JP2000292150A - 波状摩耗測定装置 - Google Patents

波状摩耗測定装置

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JP2000292150A
JP2000292150A JP11098282A JP9828299A JP2000292150A JP 2000292150 A JP2000292150 A JP 2000292150A JP 11098282 A JP11098282 A JP 11098282A JP 9828299 A JP9828299 A JP 9828299A JP 2000292150 A JP2000292150 A JP 2000292150A
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wavy wear
distance
distance measuring
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Akishi Nawata
晃史 縄田
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Tokimec Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便で正確な波状摩耗測定装置を実現す
る。 【解決手段】3個の距離測定装置31,32,33と、
これらを揃えて等間隔Pに列べて保持する支持部材36
と、間隔Pに対応した所定量の移動がなされたことを検
知する移動検知手段34と、その検知に対応して距離測
定装置の測定データA,B,Cを波状摩耗算定可能に処
理するデータ処理手段35とを備える。これにより、加
速度計や傾斜計を用いなくても、距離測定装置31,3
2,33を移動経路11に沿って移動させると、長短に
亘る広範な波長域の波状摩耗について、正確な測定結果
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レール等に表れ
る波状摩耗量を測定するための波状摩耗測定装置に関
し、詳しくは、レール等の測定対象物に沿って移動しな
がら継続的にその表面の波状摩耗に関するデータを得る
ことが可能な波状摩耗測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レール上を列車等が繰り返し走行するこ
とに起因してレール踏面に生じる波状摩耗を連続的・継
続的に測定するものには、慣性測定法と差分法とが有
り、加速度計の不要な差分法としては、標準的な10m
弦正矢法の他に、所定ピッチごとに変位を測定しその差
を加算して一連の波状摩耗量を得る手法が知られている
(特開平6−11331号公報)。
【0003】前者の10m弦正矢法は、レールの長さ方
向の2点間に張った弦から直角にレールまで測った距離
(縦距)を矢として、その弦の中央の矢(すなわち正
矢)の長さを連続的に測定するものである。一般に、3
つの台車を5mおきに並べた床の固い車両を使い、3つ
の台車のうち前後のものの2つの車輪を結ぶ直線を10
mの弦とみなして、その弦と中央の台車の車輪との距離
を計測する。
【0004】また、後者の手法では、レール上を走行す
る検測車等に2個の距離測定装置が設けられていて、そ
れらからレール踏面までの距離を測定しうるようにそれ
らを揃えて保持するとともに、それら距離測定装置の取
付間隔と同じか或いはそれよりも狭い所定量の移動・走
行がなされる度に、それらの距離測定装置から測定デー
タをサンプリングしたり或いは波状摩耗量の算定まで行
ったりするようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の波状
摩耗測定装置では、レール上を走行しながら連続的・継
続的に、レール踏面についての測定データが得られ、最
終的には波状摩耗量が算定される。しかしながら、前者
の10m弦正矢法による連続測定の場合、測定されたデ
ータはレール踏面の実際の形状でないので、原波形を復
元するのに複雑な演算が必要なうえ、波長5mの波形が
検出されず復元もできない。このため、この手法は、そ
れより長波長の波状摩耗の測定に、適用が限られる。
【0006】一方、後者の手法による場合、すなわち所
定ピッチごと逐次に継続して測定する場合には、サンプ
リング周波数を高めることで短波長の波状摩耗も測定で
きるが、変位差を算出する際に、距離測定装置が取り付
けられている走行車両等の移動体についてはその傾斜を
無視できることが前提となっている。これに対し、走行
車両等の前後に設けられた車輪間の距離を超えるような
長波長の波状摩耗の存在によって、車両全体の傾きが徐
々に変化しても、その傾斜変動が距離測定装置と走行経
