JP2000291853A - 車輌用ホースおよび車輌用アセンブリホース - Google Patents

車輌用ホースおよび車輌用アセンブリホース

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JP2000291853A JP11099852A JP9985299A JP2000291853A JP 2000291853 A JP2000291853 A JP 2000291853A JP 11099852 A JP11099852 A JP 11099852A JP 9985299 A JP9985299 A JP 9985299A JP 2000291853 A JP2000291853 A JP 2000291853A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐疲労特性および低膨張性に優れた車輌用ホ
ースを提出する。 【解決手段】 内管チューブ1の外周にステンレス鋼線
材で編組された補強層2を設けてなる車輌用ホース3で
あって、前記内管チューブ1が熱可塑性樹脂から作製さ
れており、前記ステンレス鋼線材が細径の糸状ステンレ
ス鋼線を多数本撚り合わせて構成された撚り線からな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車輌用ホースおよび
車輌用アセンブリホースに関する。
【0002】
【従来の技術】車輌用ホース、たとえばブレーキホース
は、マスターシリンダーで発生した油圧をブレーキキャ
リパーやホイールシリンダーへ伝えるパイプ機構の中
で、ブレーキパイプでは対応できない場所、たとえば構
造上極端な屈曲または振動を直接受けるところに使用さ
れているため、柔軟性に富むことが要求されている。
【0003】また、ブレーキシステムを作動させるため
に伝達した油圧の損失がないよう、生じた内圧によって
膨張し難い低膨張性が要求されている。とくにブレーキ
バイワイヤーシステムのように、ブレーキ、ABSおよ
びTRCを一体化したシステムにおいては、ポンプから
油圧を発生し、高圧配管からアキュームレータを介して
低圧配管にてタンクに戻る循環式となるため、音や振動
の問題もあり、さらなる低膨張化が望まれている。
【0004】さらに、自動車の安全性を確保するため
に、車輌用ホースには耐久性、耐圧性、耐熱性、耐寒性
および耐油性などの様々な特性が要求されている。
【0005】従来のブレーキホースは、内径寸法を確保
するために、金属または樹脂などのマンドレル上に内面
ゴムを押し出して被覆し、そしてそのマンドレル上に押
し出して被覆された内面ゴム層の外周に第1繊維の補強
層を形成したのち、その外周に中間ゴム層、ついで第2
繊維の補強層、さらにその外周に外面ゴム層が施され、
つぎに加硫工程を経て最後に金属または樹脂マンドレル
を引き抜いて得られるゴムホースが主流である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
繊維で補強されたゴムホースは、鋼線に比べて繊維の伸
びが大きいために、内圧によりゴムホームが膨らみやす
くなり、前述のようなブレーキシステムに対応できる低
膨張ホースとなり得ない。このため、内管チューブがフ
ッ素系樹脂からなり、その外周に鋼線が編組された鋼線
補強ホースが一部市販化されており、自動二輪車用のよ
うに比較的長いブレーキホースに用いられる場合があ
る。ところで、最近では、自動車用のブレーキシステム
として油圧式が採用されているが、かかる鋼線補強ホー
スは少し耐疲労特性に乏しいため、自動二輪車と同様に
自動車においても耐疲労性および低膨張性を兼ね備えた
鋼線補強ホースが望まれている。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑み、耐疲労特性
および低膨張性に優れた車輌用ホースおよび車輌用アセ
ンブリホースを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の車輌用ホース
は、内管チューブの外周にステンレス鋼線材で編組され
た補強層を設けてなる車輌用ホースであって、前記内管
チューブが熱可塑性樹脂から作製されており、前記ステ
ンレス鋼線材が細径の糸状ステンレス鋼線を多数本撚り
合わせて構成された撚り線からなることを特徴とする。
【0009】また本発明の車輌用アセンブリホースは、
前記車輌用ホースの両端に、相手部材に結合するための
アセンブリ用金具またはくい込み式管継手が接続されて
いることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の車輌用ホースおよび車輌用アセンブリホースを説明す
る。図1に示されるように、本発明の一実施の形態にか
かわる車輌用アセンブリホースは、内管チューブ1およ
び該内管チューブ1の外周にステンレス鋼線材で編組さ
れた補強層2からなる車輌用ホース3と、該ホース3を
相手部材に結合するためのアセンブリ用金具4とから構
成されている。本実施の形態では、前記車輌用ホース3
はアセンブリ用金具4に締結機(図示せず)により加締
められているが、本発明においては、これに限定される
ものではなく、図2に示されるように車輌用ホース3を
くい込み式管継手5に接続することもできる。図1〜2
において、4a、5aは車輌用ホース3をアセンブリ用
金具4またはくい込み式管継手5に接続したときのスカ
ート幅Lを示すホースアセンブリ部である。
【0011】本発明において、内管チューブの材質をフ
ッ素系樹脂などの熱可塑性樹脂としたのは、車輌用ホー
スおよび車輌用アセンブリホースに要求される耐熱性お
よび低水分透過性などを満足させるためである。また、
23℃のときの50%RHにおける曲げ弾性率が約1.
00GPa以下としたのは、1.00GPaをこえると
車輌用ホースとしての柔軟性に欠けるためである。
【0012】前記フッ素系樹脂としては、ポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシ
アルカン(PFA)、パーフルオロエチレンプロペンコ
ポリマー(FEP)またはエチレン−クロロトリフルオ
ロエチレンコポリマー(ECTFE)などを用いること
ができる。
【0013】前記ステンレス鋼線材は、図3に示される
ように心ストランド(芯鋼)6の外周に細径の糸状ステ
ンレス鋼線(素線)7を多数本撚り合わせて構成された
撚り線にされている。これは単線では後述する耐疲労特
性がわるく、車輌用ホースおよび車輌用アセンブリホー
スとして使用される部位が限られるためである。また前
記ステンレス鋼線(素線)としては、オーステナイト
系、フェライト系、マルチンサイト系または折出硬化系
が用いられる。また、耐久性、耐食性および表面の平滑
性を向上させるために、コーティングを施すこともでき
る。
【0014】前記ステンレス鋼線(素線)の線径は約
0.016〜0.100mmにするのが好ましい。これ
は0.016mm未満では撚り合わせの際に鋼線切れが
発生し製線が困難となり、0.100mmをこえると撚
り合わせたときの外径が大きくなってしまい、車輌用ホ
ースとして製造し難くなるからである。
【0015】前記ステンレス鋼線(素線)の撚り数は3
〜19本とするのが好ましい。これは2本以下では後述
する耐疲労性がわるく、車輌用ホースおよび車輌用アセ
ンブリホースとして使用される部位が限られ、20本以
上になると、鋼線そのものが柔らかくなり、ホースの低
膨張化を実現できないからである。なお、前記撚り数が
3本の場合には、心ストランドを省いて、撚り線にされ
る。
【0016】前記ホースアセンブリ部4a、5aのスカ
ート幅Lは約3.5mm以上であるのが好ましい。これ
は3.5mm未満では後述する耐疲労性がわるく、車輌
用ホースおよび車輌用アセンブリホースとして使用され
る部位が限られるためである。
【0017】つぎに本発明の車輌用ホースを実施例に基
づいて説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定さ
れるものではない。
【0018】実施例1 まず内管チューブとして23℃のときの、50%RHに
おける曲げ弾性率が0.55GPaであるポリテトラフ
ルオロエチレン(PTFE)を使用して、内径3.6m
m、肉厚1.0mmに押し出し成形した。つぎに、この
内管チューブの外周に素線1本の外径が0.07mmの
心ストランドと、外周に6本の0.07mm素線を撚り
合わせた外径0.21mmのステンレス鋼線を編組した
ホースを、7.5mmのスカート幅でアセンブリして図
1に示す車輌用アセンブリホース(実施例1)を得た。
【0019】実施例2 図1の車輌用アセンブリホースであって、内管チューブ
として23℃のときの50%RHにおける曲げ弾性率が
0.82GPaであるパーフルオロアルコキシアルカン
(PFA)を使用して、内径3.6mm、肉厚1.0m
mに押し出し成形した。つぎに、この内管チューブの外
周に素線1本の外径が0.07mmの心ストランドと、
外周に6本の0.07mm素線を撚り合わせた外径0.
