JP2000293631A - 手書き文字入力装置及び手書き文字入力方法 - Google Patents
手書き文字入力装置及び手書き文字入力方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 認識のスピードが遅い場合でも、高速な文字
の筆記、高速な文字認識処理を行うことができる手書き
文字入力装置及び方法を提供することである。 【解決手段】 表示一体型タブレット10に、文字が筆
記入力可能な複数の文字入力枠を配置し、入力枠内に入
力された筆跡をその筆記位置に表示する筆記ストローク
表示部14、文字入力枠に入力された筆跡のストローク
情報を文字入力枠毎に格納するストローク情報格納部1
5、文字入力枠内への筆記入力完了を検知する文字枠入
力完了検知部17、文字枠入力完了検知部で筆記入力が
完了した時点で、入力したストロークを消去する筆記ス
トローク消去部18、筆記ストローク消去部18にてス
トロークが消去された時点で、ストローク情報格納部1
5に文字入力枠毎に格納されているストローク情報を用
いて文字単位に認識処理を行う文字認識部16を起動す
る文字認識起動部19を設けることで実現する。
の筆記、高速な文字認識処理を行うことができる手書き
文字入力装置及び方法を提供することである。 【解決手段】 表示一体型タブレット10に、文字が筆
記入力可能な複数の文字入力枠を配置し、入力枠内に入
力された筆跡をその筆記位置に表示する筆記ストローク
表示部14、文字入力枠に入力された筆跡のストローク
情報を文字入力枠毎に格納するストローク情報格納部1
5、文字入力枠内への筆記入力完了を検知する文字枠入
力完了検知部17、文字枠入力完了検知部で筆記入力が
完了した時点で、入力したストロークを消去する筆記ス
トローク消去部18、筆記ストローク消去部18にてス
トロークが消去された時点で、ストローク情報格納部1
5に文字入力枠毎に格納されているストローク情報を用
いて文字単位に認識処理を行う文字認識部16を起動す
る文字認識起動部19を設けることで実現する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オンラインにて入
力した手書き文字を認識することにより、手書き文字入
力を行う手書き文字入力装置及び手書き文字入力方法に
関するものである。
力した手書き文字を認識することにより、手書き文字入
力を行う手書き文字入力装置及び手書き文字入力方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、文字入力を行う一つの方法と
して、ペン等を用いて手書きで文字を筆記し、その筆記
された手書き文字を認識する手書き文字認識技術が利用
されている。これは、例えば液晶とタブレットを一体化
した入力装置にペン等にて手書き入力を行い、入力した
文字を順次認識していくといったものであり、装置が小
型化され、キーボードやマウス等の入力装置を接続する
と不便になってしまうような機器に対する入力方法とし
て、考案されてきたものである。この場合の入力部に関
するインターフェイスは非常に重要であり、より自然に
文字を入力するための手法がいろいろ検討されている。
して、ペン等を用いて手書きで文字を筆記し、その筆記
された手書き文字を認識する手書き文字認識技術が利用
されている。これは、例えば液晶とタブレットを一体化
した入力装置にペン等にて手書き入力を行い、入力した
文字を順次認識していくといったものであり、装置が小
型化され、キーボードやマウス等の入力装置を接続する
と不便になってしまうような機器に対する入力方法とし
て、考案されてきたものである。この場合の入力部に関
するインターフェイスは非常に重要であり、より自然に
文字を入力するための手法がいろいろ検討されている。
【0003】例えば、特開平7−168914号公報で
は、手書き文字を入力する複数文字分の文字入力枠を有
する文字入力バッファエリアに、入力された手書き文字
を1文字認識する毎に、その認識された文字を表示する
文字表示エリアのカーソル位置に転送すると共に、文字
入力バッファエリア内の少なくとも1つの文字入力枠内
を消去する。これにより、“実行”や“終了”等のキー
操作にて命令指定することなく、文字を次々と入力して
いくことができる。
は、手書き文字を入力する複数文字分の文字入力枠を有
する文字入力バッファエリアに、入力された手書き文字
を1文字認識する毎に、その認識された文字を表示する
文字表示エリアのカーソル位置に転送すると共に、文字
入力バッファエリア内の少なくとも1つの文字入力枠内
を消去する。これにより、“実行”や“終了”等のキー
操作にて命令指定することなく、文字を次々と入力して
いくことができる。
【0004】また、特開平11−25224号公報で
は、表示一体型座標入力装置の表示面に、文字及び文字
列が筆記入力可能な複数の文字筆記枠及び文字列筆記枠
を配置しており、ペンによる当該筆記枠内への筆記入力
が行われた場合、その筆跡を筆記位置に表示すると共
に、その筆跡のストロークデータをストローク格納部に
格納し、一方の文字(列)筆記枠から他方の文字(列)
筆記枠にペンが移動して当該筆記枠への最新のストロー
クが入力されると、あるいは筆記枠内への最新のストロ
ーク入力後一定時間筆記入力が無いと、あるいは画面上
の認識ボタンにペンが触れると、ストローク格納部内の
未認識ストロークデータを対象とする文字及び文字列認
識部による認識処理を起動し、このときに表示中の該当
する筆跡を消去する。すなわち、予め、複数個の文字
(列)入力用の筆記枠を設けておき、その筆記枠内に文
字や一つの単語等の文字列を入力するといったものであ
る。これにより、ユーザに負担をかけることなく単語の
区切りを検出でき、高速な文字の筆記及び高速な文字認
識処理を可能とする。
は、表示一体型座標入力装置の表示面に、文字及び文字
列が筆記入力可能な複数の文字筆記枠及び文字列筆記枠
を配置しており、ペンによる当該筆記枠内への筆記入力
が行われた場合、その筆跡を筆記位置に表示すると共
に、その筆跡のストロークデータをストローク格納部に
格納し、一方の文字(列)筆記枠から他方の文字(列)
筆記枠にペンが移動して当該筆記枠への最新のストロー
クが入力されると、あるいは筆記枠内への最新のストロ
ーク入力後一定時間筆記入力が無いと、あるいは画面上
の認識ボタンにペンが触れると、ストローク格納部内の
未認識ストロークデータを対象とする文字及び文字列認
識部による認識処理を起動し、このときに表示中の該当
する筆跡を消去する。すなわち、予め、複数個の文字
(列)入力用の筆記枠を設けておき、その筆記枠内に文
字や一つの単語等の文字列を入力するといったものであ
る。これにより、ユーザに負担をかけることなく単語の
区切りを検出でき、高速な文字の筆記及び高速な文字認
識処理を可能とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記記
載の技術においては、なお以下のような課題を有してい
る。
載の技術においては、なお以下のような課題を有してい
る。
【0006】まず、前記特開平7−168914号公報
に開示されている文字入力装置では、1文字を認識する
毎に、文字表示エリアのカーソル位置に認識された文字
を転送すると共に、文字入力バッファ内の少なくとも1
つの文字入力枠内を消去する構成にしているため、文字
入力のスピードは文字認識のスピードに依存する。認識
のスピードが遅い場合や、認識速度以上の速さで文字を
入力した場合には、入力した筆跡の認識結果が得られる
まで消去されないため、次の文字を別の文字入力枠に入
力中に認識が完了し、現在書いている入力枠とは別の入
力枠の文字が消えることになり、ユーザに対して違和感
を与えてしまう。また極端な場合、文字を入力しようと
しても入力する枠が無く、認識が終了し、文字入力枠の
内容が消去されるまで待つ必要が発生することも考えら
れる。これは、文字入力を行う際に、ユーザにとって精
神的な負担を与えてしまうことになる。
に開示されている文字入力装置では、1文字を認識する
毎に、文字表示エリアのカーソル位置に認識された文字
を転送すると共に、文字入力バッファ内の少なくとも1
つの文字入力枠内を消去する構成にしているため、文字
入力のスピードは文字認識のスピードに依存する。認識
のスピードが遅い場合や、認識速度以上の速さで文字を
入力した場合には、入力した筆跡の認識結果が得られる
まで消去されないため、次の文字を別の文字入力枠に入
力中に認識が完了し、現在書いている入力枠とは別の入
力枠の文字が消えることになり、ユーザに対して違和感
を与えてしまう。また極端な場合、文字を入力しようと
しても入力する枠が無く、認識が終了し、文字入力枠の
内容が消去されるまで待つ必要が発生することも考えら
れる。これは、文字入力を行う際に、ユーザにとって精
神的な負担を与えてしまうことになる。
【0007】また、前記特開平11−25224号公報
に開示されている文字認識装置では、文字列を入力し、
入力した文字列の認識処理を起動した時点で、表示中の
