JP2000291958A - 調理用加熱装置 - Google Patents

調理用加熱装置

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JP2000291958A
JP2000291958A JP11100063A JP10006399A JP2000291958A JP 2000291958 A JP2000291958 A JP 2000291958A JP 11100063 A JP11100063 A JP 11100063A JP 10006399 A JP10006399 A JP 10006399A JP 2000291958 A JP2000291958 A JP 2000291958A
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Japan
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heating
container
cooking
time
stove
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JP11100063A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Enomoto
有 榎本
Teru Hirayama
輝 平山
Hiromitsu Komai
宏充 駒井
Shigeji Sugitani
茂治 杉谷
Naoko Takimoto
直子 滝本
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱調理用容器が所定位置に無いにもかかわ
らず不必要に加熱手段の加熱作動が継続される時間を短
くする。 【解決手段】 加熱調理用容器を加熱する加熱手段8
と、加熱手段8の加熱作動が開始した時点から加熱作動
が継続する加熱継続時間を計測し、計測した加熱継続時
間が通常時用設定時間に達すると、加熱手段8の加熱作
動を停止させる制御手段Hが設けられた調理用加熱装置
において、加熱調理用容器が加熱手段8にて加熱される
所定の位置に存在するか否かを検出する容器検出手段S
が設けられ、制御手段Hは、容器検出手段Sの検出情報
に基づいて、加熱調理用容器が存在しない状態で加熱手
段8の加熱作動が継続する容器無し継続時間を計測し、
計測した容器無し継続時間が通常時用設定時間よりも短
い容器無し時用設定時間に達すると加熱手段8の加熱作
動を停止させるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理用容器を
加熱する加熱手段と、 その加熱手段の加熱作動が開始した時点から加熱作動が
継続する加熱継続時間を計測し、計測した加熱継続時間
が通常時用設定時間に達すると、前記加熱手段の加熱作
動を停止させる制御手段が設けられた調理用加熱装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】かかる調理用加熱装置は、加熱手段の加
熱作動の停止忘れを防止するために、加熱手段の加熱作
動が継続する加熱継続時間を計測して、計測した加熱継
続時間が通常時用設定時間に達すると、自動的に加熱手
段の加熱作動を停止させるようになっている。そして、
煮込み調理等、比較的、加熱継続時間が長くなることも
考慮に入れて、煮込み調理等を実行しているときに、不
必要に加熱手段の加熱作動が停止することがないよう
に、通常時用設定時間を設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、加熱調理用容器が加熱手段にて加熱される所定の位
置に存在しないにもかかわらず、誤って、加熱手段の加
熱作動が開始された場合や、誤って、加熱手段の加熱作
動が継続したままで、加熱調理用容器が所定位置から外
された場合でも、加熱手段の加熱作動が開始した時点か
らの加熱継続時間が通常時用設定時間に達するまでは、
加熱手段の加熱作動が継続されることになる。従って、