21mmのステンレス鋼線を編組したホースを、7.5
mmのスカート幅でアセンブリして車輌用アセンブリホ
ース(実施例2)を得た。
【0020】実施例3 図1の車輌用アセンブリホースであって、内管チューブ
として23℃のときの50%RHにおける曲げ弾性率が
0.66GPaであるパーフルオロエチレンプロペンコ
ポリマー(FEP)を使用して、内径3.6mm、肉厚
1.0mmに押し出し成形した。つぎに、この内管チュ
ーブの外周に素線1本の外径が0.07mmの心ストラ
ンドと、外周に6本の0.07mm素線を撚り合わせた
外径0.21mmのステンレス鋼線を編組したホース
を、7.5mmのスカート幅でアセンブリして車輌用ア
センブリホース(実施例3)を得た。
【0021】実施例4 図1の車輌用アセンブリホースであって、内管チューブ
として23℃のときの50%RHにおける曲げ弾性率が
0.55GPaであるポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)を使用して、内径3.6mm、肉厚1.0mm
に押し出し成形した。つぎに、この内管チューブの外周
に素線1本の外径が0.10mmのステンレス鋼線を3
本撚り合わせた外径0.30mmのステンレス鋼線を編
組したホースを、7.5mmのスカート幅でアセンブリ
して車輌用アセンブリホース(実施例4)を得た。
【0022】実施例5 図1の車輌用アセンブリホースであって、内管チューブ
として23℃のときの50%RHにおける曲げ弾性率が
0.55GPaであるポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)を使用して、内径3.6mm、肉厚1.0mm
に押し出し成形した。つぎに、この内管チューブの外周
に素線1本の外径が0.04mmの心ストランドと、外
周に6本の0.04mm素線を撚り合わせた外径0.1
2mmのステンレス鋼線のさらに外周に12本の0.0
4mm素線を撚り合わせた外径0.20mmのステンレ
ス鋼線を編組したホースを、7.5mmのスカート幅で
アセンブリして車輌用アセンブリホース(実施例5)を
得た。
【0023】比較例1 図1の車輌用アセンブリホースであって、内管チューブ
として23℃のときの50%RHにおける曲げ弾性率が
0.55GPaであるポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)を使用して、内径3.6mm、肉厚1.0mm
に押し出し成形した。つぎに、この内管チューブの外周
に0.20mmのステンレス鋼線を編組したホースを、
7.5mmのスカート幅でアセンブリして車輌用アセン
ブリホース(比較例1)を得た。
【0024】比較例2 図1の車輌用アセンブリホースであって、内管チューブ
として23℃のときの50%RHにおける曲げ弾性率が
2.48GPaであるポリフッ化ビニリデン(PVD
F)を使用して、内径3.6mm、肉厚1.0mmに押
し出し成形した。つぎに、この内管チューブの外周に素
線1本の外径が0.07mmの心ストランドと、外周に
6本の0.07mm素線を撚り合わせた外径0.21m
mのステンレス鋼線を編組したホースを、7.5mmの
スカート幅でアセンブリして車輌用アセンブリホース
(比較例2)を得た。
【0025】比較例3 図1の車輌用アセンブリホースであって、内管チューブ
として23℃のときの50%RHにおける曲げ弾性率が
0.55GPaであるポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)を使用して、内径3.6mm、肉厚1.0mm
に押し出し成形した。つぎに、この内管チューブの外周
に素線1本の外径が0.12mmの心ストランドと、外
周に6本の0.12mm素線を撚り合わせた外径0.3
6mmのステンレス鋼線を編組したホースを、7.5m
mのスカート幅でアセンブリして車輌用アセンブリホー
ス(比較例3)を得た。
