JP2000288542A - スパイラル型逆浸透膜エレメント - Google Patents

スパイラル型逆浸透膜エレメント

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JP2000288542A JP11281351A JP28135199A JP2000288542A JP 2000288542 A JP2000288542 A JP 2000288542A JP 11281351 A JP11281351 A JP 11281351A JP 28135199 A JP28135199 A JP 28135199A JP 2000288542 A JP2000288542 A JP 2000288542A
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進一 峯岸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧、高濃度の運転条件下でも、逆浸透膜の
変形による劣化が少なく、かつエレメントの圧力損失が
あまり大きくなく、濃度分極によるエレメントの性能低
下が抑制されて、十分な耐圧性と分離性能を発揮するこ
とができるスパイラル型逆浸透膜エレメントを提供す
る。 【解決手段】 逆浸透膜と、透過液流路材と、供給液流
路材とを含むユニットを集水管の周囲に配置し、前記透
過液流路材を、複数の溝を有する織編物と、この織編物
の溝を有する面側に配置された透水性布帛とにより構成
し、前記溝について、幅を0.1〜0.2mmの範囲内
とし、深さを0.05〜0.2mmの範囲内とし、ピッ
チを18〜25本/cmの範囲内とし、前記供給液流路
材を格子体により構成し、その格子体について、前記集
水管の軸線に垂直な方向における交点間の間隔Xを2〜
5mmの範囲内とし、前記軸線方向における交点間の間
隔YをXの1.0〜1.8倍の範囲内とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパイラル型逆浸
透膜に関するものであり、特に不純物を含む種々の液体
から不純物を分離するため、特に海水の淡水化などの高
濃度の溶液を分離するために用いる新規なスパイラル型
逆浸透膜エレメントおよびそれを用いた分離装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、逆浸透膜を用いた液体の分離は、
省エネルギープロセスとして注目され、利用が進んでい
る。逆浸透分離法では、塩分等の溶質を含んだ溶液を該
溶液の浸透圧以上の圧力で逆浸透膜を透過させること
で、塩分等の溶質の濃度が低減された液体を得ることが
可能であり、例えば海水の淡水化、かん水の脱塩、超純
水の製造や排水処理に用いられている。
【0003】逆浸透膜エレメントでは、液体の分離や濃
縮を効率よく行うために逆浸透膜に圧力が負荷される。
これに対し、図1に示すごとく、逆浸透膜エレメントの
透過液側の流路には、透過液の流路を確保し、かつ逆浸
透膜の性能を損なうことなく逆浸透膜を保持するため、
片面、あるいは両面に平行な溝を有するトリコットを使
用した透過液流路材が組み込まれている。
【0004】また、スパイラル型逆浸透膜エレメントの
供給液側の流路には、図1に示すように、供給液側の流
路を確保して供給液を逆浸透膜面に均一に供給すると同
時に、供給液の流れを乱して濃度分極によるエレメント
の性能低下を抑制する役割を有する供給液側流路材が組
み込まれている。濃度分極とは、供給液中の不純物が供
給液側の逆浸透膜面で濃縮され、膜面の不純物濃度が供
給液の不純物濃度より高くなり、膜面の浸透圧を増加さ
せ造水量を低下させたり、膜面にゲルやスケールなどの
不溶物を析出させエレメント性能を低下させる現象で、
逆浸透法では、必ず起こる現象である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】通常、スパイラル型逆
浸透膜エレメントにより、海水淡水化や果汁濃縮などの
ような高濃度の溶液を効率よく分離しようとする場合、
複数のエレメントを直列に組込んだ逆浸透膜分離装置を
用い、5.0〜10.0MPaといった高圧力をエレメ
ントに付加して運転を行う必要がある。このとき、逆浸
透膜エレメントには、高圧力かつ高濃度の条件下で、耐
圧性と分離性能の両方に優れた特性が要求される。
【0006】耐圧性については、従来のスパイラル型逆
浸透膜エレメントのほとんどが採用している図2に示す
ようなトリコットを使用した透過液流路材2では、高圧
下で逆浸透膜1がトリコットの溝に落ち込み、逆浸透膜
を傷つけたり透過液流路を閉塞したりして、著しく性能
が低下する問題があった。これに対し耐圧性を向上させ
るために、例えば図3で示すように、トリコット7の溝