該当する筆跡を消去するようにしているため、文字及び
文字列入力のスピードは文字認識のスピードに依存す
る。認識のスピードが遅い場合や、認識速度以上の速さ
で文字入力を行った場合には、文字(列)を入力する枠
に次の文字(列)を入力し終わっても、一つ前の認識が
起動せず、引き続き文字(列)を別の文字(列)入力枠
に筆記している途中で、認識が起動し、現在筆記中以外
の文字(列)入力枠の内容が消去されるといったことが
発生し、ユーザに対して違和感を与えてしまうことにな
る。文字列の認識を行った後で、文字を認識させるべく
文字入力する場合には、この現象はなおさら発生しやす
くなる。また、上述の場合と同じく極端な場合、文字
(列)を入力しようとしても入力する枠が無く、認識が
終了し、文字(列)入力枠の内容が消去されるまで待つ
必要が発生することも考えられる。これも、文字(列)
入力を行う際に、ユーザにとって精神的な負担を与えて
しまうことになる。
に開示されている文字認識装置では、文字列を入力し、
入力した文字列の認識処理を起動した時点で、表示中の
該当する筆跡を消去するようにしているため、文字及び
文字列入力のスピードは文字認識のスピードに依存す
る。認識のスピードが遅い場合や、認識速度以上の速さ
で文字入力を行った場合には、文字(列)を入力する枠
に次の文字(列)を入力し終わっても、一つ前の認識が
起動せず、引き続き文字(列)を別の文字(列)入力枠
に筆記している途中で、認識が起動し、現在筆記中以外
の文字(列)入力枠の内容が消去されるといったことが
発生し、ユーザに対して違和感を与えてしまうことにな
る。文字列の認識を行った後で、文字を認識させるべく
文字入力する場合には、この現象はなおさら発生しやす
くなる。また、上述の場合と同じく極端な場合、文字
(列)を入力しようとしても入力する枠が無く、認識が
終了し、文字(列)入力枠の内容が消去されるまで待つ
必要が発生することも考えられる。これも、文字(列)
入力を行う際に、ユーザにとって精神的な負担を与えて
しまうことになる。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、例え、認識の
スピードが遅い場合でも、ユーザに対して精神的な負担
を与えることなく、高速な文字の筆記、高速な文字認識
処理を行うことができる手書き文字入力装置及び手書き
文字入力方法を提供することである。
されたもので、その目的とするところは、例え、認識の
スピードが遅い場合でも、ユーザに対して精神的な負担
を与えることなく、高速な文字の筆記、高速な文字認識
処理を行うことができる手書き文字入力装置及び手書き
文字入力方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
手書き文字入力装置は、表示面と座標入力面とが一体に
構成された表示一体型座標入力装置の座標入力面上で、
筆記された文字を表すストロークをもとに文字認識処理
を行うことで、文字入力を行う手書き文字入力装置にお
いて、前記表示一体型座標入力装置の表示面に、文字が
筆記入力可能な複数の文字入力枠を配置すると共に、前
記文字入力枠内に筆記された筆跡をその筆記位置に表示
する表示制御手段と、前記文字入力枠に筆記された筆跡
のストローク情報を前記文字入力枠毎に格納するストロ
ーク格納手段と、前記文字入力枠内への筆記入力完了を
検知する筆記入力完了検知手段と、前記ストローク格納
手段に前記文字入力枠毎に格納されているストローク情
報を用いて文字単位に認識処理を行う文字認識手段とを
有し、前記表示制御手段は、前記筆記入力完了検知手段
にて筆記入力が完了したことを検知した時点で、筆記入
力が完了した入力枠内の筆跡を消去することを特徴とす
る。
手書き文字入力装置は、表示面と座標入力面とが一体に
構成された表示一体型座標入力装置の座標入力面上で、
筆記された文字を表すストロークをもとに文字認識処理
を行うことで、文字入力を行う手書き文字入力装置にお
いて、前記表示一体型座標入力装置の表示面に、文字が
筆記入力可能な複数の文字入力枠を配置すると共に、前
記文字入力枠内に筆記された筆跡をその筆記位置に表示
する表示制御手段と、前記文字入力枠に筆記された筆跡
のストローク情報を前記文字入力枠毎に格納するストロ
ーク格納手段と、前記文字入力枠内への筆記入力完了を
検知する筆記入力完了検知手段と、前記ストローク格納
手段に前記文字入力枠毎に格納されているストローク情
報を用いて文字単位に認識処理を行う文字認識手段とを
有し、前記表示制御手段は、前記筆記入力完了検知手段
にて筆記入力が完了したことを検知した時点で、筆記入
力が完了した入力枠内の筆跡を消去することを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項2に係る手書き文字入力装
置は、請求項1記載の手書き文字入力装置において、前
記文字認識手段は、前記表示制御手段によって筆記入力
が完了した入力枠内の筆跡を消去した後、前記ストロー
ク格納手段に前記文字入力枠毎に格納されているストロ
ーク情報を用いて文字単位に認識処理を行うことを特徴
とする。
置は、請求項1記載の手書き文字入力装置において、前
記文字認識手段は、前記表示制御手段によって筆記入力
が完了した入力枠内の筆跡を消去した後、前記ストロー
ク格納手段に前記文字入力枠毎に格納されているストロ
ーク情報を用いて文字単位に認識処理を行うことを特徴
とする。
【0011】本発明の請求項3に係る手書き文字入力装
置は、請求項1記載の手書き文字入力装置において、前
記表示制御手段は、前記文字認識手段による文字認識開
始から文字認識終了までの期間で、前記筆記入力完了検
知手段にて筆記入力が完了したことを検知した時点で、
筆記入力が完了した入力枠内の筆跡を消去することを特
徴とする。
置は、請求項1記載の手書き文字入力装置において、前
記表示制御手段は、前記文字認識手段による文字認識開
始から文字認識終了までの期間で、前記筆記入力完了検
知手段にて筆記入力が完了したことを検知した時点で、
筆記入力が完了した入力枠内の筆跡を消去することを特
徴とする。
【0012】本発明の請求項4に係る手書き文字入力装
置は、請求項1乃至3のいずれか記載の手書き文字入力
装置において、前記筆記入力完了検知手段は、新たに文
字入力枠への筆記開始を検知することで入力完了を検知
することを特徴とする。
置は、請求項1乃至3のいずれか記載の手書き文字入力
装置において、前記筆記入力完了検知手段は、新たに文
字入力枠への筆記開始を検知することで入力完了を検知
することを特徴とする。
【0013】本発明の請求項5に係る手書き文字入力方
法は、表示面と座標入力面とが一体に構成された表示一
体型座標入力装置の座標入力面上で、筆記された文字を
表すストロークをもとに文字認識処理を行うことで、文
字入力を行う手書き文字入力方法において、前記表示一
体型座標入力装置の表示面に、文字が筆記入力可能な複
数の文字入力枠を配置すると共に、前記文字入力枠内に
筆記された筆跡をその筆記位置に表示する表示制御ステ
ップと、前記文字入力枠に筆記された筆跡のストローク
情報を前記文字入力枠毎に格納するストローク格納ステ
ップと、前記文字入力枠内への筆記入力完了を検知する
筆記入力完了検知ステップと、前記筆記入力完了検知ス
テップにて筆記入力が完了したことを検知した時点で、
筆記入力が完了した入力枠内の筆跡を消去するステップ
と、前記ストローク格納ステップにて前記文字入力枠毎
に格納されているストローク情報を用いて文字単位に認
識処理を行う文字認識ステップとからなることを特徴と
する。
法は、表示面と座標入力面とが一体に構成された表示一
体型座標入力装置の座標入力面上で、筆記された文字を
表すストロークをもとに文字認識処理を行うことで、文
字入力を行う手書き文字入力方法において、前記表示一
体型座標入力装置の表示面に、文字が筆記入力可能な複
数の文字入力枠を配置すると共に、前記文字入力枠内に
筆記された筆跡をその筆記位置に表示する表示制御ステ
ップと、前記文字入力枠に筆記された筆跡のストローク
情報を前記文字入力枠毎に格納するストローク格納ステ
ップと、前記文字入力枠内への筆記入力完了を検知する
筆記入力完了検知ステップと、前記筆記入力完了検知ス
テップにて筆記入力が完了したことを検知した時点で、
筆記入力が完了した入力枠内の筆跡を消去するステップ
と、前記ストローク格納ステップにて前記文字入力枠毎
に格納されているストローク情報を用いて文字単位に認
識処理を行う文字認識ステップとからなることを特徴と
する。
【0014】以上の手段及び方法により、筆記入力が完
了した入力枠内の筆跡を消去することで、認識のスピー
ドに関係なく、文字を次々に入力枠内に入力することが
できるようになる。
了した入力枠内の筆跡を消去することで、認識のスピー
ドに関係なく、文字を次々に入力枠内に入力することが
できるようになる。
【0015】また、筆記入力完了検知手段として、特に
新たに文字入力枠への筆記開始を検知する新ストローク
筆記開始検知手段をさらに付加することで、入力完了を
