JP2000293385A - スレッド管理システム及び管理方法並びに管理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

スレッド管理システム及び管理方法並びに管理プログラムを記録した記録媒体

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JP2000293385A
JP2000293385A JP11099526A JP9952699A JP2000293385A JP 2000293385 A JP2000293385 A JP 2000293385A JP 11099526 A JP11099526 A JP 11099526A JP 9952699 A JP9952699 A JP 9952699A JP 2000293385 A JP2000293385 A JP 2000293385A
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Asuka Hirano
あす香 平野
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短い時間に集中して処理要求が来ても後続の
処理がブロックされることがなく、かつ新しいスレッド
を生成する必要がないスレッド管理システムの提供。 【解決手段】 所定数のスレッドが生成されその情報が
スレッド情報記憶部101に登録され、生成されたスレ
ッドのうち空きスレッドが空きスレッドリスト102に
登録される。外部からのスレッドを必要とする処理要求
は待機リスト103に登録され空きスレッドリスト10
2を監視して空きスレッドの発生を待って処理を実行す
る。外部からのスレッドを必要としない処理要求は待機
リスト103を介さずに受付けられ処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスレッド管理システ
ム及び管理方法並びに管理プログラムを記録した記録媒
体に関し、特にマルチスレッド処理を行うスレッド管理
システム及び管理方法並びに管理プログラムを記録した
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスレッド管理システムにおける
プログラムは実行開始からある部分までは逐次処理部分
があり、並列処理を行った後、再び逐次処理に戻ってプ
ログラムを終了するというのが一般的である。図15は
従来のスレッド管理システムの処理工程の一例を示すフ
ローチャートである。同図を参照して、プログラムの実
行が開始されると、まず逐次処理が実行される(S10
1)。次に、プログラムのある部分から並列処理に入る
ため、まずスレッドの生成が行われ(S102)、次い
でスレッド並行処理が実行される(S103)。そし
て、スレッド並行処理が終了すると(S104)、再び
逐次処理が実行され(S105)、この逐次処理が終了
するとプログラムは終了する。
【0003】図16は従来のスレッド管理システムの動
作の一例を示す模式説明図である。同図はスレッド管理
システム701が一例として3つのスレッド1〜3を並
列に実行させている様子を示している。一方、スレッド
に実行させるべき処理要求は一旦外部のキュー720に
登録される。キュー720は先入れ先出し方式の登録部
であり、先頭の処理要求から(キュー720の1番目に
登録された処理要求から)順にスレッド管理システム7
01により処理される。そして、スレッドの数がスレッ
ド1〜3しかない場合は、次の処理要求は受け付けられ
ない。そこで、このような場合、第1の方法として新た
にスレッドが生成される。そして、その新たなスレッド
によりその処理要求に係る処理が実行される。第2の方
法として、実行中のスレッド1〜3のいずれかが終了ま
で待機する。そして、いずれかのスレッドが終了したら
そのスレッドによりその処理要求に係る処理が実行され
る。このように、キュー702に登録された処理要求は
番号1から順にスレッド管理システム701に入力され
その処理が実行される。
【0004】ところで、従来のスレッド管理システムの
一例が、特開平10−320216号公報(以下、文献
1という)と、特開平06−318191号公報(以
下、文献2という)に記載されている。従来のスレッド
管理システムは、スレッドを生成する手続き、スレッド
を終了する手続き、スレッドに要求メッセージを割り当
てる手続きを有しており、これらは処理を終えたスレッ
ドを削除せずに再利用して、スレッドの生成削除のオー
バーヘッドを無くすためのものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術には
次のような問題があった。第1の問題点は、文献1記載
の技術では、短い時間に集中して処理要求が来た場合に
空きスレッドがなくなり、重要な処理がブロック(阻
止)されてしまうおそれがあるということである。具体
的には、図16を参照して、スレッド1〜3がともに実
行中のところに次の処理要求が来ると(キュー702の
番号1に登録された処理要求)、その処理要求を実行す
ることができないため、スレッド1〜3のいずれかが空
くのを待つことになる。従って、キュー702の番号2
以降に登録された処理要求も当然のことながら待機状態
となる。
【0006】しかし、このキュー702の番号1〜6に
登録された処理要求の中にはスレッド1〜3を用いなく
ても実行可能なものも含まれているのである。いま、キ
ュー702の番号1に登録された処理要求がスレッド1
〜3を必要とする要求で、キュー702の番号2に登録
された処理要求がスレッド1〜3を必要としない命令で
あるとすると、キュー702の番号2に登録された処理
要求はスレッド1〜3が必要でないにもかかわらず実行
がブロックされることになる。
【0007】第2の問題点は、文献2記載の技術では、
短い時間に集中して処理要求が来た場合に空きスレッド
がなくなると、新しいスレッドを生成するが、すぐにシ
ステムの最大スレッド数に達してしまうおそれがあると
いうことである。具体的には、図16を参照して、スレ
ッド1〜3がともに実行中のところに例えば3つの処理
要求が短い時間に集中して来ると(キュー702の番号
1〜3に処理要求が短い時間に集中して登録される
と)、その処理要求を実行することができないため、新
しいスレッドを次々に生成してそのスレッドをその処理
要求の各々に割り当てるのだが、集中して要求が来た場