加熱調理用容器が所定位置に無いにもかかわらず不必要
に加熱手段の加熱作動が継続される時間が長く、改善の
余地が有った。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、加熱調理用容器が所定位置に無
いにもかかわらず不必要に加熱手段の加熱作動が継続さ
れる時間を短くすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1記載の発明〕
請求項1に記載の特徴構成は、前記加熱調理用容器が前
記加熱手段にて加熱される所定の位置に存在するか否か
を検出する容器検出手段が設けられ、前記制御手段は、
前記容器検出手段の検出情報に基づいて、前記加熱調理
用容器が存在しない状態で前記加熱手段の加熱作動が継
続する容器無し継続時間を計測し、計測した容器無し継
続時間が前記通常時用設定時間よりも短い容器無し時用
設定時間に達すると前記加熱手段の加熱作動を停止させ
るように構成されていることにある。
【0006】請求項1に記載の特徴構成によれば、加熱
手段の加熱作動が開始されると、加熱継続時間の計測が
開始され、計測された加熱継続時間が通常時用設定時間
に達すると、自動的に加熱手段の加熱作動が停止され
る。加熱手段が加熱作動しているときに、加熱調理用容
器が所定位置に存在しない状態となると、加熱調理用容
器が所定位置に存在しない状態で加熱手段の加熱作動が
継続する容器無し継続時間が計測されて、計測された容
器無し継続時間が、通常時用設定時間よりも短い容器無
し時用設定時間に達すると、計測された加熱継続時間が
通常時用設定時間に達していなくとも、自動的に加熱手
段の加熱作動が停止される。つまり、加熱調理用容器が
所定位置に存在しないにもかかわらず、誤って、加熱手
段の加熱作動が開始された場合や、誤って、加熱手段の
加熱作動が継続したままで、加熱調理用容器が所定位置
から外された場合でも、加熱調理用容器が所定位置に存
在しない状態で加熱手段の加熱作動が継続する状態が、
容器無し時用設定時間の間継続すると、自動的に加熱手
段の加熱作動が停止される。従って、加熱調理用容器が
所定位置に無いにもかかわらず不必要に加熱手段の加熱
作動が継続される時間を、従来よりも短くすることがで
きるようになった。その結果、加熱手段におけるエネル
ギの浪費を抑制することができる。
【0007】〔請求項2記載の発明〕請求項2に記載の
特徴構成は、前記通常時用設定時間が30〜120分の
範囲で設定され、前記容器無し時用設定時間が1〜5分
の範囲で設定されることにある。つまり、例えば、煮込
み調理を行う場合のように、意図的に加熱手段の加熱作
動が継続する時間を長くされる場合が有る。又、例え
ば、加熱調理用容器内の調理対象物の攪拌を行うときの
ように、加熱手段が加熱作動しているのもかかわらず意
図的に短時間の間、加熱調理用容器を所定位置から外す
場合が有り、意図的に短時間の間、加熱手段が加熱作動
している状態で加熱調理用容器が所定位置に存在しない
状態とされる場合が起こり得る。そこで、種々の実験を
行って、通常時用設定時間を30〜120分の範囲に設
定すると、意図的に加熱手段の加熱作動が継続する時間
を長くされているにもかかわらず、不必要に加熱手段の
加熱作動が停止されるのを可及的に抑制することができ
ることが分かった。又、容器無し時用設定時間を1〜5
分の範囲に設定すると、意図的に短時間の間、加熱手段
が加熱作動している状態で加熱調理用容器が所定位置に
存在しない状態にされているにもかかわらず、不必要に
加熱手段の加熱作動が停止されるのを可及的に抑制する
ことができることが分かった。
【0008】従って、請求項2に記載の特徴構成によれ
ば、意図的に加熱手段の加熱作動が継続する時間を長く
されているにもかかわらず、加熱手段の加熱作動が停止
される不都合、及び、意図的に短時間の間、加熱手段が
加熱作動している状態で加熱調理用容器が所定位置に存
在しない状態にされているにもかかわらず、加熱手段の
加熱作動が停止される不都合を可及的に回避しながら、