ユーザが通知する際に、特に意識せず、自然な操作で行
うことができるようになる。
新たに文字入力枠への筆記開始を検知する新ストローク
筆記開始検知手段をさらに付加することで、入力完了を
ユーザが通知する際に、特に意識せず、自然な操作で行
うことができるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における手書き文
字入力装置及び手書き文字入力方法の実施形態に関して
図面を用いて説明する。
字入力装置及び手書き文字入力方法の実施形態に関して
図面を用いて説明する。
【0017】尚、本発明における手書き文字入力装置
は、ワークステーション、パソコン、ワープロ、ハンデ
ィー端末、携帯情報端末(携帯情報ツール、電子手帳等
を含む)、各種通信機器等を含めた情報機器や電子機器
を対象としたものである。 (第1の実施例)図1は、本発明の一実施例である手書
き文字入力装置の機能構成を示すブロック図である。
は、ワークステーション、パソコン、ワープロ、ハンデ
ィー端末、携帯情報端末(携帯情報ツール、電子手帳等
を含む)、各種通信機器等を含めた情報機器や電子機器
を対象としたものである。 (第1の実施例)図1は、本発明の一実施例である手書
き文字入力装置の機能構成を示すブロック図である。
【0018】文字入力装置1は、液晶とタブレットとを
一体化した表示一体型タブレット10と、文字入力のた
めのスタイラスペン11と、表示一体型タブレット10
上でスタイラスペンを操作させた時の座標を入力する座
標入力部12と、表示一体型タブレット上に文字を入力
するための文字入力枠を表示する文字入力枠表示部13
と、文字入力枠表示部13で表示している入力枠中に前
記スタイラスペン11にて筆記したストロークを表示す
る筆記ストローク表示部14と、前記スタイラスペン1
1にて筆記したストローク情報を各文字枠単位で格納す
るストローク情報格納部15と、前記ストローク情報格
納部15に格納されているストローク情報を用いて、文
字単位に認識を行う文字認識部16と、座標入力部12
により検出されたペンタッチの位置と文字入力枠表示部
13にて表示した文字入力枠との関係で筆記中の文字枠
への入力完了を検知する文字枠入力完了検知部17と、
前記文字枠入力完了検知部17からの入力完了検知信号
を受けて、前記筆記ストローク表示部14にて表示して
いるストロークを消去する筆記ストローク消去部18
と、前記筆記ストローク消去部18にて筆記ストローク
消去後、文字認識部16を起動する手書き文字認識起動
部19と、前記文字認識部16からの認識結果を格納す
る認識結果格納部20と、認識結果格納部20に格納さ
れた認識結果を表示する認識結果表示部21と、及び図
示はしていないが、これら全体を制御している中央処理
制御部(CPU)と、本装置及び機器を前記中央処理制
御部で制御するためのプログラムが格納されているRO
Mと、前記プログラム実行のためのワークエリア等を確
保するRAM等から構成されている。
一体化した表示一体型タブレット10と、文字入力のた
めのスタイラスペン11と、表示一体型タブレット10
上でスタイラスペンを操作させた時の座標を入力する座
標入力部12と、表示一体型タブレット上に文字を入力
するための文字入力枠を表示する文字入力枠表示部13
と、文字入力枠表示部13で表示している入力枠中に前
記スタイラスペン11にて筆記したストロークを表示す
る筆記ストローク表示部14と、前記スタイラスペン1
1にて筆記したストローク情報を各文字枠単位で格納す
るストローク情報格納部15と、前記ストローク情報格
納部15に格納されているストローク情報を用いて、文
字単位に認識を行う文字認識部16と、座標入力部12
により検出されたペンタッチの位置と文字入力枠表示部
13にて表示した文字入力枠との関係で筆記中の文字枠
への入力完了を検知する文字枠入力完了検知部17と、
前記文字枠入力完了検知部17からの入力完了検知信号
を受けて、前記筆記ストローク表示部14にて表示して
いるストロークを消去する筆記ストローク消去部18
と、前記筆記ストローク消去部18にて筆記ストローク
消去後、文字認識部16を起動する手書き文字認識起動
部19と、前記文字認識部16からの認識結果を格納す
る認識結果格納部20と、認識結果格納部20に格納さ
れた認識結果を表示する認識結果表示部21と、及び図
示はしていないが、これら全体を制御している中央処理
制御部(CPU)と、本装置及び機器を前記中央処理制
御部で制御するためのプログラムが格納されているRO
Mと、前記プログラム実行のためのワークエリア等を確
保するRAM等から構成されている。
【0019】尚、前記本機器の構成の内、文字入力枠表
示部13と、筆記ストローク表示部14と、筆記ストロ
ーク消去部18と、認識結果表示部21とが表示制御を
行っている。
示部13と、筆記ストローク表示部14と、筆記ストロ
ーク消去部18と、認識結果表示部21とが表示制御を
行っている。
【0020】図2は、表示制御を行う各部により、表示
一体型タブレット10の表示面上に表示される画面の一
例を示した図である。
一体型タブレット10の表示面上に表示される画面の一
例を示した図である。
【0021】100は認識結果表示エリアであり、10
1は認識文字を表示する位置を示すカーソルで、102
は文字入力枠表示部13にて表示された文字入力枠であ
り、102−1、102−2、102−3の3つの入力
枠が表示されていることを示している。
1は認識文字を表示する位置を示すカーソルで、102
は文字入力枠表示部13にて表示された文字入力枠であ
り、102−1、102−2、102−3の3つの入力
枠が表示されていることを示している。
【0022】図3は、本装置の動作の処理制御を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【0023】まず、ユーザは電源を入れる、またはアプ
リケーションを選択する等により、文字入力アプリケー
ションを起動する(ステップS1)。文字入力アプリケ
ーションを起動すると、文字入力枠表示部13が表示一
体型タブレット10の任意のエリアに、図2のような文
字入力枠102を表示する(ステップS2)。この文字
入力枠102を表示するエリアについては、表示中の予
め決められている固定エリアでもよいし、入力する文字
位置を示すカーソルが存在するエリアでも構わない。
リケーションを選択する等により、文字入力アプリケー
ションを起動する(ステップS1)。文字入力アプリケ
ーションを起動すると、文字入力枠表示部13が表示一
体型タブレット10の任意のエリアに、図2のような文
字入力枠102を表示する(ステップS2)。この文字
入力枠102を表示するエリアについては、表示中の予
め決められている固定エリアでもよいし、入力する文字
位置を示すカーソルが存在するエリアでも構わない。
【0024】次に、文字入力枠102へのストロークの
筆記開始の検出を行う(ステップS3)。文字入力枠1
02内へのストローク筆記開始を検出した場合、文字入
力枠102−1、102−2、102−3のいずれの枠
に対して筆記開始が行われているかを検出する(ステッ
プS4)。この検出は、表示している各文字入力枠の座
標と、座標入力部12にて検出したペンタッチの位置と
を比較することで検出することができる。
筆記開始の検出を行う(ステップS3)。文字入力枠1
02内へのストローク筆記開始を検出した場合、文字入
力枠102−1、102−2、102−3のいずれの枠
に対して筆記開始が行われているかを検出する(ステッ
プS4)。この検出は、表示している各文字入力枠の座
標と、座標入力部12にて検出したペンタッチの位置と
を比較することで検出することができる。
【0025】筆記開始をしている文字入力枠を検出した
後、その文字入力枠内への筆記ストロークを筆記ストロ
ーク表示部14にて表示する(ステップS5)ととも
に、ストローク情報格納部15にて格納する(ステップ
S6)。このストローク格納については、例えば特開平
11−25224号公報に開示されている技術を用いれ
ばよい。
後、その文字入力枠内への筆記ストロークを筆記ストロ
ーク表示部14にて表示する(ステップS5)ととも
に、ストローク情報格納部15にて格納する(ステップ
S6)。このストローク格納については、例えば特開平
11−25224号公報に開示されている技術を用いれ
ばよい。
【0026】現在ストロークを筆記中の入力枠に対する
入力が完了するまで、前記ステップS5及びS6を行
い、現在筆記中の入力枠に対して入力すべき文字の全ス
トロークの入力が完了したかどうかを判定する(ステッ
プS7)。この判定は、例えば現在入力中の入力枠以外
のエリアをペンタッチしたことを座標入力部12にて検
出する方法、あるいは最後のペンタッチ後から予め定め
られている一定の時間(例えば2秒など)経過しても、
次のペンタッチが行われないといったことにより判定す
ればよい。
入力が完了するまで、前記ステップS5及びS6を行
い、現在筆記中の入力枠に対して入力すべき文字の全ス
トロークの入力が完了したかどうかを判定する(ステッ