を有する面の側に、直径0.05mm〜0.1mmの小
孔を0.1mm〜20mm程度の間隔で有する、厚さ
0.07〜0.4μmのポリエステルなどの多孔性シー
ト9を配することにより、高圧下での逆浸透膜の変形を
防止し、膜の傷付きや透過液流路の閉塞を防止すること
が知られている。しかし、この場合、多孔性シートの小
孔径を小さくし、かつ小孔の間隔を大きくすると、シー
ト全体の小孔面積が少ないため、シートの厚さが薄い場
合でも、シートの剛性は十分であるものの、透過液の透
過抵抗が極端に大きくなり、圧力損失が生じて十分な性
能が得られない場合がある。また、透過抵抗を小さくす
るために小孔面積を大きくすると、シートの剛性が小さ
くなるため、シートの厚さを厚くする必要があり、スパ
イラル型エレメントのように一定容積中に逆浸透膜を装
填する必要があるときは、1本のエレメントに装填する
ことができる逆浸透膜の膜面積が減少し、十分な透過液
量が得られなくなるという問題がある。
【0007】この問題に対して、エレメント1本当たり
の膜面積を向上させる方法としては、例えば、エレメン
トの供給液流路材の厚さを薄くすることにより、充填さ
れる膜を増やし、透過する面積を増加することが考えら
れる。さらにこの場合、供給液流路材を薄くすることに
よる効果として、濃度分極によるエレメント性能低下を
抑制することができる。これは、供給液側流路材の厚さ
を薄くすることにより、供給液の膜面線速度が大きくな
って膜面の流れが乱流状態となり、濃度分極層が薄くな
るためである。
【0008】しかし、反面、供給液側流路材の厚さを薄
くすると供給液中の不純物や微生物によるファウリング
物質が供給液側の流路を閉塞してエレメント性能が低下
したり、エレメントの圧力損失が大きくなり、供給液を
供給するポンプの必要動力が大きくなるため電力費が高
くなったりするという問題が生じる。このため、従来の
スパイラル型逆浸透膜エレメントでは、供給液側流路材
はエレメントの圧力損失があまり大きくならないような
厚さのものを用いているため、エレメント1本当たりの
膜の透過面積が小さくなる。また図5に示すごとく、通
常は供給液側流路材の線状物交点同士の間隔XおよびY
が等しいものを用いているために、濃度分極によるエレ
メントの性能低下を十分に抑制することができない。し
たがって、これまでは高圧力かつ高濃度の条件下で、優
れた耐圧性と分離性能をともに発揮することができる逆
浸透膜エレメントは得られていなかった。
【0009】本発明は、かかる問題を解決し、高圧、高
濃度の条件下で、十分な耐圧性と分離性能を発揮するこ
とができるスパイラル型逆浸透膜エレメントを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、「逆浸透膜
と、透過液流路材と、供給液流路材とを含むユニットが
集水管の周囲に配置され、前記透過液流路材は、複数の
溝を有する織編物と、この織編物の溝を有する面側に配
置された透水性布帛とを含み、前記溝は、幅が0.1〜
0.2mmの範囲内にあり、深さが0.05〜0.2m
mの範囲内にあり、ピッチが18〜25本/cmの範囲
内にあり、前記供給液流路材は格子体からなり、その格
子体は、前記集水管の軸線に垂直な方向における交点間
の間隔Xが2〜5mmの範囲内にあり、前記軸線方向に
おける交点間の間隔YがXの1.0〜1.8倍の範囲内
にあることを特徴とするスパイラル型逆浸透膜エレメン
ト。」、「上記のスパイラル型逆浸透膜エレメントを用
いることを特徴とする液体の製造方法。」、「上記のス
パイラル型逆浸透膜エレメントと、このスパイラル型逆
浸透膜エレメントの上流側に設けた昇圧ポンプとを備え
ていることを特徴とする逆浸透膜分離装置。」、「第1
の昇圧ポンプ、逆浸透膜エレメント、第2の昇圧ポンプ
および上記のスパイラル型逆浸透膜エレメントをこの順
序で接続してなることを特徴とする逆浸透膜分離装
置。」および「上記の逆浸透膜分離装置を用いて海水を
処理することを特徴とする造水方法。」からなるもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明者らは、透過液流路材と供
給液流路材のそれぞれについて、構造の異なる多くの透
過液流路材と供給液側流路材を用いて鋭意検討を行っ
た。その結果、ある特定の範囲の透過液流路材と供給液
流路材の組合せにおいて、海水淡水化などの高圧、高濃
度条件下で耐圧性と分離特性が、ともに優れたエレメン
トが得られることを見出した。以下に、発明の実施の形
態について図面を用いて説明する。 まず、透過液流路
材であるが、本発明の透過液流路材は、図4に示すよう
に、2枚の逆浸透膜エレメント1に挟まれて、少なくと
も一方の表面に溝を有する織編物(本発明においては、
織編物とは織物または編物を意味する。)10とその溝
