JP2000292272A - フィルムセンサ - Google Patents

フィルムセンサ

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JP2000292272A
JP2000292272A JP11099298A JP9929899A JP2000292272A JP 2000292272 A JP2000292272 A JP 2000292272A JP 11099298 A JP11099298 A JP 11099298A JP 9929899 A JP9929899 A JP 9929899A JP 2000292272 A JP2000292272 A JP 2000292272A
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JP
Japan
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opening
film
film sensor
conductive layer
conductive layers
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JP11099298A
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English (en)
Inventor
Ken Koyata
憲 小八田
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電層相互間の接続を短時間で簡単に行うこ
とが可能なフィルムセンサを提供する。 【解決手段】 導電層1a,2aが形成された第1及び
第2の絶縁フィルム1,2を、導電層を対向させると共
に、開口部3aを有する第3の絶縁フィルムからなるス
ペーサ3を絶縁フィルム1,2の間に挟み込み、導電層
1a,2aが開口部3aで対向するフィルムセンサ10。
開口部3aで対向する導電層1a,2aを強制的に接続
させて検知部Pdが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、圧力検知
等に用いるフィルムセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムセンサは、例えば、図4に示す
ように、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の柔
軟で絶縁性を有するプラスチック製の絶縁フィルムから
なるフィルム基板1,2の間に、同じくPET等の柔軟
で絶縁性を有するプラスチック製の絶縁フィルムからな
るスペーサ3を挟み込んだものである。
【0003】このとき、フィルム基板1,2は、それぞ
れの表面に、電気的に絶縁される別個の導電層1a,2
aからなる導電回路を有し、導電層1a,2aを対向さ
せて配置される。フィルム基板1,2は、通常のプリン
ト回路板の導体パターンと同様に、電気回路を構成する
よう所望に応じて種々の形状に導電層1a,2aを形成
し、それぞれに独立した複数個の導電回路を設けたり、
端末部を設けてフィルムセンサ外部との電気的接続を行
うことができるように構成されることが多い。
【0004】一方、スペーサ3は、所望位置に開口部3
aが設けられ、導電層1a,2aは開口部3aにおい
て、スペーサ3の厚さ分の空間を隔てて対向している。
上記のように構成されるフィルムセンサは、図4に示す
ように、開口部3aに、図中矢印A又は矢印B方向から
圧力が作用すると、フィルム基板1,2の一方或いは双
方が弾性変形して導電層1a,2a間が接続される。こ
れにより、前記フィルムセンサは、オン−オフを判定す
るセンサとして動作し、一定以上の圧力が開口部3aに
加わった事を検出することができる。また、圧力に応じ
て接触抵抗が変化する特殊な印刷導体インクを導電層1
a,2a上に塗布し、抵抗値変化による圧力変化を検出
することもできる。
【0005】上記フィルムセンサは、例えば、フィルム
基板1の圧力検知用の導電層1aと、フィルム基板2の
前記端末部を構成する導電層2aとを接続し、フィルム
基板1,2のそれぞれに設けられた圧力検知用の導電層
の端末部を同一のフィルム基板上に搭載する場合等、回
路構成上の必要によっては、導電層1aと導電層2aと
を電気的に永久接続する場合がある。
【0006】このような導電層間の永久接続を行う場
合、金属箔の導体層を有する通常のプリント回路板で用
いるスルーホールめっきや鳩目等による層間接続手段が
考えられる。しかし、これらの手段は、導電層が導電ペ
ーストの印刷によって構成されていることから、接続の
信頼性が得られ難く、適当ではない。このため、通常
は、図5に示すように、スペーサ3の開口部3aに導電
性接着剤4を配置し、両面から圧力を加えながら、ま
た、導電性接着剤4の種類によっては同時に加熱しなが
ら、導電性接着剤4を硬化させ、導電層1aと導電層2
aとの永久接続を達成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記フィル
ムセンサにおける導電層1aと導電層2aとの永久接続