加熱調理用容器が所定位置に無いにもかかわらず不必要
に加熱手段の加熱作動が継続される時間を可及的に短く
することができるようになった。
【0009】〔請求項3記載の発明〕請求項3に記載の
特徴構成は、前記加熱手段が、燃料を燃焼させるバーナ
にて構成されていることにある。請求項3に記載の特徴
構成によれば、加熱手段としてバーナを用いた調理用加
熱装置において、本発明を実施することができる。
【0010】〔請求項4記載の発明〕請求項4に記載の
特徴構成は、前記加熱調理用容器を前記加熱手段により
加熱される状態に載置支持する載置部が設けられ、前記
容器検出手段は、上方に復帰付勢された状態で上下移動
自在で、且つ、前記載置部に載置される前記加熱調理用
容器の底部に接当して押し下げられるように支持された
連動部と、その連動部が前記載置部に載置された前記加
熱調理用容器により押し下げられた位置に存在するか否
かを検出する検出部を備えて構成されていることにあ
る。
【0011】請求項4に記載の特徴構成によれば、加熱
調理用容器を載置部に載置すると、連動部が加熱調理用
容器の底部に押し下げられ、検出部により、連動部が加
熱調理用容器により押し下げられた位置に存在する状態
が検出される。高さ、平面形状等が異なる種々の形状の
加熱調理用容器が用いられる場合でも、加熱調理用容器
が載置部に載置された状態では、加熱調理用容器の底部
の高さ方向における存在位置のバラツキは小さい。従っ
て、容器検出手段を請求項4に記載の特徴構成のように
構成することにより、加熱調理用容器の形状にかかわら
ず、加熱調理用容器が所定位置に存在するか否かを検出
する信頼性を高くすることができるので、制御の信頼性
を一層高くすることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。図1及び図2に示すように、本
実施の形態における調理用加熱装置としてのガスコンロ
は、加熱手段としてのコンロ用バーナ8、及び、鍋、フ
ライパン等の加熱調理用容器P(以下、加熱調理用容器
を代表して鍋と称する)をコンロ用バーナ8にて加熱さ
れる所定の位置に載置支持する載置部としての五徳11
等を備えた二つのコンロ部Cと、加熱調理室4を加熱す
るグリル用バーナ15等を備えた一つのグリル部G等を
備えて構成してある。又、筐体1の前面には、各コンロ
部Cの点火・消火操作用の二つのコンロ用操作具2c、
各コンロ部Cのガス量を調節するための二つのコンロ用
ガス量調節レバー3c、グリル部Gの点火・消火操作用
のグリル用操作具2g、グリル部Gのガス量を調節する
ためのグリル用ガス量調節レバー3g、及び、グリル部
Gの加熱調理室4を開閉するグリル扉5を設け、筐体1
の上面の後方側には、グリル部Gからの排ガスを排出す
るための排気口6を設けてある。
【0013】二つのコンロ部Cは、左側のコンロ部C
に、五徳11に載置されている鍋Pの底の温度を検出す
る温度センサ7を設けた以外は同様に構成してあり、各
コンロ部Cには、鍋Pがコンロ用バーナ8にて加熱され
る所定の位置、即ち、五徳11上に存在するか否かを検
出する容器検出手段としての鍋検出具Sを設けてある。
又、後述するコンロ用操作具2cの操作に連動してオン
状態に切り換えられて、コンロ用バーナ8の点火を指令
するコンロ用点火スイッチ19、及び、グリル用操作具
2gの操作に連動してオン状態に切り換えられて、グリ
ル用バーナ15の点火を指令するグリル用点火スイッチ
20を設けてある。
【0014】コンロ用点火スイッチ19及びグリル用点
火スイッチ20夫々からの点火指令に基づくコンロ用バ
ーナ8及びグリル用バーナ15夫々の点火制御を始めと
して、各バーナの燃焼作動の制御を行う制御手段として
の制御部Hを設けてある。制御部Hは、温度センサ7の
検出温度が設定温度以上になると、その温度センサ7が
設けられているコンロ部Cのコンロ用バーナ8を消火す
る。又、制御部Hは、各コンロ用バーナ8について、下
記のように消し忘れ消火制御を実行する。つまり、コン
ロ用バーナ8の燃焼作動が開始した時点から燃焼作動が
