JP2000289417A - 車両用タイヤの開発装置及び開発方法 - Google Patents

車両用タイヤの開発装置及び開発方法

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JP2000289417A
JP2000289417A JP11101034A JP10103499A JP2000289417A JP 2000289417 A JP2000289417 A JP 2000289417A JP 11101034 A JP11101034 A JP 11101034A JP 10103499 A JP10103499 A JP 10103499A JP 2000289417 A JP2000289417 A JP 2000289417A
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tire
coefficient
tires
coefficients
friction
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Kenhachi Mihashi
健八 三橋
Seiji Iga
聖二 伊賀
Hajime Iida
一 飯田
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Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試作品の物理的な数を大幅に減らすことが可
能な車両用タイヤの開発装置及び開発方法を提供する。 【解決手段】 タイヤの開発装置及び方法において、車
両用タイヤの摩擦係数μとスリップ率Sとの間の関係
を、μ=(aSb −c)exp(−Sd )+c・exp
(Se ) として記述し、複数種類のタイヤの摩擦係数μ
とスリップ率Sとの間の関係を実測し、実測された関係
に近い式となるように係数a,b,c,d,eを決定し
て、タイヤの種類と係数との関係を示す要素技術テーブ
ルを作成し、タイヤの開発ニーズに合致する摩擦特性を
要素技術テーブルを参照してシミュレーションにより獲
得し、獲得された摩擦特性を持つ試作用タイヤを試作す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用タイヤの開発
装置及び開発方法に関し、特に自動車用のタイヤの摩擦
係数μとスリップ率Sとの関係を記述するμ−S曲線を
表す式を用いてタイヤを開発する装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤの最大摩擦係数μP 、ロッ
ク摩擦係数μL 、材料因子、構造因子等の開発ニーズに
合致した車両用タイヤを開発する場合は、開発ニーズに
合致していそうな多数の試作タイヤを物理的に試作し、
その試作品の中からテストコースで走行して総合的開発
ニーズに合っているタイヤを選定して、選定されたタイ
ヤと同一の摩擦特性を持つタイヤを販売用に製作してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の開発方法では、少数種類のタイヤを選定するために
多数の試作品を物理的に製作する必要があり、かつ、販
売用のタイヤが選定されるまでに長時間を要し、かつ、
選定された後は選定されなかった多数の試作品は廃棄さ
れるので、無駄が多いという問題があった。
【0004】本発明の主たる目的は、タイヤ開発期間を
大幅に短縮することが可能な車両用タイヤの開発装置及
び開発方法を提供することにある。本発明の他の目的
は、試作品の物理的な数を大幅に減らすことが可能な車
両用タイヤの開発装置及び開発方法を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の一態様により、車両用タイヤの摩擦係数μと
スリップ率Sとの間の関係を、a,b,c,d,eを係
数として、式 μ=(aSb −c)exp(−Sd )+c・exp(S
e ) として記述して記憶する第1の記憶手段と、複数種類の
車両用タイヤの摩擦係数μとスリップ率Sとの間の関係
を実測する実測手段と、実測手段による実測値を記憶す
る第2の記憶手段と、式が実測された関係に近い式とな
るように係数a,b,c,d,eを決定する係数決定手
段と、決定された係数と車両用タイヤの種類との関係を
示す要素技術テーブルを作成する手段と、要素技術テー
ブルを記憶する第3の記憶手段と、車両用タイヤの開発
ニーズに合致する摩擦特性を要素技術テーブルを参照し
てシミュレーションにより獲得するシミュレーション手
段と、獲得された摩擦特性を持つ試作用タイヤを試作す
る手段と、試作用タイヤが総合的開発ニーズに合致して
いるかを試験する試験手段と、を備え、試験に合格した
試作用タイヤと同一摩擦特性を持つタイヤを販売用に製
造するようにした車両用タイヤの開発装置が提供され
る。
【0006】シミュレーション手段は、開発ニーズに合
ったタイヤ開発のための係数値を要素技術テーブルを参
照して決定する係数決定手段と、決定した係数値を式に
代入して計算上のμ−S曲線を描く手段と、計算上のμ
−S曲線より、摩擦特性を獲得する手段と、摩擦特性が
開発ニーズに合致するかを判断する手段と、を備え、開
発ニーズに合致した摩擦特性が獲得されるまで、係数の
決定、μ−S曲線描画、及び摩擦特性の獲得のシミュレ
ーションを繰り返す。
【0007】要素技術テーブルは、多種類の市販タイヤ
の第1のμ−S特性を実測により求め、第1のμ−S特
性に近い関数となるように係数a,b,c,d,eを決
定して、市販タイヤの種類と係数とを関係付けた第1の
要素技術テーブルと、タイヤのサイプの数や形状及びゴ
ムの硬さを変量した場合の複数種類のタイヤについて第
2のμ−S特性を実測により求め、第2のμ−S特性に
近い関数となるように係数a,b,c,d,eを決定し
て、サイプの形状と寸法及びゴムの硬さを係数と関係付
けた第2の要素技術テーブルと、タイヤのサイプの本数