に際しては、導電性接着剤4が硬化するまで、加圧状態
に保持する必要があり、接着作業に長時間を要する。ま
た、導電性接着剤4は、フィルム基板1,2の間に封止
されるので、硬化が完了したか否かを目視で確認するこ
とができず、経験則に基づいて時間的な余裕を持って硬
化させるため、硬化時間が一層長時間となってしまう。
更に、導電性接着剤4が、薄いフィルム状の場合には、
スペーサ3の開口部3aに配置可能な外形寸法に切断
し、開口部3aに配置するには、細心の注意の下に取り
扱う必要があり、導電層1aと導電層2aとの接続が非
常に煩雑で難しいという問題があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、導電層相互間の接続を短時間で簡単に行うことが可
能なフィルムセンサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては上記目
的を達成するため、導電層が形成された第1及び第2の
絶縁フィルムを、前記導電層を対向させると共に、開口
部を有する第3の絶縁フィルムからなるスペーサを前記
両絶縁フィルムの間に挟み込み、前記導電層が前記開口
部で対向するフィルムセンサであって、前記開口部で対
向する前記導電層を強制的に接続させて検知部が形成さ
れている構成としたのである。
【0010】好ましくは、前記検知部を、前記フィルム
センサの前記開口部に対応する位置に取り付けられ、前
記開口部を両側から押圧する押圧部材により、前記第1
及び第2の絶縁フィルムの導電層を強制的に接続させる
ことによって形成する。また好ましくは、前記検知部
を、前記フィルムセンサを前記開口部で折り曲げること
により、前記第1及び第2の絶縁フィルムの導電層を強
制的に接続させることによって形成する。
【0011】更に好ましくは、前記検知部を、前記第1
及び第2の絶縁フィルムに、前記開口部に対応する位置
で貫通させて締結する締結部材により、前記第1及び第
2の絶縁フィルムの導電層を強制的に接触させることに
よって形成する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図3に基づいて詳細に説明する。ここで、本発明の
フィルムセンサ10は、前記従来の技術で説明したフィ
ルムセンサと基本構造が同一のものを使用する。従っ
て、以下の説明並びに図面においては、同一の構成要素
には同一の符号を用いることにより重複した説明を省略
する。
【0013】先ず、第1の実施形態に係るフィルムセン
サ10は、図1に示すように、フィルム基板1,2の間
にスペーサ3が挟み込まれ、スペーサ3に開口部3aが
設けられた端部にクリップ11が取り付けられている。
クリップ11は、板ばね等の弾性金属から成形され、開
口部3aに対応する位置に、開口部3a側へ突出する押
圧部11aが設けられている。
【0014】従って、フィルムセンサ10は、図示のよ
うに、押圧部11aがスペーサ3の開口部3aに対応す
るように、クリップ11を取り付ける。これにより、フ
ィルムセンサ10は、開口部3aで対向しているフィル
ム基板1,2の導電層1a,2aが強制的に接続され、
この部分に検知部Pdが形成される。このように、フィ
ルムセンサ10は、クリップ11を取り付けるだけで、
導電層1a,2a相互間を短時間で簡単に接続し、例え
ば、開口部3aに作用する圧力を検出する検知部Pdを
形成することができる。このとき、フィルムセンサ10
は、クリップ11を取り付けるときに、接着剤を併せて
使用すると、取り付けた後に取付位置が事故等によって
ずれて、導電層1a,2aの接続が解除されることを防
ぐことができる。また、フィルムセンサ10は、クリッ
プ11と同じ機能を有していれば、図示のものに限定さ
れるものではなく、他の形状の押圧部材を使用すること
ができる。
【0015】次に、第2の実施形態に係るフィルムセン
サ15は、図2に示すように、フィルム基板1,2の間
にスペーサ3が挟み込まれ、スペーサ3の開口部3aで
折り曲げることにより、フィルム基板1,2の導電層1
a,2aが強制的に接続されて、この部分に検知部Pd
が形成される。このとき、フィルムセンサ15は、折り
曲げた状態を保持するため、図示のように鳩目16を用
いるが、この目的を達成できれば、この他に、例えば、
接着剤で接着したり、フィルムセンサ10で用いたクリ
ップ11を使用してもよい。また、フィルム基板1,2
は、鳩目16を配置する部分には導電層1a,2aを形
成しないことは言うまでもない。
【0016】従って、フィルムセンサ15は、開口部3
aで折り曲げるだけで、導電層1a,2a相互間を短時
間で簡単に接続して、検知部Pdを形成することができ
る。更に、第3の実施形態に係るフィルムセンサ20
は、図3に示すように、フィルム基板1,2に、開口部
3aに対応する位置でステープル21を取り付け、脚2
1aを貫通させて締結する。これにより、フィルムセン
サ20は、開口部3aで対向しているフィルム基板1,
2の導電層1a,2aが強制的に接続され、この部分に
検知部Pdが形成される。
【0017】このとき、フィルムセンサ20は、ステー
プル21の脚21aが貫通した部分で導電層1a,2a
