JP2000291104A - 局部洗浄装置 - Google Patents

局部洗浄装置

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JP2000291104A
JP2000291104A JP10412399A JP10412399A JP2000291104A JP 2000291104 A JP2000291104 A JP 2000291104A JP 10412399 A JP10412399 A JP 10412399A JP 10412399 A JP10412399 A JP 10412399A JP 2000291104 A JP2000291104 A JP 2000291104A
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Yuji Tsukita
祐二 槻田
Hironori Hatono
広典 鳩野
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で実用性に優れ、常に肌に優しい水で局
部を洗浄することができる局部洗浄装置を提供する。 【解決手段】 出水要求に基づいて伸出駆動して所定量
の水またはお湯を吐出するノズルを具備し、肛門部や外
陰部を洗浄するための局部洗浄装置において、前記ノズ
ル内部に洗浄水を浄化する手段を備えると共に、当該ノ
ズルはノズル係合部に対して着脱可能であることとし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、出水要求に基づいて洗
浄水として所定量の水またはお湯を吐出し、肛門部や外
陰部、その他の皮膚表面を洗浄するための局部洗浄装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、排泄後に洗浄水によって局部を洗
浄することができる局部洗浄用便座が大きく普及し、そ
の快適性から、今やトイレにおける常識となりつつあ
る。
【0003】一方、水道水の水質汚染に対する不安も増
してきており、ミネラルウォーターの売れ行きは年々増
加し、また水道水を浄化するための浄水器も急速に普及
しており、全国の四分の一の世帯が何らかの浄水器を備
えていると言われている。
【0004】現状では浄水器は飲料水だけを浄化するも
のが主流となっているが、その他の用途の水、すなわち
例えば局部洗浄用便座においても、きれいな水で局部を
洗いたい、というニーズが増加している。
【0005】それを解決するために最近では、実新登録
第2557082号にあるように、洗浄水を浄化するた
めの装置が搭載された局部洗浄用便座が提案され始めて
いるが、これは主に水道水中の残留塩素を除去し、肌に
やさしい水を提供するためのものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の装置では
問題がある。すなわち、実新登録第2557082号に
おいては、局部の洗浄のための洗浄水を浄化するための
手段として塩素分や異物、濁り等を除去して浄化する手
段を温水タンクの上流に配し、その浄化装置の通水後段
側に電極を配し、電圧を印加して洗浄水中の菌の繁殖を
防止するというものであるが、この構造には以下の問題
点が存在する。すなわち、局部を洗浄するための洗浄水
を浄化する目的のための浄化装置と、そしてさらに制菌
装置を設ける必要があるという考え方は、家庭用の局部
洗浄装置としては構造が複雑化するばかりでなくコスト
高を避けられず、全く実用的ではないものである。
【0007】本発明は、上記従来の技術を解決するもの
である。すなわち、安価で実用性に優れ、常に肌に優し
い水で局部を洗浄することができる局部洗浄装置を提供
するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた本発明は、出水要求に基づいて伸出駆動して
所定量の水またはお湯を吐出するノズルを具備し、肛門
部や外陰部を洗浄するための局部洗浄装置において、前
記ノズル内部に洗浄水を浄化する手段を備えると共に、
当該ノズルはノズル係合部に対して着脱可能であること
を特徴とする。
【0009】出水要求に基づいて伸出駆動して所定量の
水またはお湯を吐出するノズルを具備し、肛門部や外陰
部を洗浄するための局部洗浄装置において、前記ノズル
内部に洗浄水を浄化する手段を備えると共に、当該ノズ
ルはノズル係合部に対して着脱可能であることにより、
当該局部洗浄装置の利用者は、局部の洗浄時に浄化され
た清潔な水で局部を洗浄することができ、非常に快適で
あり、かつ衛生的である。
【0010】同時に、洗浄水を浄化する手段をノズル内