路との距離を変化させるには至らない。このため、その
ような長波長の波状摩耗についても正確な測定値を得る
には、依然として、高性能の加速度計あるいは傾斜計を
組み合わせることが必要となる。
【0007】しかも、両手法の装置を同時に同一車両に
搭載したとしても、性質の異なる両者の測定データを単
純に重ね合わせたのでは、却って、長短いずれの波長の
波状摩耗も不正確なものになってしまいかねない。そこ
で、高価な加速度計や傾斜計を用いることなく、長短に
亘る広範な波長域の波状摩耗について、正確な測定を行
えるようにすることが技術的な課題となる。
【0008】この発明は、このような課題を解決するた
めになされたものであり、簡便で正確な波状摩耗測定装
置を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために発明された第1乃至第3の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
【0010】[第1の解決手段]第1の解決手段の波状
摩耗測定装置は(、出願当初の請求項1又は請求項2に
記載の如く)、3個の距離測定装置と、これらを(測定
方向が平行になるようにそれらの向きを)揃えて(その
測定方向と異なる走行方向・移動方向に来るように)等
間隔に列べて保持する支持部材と、前記間隔に対応した
(所定量の走行等の)所定量の移動がなされたことを検
知する移動検知手段と、その検知に対応して前記距離測
定装置の測定データを処理するデータ処理手段とを備え
たものである。なお、そのデータ処理手段は、最終的に
は同一装置や別の演算装置を用いて波状摩耗が求まるよ
うに、少なくともその測定データを波状摩耗算定可能に
処理するものとなっていれば足りるが、その測定データ
を入力するとともに走行経路等の移動経路についての波
状摩耗を算定することまで一体化されていれば一層便利
である。
【0011】このような第1の解決手段の波状摩耗測定
装置にあっては、3個の距離測定装置がいずれも走行経
路等の移動経路を向くとともにその列び方向が走行方向
等の移動方向と平行になるように、支持部材が走行車両
等の移動体に対して取り付けられる。そして、移動体の
移動に伴い、距離測定装置の取付ピッチ又はその整数分
の1のいずれかに一致する所定量の移動がなされると、
その度に、各距離測定装置の測定データが適切に処理さ
れる。
【0012】こうして、最終的には、移動経路について
の波状摩耗量が算定されるのであるが、それに先立つ測
定の際に、移動経路における3点が同時に測定されるこ
とから、而も相対位置の固定された3個の距離測定装置
にて逐次1ピッチずつずれたところが測定されることか
ら、2点間の変位差が前後して二重に得られるので、そ
の重複した情報に基づき具体的にはそれらの更なる差に
基づき距離測定装置および支持部材の傾斜変動による影
響を排除して、移動経路の形状変化を正確に算出するこ
とが可能となる。すなわち、移動体の傾きによって2点
間の変位差が隠されてしまうようなゆっくりした変化で
あっても、3個の距離測定装置と所定ピッチでの逐次測
定とによれば、確実に捉えられる。
【0013】そして、距離測定装置の取付ピッチに近い
短波長の波状摩耗については勿論、移動体を超えるよう
な長い波長の波状摩耗についても、距離測定装置を移動
経路に沿って移動させると、測定が正確に行われること
となる。これにより、加速度計や傾斜計を用いなくて
も、距離測定装置を用いた逐次測定に適切なデータ処理
を加味するだけでも、長短に亘る広範な波長域の波状摩
耗について、正確な測定結果が得られる。したがって、
この発明によれば、簡便で正確な波状摩耗測定装置を実
現することができる。
【0014】[第2の解決手段]第2の解決手段の波状
摩耗測定装置は(、出願当初の請求項3に記載の如
く)、上記の第1の解決手段の波状摩耗測定装置であっ
て、(鉄道やモノレール等の)軌道を走行する軌道走行
車両に設けられて前記支持部材を(直接に又は前記距離
測定装置もしくは他の部材を介して間接的に)前記車両
の走行経路に(対して少なくともその走行方向と直交す
る水平方向について)追随させる追随機構も備えたもの
である。
【0015】このような第2の解決手段の波状摩耗測定
装置にあっては、軌道走行車両が軌道内での遊び等に基
づいて走行経路からずれたようなときでも、そのずれが
追随可能な所定範囲に収まっていれば、追随機構によっ
て支持部材が走行経路に追随させられて、距離測定装置
は、常時、的確に走行経路を捉え続ける。これにより、
距離測定装置として、10m弦正矢法での中央車輪の如
く大きなものに限らず、レーザ変位計の如く測定部位を
ピンポイントで捉える小形のものでも利用することがで
きることから、3個の距離測定装置を狭いピッチで列べ
るのが容易になるので、簡便さを失うことなく、より木