継続する燃焼継続時間t1 を計測し、計測した燃焼継続
時間t1 が通常時用設定時間T1に達すると、コンロ用
バーナ8を消火する。又、鍋検出具Sの検出情報に基づ
いて、鍋Pが存在しない状態でコンロ用バーナ8の燃焼
作動が継続する容器無し継続時間t2 を計測し、計測し
た容器無し継続時間t2 が通常時用設定時間T1 よりも
短い容器無し時用設定時間T2 に達するとコンロ用バー
ナ8を消火する。
【0015】図2に示すように、コンロ部Cには、コン
ロ用バーナ8、五徳11及び鍋検出具Sの他に、コンロ
用バーナ8への燃料ガス供給の断続及び供給流量を調節
するためのコンロ用器具栓Vc、点火用の点火プラグ
9、コンロ用バーナ8の燃焼状態を検出する熱電対10
等を備えてある。
【0016】図3に詳細を示すように、鍋検出具Sは、
上方に復帰付勢された状態で上下移動自在で、且つ、五
徳11に載置される鍋Pの底部に接当して押し下げられ
るように支持した連動部Saと、その連動部Saが五徳
11に載置された鍋Pにより押し下げられた位置に存在
するか否かを検出する検出部としてのフォトカプラ13
を備えて構成してある。尚、フォトカプラ13は、図示
を省略するが、発光部と、その発光部からの光を受光す
るように設けた受光部とを備えて構成し、連動部Saの
上下移動に伴って、発光部からの光が連動部Saにて遮
光されて受光部に受光されない非受光状態と、発光部か
らの光が遮光されずに受光部にて受光される受光状態と
に切り換えられることによって、検出作用するようにな
っている。
【0017】右側のコンロ部Cにおいては、連動部Sa
として機能させる棒状体14を、環状のコンロ用バーナ
8の開口部を貫通する状態で、上下移動自在でコイルバ
ネ12にて上方に付勢され、五徳11に載置される鍋P
の底部にて押し下げられるように設けてある。そして、
フォトカプラ13を、図3の(イ)に示すように、五徳
11に鍋Pが載置されていない状態では、棒状体14に
備えさせた突起部14aにより非受光状態となり、且
つ、図3の(ロ)に示すように、五徳11に鍋Pが載置
されている状態では、棒状体14が鍋Pの底部にて押し
下げられることにより突起部14aが遮光位置から退避
して受光状態にされるように、位置させて設けてある。
鍋Pが五徳11から取り除かれると、棒状体14はコイ
ルバネ12の付勢力より上方に復帰して、図3の(イ)
に示すように、フォトカプラ13は非受光状態に切り換
えられる。
【0018】左側のコンロ部Cにおいては、温度センサ
7を、右側のコンロ部Cにおける棒状体14と同様に配
置し、フォトカプラ13を、温度センサ7に備えさせた
突起部7aにより、右側のコンロ部Cにおけるのと同様
に、非受光状態と受光状態に切り換えられるように設け
てある。つまり、温度センサ7を連動部Saに兼用する
ようにして、構成の簡略化を図っている。
【0019】グリル部Gは、図2に示すように、グリル
用バーナ15の他に、そのグリル用バーナ15に点火す
るパイロットバーナ16、それらグリル用バーナ15及
びパイロットバーナ16への燃料ガス供給の断続及びグ
リル用バーナ15への供給流量を調節するためのグリル
用器具栓Vg、パイロットバーナ16に点火する点火プ
ラグ17、グリル用バーナ15の燃焼状態を検出する熱
電対18等を備えてある。
【0020】次に、図2及び図4に基づいて、コンロ用
器具栓Vcについて、説明を加える。コンロ用器具栓V
cは、その導入口31に燃料ガス供給路21が接続さ
れ、導入口31から供給される燃料を内部流路pを通じ
て導出口32まで通流させ、導出口32に固定したノズ
ル33からコンロ用バーナ8へ供給するように構成して
ある。図4に詳細を示すように、コンロ用器具栓Vcの
下部における筐体1の前面側端部には、固定枠34を取
り付け、この固定枠34に対して図4中横方向に摺動自
在にスライダー35を内嵌してある。スライダー35の
前端にコンロ用操作具2cを取り付け、器具栓内方側に
は、スライダー35の摺動方向と同一方向に摺動自在な
金属製のバルブロッド36を摺動自在に設けてある。ス