を有する面に配された透水性布帛11を主たる構成部材
とする。
【0012】本発明においては、透過液流路材を構成す
る織編物の平均厚さは、0.15mm以上0.4mm以
下である。透過液流路材を構成する織編物の厚さが前記
の範囲にあれば、後述する透水性布帛を該織編物の溝を
有する面に配して、エレメントに組み込んだ場合に、逆
浸透膜と供給液流路材との組合せによって十分な充填膜
面積を得ることができる。織編物の平均厚さが0.15
mm以下では、確かに充填膜面積は多くすることができ
るが、後述する透過液流路となる溝の大きさが十分に確
保できなくなるため透過液の流動抵抗が大きくなり分離
性能が低下してしまうため好ましくない。また、0.4
mm以上では、透過液の流路は十分に確保できるが、一
方、エレメントにしたときの充填膜面積が小さくなり、
エレメント当たりの透過液量が低下してしまう問題があ
り、また織編物が厚くなると剛性が高くなり、スパイラ
ル形状に加工することが困難になるため好ましくない。
織編物の平均厚さのより好ましい範囲は、0.15mm
以上0.3mm以下である。
【0013】ここで、該織編物の平均厚さは、最低10
点以上の厚さを精密厚さゲージ等で測定した平均値を本
発明の平均厚さとするのが好ましい。
【0014】該透過液流路材を構成する織編物は、少な
くとも一方の表面に溝を有する構造である。該織編物表
面の溝の大きさについては特に規定するものではない
が、溝幅は0.1mm以上0.2mm以下、溝の深さは
0.05mm以上0.2mm以下、また溝のピッチは1
8本/cm以上25本/cm以下の範囲とするのが、透
過液に対して十分低い流動抵抗を有し、かつ高圧下にお
いて、表面に配した透水性布帛を十分に支持できる大き
さであるので好ましい。より好ましくは、溝幅が0.1
mm以上0.15mm以下、溝の深さが0.1mm以上
0.15mm以下、また溝のピッチが20本/cm以上
23本/cm以下の範囲である。
【0015】ここで、溝幅、溝の深さおよび溝のピッチ
については、10〜50倍の倍率で拡大撮影した写真上
で、それぞれ最低10点以上の溝幅、溝の深さおよび溝
のピッチを測定した平均値とすることが好ましい。
【0016】また、透過液流路材の織編物の種類につい
ては、上述したような構造的特徴を有するものであれば
どのようなものでも良く特に限定しないが、高品質、か
つ安価で製造できる点でトリコットを織編物として用い
るのが好ましい。また、トリコットについては、例え
ば、ダブルデンビ、クインズコード、三枚オサ等、編成
組織の違いにより、いく通りもの種類が挙げられるが、
透過液の流路を確保し、かつ高圧下でも変形しにくいも
のであれば、どのようなものを使用しても良く、特に限
定はしない。
【0017】織編物の材質については、流路材としての
形状を保持し、かつ透過液中への成分の溶出が少ないも
のならばどのようなものでも良く、例えば、ナイロン等
のポリアミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、
ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフルオロエチ
レン、カーボンが挙げられるが、特に高圧下に耐えうる
強度や、後述する織編物の加工のしやすさ等を考慮する
と、ポリエステルを用いるのが好ましい。
【0018】また、本発明では、高圧下で流路材自体が
変形するのを抑制するために、織編物の剛性を高める硬
化処理を行うのが好ましい。硬化処理の方法としては、
例えば織編物にメラミンやエポキシなどの樹脂を含浸加
工したり、あるいは織編物を加熱して繊維を相互に融着
固化させる熱融着加工を施す等の方法があるが、本発明
では、高圧下において流路材自体が変形しないような硬
度が得られる処理方法であればいかなる方法でも用いる
ことができる。
【0019】さらに、本発明では高圧下において透水性
布帛や逆浸透膜に局部的、あるいは不均一な変形が起こ
らないようにするため、透過液流路材の織編物にカレン
ダー加工を施しても良い。カレンダー加工により織編物
は、繊維の形状に起因する微細な起伏がつぶされて非常
に平滑かつ平坦になる。このため、高圧下で透水性不織
布や逆浸透膜が不均一な変形を起こさなくなり性能や耐
久性をさらに向上させることが可能となる。
【0020】本発明では、上述したような織編物の溝を
有する面に、さらに透水性を有する布帛を配することを
特徴とする。
【0021】透水性布帛の厚さについては、薄すぎると
剛性が低くなり、高圧下で変形し、また、厚すぎると剛
性の面では良いが逆に、流路材自体が厚くなりすぎてエ
レメントに組み込んだときの膜面積が減少してしまう問
題や、透過抵抗が大きくなり、エレメントの性能が低下
する問題があるため、平均厚さが0.05mm以上0.