を変更し、且つブレーキ時間を変化させた場合の複数種
類のタイヤについて第3のμ−S特性を実測により求
め、第3のμ−S特性に近い関数となるように係数a,
b,c,d,eを決定して、サイプの本数及びブレーキ
時間と係数とを関係付けた第3の要素技術テーブルと、
を含む。
【0008】シミュレーション手段は、車両用タイヤの
最大摩擦係数、ロック摩擦係数、材料因子、及び構造因
子のうちの少なくとも1つが開発ニーズに合致する場合
に、合致したものに対応する係数値を要素技術テーブル
を参照して決定する手段を備える。本発明の他の態様に
より、車両用タイヤの摩擦係数μとスリップ率Sとの間
の関係を、a,b,c,d,eを係数として、式 μ=(aSb −c)exp(−Sd )+c・exp(S
e ) として記述し、複数種類の車両用タイヤの摩擦係数μと
スリップ率Sとの間の関係を実測し、式が実測された関
係に近い式となるように係数a,b,c,d,eを決定
して、車両用タイヤの種類と係数との関係を示す要素技
術テーブルを作成し、車両用タイヤの開発ニーズに合致
する摩擦特性を要素技術テーブルを参照してシミュレー
ションにより獲得し、獲得された摩擦特性を持つ試作用
タイヤを試作し、試作用タイヤが総合的開発ニーズに合
致しているかを試験し、試験に合格した試作用タイヤと
同一摩擦特性を持つタイヤを販売用に製造するようにし
た車両用タイヤの開発方法が提供される。
【0009】開発ニーズに合致する摩擦特性をシミュレ
ーションにより決定するので、試作品はその決定後に製
作すればよい。したがって、タイヤ開発時間は大幅に短
縮する。また、試作品の数は従来と比較して大幅に減少
する。
【0010】
【発明の実施の形態】ABS(Antilock Breaking Syste
m)車が今後主流になると考えると、摩擦係数の絶対値だ
けではなくμ−S曲線全体を考えた、タイヤの特性の測
定方法の定常化及びタイヤの開発をする必要があると考
えられる。ここで、μはタイヤの摩擦係数で、Sはスリ
ップ率である。摩擦係数μは μ=F/W で定義される。ただしFは摩擦力、Wは負荷荷重であ
る。
【0011】スリップ率はタイヤの路面速度Vとタイヤ
の回転速度vとの比で表され、 タイヤ駆動時はS=(V−v)/v タイヤ制動時はS=(V−v)/V で定義される。スタッドレスタイヤの実車テストも制動
試験のみならず、μ−S特性の試験が主流になる時期に
来ている。
【0012】タイヤのμ−S曲線に関する研究はすでに
多く報告されている。これらの研究はいずれも、μ−S
曲線についてタイヤの接地面内の圧力分布を放物線又は
楕円形状と仮定し、発生する摩擦力とスリップ率Sの関
係から摩擦係数μを推定する理論について述べている。
μ−S曲線を記述する理論式はフィアラ(Fiala)の式と
いわれる。
【0013】フィアラの式においては、摩擦係数μはス
リップ率Sの三次関数で表される。しかしながら、フィ
アラの式は実際の車両用タイヤの摩擦特性を正確に表し
ていない。フィアラの式の中の因子としてはドライビン
グステフネスを始め、擬着摩擦係数μa とスベリ摩擦係
数μb があり、材料評価用として使用するには実用的で
はなかった。実用的にはタイヤをロック状態にし、ある
速度から停止するまでの制動距離から滑り摩擦係数μL
を計算する方法がとられていた。この制動距離からの方
法は、ロック状態に関する、所謂、μ−S曲線の一部の
摩擦特性のみが得られ、さらには、最近のABS(Anti
lock Breaking System) による摩擦係数最大値μP 付近
の特性は得られないという問題を生じていた。
【0014】また、実際のタイヤの摩擦係数とスリップ
率との関係の実測値は、フィアラの式で表される関数と
は異ることが判明した。図1は路面状態が氷上、ウェッ
ト、及びドライの状態での摩擦係数μとスリップ率Sと
のモデル的な関係を示すグラフである。当然のことなが
ら、氷上では摩擦係数μは小さく、ウェット、ドライと
路面が変わるにつれてμは大きくなる。図示例では氷上
ではスリップ率Sが約8%の時に摩擦係数μが最大であ
り、ウェット状態ではスリップ率が約10%の時に摩擦
係数μが最大であり、ドライ状態ではスリップ率が約1
5%の時に摩擦係数μが最大である。
【0015】本発明の実施の形態においては、概略的に
は、図1に示したような車両用タイヤのμ−S曲線全体
を、氷上、ウェット、及びドライの状態の如何に係わら
ず記述できる回帰式を見出し、得られた回帰式の係数の
意味を求め、開発ニーズに含まれる材料特性や設計因子
に基づいて係数値を選択してそれらの係数値を持つμ−
S曲線全体の回帰式から開発ニーズに合致する摩擦特性
を持つタイヤを決定し、決定されたタイヤの試作品のみ
を試作して、試験をし、試験に合格したタイヤを販売の
ために量産する。
【0016】図2は本発明の実施の形態において、回帰
式の係数を求めるための実験に使用した供試タイヤのパ
ターン形状を示す図である。図示例では、縦長ブロック
パターンにサイプ(タイヤのトレッド面に切られた細い
溝)を彫ったものと、横長ブロックパターンにサイプを
彫ったものとの2種類(縦長パターン、横長パターン)
が示されている。サイプの無いタイヤも使用した。
【0017】解析に使用した供試タイヤの特性は下記の
通りである。 (1)185/65R14でトレッドコムとしてNR/
BR系ゴムにカーボンブラック配合量を変量した3種類
で、サイプの無い縦長ブロックパターンと横長ブロック
パターンの計6種類。(以下、サイプの無い縦長ブロッ
クパターンをタイヤD、サイプの無い横長ブロックパタ
ーンをタイヤEと呼ぶ。) (2)上記(1)と同じタイヤ3種類で、サイプの有る
縦長ブロックパターンと横長ブロックパターンの計6種
類。(以下、サイプの有る縦長ブロックパターンをタイ
ヤA、サイプの有る横長ブロックパターンをタイヤCと
呼ぶ。) (3)市販タイヤ:タイヤの幅/偏平率 リムの外径
商品名 の形式で表すと、次の5種類のタイヤが使用さ
れた。185/70R14A1、185/65R14A