プS7)。この判定は、例えば現在入力中の入力枠以外
のエリアをペンタッチしたことを座標入力部12にて検
出する方法、あるいは最後のペンタッチ後から予め定め
られている一定の時間(例えば2秒など)経過しても、
次のペンタッチが行われないといったことにより判定す
ればよい。
【0027】前記ステップS7にて現在筆記中の入力枠
に対する入力が完了したと検知した場合、入力が完了し
た入力枠内部の筆記ストロークを筆記ストローク消去部
18にて消去する(ステップS8)。この消去は、該当
する入力枠内をクリアする(スペースで上書きをする)
ことで実現できる。
に対する入力が完了したと検知した場合、入力が完了し
た入力枠内部の筆記ストロークを筆記ストローク消去部
18にて消去する(ステップS8)。この消去は、該当
する入力枠内をクリアする(スペースで上書きをする)
ことで実現できる。
【0028】入力枠内を消去後、手書き文字認識起動部
19によって手書き文字認識を起動する(ステップS
9)。この手書き文字認識の起動は、筆記ストローク消
去部18が消去した入力枠の番号(図2の場合では、1
02−1、102−2、102−3のいずれか)を手書
き文字認識起動部19に対して出力し、この出力された
入力枠の番号を受け取った手書き文字認識起動部19
が、受け取った番号の入力枠に入力されたストロークデ
ータが格納されているストローク情報格納部15のアド
レスを、文字認識部16に出力することで行う。尚、詳
細については後述する。
19によって手書き文字認識を起動する(ステップS
9)。この手書き文字認識の起動は、筆記ストローク消
去部18が消去した入力枠の番号(図2の場合では、1
02−1、102−2、102−3のいずれか)を手書
き文字認識起動部19に対して出力し、この出力された
入力枠の番号を受け取った手書き文字認識起動部19
が、受け取った番号の入力枠に入力されたストロークデ
ータが格納されているストローク情報格納部15のアド
レスを、文字認識部16に出力することで行う。尚、詳
細については後述する。
【0029】手書き文字認識を起動した後、一つの文字
入力でなく、文字入力そのものが完了したか否かを判断
し(ステップS10)、完了している場合は、処理を終
了し、完了していない場合には、ステップS4に戻り、
ペンタッチしている文字入力枠の特定を行い、次の文字
入力処理を行う。尚、この文字入力そのものが完了した
かどうかの判定は、例えば、“文字入力完了”等のボタ
ンを設け、このボタン操作があったかどうかを判定する
ことでもよいし、アプリケーション切換キー等にてアプ
リケーション切換の操作指示があることを検出してもよ
いし、また最後のペンタッチ後から一定の時間キー(ペ
ン)操作が無いことにより検出してもよい。
入力でなく、文字入力そのものが完了したか否かを判断
し(ステップS10)、完了している場合は、処理を終
了し、完了していない場合には、ステップS4に戻り、
ペンタッチしている文字入力枠の特定を行い、次の文字
入力処理を行う。尚、この文字入力そのものが完了した
かどうかの判定は、例えば、“文字入力完了”等のボタ
ンを設け、このボタン操作があったかどうかを判定する
ことでもよいし、アプリケーション切換キー等にてアプ
リケーション切換の操作指示があることを検出してもよ
いし、また最後のペンタッチ後から一定の時間キー(ペ
ン)操作が無いことにより検出してもよい。
【0030】文字認識部16の処理は、前記ストローク
入力処理とは独立して行われ、第1の文字を認識してい
る間でも別の文字を入力することができるようになって
いる。つまり、認識する対象となっているストローク情
報が格納されているアドレスを受け取ることで、そのア
ドレスに格納されているストローク情報から文字認識を
行い、認識結果格納部20に対して認識結果を出力す
る。ストローク情報格納部15がストローク情報を既に
格納しているため、この文字認識部16は、認識対象と
なっているストローク情報が格納されているアドレスを
格納するバッファを複数個持つことにより、文字認識処
理を完了していなく、次の文字入力が完了していた場合
でも、現在実行中の文字認識処理を完了後に、次の認識
処理を行うことができる。
入力処理とは独立して行われ、第1の文字を認識してい
る間でも別の文字を入力することができるようになって
いる。つまり、認識する対象となっているストローク情
報が格納されているアドレスを受け取ることで、そのア
ドレスに格納されているストローク情報から文字認識を
行い、認識結果格納部20に対して認識結果を出力す
る。ストローク情報格納部15がストローク情報を既に
格納しているため、この文字認識部16は、認識対象と
なっているストローク情報が格納されているアドレスを
格納するバッファを複数個持つことにより、文字認識処
理を完了していなく、次の文字入力が完了していた場合
でも、現在実行中の文字認識処理を完了後に、次の認識
処理を行うことができる。
【0031】次に、上記で説明した文字認識起動部19
と、文字入力枠への筆記入力の関係について、図4から
図8を用いて詳細に説明する。
と、文字入力枠への筆記入力の関係について、図4から
図8を用いて詳細に説明する。
【0032】図4は、本発明による文字入力装置におけ
る文字入力の様子を示したものである。図5は、ストロ
ーク情報格納部を始めとする各種バッファの様子を示し
たものである。また、図6から図8は、文字認識起動部
19及び文字入力枠への筆記入力部の制御を示すフロー
チャートである。
る文字入力の様子を示したものである。図5は、ストロ
ーク情報格納部を始めとする各種バッファの様子を示し
たものである。また、図6から図8は、文字認識起動部
19及び文字入力枠への筆記入力部の制御を示すフロー
チャートである。
【0033】図4において、(a)は、ひらがなの
“あ”を筆記している途中を示している。入力されたス
トローク情報が入力枠内に表示されると共に、ストロー
ク情報格納部に筆記した分までが順次格納されている。
この時は、まだ認識部は起動されておらず、認識結果を
表示するエリアについても、文字を入力する位置にカー
ソルが表示されているだけである。このストローク情報
格納部の構造は、図5(a)に示すように、一文字分の
文字枠中のストローク情報の長さが、例えば2バイトの
固定長で先頭に格納されており、この長さを知ることに
より、どこからどこまでが格納されているストローク情
報であるかを知ることができる。図3のフローチャート
においてステップS5及びS6の処理がこの部分に相当
している。
“あ”を筆記している途中を示している。入力されたス
トローク情報が入力枠内に表示されると共に、ストロー
ク情報格納部に筆記した分までが順次格納されている。
この時は、まだ認識部は起動されておらず、認識結果を
表示するエリアについても、文字を入力する位置にカー
ソルが表示されているだけである。このストローク情報
格納部の構造は、図5(a)に示すように、一文字分の
文字枠中のストローク情報の長さが、例えば2バイトの
固定長で先頭に格納されており、この長さを知ることに
より、どこからどこまでが格納されているストローク情
報であるかを知ることができる。図3のフローチャート
においてステップS5及びS6の処理がこの部分に相当
している。
【0034】文字入力枠に文字を筆記していくと、図5
(a)のようにストローク情報格納部にそれぞれの入力
枠に対して入力したストロークが格納されていく。この
ストローク情報格納部は、格納されているストローク情
報が認識処理され、認識結果が得られるまで必要となる
ものであり、入力枠に依存するものではない。すなわ
ち、認識処理が高速であり、処理時間があまりかからな
いものについては、ストローク情報格納部の個数は、あ
まり多数なくてもよく、逆に、認識処理に時間がかかる
システム等では、ストローク情報格納部の個数を大目に
準備しておけばよい。
(a)のようにストローク情報格納部にそれぞれの入力
枠に対して入力したストロークが格納されていく。この
ストローク情報格納部は、格納されているストローク情
報が認識処理され、認識結果が得られるまで必要となる
ものであり、入力枠に依存するものではない。すなわ
ち、認識処理が高速であり、処理時間があまりかからな
いものについては、ストローク情報格納部の個数は、あ
まり多数なくてもよく、逆に、認識処理に時間がかかる
システム等では、ストローク情報格納部の個数を大目に
準備しておけばよい。
【0035】図4(b)は、ひらがなの“あ”の筆記が
終わり、2番目の入力枠にひらがなの“い”を入力すべ
く、筆記を始めたところを示している。“あ”を筆記し
ていた入力枠とは別の入力枠に対して、筆記を始めたの
で、図3においてステップS7でストローク完了したと
判断し、“あ”を筆記していた入力枠内部の表示を消去
(ステップS8)し、(a)にて格納したストローク情
報を用いての文字認識が起動している(ステップS
9)。
終わり、2番目の入力枠にひらがなの“い”を入力すべ
く、筆記を始めたところを示している。“あ”を筆記し
ていた入力枠とは別の入力枠に対して、筆記を始めたの