目細かな測定を行うことが可能となる。したがって、こ
の発明によれば、簡便で一層正確な波状摩耗測定装置を
実現することができる。
【0016】[第3の解決手段]第3の解決手段の波状
摩耗測定装置は(、出願当初の請求項4又は請求項5に
記載の如く)、上記の第2の解決手段の波状摩耗測定装
置であって、前記走行経路を転動する追随輪が前記追随
機構の一部として設けられている、というものである。
また、その追随輪の回転に基づき走行距離を求めてこれ
を移動検知用の移動情報とするものである。
【0017】このような第3の解決手段の波状摩耗測定
装置にあっては、測定時に、走行車両が軌道を走行する
と、追随輪も走行経路を転動する。そして、その追随輪
を介在させて、支持部材および距離測定装置が、走行経
路に追随する。しかも、そのような距離測定装置は、水
平方向に限らず鉛直方向に関しても走行経路に追随する
ことから、距離測定装置の測定データは、ほぼ走行経路
の形状変化に対応した分しか変化しないので、微小な範
囲に収まる。そこで、距離測定装置の測定範囲を絞り込
む等のことで容易に分解能その他の測定精度を上げるこ
とができる。
【0018】また、追随輪は、重い走行車両を支える必
要が無いため、強度を或る程度犠牲にしても慣性を小さ
くしうるので、走行経路との不所望な滑り等も十分に抑
制できて、正確な走行距離が得られる。このように追随
輪を介して追随させるようにしたことにより、簡便さを
損なうこと無く、波状摩耗の測定に必要とされる走行経
路までの距離や所定量の走行距離について、その精度が
更に向上することとなる。したがって、この発明によれ
ば、簡便で而もより一層正確な波状摩耗測定装置を実現
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】このような解決手段で達成された
本発明の波状摩耗測定装置について、これを実施するた
めの具体的な形態を、第1実施例〜第3実施例により説
明する。図1〜図3に示した第1実施例は、上述した第
1解決手段のうち(出願当初の請求項1に相当する部分
であり)波状摩耗算定用のデータ測定及び収集と最終的
な波状摩耗算定とを分離して行うものとなっている。ま
た、図4に示した第2実施例は、上述した第1解決手段
のうち(出願当初の請求項2に相当する部分であり)デ
ータの測定及び収集に加えて波状摩耗算定まで纏めて行
うものと、第2解決手段(出願当初の請求項3)とを具
現化したものである。さらに、図5に示した第3実施例
は、上述した第3解決手段(出願当初の請求項4,請求
項5)を具現化したものである。
【0020】
【第1実施例】本発明の波状摩耗測定装置の第1実施例
について、その具体的な構成を、図面を引用して説明す
る。図1は、その要部を示しており、(a)が機能ブロ
ック図、(b)が斜視図である。また、図2は、検側車
に搭載した状態を示しており、(a)が全体概要図、
(b)がデータ収集等を担うマイクロプロセッサについ
ての機能ブロック図、(c)が最終的に波状摩耗量を算
定する別体のパソコンについての機能ブロック図であ
る。先ず、図1を参照しながら、基本構造を説明し、次
に、図2を参照しながら、検測車に搭載される具体的構
造を説明する。
【0021】先ず(図1参照)、この波状摩耗測定装置
30は、3個の距離測定装置31,32,33と、これ
ら相互の位置を固定するための支持部材36と、データ
のサンプリングタイミングを決する移動検知手段34
と、データをサンプリングするとともに所要の処理を施
すためのデータ処理手段35とを具えている。
【0022】支持部材36は、測定対象物10の移動経
路11を移動する移動体20に対して所望の位置関係を
保った状態で距離測定装置31,32,33を装着させ
るために、距離測定装置31,32,33と移動体20
との間に設けられるものであり、適宜のボルト挿通穴や
ネジ穴等が形成されたアングル材,板材,棒材などから
なり、距離測定装置31,32,33の測定方向を鉛直
下方に向けさせてそれらの向きを揃えた状態で、しかも
移動経路11の向きに見て隣の測定個所との距離が同じ
間隔Pになるよう一直線上に列べた状態で、距離測定装
置31,32,33を保持するようになっている。
【0023】距離測定装置31,32,33は、それぞ
れが独立して又は連動しながらも並列に測定動作可能な
ものであれば機械式や接触式のものであっても良いが、
高速で移動しても測定の容易な非接触式のものが望まし
い。また、差分法での波状摩耗測定では、距離の変化を
正確に把握することが重要なので、特開平6−1133
1号公報に記載の装置に用いられたものと同様なレーザ
変位計が好適と言える。距離測定装置の設置間隔Pは測
定ピッチの基準となるものであり、これらが一致してい
ると演算量が少なくても測定精度の確保が容易なうえ、
