JP2000291446A - ガスタービン装置 - Google Patents

ガスタービン装置

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JP2000291446A
JP2000291446A JP11100909A JP10090999A JP2000291446A JP 2000291446 A JP2000291446 A JP 2000291446A JP 11100909 A JP11100909 A JP 11100909A JP 10090999 A JP10090999 A JP 10090999A JP 2000291446 A JP2000291446 A JP 2000291446A
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shaft
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heat insulating
gas turbine
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Shuichi Osako
修一 大迫
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッケージ製品に組み立てられ、カップリン
グシャフトにより動力を外部に取り出すようにしたガス
タービン装置において、付属装置の点数を減少して装置
の小型化、コストの節減を達成するようにしたガスター
ビン装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 タービン軸と連結し、排気室を貫通した
カップリングシャフトと、排気室内でカップリングシャ
フトを囲みその周面との間に隙間を形成した筒状の断熱
材と、隙間に臨んでカップリングシャフトに設けられた
ファンとによりガスタービン装置を構成し、カップリン
グシャフトの回動に伴ってファンにより周囲の空気を隙
間に供給し、格別な付属装置を要することなくカップリ
ングシャフトの周面を冷却するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパッケージ製品に組
み立てられ、カップリングシャフトにより動力を外部に
取り出すようにしたガスタービン装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種ガスタービン装置の概要に
ついて、図2に基づいて説明する。パッケージ製品に組
み立てられたガスタービン装置では、ガスタービン1
は、同ガスタービン1に作動ガスを供給する燃焼器1
5、及び同ガスタービン1と軸結合され前記燃焼器15
へ燃焼用空気を供給する圧縮機14等と共にパッケージ
2内に設置され、同ガスタービン1の動力は軸端に連結
されたカップリングシャフト3を介して外部に取り出さ
れるように構成されている。
【0003】ここでカップリングシャフト3は、ガスタ
ービン1の排気室5を貫通して延びているので、ガスタ
ービン1の排気熱から保護するために同カップリングシ
ャフト3は断熱材4で周囲を囲われているが、長時間運
転すると排気熱により加熱されて次第に温度が上昇する
ことは避け難いものであった。
【0004】従って従来のこの種ガスタービン装置にお
いては、前記カップリングシャフト3を囲んだ断熱材4
と同カップリングシャフト3表面との間に隙間を形成
し、パッケージ2の外部から導入した通気管7を前記隙
間に臨んで開口し、通気管7を通して圧縮空気6を強制
的に供給することにより冷却している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来のパ
ッケージ製品に組み立てられたガスタービン装置におい
ては、出力軸となるカップリングシャフトが排気熱によ
り加熱されて変形や強度低下を起こすことを防止すべ
く、断熱材で囲うことに加えて外部から冷却空気を導入
し、カップリングシャフトの周面に供給して冷却を行う
ようにしているので、この冷却空気を作り出すためのコ
ンプレッサやブロワ等の空気源装置を別途設けねばなら
ず、装置の大型化、コストアップ等の不具合に至ること
は避けがたいものであった。
【0006】本発明は、このような従来のパッケージ製
品に組み立てられたガスタービン装置における不具合を
解消し、付属装置の点数を減少して装置の小型化、コス
トの低減を達成するようにしたガスタービン装置を提供
することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決すべくなされたもので、第1の手段としては、ター
ビン軸と連結し、排気室を貫通して設けられて動力を外
部に取り出すカップリングシャフトと、同排気室内で前
記カップリングシャフトを囲んで配置され、同カップリ
ングシャフト周面との間に隙間を形成した筒状の断熱材
と、前記隙間に臨んで前記カップリングシャフトに設け
られたファンよりなるガスタービン装置を提供するもの
である。
【0008】すなわち、この手段によれば、動力を外部
に取り出すべくタービン軸と連結して排気室を貫通した
カップリングシャフトには、同カップリングシャフトを
囲んだ筒状の断熱材で周面との間に形成した隙間に臨ん
でファンを配置しているので、カップリングシャフトの
回動に伴ってファンにより周囲の空気が前記隙間に供給
され、別途コンプレッサやブロワ等の空気源装置等を改
めて設ける必要もなく、カップリングシャフトの周面を
冷却するようにしたものである。
【0009】また本発明は、第2の手段として、前記第
1の手段に加えて前記断熱材にはその内部を貫通して通
気管を設け、同通気管は一端を前記隙間に開口し、他端
を外部に連通したガスタービン装置を提供するものであ
る。
【0010】すなわち、この手段によれば、前記第1の
手段の外に前記断熱材の内部には、一端を前記隙間に開
口し、他端を外部に連通した通気管を貫通して設けてい
るので、カップリングシャフトの周面から外部へ空気通
路が完成し、カップリングシャフトの周面の冷却がより
一層効率的に行われるようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1に基づいて説明する。なお、説明が冗長になるのを避
けるべく、前記した従来のものと同一の部分について
は、図中同一の符号を付して示し、重複する説明は極力