ライダー35及びバルブロッド36は、夫々、コイルバ
ネ37,38によって筐体1の前面側に向けて付勢して
あり、スライダー35は係止機構39によって後述する
所定位置に付勢力に抗して位置保持される構成としてあ
る。
【0021】バルブロッド36には、その長手方向途中
部に手動開閉弁40を構成する弁体40aを一体的に設
け、手動開閉弁40は、この弁体40aがコイルバネ3
8のバネ付勢力により段差部40bに接当して、内部流
路pを遮断することで閉弁状態となり、バネ付勢力に抗
して弁体40aと段差部40bとの間に隙間が形成され
ることで開弁状態となるように構成してある。電磁開閉
弁41は、このバルブロッド36の更に奥側に設けてあ
る。電磁開閉弁41の弁体41aは、コイルバネ42に
より筐体1の前面側に向けて付勢され、この弁体41a
が段差部41bに接当することで閉弁状態となるように
構成してある。つまり、電磁開閉弁41はコイルバネ4
2によって内部流路pを閉じる閉じ側に付勢されてい
る。電磁開閉弁41内には開弁保持用コイル41c(図
2参照)を内装してあり、この開弁保持用コイル41c
に通電して励磁させることで、コイルバネ42のバネ付
勢力に抗して弁体41aを開弁状態に保持させる。
【0022】内部流路pを通流する燃料ガスの流量を調
節する流量調節弁43を設けてあり、この流量調節弁4
3は、コンロ用ガス量調節レバー3cにて調節される。
【0023】次に、図4に基づいて、コンロ用器具栓V
cの各部の連係動作について説明する。停止状態におい
ては、スライダー35はその前端部が閉位置Aに位置す
る状態で係止機構39によって位置保持されている。そ
して、コンロ用操作具2cが押し込み操作されるに伴っ
て、スライダー35が点火位置Cまで押し込み操作され
ると、バルブロッド36を介して、手動開閉弁40の弁
体40aがコイルバネ38のバネ付勢力に抗して開弁操
作され、並びに、電磁開閉弁41の弁体41aがコイル
バネ42のバネ付勢力に抗して開弁操作されるので、内
部流路pが導通状態となり、燃料ガスがコンロ用バーナ
8へ供給されることになる。
【0024】コンロ用操作具2cが押し込み操作され
て、スライダー35が点火位置Cまで押し込み操作され
た後に、コンロ用操作具2cへの押圧操作力が解除され
ると、スライダー35がコイルバネ37のバネ付勢力に
て開位置Bまで戻り、係止機構39にて位置保持される
構成となっている。スライダー35が開位置Bにある
と、手動開閉弁40は、その弁体40aが段差部から離
間して開弁状態に設定される。スライダー35が開位置
Bにある状態で、コンロ用操作具2cが押し込み操作さ
れると、係止機構39による開位置Bでの位置保持が解
除されて、スライダー35が閉位置Aに戻ってそこに位
置保持され、手動開閉弁40は閉弁状態となる。
【0025】図4での図示は省略するが、コンロ用点火
スイッチ19は、コンロ用操作具2cが押し込み操作さ
れて、スライダー35が点火位置Cまで押し込み操作さ
れると、オン状態に切り換えられ、コンロ用操作具2c
への押圧操作力が解除されてスライダー35が開位置B
まで戻ると、オフ状態に切り換えられるように設けてあ
る。
【0026】グリル用器具栓Vgは、ガバナー44を設
けた以外はコンロ用器具栓Vcと同様に構成してあり、
又、グリル用器具栓Vgは、グリル用操作具2gの操作
により、コンロ用器具栓Vcと同様に作用するととも
に、グリル用点火スイッチ20がオンオフ操作されるの
で、詳細な説明は省略する。
【0027】次に、制御部Hの制御作動について説明す
る。先ず、コンロ部Cの制御作動について説明するが、
各コンロ部Cを同様に制御するので、一つのコンロ部C
を対象にして説明する。コンロ用操作具2cが、スライ
ダー35が点火位置Cに位置するまで押し込み操作され
て、コンロ用点火スイッチ19がオンになると、点火プ
ラグ9を作動させ、開弁保持用コイル41cに開弁保持
用電流の供給を開始する。従って、手動開閉弁40及び
電磁開閉弁41が開弁操作されて、コンロ用バーナ8に
燃料ガスが供給されているので、点火プラグ9の点火作