に収めることにより、洗浄水が局部洗浄装置内の加熱装
置によってお湯となって局部洗浄に供される場合であっ
ても、洗浄水の浄化する手段がコンパクトであるために
それを通過するお湯の温度が急激に低下することがな
く、温度の低い水が噴射されることがないため局部洗浄
が大変快適なものとなる。
【0011】さらに好適なことには、前記ノズルが着脱
可能であることにより、当該ノズルが長期間の使用によ
って汚れた場合であっても、ノズルを取り外すことがで
きる。これによって汚れたノズルを洗浄したりすること
が甚だ容易となり、または新しいノズルと交換すること
も可能となるため、ノズルの清潔性が維持され易く、同
時に快適性も向上し、大変幸便である。
【0012】すなわち局部洗浄装置のノズルは、長期間
の使用により、そのままの状態では汚れていくことは避
けられない。ノズルに設けられた噴出口から水を噴出す
るために噴出後に噴出口近傍に水滴が残留し、そしてそ
れが乾燥することにより洗浄水中に含まれていた濁質成
分や硬度成分などがノズル上に残留してしまうためであ
る。また局部を洗浄した際に汚物を含む水がノズルに多
少かかってしまうために、ノズル上で雑菌繁殖も生じて
しまい、これもノズル汚れの原因となる。
【0013】以上のことから、前記ノズルが着脱可能で
あることにより、ノズルの清掃、交換などのメンテナン
スにかかる手間が非常に軽減され、大変快適となるので
ある。
【0014】本発明の好ましい態様においては、前記局
部洗浄装置において、前記洗浄水を浄化する手段は、洗
浄水中の残留塩素を除去する物質である。
【0015】前記局部洗浄装置において、前記洗浄水を
浄化する手段が洗浄水中の残留塩素を除去する物質であ
ることにより、当該局部洗浄装置の利用者は、局部の洗
浄時に残留塩素のない、肌に優しい水で局部を洗浄する
ことができるため、肌や粘膜に対する負担がなくなり、
またカルキ臭という悪臭も解消され、大変望ましい。
【0016】すなわち通常、水道水には殺菌のために浄
水場で塩素分が添加されており、それによって水中には
残留塩素が必ず生じる。当該残留塩素は水の殺菌の目的
としては適当な物質であるが、肌、粘膜など、人体を構
成するタンパク質などの成分に対してはあまり好ましい
物質ではなく、特に肌の弱い人にとっては、肌ががさが
さしてうるおいのないものになる可能性が指摘されてい
る。
【0017】最近では肌の敏感な人が増加し、また環境
汚染によりアレルギー等の疾患なども目立ってきたこと
もあり、飲料水のみならずシャワー水や浴槽の水、洗面
化粧台の洗顔水においても残留塩素を除去する装置が上
市されている現状を踏まえると、人体局部というデリケ
ートな部分を洗浄する洗浄水における残留塩素を除去す
ることは非常に有益である。
【0018】本発明の好ましい態様においては、前記局
部洗浄装置において、前記洗浄水を浄化する手段は、濁
質を除去する物質である。
【0019】前記局部洗浄装置において、前記洗浄水を
浄化する手段が濁質を除去する物質であることによっ
て、局部を洗浄する洗浄水がさらに清潔となり、大変好
ましい。
【0020】すなわち、水は浄水場で浄化された後、上
水として家庭に配送される過程において混入する、例え
ば、鉄錆や細かい有機物ゴミといった成分や、あるいは
近年問題視されてきている、浄水場においても除去しき
れない例えば原虫のような物質も混入している場合があ
る。このため前述の残留塩素のみならず、これらの不純
物成分、いわゆる濁質成分をも除去することにより、よ
り清潔性そして快適性が保証される。
【0021】本発明の好ましい態様においては、前記局
部洗浄装置において、前記洗浄水を浄化する手段は、洗
浄水中の硬度成分を除去する物質である。
【0022】前記局部洗浄装置において、前記洗浄水を
浄化する手段が洗浄水中の硬度成分を除去する物質であ
ることにより、さらに洗浄水による清潔性ならびに快適
性が得られると同時に、ノズルの防汚性が向上し、清掃
における利便性が高まる。
【0023】すなわち洗浄水中の硬度成分を除去するこ
とにより、局部に当たる洗浄水がいわゆる軟水となるた
め、肌表面における局部洗浄水乾燥後に生じるかさつき
感が緩和される。硬度が高いいわゆる硬水を肌に当てた
場合には乾燥した後で水道水原水中に存在したカルシウ
ムやマグネシウムといった硬度成分が肌の表面に残留す
るためかさかさ感が残り、大変不快となる場合がある。
洗浄水を軟水とすることによってこの悪影響が緩和され
て、洗浄後に大変爽快となる。
【0024】同時に、硬水を洗浄ノズルから噴出させた
後放置し、ノズルが乾燥すると、上述のように硬度成分
がノズル表面例えばノズル孔周辺部に残留するため、ノ
ズル孔が塞がれて小さくなってしまい、ノズル詰まりや