合は次々にスレッドを生成することになるためである。
【0008】一方、この種の他のスレッド管理システム
の一例が特開平4−23137号公報(以下、文献3と
いう)及び特開平7−29020号公報(以下、文献4
という)に記載されている。文献3に記載された技術は
スレッドを再使用することに関するものである。文献4
に記載された技術は空きスレッドがない場合は空きスレ
ッドができるまで待つことに関するものである。しか
し、これら文献3,4記載の技術にも前述の問題点を解
決する手段は記載されていない。
【0009】そこで本発明の目的は、短い時間に集中し
て処理要求が来ても後続の処理がブロックされることが
なく、かつ新しいスレッドを生成する必要がないスレッ
ド管理システム及び管理方法並びに管理プログラムを記
録した記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明による第1の発明は、スレッドを必要とする第
1処理要求と前記スレッドを必要としない第2処理要求
とが不規則に発生し、この第1及び第2処理要求を発生
順に実行させるスレッド管理システムであって、そのシ
ステムは前記スレッドを必要とする第1処理要求が先入
れ先出し方式で登録される待機リスト手段と、この待機
リスト手段への前記第1処理要求の登録を制御するとと
もに空きスレッドの発生を待って前記待機リスト手段よ
り先頭の前記処理要求を取出し前記空きスレッドに前記
処理要求を実行させる制御手段とを含むことを特徴とす
る。
【0011】本発明による第2の発明は、所定数のスレ
ッド情報が登録されるスレッド情報登録手段と、このス
レッド情報登録手段に登録されたスレッドのうち空きス
レッドの識別情報が登録される空きスレッドリスト手段
とを含み、前記制御手段は前記スレッド情報登録手段へ
のスレッド情報の登録と前記空きスレッドリスト手段へ
の空きスレッドの識別情報の登録とを制御するとともに
前記空きスレッドリスト手段に登録された空きスレッド
に前記第1処理要求を実行させることを特徴とする。
【0012】本発明による第3の発明は、スレッドを必
要とする第1処理要求と前記スレッドを必要としない第
2処理要求とが不規則に発生し、この第1及び第2処理
要求を発生順に実行させるスレッド管理方法であって、
その方法は前記スレッドを必要とする第1処理要求を先
入れ先出し方式で待機リスト手段に登録する第1ステッ
プと、空きスレッドの発生を待って前記待機リスト手段
より先頭の前記処理要求を取出し前記空きスレッドに前
記処理要求を実行させる第2ステップとを含むことを特
徴とする。
【0013】本発明による第4の発明は、所定数のスレ
ッド情報が登録されるスレッド情報登録手段と、このス
レッド情報登録手段に登録されたスレッドのうち空きス
レッドの識別情報が登録される空きスレッドリスト手段
とを含み、前記第2ステップは前記空きスレッドリスト
手段に登録された空きスレッドに前記第1処理要求を実
行させることを特徴とする。
【0014】本発明による第5の発明は、スレッドを必
要とする第1処理要求と前記スレッドを必要としない第
2処理要求とが不規則に発生し、この第1及び第2処理
要求を発生順に実行させるスレッド管理プログラムを記
録した記録媒体であって、その記録媒体は前記スレッド
を必要とする第1処理要求を先入れ先出し方式で待機リ
スト手段に登録する第1ステップと、空きスレッドの発
生を待って前記待機リスト手段より先頭の前記処理要求
を取出し前記空きスレッドに前記処理要求を実行させる
第2ステップとを含むスレッド管理プログラムを記録し
たことを特徴とする。
【0015】本発明による第6の発明は、所定数のスレ
ッド情報が登録されるスレッド情報登録手段と、このス
レッド情報登録手段に登録されたスレッドのうち空きス
レッドの識別情報が登録される空きスレッドリスト手段
とを含み、前記第2ステップは前記空きスレッドリスト
手段に登録された空きスレッドに前記第1処理要求を実
行させることを特徴とする。
【0016】第1の発明によれば、第1処理要求を待機
リスト手段に登録して空きスレッドの発生を待つよう構
成したため、後続のスレッドを必要としない第2処理要
求を第1処理要求よりも先に実行させることができる。
【0017】第2の発明によれば、スレッド情報登録手
段に所定数のスレッド情報を登録し、その登録されたス
レッド数の範囲内において処理を実行するよう構成した
ため、新しいスレッドを生成する必要が生じない。
【0018】第3及び第5の発明も第1の発明と同様の
作用効果を奏し、第4及び第6の発明も第2の発明と同
様の作用効果を奏する。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概要について説明
する。図2は本発明に係るスレッド管理システムの動作
の概要を示す模式説明図である。なお、従来例(図16
参照)と同様の構成部分については同一番号を付し、そ
の説明を省略する。本発明が従来例(図16参照)と異
なる点は、本発明ではスレッド管理システム11内に待
機リスト12を設けた点である。いま、スレッド1〜3
のいずれもが処理を実行しており空きスレッドがない状
態であるとする。一方、キュー702の先頭の番号1に
はスレッドを必要とする第1処理要求が登録されてお
り、番号2にはスレッドを必要としない第2処理要求が
登録されているとする。本発明では、キュー702の先
頭の番号1に登録されているスレッドを必要とする第1
処理要求を待機リストの最後部(番号5)に登録する。
そして、空きスレッドが発生すると待機リストの先頭の
番号1に登録されている処理要求から順に処理が実行さ
れる。一方、キュー702の先頭の番号1に登録されて
いた第1処理要求は待機リストに移されたため、番号2
に登録されていたスレッドを必要としない第2処理要求
は番号1に移される。この第2処理要求は空きスレッド
の発生を待つ必要がないため、待機リストの番号5に登
録された処理要求よりも先に処理が実行される。
【0020】図2には図示していないがスレッド管理シ
ステム11内には所定数のスレッド情報が登録されるス
レッド情報登録手段が設けられる。プログラムの初期化
時に所定数のスレッドが生成され、そのスレッド情報が
スレッド情報登録手段に登録される。そして、そのスレ
ッド数の範囲内で処理要求が実行される。
【0021】以下、本発明の実施の形態について添付図
面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るスレッ
