JP2001271709A - センタボデー内の熱応力を最小化する方法と装置 - Google Patents

センタボデー内の熱応力を最小化する方法と装置

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JP2001271709A JP2001013911A JP2001013911A JP2001271709A JP 2001271709 A JP2001271709 A JP 2001271709A JP 2001013911 A JP2001013911 A JP 2001013911A JP 2001013911 A JP2001013911 A JP 2001013911A JP 2001271709 A JP2001271709 A JP 2001271709A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センタボデー内の熱応力を最小化する方法と
装置。 【解決手段】 ガスタービンエンジン用センタボデー
は、センタボデーと複数のスティフナとの間の熱応力を
最小化する熱制御装置を備える。センタボデースティフ
ナはセンタボデーシェルから半径方向内側に延在する。
空洞が各センタボデースティフナ内に画定される。熱制
御装置は、センタボデーの周囲に円周方向に配置された
複数の開口部を備えている。各開口部はセンタボデーシ
ェルを貫通して各空洞に通じる。開口部は、センタボデ
ー空洞部内で円周方向の流れが生じるのを可能にする複
数の対をなす入口開口部と出口開口部とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般的にガスタービ
ンエンジンに関し、より具体的には排気センタボデーを
備えるガスタービンエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】ガスタービンエンジンは、しばしばエン
ジンの全体性能を増大させるために排気オーグメンタを
備え、オーグメンタに入る空気とガスの流れの速度を低
下させるためにセンタボデーが用いられる。センタボデ
ーは一般的にガスタービンエンジンの中心縦軸線と同軸
に位置し、タービンコアから少なくとも部分的にオーグ
メンタ内に延在している。エンジン重量への配慮から、
そのようなセンタボデーは薄い金属板から作られてい
る。そのような薄いセンタボデーシェルは比較的低い固
有振動数を有し、エンジン作動中に発生する損傷を与え
る可能性のある共振あるいは振動にさらされる可能性が
ある。
【0003】そのような損傷を与える可能性のある振動
がセンタボデーに悪影響を及ぼすことを防ぐものとし
て、センタボデーを構造的に支持するスティフナが用い
られる。スティフナは、センタボデーシェルの内側表面
に取付けられ半径方向内側に延在している。スティフナ
とセンタボデーシェルの間に空洞が画定される。運転
中、センタボデーの過熱を防止するために、冷却空気が
センタボデー内でスティフナの周囲を導かれる。ガスタ
ービンエンジンがアイドリング運転状態から増大出力状
態に加速されるとき、センタボデーの外側表面は高温ガ
スの流れに曝される。熱移動及び冷却空気の結果とし
て、センタボデーの外側表面はスティフナよりも遥かに
高い温度に曝される。エンジンの減速時には、センタボ
デーの表面とスティフナの間にはその反対の結果が起き
る。温度差の結果として、スティフナとセンタボデーシ
ェルの間に熱応力が発生する。そのような熱応力は、し
ばしばセンタボデーの故障をもたらす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
【課題を解決するための手段】例示的な実施形態では、
ガスタービンエンジン用センタボデーは、センタボデー
とセンタボデースティフナの間の熱応力を最小化する熱
制御装置を備えている。センタボデーは、センタボデー
シェルに取付けられ半径方向内側に延在する複数のステ
ィフナを備えている。各スティフナ及びセンタボデーシ
ェルは空洞を画定する。熱制御装置はセンタボデーシェ
ルを貫通して各空洞に通じる複数の開口部を備えてい
る。開口部は、センタボデーの周囲に円周方向に配置さ
れ、複数の対の対応する入口開口部と出口開口部を含
む。各入口開口部は各出口開口部から円周方向に離れて
配置されている。
【0006】この例示的な実施形態においては、各入口
開口部はエンジンの各フレームストラットの下流に位置
している。各出口開口部は円周方向に隣接する2つのフ
レームストラットの間に位置している。
【0007】運転中、入口開口部はフレームストラット
の下流に位置しているので、入口開口部は空気流れの伴
流に曝される。対照的に、出口開口部は空気流れの流路