ひいては故障の原因となったり、また雑菌が繁殖する温
床となり、悪臭や汚れの原因となる。従って、洗浄水中
の硬度成分を除去することで洗浄性、快適性、防汚性な
どの点で飛躍的な効果が得られる。
【0025】本発明の好ましい態様においては、前記局
部洗浄装置において、前記洗浄水を浄化する手段は、洗
浄水中の残留塩素を除去する物質、濁質を除去する物
質、洗浄水中の硬度成分を除去する物質、の何れか2つ
以上を組み合わせたものとすることができる。このよう
に、局部に吐出される洗浄水に複数の浄化作用を施すこ
とによって、肌に対する効果を一層向上させることがで
きる。
【0026】本発明の好ましい態様においては、前記局
部洗浄装置において、前記残留塩素を除去する物質は粒
状活性炭、繊維状活性炭、アスコルビン酸、アスコルビ
ン酸ナトリウム、亜硫酸カルシウム、亜硫酸ナトリウ
ム、金属銅あるいは銅合金から選ばれる一種あるいは複
数種である。
【0027】前記残留塩素を除去する物質が粒状活性
炭、繊維状活性炭、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナ
トリウム、亜硫酸カルシウム、亜硫酸ナトリウム、金属
銅あるいは銅合金から選ばれる一種あるいは複数種であ
ることによって、当該局部洗浄装置は安価に機能を付与
することができる。すなわち上述の物質は残留塩素除去
能が高く、その能力の割には比較的安価であることか
ら、簡便かつ効率よく残留塩素の除去された洗浄水を生
成することができ、結果として当該局部洗浄装置の利用
者の利便性を高めることができるためである。
【0028】本発明の好ましい態様においては、前記局
部洗浄装置において、前記濁質を除去する物質は多孔性
膜である。
【0029】前記局部洗浄装置において、前記濁質を除
去する物質が多孔性膜であることによって、当該局部洗
浄装置による濁質除去性能が向上でき、利用者の快適性
は一段と高まる。
【0030】すなわち、多孔性膜はその孔に処理すべき
水を通過させることによって、処理水中に含まれる濁質
成分を物理濾過して清浄な水を生成する機能を有する
が、様々な孔の大きさ、表面積、厚さなどを有する多孔
性膜が存在するため、用途に応じて選択することができ
る。そこで当該局部洗浄装置に適する多孔性膜、例えば
浄水器などにも広く用いられている孔径約0.1μmの
中空糸状多孔性膜を用いれば、膜表面積も大きくできる
ことから低水圧でも十分な流量が得られ、またその孔径
も小さく微細な濁質まで除去でき、結果として清浄な洗
浄水が得られ、大変好適である。
【0031】本発明の好ましい態様においては、前記局
部洗浄装置において、前記硬度成分を除去する物質はイ
オン交換樹脂、ゼオライトから選ばれる一種あるいは二
種である。
【0032】前記局部洗浄装置において、前記硬度成分
を除去する物質がイオン交換樹脂、ゼオライトから選ば
れる一種あるいは二種であることにより、当該局部洗浄
装置から噴出される洗浄水のイオン交換反応が簡便に行
うことができ、幸便である。すなわち、洗浄水のために
は通常水道水が利用されるが、水道水中には前述の如く
種々のイオン、特に硬度成分が含まれているが、これを
除去するための手段は安価、性能がよく、かつ環境に優
しい物質であることが望まれる。イオン交換樹脂やゼオ
ライトは他のイオン交換手法、例えば電気透析などと比
べてコストが比較的安く、大きい空間速度(=通水速度
/イオン交換物質体積)でも高いイオン交換能を有し、
また再生も可能であることから環境にも優しく、使用す
るに至極便利である。
【0033】本発明の好ましい態様においては、前記局
部洗浄装置において、前記ノズルには異なる洗浄様式の
ための噴出穴を二カ所以上具備すると共に、それぞれの
噴出穴に対して局部の洗浄水を供給する配管の途中に、
前記洗浄水を浄化する手段がそれぞれ具備される。
【0034】前記局部洗浄装置において、前記ノズルに
は異なる洗浄様式のための噴出穴を二カ所以上具備する
と共に、それぞれの噴出穴に対して局部の洗浄水を供給
する配管の途中に、前記洗浄水を浄化する手段がそれぞ
れ具備されることによって、利用者はそれぞれ洗浄様式
に適した洗浄水を局部に吐出させることができ、大変有
用である。
【0035】通常、局部洗浄装置に備えられたノズルに
は肛門洗浄用の洗浄水噴出口と、女性局部洗浄用の洗浄
水噴出口が設けられており、それぞれの用途に応じて利
用者の吐水命令によってそれぞれの噴出口から洗浄水が
吐出される。この時、それぞれの用途に応じて、例えば
肛門付近の糞便を洗浄する際には残留塩素を除去した洗
浄水を用いて、また女性局部洗浄の際にはそれに加えて
濁質を除去した清潔な洗浄水を利用するといったことが
