JP2000291705A - 摩擦式電磁連結装置 - Google Patents
摩擦式電磁連結装置Info
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- JP2000291705A JP2000291705A JP11241557A JP24155799A JP2000291705A JP 2000291705 A JP2000291705 A JP 2000291705A JP 11241557 A JP11241557 A JP 11241557A JP 24155799 A JP24155799 A JP 24155799A JP 2000291705 A JP2000291705 A JP 2000291705A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 摩擦式電磁クラッチ又は摩擦式電磁ブレーキ
等の摩擦式電磁連結装置の摩擦面を改良する。 【解決手段】 アーマチュア17又はロータ18のいず
れか一方又は双方の摩擦面全体又は摩擦面の一部をアル
ミニウム又はアルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真
鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、P
TFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合
金等の金属系の摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フェ
ノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、
ジルコニアなどのセラミックスなどの無機物系の摩擦材
のいずれかの摩擦材で摩擦面を形成するか又はこれらの
摩擦材を組合せた材料を摩擦面に配置するように構成し
た。
等の摩擦式電磁連結装置の摩擦面を改良する。 【解決手段】 アーマチュア17又はロータ18のいず
れか一方又は双方の摩擦面全体又は摩擦面の一部をアル
ミニウム又はアルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真
鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、P
TFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合
金等の金属系の摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フェ
ノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、
ジルコニアなどのセラミックスなどの無機物系の摩擦材
のいずれかの摩擦材で摩擦面を形成するか又はこれらの
摩擦材を組合せた材料を摩擦面に配置するように構成し
た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】最近、摩擦式電磁クラッチ又
は摩擦式電磁ブレーキの小型、コンパクト化に伴い、摩
擦材料の摩擦係数の増大が要望されているが、この種、
分野で用いられている摩擦材料は既に完成度が高いの
で、その改良が困難であるため、摩擦面の構成を見直す
ことで摩擦係数の向上を目指すことが検討されている。
本発明はこのような観点から行った摩擦式電磁クラッチ
又は摩擦式電磁ブレーキ等の摩擦式電磁連結装置の摩擦
面の改良に関する。
は摩擦式電磁ブレーキの小型、コンパクト化に伴い、摩
擦材料の摩擦係数の増大が要望されているが、この種、
分野で用いられている摩擦材料は既に完成度が高いの
で、その改良が困難であるため、摩擦面の構成を見直す
ことで摩擦係数の向上を目指すことが検討されている。
本発明はこのような観点から行った摩擦式電磁クラッチ
又は摩擦式電磁ブレーキ等の摩擦式電磁連結装置の摩擦
面の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の摩擦式電磁ブレーキは、例えば図
7に示すように構成されていた。同図において、1は断
面が逆コ字状の磁極体で、この磁極体は機械のフレーム
またはクラッチ・ブレーキユニットのケーシング等の固
定部2にビス3等で固着されている。4は励磁コイル
で、磁極体1の凹所1aに収納される。5は断面が略コ
字状のブレーキ板体で、ねじ6により磁極体1に固着さ
れる。なお、5aは切欠溝、5bは摩擦板である。7は
アーマチュアで、その基部はアーマチュアハブ9にスプ
ライン結合され、また、復帰ばね8が装着されていて駆
動軸10に対し半径方向は固定で、軸方向へは可動自在
となるように支承されている。なお、1Nは磁極体1の
内周先端部、5Dはブレーキ板体5の内周段部である。
7に示すように構成されていた。同図において、1は断
面が逆コ字状の磁極体で、この磁極体は機械のフレーム
またはクラッチ・ブレーキユニットのケーシング等の固
定部2にビス3等で固着されている。4は励磁コイル
で、磁極体1の凹所1aに収納される。5は断面が略コ
字状のブレーキ板体で、ねじ6により磁極体1に固着さ
れる。なお、5aは切欠溝、5bは摩擦板である。7は
アーマチュアで、その基部はアーマチュアハブ9にスプ
ライン結合され、また、復帰ばね8が装着されていて駆
動軸10に対し半径方向は固定で、軸方向へは可動自在
となるように支承されている。なお、1Nは磁極体1の
内周先端部、5Dはブレーキ板体5の内周段部である。
【0003】上記構成において、励磁コイル4に通電さ
れず無励磁の状態では、アーマチュア7は駆動軸10と
共に回転している。この状態において、励磁コイル4を
励磁すると、図7に破線で示すように磁束が通り、磁極
体1の磁気吸引力によってアーマチュア7が左方に吸引
され、ブレーキ板体5の摩擦板5b側に密着し、アーマ
チュア7、従って駆動軸10に制動力が付与される。
れず無励磁の状態では、アーマチュア7は駆動軸10と
共に回転している。この状態において、励磁コイル4を
励磁すると、図7に破線で示すように磁束が通り、磁極
体1の磁気吸引力によってアーマチュア7が左方に吸引
され、ブレーキ板体5の摩擦板5b側に密着し、アーマ
チュア7、従って駆動軸10に制動力が付与される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種摩擦式電磁ブレーキの場合、アーマチュアの摩擦面と
ロータ側の摩擦板の摩擦面が夫々鉄材であり、最近の摩
擦式電磁ブレーキでは小型、コンパクト化が要求される
ため、摩擦材料の選択だけでは、摩擦係数は取り付け時
では0.2〜0.25程度しか得られず、使用期間が相
当経過した後も0.4程度以上には増加せず、従って、
所要の制動トルクが得られにくいという問題点があっ
た。このことは、同種構造の摩擦式電磁クラッチにおい
ても同様で、摩擦部分での摩擦係数の不足のため所要の
伝達トルクが得られにくいという問題点があった。この
ため、需要先から、納品の初期から高い摩擦係数を有す
る摩擦式電磁ブレーキ又は摩擦式電磁クラッチとなる摩
擦式電磁連結装置の提供が強く要望されていた。本発明
は従来のものの上記課題(問題点)を解決するようにし
た摩擦式電磁連結装置を提供することを目的とする。
種摩擦式電磁ブレーキの場合、アーマチュアの摩擦面と
ロータ側の摩擦板の摩擦面が夫々鉄材であり、最近の摩
擦式電磁ブレーキでは小型、コンパクト化が要求される
ため、摩擦材料の選択だけでは、摩擦係数は取り付け時
では0.2〜0.25程度しか得られず、使用期間が相
当経過した後も0.4程度以上には増加せず、従って、
所要の制動トルクが得られにくいという問題点があっ
た。このことは、同種構造の摩擦式電磁クラッチにおい
ても同様で、摩擦部分での摩擦係数の不足のため所要の
伝達トルクが得られにくいという問題点があった。この
ため、需要先から、納品の初期から高い摩擦係数を有す
る摩擦式電磁ブレーキ又は摩擦式電磁クラッチとなる摩
擦式電磁連結装置の提供が強く要望されていた。本発明
は従来のものの上記課題(問題点)を解決するようにし
た摩擦式電磁連結装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の摩擦式電磁連結
装置は、上記課題を解決するために、励磁コイルを収納
する凹所を有し、固定部に固着された断面がコ字状の磁
極体、この磁極体の対向面に配置されたロータ及び上記
励磁コイルが励磁されていない時はロータに対して間隙
を隔てて配置され、ばねにより駆動側の部材に連結され
ており、励磁コイルが励磁された時にはロータ側に密着
されるアーマチュアを備えて成る摩擦式電磁連結装置に
おいて、上記アーマチュア又はロータのいずれか一方の
摩擦面の全体又は摩擦面の一部をアルミニウム又はアル
ミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、
SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッケ
ル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系の
摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの樹
脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなど
のセラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの摩
擦材で摩擦面を形成するか又はこれらの摩擦材を組合せ
た材料を摩擦面に配置するように構成した。又は、これ
に代え、上記アーマチュア及びロータの双方の摩擦面の
全体又は各摩擦面の一部をアルミニウム又はアルミニウ
ム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SU
S、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コ
バルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦
材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系
