JP2000290299A - モノクローナル抗体及びこれを用いたアデノウイルス検出法 - Google Patents

モノクローナル抗体及びこれを用いたアデノウイルス検出法

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Tomoko Naoe
智子 直江
Katsuhiko Matsuo
克彦 松尾
Takachika Azuma
隆親 東
Yumi Imai
由美 今井
Norihiko Ito
典彦 伊藤
Shigeaki Ono
重昭 大野
Koki Aoki
功喜 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アデノウイルスの検出の感度が高く、アデノ
ウイルスの血清型の同定法にも使用できるモノクローナ
ル抗体の提供。 【解決手段】 アデノウイルス血清型1、2、4、5、
6、7、8、11、19及び37型と実質的に反応せ
ず、アデノウイルス血清型3に特異的に高い反応性を示
すことを特徴とするモノクローナル抗体の取得。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血清型が3型のア
デノウイルスに高感度に反応するモノクローナル抗体に
関するものであり、従来のアデノウイルスの検出及び診
断に利用されているモノクローナル抗体と併用すること
により、より高感度のアデノウイルスの検出及び診断に
利用できるものであり、本発明は疾病の検査及び診断技
術に属するものである。
【0002】
【従来技術】アデノウイルスは、急性熱性咽頭炎、咽頭
結膜炎、急性気道炎、ウイルス性肺炎、急性濾胞性結膜
炎、流行性角結膜炎などの病原体として知られる。現在
ヒトアデノウイルスとしては47の血清型が知られてい
るが、中でも3型のアデノウイルスは、小児の呼吸器疾
患(滲出扁桃炎、咽頭結膜熱(プール熱))に広く認め
られる代表的血清型である。アデノウイルスはヒトに感
染した場合、多彩な臨床症状を呈し、特異的な病状が少
ない為、臨床症状からアデノウイルスの感染を証明しさ
らに血清型まで特定することは困難である。また、アデ
ノウイルスの感染性は高く、集団感染を防ぐ為には早期
にウイルスの感染を証明する事が必要である。現在、ア
デノウイルスの検出同定には分離培養−中和法あるいは
PCR-RFLP法が使用されているが、分離培養−中和法は判
定までに2週間という長期間が必要であり、また、PCR-
RFLP法は感染力を保持していた病原体の証明とはならな
いという問題をそれぞれ有している。また、迅速かつ簡
便にアデノウイルスを検出する方法として抗アデノウイ
ルス抗体を用いた免疫クロマト法やEIAを用いた方法が
開発されているが、より高感度の迅速診断法またはこれ
に用いることのできる抗アデノウイルスモノクローナル
抗体が求められている。なお、アデノウイルスに対する
モノクローナル抗体及びこれを用いたアデノウイルス検
出法に関する代表的先行技術としては以下の文献に記載
のものが挙げられる。 <1> Application of a Solid-Phase Immunofluoromet
ric Assay to the Selection of Monoclonal Antibody
Specific for the Adenovirus Group-Reactive Hexon A
ntigen, Arch-Virol.1984;80, 1-10, <2> Comparison of Time-Resolved Fluoroimmunoassa
y with Monoclonal Capture-Biotinylated Detector En
zyme Immunoassay for Adenovirus Antigen Detection,
J-Clinical Microbiology, 1987 Sept,1662-1667, <3> Characterization of adenovirus hexons by thei
r epitope composition,Arch-Virol.1996;141:1891-190
7, <4> Rapid diagnosis of adenovirus pharygoconjunct
ival fever;use of a monoclonal antibody-based ELIS
A test during an outbreak, J-Virol-Methods,19
89, Jun;24(3):307-12, <5> Adenovirus Hexon Monoclonal Antibody That Is
Group Specific and Potentially Useful as a Diagnos
tic Reagent , J-Clinical Microbiology, 1983Feb, 3
60-364,
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在アデノウイルスに
対するモノクローナル抗体は上記先行文献に記載されて
いるとおり多数作製されているが、いずれもアデノウイ
ルスの検出の感度は十分ではなく、高感度に反応するモ
ノクローナル抗体が求められている。また、アデノウイ
ルスの血清型の同定法に使用できるモノクローナル抗体
も必要とされている。本発明者等はそれらの要望に答え
るべく研究を行ったのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の血
清型に特異的に反応するモノクローナル抗体を作製する
ために種々検討を行ったところ、3、4、8、19及び
37型という5種類のアデノウイルス抗原を混合してマ
ウスの免疫を行って取得したモノクローナル抗体がアデ
ノウイルス血清型3型に特異的に反応するものであるこ