が破壊される。このため、ステープル21は、平面から
見た形状が円形や矩形等いずれの形状でもよいが、面積
は本実施形態の目的に合致した範囲で、可能な限り小さ
いことが望ましい。また、フィルムセンサ20は、本実
施形態の目的に合致していれば、ステープル21に代え
て、フィルムセンサ15で用いたような鳩目やリベット
等の締結部材を使用することができる。
【0018】従って、フィルムセンサ20は、フィルム
基板1,2の開口部3aに対応する位置にステープル2
1を取り付け、脚21aを貫通させて締結するだけで、
導電層1a,2a相互間を短時間で簡単に接続して、検
知部Pdを形成することができる。ここで、上記各実施
形態のフィルムセンサで用いたフィルム基板1,2にお
いては、下層に導電率に優れた銀ペーストを印刷し、そ
の上にカーボンペーストを重ねて印刷することで、いわ
ゆるマイグレーション現象を防止した2層構造の導電層
を用いたものがある。しかし、このようなフィルム基板
1,2においては、カーボンペーストの表面抵抗値が大
きいので、導電層相互間で良好な電気的接続が得られ難
い。
【0019】従って、このようなフィルム基板1,2を
用いたフィルムセンサの場合、フィルム基板1,2は、
検知部Pdに対応する部分の導電層1a,2aだけは、
銀ペーストのみを印刷した状態として上記各実施形態に
適用すると良い。また、フィルム基板1,2は、導電層
1a,2aがカーボンペースト等の表面抵抗値の大きい
素材で形成されている場合には、検知部Pdに対応する
部分に表面抵抗値の小さい銀ペースト等を重ねて印刷す
ることで、接続の信頼性を向上させると良い。
【0020】
【発明の効果】請求項1乃至4の発明によれば、導電層
相互間の接続を短時間で簡単に行うことが可能なフィル
ムセンサを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るフィルムセンサ
の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態に係るフィルムセンサ
の断面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態に係るフィルムセンサ
の断面図である。
【図4】フィルムセンサの構造を示す断面図である。
【図5】従来のフィルムセンサにおける導電層間の接続
方法を示す断面図である。
【符号の説明】
1,2 フィルム基板(第1及び第2の
絶縁フィルム) 1a,2a 導電層 3 スペーサ(第3の絶縁フィル
ム) 3a 開口部 10 フィルムセンサ 11 クリップ(押圧部材) 11a 押圧部 15 フィルムセンサ 16 鳩目 20 フィルムセンサ 21 ステープル(締結部材) Pd 検知部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電層が形成された第1及び第2の絶縁
    フィルムを、前記導電層を対向させると共に、開口部を
    有する第3の絶縁フィルムからなるスペーサを前記両絶
    縁フィルムの間に挟み込み、前記導電層が前記開口部で
    対向するフィルムセンサであって、前記開口部で対向す
    る前記導電層を強制的に接続させて検知部が形成されて
    いることを特徴とするフィルムセンサ。
  2. 【請求項2】 前記検知部が、前記フィルムセンサの前
    記開口部に対応する位置に取り付けられ、前記開口部を
    両側から押圧する押圧部材により、前記第1及び第2の
    絶縁フィルムの導電層を強制的に接続させることによっ
    て形成されている、請求項1のフィルムセンサ。
  3. 【請求項3】 前記検知部が、前記フィルムセンサを前
    記開口部で折り曲げることにより、前記第1及び第2の
    絶縁フィルムの導電層を強制的に接続させることによっ
    て形成されている、請求項1のフィルムセンサ。
  4. 【請求項4】 前記検知部が、前記第1及び第2の絶縁
    フィルムに、前記開口部に対応する位置で貫通させて締
    結する締結部材により、前記第1及び第2の絶縁フィル
    ムの導電層を強制的に接触させることによって形成され
    ている、請求項1のフィルムセンサ。
JP11099298A 1999-04-06 1999-04-06 フィルムセンサ Pending JP2000292272A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009031590A1 (ja) * 2007-09-05 2009-03-12 Kureha Corporation 圧電センサ
JP2009080090A (ja) * 2007-09-05 2009-04-16 Erumekku Denshi Kogyo Kk 圧電センサ

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WO2009031590A1 (ja) * 2007-09-05 2009-03-12 Kureha Corporation 圧電センサ
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