ド管理システムの最良の実施の形態の構成図である。同
図を参照して、スレッド管理システムはスレッド情報記
憶部101と、空きスレッドリスト102と、待機リス
ト103と、要求物件処理手続104と、制御部105
とを含んで構成されている。
【0022】スレッド情報記憶部101は各スレッドを
識別するための識別情報111と、そのスレッドに対応
する条件変数112と、後述する要求物件ID(IDe
ntification)113とを予め記憶してい
る。本スレッド管理システムの初期化時に、生成したス
レッドの識別情報111と、これと対応する条件変数1
12とをスレッド情報記憶部101に登録しておく。
又、スレッド上で処理されている要求物件がある場合、
処理中の間はその要求物件を表すID(要求物件ID)
113を登録しておく。
【0023】空きスレッドリスト102は現時点で動作
していないスレッドを識別する値をリスト形式で記憶し
ている。待機リスト103は現時点で受け取っている要
求を実行するための情報一式114と要求物件を表すI
D(要求物件ID)113とをリスト形式で記憶してい
る。要求物件処理手続104は、各スレッドの生成時に
渡され、スレッド内で実行される関数である。
【0024】制御部105はスレッド情報記憶部101
への情報の登録と待機リスト103への処理要求の登録
とを制御するとともに、要求物件処理手続104からの
各種要求を受取りその要求に応じてスレッド情報記憶部
101、待機リスト103及び空きスレッドリスト10
2を制御する。
【0025】マルチスレッドで処理したい要求物件があ
る場合はそれを実行するための情報一式114と、要求
物件ID113とを対にして待機リスト103に登録す
る。同時に空きスレッドリスト102を検査し、空きス
レッドがあればスレッドを識別する値からスレッド情報
記憶部101を検索して、対応する条件変数を取得する
ことで、空きスレッド内の要求物件処理手続き104
は、条件変数待ち処理を終え待機リスト103に登録さ
れているデータ一式を取得し、スレッド情報記憶部10
1に要求物件ID113を登録した後、要求物件の処理
を行う。その処理が終了したら自スレッドを識別する値
を空きスレッドリスト102に登録し、スレッド情報記
憶部101に登録された要求物件ID113をクリアし
た後、後述するスレッドシグナル待ちブロックに入る。
【0026】要求情報一式114と、要求物件ID11
3を対にして待機リスト103に登録した際に、空きス
レッドがなかった場合は待機リスト103に登録したま
ま処理を終える。又、各スレッド内の要求物件処理手続
104では、自スレッドを識別する値を空きスレッドリ
スト102に登録するとき、現在リストに登録されてい
る情報の数をチェックしている。現在リストに登録され
ている情報の数が0であった場合は、条件変数待ち処理
には入らずにただちに待機リスト103から要求情報を
取得して要求物件の処理を行う。
【0027】このように、要求を実行するための情報一
式114をすぐに空きスレッドに渡すのではなく、一旦
待機リスト103に登録してから処理することで、短い
時間内に複数の要求が来た時に、処理要求の関数が空き
スレッド待ちでブロックされるのを防ぐことができる。
【0028】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。ま
ず、第1実施例から説明する。第1実施例はスレッドを
生成してからスレッド情報記憶部に登録するまでの処理
に関するものである。図3は第1実施例の動作を示すフ
ローチャートである。同図を参照して、まず、あらかじ
め設定しておいたスレッドの最大数だけスレッドを生成
し(ステップS1)、生成したスレッドの識別情報(ス
レッドID)111と、各スレッドに対応する条件変数
112とをスレッド情報記憶部101に登録する(ステ
ップS2)。その後、各要求待ちに入る(ステップS
3)。
【0029】次に、第2実施例について説明する。第2
実施例は待機リスト登録要求の処理に関するものであ
る。図4は第2実施例の動作を示すフローチャートであ
る。同図を参照して、ステップS3で待機リスト登録要
求が入った場合、待機リストの最後尾に要求情報を登録
する。(ステップS4)。次に、空きスレッドが存在す
るか検査をする(ステップS41)。空きスレッドがな
い場合(ステップS41にてNOの場合)は、ステップ
S3の各要求待ちに戻るが、空きスレッドがある場合
(ステップS41にてYESの場合)は、空きスレッド
リスト102に登録されているスレッドを識別する値を
取得し(ステップS42)、その値からスレッド情報記
憶部101内を検索して空きスレッドに対応する条件変
数112を取得する(ステップS43)。最後に、取得
した条件変数112を引数に空きスレッドにスレッドシ
グナルを送り(ステップS44)、ステップS3の各要
求待ちに戻る。
【0030】次に、第3実施例について説明する。第3
実施例は空きスレッドリスト登録要求の処理に関するも
のである。図5は第3実施例の動作を示すフローチャー
トである。同図を参照して、ステップS3で空きスレッ
ドリスト登録要求が入った場合、現時点で空きスレッド
が存在するかを調べる(ステップS5)。すでに空きス
レッドが存在していた場合(ステップS5にてYESの
場合)、空きスレッドリスト102に追加登録し(ステ
ップS53)、ステップS203の要求待ちに戻る。空
きスレッドが存在しなかった場合(ステップS5にてN
Oの場合)、待機リスト103に要求情報が登録されて
いるかを調べる(ステップS51)。登録されていなけ
れば(ステップS5にてNOの場合)、すぐに待機リス
トから情報を得られることを示す値を返し(ステップS
52)、ステップS3の要求待ちに戻るが、登録されて
いれば(ステップS5にてYESの場合)、空きスレッ
ドリスト102に登録してから(ステップS53)、ス
テップS3の要求待ちに戻る。
【0031】次に、第4実施例について説明する。第4
実施例はキャンセル要求の処理に関するものである。図
6は第4実施例の動作を示すフローチャートである。同
図を参照して、ステップS3でキャンセル要求が入った
場合、キャンセルする処理が、スレッド上で処理中かど
うかを調べる(ステップS6)。まだ待機リスト103
に登録された状態であれば(ステップS6にてNOの場
合)、待機リスト103中から要求情報を削除し(ステ