測定ピッチが狭いほど短波長域での正確さが向上するの
で、距離測定装置31,32,33はなるべく密接して
設置され、その設置間隔Pは数cmとなっている。
【0024】移動検知手段34は、適宜の手段で検出さ
れた移動経路11における移動体20の移動量Dを入力
するとともに、その変化を監視していて、所定の測定ピ
ッチだけ変化する度に、サンプリングトリガをデータ処
理手段35に送出する、という処理を行うものである。
測定ピッチは、予め定められた定数であり、設置間隔P
と同じか、その整数分の1にされる。このような移動検
知手段34は、距離測定装置の設置間隔に対応した所定
量の移動がなされたことを検知するものとなっている。
【0025】データ処理手段35は、移動検知手段34
からサンプリングトリガを受けると、その度に速やか
に、各距離測定装置31,32,33から測定対象面の
移動経路11までの距離A,B,Cを入力する。そし
て、それらの時系列を崩さないように、一時記憶して波
状摩耗の算定処理までオンライン・リアルタイム的に行
ってしまうか、あるいは、波状摩耗の最終的な算定処理
は後のオフライン・バッチ的な処理に委ねてデータ収集
およびその記録だけを行う。このようなデータ処理手段
35は、移動検知手段34の検知に対応して距離測定装
置31,32,33の測定データA,B,Cを波状摩耗
算定可能に処理するものとなっている。
【0026】次に(図2参照)、測定対象物10がレー
ルである場合、波状摩耗測定装置30は、レール10上
を走行する検測車20に搭載されるが(図2(a)参
照)、その際に、測定対象面の移動経路11はレール踏
面11となり、離測定装置31,32,33にはレーザ
変位計が用いられ、これらのレーザ変位計31〜33は
レール踏面11との距離A,B,Cを測定するためにレ
ール10上で鉛直下方を向けた状態で支持部材36を介
して車体21に取り付けられる。また、検測車20が、
一の車体21と前後の車輪22とに加えて、車輪22の
回転に基づいて走行距離を検出するキロ程検知装置23
も装備しているので、移動量Dにはその走行距離が用い
られる。さらに、測定ピッチが設置間隔Pと同じに定め
られる。
【0027】また、移動検知手段34及びデータ処理手
段35は、車体21の内部に格納されたマイクロプロセ
ッサシステム40のプログラムによって具体化され、デ
ータ処理手段35は、データ収集およびその記録だけを
行う。そして、これに対応して、マイクロプロセッサシ
ステム40には記録装置46が付加される一方、検測車
20に搭載された波状摩耗測定装置30とは別に、パソ
コン50も導入されている。
【0028】マイクロプロセッサシステム40には(図
2(b)参照)、移動検知手段34の機能をプログラム
処理で具体化した移動検知ルーチン42と、データ処理
手段35の機能をプログラム処理で具体化したデータ収
集ルーチン43,配列44,及び出力ルーチン45とが
インストールされている。移動検知手段34は、キロ程
検知装置23から走行距離Dを随時入力して、走行距離
Dが測定ピッチPだけ増加する度に、データ収集ルーチ
ン43を起動するようになっている。
【0029】データ収集ルーチン43は、起動される度
に、レーザ変位計31〜33からその測定距離A,B,
Cを入力し、これらを一組にして、3行N列の配列44
にストアする。その際、前回ストアした行の次の行にス
トアするようになっている。また、出力ルーチン45
は、配列44に1レコード分のデータが溜まると、その
度に、データ収集ルーチン43等によって起動され、配
列44のデータを記録装置46に転送するようになって
いる。そのため、配列44の列数Nは、記録装置46の
ブロックサイズ等に対応して適宜定められる。そして、
これらの処理によって、測定距離A,B,Cを測定ピッ
チPで収集して得られたデータストリームEが、時系列
を保った状態で、記録装置46に記録されるようになっ
ている。
【0030】パソコン50には(図2(c)参照)、距
離測定装置の測定データを入力して最終的な走行経路の
波状摩耗量を算定するために、記録装置46と媒体交換
可能な読取装置等を介してデータストリームEを順次入
力する入力ルーチン51と、入力ルーチン51からデー
タ作業メモリ52等を介してデータストリームEを一組
の測定距離A,B,Cずつ逐次受け取って差分法に基づ
く所定の演算を行う演算ルーチン53と、その演算結果
を1行M列の配列54にバッファリングしておいて所定
量溜まる度に所定の補正処理を施してデータストリーム
Fを生成する補正ルーチン55とがインストールされて
いる。ここで、配列54の列数Mは、測定ピッチP×列
数Mの値が検出目標の波状摩耗の最大波長を超えるよう
な適宜の値にされる。そして、データストリームFは、
測定ピッチPごとに算出されたレール踏面11の高さデ