で、図3においてステップS7でストローク完了したと
判断し、“あ”を筆記していた入力枠内部の表示を消去
(ステップS8)し、(a)にて格納したストローク情
報を用いての文字認識が起動している(ステップS
9)。
【0036】この認識部の起動について、図6から図8
までのフローチャートを用いて説明する。
までのフローチャートを用いて説明する。
【0037】図6は文字認識の起動部分の制御を示した
ものであり、図7は文字認識起動中における文字認識開
始処理を示したものであり、図8は文字認識が完了した
後の処理を表している。
ものであり、図7は文字認識起動中における文字認識開
始処理を示したものであり、図8は文字認識が完了した
後の処理を表している。
【0038】図6において、内部を消去した入力枠に筆
記したストローク情報が格納されているストローク情報
格納部(図5(a)参照)の先頭アドレスをストローク
格納ポインターが示しているエリアに格納する(ステッ
プS60)。このストローク格納ポインターは、図5
(b)に示すように、各ストローク情報を格納している
先頭のアドレスを管理するストローク情報アドレステー
ブルにおいてどこに入力が完了したストローク情報を格
納するかを示すものであり、例えば1番目の入力枠に筆
記した“あ”のストローク情報は、(1)のところに、
2番目の入力枠に筆記した“い”のストローク情報は
(2)のところにといった具合に格納されていく。この
ポインタは、図3における文字入力枠を表示させるステ
ップS2のタイミングで、ストローク情報格納アドレス
テーブルの先頭アドレスがデフォルト値として設定され
る。
記したストローク情報が格納されているストローク情報
格納部(図5(a)参照)の先頭アドレスをストローク
格納ポインターが示しているエリアに格納する(ステッ
プS60)。このストローク格納ポインターは、図5
(b)に示すように、各ストローク情報を格納している
先頭のアドレスを管理するストローク情報アドレステー
ブルにおいてどこに入力が完了したストローク情報を格
納するかを示すものであり、例えば1番目の入力枠に筆
記した“あ”のストローク情報は、(1)のところに、
2番目の入力枠に筆記した“い”のストローク情報は
(2)のところにといった具合に格納されていく。この
ポインタは、図3における文字入力枠を表示させるステ
ップS2のタイミングで、ストローク情報格納アドレス
テーブルの先頭アドレスがデフォルト値として設定され
る。
【0039】次に入力されたストローク情報を格納する
エリアを指定するため、ストローク格納ポインタを更新
(1つインクリメント)する(ステップS61)。すな
わち、今の場合は、ポインタの値を(1)から(2)に
して、次のストローク情報を(2)のテーブルに格納す
るようにする。ストローク情報として格納されているも
のがいくつあるかを示すストローク格納カウンタを更新
(1つインクリメント)する(ステップS62)。この
ストローク格納カウンタはストローク格納ポインタがデ
フォルト値に設定されるタイミングで、0に設定されて
いる。
エリアを指定するため、ストローク格納ポインタを更新
(1つインクリメント)する(ステップS61)。すな
わち、今の場合は、ポインタの値を(1)から(2)に
して、次のストローク情報を(2)のテーブルに格納す
るようにする。ストローク情報として格納されているも
のがいくつあるかを示すストローク格納カウンタを更新
(1つインクリメント)する(ステップS62)。この
ストローク格納カウンタはストローク格納ポインタがデ
フォルト値に設定されるタイミングで、0に設定されて
いる。
【0040】認識中であるかどうかをフラグにて判定し
(ステップS63)、認識中であれば、何もせずに文字
認識起動の処理を終了する。認識中でない場合には、認
識中であることを示すフラグをセットし(ステップS6
4)、認識開始処理を行う(ステップS65)。この認
識中であることを示すフラグも、ストローク格納カウン
タやストローク格納ポインタをデフォルト値に設定する
タイミングで、クリアされている。
(ステップS63)、認識中であれば、何もせずに文字
認識起動の処理を終了する。認識中でない場合には、認
識中であることを示すフラグをセットし(ステップS6
4)、認識開始処理を行う(ステップS65)。この認
識中であることを示すフラグも、ストローク格納カウン
タやストローク格納ポインタをデフォルト値に設定する
タイミングで、クリアされている。
【0041】認識開始処理は図7に示すように、認識ポ
インタが指し示しているストローク情報に基づいて実行
し、認識結果を返すものである。この認識ポインタは、
図5(b)に示すように、格納されているストローク情
報の内、どれについて認識を行っているかを示すもので
あり、ストローク格納ポインタと同じタイミングでスト
ローク格納ポインタと同じ値に設定される。今の場合に
は、“あ”のストローク情報が格納されている(1)に
対して認識を実行する(ステップS70)。この認識実
行については、文字入力とは独立に実行されるように構
成しており、認識が完了すると、認識結果を格納し(ス
テップS71)、認識処理終了を通知する(ステップS
72)ようにマルチタスクにて動作する。
インタが指し示しているストローク情報に基づいて実行
し、認識結果を返すものである。この認識ポインタは、
図5(b)に示すように、格納されているストローク情
報の内、どれについて認識を行っているかを示すもので
あり、ストローク格納ポインタと同じタイミングでスト
ローク格納ポインタと同じ値に設定される。今の場合に
は、“あ”のストローク情報が格納されている(1)に
対して認識を実行する(ステップS70)。この認識実
行については、文字入力とは独立に実行されるように構
成しており、認識が完了すると、認識結果を格納し(ス
テップS71)、認識処理終了を通知する(ステップS
72)ようにマルチタスクにて動作する。
【0042】図4の(c)は、ひらがなの“い”の筆記
中に、図4における(b)で起動させた認識が完了し、
認識結果を表示させているところを示している。認識が
完了した場合は、既に説明したように、認識終了が通知
されるので、この認識終了を検知した場合、今実行中の
処理を一旦中断し、図8の処理を実行し、その後、現在
実行中の処理を再開する。すなわち、図8において、認
識中を示すフラグをリセットし(ステップS80)、次
の認識対象を示す認識ポインタを更新(1つインクリメ
ント)する(ステップS81)。例えば、図5(b)に
て(1)の部分の認識が完了した場合には、認識ポイン
タには次の(2)がセットされることになる。
中に、図4における(b)で起動させた認識が完了し、
認識結果を表示させているところを示している。認識が
完了した場合は、既に説明したように、認識終了が通知
されるので、この認識終了を検知した場合、今実行中の
処理を一旦中断し、図8の処理を実行し、その後、現在
実行中の処理を再開する。すなわち、図8において、認
識中を示すフラグをリセットし(ステップS80)、次
の認識対象を示す認識ポインタを更新(1つインクリメ
ント)する(ステップS81)。例えば、図5(b)に
て(1)の部分の認識が完了した場合には、認識ポイン
タには次の(2)がセットされることになる。
【0043】その後、格納されているストローク情報の
内、認識が完了していないものを示すストローク格納カ
ウンタを更新(1つデクリメント)し(ステップS8
2)、この値が0になったかどうかを判定する(ステッ
プS83)。ステップS83にてストローク格納カウン
タが0となった場合には、認識対象となるストローク情
報は、格納されていないので、認識処理終了に伴う処理
を終了し、中断していた処理を再開する。
内、認識が完了していないものを示すストローク格納カ
ウンタを更新(1つデクリメント)し(ステップS8
2)、この値が0になったかどうかを判定する(ステッ
プS83)。ステップS83にてストローク格納カウン
タが0となった場合には、認識対象となるストローク情
報は、格納されていないので、認識処理終了に伴う処理
を終了し、中断していた処理を再開する。
【0044】ステップS83にてストローク格納カウン
タが0でない場合には、引き続き認識するストロークが
存在するので、認識中であることを示すフラグをセット
し(ステップS84)、認識を開始させる(ステップS
85)。この認識を開始させるステップは上記ステップ
S70と同じであるため、ここでは説明を省略する。認
識を開始させた後、認識終了に伴う処理を終了し、中断
していた処理を再開する。
タが0でない場合には、引き続き認識するストロークが
存在するので、認識中であることを示すフラグをセット
し(ステップS84)、認識を開始させる(ステップS
85)。この認識を開始させるステップは上記ステップ
S70と同じであるため、ここでは説明を省略する。認
識を開始させた後、認識終了に伴う処理を終了し、中断
していた処理を再開する。
【0045】図4の(c)の場合には、“あ”のストロ
ークによる認識が完了した後、次に認識すべきストロー