用により、コンロ用バーナ8が点火する。コンロ用操作
具2cへの押圧操作力が解除されて、スライダー35が
開位置Bまで戻って、コンロ用点火スイッチ19がオフ
になると、点火プラグ9の作動を停止する。
【0028】コンロ用点火スイッチ19がオンになって
から、燃焼確認用設定時間(例えば5秒間)が経過する
と、熱電対10からの出力電圧をチェックする。そし
て、コンロ用バーナ8が正常に点火して、熱電対10か
らの出力電圧が設定値以上の場合は、開弁保持用電流の
供給を継続するので、コンロ用バーナ8の燃焼が継続す
るが、コンロ用バーナ8が点火しなくて、熱電対10か
らの出力電圧が設定値未満の場合は、開弁保持用電流の
供給を停止するので、電磁開閉弁41は閉弁操作され
て、コンロ用バーナ8への燃料ガス供給が遮断される。
【0029】コンロ用バーナ8が燃焼中に、鍋Pからの
煮こぼれや風などにより、コンロ用バーナ8が立ち消え
して、熱電対10からの出力電圧が設定値未満になる
と、開弁保持用電流の供給を停止する。従って、電磁開
閉弁41は閉弁操作されて、コンロ用バーナ8への燃料
ガス供給が遮断される。又、左側のコンロ部Cについて
は、鍋Pが過熱されて、温度センサ7の検出温度が設定
温度以上になると、開弁保持用電流の供給を停止する。
従って、電磁開閉弁41は閉弁操作されて、コンロ用バ
ーナ8への燃料ガス供給が遮断されるので、コンロ用バ
ーナ8は消火する。
【0030】スライダー35が開位置Bにある状態で、
コンロ用操作具2cが押し込み操作されると、手動開閉
弁40は閉弁状態となるので、コンロ用バーナ8への燃
料ガス供給が遮断されて、コンロ用バーナ8は消火す
る。
【0031】グリル部Gについても、上述のコンロ部C
の場合と同様に制御するので、説明を省略する。
【0032】次に、各コンロ部Cについて実行する消し
忘れ消火制御について、図5に示すフローチャートに基
づいて説明する。尚、フローチャート中、フラグF1
は、コンロ用バーナ8の燃焼作動が開始した時点から燃
焼作動が継続する燃焼継続時間t1 を計測する燃焼時間
タイマーの作動状態を示すものであり、「0」は作動停
止中、「1」は作動中を夫々示す。又、フラグF2は、
鍋Pが存在しない状態でコンロ用バーナ8の燃焼作動が
継続する容器無し継続時間t2 を計測する容器無し時時
間タイマーの作動状態を示すものであり、「0」は作動
停止中、「1」は作動中を夫々示す。
【0033】コンロ用点火スイッチ19がオンになって
から燃焼確認用設定時間が経過した時点における、熱電
対10の出力電圧のチェックにおいて、出力電圧が設定
値以上であってコンロ用バーナ8の燃焼が開始したこと
が確認されると、燃焼継続時間t1 を計測する燃焼時間
タイマをスタートさせ、以後、熱電対10の出力電圧に
基づいてコンロ用バーナ8の消火が確認されるまで、燃
焼継続時間t1 の計測を継続し、コンロ用バーナ8の消
火が確認されると燃焼時間タイマをリセットしてリター
ンする。
【0034】そして、燃焼時間タイマにより計測された
燃焼継続時間t1 が通常時用設定時間T1 に達すると、
開弁保持用電流の供給を停止し、燃焼時間タイマをリセ
ットする。従って、電磁開閉弁41は閉弁操作されて、
コンロ用バーナ8への燃料ガス供給が遮断されるので、
コンロ用バーナ8は消火する。
【0035】燃焼継続時間t1 が通常時用設定時間T1
に達するまでの間、フォトカプラ13の出力信号によっ
て鍋Pの有無をチェックし、鍋Pが無いことが確認され
ると、容器無し継続時間t2 を計測する容器無し時時間
タイマーをスタートさせる。以後、コンロ用バーナ8の
燃焼が確認され、且つ、鍋Pが無いことが確認される間
は、容器無し継続時間t2 の計測を継続し、コンロ用バ
ーナ8の燃焼が確認される状態で鍋Pが有ることが確認
されると、容器無し時時間タイマーをリセットして燃焼
継続時間t1 の計測は継続し、コンロ用バーナ8の消火
が確認されると、容器無し時時間タイマーをリセットし
てリターンする。
【0036】そして、容器無し時時間タイマーにより計
測された容器無し継続時間t2 が容器無し時用設定時間