中に直接位置する。その結果、入口開口部と出口開口部
との間に圧力差が生じる。そのような圧力差が、空洞内
に円周方向の流れを発生させる。その結果、スティフナ
とセンタボデーとの間に存在する温度差はより小さいも
のとなる。さらに、エンジンの運転出力レベルが変化す
るとき、スティフナの温度はより急激に上昇及び下降す
る。さらに、センタボデー内の円周方向の温度の変化が
最小化される。その結果、センタボデーに生じる熱応力
はより小さいものとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、低圧圧縮機12、高圧圧
縮機14、及び燃焼器16を備えるガスタービンエンジ
ン10の概略図である。エンジン10はまた、高圧ター
ビン18、低圧タービン20、出力タービン22、及び
排気オーグメンタ24を備えている。圧縮機12とター
ビン20は第1の軸25で結合され、圧縮機14とター
ビン18は第2の軸26で結合されている。エンジン1
0は、エンジン10の入口側34から後方に向ってエン
ジン10の排気側36へ延びる対称軸線32を持ってい
る。
【0009】排気オーグメンタ24は、エンジン重量抑
制のため薄い金属板から作られたシェル44を含むセン
タボデー42を備えている。センタボデー42は環状で
ありエンジンの対称軸線32と同軸に配置され、エンジ
ン10のタービン22から後方にノズル46内へと延在
している。ある実施形態では、排気センタボデー42は
約0.02インチの厚さの金属板から作られている。
【0010】運転中、空気はエンジン10の入口側34
から低圧圧縮機12を通って流れ、圧縮された空気が低
圧圧縮機12から高圧圧縮機14に供給される。次ぎに
高度に圧縮された空気が燃焼器16に供給され、燃焼器
16からの空気流れがタービン18、20、及び22を
駆動する。空気流れは、タービン22から及びバイパス
ダクト48から排気オーグメンタ24に入る。排気オー
グメンタ24は少なくとも1つの点火器(図1に示さず)
で空気流れに再点火し、空気流れはセンタボデー42の
周囲からノズル46を通ってガスタービンエンジン10
から排出される。
【0011】図2は、センタボデーシェル44を含むセ
ンタボデー42の部分概略側面図である。図3は、シェ
ル44を含むセンタボデー42の概略横断面図である。
センタボデー42は中空であり、シェル44は外側表面
74と内側表面76とを備えている。複数のスティフナ
80が、シェルの内側表面76に取付けられ、エンジン
の対称軸線32に向かって半径方向内側に延びている。
ある実施形態では、スティフナ80は、断面ハット形の
スティフナで、曲面になった頂点82を備える全体とし
て円錐形をしている。スティフナ80は環状で、センタ
ボデーシェル44に支持を与えるようにセンタボデー内
に円周方向に取付けられている。
【0012】空洞84がスティフナ80とセンタボデー
シェル44との間に形成されている。空洞84は環状で
センタボデー42内で円周方向に延びている。センタボ
デーシェル44はまた、センタボデー42内の熱応力の
量を減少させるための熱制御装置86を備えている。装
置86はセンタボデー42内に配置され、空気流れ91
が空洞84を通って流れることを可能にする複数のスク
ープ90を備えている。スクープ90は、センタボデー
シェル外側表面74から半径方向外側に延び、センタボ
デー42の周囲に円周方向に間隔を置いて配置されてい
る。ある実施形態では、スクープ90はセンタボデーシ
ェル44と一体に形成されている。スクープ90は、対
応する対をなす入口スクープ92と出口スクープ94を
含んでいる。各出口スクープ94は、各対応する入口ス
クープ92から円周方向に距離をおいて位置している。
【0013】各スクープ90は、センタボデーシェル4
4の開口部98に隣接して位置している。開口部98は
周辺部(図示せず)によって画定され、空気がセンタボ
デー空洞84に流入するのを可能にしている。各開口部
98は上流側100及び下流側102を含んでいる。各
入口スクープ92は、開口部周辺部から半径方向外側に
延びており、各開口部98の下流側102が入口スクー
プ92によって境が定められるように位置している。各
出口スクープ94は、開口部周辺部から半径方向外側に
延び、各開口部98の上流側100が出口スクープ94
によって境が定められるように位置している。従って、
入口スクープ92は空気流れ91がセンタボデー空洞8
4に流入するのを可能にし、出口スクープ94は空気流
れ91がセンタボデー空洞84から流出するのを可能に
している。ある実施形態では、センタボデーシェル44
は同数の入口スクープ92と出口スクープ94を備えて
いる。さらに、各入口スクープ92は上流に向いて空気
流れ91中に開口しており、各出口スクープ94は反対