の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセ
ラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材
で摩擦面を形成するか又はこれらの摩擦材を組合せた材
料を摩擦面に配置するように構成しても良い。これらの
場合、摩擦面にアルミニウムを形成する場合には、アー
マチュア又はロータのいずれか一方又は双方の摩擦面の
全体に対してアルミニウム真空蒸着法又はスパッタ法或
いはクラッド法のいずれかの方法により成るアルミニウ
ム摩擦面を形成するのが望ましい。又は、これに代え、
アーマチュア又はロータのいずれか一方又は双方の摩擦
面に部分的にアルミニウム、又はアルミニウム合金或い
は銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二
硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、シ
リコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或いはゴ
ム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦材又は
アルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスな
どの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材又はこれらの
摩擦材を組合せた材料から成る摩擦体を、被装着材中で
所要面積を占めるように複数個装着しても良い。この場
合、アーマチュア又はロータのいずれか一方又は双方の
摩擦面の一部に複数個装着されるアルミニウム、又はア
ルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青
銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッ
ケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系
の摩擦材より成る摩擦体は、かしめによる方法のほか、
抵抗溶接、夫々の材料をブレージングする方法又は夫々
の材料を溶接する方法のいずれかの方法で装着すること
が考えられる。また、アーマチュア又はロータのいずれ
か一方又は双方の摩擦面の一部に複数個装着されるゴム
若しくはポリイミド、フェノールなどの樹脂又はアルミ
ナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無
機物系の摩擦材は、圧入の方法で装着するように構成し
てもよい。さらに、ロータにフェーシングを設け、この
フェーシングをアルミニウム、又はアルミニウム合金或
いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、
二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、
シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或いはゴ
ム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦材又は
アルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスな
どの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材で摩擦面を形
成するか又はこれらの摩擦材を組合せた材料より成る摩
擦体により摩擦面を形成し、アーマチュアは鉄材のみで
形成するか又は鉄材のほかアルミニウム、又はアルミニ
ウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SU
S、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コ
バルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦
材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系
の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセ
ラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材
で摩擦面を形成するか又はこれらの摩擦材を組合せた材
料より成る摩擦体を部分的に配置装着するようにしても
良い。
装置は、上記課題を解決するために、励磁コイルを収納
する凹所を有し、固定部に固着された断面がコ字状の磁
極体、この磁極体の対向面に配置されたロータ及び上記
励磁コイルが励磁されていない時はロータに対して間隙
を隔てて配置され、ばねにより駆動側の部材に連結され
ており、励磁コイルが励磁された時にはロータ側に密着
されるアーマチュアを備えて成る摩擦式電磁連結装置に
おいて、上記アーマチュア又はロータのいずれか一方の
摩擦面の全体又は摩擦面の一部をアルミニウム又はアル
ミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、
SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッケ
ル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系の
摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの樹
脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなど
のセラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの摩
擦材で摩擦面を形成するか又はこれらの摩擦材を組合せ
た材料を摩擦面に配置するように構成した。又は、これ
に代え、上記アーマチュア及びロータの双方の摩擦面の
全体又は各摩擦面の一部をアルミニウム又はアルミニウ
ム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SU
S、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コ
バルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦
材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系
の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセ
ラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材
で摩擦面を形成するか又はこれらの摩擦材を組合せた材
料を摩擦面に配置するように構成しても良い。これらの
場合、摩擦面にアルミニウムを形成する場合には、アー
マチュア又はロータのいずれか一方又は双方の摩擦面の
全体に対してアルミニウム真空蒸着法又はスパッタ法或
いはクラッド法のいずれかの方法により成るアルミニウ
ム摩擦面を形成するのが望ましい。又は、これに代え、
アーマチュア又はロータのいずれか一方又は双方の摩擦
面に部分的にアルミニウム、又はアルミニウム合金或い
は銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二
硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、シ
リコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或いはゴ
ム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦材又は
アルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスな
どの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材又はこれらの
摩擦材を組合せた材料から成る摩擦体を、被装着材中で
所要面積を占めるように複数個装着しても良い。この場
合、アーマチュア又はロータのいずれか一方又は双方の
摩擦面の一部に複数個装着されるアルミニウム、又はア
ルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青
銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッ
ケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系
の摩擦材より成る摩擦体は、かしめによる方法のほか、
抵抗溶接、夫々の材料をブレージングする方法又は夫々
の材料を溶接する方法のいずれかの方法で装着すること
が考えられる。また、アーマチュア又はロータのいずれ
か一方又は双方の摩擦面の一部に複数個装着されるゴム
若しくはポリイミド、フェノールなどの樹脂又はアルミ
ナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無
機物系の摩擦材は、圧入の方法で装着するように構成し
てもよい。さらに、ロータにフェーシングを設け、この
フェーシングをアルミニウム、又はアルミニウム合金或
いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、
二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、
シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或いはゴ
ム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦材又は
アルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスな
どの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材で摩擦面を形
成するか又はこれらの摩擦材を組合せた材料より成る摩
擦体により摩擦面を形成し、アーマチュアは鉄材のみで
形成するか又は鉄材のほかアルミニウム、又はアルミニ
ウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SU
S、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コ
バルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦
材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系
の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセ
ラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材
で摩擦面を形成するか又はこれらの摩擦材を組合せた材
料より成る摩擦体を部分的に配置装着するようにしても
良い。
【0006】このように構成すると、摩擦面の一方又は
双方に適量のアルミニウム、アルミニウム合金、或いは
ゴム等の鉄材よりも摩擦係数が大きい摩擦材が介在する
から、摩擦面が改良されて、摩擦係数が増大し、伝達ト
ルク又は制動トルクも増大される。
双方に適量のアルミニウム、アルミニウム合金、或いは
ゴム等の鉄材よりも摩擦係数が大きい摩擦材が介在する
から、摩擦面が改良されて、摩擦係数が増大し、伝達ト
ルク又は制動トルクも増大される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図1乃至図6に示す各実施の
形態により本発明を具体的に説明する。まず、図1
(A)により本発明を適用した摩擦式電磁クラッチの全
体構成から説明する。同図において、11は入力側とな
るプーリで、プーリ11はボルト12により連結された
ハブ13及び軸受14、15を介して回転軸16に支承
されている。16aはディスタンスカラー、17はアー
マチュア、18はロータである。アーマチュア17は半
径方向に板ばね19にかしめられ、一方、板ばね19は
予圧付与用の連結板20を介してねじ21によりハブ1
3に固着されている。従って、アーマチュア17は後述
する励磁コイル24が無励磁の状態では、板ばね19の
圧着力によりハブ13に圧着されており、励磁コイル2
4が励磁されると、ロータ18に対して板ばね19の圧
着力に抗して吸着されるようになっている。
形態により本発明を具体的に説明する。まず、図1
(A)により本発明を適用した摩擦式電磁クラッチの全
体構成から説明する。同図において、11は入力側とな
るプーリで、プーリ11はボルト12により連結された
ハブ13及び軸受14、15を介して回転軸16に支承
されている。16aはディスタンスカラー、17はアー
マチュア、18はロータである。アーマチュア17は半
径方向に板ばね19にかしめられ、一方、板ばね19は
予圧付与用の連結板20を介してねじ21によりハブ1
3に固着されている。従って、アーマチュア17は後述
する励磁コイル24が無励磁の状態では、板ばね19の
圧着力によりハブ13に圧着されており、励磁コイル2
4が励磁されると、ロータ18に対して板ばね19の圧
着力に抗して吸着されるようになっている。
【0008】ロータ18は断面逆コ字状で、基部はキー
22により回転軸16に固着されている。なお、ロータ
の中央部には図4(B)に示すような欠環状の切欠部1
8aが設けられ、後述する磁気回路形成に用いられてい
る。23は断面コ字状の磁極体で、ロータ18の凹部に
所要間隙を隔てて収納され、軸受25により基部は回転
軸16に支承されると共に、連結体23aを介してボル
ト26により固定部27に固定される。なお、磁極体2
3の凹部には励磁コイル24が収納されている。24K
は励磁コイル24に対する給電線である。
22により回転軸16に固着されている。なお、ロータ
の中央部には図4(B)に示すような欠環状の切欠部1
8aが設けられ、後述する磁気回路形成に用いられてい
る。23は断面コ字状の磁極体で、ロータ18の凹部に
所要間隙を隔てて収納され、軸受25により基部は回転
軸16に支承されると共に、連結体23aを介してボル
ト26により固定部27に固定される。なお、磁極体2
3の凹部には励磁コイル24が収納されている。24K
は励磁コイル24に対する給電線である。
【0009】以上は本発明が適用される摩擦式電磁クラ
ッチの基本構成を示すもので、励磁コイル24が無励磁
の状態では、図1(A)に示すようにアーマチュア17
は板ばね19の圧着力によりハブ13に圧着されている
から、プーリ11と共に駆動されているが、ロータ18
とは間隙を隔てているので、ロータ18には駆動トルク
は伝達されず、従って回転軸16は停止している。励磁
コイル24を励磁すると、磁極体23、ロータ18及び
アーマチュア17を結ぶ磁気回路が形成され、アーマチ
ュア17が板ばね19の圧着力に抗して磁極体23の吸
引力でロータ18の摩擦面に吸着されるので、プーリ1
1からの駆動トルクがロータ18に伝達され、回転軸1
6は駆動される。この場合の駆動体からの伝達トルク
は、アーマチュア17とロータ18の各摩擦面の摩擦係
数により定まるので、この摩擦係数を増大させるため
に、本発明では以下の各実施の形態に示すような工夫を
行っている。
ッチの基本構成を示すもので、励磁コイル24が無励磁
の状態では、図1(A)に示すようにアーマチュア17
は板ばね19の圧着力によりハブ13に圧着されている
から、プーリ11と共に駆動されているが、ロータ18
とは間隙を隔てているので、ロータ18には駆動トルク
は伝達されず、従って回転軸16は停止している。励磁
コイル24を励磁すると、磁極体23、ロータ18及び
アーマチュア17を結ぶ磁気回路が形成され、アーマチ
ュア17が板ばね19の圧着力に抗して磁極体23の吸
引力でロータ18の摩擦面に吸着されるので、プーリ1
1からの駆動トルクがロータ18に伝達され、回転軸1
6は駆動される。この場合の駆動体からの伝達トルク
は、アーマチュア17とロータ18の各摩擦面の摩擦係
数により定まるので、この摩擦係数を増大させるため
に、本発明では以下の各実施の形態に示すような工夫を
行っている。
【0010】本発明は上記構成において、アーマチュア
17か、又はロータ18のいずれか一方の摩擦面に以下
に述べるような処理をすることにより、摩擦面の摩擦係
数を増大させるような摩擦面の改良を行うものである。 第1の実施の形態:図2(A)、(B)は本実施の形態
を説明するために、図1(A)の図面中からアーマチュ
ア17とロータ18と磁極体23の部分を要部として取
り出して示した要部縦断側面図である。その内、同図
(A)に示すものは、アーマチュア17の摩擦面17M
(図面ではロータ18に対向するアーマチュア17の右
方面)に対して一面に亙ってアルミニウム真空蒸着法に
よりアルミニウムの薄い被膜層より成るアルミニウム摩
擦面28を形成したものである。この場合、図示しない
が、ロータ18の方は従来のものと同様、鉄材のみで形
成するものとする。また、同図(B)に示すものは、ロ
ータ18の摩擦面18M(図面でアーマチュア17に対
向するロータ18の左方面)に対して一面に亙ってアル
ミニウム真空蒸着法により、アルミニウムの薄い被膜層
より成るアルミニウム摩擦面29を形成したものであ
る。この場合、図示しないが、アーマチュア17の方は
従来のものと同様、鉄材のみで形成するものとする。上
記のようにアルミニウム摩擦面を形成する方法として
は、上述のアルミニウム真空蒸着法のほか、スパッタ法
又はクラッド法でアーマチュア17又はロータ18の摩
擦面に対して夫々アルミニウム摩擦面28又は29を形
成するようにしてもよい。これらのアルミニウム摩擦面
28又は29の厚さは、たとえば2μ程度にするのが適
当である。上記の図2(A)及び(B)に示す例は、夫
々アーマチュア又はロータのいずれか一方にアルミニウ
ム摩擦面を形成し、他方のロータ又はアーマチュアは鉄
材のみで形成するものであったが、これに代え、他方の
ロータ又はアーマチュアの方にも全面に亙り又は部分的
にアルミニウムの摩擦面を形成するようにしてもよい。
このように、アーマチュア17とロータ18のいずれか
一方又は双方の摩擦面にアルミニウム摩擦面を形成する
と他方の摩擦面は鉄材(本明細書で鉄材とは、軟鋼及び
軟鋼以外の鉄材も含む広い概念で使用している)である
ので、従来の鉄材と鉄材の組合せに比べてアルミニウム
摩擦面より生じるアルミニウムの摩耗粉が介在する分だ
け接線力が増大するので摩擦箇所での摩擦係数が大幅に
増大し、それに対応して伝達トルクも増大することが実
験的に確認されている。
17か、又はロータ18のいずれか一方の摩擦面に以下
に述べるような処理をすることにより、摩擦面の摩擦係
数を増大させるような摩擦面の改良を行うものである。 第1の実施の形態:図2(A)、(B)は本実施の形態
を説明するために、図1(A)の図面中からアーマチュ
ア17とロータ18と磁極体23の部分を要部として取
り出して示した要部縦断側面図である。その内、同図
(A)に示すものは、アーマチュア17の摩擦面17M
(図面ではロータ18に対向するアーマチュア17の右
方面)に対して一面に亙ってアルミニウム真空蒸着法に
よりアルミニウムの薄い被膜層より成るアルミニウム摩
擦面28を形成したものである。この場合、図示しない
が、ロータ18の方は従来のものと同様、鉄材のみで形
成するものとする。また、同図(B)に示すものは、ロ
ータ18の摩擦面18M(図面でアーマチュア17に対
向するロータ18の左方面)に対して一面に亙ってアル
ミニウム真空蒸着法により、アルミニウムの薄い被膜層
より成るアルミニウム摩擦面29を形成したものであ
る。この場合、図示しないが、アーマチュア17の方は
従来のものと同様、鉄材のみで形成するものとする。上
記のようにアルミニウム摩擦面を形成する方法として
は、上述のアルミニウム真空蒸着法のほか、スパッタ法
又はクラッド法でアーマチュア17又はロータ18の摩
擦面に対して夫々アルミニウム摩擦面28又は29を形
成するようにしてもよい。これらのアルミニウム摩擦面
28又は29の厚さは、たとえば2μ程度にするのが適
当である。上記の図2(A)及び(B)に示す例は、夫