2、185/71R14A3、185/65R14A
4、185/70R14A5。ここで、A1〜A5は商
品名に相当する。
【0018】氷路面摩擦試験を下記の条件で行った。 試験速度…40km/h 試験温度…−3°C 負荷荷重…1.96、2.70、3.43 kN 空気圧…200kPa スリップ率…0〜100% ドラム寸法…内径3m、幅800mm ドラム内面…−3°Cで切削バイトによって平滑にした
後、予備タイヤをロック状態でならし走行した氷表面 タイヤ表面…リグループでパターンを堀った後、予備走
行した面 図3は本発明の実施の形態による要素技術テーブルの作
成に至る過程を説明するフローチャートである。
【0019】図3において、ステップS31に示すよう
に、μ−S曲線を記述する理論式はフィアラの式はとし
て知られており、この式は摩擦係数μがスリップ率Sの
三次関数で表される。そこで単純に、下記に示す三次式
で検討した。 μ=AS3 +BS2 +CS……(1) 図4において、実線は上記の種類の1つのタイヤであっ
て、ゴムの硬さが54Aで負荷が200のタイヤのμ−
S特性の実測値を表し、点線はこの実測値に近い三次式
(1)の関数のグラフを示す。この場合は、式(1)は
下記のようになる。
【0020】 μ=(3×10-6)S3 +(4×10-4)S2 +(178×10-4)S …(2) 図示のように、実線で示す実測値と比較して点線で示す
実験式は滑らかな三次曲線となり、実測値を表す曲線と
掛け離れている。したがって、実験式(2)は図3のス
テップS32に示したように実測値を表していない。
【0021】そこで、図3のステップS33に示したよ
うに、さらに項数を増やして高次(6次)の多項式で近
似可能かどうかを検討した。下記に6次の式を示す。 μ=DS6 +ES5 +FS4 +GS3 +HS2 +IS……(3) 図5において、実線は上記の種類の1つのタイヤであっ
て、ゴムの硬さが54Aで負荷が200のタイヤのμ−
S特性の実測値(図4の実線と同じ)を表し、点線はこ
の実測値に近い6次式の関数のグラフを示す。この場合
は、式(3)は下記のようになる。
【0022】 μ=(−10-10 )S6 +(3×10-8)S5 −(4×10-6)S4 + (2×10-4)S3 −(54×10-4)S2 +(57×10-3)S……(4) この場合でも、実線で示す実測値と比較して点線で示す
実験式はさらに滑らかな波打つ曲線となり、実測値を正
確に表す曲線とはいえない。また、多くの係数を有する
ので、係数を定める作業が困難となり、実用的な実験式
とは言えない結果となった。
【0023】そこで、多くのμ−S実測曲線を眺め、そ
の曲線に近い数式を、パソコン内の辞書等に登録されて
いる公式集等を中心に検討した結果、下記の関数がμ−
S実測曲線に近い事が分かった(図3のステップS3
4)。その関数を説明する。関数は、 f(x)=xexp(−x)……(5) の形状を有する。
【0024】μ−S曲線の特徴から、(5)式に次の
(i)〜(iv)の拘束条件を加え、μ−S実測曲線を記
述する式を見出した。 (i)スリップ率Sが有る点Sp で摩擦係数最大値μP
(以下、μピークともいう)を通る。 (ii)摩擦係数最大値は極大値であるので、dμ(S)
/dS=0 (iii)その後、緩やかに下がり、最終的にある値
(μL )になる。
【0025】(iv)μp 以降にμP とμL の中間の値を
通る点の座標が(St ,μt )である。 以上を条件にして係数a,b,c,dを持つ、次のμ−
S実測曲線を記述する式を見出した。 μ=(aSb −C)exp(−Sd )+C……(6) ここで、μは摩擦係数、Sはスリップ率である。
【0026】式(6)は漸近式であり、スリップ率Sが
大きくなる制動時には摩擦係数はある一定値に近づく。
しかし、実際には、スパイクタイヤのように制動時にお
けるμが上昇したり制動時の摩擦係数が小さくなってμ
が下降したりする現象があり、式(6)はこれを記述で
きないことが判明した。そこで、本発明の実施の形態に
より、式(6)をさらに修正した回帰式を求めた。
【0027】この修正回帰式は伊賀の式と称せられ、次
のように表される。 μ=(aXb −C)exp(−Xd )+C・exp(Xe ) ……(7) ここで、μは摩擦係数、Xはスリップ率、a,b,c,
d,eは係数である。本発明の実施の形態によれば、多
種類のタイヤについて、材料の硬さや材料の表面粗さ、
トレッド面のパターン、構造(ベルト、サイド、ビード
周辺剛性など)が変わると、そのそれぞれの変更に対し
てμ−S特性を実測し、実測したμ−S特性に近くなる
ように式(7)における係数a,b,c,d,eを求め
て、タイヤの種類と係数との関係を示す要素技術テーブ
ルを作成する。
【0028】要素技術テーブルを作成する前に、係数
a,b,c,d,eの値を変えるとμ−S曲線がどのよ
うに変化するかをシミュレートした結果を図6〜図10
に示す。これらの図から次の事が言える。 係数a:係数aが大きくなるとμピークのみ高くなる。
反面、μピークはシャープになるので、ピーク後の低下
は著しく、ピークの幅は狭くなる(図6)。
【0029】係数b:係数bが大きくなるとμピークの
幅が広がり、μピーク値も増加するので、μピーク時の
スリップ率が大きくなる。μピーク付近の摩擦力を利用
する、ABSシステムには係数bの大きいタイヤが有効
であろうと考える(図7)。 係数c:係数cが大きくなるとμピーク以後のμ−S曲
線全体が大きくなる。μ−S曲線全体の面積と摩擦エネ
ルギーの関係はμ〜Time曲線から解析しないと正確
には判断できないが、摩擦エネルギーを高めるには係数
cの値を大きくさせる必要がある。(図8) 係数d:係数dが大きくなるとμピーク以後の摩擦力の
低下速度が早まり、タイヤとしては係数dを小さくする
必要がある(図9)。
【0030】係数e:係数eが大きくなるとμロックの
み高くなる。(図10) 以上の考察から、式(7)の係数を適当に選択すれば実
際のタイヤのμ−S特性をより忠実に反映する式になる