ータの連なりであり、その波形が最終的な走行経路の波
状摩耗に対応したものとなる。なお、所定の演算および
補正の内容は、次の動作説明で詳述する。
【0031】このような第1実施例の波状摩耗測定装置
について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説
明する。図3は、その装置を用いて走行経路であるレー
ル踏面11を測定しているところを示し、(a)が走行
経路の表面形状すなわちレール踏面11の摩耗状態の一
例であり、(b)〜(d)がそれを測定ピッチPで逐次
測定している状態であり、(e)がその測定データから
波状摩耗量を算出する演算式である。
【0032】レール踏面11の形状は(図3(a)参
照)、波状摩耗等に対応して変化し、例えば適宜な仮想
の基準水平線からの高さを走行方向に従って(図では左
から右の向きに)測定ピッチPごとに並べたデータ列H
1,H2,H3,…で表わされる。そして、そのような
レール踏面11に沿って検測車20を走行させるととも
に、波状摩耗測定装置30を作動させると、検測車20
が測定ピッチPだけ走行する度に、移動検知手段34及
びデータ処理手段35によってレーザ変位計31〜33
から測定距離A,B,Cが収集される。
【0033】具体的には、高さH1の測定点の上方にレ
ーザ変位計31が達したときにサンプリングが開始され
たとすると、最初は、レーザ変位計31〜33によって
その測定点(H1)とそこから測定ピッチPだけ後方の
測定点(H0)とさらに測定ピッチPだけ後方の測定点
(H−1)との3点についての距離A,B,Cが具体的
な測定値A1,B1,C1で得られ(図3(b)参
照)、次に、高さH2の測定点の上方にレーザ変位計3
1が達したときに、その測定点(H2)とそこから測定
ピッチPだけ後方の測定点(H1)とさらに測定ピッチ
Pだけ後方の測定点(H0)との3点についての距離
A,B,Cが具体的な測定値A2,B2,C2で得られ
(図3(c)参照)、さらに、高さH3の測定点の上方
にレーザ変位計31が達したときに、その測定点(H
3)とそこから測定ピッチPだけ後方の測定点(H2)
とさらに測定ピッチPだけ後方の測定点(H1)との3
点についての距離A,B,Cが具体的な測定値A3,B
3,C3で得られる(図3(d)参照)。
【0034】図示は割愛したが、それに続く高さH4,
H5,…の各測定点についても同様にして次々に三つ組
みのデータが得られる。こうして、検測車20が所望の
測定範囲を走行すると、三つ組みのデータが時系列に従
って多数並べられたデータストリームE{(A1,B
1,C1)、(A2,B2,C2)、(A3,B3,C
3)、…}が記録装置46に書き込まれる。
【0035】そして、検測車20を走行させてのデータ
収集が終了した後に、データストリームEは、記録装置
46等からパソコン50に入力され、順次、演算ルーチ
ン53の演算に供される。そして(図3(e)参照)、
仮想の基準高さ等に基づいて最初の測定点の高さH1が
初期値として与えられると、データストリームEのうち
当初の2組のデータ(A1,B1,C1)及び(A2,
B2,C2)を参照して、式[H2=H1+(A2−B
2)+{(A1−B1)−(B2−C2)}]の演算が
行われる。この式の右側第2項(A2−B2)は、支持
部材36及びレーザ変位計31〜33の傾斜が一定して
いるときの差分であり従来の2点差分法でも演算される
基本的なものである。これに対し、右側第3項{(A1
−B1)−(B2−C2)}は、支持部材36及びレー
ザ変位計31〜33の傾斜が微小変化したことに起因し
て基本的な差分が変動した分を修正するものである。こ
うして、次の測定点の高さH2が算出される。しかも、
検測車20等の傾き変動の影響を排除して、正確な高さ
H2が得られる。
【0036】それから、図示は割愛したが、データスト
リームEにおいて参照されるデータを一組ずつずらし
て、次々に、同様の演算が繰り返され、すなわち式[H
3=H2+(A3−B3)+{(A2−B2)−(B3
−C3)}]や式[H4=H3+(A4−B4)+
{(A3−B3)−(B4−C4)}]などの演算が行
われる。こうして、一連の測定点の高さH1,H2,H
3,…についての第一次の推定値が得られ、一旦、配列
54にバッファリングされる。
【0037】そして、配列54にM個のデータが格納さ
れると、取付時に調整しきれずに残ってしまったレーザ
変位計31〜33の位置ずれやそれぞれの出力信号にお
けるオフセット値等の経時変化などに起因して第一次の
推定値に紛れ込んだ不所望な演算誤差等を解消するため
に、補正ルーチン55によって次の補正処理が施され
る。すなわち、そのような演算誤差は二次式になること
が多いので、配列54中の3個のデータ例えば先頭と真
ん中と最後尾のデータ値を所定の一定値や或るいはレー