省略して、本実施の形態に固有の事項を重点的に説明す
る。
【0012】すなわち、本実施の形態も、吸気室13に
開口した圧縮機14をガスタービン1と軸結合し、燃焼
器15を含めてパッケージ2内に一体的に配列し、ガス
タービン1の軸からカップリングシャフト3で動力を取
り出すようにして基本構造をなしている。
【0013】カップリングシャフト3は、その周面との
間に隙間12を形成して筒状の断熱材4で覆われ、排気
室5と区画されて同排気室5内を貫通している。この筒
状をした断熱材4は、カップリングシャフト3が排気室
5内を貫通する範囲に亘って延びており、この断熱材4
の終端位置では、前記隙間12に臨んでカップリングシ
ャフト3を周方向に囲み、ファン(羽根車)8が配置さ
れている。
【0014】なお、前記ファン8の設置位置は、パッケ
ージ2の内部であり、換気入口10及び換気出口11を
設けたパッケージ2の内部に相当し、換気入口10から
取り入れられた外部の空気が供給される位置に相当して
いる。
【0015】また、断熱材4の層内部には、カップリン
グシャフト3の長手方向に延び、ガスタービン1の軸端
近傍で内端を前記隙間12に開口した通気管9が配置さ
れ、図示省略しているが、同通気管9は断熱材4を出た
後パッケージ2の外部へと至り、同通気管9を外気に開
放している。
【0016】従って、換気入口10より流入して、カッ
プリングシャフト3に取り付けたファン8により、同カ
ップリングシャフト3と断熱材4との隙間12に供給さ
れたパッケージ2外部の空気(大気)は、同カップリン
グシャフト3の表面で区画された同隙間12を経て通気
管9の内方開口に至り、断熱材4の層内に配置された前
記通気管9を通ってパッケージ2の外部に連通される。
【0017】前記のように構成された本実施の形態にお
いて、ガスタービン1が起動されると、同ガスタービン
1の軸に連結されたカップリングシャフト3が回転して
動力が外部に取り出される。
【0018】他方、カップリングシャフト3が回転すれ
ばこれに取り付けられたファン8の作用により、パッケ
ージ2内の空気がカップリングシャフト3と断熱材4の
間に形成された隙間12を流れ、更にこの空気は、断熱
材4の内部を貫通して設置された通気管9の中を通って
パッケージ2の外部へ放出される。
【0019】なお、前記したようにファン8の作用でパ
ッケージ2の内部から、隙間12、通気管9を経て外部
に至る空気の流れができるが、パッケージ2の内部は、
外気より若干高い圧力、例えば約40mmAq高い圧力
になる様に設計しておけば外気との間に十分の差圧がと
れ、前記外部に至る空気の流れはより確実なものにする
ことができる。
【0020】かくして本実施の形態によれば、カップリ
ングシャフト3の周面と断熱材4の間の隙間12に供給
された空気によりカップリングシャフト3を冷却し、同
カップリングシャフト3が加熱されて変形や強度低下を
起こすことを防止することができたものである。
【0021】しかも前記隙間12に供給された空気は、
断熱材4を貫通してカップリングシャフト3の周面から
外部へ通じる通気管9を経て外部に放出されるので、断
熱材4が排気熱をより確実に遮断するように援助して、
カップリングシャフト3の周面の冷却をより一層効率的
に行うことができたものである。
【0022】そして、前記カップリングシャフト3の周
面の好ましい冷却を行う空気の流れは、この冷却空気を
作り出すためのコンプレッサやブロワ等の空気源装置を
外部装置として別途設ける必要はなく、カップリングシ
ャフト3に設けたファン8により得たものであり、装置
の大型化、複雑化を避け、大幅なコストダウンを達成す
ることができたものである。
【0023】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上、請求項1の発明によれば、タービ
ン軸と連結し、排気室を貫通して設けられて動力を外部
に取り出すカップリングシャフトと、同排気室内で前記
カップリングシャフトを囲んで配置され、同カップリン
グシャフト周面との間に隙間を形成した筒状の断熱材
と、前記隙間に臨んで前記カップリングシャフトに設け
られたファンによりガスタービン装置を構成したので、
カップリングシャフトの回動に伴ってファンにより周囲
の空気が前記隙間に供給され、別途コンプレッサやブロ
ワ等の空気源装置等を改めて設ける必要もなくカップリ
ングシャフトの周面を冷却することができ、装置の大型
化、複雑化を避けて大幅なコストダウンを達成すること
ができたものである。
【0025】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記請求項1の発明に加えて、前記断熱材にはその内部を
貫通して通気管を設け、同通気管は一端を前記隙間に開
口し、他端を外部に連通してガスタービン装置を構成し
たので、前記隙間に供給された冷却空気は、同隙間から
通気管を経て外部へ排気され、カップリングシャフトの
周面の冷却をより一層効率的に行うことが出来たもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るガスタービン装置
の全貌を示す説明図である。
【図2】従来のガスタービン装置の全貌を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ガスタービン 2 パッケージ 3 カップリングシャフト 4 断熱材 5 排気室 6 圧縮空気 7 通気管 8 ファン 9 通気管 10 換気入口 11 換気出口 12 隙間 13 吸気室 14 圧縮機 15 燃焼器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービン軸と連結し、排気室を貫通して
    設けられて動力を外部に取り出すカップリングシャフト
    と、同排気室内で前記カップリングシャフトを囲んで配
    置され、同カップリングシャフト周面との間に隙間を形
    成した筒状の断熱材と、前記隙間に臨んで前記カップリ
    ングシャフトに設けられたファンよりなることを特徴と
    するガスタービン装置。
  2. 【請求項2】 前記断熱材にはその内部を貫通して通気
    管を設け、同通気管は一端を前記隙間に開口し、他端を
    外部に連通したことを特徴とする請求項1に記載のガス
    タービン装置。
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