ことができることがわかった。また、開発ニーズに適合
したタイヤは、式(7)の係数を適当に選択することに
より得られることも予測できる。
【0031】図11は本発明の実施の形態による車両用
タイヤの開発装置を示すブロック図である。同図におい
て、111は、車両用タイヤの摩擦係数μとスリップ率
Sとの間の関係を、a,b,c,d,eを係数として、
式 μ=(aSb −c)exp(−Sd )+c・exp(S
e ) として記述して記憶する第1の記憶手段である。112
は、複数種類の車両用タイヤの摩擦係数μとスリップ率
Sとの間の関係を実測する実測手段である。113は、
実測手段112による実測値を記憶する第2の記憶手段
である。114は上記式(7)が実測された関係に近い
式となるように係数a,b,c,d,eを決定する係数
決定手段である。115は、決定された係数と車両用タ
イヤの種類との関係を示す要素技術テーブルを作成する
手段である。116は要素技術テーブルを記憶する第3
の記憶手段である。117は、車両用タイヤの開発ニー
ズに合致する摩擦特性を要素技術テーブルを参照してシ
ミュレーションにより決定するシミュレーション手段で
ある。118は、決定された摩擦特性を持つ試作用タイ
ヤを試作する手段である。119は、試作用タイヤが総
合的開発ニーズに合致しているかを試験する試験手段で
ある。
【0032】図12は図11におけるシミュレーション
手段117の構成例を示すブロック図である。図12に
おいて、シミュレーション手段117は、開発ニーズに
合ったタイヤ開発のための係数値を要素技術テーブル1
21を参照して決定する選択手段122と、選択した係
数値を式に代入して計算上のμ−S曲線を描く手段12
3と、計算上のμ−S曲線より、摩擦特性を獲得する手
段124と、摩擦特性が開発ニーズに合致するかを判断
する手段125とを備え、摩擦特性が開発ニーズに合致
するまでシミュレーションを繰り返す。選択手段122
は、車両用タイヤの最大摩擦係数、ロック摩擦係数、材
料因子、及び構造因子のうちの少なくとも1つが開発ニ
ーズに合致する場合に、合致したものに対応する係数値
を要素技術テーブルを参照して決定する手段を備える。
【0033】図13は図12に示した要素技術テーブル
の内容の一例を示す図である。図示のように、要素技術
テーブル121は、多種類の市販タイヤの第1のμ−S
曲線を実測により求め、第1のμ−S曲線に近い関数と
なるように係数a,b,c,d,eを決定して、市販タ
イヤの種類と係数との関係を示す第1の要素技術テーブ
ル131と、タイヤのサイプの形状と寸法及びゴムの硬
さを変量した場合の複数種類のタイヤについて第2のμ
−S曲線を実測により求め、第2のμ−S曲線に近い関
数となるように係数a,b,c,d,eを決定して、サ
イプの形状と寸法及びゴムの硬さと係数との関係を示す
第2の要素技術テーブル132と、タイヤのサイプの本
数を変更し、且つブレーキ時間を変化させた場合の複数
種類のタイヤについて第3のμ−S曲線を実測により求
め、第3のμ−S曲線に近い関数となるように係数a,
b,c,d,eを決定して、サイプの本数及びブレーキ
時間と係数との関係を示す第3の要素技術テーブル13
3とを含む。
【0034】図14は要素技術テーブルの作成方法の概
略を説明するフローチャートである。図示のように、ス
テップS141で複数種類のタイヤの摩擦係数μとスリ
ップ率Sとの関係を実測する。そしてステップS142
で式 μ=(aSb −c)exp(−Sd )+c・exp(S
e ) が実測された関係に近い式となるように係数a,b,
c,d,eを決定して要素技術テーブルを作成する。
【0035】次に上記要素技術テーブル131〜133
の作成方法を具体的に説明する。係数の求め方は下記の
手順で行う。まず、多種類のタイヤの摩擦係数μとスリ
ップ率Sを上記試験方法に従って測定して、得られたμ
値及びS値の生データをフロッピーに取り込む。一回の
測定で約100個のデータは必要である。
【0036】次にスリップ率0%とスリップ率100%
の点を明確にする。生データにはノイズを含めた試験開
始直前の多くの摩擦力(スリップ率0%)と試験終了直
後の多くの摩擦力(スリップ率100%)が得られるか
らである。次にスリップ率Sと摩擦係数μの関係で生デ
ータを所定のファイル形式でフロッピーに取り込み修正
回帰式(7)と生データとの最小二乗法で式の係数a,
b,c,d,eを求める。
【0037】係数を求めるには所定のコンピュータ・ソ
フトを使用する。得られた係数とタイヤの種類との関係
を以下に示す。市販タイヤについて 第1の要素技術テーブル131として、5種類の市販タ
イヤA1〜A5と係数a,b,c,d,eの値との関係
を示すテーブルを表1に示し、同一商品と係数の平均値
との関係を示すテーブルを表2に示す。また、その実測
したμ−S特性及びその実測値に近いμ−S曲線を図1
6〜図23に示す。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】図16は商品A1のμ−S特性の実測値と
その実測値に近い形状のμ−S曲線を示す。この場合は
表1の最上段にも示したように、係数aは0.152
0、係数bは1.677、係数cは0.02647、係
数dは0.6664、係数eは0.1143となった。
この時の最大摩擦係数μP 及びロック摩擦係数μL はそ
れぞれグラフからわかるように0.209及び0.14
4である。
【0041】図17は図16の場合と同じ商品A1で同
じ実測値に対して、最大摩擦係数μ P の実測値とμ−S
曲線の中での最大摩擦係数とが一致するように、図16
の場合から係数を若干ずらしたμ−S曲線を示す。この
場合は表1の第2段に示したように、係数aは0.10
40、係数bは1.809、係数cは0.02890、
係数dは0.6766、係数eは0.1170となっ
た。この時の最大摩擦係数μP 及びロック摩擦係数μL
はそれぞれグラフからわかるように0.193及び0.