ップS61)、ステップS3の要求待ちに戻る。スレッ
ド上で処理中であれば(ステップS6にてYESの場
合)、スレッド情報記憶部101内の識別情報111を
取得する(ステップS62)。次に、取得した識別情報
111を使用してスレッドにキャンセル要求を出してス
レッドを消滅させる(ステップS63)。次に消滅させ
たスレッドをもう一度生成してから(ステップS6
4)、ステップS3の要求待ちに戻る。
【0032】次に、第5実施例について説明する。第5
実施例は待機情報取得要求の処理に関するものである。
図7は第5実施例の動作を示すフローチャートである。
同図を参照して、ステップS3で待機情報取得要求が入
った場合、待機リスト103の先頭にある情報を取得し
(ステップS7)、ステップS3の要求待ちに戻る。
【0033】次に、第6実施例について説明する。第6
実施例は要求物件ID登録要求の処理に関するものであ
る。図8は第6実施例の動作を示すフローチャートであ
る。同図を参照して、ステップS3で要求物件ID11
3の登録要求が入った場合、スレッド情報記憶部101
内の対応するエントリ位置に、要求物件ID113を登
録し(ステップS8)、ステップS3の要求待ちに戻
る。
【0034】次に、第7実施例について説明する。第7
実施例は要求物件処理手続104における処理に関する
ものであり、図3のステップS1で生成されるスレッド
内の動作である。図9は第7実施例の動作を示すフロー
チャートである。図9は、処理を終了したスレッドが存
在し、まだ空きスレッドリスト102に登録する前の状
態において、待機リスト103に要求情報が登録された
場合の処理を示している。
【0035】同図を参照して、スレッド生成後は、まず
空きスレッドリスト102と待機リスト103をチェッ
クする(ステップS91)。待機リスト103に要求情
報が登録されていなかった場合(ステップS91にてN
Oの場合)、待機リスト103に要求情報が登録された
ことを知らせるスレッドシグナルを待ってブロックする
(ステップS96)。スレッドシグナルを受け取ったら
(ステップS97)、ステップS92に移る。ステップ
S91で、空きスレッドが存在せず、待機リストに要求
情報が登録されている場合(ステップS91にてYES
の場合)、すぐにステップS92に移り、待機リスト1
03から要求情報を取得する要求を出し、次に、要求物
件ID113の登録要求を出す(ステップS93)。次
に、取得した要求物件ID113を使用して要求を実行
し(ステップS94)、要求の実行終了後に、空きスレ
ッドリスト102への登録要求を出す(ステップS9
5)。次に、ステップS91に戻って以上の動作を繰り
返す。
【0036】次に、第8実施例について説明する。第8
実施例はシステム全体の流れを説明したものである。図
10及び図11は第8実施例の動作を示す模式説明図で
ある。図10を参照して、スレッド情報記憶部401に
は、識別情報(スレッドID)111、条件変数11
2、要求物件ID(invokeID)113が登録さ
れている。なお、同図において制御部は図示を省略され
ている。本具体例では、空きスレッドリスト402内の
スレッドを識別する値に、スレッド情報記憶部401の
表内のエントリ位置を使用する。待機リスト403内の
要求情報には、要求物件を処理するための関数ポインタ
と、その関数へ渡す引数、要求物件を識別するためのi
nvokeIDが含まれている。
【0037】上記のように情報を登録し、本スレッド管
理システムを使用することによって、OSIネットワー
ク管理システムにおけるCMIS(Common Ma
nagement Information Serv
ice)処理を、スレッドの生成消滅のオーバーヘッド
なしに並列に行うことが可能になり、以前に受け取った
値取得処理(M−GET)をキャンセルする要求(M−
CANCEL−GET)が来た場合でも、invoke
IDから対応する処理をキャンセルすることが可能にな
る。
【0038】しかし、一番の効果は空きスレッドが存在
しない場合にも新しいスレッドを生成したり、スレッド
が空くのを待って処理がブロックされないことにある。
ネットワーク管理や装置管理では、一旦障害が起こると
短い時間に集中して障害通知が上がることになり、結
果、スレッド管理システムにも集中して処理要求が出さ
れるが、空きスレッドを待って処理がブロックされてし
まうと、他の重要な処理が停止してしまう恐れがあり、
又、新しいスレッドを生成すると、要求件数が多いため
に一気にシステムの最大スレッド数に達してしまう恐れ
がある。本スレッド管理システムでは、空きスレッドが
存在しない場合でも受け取った要求情報を一旦待機リス
トに登録しておくためこのようなことが起きる心配はな
い。
【0039】図11は、本スレッド管理システムが、ス
レッドを管理している様子を示したものである。現在、
実行スレッド3、実行スレッド4は要求物件を処理して
いる最中であり、実行スレッド0、実行スレッド1、実
行スレッド2は空きスレッドであり、2、0、1の順で
空きスレッドリスト503に登録されている。そこに新
たな要求情報が待機リスト501に登録されたため、空
きスレッドリスト503の先頭に登録されている値
(2)から、条件変数cond3を取得し、実行スレッ
ド2へ、スレッドシグナル511を送っている。実行ス
レッド2はスレッドシグナル511を受け取ったら待機
情報を取得し、その情報から要求物件の処理を始める。
スレッドに要求情報が渡ったため、スレッド情報記憶部
502の、エントリの2番目の位置には要求物件ID
(24)が登録されている。
【0040】次に、第9実施例について説明する。第9
実施例はキャンセル要求の第2の処理に関するものであ
る。図12は第9実施例の構成図である。図13は第9
実施例の動作を示すフローチャートである。図12を参
照すると、第9実施例も各スレッドに対応する情報を保
持しているスレッド情報記憶部601と、現在動作して
いないスレッドを識別する値を記憶している空きスレッ
ドリスト602と、現時点で受け取っている要求を実行
するための情報一式を記憶している待機リスト603
と、スレッド内で実行する動作を記憶している要求物件
処理手続604を含むが、スレッド情報記憶部601
は、スレッド終了フラグ605の項目を有する点で異な
る。なお、同図においても制御部は図示を省略されてい
る。
【0041】この項目は、概略次のように使用される。
本スレッド管理システムは、キャンセル要求が入った場