可能となり、利用者の自由度、利便性がさらに高まる。
【0036】本発明の好ましい態様においては、前記局
部洗浄装置において、ノズル内に収められた前記洗浄水
を浄化する手段の通水における前後段には、当該洗浄水
を浄化する手段が通過しない大きさの孔を有するメッシ
ュ状膜を具備する。
【0037】前記局部洗浄装置において、ノズル内に収
められた前記洗浄水を浄化する手段の通水における前後
段には、当該洗浄水を浄化する手段が通過しない大きさ
の孔を有するメッシュ状膜を具備することによって、前
記洗浄水を浄化する手段が粒状であった場合でも洗浄水
とともに流出するということがなくノズル内に固定され
るため、長期間に渡ってその浄化性能を保持でき、幸便
である。
【0038】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例
について説明する。
【0039】図1、2は本発明における局部洗浄装置に
おけるノズルの一図例である。図1はノズル部を横断面
から見た図、図2はノズル部を上から見た図である。ノ
ズル1には肛門洗浄水流路2と肛門洗浄水吐出孔11、
さらに肛門洗浄水用浄化材3を備え、一方ではビデ洗浄
水流路4とビデ洗浄水吐出孔12,さらにビデ洗浄水用
浄化材5を備えている。
【0040】ノズル1は通常局部洗浄時には、局部洗浄
装置本体部に備えられノズルを係合させるためのノズル
係合部21に係合されているが、このときノズルロック
22によってノズル1はノズル係合部21から容易に外
れず、またOリング6によって洗浄水は漏出しない構造
となっている。一方ノズルを取り外す際には図1に見ら
れるようにノズルを引くことによって容易に外すことが
できる。
【0041】利用者が肛門の洗浄を行う際には、ノズル
1がノズル係合部21に係合された状態で、水道水原水
(図示なし)が肛門洗浄水流路11を通って肛門洗浄水
用浄化材3を通過する。このとき水道水原水中に含まれ
る有害物質が除去される。例えば肛門洗浄水用浄化材3
が活性炭である場合には、水道水原水中に通常含まれて
いる残留塩素、トリハロメタン等の有害な有機物質が除
去される。浄化された水は肛門洗浄水吐出孔11から吐
出され、肛門洗浄に供される。
【0042】一方、利用者がビデ洗浄を行う際には、ノ
ズル1がノズル係合部21に係合された状態で、水道水
原水(図示なし)がビデ洗浄水流路4を通ってビデ洗浄
水用浄化材5を通過する。このとき水道水原水中に含ま
れる有害物質が除去される。例えばビデ洗浄水用浄化材
5が活性炭と官能基末端が水素型の陽イオン交換樹脂で
ある場合には、水道水原水中に通常含まれている残留塩
素、トリハロメタン等の有害な有機物質が活性炭で除去
され、さらに水道水原水中に含まれるカルシウム、マグ
ネシウムといった陽イオンと当該イオン交換樹脂がイオ
ン交換反応を生起することによって、カルシウムなどの
陽イオンが当該イオン交換樹脂に吸着され、水素イオン
が放出されるため、清浄な弱酸性かつ軟水が得られる。
以上の如く浄化された水はビデ洗浄水吐出孔12から吐
出され、ビデ洗浄に供される。
【0043】図3、図4は肛門またはビデ洗浄水用浄化
材の例である。図3は粒状活性炭などの粒状浄化材31
を用いた場合の図例である。粒状浄化材31の充填され
た両端部には当該粒状浄化材31が通過しない大きさの
孔を有するメッシュ状膜32が備えられている。水道水
原水33は粒状浄化材31を通過することによって浄化
水34となって局部洗浄に供される。
【0044】図4は浄化材として中空糸状多孔性膜41
を用いた場合の図例である。図3と同様、水道水原水3
3は中空糸状多孔膜41の有する微細な孔を通過するこ
とによって浄化水34となって局部洗浄に供される。こ
のとき前述のように、中空糸状多孔膜41によって水道
水原水33に含まれていた微細な濁質成分などが物理濾
過されることによって清浄な洗浄水を生成される。
【0045】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、本発
明の局部洗浄装置を用いることによって、安価で実用性
に優れ、常に肌に優しい水で局部を洗浄できる局部洗浄
装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の局部洗浄装置におけるノズル部を横断
面から見た概略図
【図2】本発明の局部洗浄装置におけるノズル部を上か
ら見た概略図
【図3】本発明の局部洗浄装置におけるノズル内部に粒
状活性炭などの粒状浄化材を用いた場合の概略図
【図4】本発明の局部洗浄装置におけるノズル内部に浄
化材として中空糸状多孔膜を用いた場合の概略図
【符号の説明】