160である。
【0042】以下、同様にして図18〜図23のグラフ
も得られ、表1の第3段以下の内容も得られる。表2及
び図16〜図23から下記の事がわかる。表2において
商品A1の係数とA2の係数を比較すると、A2の方が
係数aの値が小さく、b,c,dの値が大きくなってお
り、係数eの値はほぼ同じ値である。図6〜図10によ
り説明したように、係数bが大きくなっているので、商
品A2の方が、ピークの幅が広くなり、係数cが大きく
なっているのでμ−S曲線全体のμ値が大きくなってい
る。このことは、図16及び図17における商品A1に
ついてのμ−S曲線と図18及び図19における商品A
2についてのμ−S曲線を比較すればわかる。商品A2
における係数aの方が商品A1における係数aより小さ
くなっているにもかかわらず、図18及び図19におけ
る最大摩擦係数μP が図16及び図17における最大摩
擦係数μP より大きくなっているのは、図18及び図1
9におけるμ−S曲線のμ値が全体的に大きくなったた
めである。ロック摩擦係数μL に関係する係数eは商品
A1とA2とでほぼ同じである。
【0043】表2において商品A2の係数とA3の係数
を比較すると、A3の方が係数aの値が大きく、係数
b、cの値は小さくなり、係数dの値は僅かに大きい。
係数cの値が小さいと最大摩擦係数μP 後のμ−S曲線
におけるμ値が小さくなり、この結果、係数dの値が大
きくてもロック摩擦係数μL は高くならない。この事は
図6〜図10により説明したように、商品A3では最大
摩擦係数μP が大きくなり、ロック摩擦係数μL が小さ
くなるようにした改善になっていると言えよう。 サイプの数や形状及びゴムの硬さについて 第2の要素技術テーブル132として、手彫りタイヤ
(リグループタイヤ)で、サイプの数や形状及びゴムの
硬さを変量した12種類のタイヤの係数a,b,c,
d,eの値を表3に示し、μ−S特性の測定値と対応す
るμ−S曲線を図24〜35に示す。
【0044】
【表3】
【0045】表3に示すように、3種類のタイヤの硬さ
44、49、54について測定した。また、表3におい
て、Aはサイプの有る縦長ブロックパターンのタイヤ、
Cはサイプの有る横長ブロックパターンのタイヤ、Dは
サイプの無い縦長ブロックパターンのタイヤ、Eはサイ
プの無い横長ブロックパターンのタイヤをいう。
【0046】表3より下記の事が予測される。サイプの
有るタイヤ(A,C)と無いタイヤ(D,E)の比較で
は、有るタイヤ(A,C)の方が係数aの値は約1/3
であり、大幅に小さい。一方、係数bの値はサイプの有
るタイヤ(A,C)の方が30〜40%大きい。即ち、
サイプの無いタイヤ(B,C)のほうが最大摩擦係数μ
P は鋭く、μ−S曲線におけるμ値の低下は著しく、ピ
ークの幅は狭い事を示している。このことは、硬さ44
についてのμ−S曲線を示す図24〜図27において、
サイプの無いタイヤのμ−S曲線である図26及び図2
7における最大摩擦係数μP がサイプの有るタイヤのμ
−S曲線である図24及び図25より鋭くなっているこ
とから理解される。硬さ49についてのμ−S曲線を示
す図28〜図31においても、硬さ54についてのμ−
S曲線を示す図32〜図35においても、同様である。
さらに、サイプの有るタイヤ(A,C)と無いタイヤ
(D,E)を比較すると、係数c,dの値には差が無
く、係数eはサイプの有るタイヤの方が僅かに大きい。
即ち、ロック摩擦係数μL はサイプの有る方(A,C)
が僅かに高い。
【0047】縦長ブロックパターンと横長ブロックパタ
ーンの比較では係数に明確な差は見られなかった。ゴム
硬さの係数に及ぼす影響では、係数a,d,eにおいて
硬さ49付近にピークを描き、特に、横長ブロックパタ
ーンではその傾向が見られる。サイプの本数とブレーキ時間について 第3の要素技術テーブル133として、リグループタイ
ヤで、サイプの本数を0〜4本まで変更した場合、及び
ブレーキ時間(ブレーキを掛け始めてからロックまでの
時間)を2秒、4秒、6秒、と変化させた15種類のタ
イヤの係数a,b,c,d,e値を表4に、対応するμ
−S曲線を図36〜図50に示す。
【0048】
【表4】
【0049】図36〜38はサイプ0で、ブレーキ時間
が6秒、4秒、2秒のμ−S特性の実測値とこれに近い
μ−S曲線を示す。図39〜41はサイプ1で、ブレー
キ時間が6秒、4秒、2秒のμ−S特性の実測値とこれ
に近いμ−S曲線を示す。図42〜44はサイプ2で、
ブレーキ時間が6秒、4秒、2秒のμ−S特性の実測値
とこれに近いμ−S曲線を示す。
【0050】図45〜47はサイプ3で、ブレーキ時間
が6秒、4秒、2秒のμ−S特性の実測値とこれに近い
μ−S曲線を示す。図48〜50はサイプ4で、ブレー
キ時間が6秒、4秒、2秒のμ−S特性の実測値とこれ
に近いμ−S曲線を示す。図51はブレーキ時間別に見
るサイプ数と最大摩擦係数μP との関係を示すグラフで
ある。
【0051】図52はブレーキ時間別に見るサイプ数と
ロック摩擦係数μL との関係を示すグラフである。図5
3はサイプ数別に見るブレーキ時間と最大摩擦係数μP
との関係を示すグラフである。図54はサイプ数別に見
るブレーキ時間と最大摩擦係数μP との関係を示すグラ
フである。
【0052】図51〜54は図36〜50から得られ
る。表4及び図51〜54より下記のことが予測され
る。サイプの本数を0〜4本の間で変更した場合、係数
aはサイプの本数と共に小さくなる。係数bはサイプの
本数と共に大きくなる。即ち、サイプの本数が増えるに
つれ、最大摩擦係数μP の形状は緩く、ピークの幅は広
くなる事を示している。
【0053】また、サイプの本数増加に伴い、係数c,
dは僅かに増加の傾向を示し、係数eはサイプの本数に
対しピークを描き、サイプ3本付近にロック摩擦係数μ
L のピークがみられる(図52参照)。ブレーキ時間の
短縮に伴い、係数aは大きくなる、係数bは僅かに小さ
くなる。即ち、ブレーキ時間が短くなる。μピークは鋭
く、低下は著しく、ピークの幅は狭くなる事を示してい
る。