とを見出して本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明はアデノウイルス血清型
1、2、4、5、6、7、8、11、19及び37型と
実質的に反応せず、アデノウイルス血清型3に特異的に
高い反応性を示すことを特徴とするモノクローナル抗体
に関するものである。さらに、本発明は前記モノクロー
ナル抗体がアデノウイルス3、4、8、19及び37型
混合物により免疫したマウスの脾細胞とマウスミエロー
マ細胞とを融合することによって得られるハイブリドー
マにより産生されたものであることを特徴とする請求項
1記載のモノクローナル抗体、前記モノクローナル抗体
がアデノウイルス3型に対する反応性をELISA法で測定
したときの吸光度OD490nmが2.1以上であることを特
徴とするモノクローナル抗体、ならびに前記モノクロー
ナル抗体を用いることを特徴とするアデノウイルス検出
方法に関するものである。
【0006】
【実施例】以下、実施例に基いて、本発明を詳細に説明
する。 〇 抗アデノウイスモノクローナル抗体の作製 (1)動物の免疫と抗体産生細胞の調製 アデノウイルス臨床株、Ad3x, Ad4x, Ad8x, Ad19x, Ad3
7xの5種類を、それぞれHEp−2細胞を用いて培養し、細
胞変性効果(CPE)+++となったものを、60℃にて2
時間処理にて不活化したものを免疫抗原(以下不活化抗
原)とし、3〜10週齢のBALB/Cマウス(♀)の腹腔内に
フロインドの完全アジュバントとともに投与する。以後
2週間ごとに不活化抗原をフロインドの不完全アジュバ
ントとともに腹腔内投与を2〜5回繰り返す。細胞融合
に供するにあたって、免疫したマウスに融合処理の3〜
4日前に不活化抗原を腹腔内投与し最終免疫とする。細
胞融合当日に脾臓を摘出し、脾細胞を調製する。すなわ
ち、脾臓をIscove's Modified Dulbecco's Medium
(IMDM)中で細断し、メッシュを通して細分化し、1
000rpm、5分間遠心して上清を捨てIMDMで洗浄
を3回くりかえして、融合用脾細胞として提供する。 (2)ミエローマ細胞の調製 マウス由来のNS-1(ATCC名称;P3/NS1/1/Ag4-1)細胞株を
正常培地で培養し、細胞融合時に2×107以上の細胞
を得、細胞融合に親株として供した。 (3)ハイブリドーマの作製 (1)と(2)で得られた脾細胞とミエローマ細胞を、5〜1
0:1の割合となるように混合し、1000rpm、5分
間遠心した後上清を捨て、沈殿した細胞群をよくほぐし
た後、攪拌しながら37℃で50%ポリエチレングリコ
ール(PEG1000〜5000)1mlを1分間かけて加え、さらに
IMDM1〜2mlを数回加えて全量が20mlになるまで
加える。1000rpm×5分間遠心した後、上清を捨
て、フィーダー細胞として用意しておいたBALB/cマウス
胸腺細胞1×108個を加え、緩やかにほぐした後、H
AT(ヒホ゜キサンチンナトリウム、アミノフ゜テリン、チミシ゛ン)培地/[IMD
M、牛胎児血清(FCS)20%]を200mlを加え、メスピペ
ットによる吸い込み、吹き出しで緩やかに細胞を懸濁す
る。この懸濁液を96well培養用マイクロプレートに1
00μlずつ分注し、5%CO2インキュベーター中37
℃で24時間培養する。以後、培養液が黄色味を帯びて
きたwellが出現したら、約2日間ごとに、培養上清10
0μlを捨て新たなHAT培地100μlを加える。この
操作を10日〜14日間繰り返しながら5%CO2イン
キュベーター内で、37℃で培養する。この間培地交換
をする際に、得られる培養上清を次に示すELISAに供
し、アデノウイルス3、4、8、19、37型何れかに
反応する抗体を産生しているwellを選択する。
【0007】〇 スクリーニング方法 Ad3x, 4x, 8x, 19x, 37xの不活化精製ウイルス2μg/ml
/PBS混合溶液を96穴マイクロタイタープレートに50
μl/well分注し、室温1時間以上または4℃一晩以上静
置して感作した後、0.05%Tween20を含むPBSで3
回洗浄し、1%BSA/PBSでブロッキングする。この抗原
感作プレートに、抗体を含むと思われる試料溶液50μ
l/wellを分注し、室温1時間以上または4℃一晩以上反
応させる。反応後、0.05%Tween20を含むPBSで3
回洗浄し、ペルオキシダーゼ標識した抗マウスIgGをP
BSで適正濃度に希釈し、50μl/wellを分注し、室温
1時間反応させ再び0.05%Tween20を含むPBSで3
回洗浄する。ペルオキシダーゼの基質であるオルトフェ
ニレンジアミンを100μl/well分注して5分〜30分
発色させた後、2N-H2SO4100μl/wellを加えて反
応を停止し、分光光度計にて490nmでのOD値を測定
し、一定以上の発色を示したものを陽性とする。ELISA
にて陽性とみなされ、すなわちアデノウイルス3x, 4x,
8x, 19x, 37x型のいずれかに反応する抗体を産生してい
るwellであり、かつ、コロニー状に生育してきたハイブ
リドーマの認められるwellについて、限界希釈法により
クローニングを行い、安定してアデノウイルス3x型に強
い抗体価の認められたものを3型のアデノイウイルスに
反応するモノクローナル抗体として選択した。なお、選
択できたものは、培地を徐々にHT(ヒホ゜キサンチンナトリウム、チミ
シ゛ン)培地へと変換し、さらに正常培地へと変換する。こ
のようにして、1匹のマウスからC8というモノクロー
ナル抗体を得た。得られたモノクローナル抗体は工業技
術院生命工学工業技術研究所に寄託され、FERM P
−17353として受託された。
【0008】〇 モノクローナル抗体の大量作製 プリスタン(2,6,10,14-テトラメチルペンタデカン)0.