々アーマチュア又はロータのいずれか一方にアルミニウ
ム摩擦面を形成し、他方のロータ又はアーマチュアは鉄
材のみで形成するものであったが、これに代え、他方の
ロータ又はアーマチュアの方にも全面に亙り又は部分的
にアルミニウムの摩擦面を形成するようにしてもよい。
このように、アーマチュア17とロータ18のいずれか
一方又は双方の摩擦面にアルミニウム摩擦面を形成する
と他方の摩擦面は鉄材(本明細書で鉄材とは、軟鋼及び
軟鋼以外の鉄材も含む広い概念で使用している)である
ので、従来の鉄材と鉄材の組合せに比べてアルミニウム
摩擦面より生じるアルミニウムの摩耗粉が介在する分だ
け接線力が増大するので摩擦箇所での摩擦係数が大幅に
増大し、それに対応して伝達トルクも増大することが実
験的に確認されている。
【0011】第2の実施の形態:図3(A)、(B)は
本実施の形態を説明するために、同図(A)の図面は図
1(A)の図面中からアーマチュア17とロータ18と
磁極体23の部分を要部として取り出して示した要部縦
断側面図、また同図(B)の図面はアーマチュア側の摩
擦面における摩擦体の装着の配置例を示す正面図であ
る。本実施の形態のものでは、アーマチュア17の摩擦
面17Mに向けてアルミニウム又はアルミニウム合金
(本明細書では、アルミニウム合金とは、アルミニウム
と鉄との合金のほか、アルミニウムと他の金属との合金
も含む意味で使用している)から成る摩擦体を装着する
ようにしたものである。摩擦体は図3(B)に示すよう
に断面半円状の棒状摩擦体30aをアーマチュア17の
外周上に等間隔で配置装着するようにしてもよいし、ま
た、棒状摩擦体30aに代えて断面円形の棒状摩擦体3
0bをアーマチュア17の円周方向に等間隔で配置装着
するようにしてもよいし、あるいは、これらの棒状摩擦
体30a、30bに代えて、断面長穴状の棒状摩擦体3
0cをアーマチュア17の円周方向に等間隔で配置装着
するようにしてもよい。なお、図3(A)は断面半円状
の棒状摩擦体30aが装着された例を示したものであ
る。これらの棒状摩擦体30a又は30b或いは30c
を装着する方法としては、かしめによる方法、又は抵抗
溶接による方法、或いは夫々の材料をブレージングで取
り付ける方法、若しくは夫々の材料を溶接で取り付ける
方法などの各種の取付方法が考えられる。この場合、各
棒状摩擦体30a又は30b或いは30cは図示のよう
に円周方向に等間隔に配置するのが望ましいが、不等間
隔であってもよい。また、図3(B)では記載の都合
上、複数個の棒状摩擦体の数を3個で表現しているが、
実際のものでは、後述する摩擦体の機能を有効に発揮す
るために摩擦体の合計面積がアーマチュア17中で所要
な面積を占めるようにするために必要な所要数とするこ
とが望ましい。換言すれば、アーマチュア17の摩擦面
全体に摩擦体の摩耗粉がゆき亙るような配置と面積とな
るようにすれば、1つの摩擦体の断面の面積や摩擦体の
数は問わないという意味である。また、各棒状摩擦体は
他の棒状摩擦体が装着されていない摩擦面17Mの部分
と面一にするのが望ましいが、これらの摩擦面17Mの
部分よりも数μの厚さだけ突出するように取り付けても
よい。いずれにせよ、本実施の形態のように、アーマチ
ュア17の摩擦面17M側にアルミニウム又はアルミニ
ウム合金より成る棒状摩擦体を装着すると、他方の摩擦
面であるロータ18は鉄材より成るから、従来の鉄材と
鉄材だけの組合せに比べて摩擦箇所では鉄材と鉄材の組
合せの箇所も依然として存在するが、鉄材とアルミニウ
ム(又はアルミニウム合金)の組合せの箇所も存在する
ので、後者の箇所での摩擦係数が増大し、接線力も増大
するので、全体としてその分、摩擦係数及び伝達トルク
も増大することが実験的に確認されている。
本実施の形態を説明するために、同図(A)の図面は図
1(A)の図面中からアーマチュア17とロータ18と
磁極体23の部分を要部として取り出して示した要部縦
断側面図、また同図(B)の図面はアーマチュア側の摩
擦面における摩擦体の装着の配置例を示す正面図であ
る。本実施の形態のものでは、アーマチュア17の摩擦
面17Mに向けてアルミニウム又はアルミニウム合金
(本明細書では、アルミニウム合金とは、アルミニウム
と鉄との合金のほか、アルミニウムと他の金属との合金
も含む意味で使用している)から成る摩擦体を装着する
ようにしたものである。摩擦体は図3(B)に示すよう
に断面半円状の棒状摩擦体30aをアーマチュア17の
外周上に等間隔で配置装着するようにしてもよいし、ま
た、棒状摩擦体30aに代えて断面円形の棒状摩擦体3
0bをアーマチュア17の円周方向に等間隔で配置装着
するようにしてもよいし、あるいは、これらの棒状摩擦
体30a、30bに代えて、断面長穴状の棒状摩擦体3
0cをアーマチュア17の円周方向に等間隔で配置装着
するようにしてもよい。なお、図3(A)は断面半円状
の棒状摩擦体30aが装着された例を示したものであ
る。これらの棒状摩擦体30a又は30b或いは30c
を装着する方法としては、かしめによる方法、又は抵抗
溶接による方法、或いは夫々の材料をブレージングで取
り付ける方法、若しくは夫々の材料を溶接で取り付ける
方法などの各種の取付方法が考えられる。この場合、各
棒状摩擦体30a又は30b或いは30cは図示のよう
に円周方向に等間隔に配置するのが望ましいが、不等間
隔であってもよい。また、図3(B)では記載の都合
上、複数個の棒状摩擦体の数を3個で表現しているが、
実際のものでは、後述する摩擦体の機能を有効に発揮す
るために摩擦体の合計面積がアーマチュア17中で所要
な面積を占めるようにするために必要な所要数とするこ
とが望ましい。換言すれば、アーマチュア17の摩擦面
全体に摩擦体の摩耗粉がゆき亙るような配置と面積とな
るようにすれば、1つの摩擦体の断面の面積や摩擦体の
数は問わないという意味である。また、各棒状摩擦体は
他の棒状摩擦体が装着されていない摩擦面17Mの部分
と面一にするのが望ましいが、これらの摩擦面17Mの
部分よりも数μの厚さだけ突出するように取り付けても
よい。いずれにせよ、本実施の形態のように、アーマチ
ュア17の摩擦面17M側にアルミニウム又はアルミニ
ウム合金より成る棒状摩擦体を装着すると、他方の摩擦
面であるロータ18は鉄材より成るから、従来の鉄材と
鉄材だけの組合せに比べて摩擦箇所では鉄材と鉄材の組
合せの箇所も依然として存在するが、鉄材とアルミニウ
ム(又はアルミニウム合金)の組合せの箇所も存在する
ので、後者の箇所での摩擦係数が増大し、接線力も増大
するので、全体としてその分、摩擦係数及び伝達トルク
も増大することが実験的に確認されている。
【0012】第3の実施の形態:図4(A)、(B)は
本実施の形態を説明するために、同図(A)の図面は図
1(A)の図面中からアーマチュア17とロータ18と
磁極体23の部分を要部として取り出して示した要部縦
断側面図、また同図(B)の図面はロータ側の摩擦面に
おける摩擦体の装着の配置例を示す正面図である。本実
施の形態のものでは、ロータ18の摩擦面18Mに向け
てアルミニウム又はアルミニウム合金から成る摩擦体を
装着するようにしたものである。摩擦体は図4(B)に
示すように断面半円状の棒状摩擦体31aをロータ18
の外周上に等間隔で配置装着するようにしてもよいし、
また棒状摩擦体31aに代えて、断面円状の棒状摩擦体
31b又は31cをロータ18の円周方向に等間隔で配
置装着するようにしてもよい。なお、図4(B)におい
て棒状摩擦体31bはロータ18の各切欠部18a内に
棒状摩擦体を配置装着する例を示したもの、棒状摩擦体
31a,31cは夫々切欠部18a以外のロータ18の
部分に装着配置した例を示したもの、また、図4(A)
は棒状摩擦体31aが装着された例を示したものであ
る。これらの棒状摩擦体31a又は31b或いは31c
を装着する方法としては、かしめによる方法、又は抵抗
溶接による方法、或いは夫々の材料をブレージングによ
り取り付ける方法、若しくは夫々の材料を溶接で取り付
ける方法などの各種の取付方法が考えられる。この場
合、各棒状摩擦体31a又は31b或いは31cは図示
のようにロータ18の円周方向に等間隔で配置するのが
望ましいが、不等間隔であってもよい。また、図4
(B)では記載の都合上、複数個の棒状摩擦体の数を3
個と6個で表現しているが、実際のものでは、後述する
摩擦体の機能を有効に発揮するために摩擦体の合計面積
がロータ18中で所要な面積を占めるようにするために
必要な所要数とすることが望ましい。換言すれば、ロー
タ18の摩擦面全体に摩擦体の摩耗粉がゆき亙るような
配置と面積となるようにすれば、1つの摩擦体の断面の
面積や摩擦体の数は問わないという意味である。また、
各棒状摩擦体は棒状摩擦体が装着されない摩擦面18M
部分と面一にするのが望ましいが、それらの摩擦面18
Mの部分よりも数μの厚さだけ突出するように取り付け
てもよい。いずれにせよ、本実施の形態のように、ロー
タ18の摩擦面18M側にアルミニウム又はアルミニウ
ム合金より成る棒状摩擦体を装着されるため、他方の摩
擦面であるアーマチュア17側は鉄材より成るから、従
来の鉄材と鉄材だけの組合せに比べて摩擦箇所では鉄材
と鉄材の組合せの箇所も依然として存在するが、鉄材と
アルミニウム(又はアルミニウム合金)の組合せの箇所
も存在するので、後者の箇所での摩擦係数が増大し、接
線力も増大するので、全体としてその分、摩擦係数及び
伝達トルクも増大することが実験的に確認されている。
本実施の形態を説明するために、同図(A)の図面は図
1(A)の図面中からアーマチュア17とロータ18と
磁極体23の部分を要部として取り出して示した要部縦
断側面図、また同図(B)の図面はロータ側の摩擦面に
おける摩擦体の装着の配置例を示す正面図である。本実
施の形態のものでは、ロータ18の摩擦面18Mに向け
てアルミニウム又はアルミニウム合金から成る摩擦体を
装着するようにしたものである。摩擦体は図4(B)に
示すように断面半円状の棒状摩擦体31aをロータ18
の外周上に等間隔で配置装着するようにしてもよいし、
また棒状摩擦体31aに代えて、断面円状の棒状摩擦体
31b又は31cをロータ18の円周方向に等間隔で配
置装着するようにしてもよい。なお、図4(B)におい
て棒状摩擦体31bはロータ18の各切欠部18a内に
棒状摩擦体を配置装着する例を示したもの、棒状摩擦体
31a,31cは夫々切欠部18a以外のロータ18の