【0054】ブレーキ時間の短縮に伴い、係数c,dの
変化は少なく、係数eは僅かに増加し、したがって、ロ
ック摩擦係数μL は僅かに増加する。以上に述べたよう
に、本発明の実施の形態においては、市販タイヤの種
類、サイプの形状と寸法、サイプの数、ゴムの硬さ、ブ
レーキ時間のより伊賀の式(7)の係数がどのように変
化するかを、μ−S特性を実測し、実測値に近くなるよ
うに係数を決定することにより調べて、図11に示す第
3の記憶手段116に要素技術テーブルとして格納す
る。
【0055】そして、新たなタイヤの開発ニーズが発生
すると、要素技術テーブルを参照して、ニーズに含まれ
る最大摩擦係数μP 、ロック摩擦係数μL 、構造因子、
材料因子、等に合致する係数a,b,c,d,eを決定
する。この決定は、要素技術テーブルを参照して、その
テーブルに含まれる係数から、内挿法、外挿法、等によ
り推定する。
【0056】以上の実施の形態の説明では、要素技術テ
ーブルの作成のために、5種類の市販のタイヤを用いて
得られた係数の組、サイプの形状と寸法とゴムの硬さに
応じて得られた係数の組、サイプの本数とブレーキ時間
に応じて得られた係数の組を示したが,本発明はこれに
限定されず、任意の材料因子、設計因子、構造因子に応
じた係数の組を実測して要素技術テーブルに格納しても
よい。データの蓄積量が多くなるほど、試作品の摩擦特
性の決定の信頼性は高くなる。
【0057】また、上記の要素技術テーブルにおける最
大摩擦係数μP 及びロック摩擦係数μL は実測値であっ
たが、係数が定まれば、材料因子、設計因子等を変化さ
せた場合の最大摩擦係数μP 及びロック摩擦係数μL
計算で求める事もできる。さらに、摩擦係数μと経過時
間t との関係を解析すれば、摩擦蓄積エネルギーの検討
も行うことができる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、予め車両用タイヤのμ
−S特性を良くあらわすことが可能な伊賀の式の係数を
様々なパラメータについて実測値から推定して要素技術
テーブルとして確保しておき、新たなタイヤの開発ニー
ズがあると、そのニーズに合致する係数を要素技術テー
ブルを参照してシミュレーションにより獲得し、それに
より開発ニーズに合致した試作品のみを製作し、この試
作品を試験して合格したタイヤを販売のために量産する
ようにしたので、試作品を多数製造する必要が無くな
り、タイヤの開発が容易になるばかりでなく、タイヤの
開発コストを大幅に抑えることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】路面状態が氷上、ウェット、及びドライの状態
での摩擦係数μとスリップ率Sとのモデル的な関係を示
すグラフである。
【図2】本発明の実施の形態において実験に使用した供
試タイヤのパターン形状を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態による要素技術テーブルの
作成に至る過程を説明するフローチャートである。
【図4】実線はゴムの硬さが54Aで負荷が200のタ
イヤのμ−S曲線の実測値を表す図であり、点線はこの
実測値に近い三次式の関数のグラフ図である。
【図5】実線はゴムの硬さが54Aで負荷が200のタ
イヤのμ−S曲線の実測値を表す図であり、点線はこの
実測値に近い6次式の関数のグラフ図である。
【図6】係数aの値を変えるとμ−S曲線がどのように
変化するかをシミュレートした結果を示す図である。
【図7】係数bの値を変えるとμ−S曲線がどのように
変化するかをシミュレートした結果を示す図である。
【図8】係数cの値を変えるとμ−S曲線がどのように
変化するかをシミュレートした結果を示す図である。
【図9】係数dの値を変えるとμ−S曲線がどのように
変化するかをシミュレートした結果を示す図である。
【図10】係数eの値を変えるとμ−S曲線がどのよう
に変化するかをシミュレートした結果を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態による車両用タイヤの開
発装置を示すブロック図である。
【図12】図11におけるシミュレーション手段の構成
例を示すブロック図である。
【図13】図12における要素技術テーブルの構成例を
示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態による要素技術テーブル
の作成方法を説明するフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態による車両用タイヤの開
発方法を説明するフローチャートである。
【図16】商品A1のμ−S特性の実測値とその実測値
に近い形状のμ−S曲線を示すグラフ図である。
【図17】商品A1のμ−S特性の実測値とその実測値
に近い形状の他のμ−S曲線を示すグラフ図である。
【図18】商品A2のμ−S特性の実測値とその実測値
に近い形状のμ−S曲線を示すグラフ図である。
【図19】商品A2のμ−S特性の実測値とその実測値
に近い形状の他のμ−S曲線を示すグラフ図である。
【図20】商品A3のμ−S特性の実測値とその実測値
に近い形状のμ−S曲線を示すグラフ図である。
【図21】商品A3のμ−S特性の実測値とその実測値
に近い形状の他のμ−S曲線を示すグラフ図である。
【図22】商品A4のμ−S特性の実測値とその実測値
に近い形状のμ−S曲線を示すグラフ図である。
【図23】商品A5のμ−S特性の実測値とその実測値
に近い形状の他のμ−S曲線を示すグラフ図である。
【図24】サイプ有り、縦長ブロックパターンでゴムの
硬さが44のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図25】サイプ有り、横長ブロックパターンでゴムの
硬さが44のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図26】サイプ無し、縦長ブロックパターンでゴムの