ク情報はまだ格納されていないので、認識処理はここで
一旦完了する。
ークによる認識が完了した後、次に認識すべきストロー
ク情報はまだ格納されていないので、認識処理はここで
一旦完了する。
【0046】図4の(d)は、ひらがなの“い”の筆記
が完了し、3番目の入力枠にひらがなの“う”を入力す
べく、筆記を始めたところを示している。2番目の入力
枠内部の表示を消去し、(c)にて格納したストローク
情報を用いて2番目の入力枠に入力した文字を認識すべ
く文字認識が起動している。これは、図4の(b)の場
合と同じであるため、説明は省略する。
が完了し、3番目の入力枠にひらがなの“う”を入力す
べく、筆記を始めたところを示している。2番目の入力
枠内部の表示を消去し、(c)にて格納したストローク
情報を用いて2番目の入力枠に入力した文字を認識すべ
く文字認識が起動している。これは、図4の(b)の場
合と同じであるため、説明は省略する。
【0047】図4の(e)は、ひらがなの“う”の筆記
が完了し、4番目の入力枠にひらがなの“え”を入力す
べく、筆記を始めたところを示している。(d)で起動
した“い”のストロークに関する認識が完了したところ
なので、ストローク格納カウンタは、今入力中の“え”
のストロークも含め、2になっている。また、入力が完
了した“う”のストロークは、認識が完了した“い”の
ストロークを格納している次の部分に格納されている。
が完了し、4番目の入力枠にひらがなの“え”を入力す
べく、筆記を始めたところを示している。(d)で起動
した“い”のストロークに関する認識が完了したところ
なので、ストローク格納カウンタは、今入力中の“え”
のストロークも含め、2になっている。また、入力が完
了した“う”のストロークは、認識が完了した“い”の
ストロークを格納している次の部分に格納されている。
【0048】図4の(f)は、ひらがなの“え”の筆記
が完了し、その後、筆記操作が行われていない間に、3
番目、及び4番目の入力枠に入力した文字の認識が完了
し、認識結果が表示されているところを示している。こ
れは、“え”の筆記を完了し、一定時間筆記操作が行わ
れなかったため、“え”に対する入力が完了したと判断
し、“え”のストローク情報を格納した後、“う”に対
する認識が完了し、引き続き“え”に対する認識が行わ
れ、完了したことになる。
が完了し、その後、筆記操作が行われていない間に、3
番目、及び4番目の入力枠に入力した文字の認識が完了
し、認識結果が表示されているところを示している。こ
れは、“え”の筆記を完了し、一定時間筆記操作が行わ
れなかったため、“え”に対する入力が完了したと判断
し、“え”のストローク情報を格納した後、“う”に対
する認識が完了し、引き続き“え”に対する認識が行わ
れ、完了したことになる。
【0049】尚、図5に示されたストローク情報格納部
の各種バッファや格納エリアである(a)1文字当たり
のストローク情報格納エリアと(b)ストローク情報格
納アドレステーブルは、メモリサイズに応じて設定され
るものである。そのため、文字を筆記することで順次使
用して行くと格納するエリアが無くなってします。その
ため、このストローク情報格納部の各種バッファや格納
エリアは最後まで使用した場合、再度先頭に戻ってサイ
クリック(循環方式)に使用されるものとする。また、
最後まで使用しきらずに、途中であっても認識が終了し
ており、そのデータが必要ないと判断される場合には、
そのエリアに対して上書きを行う方式であってもよい
し、再度先頭に戻ってサイクリック(循環方式)に使用
される構成であってもよい。
の各種バッファや格納エリアである(a)1文字当たり
のストローク情報格納エリアと(b)ストローク情報格
納アドレステーブルは、メモリサイズに応じて設定され
るものである。そのため、文字を筆記することで順次使
用して行くと格納するエリアが無くなってします。その
ため、このストローク情報格納部の各種バッファや格納
エリアは最後まで使用した場合、再度先頭に戻ってサイ
クリック(循環方式)に使用されるものとする。また、
最後まで使用しきらずに、途中であっても認識が終了し
ており、そのデータが必要ないと判断される場合には、
そのエリアに対して上書きを行う方式であってもよい
し、再度先頭に戻ってサイクリック(循環方式)に使用
される構成であってもよい。
【0050】また、上記記載では、筆記した文字入力枠
とは別の何れかの入力枠にペンタッチがさなれた場合
に、筆記ストローク消去部18によって筆記ストローク
表示部14にて表示されているストロークを消去すると
したが、これは別のものでなくてもよい。例えば、筆記
した文字に対応するストロークデータがすべて格納され
ている場合は、ある一定時間経過により文字枠入力完了
検知部17から入力完了検知信号の出力を行う場合に
は、同じ入力枠をタッチすることで文字認識を起動させ
る構成であってもよい。つまり、新たに何れかの入力枠
にタッチされることによって実行されるということであ
る。
とは別の何れかの入力枠にペンタッチがさなれた場合
に、筆記ストローク消去部18によって筆記ストローク
表示部14にて表示されているストロークを消去すると
したが、これは別のものでなくてもよい。例えば、筆記
した文字に対応するストロークデータがすべて格納され
ている場合は、ある一定時間経過により文字枠入力完了
検知部17から入力完了検知信号の出力を行う場合に
は、同じ入力枠をタッチすることで文字認識を起動させ
る構成であってもよい。つまり、新たに何れかの入力枠
にタッチされることによって実行されるということであ
る。
【0051】このように、筆記が終了すると、その筆記
枠の筆跡を消去し、次の文字の入力を行うようにしたた
め、ユーザにとって、ごく自然なI/F(インターフェ
ース)を提供することができる。
枠の筆跡を消去し、次の文字の入力を行うようにしたた
め、ユーザにとって、ごく自然なI/F(インターフェ
ース)を提供することができる。
【0052】以上、本発明は、説明してきたようによう
に、表示一体型座標入力装置の表示面に、文字が筆記入
力可能な複数の文字入力枠を配置すると共に、前記文字
入力枠内に筆記された筆跡をその筆記位置に表示する表
示制御手段と、前記文字入力枠に入力された筆跡のスト
ローク情報を前記文字入力枠毎に格納するストローク格
納手段と、前記文字入力枠内への筆記入力完了を検知す
る筆記入力完了検知手段と、前記ストローク格納手段に
て前記文字入力枠毎に格納されているストローク情報を
用いて文字単位に認識処理を行う文字認識手段とを有
し、前記表示制御手段は、前記筆記入力完了検知手段に
て筆記入力が完了したことを検知した時点で、筆記入力
が完了した筆記枠内の筆跡を消去することを特徴として
いる。
に、表示一体型座標入力装置の表示面に、文字が筆記入
力可能な複数の文字入力枠を配置すると共に、前記文字
入力枠内に筆記された筆跡をその筆記位置に表示する表
示制御手段と、前記文字入力枠に入力された筆跡のスト
ローク情報を前記文字入力枠毎に格納するストローク格
納手段と、前記文字入力枠内への筆記入力完了を検知す
る筆記入力完了検知手段と、前記ストローク格納手段に
て前記文字入力枠毎に格納されているストローク情報を
用いて文字単位に認識処理を行う文字認識手段とを有
し、前記表示制御手段は、前記筆記入力完了検知手段に
て筆記入力が完了したことを検知した時点で、筆記入力
が完了した筆記枠内の筆跡を消去することを特徴として
いる。
【0053】そのため、文字の筆記が完了した時点で、
筆記枠内の筆跡が消去されため、ユーザにとって自然な
I/F(インターフェース)を提供することができる。
筆記枠内の筆跡が消去されため、ユーザにとって自然な
I/F(インターフェース)を提供することができる。
【0054】また、筆記枠内の筆跡が消去された文字入
力枠は、次の文字筆記に使用できるので、認識のスピー
ドに関係なく、文字を次々に入力することが可能にな
る。
力枠は、次の文字筆記に使用できるので、認識のスピー
ドに関係なく、文字を次々に入力することが可能にな
る。
【0055】さらに、携帯端末等の小型装置において、
認識速度が遅いとか、認識に要する時間を長めに設定
し、認識の精度をより高くしたいといった場合にも、効
果がある。
認識速度が遅いとか、認識に要する時間を長めに設定
し、認識の精度をより高くしたいといった場合にも、効
果がある。
【0056】また、筆記入力完了検知手段として、特に
別の文字入力枠への筆記開始を検知することで入力完了
を検知することを特徴とするため、最低2つの文字入力
枠を設けるだけで、認識のスピードに関係なく、文字を
入力することができるようになり、表示面を有効に使う
ことができるようになり、携帯端末等の小型装置では、
特に大きな効果が得られる。 (第2の実施例)前記第1の実施例においては、図1及
び図3に示されたように、文字枠入力完了検知部17か
ら入力完了検知信号を受けて、筆記ストローク消去部1
8によって筆記ストローク表示部14にて表示されてい
るストロークを消去し、その筆記ストロークの消去後、
ストローク情報格納部15に文字入力枠毎に格納されて