部分に装着配置した例を示したもの、また、図4(A)
は棒状摩擦体31aが装着された例を示したものであ
る。これらの棒状摩擦体31a又は31b或いは31c
を装着する方法としては、かしめによる方法、又は抵抗
溶接による方法、或いは夫々の材料をブレージングによ
り取り付ける方法、若しくは夫々の材料を溶接で取り付
ける方法などの各種の取付方法が考えられる。この場
合、各棒状摩擦体31a又は31b或いは31cは図示
のようにロータ18の円周方向に等間隔で配置するのが
望ましいが、不等間隔であってもよい。また、図4
(B)では記載の都合上、複数個の棒状摩擦体の数を3
個と6個で表現しているが、実際のものでは、後述する
摩擦体の機能を有効に発揮するために摩擦体の合計面積
がロータ18中で所要な面積を占めるようにするために
必要な所要数とすることが望ましい。換言すれば、ロー
タ18の摩擦面全体に摩擦体の摩耗粉がゆき亙るような
配置と面積となるようにすれば、1つの摩擦体の断面の
面積や摩擦体の数は問わないという意味である。また、
各棒状摩擦体は棒状摩擦体が装着されない摩擦面18M
部分と面一にするのが望ましいが、それらの摩擦面18
Mの部分よりも数μの厚さだけ突出するように取り付け
てもよい。いずれにせよ、本実施の形態のように、ロー
タ18の摩擦面18M側にアルミニウム又はアルミニウ
ム合金より成る棒状摩擦体を装着されるため、他方の摩
擦面であるアーマチュア17側は鉄材より成るから、従
来の鉄材と鉄材だけの組合せに比べて摩擦箇所では鉄材
と鉄材の組合せの箇所も依然として存在するが、鉄材と
アルミニウム(又はアルミニウム合金)の組合せの箇所
も存在するので、後者の箇所での摩擦係数が増大し、接
線力も増大するので、全体としてその分、摩擦係数及び
伝達トルクも増大することが実験的に確認されている。
【0013】第4の実施の形態:本実施の形態は、第2
の実施の形態においてアーマチュア17に装着される摩
擦体30a〜30c又は第3の実施の形態においてロー
タ18に装着される摩擦体31a〜31cの材料とし
て、アルミニウム又はアルミニウム合金に代えて、銅、
亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二硫化モ
リブデン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン
鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或いはゴム、ポリ
イミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミ
ナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無
機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材で構成した摩擦体を
使用するものである。この場合、図5(A)に示すよう
にアーマチュア17又はロータ18に対して装着される
摩擦体30a、30b、30cが黒鉛、二硫化モリブデ
ン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チ
タン合金等の金属系の摩擦材の場合には、アルミニウム
などの場合と同様に、かしめによる方法又は抵抗溶接に
よる方法或いは夫々の材料のブレージングによる方法若
しくは夫々の材料を溶接する方法のいずれかの方法で、
アーマチュア又はロータの摩擦面に対して装着すればよ
い。また、ゴム若しくはポリイミド、フェノールなどの
樹脂又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミ
ックスなどの無機物系の摩擦材より成る摩擦体の場合に
は、圧入の方法でアーマチュア又はロータの摩擦面に対
して装着するようにすればよい。このように構成する
と、鉄材である他方の摩擦面に対して、従来の鉄材とは
相違し、ゴム等の樹脂やアルミナ等の無機物系の摩擦材
の摩擦体のように鉄材よりも摩擦係数の大きい摩擦材が
介在することで、摩擦係数が増大されるので、伝達トル
クも大幅に増大する。
の実施の形態においてアーマチュア17に装着される摩
擦体30a〜30c又は第3の実施の形態においてロー
タ18に装着される摩擦体31a〜31cの材料とし
て、アルミニウム又はアルミニウム合金に代えて、銅、
亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二硫化モ
リブデン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン
鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或いはゴム、ポリ
イミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミ
ナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無
機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材で構成した摩擦体を
使用するものである。この場合、図5(A)に示すよう
にアーマチュア17又はロータ18に対して装着される
摩擦体30a、30b、30cが黒鉛、二硫化モリブデ
ン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チ
タン合金等の金属系の摩擦材の場合には、アルミニウム
などの場合と同様に、かしめによる方法又は抵抗溶接に
よる方法或いは夫々の材料のブレージングによる方法若
しくは夫々の材料を溶接する方法のいずれかの方法で、
アーマチュア又はロータの摩擦面に対して装着すればよ
い。また、ゴム若しくはポリイミド、フェノールなどの
樹脂又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミ
ックスなどの無機物系の摩擦材より成る摩擦体の場合に
は、圧入の方法でアーマチュア又はロータの摩擦面に対
して装着するようにすればよい。このように構成する
と、鉄材である他方の摩擦面に対して、従来の鉄材とは
相違し、ゴム等の樹脂やアルミナ等の無機物系の摩擦材
の摩擦体のように鉄材よりも摩擦係数の大きい摩擦材が
介在することで、摩擦係数が増大されるので、伝達トル
クも大幅に増大する。
【0014】第5の実施の形態:本実施の形態のもの
は、図1(A)の基本構成において、ロータ18の構成
を同図(B)に示すように摩擦面18M側に摩擦板の機
能を有するフェーシング18Fを装着するようにし、こ
のフェーシング18Fの材料としてアルミニウム又はア
ルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青
銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッ
ケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系
の摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの
樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアな
どのセラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの
摩擦材を用いるように、他方の摩擦面となるアーマチュ
ア17は鉄材で構成するようにした構成としたものであ
る。なお、本実施の形態の場合の各摩擦体の装着の方法
も、第4の実施の形態で説明したように行えばよい。こ
のようにロータ18に摩擦面としてアルミニウム、ゴム
等の摩擦体から成るフェーシングを用いることによっ
て、従来の鉄材と鉄材の組合せよりも摩擦係数が大きい
摩擦材料が介在することで、接線力が増大し、摩擦係数
が増大されるため、伝達トルクも増大する。
は、図1(A)の基本構成において、ロータ18の構成
を同図(B)に示すように摩擦面18M側に摩擦板の機
能を有するフェーシング18Fを装着するようにし、こ
のフェーシング18Fの材料としてアルミニウム又はア
ルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青
銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッ
ケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系
の摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの
樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアな
どのセラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの
摩擦材を用いるように、他方の摩擦面となるアーマチュ
ア17は鉄材で構成するようにした構成としたものであ
る。なお、本実施の形態の場合の各摩擦体の装着の方法
も、第4の実施の形態で説明したように行えばよい。こ
のようにロータ18に摩擦面としてアルミニウム、ゴム
等の摩擦体から成るフェーシングを用いることによっ
て、従来の鉄材と鉄材の組合せよりも摩擦係数が大きい
摩擦材料が介在することで、接線力が増大し、摩擦係数
が増大されるため、伝達トルクも増大する。
【0015】第6の実施の形態:アーマチュア17及び
ロータ18の摩擦面の双方に対してアルミニウム又はア
ルミニウム合金からなる摩擦体を形成するようにしたも
のである。即ち、図3(A)、(B)及び図4(A)、
(B)に準じてアーマチュア17とロータ18の双方の
摩擦面にアルミニウム又はアルミニウム合金の摩擦体の
面積が摩擦面改良に必要な所要な面積となるように部分
的に配置装着しようとするものである。このような構成
にすると、アーマチュア17及びロータ18の双方の摩
擦面に鉄材のほかアルミニウム又はアルミニウム合金の
摩擦体の部分が適正な面積となるので従来の鉄材と鉄材
のみの組合せによる摩擦面の状態に比べて、摩擦面の接
線力が増大し、全体として摩擦面の摩擦係数が増大し、
伝達トルクも増大されるものである。
ロータ18の摩擦面の双方に対してアルミニウム又はア