硬さが44のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図27】サイプ無し、横長ブロックパターンでゴムの
硬さが44のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図28】サイプ有り、縦長ブロックパターンでゴムの
硬さが49のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図29】サイプ有り、横長ブロックパターンでゴムの
硬さが49のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図30】サイプ無し、縦長ブロックパターンでゴムの
硬さが49のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図31】サイプ無し、横長ブロックパターンでゴムの
硬さが49のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図32】サイプ有り、縦長ブロックパターンでゴムの
硬さが54のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図33】サイプ有り、横長ブロックパターンでゴムの
硬さが54のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図34】サイプ無し、縦長ブロックパターンでゴムの
硬さが54のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図35】サイプ無し、横長ブロックパターンでゴムの
硬さが54のタイヤのμ−S特性の測定値と対応するμ
−S曲線を示すグラフ図である。
【図36】サイプ0、ブレーキ時間6秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図37】サイプ0、ブレーキ時間4秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図38】サイプ0、ブレーキ時間2秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図39】サイプ1、ブレーキ時間6秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図40】サイプ1、ブレーキ時間4秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図41】サイプ1、ブレーキ時間2秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図42】サイプ2、ブレーキ時間6秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図43】サイプ2、ブレーキ時間4秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図44】サイプ2、ブレーキ時間2秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図45】サイプ3、ブレーキ時間6秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図46】サイプ3、ブレーキ時間4秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図47】サイプ3、ブレーキ時間2秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図48】サイプ4、ブレーキ時間6秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図49】サイプ4、ブレーキ時間4秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図50】サイプ4、ブレーキ時間2秒のタイヤのμ−
S特性の測定値と対応するμ−S曲線を示すグラフ図で
ある。
【図51】ブレーキ時間別に見るサイプ数と最大摩擦係
数μP との関係を示すグラフである。
【図52】ブレーキ時間別に見るサイプ数とロック摩擦
係数μL との関係を示すグラフである。
【図53】サイプ数別に見るブレーキ時間と最大摩擦係
数μP との関係を示すグラフである。
【図54】サイプ数別に見るブレーキ時間と最大摩擦係
数μP との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
111…第1の記憶手段 112…実測手段 113…第2の記憶手段 114…係数決定手段 115…要素技術テーブル作成手段 116…第3の記憶手段 117…シミュレーション手段 118…試作手段 119…試験手段 121…要素技術テーブル 122…選択手段 123…μ−S曲線描画手段 124…摩擦特性獲得手段 125…獲得手段 131…第1の要素技術テーブル 132…第2の要素技術テーブル 133…第3の要素技術テーブル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用タイヤの摩擦係数μとスリップ率
    Sとの間の関係を、a,b,c,d,eを係数として、
    式 μ=(aSb −c)exp(−Sd )+c・exp(S
    e ) として記述して記憶する第1の記憶手段と、 複数種類の車両用タイヤの摩擦係数μとスリップ率Sと
    の間の関係を実測する実測手段と、 前記実測手段による実測値を記憶する第2の記憶手段
    と、 前記式が前記実測された関係に近い式となるように前記
    係数a,b,c,d,eを決定する係数決定手段と、 前記決定された係数と前記車両用タイヤの種類との関係
    を示す要素技術テーブルを作成する手段と、 前記要素技術テーブルを記憶する第3の記憶手段と、 車両用タイヤの開発ニーズに合致する摩擦特性を前記要
    素技術テーブルを参照してシミュレーションにより獲得
