中間周波数
(1400MHz帯)は、バンドパスフィルタ51,53
と中間周波数増幅回路52を介して第2の周波数変換回
路55で略50MHzにダウンコンバートされる。そし
て、この信号は出力端子59から出力される訳である。
また、図3において、ダイプレクサ43と分配回路44
とはオプション67である。即ち、端子60に上り電文
を入力することにより、その信号は入力端子24から出
力される。また、端子61からは下り電文を取り出すこ
とができる。ここで、オプション67をハイパスフィル
タ42とローパスフィルタ45との間に挿入している理
由は、このオプション67を挿入することによって他の
回路に影響を与えないための配慮である。
【0030】(実施の形態2)図4は、実施の形態2に
おける高周波装置(ダブルスーパーチューナ)の平面図
である。本実施の形態2において実施の形態1と異なる
ところは、第5の区画室にシールドケース34が装着さ
れていないことである。これは第5の区画室32に実装
される第2の周波数変換回路55で信号の周波数が略5
0MHzと低くなることによるものである。このようにシ
ールドケース34を省くことにより生産工数を削減し生
産性を向上させることができる。
【0031】また、第3の区画室30に設けられたシー
ルドカバー70は、一方の側面71を延在してフレーム
21の横側面にはんだ72,73で接続している。これ
により、グランドの強化と、シールド性能の向上が図れ
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プリント
基板に金属製のシールドケースを設けるとともに、この
シールドケースは、区画室の大半の面積を占めるもので
あり、このように高周波装置のシールド性能を得るため
にプリント基板上に専用のシールドケースを設けている
ので、フレームとカバーとの間のシールド性はそれほど
要求されるものではない。従って、カバーはフレームに
簡単に装着できるもので良いので、従来のようにカシメ
る必要はなく生産性を向上させることができる。
【0033】また、シールドケースは、区画室の大半の
面積を占める構成としているので、プリント基板のグラ
ンドとシールドケースのグランドをしっかり取ることに
より、プリント基板とフレームとのグランドを従来のよ
うに確実に取らなくとも高周波性能が得られるので、プ
リント基板のグランドを熱容量の大きなフレームにはん
だ付けする必要がなく、高周波性能を確保しつつ生産性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による高周波装置の平面
【図2】同、断面図
【図3】同、高周波装置のブロック図
【図4】本発明の実施の形態2による高周波装置の平面
【図5】従来の高周波装置の分解斜視図
【図6】同、断面図
【符号の説明】
21 フレーム 22 プリント基板 23 電子部品 27 仕切板 28 第1の区画室 29 第2の区画室 30 第3の区画室 31 第4の区画室 32 第5の区画室 33 シールドケース 37 上カバー 38 下カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 可児 伸弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 杉山 基樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4E360 AB14 AB54 AB59 BA08 BC06 CA02 EA12 EA18 EA24 EA27 ED03 ED23 ED27 FA02 FA08 GA06 GA53 GB02 GC03 GC04 5E321 AA02 AA05 AA11 CC02 GG05 GH03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が開口するとともに、略
    四角形をした金属製のフレームと、前記開口を塞ぐ金属
    製のカバーと、前記フレーム内に装着されるとともに、
    電子回路が実装されたプリント基板と、前記フレーム内
    を仕切る金属製の仕切板と、この仕切板と前記フレーム
    とで囲まれて形成された区画室とを備え、前記プリント
    基板に金属製のシールドケースを設けるとともに、この
    シールドケースは、前記区画室の大半の面積を占める高
    周波装置。
  2. 【請求項2】 フレーム及び仕切板とシールドケースと
    の間に微少の空隙を有する請求項1に記載の高周波装
    置。
  3. 【請求項3】 シールドケースの一部を延長してフレー
    ムに半田付けした請求項1に記載の高周波装置。
  4. 【請求項4】 略四角形をしたシールドケースの対角線
    上に実装用の孔を設けた請求項1に記載の高周波装置。
  5. 【請求項5】 シールドケースは一体成形された請求項
    1に記載の高周波装置。
  6. 【請求項6】 電子回路を形成する電子部品とシールド
    ケースの天面との空隙は、前記シールドケースの天面と
    カバーとの空隙より大きくした請求項1に記載の高周波
    装置。
  7. 【請求項7】 電子回路には発振回路を有するとともに
    少なくともこの発振回路をシールドケース内に設けた請
    求項1に記載の高周波装置。
  8. 【請求項8】 フレームの材厚はシールドケースの材厚
    より厚くした請求項1に記載の高周波装置。
  9. 【請求項9】 フレーム内に設けられた電子回路は、入
    力端子と、この入力端子に接続されたアンテナ回路と、
    このアンテナ回路の出力に接続された高周波増幅回路
    と、この高周波増幅回路の出力に接続されるとともに第
    1の局部発振回路の発振周波数により前記入力端子から
    の入力周波数より高い周波数に変換される第1の周波数
    変換回路と、この第1の周波数変換回路の出力に接続さ
    れるとともに中間周波数を通過させるバンドパスフィル
    タ回路と、このバンドパスフィルタ回路の出力に接続さ
    れるとともに第2の局部発振回路の発振周波数により前
    記中間周波数より低い周波数に変換される第2の周波数
    変換回路と、この第2の周波数変換回路の出力が供給さ
    れる出力端子とから成り、前記第1の周波数変換回路と
    前記第2の周波数変換回路とは仕切板で分離されるとと
    もに前記第1の周波数変換回路と前記第1の局部発振回
    路とはシールドケースでシールドされた請求項1から8
    の何れか一つに記載の高周波装置。
  10. 【請求項10】 第2の周波数変換回路と第2の局部発
    振回路とはシールドケースでシールドされた請求項9に
    記載の高周波装置。
  11. 【請求項11】 フレームの一方の縦側面に設けられた
    入力端子と、前記縦側面を一辺とする第1の区画室に設
    けられたアンテナ回路と、前記第1の区画室に隣接した
    第2の区画室に設けられた高周波増幅回路と、前記第1
    の区画室と前記第2の区画室に共に隣接した第3の区画
    室に設けられた第1の周波数変換回路及び第1の局部発
    振回路と、前記第2の区画室に隣接した第4の区画室に
    設けられたバンドパスフィルタ回路と、この第4の区画
    室と前記第3の区画室とに隣接するとともに前記フレー
    ムの他方の縦側面を一辺とする第5の区画室に設けられ
    た第2の周波数変換回路及び第2の局部発振回路とを有
    する請求項9或いは請求項10に記載の高周波装置。
  12. 【請求項12】 電子回路の一部を集積回路で形成する
    とともに、この集積回路のグランド端子の近傍にシール
    ドケースの脚を設けた請求項1に記載の高周波装置。
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