ルミニウム合金からなる摩擦体を形成するようにしたも
のである。即ち、図3(A)、(B)及び図4(A)、
(B)に準じてアーマチュア17とロータ18の双方の
摩擦面にアルミニウム又はアルミニウム合金の摩擦体の
面積が摩擦面改良に必要な所要な面積となるように部分
的に配置装着しようとするものである。このような構成
にすると、アーマチュア17及びロータ18の双方の摩
擦面に鉄材のほかアルミニウム又はアルミニウム合金の
摩擦体の部分が適正な面積となるので従来の鉄材と鉄材
のみの組合せによる摩擦面の状態に比べて、摩擦面の接
線力が増大し、全体として摩擦面の摩擦係数が増大し、
伝達トルクも増大されるものである。
【0016】第7の実施の形態:本実施の形態のもの
は、第6の実施の形態の変形である。即ち、本実施の形
態では、アーマチュア17及びロータ18の双方に配置
装着される摩擦体として、銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、
青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニ
ッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属
系の摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなど
の樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニア
などのセラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれか
の摩擦材よりなる摩擦体を使用するものである。このよ
うに構成すると、鉄材の摩擦面の部分と銅、亜鉛、鉛、
真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、
PTFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン
合金等の金属系の摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フ
ェノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪
素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無機物系の摩
擦材のいずれかの摩擦材よりなる摩擦体の部分とが混在
するので、これらが混在する面積の部分では、アルミニ
ウムやアルミウム合金に近似して接線力が増大し、全体
として摩擦面の摩擦係数が増大されるので、伝達トルク
も増大する。
は、第6の実施の形態の変形である。即ち、本実施の形
態では、アーマチュア17及びロータ18の双方に配置
装着される摩擦体として、銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、
青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニ
ッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属
系の摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなど
の樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニア
などのセラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれか
の摩擦材よりなる摩擦体を使用するものである。このよ
うに構成すると、鉄材の摩擦面の部分と銅、亜鉛、鉛、
真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、
PTFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン
合金等の金属系の摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フ
ェノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪
素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無機物系の摩
擦材のいずれかの摩擦材よりなる摩擦体の部分とが混在
するので、これらが混在する面積の部分では、アルミニ
ウムやアルミウム合金に近似して接線力が増大し、全体
として摩擦面の摩擦係数が増大されるので、伝達トルク
も増大する。
【0017】第8の実施の形態:上記の各実施の形態で
は、アーマチュア又はロータのいずれか一方の摩擦面の
全体又は摩擦面の一部をアルミニウム又はアルミニウム
合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、
黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コバル
ト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或
いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦
材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミッ
クスなどの無機物系の摩擦材のいずれか1つの摩擦材よ
り成る摩擦体で摩擦面を形成する構成であった。本実施
の形態のものでは、アーマチュア又はロータのいずれか
一方の摩擦面の全体又は摩擦面の一部をアルミニウム又
はアルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、
青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニ
ッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属
系の摩擦材より成る摩擦体、或いはゴム、ポリイミド、
フェノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪
素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無機物系の摩
擦材より成る摩擦体等の複数種の摩擦体を組み合わせて
摩擦面に配置するようにしたものである。なお、図6は
本例に相当するもので、ゴム、ポリイミド等の樹脂系の
摩擦材より成る摩擦体32a〜32cと黒鉛、二硫化モ
リブデン等の金属系の摩擦材より成る摩擦体30a〜3
0cをアーマチュア17又はロータ18に対して並置し
て装着する場合を示した。このようにすると、摩擦面の
摩擦係数としては、各摩擦体の摩擦係数が組合わさった
ものとなるから、全体の摩擦係数を増大させることがで
きる。
は、アーマチュア又はロータのいずれか一方の摩擦面の
全体又は摩擦面の一部をアルミニウム又はアルミニウム
合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、
黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コバル
ト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或
いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦
材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミッ
クスなどの無機物系の摩擦材のいずれか1つの摩擦材よ
り成る摩擦体で摩擦面を形成する構成であった。本実施
の形態のものでは、アーマチュア又はロータのいずれか
一方の摩擦面の全体又は摩擦面の一部をアルミニウム又
はアルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、
青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニ
ッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属
系の摩擦材より成る摩擦体、或いはゴム、ポリイミド、
フェノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪
素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無機物系の摩
擦材より成る摩擦体等の複数種の摩擦体を組み合わせて
摩擦面に配置するようにしたものである。なお、図6は
本例に相当するもので、ゴム、ポリイミド等の樹脂系の
摩擦材より成る摩擦体32a〜32cと黒鉛、二硫化モ
リブデン等の金属系の摩擦材より成る摩擦体30a〜3
0cをアーマチュア17又はロータ18に対して並置し
て装着する場合を示した。このようにすると、摩擦面の
摩擦係数としては、各摩擦体の摩擦係数が組合わさった
ものとなるから、全体の摩擦係数を増大させることがで
きる。
【0018】本発明は上記の各実施の形態のものに限定
されない。例えば、図1(A)におけるアーマチュア1
7をハブに圧着するばねとして板ばねを使用する場合で
説明したが、板ばね以外のばねを用いてもよいし、アー
マチュアの基部はハブに対してスプライン結合するよう
な構成としても良い。また、図3及び図4で示した棒状
摩擦体は、摩擦体の機能があれば良く、必ずしも棒状と
いえる長さのものでなくても良い。
されない。例えば、図1(A)におけるアーマチュア1
7をハブに圧着するばねとして板ばねを使用する場合で
説明したが、板ばね以外のばねを用いてもよいし、アー
マチュアの基部はハブに対してスプライン結合するよう
な構成としても良い。また、図3及び図4で示した棒状
摩擦体は、摩擦体の機能があれば良く、必ずしも棒状と
いえる長さのものでなくても良い。
【0019】また、上記の各実施の形態は、図1(A)
に示す摩擦式電磁クラッチに本発明を適用する場合で説
明したが、図1(A)における回転軸を固定し、摩擦式
電磁ブレーキとした場合に対しても、上記の第1乃至第
8の実施の形態が適用可能であり、この場合には、本発