【0026】比較例4 図1の車輌用アセンブリホースであって、内管チューブ
として23℃のときの50%RHにおける曲げ弾性率が
0.55GPaであるポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)を使用して、内径3.6mm、肉厚1.0mm
に押し出し成形した。つぎに、この内管チューブの外周
に素線1本の外径が0.07mmの心ストランドと、外
周に6本の0.07mm素線を撚り合わせた外径0.2
1mmのステンレス鋼線を編組したホースを、3.0m
mのスカート幅でアセンブリして車輌用アセンブリホー
ス(比較例4)を得た。
【0027】比較例5 図1の車輌用アセンブリホースであって、内管チューブ
として23℃のときの50%RHにおける曲げ弾性率が
0.55GPaであるポリテトラフルオロエチレン(P
TFE)を使用して、内径3.6mm、肉厚1.0mm
に押し出し成形した。つぎに、この内管チューブの外周
に素線1本の外径が0.03mmの心ストランドと、外
周に6本の0.03mm素線を撚り合わせた外径0.0
9mmのステンレス鋼線をさらに3本撚り合わせた外径
0.18mmのステンレス鋼線を編組したホースを、
7.5mmのスカート幅でアセンブリして車輌用アセン
ブリホース(比較例5)を得た。
【0028】比較例6 まず図4に示されるように、外径がφ3.4mmの鉄製
マンドレル上にエチレンプロピレンジエンゴムを厚さ
1.1mmになるように、既存の押し出し機により押し
出して、内管チューブ10を形成した。つぎに、このエ
チレンプロピレンジエンゴムの外周にポリビニルアルコ
ール繊維で編組して、第1繊維の補強層11を形成し
た。つぎにその外周にブチルゴムを厚み300μmとな
るよう押し出して、中間ゴム層12を形成し、さらにそ
の中間ゴム層12の外周にポリビニルアルコール繊維で
編組して、第2繊維の補強層13を形成した。つぎに、
その第2繊維の補強層13の外周にエチレンプロピレン
ジエンゴムとクロロプレンゴムのブレンドゴムを既存の
押し出し機により、厚み1250μmとなるように押し
出して被覆し、外面ゴム14を形成した。
【0029】つぎに、このようにして得られた実施例1
〜5および比較例1〜6の車輌用アセンブリホースにつ
いてつぎの加圧時膨張量試験とホイップ試験のホース特
性試験を実施した。これらの試験結果を表1に示す。
【0030】(加圧時膨張量試験)図5に示すように、
試験装置にホース20を捻じれのないように、僅かに長
さの余裕をもたせて垂直に取り付け、エアー抜き完全に
行なったのち、ホース20の片側を密閉する。圧力シリ
ンダー21を操作してホース20内の水圧を毎分17
1、620±68.647MPaの割合で測定圧力まで
昇圧し、ビューレット22の液面上昇によって膨張量を
測定する。なお、図5において、23はバルブ、24は
タンクおよび25は圧力計である。
【0031】(ホイップ試験)図6に示すように、試験
装置にホース30を捻じれのないように、44.45±
0.4mmのたるみ長さを差し引いた長さに調整し、取
り付ける。そののち、水でホース30および配管内の気
泡を除去し、1.55〜1.72MPaの圧力で保持す
る。つぎに回転円板31をモータ32により800±1
0rpmの速度で回転させ、ホース30が破裂するまで
の時間を記録する。なお、図6において、33は平行
軸、34はベルト、35は圧力計、36は加圧シリンダ
ーおよび37はおもりである。
【0032】
【表1】
【0033】表1の試験結果からわかるように、従来の
ステンレス鋼線で補強した車輌用アセンブリホースであ
る比較例1および比較例2はホイップ強度が非常にわる
く、とくに内管チューブの曲げ弾性率の大きな比較例1
は柔軟性にも欠けるためさらに低い値となっており、車
輌用アセンブリホースとして使用条件、使用車種などが
限られるなどの問題点がある。
【0034】またステンレス鋼線(素線)の線径が0.