方向に開口し、下流に向いて空気流れ91から遠ざかる
ように開口している。
【0014】ガスタービンエンジン10(図1に示す)の
運転中は、高温ガスがタービン22(図1に示す)及び
バイパスダクト48(図1に示す)を出てオーグメンタ2
4(図1に示す)の中へと導かれる。センタボデー42
は、高温ガスがオーグメンタ24に入るとき、その速度
を減少させるような形状になっている。追加の空気流れ
110が、空気流れ91の速度よりも低い速度でセンタ
ボデー42を通って導かれる。
【0015】運転中、センタボデー入口スクープ92は
空気流れ91の一部をセンタボデー42の中へと導く。
空気流れ91はセンタボデー空洞84を通って流れ、出
口スクープ94を通って空洞84から流出する。入口ス
クープ92は空気流れ91に向って空気流れ91の中に
開いているので、入口スクープ92は空気流れ91の全
圧力の衝撃を受ける。各出口スクープ94は下流に向い
て空気流れ91から遠ざかるように開口しているので、
各出口スクープ94の近傍にはより低い静圧が発生す
る。この圧力の差が、センタボデー空洞84内に円周方
向の流れ112を生じさせる。空気流れ112の結果と
して、センタボデー42とスティフナ80との間に存在
する温度の不一致が減少され、センタボデー42内の熱
応力が減少する。さらに、空気流れ112はセンタボデ
ー42内に存在する可能性がある円周方向の温度差を減
少させ、これによってセンタボデー内の平均応力レベル
を減少させる。その結果、センタボデー42の耐振動応
力性能が増大する。
【0016】図4は、ガスタービンエンジン10(図1
に示す)に使用することができるセンタボデー120の
別の実施形態の部分概略側面図である。図5はセンタボ
デー120の概略横断面図である。センタボデー120
は中空でシェル122を含んでいる。シェル122は外
側表面124と内側表面126とを備えている。スティ
フナ80が、センタボデーシェル内側表面126に取付
けられ、センタボデー対称軸線128に向かって半径方
向内側に延びている。センタボデー対称軸線128はエ
ンジンの対称軸線32と同軸である。センタボデーシェ
ル内側表面126及びスティフナ80は空洞138を画
定している。各空洞138は環状でセンタボデー120
内で円周方向に延びている。
【0017】センタボデー120は、センタボデー12
0内の熱応力を減少させる熱制御装置140を備えてい
る。熱制御装置140は、空気流れ91が空洞138を
通って流れることを可能にする複数の開口部142を備
えている。開口部142はセンタボデー120の周囲に
円周方向に均等に間隔を置いて配置され、センタボデー
シェル122を貫通して空洞138に通じている。開口
部142は、対応する対をなす入口開口部144と出口
開口部146を含んでいる。各出口開口部146は隣接
する対応する入口開口部144の間に位置している。各
入口開口部144はフレームストラット150の下流に
位置している。各フレームストラット150は厚さ15
2を持ち、センタボデー120とオーグメンタ内側表面
(図示せず)の間に延びている。各開口部142はフレー
ムストラットの厚さ152よりも小さい直径154を持
っている。従って、各入口開口部144は各フレームス
トラット150の下流に中心を置いている。
【0018】2個の円周方向に隣接するフレームストラ
ット150の間に環状体がある。各出口開口部146は
各環状体156中に位置している。ある実施形態では、
各出口開口部146は各環状形156の中に配置され隣
接するフレームストラット150の間に中心が置かれて
いる。
【0019】ガスタービンエンジン10(図1に示す)
の運転中、高温ガスがタービン22(図1に示す)及び
バイパスダクト48(図1に示す)から出てオーグメン
タ24(図1に示す)の中へと導かれ、センタボデー1
20は、高温ガスがオーグメンタ24に入るとき、高温
ガスの速度を減少させるような形状になっている。追加
の空気流れ110が、センタボデー120を通って導か
れる。空気流れ110は空気流れ91よりも低い速度で
センタボデー120を通って導かれる。
【0020】空気流れ91が各フレームストラット15
0の周囲及び各環状体156の中を通過するとき、各フ
レームストラット150における空気力学的損失によっ
て速度が減少し、空気流れ伴流(図示せず)を生成し、
空気流れ伴流内の空気流れ91の圧力を増大させる。入
口開口部144は空気流れ伴流の中でフレームストラッ
ト150の後に整列されており、また出口開口部146
はフレームストラット150の間の各環状体156中に
配置されているので、入口開口部144と出口開口部1
46との間に圧力差が生じ各センタボデー空洞138内