明の適用により摩擦式電磁ブレーキの摩擦面が改良され
て制動トルクが大幅に増大することになることは勿論で
ある。
に示す摩擦式電磁クラッチに本発明を適用する場合で説
明したが、図1(A)における回転軸を固定し、摩擦式
電磁ブレーキとした場合に対しても、上記の第1乃至第
8の実施の形態が適用可能であり、この場合には、本発
明の適用により摩擦式電磁ブレーキの摩擦面が改良され
て制動トルクが大幅に増大することになることは勿論で
ある。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のようにアーマチュア又は
ロータのいずれか一方又は双方の摩擦面の全体又は一部
にアルミニウム、又はアルミニウム合金、或いは銅、亜
鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリ
ブデン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン
鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或いはゴム、ポリ
イミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミ
ナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無
機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材で摩擦面を形成する
か又はこれらの摩擦材を組合せた材料を摩擦面に配置す
るようにしたから、従来の鉄材と鉄材の組合せのものに
比べ、接線力が増大し、摩擦係数が大幅に増大し、従っ
て、クラッチの場合は伝達トルクが、ブレーキの場合は
制動トルクが大幅に向上される。特に、鉄材以外の材料
として、摩擦面にアルミニウムを使用した場合には、
0.83程度の最大摩擦係数が期待されることが実験で
確認されている。また、伝達トルクが7kgcmの従来
型の摩擦式電磁クラッチのアーマチュア又はロータに対
してアルミニウムの摩擦面をアルミニウム真空蒸着法等
で形成し、実験したところ伝達トルクが9kgcmへと
増大したことも確認されている。さらに、ゴムのように
摩擦係数がさらに大きいものを使用すると、摩擦面の摩
擦係数がさらに増大される。なお、ゴムを摩擦面に用い
る場合には、金属系又は樹脂系の摩擦体と併用すると、
摩擦面の強度が増大するので、望ましい使用態様といえ
る。なお、乾式単板形の摩擦式電磁クラッチ又は摩擦式
電磁ブレーキのように摩擦面が一面で小型の摩擦式電磁
クラッチ又は摩擦式電磁ブレーキでは摩擦面での大幅な
伝達トルク又は制動トルクの増大が期待でき難いので、
これに対処するために本発明のように摩擦面の摩擦係数
を増大しようとする考え方は実用上有効である。
ロータのいずれか一方又は双方の摩擦面の全体又は一部
にアルミニウム、又はアルミニウム合金、或いは銅、亜
鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリ
ブデン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン
鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或いはゴム、ポリ
イミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミ
ナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無
機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材で摩擦面を形成する
か又はこれらの摩擦材を組合せた材料を摩擦面に配置す
るようにしたから、従来の鉄材と鉄材の組合せのものに
比べ、接線力が増大し、摩擦係数が大幅に増大し、従っ
て、クラッチの場合は伝達トルクが、ブレーキの場合は
制動トルクが大幅に向上される。特に、鉄材以外の材料
として、摩擦面にアルミニウムを使用した場合には、
0.83程度の最大摩擦係数が期待されることが実験で
確認されている。また、伝達トルクが7kgcmの従来
型の摩擦式電磁クラッチのアーマチュア又はロータに対
してアルミニウムの摩擦面をアルミニウム真空蒸着法等
で形成し、実験したところ伝達トルクが9kgcmへと
増大したことも確認されている。さらに、ゴムのように
摩擦係数がさらに大きいものを使用すると、摩擦面の摩
擦係数がさらに増大される。なお、ゴムを摩擦面に用い
る場合には、金属系又は樹脂系の摩擦体と併用すると、
摩擦面の強度が増大するので、望ましい使用態様といえ
る。なお、乾式単板形の摩擦式電磁クラッチ又は摩擦式
電磁ブレーキのように摩擦面が一面で小型の摩擦式電磁
クラッチ又は摩擦式電磁ブレーキでは摩擦面での大幅な
伝達トルク又は制動トルクの増大が期待でき難いので、
これに対処するために本発明のように摩擦面の摩擦係数
を増大しようとする考え方は実用上有効である。
【図1】同図(A)は本発明を適用した摩擦式電磁クラ
ッチの全体構成の一例を示す半部を切り欠いて示した側
面図、同図(B)はロータ部分にフェーシングが装着さ
れた変形例を示す要部縦断側面図である。
ッチの全体構成の一例を示す半部を切り欠いて示した側
面図、同図(B)はロータ部分にフェーシングが装着さ
れた変形例を示す要部縦断側面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態である摩擦面の一方
にアルミニウム摩擦面を形成した構成を示すのもので、
その内同図(A)はアーマチュアの摩擦面にアルミニウ
ム真空蒸着法等によりアルミニウム摩擦面を形成した例
を、また同図(B)はロータの摩擦面にアルミニウム真
空蒸着法等によりアルミニウム摩擦面を形成した例を示
す半部縦断側面図である。
にアルミニウム摩擦面を形成した構成を示すのもので、
その内同図(A)はアーマチュアの摩擦面にアルミニウ
ム真空蒸着法等によりアルミニウム摩擦面を形成した例
を、また同図(B)はロータの摩擦面にアルミニウム真
空蒸着法等によりアルミニウム摩擦面を形成した例を示
す半部縦断側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態であるアーマチュア
側の摩擦面にアルミニウム等の棒状摩擦体を装着した例
を示すもので、同図(A)は半部縦断側面図、同図
(B)はアーマチュアの摩擦面側の正面図である。
側の摩擦面にアルミニウム等の棒状摩擦体を装着した例
を示すもので、同図(A)は半部縦断側面図、同図
(B)はアーマチュアの摩擦面側の正面図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態であるロータ側の摩
擦面にアルミニウム等の棒状摩擦体を装着した例を示す
もので、同図(A)は半部縦断側面図、同図(B)はロ
ータの摩擦面側の正面図である。
擦面にアルミニウム等の棒状摩擦体を装着した例を示す
もので、同図(A)は半部縦断側面図、同図(B)はロ
ータの摩擦面側の正面図である。
【図5】本発明の第4の実施の形態であるアーマチュア
又はロータの摩擦面に本実施の形態による金属系の摩擦
体のみの装着例を示す要部縦断展開側面図である。
又はロータの摩擦面に本実施の形態による金属系の摩擦
体のみの装着例を示す要部縦断展開側面図である。
【図6】本発明の第8の実施の形態であるアーマチュア
又はロータの摩擦面に本実施の形態による樹脂系の摩擦
体と金属系の摩擦体とを並置して装着する例を示す要部
縦断展開側面図である。
又はロータの摩擦面に本実施の形態による樹脂系の摩擦
体と金属系の摩擦体とを並置して装着する例を示す要部
縦断展開側面図である。
【図7】従来例の構成を示す半部縦断側面図である。
17:アーマチュア 17M:摩擦面 18:ロータ 18M:摩擦面 18F:フェーシング 28、29:アルミニウム摩擦面 30a〜30c:棒状摩擦体(摩擦体) 31a〜31c:棒状摩擦体(摩擦体) 32a〜32c:摩擦体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒徳 修吉 三重県伊勢市竹ケ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 (72)発明者 広 悟 三重県伊勢市竹ケ鼻町100番地 神鋼電機 株式会社伊勢事業所内 Fターム(参考) 3J058 AA78 BA01 CB27 CB30 EA08 EA09 EA10 EA15 EA35 GA28 GA33 GA34 GA38 GA46 GA47 GA49 GA50 GA55 GA59
Claims (7)
- 【請求項1】 励磁コイルを収納する凹所を有し、固定
部に固着された断面がコ字状の磁極体、この磁極体の対
向面に配置されたロータ及び上記励磁コイルが励磁され
ていない時はロータに対して間隙を隔てて配置され、ば
ねにより駆動側の部材に連結されており、励磁コイルが
励磁された時にはロータ側に密着されるアーマチュアを
備えて成る摩擦式電磁連結装置において、 上記アーマチュア又はロータのいずれか一方の摩擦面の
全体又は摩擦面の一部をアルミニウム又はアルミニウム
合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、
黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コバル
ト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或
いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦
材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミッ
クスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材で摩擦
面を形成するか又はこれらの摩擦材を組合せた材料を摩
擦面に配置するようにしたことを特徴とする摩擦式電磁
連結装置。 - 【請求項2】 励磁コイルを収納する凹所を有し、固定
部に固着された断面がコ字状の磁極体、この磁極体の対
向面に配置されたロータ及び上記励磁コイルが励磁され
ていない時はロータに対して間隙を隔てて配置され、ば