合、キャンセルする処理がスレッド上で処理中であれ
ば、対応するエントリのスレッド終了フラグ605の項
目の値を変化させておく。スレッド内では、随時スレッ
ド終了フラグ605をチェックし、フラグ605が変化
していたら、処理を終了し、自スレッドを識別する値を
空きスレッドリスト602につなぐ。
【0042】次に、図13のフローチャートを参照して
第9実施例の全体の動作について詳細に説明する。ステ
ップS3でキャンセル要求が入った場合、キャンセルす
る処理がスレッド上で処理中かどうかを調べる(ステッ
プS31)。まだ待機リスト603に登録された状態で
あれば(ステップS31でNOの場合)、待機リスト6
03中から要求情報を削除し(ステップS32)、ステ
ップS3の要求待ちに戻る。スレッド上で処理中であれ
ば(ステップS31でYESの場合)、スレッド情報記
憶部601内のスレッド終了フラグ項目601のフラグ
を立て(ステップS33)、ステップS3の要求待ちに
戻る。
【0043】図9のフローチャートで説明した要求の実
行時(ステップS94)に呼ばれる関数内では、メモリ
リーク、mutexのデッドロックが起きないような場
所で随時スレッド情報記憶部601のスレッド終了フラ
グの項目601をチェックし、フラグが立っていたらた
だちに処理を終了してステップS95に移る。次に、具
体例について説明する。図12に示すように、スレッド
情報記憶部601には、識別情報111、条件変数11
2、要求物件ID(invokeID)113及びスレ
ッド終了フラグ605が登録されている。本具体例で
も、空きスレッドリスト602内のスレッドを識別する
値に、スレッド情報記憶部601の表内のエントリ位置
を使用する。待機リスト603に登録される要求情報に
は、要求物件を処理するための関数ポインタと、その関
数へ渡す引数、要求物件を識別するためのinvoke
IDが含まれている。上記のように情報を登録し、本ス
レッド管理システムを使用することによって、処理のキ
ャンセルを、スレッドの消滅なしに実現することができ
る。
【0044】次に、第10実施例について説明する。第
10実施例はスレッド管理プログラムを記録した記録媒
体に関するものである。図14は第10実施例の構成図
である。図14はスレッド管理プログラムを記録した記
録媒体と、この記録媒体を駆動する駆動装置の構成図で
ある。駆動装置はCPU(central proce
ssing unit)21と、入力部22と、記憶部
23と、スレッド管理システム部11とからなり、この
駆動装置で記録媒体25を駆動する。スレッド管理シス
テム部24は図1、図10及び図12に示す各構成部1
01〜105、401〜404及び601〜604を全
て含んでいる。又、記録媒体25には図3乃至図9、及
び図13にフローチャートで示した処理を実行するため
のプログラムが記録されている。
【0045】次に、動作について説明する。入力部22
よりCPU21に対しプログラムのロード命令が入力さ
れると、CPU21は記録媒体25からプログラムを読
出し、その読出したプログラムを記憶部23に書込む。
次に、入力部22よりCPU21に対しプログラムの実
行命令が入力されると、CPU21は記憶部23よりプ
ログラムを読出し、その読出したプログラムに従ってス
レッド管理システム部24を制御する。その制御する内
容については前述したので説明を省略する。
【0046】
【発明の効果】本発明による第1の発明によれば、スレ
ッドを必要とする第1処理要求と前記スレッドを必要と
しない第2処理要求とが不規則に発生し、この第1及び
第2処理要求を発生順に実行させるスレッド管理システ
ムであって、そのシステムは前記スレッドを必要とする
第1処理要求が先入れ先出し方式で登録される待機リス
ト手段と、この待機リスト手段への前記第1処理要求の
登録を制御するとともに空きスレッドの発生を待って前
記待機リスト手段より先頭の前記処理要求を取出し前記
空きスレッドに前記処理要求を実行させる制御手段とを
含んで構成されるため、後続のスレッドを必要としない
第2処理要求を第1処理要求よりも先に実行させること
ができる。従って、短い時間に集中して処理要求が来て
も後続の処理がブロックされることがない。
【0047】本発明による第2の発明によれば、所定数
のスレッド情報が登録されるスレッド情報登録手段と、
このスレッド情報登録手段に登録されたスレッドのうち
空きスレッドの識別情報が登録される空きスレッドリス
ト手段とを含み、前記制御手段は前記スレッド情報登録
手段へのスレッド情報の登録と前記空きスレッドリスト
手段への空きスレッドの識別情報の登録とを制御すると
ともに前記空きスレッドリスト手段に登録された空きス
レッドに前記第1処理要求を実行させる構成であるた
め、新しいスレッドを生成する必要が生じない。従っ
て、新しいスレッドを生成してもすぐに最大スレッド数
に達してしまうという課題は発生しない。
【0048】本発明による第3及び第5の発明も第1の
発明と同様の作用効果を奏し、本発明による第4及び第
6の発明も第2の発明と同様の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスレッド管理システムの最良の実
施の形態の構成図である。
【図2】本発明に係るスレッド管理システムの動作の概
要を示す模式説明図である。
【図3】第1実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】第2実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】第3実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】第4実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】第5実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】第6実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】第7実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】第8実施例の動作を示す模式説明図である。
【図11】第8実施例の動作を示す模式説明図である。
【図12】第9実施例の構成図である。