    するシミュレーション手段と、 前記獲得された摩擦特性を持つ試作用タイヤを試作する
    手段と、 前記試作用タイヤが総合的開発ニーズに合致しているか
    を試験する試験手段と、を備え、前記試験に合格した試
    作用タイヤと同一摩擦特性を持つタイヤを販売用に製造
    するようにした車両用タイヤの開発装置。
  2. 【請求項2】 前記シミュレーション手段は、 開発ニーズに合ったタイヤ開発のための係数値を前記要
    素技術テーブルを参照して決定する係数決定手段と、 決定した係数値を前記式に代入して計算上のμ−S曲線
    を描く手段と、 前記計算上のμ−S曲線より、摩擦特性を獲得する手段
    と、 前記摩擦特性が開発ニーズに合致するかを判断する手段
    と、を備え、開発ニーズに合致した摩擦特性が獲得され
    るまで、前記係数の決定、前記μ−S曲線描画、及び前
    記摩擦特性の獲得のシミュレーションを繰り返す、請求
    項1に記載の車両用タイヤの開発装置。
  3. 【請求項3】 前記要素技術テーブルは、 多種類の市販タイヤの第1のμ−S特性を実測により求
    め、前記第1のμ−S特性に近い関数となるように前記
    係数a,b,c,d,eを決定して、前記市販タイヤの
    種類と前記係数とを関係付けた第1の要素技術テーブル
    と、 タイヤのサイプの形状と寸法及びゴムの硬さを変量した
    場合の複数種類のタイヤについて第2のμ−S特性を実
    測により求め、前記第2のμ−S特性に近い関数となる
    ように前記係数a,b,c,d,eを決定して、前記サ
    イプの形状と寸法及びゴムの硬さを前記係数と関係付け
    た第2の要素技術テーブルと、 タイヤのサイプの本数を変更し、且つブレーキ時間を変
    化させた場合の複数種類のタイヤについて第3のμ−S
    特性を実測により求め、前記第3のμ−S特性に近い関
    数となるように前記係数a,b,c,d,eを決定し
    て、前記サイプの本数及び前記ブレーキ時間と前記係数
    とを関係付けた第3の要素技術テーブルと、を含む、請
    求項1又は2に記載の車両用タイヤの開発装置。
  4. 【請求項4】 前記シミュレーション手段は、車両用タ
    イヤの最大摩擦係数、ロック摩擦係数、材料因子、及び
    構造因子のうちの少なくとも1つが開発ニーズに合致す
    る場合に、合致したものに対応する係数値を前記要素技
    術テーブルを参照して決定する手段を備える、請求項1
    から3のいずれか一項に記載の車両用タイヤの開発装
    置。
  5. 【請求項5】 車両用タイヤの摩擦係数μとスリップ率
    Sとの間の関係を、a,b,c,d,eを係数として、
    式 μ=(aSb −c)exp(−Sd )+c・exp(S
    e ) として記述し、 複数種類の車両用タイヤの摩擦係数μとスリップ率Sと
    の間の関係を実測し、 前記式が前記実測された関係に近い式となるように前記
    係数a,b,c,d,eを決定して、前記車両用タイヤ
    の種類と前記係数との関係を示す要素技術テーブルを作
    成し、 車両用タイヤの開発ニーズに合致する摩擦特性を前記要
    素技術テーブルを参照してシミュレーションにより獲得
    し、 前記獲得された摩擦特性を持つ試作用タイヤを試作し、 前記試作用タイヤが総合的開発ニーズに合致しているか
    を試験し、 前記試験に合格した試作用タイヤと同一摩擦特性を持つ
    タイヤを販売用に製造するようにした車両用タイヤの開
    発方法。
  6. 【請求項6】 前記シミュレーションにより獲得するス
    テップは、 開発ニーズに合ったタイヤ開発のための係数値を前記要
    素技術テーブルを参照して決定し、 決定した係数値を前記式に代入して計算上のμ−S曲線
    を描き、 前記計算上のμ−S曲線より、摩擦特性を獲得し、 前記摩擦特性が開発ニーズに合致するかを判断する、と
    いうステップを、開発ニーズに合致した摩擦特性が獲得
    されるまで、繰り返す、請求項5に記載の車両用タイヤ
    の開発方法。
  7. 【請求項7】 前記要素技術テーブルは、 多種類の市販タイヤの第1のμ−S特性を実測により求
    め、前記第1のμ−S特性に近い関数となるように前記
    係数a,b,c,d,eを決定して、前記市販タイヤの
    種類と前記係数とを関係付けた第1の要素技術テーブル
    と、 タイヤのサイプの形状と寸法及びゴムの硬さを変量した
    場合の複数種類のタイヤについて第2のμ−S特性を実
    測により求め、前記第2のμ−S特性に近い関数となる
    ように前記係数a,b,c,d,eを決定して、前記サ
    イプの形状と寸法及びゴムの硬さを前記係数と関係付け
    た第2の要素技術テーブルと、 タイヤのサイプの本数を変更し、且つブレーキ時間を変
    化させた場合の複数種類のタイヤについて第3のμ−S
    特性を実測により求め、前記第3のμ−S特性に近い関
    数となるように前記係数a,b,c,d,eを決定し
    て、前記サイプの本数及び前記ブレーキ時間と前記係数
    とを関係付けた第3の要素技術テーブルと、を含む、請
    求項5又は6に記載の車両用タイヤの開発方法。
  8. 【請求項8】 車両用タイヤの開発ニーズに合致する摩
    擦特性を前記要素技術テーブルを参照してシミュレーシ
    ョンにより獲得するステップは、車両用タイヤの最大摩
    擦係数、ロック摩擦係数、材料因子、及び構造因子のう
    ちの少なくとも1つが開発ニーズに合致する場合に、合
    致したものに対応する係数値を前記要素技術テーブルを
    参照して決定する、というステップを含む、請求項5か
    ら7のいずれか一項に記載の車両用タイヤの開発方法。
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