2 に達すると、開弁保持用電流の供給を停止し、容器
無し時間タイマをリセットする。従って、電磁開閉弁4
1は閉弁操作されて、コンロ用バーナ8への燃料ガス供
給が遮断されるので、コンロ用バーナ8は消火する。
【0037】通常時用設定時間T1 は、例えば、30〜
120分の範囲で適宜設定し、容器無し時用設定時間T
2 は、通常時用設定時間T1 よりも短く設定し、例え
ば、1〜5分の範囲で適宜設定する。
【0038】従って、鍋Pが五徳11上に無いにもかか
わらず、誤って、コンロ用バーナ8の燃焼が開始された
場合や、誤って、コンロ用バーナ8の燃焼が継続したま
まで、鍋Pが五徳11上から外された場合でも、鍋Pが
五徳11上に無い状態でコンロ用バーナ8の燃焼が継続
する状態が、容器無し時用設定時間T2 の間継続する
と、自動的にコンロ用バーナ8が消火される。
【0039】又、コンロ用バーナ8の燃焼中に鍋Pが無
い状態となっても、その時間が、容器無し時用設定時間
2 以内であれば、コンロ用バーナ8は消火されない。
従って、例えば、鍋P内の調理対象物の攪拌を行うとき
のように、コンロ用バーナ8が燃焼しているのもかかわ
らず意図的に、鍋Pを五徳11上から外す場合が有って
も、その時間が容器無し時用設定時間T2 以内であれ
ば、コンロ用バーナ8は消火されることがない。又、意
図的に、コンロ用バーナ8を点火してから鍋Pを五徳1
1上に載せるような場合でも、コンロ用バーナ8が燃焼
してから鍋Pを五徳11上に載せるまでの時間が、容器
無し時用設定時間T2 以内であれば、コンロ用バーナ8
は消火されることがない。
【0040】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 通常時用設定時間T1 及び容器無し時用設定時
間T2 夫々の具体的な設定値は、容器無し時用設定時間
2 が通常時用設定時間T1 よりも短くなる状態で、適
宜設定可能であり、上記の実施形態において例示した範
囲外でも設定可能である。
【0041】(ロ) 鍋検出具Sの具体構成は、上記の
実施形態において例示した構成に限定されるものではな
い。例えば、検出部としては、発光部と、その発光部か
らの光が検出対象物にて反射した光を受光する受光部を
備えて構成したものでも良い。又、検出部としては、連
動部Saの変位によりオンオフ操作されるように設けた
スイッチや、磁気式の近接スイッチでも良い。
【0042】又、加熱調理容器Pに対して横方向から検
出用の光を照射して、その検出用の光により加熱調理容
器Pが存在するか否かを検出するように設けた検出部に
て構成しても良い。この場合は、鍋検出具Sは、検出部
のみで構成することができ、上記の実施形態の如き連動
部Saは不要になり、構成の簡略化が図れる。但し、加
熱調理用容器Pが所定位置に存在するか否かを検出する
信頼性を高くするためには、検出部は、加熱調理容器P
の種々の形状を考慮して配置する必要があり、設計が難
しくなる。
【0043】(ハ) 上記の実施形態において、左側の
コンロ部Cにおいて、温度センサ7を省略して、連動部
Saとして、右側のコンロ部Cと同様の棒状体14を設
けても良い。あるいは、右側のコンロ部Cにおいて、棒
状体14に代えて、左側のコンロ部Cと同様の温度セン
サ7を設けて、その温度センサ7を連動部Saとして兼
用するようにしても良い。
【0044】(ニ) 上記の実施形態においては、燃焼
時間タイマにより燃焼継続時間t1 の計測を開始する時
点を、コンロ用点火スイッチ19がオンになってから燃
焼確認用設定時間経過後に熱電対10の出力電圧が設定
値以上であることを確認した時点に設定した。これに代
えて、コンロ用点火スイッチ19がオンになった時点に
設定し、以後のコンロ用バーナ8の燃焼の確認を、熱電
対10の出力電圧のチェックにより行うように構成して
も良い。
【0045】(ホ) 上記の実施形態においては、本発
明を、加熱手段としてコンロ用バーナ8を備えたガスコ
ンロに適用する場合について例示したが、本発明は、ガ
スコンロ以外に、例えば、加熱手段として電気ヒータを