【図13】第9実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】第10実施例の構成図である。
【図15】従来のスレッド管理システムの処理工程の一
例を示すフローチャートである。
【図16】従来のスレッド管理システムの動作の一例を
示す模式説明図である。
【符号の説明】
11,24 スレッド管理システム 12,103 待機リスト 403,501,603 待機リスト 101,401,502,601 スレッド情報記憶部 102,402,503,602 空きスレッドリスト 104、404,604 要求物件処理手続 105 制御部

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スレッドを必要とする第1処理要求と前
    記スレッドを必要としない第2処理要求とが不規則に発
    生し、この第1及び第2処理要求を発生順に実行させる
    スレッド管理システムであって、 前記スレッドを必要とする第1処理要求が先入れ先出し
    方式で登録される待機リスト手段と、この待機リスト手
    段への前記第1処理要求の登録を制御するとともに空き
    スレッドの発生を待って前記待機リスト手段より先頭の
    前記処理要求を取出し前記空きスレッドに前記処理要求
    を実行させる制御手段とを含むことを特徴とするスレッ
    ド管理システム。
  2. 【請求項2】 所定数のスレッド情報が登録されるスレ
    ッド情報登録手段と、このスレッド情報登録手段に登録
    されたスレッドのうち空きスレッドの識別情報が登録さ
    れる空きスレッドリスト手段とを含み、前記制御手段は
    前記スレッド情報登録手段へのスレッド情報の登録と前
    記空きスレッドリスト手段への空きスレッドの識別情報
    の登録とを制御するとともに前記空きスレッドリスト手
    段に登録された空きスレッドに前記第1処理要求を実行
    させることを特徴とする請求項1記載のスレッド管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記待機リスト手段に
    前記第1処理要求が登録された際に空きスレッドが存在
    しない場合は、次の要求を待機することを特徴とする請
    求項1又は2記載のスレッド管理システム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記待機リスト手段に
    前記第1処理要求が登録された際に空きスレッドが存在
    する場合は、前記空きスレッドに前記第1処理要求を実
    行させるための処理開始許諾信号を送出した後に次の要
    求を待機することを特徴とする請求項1又は2記載のス
    レッド管理システム。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記空きスレッド登録
    要求が入った際、前記空きスレッドが存在せずかつ前記
    待機リスト手段に前記第1処理要求が登録されていない
    場合はすぐに前記待機リスト手段から情報が得られる旨
    を示す情報を発生させ、その後に次の要求を待機するこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のスレッド管理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記空きスレッド登録
    要求が入った際、前記空きスレッドが存在する場合は前
    記空きスレッド登録要求に係る空きスレッドの識別情報
    を前記空きスレッドリスト手段に登録した後に次の要求
    を待機することを特徴とする請求項2記載のスレッド管
    理システム。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記空きスレッド登録
    要求が入った際、前記空きスレッドが存在せずかつ前記
    待機リスト手段に前記第1処理要求が登録されている場
    合は前記空きスレッド登録要求に係る空きスレッドの識
    別情報を前記空きスレッドリスト手段に登録した後に次
    の要求を待機することを特徴とする請求項2記載のスレ
    ッド管理システム。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、処理のキャンセル要求
    が入った際、キャンセルする処理がスレッド上で処理中
    が否かを調べ、スレッド上で処理されておらずまだ前記
    待機リスト手段に登録されている状態であれば前記待機
    リスト手段より前記キャンセルする処理に係る第1処理
    要求を削除した後に次の要求を待機することを特徴とす
    る請求項1又は2記載のスレッド管理システム。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、処理のキャンセル要求
    が入った際、キャンセルする処理がスレッド上で処理中
    が否かを調べ、スレッド上で処理中であればそのスレッ
    ドを一旦消滅させ、次に再度生成した後に次の要求を待
    機することを特徴とする請求項1又は2記載のスレッド
    管理システム。
  10. 【請求項10】 処理を終了したがまだ空きスレッドリ
    スト手段に登録されていない状態のスレッドは、前記空
    きスレッドリスト手段に空きスレッドが登録されておら
    ずかつ前記待機リスト手段に前記第1処理要求が登録さ
    れている場合は前記制御手段より前記第1処理要求を実
    行させるための処理開始許諾信号を受取った後に前記第
    1処理要求に係る処理を実行し、その処理終了後に自ス
    レッドを前記空きスレッドリスト手段に登録する要求を
    前記制御手段に送出することを特徴とする請求項1又は
    2記載のスレッド管理システム。
  11. 【請求項11】 前記スレッド情報登録手段にはさらに
    各スレッド毎にそのスレッドが実行する処理をキャンセ
    ルする場合に立てるフラグが登録され、前記制御手段
    は、前記スレッド情報登録手段に前記フラグが登録され
    ている場合にそのフラグに対応するスレッドの実行する
    処理をキャンセルすることを特徴とする請求項2記載の
    スレッド管理システム。
  12. 【請求項12】 スレッドを必要とする第1処理要求と