に円周方向の流れ160を生じさせる。空気流れ160
の結果として、センタボデー空洞138とセンタボデー
120との間に存在する温度差は低下する。従って、セ
ンタボデー120内の熱応力が減少する。さらに、空気
流れ160はセンタボデー120内に存在する可能性が
ある円周方向の温度差を減少させ、これによってセンタ
ボデー120内の平均応力レベルを減少させる。その結
果、センタボデー120の耐振動応力性能が増大する。
【0021】図6は、ガスタービンエンジン10(図1
に示す)に使用することができるセンタボデー242の
別の実施形態の部分概略側面図である。図7は、センタ
ボデーシェル244を含むセンタボデー242の概略横
断面図である。センタボデー242は中空であり、シェ
ル244は外側表面274と内側表面276とを備えて
いる。複数のスティフナ280が、シェルの内側表面2
76に取付けられ、エンジンの対称軸線32に向かって
半径方向内側に延びている。ある実施形態では、スティ
フナ280は断面ハット形のスティフナで、曲面になっ
た頂点282を備える全体として円錐形をしている。ス
ティフナ280は環状で、センタボデーシェル244に
支持を与えているようにセンタボデー242内に円周方
向に取付けられている。
【0022】空洞284がスティフナ280とセンタボ
デーシェル244との間に形成されている。空洞284
は環状でセンタボデー242内で円周方向に延びてい
る。センタボデーシェル244はまた、センタボデー2
42内の熱応力の量を減少させるための熱制御装置28
6を備えている。装置286はセンタボデー242内に
配置され、空気流れ291が空洞284を通って流れる
ことを可能にする複数のスクープ290を備えている。
スクープ290はセンタボデーシェル内側表面276か
ら半径方向内側に延び、センタボデー242の周囲に円
周方向に間隔を置いて配置されている。ある実施形態で
は、スクープ290はセンタボデーシェル244と一体
に形成されている。スクープ290は、対応する対をな
す入口スクープ292と出口スクープ294とを含んで
いる。各出口スクープ294は、各対応する入口スクー
プ292から円周方向に距離をおいて位置している。
【0023】各スクープ290は、センタボデーシェル
244の開口部298に隣接して配置している。開口部
298は周辺部(図示せず)によって画定され、空気が
センタボデー空洞284に流入するのを可能にしてい
る。各開口部298は上流側300と下流側302とを
含んでいる。スクープ290は、各開口部298の円周
方向に約半分の位置に境界をもつ大きさになっている。
各入口スクープ292は、開口部周辺部から半径方向内
側に延びており、各開口部298の上流側300が入口
スクープ292によって境が定められるように位置して
いる。各出口スクープ294は、開口部周辺部から半径
方向内側に延びており、各開口部298の下流側302
が出口スクープ294によって境が定められるように位
置している。従って、入口スクープ292は空気流れ2
91がセンタボデー空洞284に流入するのを可能に
し、出口スクープ294は空気流れ291がセンタボデ
ー空洞284から流出するのを可能にしている。ある実
施形態では、センタボデーシェルは同数の入口スクープ
292と出口スクープ294を備えている。
【0024】ガスタービンエンジン10(図1に示す)
の運転中、高温ガスはタービン22(図1に示す)及び
バイパスダクト48(図1に示す)から出て、オーグメ
ンタ24(図1に示す)を通って導かれる。センタボデ
ー242は、高温ガスがオーグメンタ24に入るとき、
その速度を減少させるような形状になっている。追加の
空気流れ310が、空気流れ291よりも低い速度でセ
ンタボデー242を通って導かれる。
【0025】運転中は、空気流れ291はセンタボデー
空洞の入口スクープ292によって空洞284に導か
れ、出口スクープ294を通って空洞284から流出す
る。入口スクープ292は空気流れ291の全圧力の衝
撃を受ける。各出口スクープ294の近傍にはより低い
静圧が発生し、それがセンタボデー空洞284内に円周
方向の流れ312を生じさせる。空気流れ312の結果
として、センタボデー242とスティフナ280の間に
は温度の不一致が低下しセンタボデー242内の熱応力
が減少する。さらに、空気流れ312はセンタボデー2
42内に存在する可能性がある円周方向の温度差を減少
させ、これによってセンタボデー242内の平均応力レ
ベルを減少させる。その結果、センタボデー242の耐
振動応力性能が増大する。
【0026】別の態様では、センタボデー242は、開
口部142(図4に示す)と同様の開口部298、スク
ープ90(図2に示す)及びスクープ290の組合せを
含む。
【0027】上記のセンタボデーはコスト効果が大きく