ねにより駆動側の部材に連結されており、励磁コイルが
励磁された時にはロータ側に密着されるアーマチュアを
備えて成る摩擦式電磁連結装置において、 上記アーマチュア及びロータの双方の摩擦面の全体又は
各摩擦面の一部をアルミニウム又はアルミニウム合金或
いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、
二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コバルト鋼、
シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦材、或いはゴ
ム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系の摩擦材又は
アルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセラミックスな
どの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材で摩擦面を形
成するか又はこれらの摩擦材を組合せた材料を摩擦面に
配置するようにしたことを特徴とする摩擦式電磁連結装
置。 - 【請求項3】 摩擦面にアルミニウムを形成する場合に
は、アーマチュア又はロータのいずれか一方又は双方の
摩擦面の全体に対してアルミニウム真空蒸着法又はスパ
ッタ法或いはクラッド法のいずれかの方法によりアルミ
ニウムの薄い層より成るアルミニウム摩擦面を形成する
ようにしたことを特徴とする請求項1又は2のいずれか
に記載の摩擦式電磁連結装置。 - 【請求項4】 アーマチュア又はロータのいずれか一方
又は双方の摩擦面の一部にアルミニウム、又はアルミニ
ウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青銅、SU
S、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッケル、コ
バルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系の摩擦
材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの樹脂系
の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアなどのセ
ラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの摩擦材
又はこれらの摩擦材を組合せた材料から成る摩擦体を、
被装着材中で所要面積を占めるように複数個装着するよ
うにしたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
記載の摩擦式電磁連結装置。 - 【請求項5】 アーマチュア又はロータのいずれか一方
又は双方の摩擦面の一部に複数個装着されるアルミニウ
ム、又はアルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、
黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTF
E、ニッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等
の金属系の摩擦材のいずれかの材料よりなる摩擦体は、
かしめによる方法又は抵抗溶接による方法或いは夫々の
材料のブレージングによる方法若しくは夫々の材料を溶
接する方法のいずれかの方法で装着するようにしたこと
を特徴とする請求項4に記載の摩擦式電磁連結装置。 - 【請求項6】 アーマチュア又はロータのいずれか一方
又は双方の摩擦面の一部に複数個装着されるゴム若しく
はポリイミド、フェノールなどの樹脂又はアルミナ、窒
化珪素、ジルコニアなどのセラミックスなどの無機物系
の摩擦材は、圧入の方法で装着するようにしたことを特
徴とする請求項4に記載の摩擦式電磁連結装置。 - 【請求項7】 励磁コイルを収納する凹所を有し、固定
部に固着した断面がコ字状の磁極体、この磁極体の対向
面に配置されたロータ及び上記励磁コイルが励磁されて
いない時はロータに対して間隙を隔てて配置され、ばね
により駆動側の部材に連結されているアーマチュアを備
えて成る摩擦式電磁連結装置において、ロータにフェー
シングを設け、このフェーシングをアルミニウム、又は
アルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真鍮、黄銅、青
銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、PTFE、ニッ
ケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合金等の金属系
の摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フェノールなどの
樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、ジルコニアな
どのセラミックスなどの無機物系の摩擦材のいずれかの
摩擦材で摩擦面を形成するか又はこれらの摩擦材を組合
せた材料より成る摩擦体により摩擦面を形成し、アーマ
チュアは鉄材のみで形成するか又は鉄材のほかアルミニ
ウム、又はアルミニウム合金或いは銅、亜鉛、鉛、真
鍮、黄銅、青銅、SUS、黒鉛、二硫化モリブデン、P
TFE、ニッケル、コバルト鋼、シリコン鋼、チタン合
金等の金属系の摩擦材、或いはゴム、ポリイミド、フェ
ノールなどの樹脂系の摩擦材又はアルミナ、窒化珪素、
ジルコニアなどのセラミックスなどの無機物系の摩擦材
のいずれかの摩擦材で摩擦面を形成するか又はこれらの
摩擦材を組合せた材料より成る摩擦体を部分的に配置装
着するようにしたことを特徴とする摩擦式電磁連結装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11241557A JP2000291705A (ja) | 1999-01-25 | 1999-08-27 | 摩擦式電磁連結装置 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1526699 | 1999-01-25 | ||
JP11-15266 | 1999-02-02 | ||
JP11-24516 | 1999-02-02 | ||
JP2451699 | 1999-02-02 | ||
JP11241557A JP2000291705A (ja) | 1999-01-25 | 1999-08-27 | 摩擦式電磁連結装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000291705A true JP2000291705A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=27280939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11241557A Pending JP2000291705A (ja) | 1999-01-25 | 1999-08-27 | 摩擦式電磁連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000291705A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005018564A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Alps Electric Co Ltd | 力覚付与型入力装置 |
JP2008291064A (ja) * | 2007-05-22 | 2008-12-04 | Aisin Chem Co Ltd | 乾式摩擦材 |
JP2009236293A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-15 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 摩擦材及び電磁クラッチ |
JP2010014156A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Sinfonia Technology Co Ltd | 電磁連結装置 |
JP2010014137A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Sinfonia Technology Co Ltd | 電磁クラッチ |
WO2010146864A1 (ja) * | 2009-06-18 | 2010-12-23 | 三菱重工業株式会社 | 電磁クラッチ、圧縮機、電磁クラッチの製造方法 |
JP2011002021A (ja) * | 2009-06-18 | 2011-01-06 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 電磁クラッチ、圧縮機、電磁クラッチの製造方法 |
JP2014009740A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Tamagawa Seiki Co Ltd | 電動機用ブレーキ構造及びそのブレーキ作動方法 |
JP2014173673A (ja) * | 2013-03-11 | 2014-09-22 | Alps Electric Co Ltd | 電磁ブレーキユニット |
JP2015203462A (ja) * | 2014-04-15 | 2015-11-16 | 株式会社デンソー | クラッチ |
-
1999
- 1999-08-27 JP JP11241557A patent/JP2000291705A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2015203462A (ja) * | 2014-04-15 | 2015-11-16 | 株式会社デンソー | クラッチ |
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