いるストローク情報を用いて文字単位に該当文字に対す
る文字認識処理を行うため、文字認識部16を起動する
手書き文字認識起動部19によって、文字認識処理の起
動がなされる。
別の文字入力枠への筆記開始を検知することで入力完了
を検知することを特徴とするため、最低2つの文字入力
枠を設けるだけで、認識のスピードに関係なく、文字を
入力することができるようになり、表示面を有効に使う
ことができるようになり、携帯端末等の小型装置では、
特に大きな効果が得られる。 (第2の実施例)前記第1の実施例においては、図1及
び図3に示されたように、文字枠入力完了検知部17か
ら入力完了検知信号を受けて、筆記ストローク消去部1
8によって筆記ストローク表示部14にて表示されてい
るストロークを消去し、その筆記ストロークの消去後、
ストローク情報格納部15に文字入力枠毎に格納されて
いるストローク情報を用いて文字単位に該当文字に対す
る文字認識処理を行うため、文字認識部16を起動する
手書き文字認識起動部19によって、文字認識処理の起
動がなされる。
【0057】しかし、上記以外の場合も考えられるため
ここでは第2の実施例としてその内容を記載する。本願
発明の主旨は、あくまでも筆記が完了した入力枠に表示
されているストロークの消去するベストなタイミングを
規定するものであり、それは筆記が行われた入力枠とは
異なる入力枠にタッチ(ペンタッチなど)が行われるこ
とで、1つ前に筆記した入力枠の表示内容を消去するも
のである。
ここでは第2の実施例としてその内容を記載する。本願
発明の主旨は、あくまでも筆記が完了した入力枠に表示
されているストロークの消去するベストなタイミングを
規定するものであり、それは筆記が行われた入力枠とは
異なる入力枠にタッチ(ペンタッチなど)が行われるこ
とで、1つ前に筆記した入力枠の表示内容を消去するも
のである。
【0058】例えば、図示していないが、以下の方式に
て実現できる。 (1)文字枠入力完了検知部17から入力完了検知信号
を受けて、トローク情報格納部15に文字入力枠毎に格
納されているストローク情報を用いて文字単位に該当文
字に対する文字認識処理を行うため、文字認識部16を
起動する手書き文字認識起動部19によって、文字認識
処理の起動がなされる。その文字の認識が完了するまで
の期間に、認識処理の対象となっている文字の入力枠と
は別の何れかの入力枠にペンタッチがさなれた場合に、
筆記ストローク消去部18によって筆記ストローク表示
部14にて表示されているストロークを消去する。尚、
ここでの文字枠入力完了検知部17から入力完了検知信
号の出力は、前記第1の実施例で記載されている方式に
よるものとし、別なエリアへのタッチや、特定のボタン
へのタッチや、未入力の時間経過によるもの等であって
よい。
て実現できる。 (1)文字枠入力完了検知部17から入力完了検知信号
を受けて、トローク情報格納部15に文字入力枠毎に格
納されているストローク情報を用いて文字単位に該当文
字に対する文字認識処理を行うため、文字認識部16を
起動する手書き文字認識起動部19によって、文字認識
処理の起動がなされる。その文字の認識が完了するまで
の期間に、認識処理の対象となっている文字の入力枠と
は別の何れかの入力枠にペンタッチがさなれた場合に、
筆記ストローク消去部18によって筆記ストローク表示
部14にて表示されているストロークを消去する。尚、
ここでの文字枠入力完了検知部17から入力完了検知信
号の出力は、前記第1の実施例で記載されている方式に
よるものとし、別なエリアへのタッチや、特定のボタン
へのタッチや、未入力の時間経過によるもの等であって
よい。
【0059】また、表示されている筆記ストロークの消
去の処理は、割り込み処理の構成としておき、文字認識
処理中に割り込み処理の受け入れを可能としておき、入
力枠へのペンタッチによって割り込み処理を発生させ、
この割り込み処理にて表示されている筆記ストロークの
消去を行う構成としてもよい。
去の処理は、割り込み処理の構成としておき、文字認識
処理中に割り込み処理の受け入れを可能としておき、入
力枠へのペンタッチによって割り込み処理を発生させ、
この割り込み処理にて表示されている筆記ストロークの
消去を行う構成としてもよい。
【0060】尚、上記では入力枠は別のものと記載した
が、ストロークデータがすべて格納されているため、同
じ入力枠であってもよい。つまり、新たに何れかの入力
枠にタッチされることによって実行されるということで
ある。 (2)文字認識処理は、該当する文字のストロークがす
べて入力されない限り、起動されない構成であってもよ
いが、それ以外にストロークが筆記されるたびに順次認
識処理が開始され、最終的には該当する文字の全ストロ
ークの入力が完了した時点で最終的な文字認識が実行さ
れるものであってもよい。そのため、文字認識の処理は
図3のような構成位置(ステップS9)でなくてもよ
い。この場合も、上記(1)と同じように、文字認識部
16を起動する手書き文字認識起動部19によって、文
字認識処理の起動がなされ、その文字の認識が完了する
までの期間に、認識処理の対象となっている文字の入力
枠とは別の何れかの入力枠にペンタッチがさなれた場合
に、筆記ストローク消去部18によって筆記ストローク
表示部14にて表示されているストロークを消去する。
が、ストロークデータがすべて格納されているため、同
じ入力枠であってもよい。つまり、新たに何れかの入力
枠にタッチされることによって実行されるということで
ある。 (2)文字認識処理は、該当する文字のストロークがす
べて入力されない限り、起動されない構成であってもよ
いが、それ以外にストロークが筆記されるたびに順次認
識処理が開始され、最終的には該当する文字の全ストロ
ークの入力が完了した時点で最終的な文字認識が実行さ
れるものであってもよい。そのため、文字認識の処理は
図3のような構成位置(ステップS9)でなくてもよ
い。この場合も、上記(1)と同じように、文字認識部
16を起動する手書き文字認識起動部19によって、文
字認識処理の起動がなされ、その文字の認識が完了する
までの期間に、認識処理の対象となっている文字の入力
枠とは別の何れかの入力枠にペンタッチがさなれた場合
に、筆記ストローク消去部18によって筆記ストローク
表示部14にて表示されているストロークを消去する。
【0061】以上、(1)、(2)のいずれの場合にお
いても、筆記されたストロークによる文字の認識が入力
完了に伴って開始され、その後表示されているストロー
クを消去することから、認識処理を少しでも速く完了で
きるといったメリットを有している。さらに、時系列的
に見てもごく自然な流れとなっている。
いても、筆記されたストロークによる文字の認識が入力
完了に伴って開始され、その後表示されているストロー
クを消去することから、認識処理を少しでも速く完了で
きるといったメリットを有している。さらに、時系列的
に見てもごく自然な流れとなっている。
【0062】以上、ここまで挙げた実施形態における内
容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限
定されるものではない。
容は、本発明の主旨を変えない限り、上記記載内容に限
定されるものではない。
【0063】
【発明の効果】本発明における手書き文字入力装置及び
手書き文字入力方法では、以下の効果が得られる。
手書き文字入力方法では、以下の効果が得られる。
【0064】文字の筆記が完了した時点で、筆記枠内の
筆跡が消去されことから、ユーザにとって自然なI/F
(インターフェース)を提供することができる。
筆跡が消去されことから、ユーザにとって自然なI/F
(インターフェース)を提供することができる。
【0065】また、筆記枠内の筆跡が消去された文字入
力枠は、次の文字筆記に使用できるので、認識のスピー
ドに関係なく、文字を次々に入力することが可能にな
る。
力枠は、次の文字筆記に使用できるので、認識のスピー
ドに関係なく、文字を次々に入力することが可能にな
る。
【0066】さらに、携帯端末等の小型装置において、
認識速度が遅いとか、認識に要する時間を長めに設定
し、認識の精度をより高くしたいといった場合にも、効
果がある。
認識速度が遅いとか、認識に要する時間を長めに設定
し、認識の精度をより高くしたいといった場合にも、効
果がある。
【0067】また、前記筆記入力完了検知手段として、
特に別の文字入力枠への筆記開始を検知することで入力
完了を検知することを特徴とするため、最低2つの文字
入力枠を設けるだけで、認識のスピードに関係なく、文
字を入力することができるようになり、表示面を有効に
使うことができるようになり、携帯端末等の小型装置で
は、特に大きな効果が得られる。
特に別の文字入力枠への筆記開始を検知することで入力
完了を検知することを特徴とするため、最低2つの文字
入力枠を設けるだけで、認識のスピードに関係なく、文
字を入力することができるようになり、表示面を有効に
使うことができるようになり、携帯端末等の小型装置で
は、特に大きな効果が得られる。