2mm以下の範囲とすることが好ましい、さらに好まし
くは0.07mm以上0.15mm以下の範囲である。
【0022】ここで、該透水性布帛の平均厚さは、最低
10点以上の厚さを精密厚さゲージ等で測定した平均値
を本発明の平均厚さとするのが好ましい。
【0023】本発明では、布帛の種類については特に規
定するものではないが、透過液流路材として十分な透水
性と、高圧下での変形に耐えうる強度を満足する点で、
不織布を用いるのが好ましい。
【0024】また、不織布はその製造方法により繊維の
方向性がない、いわゆる無配向状態のものと、一定方向
に繊維が配向したもの、あるいは両者の中間的なものが
あり、本発明においては、どちらを用いてもよいが、一
定の厚さの範囲で、不織布に十分な剛性を持たせるため
には、一定方向に繊維が配向したものを用いるのが好ま
しい。
【0025】さらに、一定方向に繊維が配向した不織布
は、織編物の表面に配されたときに、その繊維の配向方
向が織編物の溝の方向と直交するようにすることが好ま
しい。
【0026】これは、不織布の繊維が一定方向に配向し
ていると、不織布の強度や剛性に異方性が生じ、曲げや
たわみなどの変形に対しては、繊維の配向方向と平行な
方向よりも垂直方向の方が強くなるため、織編物の溝方
向と不織布の繊維の配向方向を直交させることにより、
高圧下で不織布が変形して織編物の溝に落ち込むのを抑
制できるからである。
【0027】本発明において、布帛の透水性の度合い、
即ち透水度については特に規定しないが、25℃におけ
る純水の透過係数が0.5m3/(m2・MPa・mi
n)以上であることが、不織布の透過抵抗を小さくする
上で好ましい。さらに好ましくは0.8m3/(m2・M
Pa・min)以上である。
【0028】また、本発明の透水性布帛の材質について
も特に規定するものではなく、圧力に対して変形を起こ
さず、かつ透過液中への成分の溶出が少ないものならば
どのようなものでも良い。例えば、ナイロン等のポリア
ミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポリエチ
レンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフルオロエチレン等を
用いることができるが、これらの中でも、特に不織布に
するときの加工性が良く、強度が高く、かつ透過液中へ
の成分の溶出が少ない材質として、ポリエステルを用い
ることが好ましい。
【0029】次に、本発明のスパイラル型逆浸透膜エレ
メントにおける、もう1つの重要な構成部材である供給
液流路材について説明する。
【0030】供給液流路材については、図5に示す供給
液側流路材の集水管の軸線の平行方向に注目した線状構
造物の間隔Y(図5において12)とそれに垂直な方向
の間隔X(図5において13)と平均厚さを選択する
と、逆浸透膜自身の性能が等しくても、エレメントの圧
力損失をあまり増加させずにエレメント性能すなわち造
水性能と阻止性能とが著しく向上できるのである。
【0031】供給液側流路材を構成する線状物の間隔を
小さくしてやれば、供給液のミクロに見た流れ方向が変
化する機会が増えるため、供給液の流れが乱れ、膜面に
生じた濃度分極層を薄くするので、エレメント性能が向
上する。しかし、あまりピッチを小さくすると供給液の
流動抵抗が増加するため、エレメントの圧力損失が増加
し、好ましくなく、最適な間隔にする必要がある。
【0032】また、図6、図7に示したように供給液は
供給液側流路材の網目線状物に沿って広がりながら流れ
ていくわけであるが、図6に示したように流れ方向に対
して、Yに対してXが大きいと供給液の流れが線状物か