100mm以上の比較例3は実施例1〜3に比べて、ホ
イップ強度が低くなっている。
【0035】またホースアセンブリ部のスカート幅が
3.5mm以下の比較例4は、実施例1に比べて、ホイ
ップ強度が低くなっている。
【0036】またステンレス鋼線(素線)の撚りの本数
が21本以上の比較例5は、実施例1、4、5に比べ
て、鋼線そのものの柔軟性が高く、加圧時膨張量がやや
高い結果となっている。
【0037】さらにゴムホースである比較例6のホイッ
プ強度は良好な結果となっているものの、ゴム材料で作
製されており、かつ繊維補強であるため低膨張化を図る
には限界がある。
【0038】これらに対して、実施例1〜5の車輌用ア
センブリホースは、低膨張化が図られている上にホイッ
プ強度も良好な結果となっている。
【0039】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
耐疲労性および低膨張性を同時に顕著に向上させること
ができ、工業上有用な車輌用ホースおよび車輌用アセン
ブリホースを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車輌用アセンブリホースの一実施の形
態を示す斜視図である。
【図2】本発明の車輌用アセンブリホースの他の実施の
形態を示す斜視図である。
【図3】本発明に用いられる撚り鋼線の構成図である。
【図4】比較例(ゴムホース)を示す斜視図である。
【図5】膨張量試験装置の説明図である。
【図6】ホイップ試験の説明図である。
【符号の説明】
1 内管チューブ 2 補強層 3 車輌用ホース 4 アセンブリ用金具 4a、5a ホースアセンブリ部 5 くい込み式管継手 6 心ストランド 7 ステンレス鋼線(素線)
フロントページの続き (72)発明者 三木 誠人 兵庫県姫路市別所町佐土1118番地 株式会 社ニチリン姫路工場内 Fターム(参考) 3H015 AA05 AC02 3H111 AA02 BA03 BA15 BA29 BA34 CB03 CB27 CB29 CC02 CC13 CC18 DA26 DB19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内管チューブの外周にステンレス鋼線材
    で編組された補強層を設けてなる車輌用ホースであっ
    て、前記内管チューブが熱可塑性樹脂から作製されてお
    り、前記ステンレス鋼線材が細径の糸状ステンレス鋼線
    を多数本撚り合わせて構成された撚り線からなる車輌用
    ホース。
  2. 【請求項2】 内管チューブの熱可塑性樹脂がフッ素系
    樹脂であって、23℃のときの50%RHにおける曲げ
    弾性率が約1.00GPa以下であることを特徴とする
    請求項1記載の車輌用ホース。
  3. 【請求項3】 細径の糸状ステンレス鋼線の線径が約
    0.016〜0.100mmである請求項1または2記
    載の車輌用ホース。
  4. 【請求項4】 細径の糸状ステンレス鋼線の撚りの本数
    が3〜19本である請求項1、2または3記載の車輌用
    ホース。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の車輌用
    ホースの両端に、相手部材に結合するためのアセンブリ
    用金具またはくい込み式管継手が接続されてなる車輌用
    アセンブリホース。
  6. 【請求項6】 ホースアセンブリ部のスカート幅が約
    3.5mm以上でアセンブリされてなる請求項5記載の
    車輌用アセンブリホース。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1328534C (zh) * 2004-03-29 2007-07-25 上海市塑料研究所 聚四氟乙烯复合软管、软管组件及软管制备方法
US20120186496A1 (en) * 2006-12-21 2012-07-26 Fumoto Giken Co., Ltd. Operating device

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