    前記スレッドを必要としない第2処理要求とが不規則に
    発生し、この第1及び第2処理要求を発生順に実行させ
    るスレッド管理方法であって、 前記スレッドを必要とする第1処理要求を先入れ先出し
    方式で待機リスト手段に登録する第1ステップと、空き
    スレッドの発生を待って前記待機リスト手段より先頭の
    前記処理要求を取出し前記空きスレッドに前記処理要求
    を実行させる第2ステップとを含むことを特徴とするス
    レッド管理方法。
  13. 【請求項13】 所定数のスレッド情報が登録されるス
    レッド情報登録手段と、このスレッド情報登録手段に登
    録されたスレッドのうち空きスレッドの識別情報が登録
    される空きスレッドリスト手段とを含み、前記第2ステ
    ップは前記空きスレッドリスト手段に登録された空きス
    レッドに前記第1処理要求を実行させることを特徴とす
    る請求項1記載のスレッド管理方法。
  14. 【請求項14】 前記第2ステップは、前記待機リスト
    手段に前記第1処理要求が登録された際に空きスレッド
    が存在するか否かを判定する第21ステップと、この第
    21ステップにて空きスレッドが存在しないと判定され
    た場合に次の要求を待機する第22ステップとを含むこ
    とを特徴とする請求項12又は13記載のスレッド管理
    方法。
  15. 【請求項15】 前記第2ステップは、前記第21ステ
    ップにて空きスレッドが存在すると判定された場合に前
    記空きスレッドに前記第1処理要求を実行させるための
    スレッドシグナルを送出する第23ステップと、この第
    23ステップの次に次の要求を待機する第24ステップ
    とを含むことを特徴とする請求項14記載のスレッド管
    理方法。
  16. 【請求項16】 前記第2ステップは、前記空きスレッ
    ド登録要求が入った際、前記空きスレッドが存在するか
    否かを判定する第25ステップと、この第25ステップ
    にて前記空きスレッドが存在しないと判定された場合に
    前記待機リスト手段に前記第1処理要求が登録されてい
    るか否かを判定する第26ステップと、この第26ステ
    ップにて前記第1処理要求が登録されていないと判定さ
    れた場合はすぐに前記待機リスト手段から情報が得られ
    る旨を示す情報を発生させる第27ステップと、この第
    27ステップの次に次の要求を待機する第28ステップ
    とを含むことを特徴とする請求項12又は13記載のス
    レッド管理方法。
  17. 【請求項17】 前記第2ステップは、前記第25ステ
    ップにて前記空きスレッドが存在すると判定された場合
    は前記空きスレッド登録要求に係る空きスレッドの識別
    情報を前記空きスレッドリスト手段に登録する第29ス
    テップと、この第29ステップの次に次の要求を待機す
    る第30ステップとを含むことを特徴とする請求項16
    記載のスレッド管理方法。
  18. 【請求項18】 前記第2ステップは、前記第25ステ
    ップにて前記空きスレッドが存在しないと判定され、か
    つ前記第26ステップにて前記待機リスト手段に前記第
    1処理要求が登録されていると判定された場合に前記空
    きスレッド登録要求に係る空きスレッドの識別情報を前
    記空きスレッドリスト手段に登録する第31ステップ
    と、この第31ステップの次に次の要求を待機する第3
    2ステップとを含むことを特徴とする請求項16記載の
    スレッド管理方法。
  19. 【請求項19】 前記第2ステップは、処理のキャンセ
    ル要求が入った際、キャンセルする処理がスレッド上で
    処理中が否かを判定する第32ステップと、この第32
    ステップにてスレッド上で処理されておらずまだ前記待
    機リスト手段に登録されている状態であると判定された
    場合に前記待機リスト手段より前記キャンセルする処理
    に係る第1処理要求を削除する第33ステップと、この
    第33ステップの次に次の要求を待機する第34ステッ
    プとを含むことを特徴とする請求項12又は13記載の
    スレッド管理方法。
  20. 【請求項20】 前記第2ステップは、前記第32ステ
    ップにてスレッド上で処理されていると判定された場合
    にそのスレッドを一旦消滅させる第35ステップと、こ
    の第35ステップの次に前記消滅させたスレッドを再度
    生成する第36ステップと、この第36ステップの次に
    次の要求を待機する第37ステップとを含むことを特徴
    とする請求項19記載のスレッド管理方法。
  21. 【請求項21】 処理を終了したがまだ空きスレッドリ
    スト手段に登録されていない状態のスレッドは、前記空
    きスレッドリスト手段に空きスレッドが登録されておら
    ずかつ前記待機リスト手段に前記第1処理要求が登録さ
    れている場合は前記制御手段より前記第1処理要求を実
    行させるための処理開始許諾信号を受取った後に前記第
    1処理要求に係る処理を実行する第38ステップと、そ
    の処理終了後に自スレッドを前記空きスレッドリスト手
    段に登録する要求を前記制御手段に送出する第39ステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項12又は13記載
    のスレッド管理方法。
  22. 【請求項22】 前記スレッド情報登録手段にはさらに
    各スレッド毎にそのスレッドが実行する処理をキャンセ
    ルする場合に立てるフラグが登録され、前記第2ステッ
    プは、前記スレッド情報登録手段に前記フラグが登録さ
    れている場合にそのフラグに対応するスレッドの実行す
    る処理をキャンセルする第40ステップを含むことを特
    徴とする請求項13記載のスレッド管理方法。
  23. 【請求項23】 スレッドを必要とする第1処理要求と
    前記スレッドを必要としない第2処理要求とが不規則に
    発生し、この第1及び第2処理要求を発生順に実行させ
    るスレッド管理プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 前記スレッドを必要とする第1処理要求を先入れ先出し