ザ変位計31の測定距離A1,A(M/2),A(M)
などの適宜な境界値に一致させるような適切な二次式が
選出され、測定ピッチPごとにその値が算出されるとと
もに該当する配列54の各データに足し込まれる。
【0038】こうして、M個ごとに繰り返して適切な補
正処理も施されて、一連の測定点の高さH1,H2,H
3,…についての第二次の推定値が生成され、さらに時
系列に従って再び繋ぎ合わせられて、最終的なデータス
トリームFが得られる。そして、このようなデータスト
リームFは、十数cm〜数十mさらには数cm〜数百m
といった広範な波長域に亘ってレール踏面11の波状摩
耗量を正確に反映したものとなる。
【0039】
【第2実施例】本発明の波状摩耗測定装置の第2実施例
について、その具体的な構成を、図面を引用して説明す
る。図4は、それが検側車に搭載された状態を示してお
り、(a)が全体概要図、(b)が追随機構の模式図で
ある。
【0040】この波状摩耗測定装置60が上波状摩耗測
定装置30と相違するのは、マイクロプロセッサシステ
ム40が機能アップしてマイクロプロセッサシステム6
1になっている点と、記録装置46に代えてハードディ
スク62が導入された点と、車体21に固定されていた
支持部材36が水平移動可能な可動プレート63になっ
た点と、これに対応して追随機構(64〜68)が新た
に設けられた点である。
【0041】マイクロプロセッサシステム61には、検
測車20の走行中でも直ちに波状摩耗の状態を把握する
ことができるよう、すなわちオンライン・リアルタイム
的な測定が行えるよう、マイクロプロセッサシステム4
0の移動検知ルーチン42及びデータ収集ルーチン43
に加えて、パソコン50の演算ルーチン53や補正ルー
チン55もインストールされており、逐次、測定距離
A,B,Cと走行距離Dとを入力しながらデータストリ
ームFを生成してハードディスク62に書き込むように
なっている。
【0042】また、レーザ変位計31〜33が装着され
た可動プレート63は(図4(b)参照)、車体21と
レール10との間で水平に設置され、車体21から下方
に延びたスライダ64によって所定範囲内であれば左右
に移動しうるように保持されている。そして、この可動
プレート63をレール10に対して追随させるために、
追随機構(64〜68)は、可動プレート63の下面に
取着されていてレール10の頭部位置を両方の斜め上か
ら検出する一対のレーザユニット65と、これらの検出
信号を入力して可動プレート63が常にレール10上方
の一定位置に来るようなサーボ制御信号を生成するサー
ボコントローラ66と、サーボ制御信号に従ってボール
ネジ68を回転駆動して可動プレート63を左右に水平
移動させるサーボモータ67とを具えている。
【0043】このような追随機構(64〜68)は、軌
道走行車両20に設けられて支持部材63を直接に車両
20の走行経路11に対してその走行方向と直交する水
平方向について追随させるものであり、しかも、光学的
な検出に基づいてレールと非接触で作動するものとなっ
ている。
【0044】そして、この追随機構(64〜68)によ
って可動プレート63が適切に左右移動させられると即
ちレール10の伸長方向と直交する横方向に追従移動さ
せられると(図4(b)の太線矢印を参照)、車体21
が横揺れ等した場合でも、レーザ変位計31〜33は、
確実にレール10のレール踏面11の直上に位置し続け
る。こうして、レーザ変位計31〜33を用いた場合で
も確実にレールの波状摩耗が測定される。
【0045】
【第3実施例】本発明の波状摩耗測定装置の第3実施例
について、その具体的な構成を、図面を引用して説明す
る。図5は、それが検側車に搭載された状態を示してお
り、(a)が全体概要図、(b)が追随機構の模式図で
ある。
【0046】この波状摩耗測定装置70が上述の波状摩
耗測定装置60と相違するのは、追随機構が追随輪77
を用いた機械式・接触式のものになった点と、移動検知
用の移動情報すなわち走行距離Dがキロ程検知装置23
でなく追随輪77の回転に基づいて検出されるようにな
った点である。
【0047】追随輪77は、車輪22よりも小形であっ
てレール踏面11上で接触回転する小径部とその内側で
レール10の側面に当接する大径部とからなる転動輪で
あり、レーザ変位計31〜33の設置された可動プレー
ト76によって回転可能に支持されている。回転慣性が
小さくなるよう、軽金属等で作られ、駄肉部は極力省か
れ、転動面は不所望な滑り防止のために適度な面粗度に
仕上げられている。
【0048】可動プレート76は、前後すなわち走行方
向に延びた長めのアーム75を介して、車体21に取着
された水平な支軸74によって回転可能に支持されてい
る。これにより、可動プレート76及び追随輪77は、
僅かな傾斜を伴って上下動しうるものとなっている。し