信頼性が高い。センタボデーは、センタボデー内の熱応
力の量を減少させるために熱制御装置を備えている。熱
制御装置は、複数の対応する対をなす入口開口部と出口
開口部を備えており、これらは、空気流れが複数のステ
ィフナでセンタボデー内に画定される空洞を通して流れ
ることを可能にする。その結果、対応するガスタービン
エンジンが高い効率及び性能で運転され、同時にセンタ
ボデー内に生じる熱応力を最小化することができるセン
タボデーが提供される。
【0028】本発明を種々の具体的な実施形態によって
説明してきたが、本発明が特許請求の範囲の技術思想及
び技術的範囲内の変形形態で実施できることは当業者に
は明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガスタービンエンジンの概略図。
【図2】 図1に示すガスタービンエンジンに使用する
ことができるセンタボデーの部分概略側面図。
【図3】 図2に示すセンタボデーの概略横断面図。
【図4】 図1に示すガスタービンエンジンに使用する
ことができるセンタボデーの別の実施形態の部分概略側
面図。
【図5】 図4に示すセンタボデーの概略横断面図。
【図6】 図1に示すガスタービンエンジンに使用する
ことができるセンタボデーの別の実施形態の部分概略側
面図。
【図7】 図6に示すセンタボデーの概略横断面図。
【符号の説明】
10 ガスタービンエンジン 12 低圧圧縮機 14 高圧圧縮機 16 燃焼器 18 高圧タービン 20 低圧タービン 22 出力タービン 24 排気オーグメンタ 25 第1シャフト 26 第2シャフト 32 エンジン対称軸線 34 エンジンの入口側 36 エンジンの排気側 42 センタボデー 44 センタボデーシェル 46 エンジンノズル 48 バイパスダクト 74 外側表面シェル 76 内側表面シェル 80 スティフナ 82 スティフナの頂点 84 空洞 86 熱制御装置 90 スクープ 91 空気流れ 92 入口スクープ 94 出口スクープ 98 シェルの開口部 100 開口部の上流側 102 下流側 110 燃焼器を通る空気流れ 112 空洞内の円周方向の流れ 120 センタボデー 122 センタボデーシェル 124 シェルの外側表面 126 シェルの内側表面 128 対称軸線 138 空洞 140 熱制御装置 142 装置の開口部 144 入口開口部 146 出口開口部 150 フレームストラット 152 フレームストラットの厚さ 154 開口部の直径 156 環状体 160 円周方向の流れ 242 センタボデー 244 シェル 274 シェルの外側表面 276 シェルの内側表面 280 スティフナ 282 スティフナの頂点 284 空洞 286 冷却装置 290 スクープ 291 空気流れ 292 入口スクープ 294 出口スクープ 298 シェルの開口部 300 開口部の上流側 302 下流側 310 燃焼器を通る空気流れ 312 空洞内の円周方向の流れ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外板(124)、複数のスティフナ(8
    0)、及び熱制御装置(140)を備え、前記複数のス
    ティフナが前記外板に取付けられ各スティフナ及び前記
    外板が空洞(138)を画定するように半径方向内側に
    延在しており、前記熱制御装置が複数の開口部(14
    2)を備えているガスタービンエンジン排気センタボデ
    ー(120)を、該センタボデー内の熱応力を減少させ
    るように製作する方法であって、開口部が前記排気セン
    タボデー外板から前記スティフナと前記外板とで画定さ
    れた各空洞まで通じ、前記開口部がガスタービンエンジ
    ン流路と流体連通するように、前記排気センタボデーの
    周囲に円周方向に複数の開口部を形成する段階を含むこ
    とを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の開口部(142)が、対をな
    す入口開口部(144)及び出口開口部(146)を含
    み、複数の開口部を形成する前記段階が、前記エンジン
    (10)の運転時円周方向の空気流れが生成されるよう
    に、各入口開口部を円周方向に隣接する出口開口部の間
    に位置させる段階をさらに含むことを特徴とする請求項
    1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記ガスタービンエンジン(10)が前
    記センタボデー(120)の上流に複数のフレームスト
    ラット(150)を備え、複数の開口部(142)を形