    方式で待機リスト手段に登録する第1ステップと、空き
    スレッドの発生を待って前記待機リスト手段より先頭の
    前記処理要求を取出し前記空きスレッドに前記処理要求
    を実行させる第2ステップとを含むスレッド管理プログ
    ラムを記録した記録媒体。
  24. 【請求項24】 所定数のスレッド情報が登録されるス
    レッド情報登録手段と、このスレッド情報登録手段に登
    録されたスレッドのうち空きスレッドの識別情報が登録
    される空きスレッドリスト手段とを含み、前記第2ステ
    ップは前記空きスレッドリスト手段に登録された空きス
    レッドに前記第1処理要求を実行させることを特徴とす
    る請求項23記載の記録媒体。
  25. 【請求項25】 前記第2ステップは、前記待機リスト
    手段に前記第1処理要求が登録された際に空きスレッド
    が存在するか否かを判定する第21ステップと、この第
    21ステップにて空きスレッドが存在しないと判定され
    た場合に次の要求を待機する第22ステップとを含むこ
    とを特徴とする請求項23又は24記載の記録媒体。
  26. 【請求項26】 前記第2ステップは、前記第21ステ
    ップにて空きスレッドが存在すると判定された場合に前
    記空きスレッドに前記第1処理要求を実行させるための
    スレッドシグナルを送出する第23ステップと、この第
    23ステップの次に次の要求を待機する第24ステップ
    とを含むことを特徴とする請求項25記載の記録媒体。
  27. 【請求項27】 前記第2ステップは、前記空きスレッ
    ド登録要求が入った際、前記空きスレッドが存在するか
    否かを判定する第25ステップと、この第25ステップ
    にて前記空きスレッドが存在しないと判定された場合に
    前記待機リスト手段に前記第1処理要求が登録されてい
    るか否かを判定する第26ステップと、この第26ステ
    ップにて前記第1処理要求が登録されていないと判定さ
    れた場合はすぐに前記待機リスト手段から情報が得られ
    る旨を示す情報を発生させる第27ステップと、この第
    27ステップの次に次の要求を待機する第28ステップ
    とを含むことを特徴とする請求項23又は24記載の記
    録媒体。
  28. 【請求項28】 前記第2ステップは、前記第25ステ
    ップにて前記空きスレッドが存在すると判定された場合
    は前記空きスレッド登録要求に係る空きスレッドの識別
    情報を前記空きスレッドリスト手段に登録する第29ス
    テップと、この第29ステップの次に次の要求を待機す
    る第30ステップとを含むことを特徴とする請求項27
    記載の記録媒体。
  29. 【請求項29】 前記第2ステップは、前記第25ステ
    ップにて前記空きスレッドが存在しないと判定され、か
    つ前記第26ステップにて前記待機リスト手段に前記第
    1処理要求が登録されていると判定された場合に前記空
    きスレッド登録要求に係る空きスレッドの識別情報を前
    記空きスレッドリスト手段に登録する第31ステップ
    と、この第31ステップの次に次の要求を待機する第3
    2ステップとを含むことを特徴とする請求項27記載の
    記録媒体。
  30. 【請求項30】 前記第2ステップは、処理のキャンセ
    ル要求が入った際、キャンセルする処理がスレッド上で
    処理中が否かを判定する第32ステップと、この第32
    ステップにてスレッド上で処理されておらずまだ前記待
    機リスト手段に登録されている状態であると判定された
    場合に前記待機リスト手段より前記キャンセルする処理
    に係る第1処理要求を削除する第33ステップと、この
    第33ステップの次に次の要求を待機する第34ステッ
    プとを含むことを特徴とする請求項23又は24記載の
    記録媒体。
  31. 【請求項31】 前記第2ステップは、前記第32ステ
    ップにてスレッド上で処理されていると判定された場合
    にそのスレッドを一旦消滅させる第35ステップと、こ
    の第35ステップの次に前記消滅させたスレッドを再度
    生成する第36ステップと、この第36ステップの次に
    次の要求を待機する第37ステップとを含むことを特徴
    とする請求項30記載の記録媒体。
  32. 【請求項32】 処理を終了したがまだ空きスレッドリ
    スト手段に登録されていない状態のスレッドは、前記空
    きスレッドリスト手段に空きスレッドが登録されておら
    ずかつ前記待機リスト手段に前記第1処理要求が登録さ
    れている場合は前記制御手段より前記第1処理要求を実
    行させるための処理開始許諾信号を受取った後に前記第
    1処理要求に係る処理を実行する第38ステップと、そ
    の処理終了後に自スレッドを前記空きスレッドリスト手
    段に登録する要求を前記制御手段に送出する第39ステ
    ップとを含むことを特徴とする請求項23又は24記載
    の記録媒体。
  33. 【請求項33】 前記スレッド情報登録手段にはさらに
    各スレッド毎にそのスレッドが実行する処理をキャンセ
    ルする場合に立てるフラグが登録され、前記第2ステッ
    プは、前記スレッド情報登録手段に前記フラグが登録さ
    れている場合にそのフラグに対応するスレッドの実行す
    る処理をキャンセルする第40ステップを含むことを特
    徴とする請求項24記載の記録媒体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004062542A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Ntt Comware Corp プロセス生成管理装置、及びプロセス生成管理方法、並びにプロセス生成管理プログラム
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CN102394088A (zh) * 2011-06-28 2012-03-28 上海盈方微电子有限公司 一种多媒体数据源读取模型的架构方法
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