かも、図示しない別の支軸またはスライダ等にて横方向
にも或る程度移動できるようにもなっている。
【0049】また、図示しないバネ等の弾撥力を利用し
た受動的駆動機構によって又はシリンダや電動モータ等
で機械力に変換される空気圧・油圧・電力を利用した能
動的駆動機構も設けられており、これによって、可動プ
レート76が下方および横に付勢されて(図5(b)の
太線矢印を参照)、追随輪77をレール10の頭頂部へ
押しつけることで追随させるようになっている。
【0050】さらに、追随輪77の支軸には、直接に又
は減速ギヤ等を介して間接的に、エンコーダ78が連結
されており、これによって追随輪77の回転量を検出
し、これを走行距離D又はそれに等価な信号としてマイ
クロプロセッサシステム61に随時送出するようになっ
ている。なお、レーザ変位計31〜33については、装
置の構造自体は同じであるが、レーザ光の変調周波数を
上げる等の調整を行うことで、例え測定可能な距離の範
囲が狭くなったとしても、分解能を高めた状態で用いら
れる。
【0051】この場合、検測車20がレール10上を走
行しているときに、波状摩耗測定装置70が作動する
と、追随機構(74〜77)によって、追随輪77が適
切に左右上下に追従移動させられる。そして、車体21
が横揺ればかりか縦揺れまでしたような場合でも、レー
ザ変位計31〜33は、確実にレール10のレール踏面
11の直上に位置し続ける。しかも、付かず離れず状態
が維持され、相互の距離の変動は小さな範囲に収まるの
で、レーザ変位計31〜33が高分解能状態で測定可能
範囲が狭くなっていても、変位・距離は確実に測定され
ることとなる。こうして、レーザ変位計31〜33を高
分解能状態で用いて正確に而も確実にレールの波状摩耗
を測定することができる。
【0052】また、検測車20がブレーキ作動等を伴っ
て加減速したために車輪22がスリップするような場合
でも、追随輪77の転動面は確実にレール踏面11を捉
え続けるので、追随輪77は速やかに回転速度を変えて
スリップすることが無いので、走行距離Dは常に的確に
検出され、その結果、測定ピッチPが正確に検知され、
ひいては波状摩耗が正確に測定されることとなる。
【0053】
【変形例】上記の実施例では、検測車20にレーザ変位
計31〜33や追随輪77が一組だけ搭載されていた
が、これに限らず、左右一対等の複数本のレールを同時
に測定するような場合には、複数組を搭載すると良い。
その場合、マイクロプロセッサシステムや記録装置など
のデータ処理系は、個別に設けても良く、共用するよう
にしても良い。また、レール追随機構(64〜68),
(74〜77)の導入に際しては、特開平9−2799
12号に記載の追随停止手段などを併せて導入するのも
良い。
【0054】上記の実施例では、移動検知手段34及び
データ処理手段35の機能を具体化するのにマイクロプ
ロセッサが用いられているが、汎用のプロセッサに限ら
ず、デジタルシグナルプロセッサや、ワイヤードロジッ
クで具体化するようにしても良い。また、データを記録
・記憶するための装置として記録装置46とハードディ
スク62とを挙げたが、データの保存は、それに限ら
ず、FDや、MT、MO、CD、DVDなど適宜の装置
が利用可能である。
【0055】さらに、演算ルーチン53による演算は、
式[H2=H1+(A2−B2)+{(A1−B1)−
(B2−C2)}]をそのまま演算するものに限られ
ず、内容が同等であれば、等価な変形式たとえば式[H
2=H1+A1+A2−B1−2×B2+C2]などを
演算するものであっても良く、あるいは更に高次の修正
項まで加味したものであっても良い。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の第1の解決手段の波状摩耗測定装置にあっては、距離
測定装置を列べるとともに所定ピッチでの変位差が前後
して二重に得られるようにしたことにより、加速度計や
傾斜計を用いなくても長短に亘る広範な波長域の波状摩
耗について正確な測定結果が得られ、その結果、簡便で
正確な波状摩耗測定装置を実現することができたという
有利な効果が有る。
【0057】また、本発明の第2の解決手段の波状摩耗
測定装置にあっては、小形の距離測定装置でも測定部位
を確実に捉えるようにしたことにより、より木目細かな
測定が行え、その結果、簡便で一層正確な波状摩耗測定
装置を実現することができたという有利な効果を奏す
る。
【0058】さらに、本発明の第3の解決手段の波状摩
耗測定装置にあっては、追随輪を介して走行経路を追随
させるようにしたことにより、波状摩耗の測定に必要な
情報の精度が更に向上し、その結果、簡便で而もより一
層正確な波状摩耗測定装置を実現することができたとい