備えた電気コンロにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかるガスコンロの外観斜
視図
【図2】本発明の実施形態にかかるガスコンロの全体構
成を示すブロック図
【図3】本発明の実施形態にかかるガスコンロの鍋検出
具を示す要部側面図
【図4】本発明の実施形態にかかるガスコンロのコンロ
用器具栓を示す縦断面図
【図5】本発明の実施形態にかかるガスコンロの制御作
動のフローチャートを示す図
【符号の説明】
8 加熱手段 11 載置部 13 検出部 H 制御手段 S 容器検出手段 Sa 連動部
フロントページの続き (72)発明者 駒井 宏充 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 杉谷 茂治 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 滝本 直子 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱調理用容器を加熱する加熱手段と、 その加熱手段の加熱作動が開始した時点から加熱作動が
    継続する加熱継続時間を計測し、計測した加熱継続時間
    が通常時用設定時間に達すると、前記加熱手段の加熱作
    動を停止させる制御手段が設けられた調理用加熱装置で
    あって、 前記加熱調理用容器が前記加熱手段にて加熱される所定
    の位置に存在するか否かを検出する容器検出手段が設け
    られ、 前記制御手段は、前記容器検出手段の検出情報に基づい
    て、前記加熱調理用容器が存在しない状態で前記加熱手
    段の加熱作動が継続する容器無し継続時間を計測し、計
    測した容器無し継続時間が前記通常時用設定時間よりも
    短い容器無し時用設定時間に達すると前記加熱手段の加
    熱作動を停止させるように構成されている調理用加熱装
    置。
  2. 【請求項2】 前記通常時用設定時間が30〜120分
    の範囲で設定され、前記容器無し時用設定時間が1〜5
    分の範囲で設定される請求項1記載の調理用加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が、燃料を燃焼させるバー
    ナにて構成されている請求項1又は2記載の調理用加熱
    装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱調理用容器を前記加熱手段によ
    り加熱される状態に載置支持する載置部が設けられ、 前記容器検出手段は、上方に復帰付勢された状態で上下
    移動自在で、且つ、前記載置部に載置される前記加熱調
    理用容器の底部に接当して押し下げられるように支持さ
    れた連動部と、その連動部が前記載置部に載置された前
    記加熱調理用容器により押し下げられた位置に存在する
    か否かを検出する検出部を備えて構成されている請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の調理用加熱装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150146423A (ko) 2014-06-20 2015-12-31 린나이코리아 주식회사 가스레인지
CN107726377A (zh) * 2017-09-18 2018-02-23 湖北晋远酒店设备用品有限公司 智能燃气灶及控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150146423A (ko) 2014-06-20 2015-12-31 린나이코리아 주식회사 가스레인지
CN107726377A (zh) * 2017-09-18 2018-02-23 湖北晋远酒店设备用品有限公司 智能燃气灶及控制方法

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