5mlを腹腔内投与し、2〜4週間飼育した8〜10週令
のマウス(BALB/c,♀)に、(3)で得られた抗アデノウイル
スモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ細胞を2〜1
0×106細胞/匹を腹腔内投与する。10〜21日でハ
イブリドーマは腹水癌化するので、このマウスから腹水
を採取し、遠心分離(3000rpmx5分)して固形分を除き上
清液を ProteinAカラムに通過させ、その吸着画分を集
め、精製モノクローナル抗体 IgG画分とし、280nmで
の吸光度測定によりIgG濃度を決定した。
【0009】〇 C8の反応性 このようにして得られたC8の、アデノウイルスに対す
る反応性を次の2つの方法で調べた。方法1 ELISA法1 6種類のアデノウイルス抗原(Ad3x、Ad4x、Ad8x、Ad1
9、Ad37xの臨床分離株及びプロトタイプAd37p)を96穴
マイクロタイタープレートに結合する操作を行った。こ
こで用いたアデノウイルス抗原は何れもセシウム遠心に
より精製されており、横浜市立大学医学部眼科学教室よ
り入手した。いずれも60℃にて2時間加熱して不活化
処理がされておりBCA法によりヘキソンタンパク濃度
は決定されていた。各臨床分離株の名称は以下の通りで
ある。 Ad3x=TC21309、Ad4x=札幌95-0187、Ad8x=19751、Ad19x=
V92-8266、 Ad37x=TC-20850-1。 これらのアデノウイルスをPBSにてそれぞれ2μg/ml
に調製し96穴マイクロタイタープレート(塩化ビニー
ル製、住友ベークライト社、MS7196F)に50μl/well分
注する。室温(22℃〜26℃)1時間静置して感作した後、
0.05%Tween20を含むPBSで3回洗浄し、1%BSA/
PBSで37℃4時間ブロッキングする。この抗原感作プ
レートに、C8の抗体をPBSでIgG濃度0.1μg/mlに
調製した溶液50μl/wellを分注し、室温(22℃〜26℃)
1時間反応させる。反応後、0.05%Tween20を含むP
BSで3回洗浄し、ペルオキシダーゼ標識した抗マウス
IgG((H+L)(MBL社CODE330)をPBSで2000倍に希釈
し、50μl/wellを分注し、室温(22℃〜26℃)1時間反
応させ再び0.05%Tween20を含むPBSで3回洗浄す
る。ペルオキシダーゼの基質であるオルトフェニレンジ
アミン(opd)の錠剤(opd15mg, Na2SO2 91.3mg, クエン酸
6.8mg, Na2CO3 16.9mgから成る)を0.015%H22
含むpH5.2の2M-Tris-クエン酸バッファー12mlに
溶解したものを100μl/well分注して室温(22℃〜26
℃)30分発色させた後、2N-H2SO4100μl/well
を加えて反応を停止し、プレートリーダー (Molecular
Devices Vmax)にて490nm-650nmでのOD値を測定
した。抗アデノウイルスモノクローナル抗体のコントロ
ールとして、<ケミコン社MAB8052>を用いた。MAB8052
は、Ad3型で免疫して得られたハイブリドーマが産生す
るモノクローナル抗体であり、41種の血清型のアデノ
ウイルスと反応する。クローン名は<20/11>。(参考文
献;先行技術の記載のうち<1>,<2>.)取得抗体に関して
3回試験を行い、平均値と標準偏差を算出した。得られ
た結果を表1に示す。結果の数値はOD490-650nmの値
である。なお、抗体の代わりにPBSのみを抗原結合プ
レートに反応させた場合のバックグラウンド値は、何れ
も10mOD未満の値であったので、無視した。
【0010】
【表1】
【0011】以上の結果から、取得したモノクローナル
抗体C8はアデノウイルス3型に対し常に2.1OD490nm
以上の高い反応性を示し、コントロールとして用いたMA
B8052と比較してもAd3型に対しては格段に高い反応
性を有する事が明らかとなった。また、Ad4x、8x、37
x、37pに対しての反応性は、3型に対する反応性と比較
すれば格段に低く、C8はほぼAd3型特異的な抗体で
あると考えられる。よって、C8を使用する濃度を調節
する事により、アデノウイルス3型の検出同定に用いる
事ができ、また、他のアデノウイルス全般に反応するモ
ノクローナル抗体と混合して用いる事により、アデノウ
イルスの検出感度を高めることが期待できる。これらの
OD値は、上記測定条件で測定したものであるが、本質