う有利な効果が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の波状摩耗測定装置の第1実施例につい
て、その要部を示し、(a)が機能ブロック図、(b)
が斜視図である。
【図2】検側車への搭載状況を示し、(a)が全体概要
図、(b)がデータ収集等を担うマイクロプロセッサに
ついての機能ブロック図、(c)が最終的に波状摩耗量
を算定する別体のパソコンについての機能ブロック図で
ある。
【図3】測定状況を示す模式図であり、(a)が走行経
路の表面形状すなわち摩耗状態の一例であり、(b)〜
(d)がそれを所定ピッチで逐次測定している状態であ
り、(e)がその測定データから波状摩耗量を算出する
演算式である。
【図4】本発明の波状摩耗測定装置の第2実施例につい
て、検側車への搭載状況を示し、(a)が全体概要図、
(b)が追随機構の模式図である。
【図5】本発明の波状摩耗測定装置の第3実施例につい
て、検側車への搭載状況を示し、(a)が全体概要図、
(b)が追随機構の模式図である。
【符号の説明】
10 レール(軌道、測定対象物) 11 レール踏面(レール頭頂部、走行路面、走行
経路、移動経路) 20 検測車(軌道走行車両、移動体) 21 車体(波状摩耗測定装置の搭載部) 22 車輪(前後の走行車輪、移動手段) 23 キロ程検知装置(走行距離検知装置、移動情
報検出手段) 30 波状摩耗測定装置(第1実施例) 31 レーザ変位計(先頭の距離測定装置、第1の
距離測定装置) 32 レーザ変位計(中間の距離測定装置、第2の
距離測定装置) 33 レーザ変位計(後尾の距離測定装置、第3の
距離測定装置) 34 移動検知手段 35 データ処理手段 36 支持部材(移動体への固定的な取着手段) 40 マイクロプロセッサシステム(MPU) 42 移動検知ルーチン(移動検知手段) 43 データ収集ルーチン(データ処理手段) 44 配列(内部メモリ、データ処理手段) 45 出力ルーチン(データ処理手段) 46 記録装置(外部記憶装置、記憶媒体) 50 パソコン(パーソナルコンピュータシステム、波
状摩耗算定装置) 51 入力ルーチン 52 作業メモリ 53 演算ルーチン 54 配列 55 補正ルーチン 60 波状摩耗測定装置(第2実施例) 61 マイクロプロセッサシステム(MPU) 62 ハードディスク(HD、外部記憶装置、記録
装置、記憶媒体) 63 可動プレート(水平移動可能な支持部材) 64 スライダ(水平方向の追随機構) 65 トラッキングレーザユニット(水平方向の追
随機構) 66 サーボコントローラ(水平方向の追随機構) 67 サーボモータ(水平方向の追随機構) 68 ボールネジ(水平方向の追随機構) 70 波状摩耗測定装置(第3実施例) 74 支軸(水平鉛直両方向の追随機構) 75 アーム(水平鉛直両方向の追随機構) 76 可動プレート(上下左右に移動可能な支持部
材、追随機構) 77 追随輪(水平鉛直両方向の追随機構) 78 エンコーダ(回転検出部材、走行距離検出手
段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3個の距離測定装置と、これらを揃えて等
    間隔に列べて保持する支持部材と、前記間隔に対応した
    所定量の移動がなされたことを検知する移動検知手段
    と、その検知に対応して前記距離測定装置の測定データ
    を波状摩耗算定可能に処理するデータ処理手段とを備え
    た波状摩耗測定装置。
  2. 【請求項2】3個の距離測定装置と、これらを揃えて等
    間隔に列べて保持する支持部材と、前記間隔に対応した
    所定量の走行等の移動がなされたことを検知する移動検
    知手段と、その検知に対応して前記距離測定装置からそ
    の測定データを入力するとともに走行経路等の移動経路
    についての波状摩耗を算定するデータ処理手段とを備え
    た波状摩耗測定装置。
  3. 【請求項3】軌道を走行する軌道走行車両に設けられて
    前記支持部材を前記車両の走行経路に追随させる追随機
    構を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2の何
    れかに記載された波状摩耗測定装置。
  4. 【請求項4】前記追随機構の一部として設けられ前記走
    行経路を転動する追随輪を備えたことを特徴とする請求
    項3記載の波状摩耗測定装置。
  5. 【請求項5】前記移動検知手段の一部として設けられ又
    は別個に設けられその検知処理に用いられる移動情報を
    前記追随輪の回転に基づいて求める走行距離検出手段を
    備えたことを特徴とする請求項4記載の波状摩耗測定装
    置。
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