【0068】また、筆記されたストロークによる文字の
認識がストロークの入力完了に伴って開始される場合に
は、その後文字の認識開始後、表示されているストロー
クを消去することから、認識処理を少しでも速く完了で
きるといったメリットを有している。さらに、時系列的
に見てもごく自然な流れとなっている。
認識がストロークの入力完了に伴って開始される場合に
は、その後文字の認識開始後、表示されているストロー
クを消去することから、認識処理を少しでも速く完了で
きるといったメリットを有している。さらに、時系列的
に見てもごく自然な流れとなっている。
【図1】本発明による手書き文字入力装置の機能構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本発明による手書き文字入力装置の手書き文字
入力の表示画面の一例を示す図である。
入力の表示画面の一例を示す図である。
【図3】本発明による手書き文字入力装置の処理制御を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図4】本発明による手書き文字入力装置により手書き
入力している様子を示す図である。
入力している様子を示す図である。
【図5】本発明による手書き文字入力装置にて使用して
いる各種バッファの様子を示す図である。
いる各種バッファの様子を示す図である。
【図6】本発明による手書き文字入力装置の文字認識起
動の制御を示すフローチャートである。
動の制御を示すフローチャートである。
【図7】本発明による手書き文字入力装置の認識処理の
制御を示すフローチャートである。
制御を示すフローチャートである。
【図8】本発明による手書き文字入力装置の認識処理終
了通知の制御を示すフローチャートである。
了通知の制御を示すフローチャートである。
1 文字入力装置 10 表示一体型タブレット 11 スタイラスペン 12 座標入力部 13 文字入力枠表示部 14 筆記ストローク表示部 15 ストローク情報格納部 16 文字認識部 17 文字枠入力完了検知部 18 筆記ストローク消去部 19 手書き文字認識起動部 20 認識結果格納部 21 認識結果表示部 100 認識結果表示エリア 101 カーソル 102、102−1、102−2、102−3 文字入
力枠
力枠
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B029 AA01 BB09 CC01 5B064 AB04 AB09 AB14 BA05 BA06 DD06 DD16 FA02 FA06 FA13 5B068 AA02 AA11 CC02 CC06 CC19 CD03 DE11
Claims (5)
- 【請求項1】 表示面と座標入力面とが一体に構成され
た表示一体型座標入力装置の座標入力面上で、筆記され
た文字を表すストロークをもとに文字認識処理を行うこ
とで、文字入力を行う手書き文字入力装置において、 前記表示一体型座標入力装置の表示面に、文字が筆記入
力可能な複数の文字入力枠を配置すると共に、前記文字
入力枠内に筆記された筆跡をその筆記位置に表示する表
示制御手段と、 前記文字入力枠に筆記された筆跡のストローク情報を前
記文字入力枠毎に格納するストローク格納手段と、 前記文字入力枠内への筆記入力完了を検知する筆記入力
完了検知手段と、 前記ストローク格納手段に前記文字入力枠毎に格納され
ているストローク情報を用いて文字単位に認識処理を行
う文字認識手段とを有し、 前記表示制御手段は、前記筆記入力完了検知手段にて筆
記入力が完了したことを検知した時点で、筆記入力が完
了した入力枠内の筆跡を消去することを特徴とする手書
き文字入力装置。 - 【請求項2】 前記文字認識手段は、前記表示制御手段
によって筆記入力が完了した入力枠内の筆跡を消去した
後、前記ストローク格納手段に前記文字入力枠毎に格納
されているストローク情報を用いて文字単位に認識処理
を行うことを特徴とする請求項1記載の手書き文字入力
装置。 - 【請求項3】 前記表示制御手段は、前記文字認識手段
による文字認識開始から文字認識終了までの期間で、前
記筆記入力完了検知手段にて筆記入力が完了したことを
検知した時点で、筆記入力が完了した入力枠内の筆跡を
消去することを特徴とする請求項1記載の手書き文字入
力装置。 - 【請求項4】 前記筆記入力完了検知手段は、新たに文
字入力枠への筆記開始を検知することで入力完了を検知
することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の
手書き文字入力装置。 - 【請求項5】 表示面と座標入力面とが一体に構成され
た表示一体型座標入力装置の座標入力面上で、筆記され
た文字を表すストロークをもとに文字認識処理を行うこ
とで、文字入力を行う手書き文字入力方法において、 前記表示一体型座標入力装置の表示面に、文字が筆記入
力可能な複数の文字入力枠を配置すると共に、前記文字
入力枠内に筆記された筆跡をその筆記位置に表示する表
示制御ステップと、 前記文字入力枠に筆記された筆跡のストローク情報を前
記文字入力枠毎に格納するストローク格納ステップと、 前記文字入力枠内への筆記入力完了を検知する筆記入力
完了検知ステップと、 前記筆記入力完了検知ステップにて筆記入力が完了した
ことを検知した時点で、筆記入力が完了した入力枠内の
筆跡を消去するステップと、 前記ストローク格納ステップにて前記文字入力枠毎に格
納されているストローク情報を用いて文字単位に認識処
理を行う文字認識ステップとからなることを特徴とする
手書き文字入力方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9830399A JP2000293631A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 手書き文字入力装置及び手書き文字入力方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9830399A JP2000293631A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 手書き文字入力装置及び手書き文字入力方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000293631A true JP2000293631A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14216169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9830399A Pending JP2000293631A (ja) | 1999-04-06 | 1999-04-06 | 手書き文字入力装置及び手書き文字入力方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000293631A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008225555A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Takram Design Engineering:Kk | 手書き文字入力装置 |
JP2015194850A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | シャープ株式会社 | 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 |
JP2016018258A (ja) * | 2014-07-04 | 2016-02-01 | 凸版印刷株式会社 | 手書入力処理装置、手書入力処理方法、および、手書入力処理プログラム |
-
1999
- 1999-04-06 JP JP9830399A patent/JP2000293631A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008225555A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Takram Design Engineering:Kk | 手書き文字入力装置 |
JP2015194850A (ja) * | 2014-03-31 | 2015-11-05 | シャープ株式会社 | 情報処理装置、情報処理プログラムおよび情報処理方法 |
JP2016018258A (ja) * | 2014-07-04 | 2016-02-01 | 凸版印刷株式会社 | 手書入力処理装置、手書入力処理方法、および、手書入力処理プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041116 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050517 |