    成する前記段階が、 各入口開口部(144)をストラットの下流に位置させ
    る段階と、 各出口開口部(146)を円周方向に隣接する2つのス
    トラットの間に位置させる段階と、をさらに含むことを
    特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記排気センタボデー(120)が複数
    の入口スクープ(292)及び対応する複数の出口スク
    ープ(294)をさらに含み、複数の開口部(142)
    を形成する前記段階が、 各熱制御装置入口開口部(144)を各入口スクープに
    隣接して位置させる段階と、 各熱制御装置出口開口部(146)を各出口スクープに
    隣接して位置させる段階と、をさらに含むことを特徴と
    する請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ガスタービンエンジン(10)用排気セ
    ンタボデー(120)であって、 外板(124)と、 前記外板に取付けられ、前記外板から半径方向内側に延
    在し、その各々と前記外板とで空洞(138)を画定す
    る複数のスティフナ(80)と、 前記外板から前記空洞の各々まで通じる複数の開口部
    (142)と、を含むことを特徴とする排気センタボデ
    ー(120)。
  6. 【請求項6】 前記スティフナ(80)が前記排気セン
    タボデーの周囲に円周方向に配置され、前記複数の開口
    部(142)が前記センタボデーの周囲に円周方向に配
    置されることを特徴とする請求項5に記載の排気センタ
    ボデー(120)。
  7. 【請求項7】 前記複数の開口部(142)が対をなす
    入口開口部(144)及び出口開口部(146)を含
    み、該出口開口部の各々が円周方向に隣接する入口開口
    部の間に配置されることを特徴とする請求項6に記載の
    排気センタボデー(120)。
  8. 【請求項8】 前記ガスタービンエンジン(10)が前
    記センタボデーの上流に複数のストラット(150)を
    含み、前記入口開口部(144)が前記ストラットのそ
    れぞれの下流に配置されることを特徴とする請求項7に
    記載の排気センタボデー(120)。
  9. 【請求項9】 前記出口開口部(146)の各々が円周
    方向に隣接する2つのストラット(150)の間に配置
    されることを特徴とする請求項8に記載の排気センタボ
    デー(120)。
  10. 【請求項10】 前記排気センタボデーに取付けられた
    複数のスクープ(290)をさらに含むことを特徴とす
    る請求項7に記載の排気センタボデー(120)。
  11. 【請求項11】 前記複数のスクープ(290)が対を
    なす入口スクープ(292)及び出口スクープ(29
    4)を含むことを特徴とする請求項10記載の排気セン
    タボデー(120)。
  12. 【請求項12】 前記複数のスクープ(290)が前記
    排気センタボデーから半径方向外側に延びていることを
    特徴とする請求項11に記載の排気センタボデー(12
    0)。
  13. 【請求項13】 前記複数のスクープ(290)が前記
    排気センタボデーから半径方向内側に延びていることを
    特徴とする請求項10に記載の排気センタボデー(12
    0)。
  14. 【請求項14】 複数のステイフナ(80)及び外板
    (124)を含み、前記複数のスティフナが、前記ステ
    ィフナの各々と前記外板とが空洞(138)を画定する
    ように、前記外板に取り付けられ前記外板から半径方向
    内側に延在している排気センタボデー(120)と、 前記排気センタボデー内に配置され、前記排気センタボ
    デー内の熱応力を最小化するように構成され、前記セン
    タボデー外板から前記空洞の各々まで通じる複数の開口
    部(142)を含む熱制御装置(140)と、を含むこ
    とを特徴とするガスタービンエンジン(10)。
  15. 【請求項15】 前記スティフナ(80)が前記排気セ
    ンタボデー(120)を円周方向に取巻き、前記複数の
    熱制御装置開口部(142)が前記排気センタボデー
    (120)の周囲に円周方向に配置されて対をなす出口
    開口部(144)及び入口開口部(146)を含み、前
    記出口開口部の各々が前記円周方向に隣接する入口開口
    部の間に配置されることを特徴とする請求項14に記載
    のガスタービンエンジン(10)。
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