1…ノズル 2…肛門洗浄水流路 3…肛門洗浄水用浄化材 4…ビデ洗浄水流路 5…ビデ洗浄水用浄化材 6…Oリング 11…肛門洗浄水吐出孔 12…ビデ洗浄水吐出孔 21…ノズル係合部 22…ノズルロック 31…粒状浄化材 32…メッシュ状膜 33…水道水原水 34…浄化水 41…中空糸状多孔性膜

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出水要求に基づいて伸出駆動して所定量
    の水またはお湯を吐出するノズルを具備し、肛門部や外
    陰部を洗浄するための局部洗浄装置において、前記ノズ
    ル内部に洗浄水を浄化する手段を備えると共に、当該ノ
    ズルはノズル係合部に対して着脱可能であることを特徴
    とする局部洗浄装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の局部洗浄装置におい
    て、前記洗浄水を浄化する手段は、洗浄水中の残留塩素
    を除去する物質であることを特徴とする局部洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の局部洗浄装置におい
    て、前記洗浄水を浄化する手段は、濁質を除去する物質
    であることを特徴とする局部洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の局部洗浄装置におい
    て、前記洗浄水を浄化する手段は、洗浄水中の硬度成分
    を除去する物質であることを特徴とする局部洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の局部洗浄装置において、
    前記洗浄水を浄化する手段は、洗浄水中の残留塩素を除
    去する物質、濁質を除去する物質、洗浄水中の硬度成分
    を除去する物質、の何れか2つ以上を組み合わせたもの
    であることを特徴とする局部洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または請求項5に記載の局部洗
    浄装置において、前記残留塩素を除去する物質は粒状活
    性炭、活性炭繊維、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナ
    トリウム、亜硫酸カルシウム、亜硫酸ナトリウム、金属
    銅あるいは銅合金から選ばれる一種あるいは複数種であ
    ることを特徴とする局部洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項3または請求項5に記載の局部洗
    浄装置において、前記濁質を除去する物質は多孔性膜で
    あることを特徴とする局部洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項4または請求項5に記載の局部洗
    浄装置において、前記硬度成分を除去する物質はイオン
    交換樹脂、ゼオライトから選ばれる一種あるいは二種で
    あることを特徴とする局部洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8に記載の局部洗浄装置にお
    いて、前記ノズルには異なる洗浄様式のための噴出穴を
    二カ所以上具備すると共に、それぞれの噴出穴に対して
    局部の洗浄水を供給する配管の途中に、前記洗浄水を浄
    化する手段がそれぞれ具備されていることを特徴とする
    局部洗浄装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9に記載の局部洗浄装置に
    おいて、ノズル内に収められた前記洗浄水を浄化する手
    段の通水における前後段には、当該洗浄水を浄化する手
    段が通過しない大きさの孔を有するメッシュ状膜を具備
    することを特徴とする局部洗浄装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002213004A (ja) * 2001-01-18 2002-07-31 Matsushita Electric Works Ltd 局部洗浄装置
KR200447140Y1 (ko) * 2007-12-03 2009-12-29 주식회사 삼홍테크 비데의 일회용 노즐팁 착탈장치
JP2017115571A (ja) * 2015-11-16 2017-06-29 彭紹與 コンピューター便座の画像キャプチャーシステム

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