的には、抗原結合プレートに、50μlの抗体溶液を反
応させ、ペルオキシターゼ標識抗マウスIgGとその基
質であるオルトフェニレンジアミンにより発色させるE
LISA法により測定したものと言えるものである。
【0012】方法2 蛍光抗体法 不活化していないアデノウイルスとの反応性を確認する
為に以下の実験を行った。C8をPBSで希釈し、11
種類のアデノウイルス血清型(1p、2p、3p、4p、5p、6
p、7p、8p、11p、19p、37p)の各抗原をそれぞれスライ
ドガラス上に塗沫し、37℃60分湿潤箱中でインキュ
ベートする。FITC標識抗マウスIgGを添加し37℃60
分インキュベーションし、洗浄後、蛍光顕微鏡にて検
鏡。蛍光が認められたものを陽性とする。抗体の希釈濃
度は、Ad3pで明らかに蛍光が認められる以下の濃度まで
各抗体をPBSで希釈して11種類のアデノウイルス血
清型と反応させた(C8; 8.9μg/ml)。その結果を表2に
示す。
【0013】
【表2】
【0014】上記濃度のC8の抗体において、Ad1p、2
p、3p、4p、5p、6p、7p、8p、11p、19p、37pの11種類
の抗原のうち、Ad3pに関しては高い反応性が認めら
れ、Ad11p、Ad37pに関しては非常に僅かに反
応し反応性ありかなしかの判別ができなかった。その他
の Ad1p、2p、4p、5p、6p、7p、8p、19pの8種類の血清
型に関しては全く反応性は認められなかった。よって、
モノクローナル抗体C8は、アデノウイルス3型に特異
的に反応し、Ad1p、2p、4p、5p、6p、7p、8p、
11p、19p及び37pとは反応しないか、僅かの反応
性しか有しないものである。
【0015】
【発明の効果】本発明のモノクローナル抗体は、アデノ
ウイルス3型に特異的に反応するモノクローナル抗体で
あり、市販アデノウイルスモノクローナル抗体MAB8052
と比較してアデノウイルスとの反応性は高く、一定の条
件のELISA法において、2.1OD 490nmより高い吸光度
を示すものである。また、本発明のモノクローナル抗体
は、モノクローナル抗体を用いた広範囲の血清型のアデ
ノウイルスの検出法(EIA法, RIA法, 蛍光抗体法、免疫ク
ロマト法、免疫電気泳動法、その他これらの変法、応用を
含む)のいずれにも使用でき、高い感度を得られるもの
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 典彦 神奈川県横浜市南区永田山王台21−17 (72)発明者 大野 重昭 神奈川県横浜市金沢区富岡西141−10 (72)発明者 青木 功喜 北海道札幌市白石区本通五丁目北南4−3 Fターム(参考) 4B064 AG27 CA10 CA20 CC24 CE12 DA15 4B065 AA90X AA95Y AB04 BA08 BD15 CA25 CA46 4H045 AA11 AA30 DA76 EA53 FA72 GA15 GA26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アデノウイルス血清型1、2、4、5、
    6、7、8、11、19及び37型と実質的に反応せ
    ず、アデノウイルス血清型3に特異的に高い反応性を示
    すことを特徴とするモノクローナル抗体。
  2. 【請求項2】 アデノウイルス3、4、8、19及び3
    7型混合物により免疫したマウスの脾細胞とマウスミエ
    ローマ細胞とを融合することによって得られるハイブリ
    ドーマにより産生されたものであることを特徴とする請
    求項1記載のモノクローナル抗体。
  3. 【請求項3】 アデノウイルス3型に対する反応性をEL
    ISA法で測定したときの吸光度OD490nmが2.1以上で
    あることを特徴とする請求項1記載のモノクローナル抗
    体。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のモノクローナル抗体を用
    いることを特徴とするアデノウイルス検出方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021210633A1 (ja) 2020-04-16 2021-10-21 デンカ株式会社 アデノウイルスの免疫測定方法及び免疫測定器具
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