ら剥離を起こし易く、供給液の流れは広がりにくい。一
方、図7に示したように流れ方向に対して、Xに対して
Yが大きい場合、供給液の流れが線状物から剥離しにく
く、比較的長い間線状物に沿って流れてから剥離するの
で供給液の流れが広がる。供給液の流れの広がりが大き
いと供給液が膜面に均一に供給され、流れを混合する効
果もあるので、濃度分極の影響が低減できると同時に、
流れの剥離が少ないため供給液の流動抵抗も小さくな
る。そこで線状物の網目の角度(α(図5における1
4))は、90°以下58°以上、好ましくは85°以
下61°以上、さらに好ましくは80°以下67°以上
が良い。
【0033】以上整理すると、本発明は、Xを2mm以
上5mm以下、好ましくは2.5mm以上4.5mm以
下、さらに好ましくは3mm以上4mm以下とし、かつ
YをXの1.0倍以上1.8倍以下、好ましくは1.1
倍以上1.7倍以下、さらに好ましくは1.2倍以上
1.5倍以下とした供給液側流路材を用いたスパイラル
型逆浸透膜エレメントである。
【0034】ここで、X、Yは少なくとも1つの網目に
注目したところで、成立していればよいが、発明の最低
10点以上、望ましくは供給水が通過するところ全体の
網目を測定した平均値を本発明の間隔とするのが好まし
い。
【0035】供給液側流路材の厚さについては、既に述
べたように薄くすれば、供給液の膜面線速度が大きくな
り膜面の流れが乱れるので、濃度分極層が薄くなり、エ
レメントの性能も向上し好ましいが、あまり供給液側流
路材の厚さを薄くすると供給液中の不純物や微生物によ
るファウリング物質が供給液側の流路を閉塞してエレメ
ント性能が低下したり、エレメントの圧力損失が大きく
なり、供給液を供給するポンプの必要動力が大きくなっ
たり、エレメントが破損するといった問題が生じるた
め、好ましくない。そこで、供給液側流路材の平均厚さ
は、0.5mm以上1.0mm以下、好ましくは0.5
5mm以上0.9mm以下、さらに好ましくは0.6m
m以上0.8mm以下である。
【0036】供給液側流路材の平均厚さは、供給水が通
過する部分の最低10点以上の厚さを精密厚みゲージ等
で測定した平均値を本発明の平均厚さと定義することが
好ましい。
【0037】また、供給液側流路材の厚さのばらつきが
大きいことは、逆浸透膜の性能を均一に発揮させること
ができず好ましくないので、供給液側流路材の最大厚さ
平均厚さの0.9倍以上1.1倍以下であることが好ま
しい。
【0038】さらに、供給液側流路材の素材は、本発明
の主旨から言って特に限定されるものではないが、ポリ
エチレンまたはポリプロピレンが逆浸透膜を傷つけない
点やコストの面から好ましい。
【0039】また、上述した本発明の透過液流路材と供
給液流路材を用い、逆浸透膜と組み合わせて外径200
mm、長さ1,000mm、集水管外径32mmのスパ
イラル型のエレメントに組み込んだ場合の、有効膜面積
は25m2以上35m2以下であり、好ましくは、27m
2以上32m2以下である。
【0040】また、本発明のスパイラル型逆浸透膜エレ
メントに供給される供給液は、海水あるいは濃縮された
海水をさらに逆浸透分離する場合のように、溶液中の不
純物濃度が高く、浸透圧が高い溶液の方が、高い運転圧
力、例えば8MPa以上、さらには8.5MPa以上が
必要となり、しかも濃度分極によるエレメント性能の低
下が大きくなるため、本発明の効果が十分発揮され好ま
しい。
【0041】また、本発明のスパイラル逆浸透膜エレメ
ントは、ポンプおよび逆浸透膜エレメントの順に供給流
路がつながっている逆浸透膜分離装置に使用することが
できる。また、第1の昇圧ポンプ、第1の逆浸透膜エレ
メント、第2の昇圧ポンプおよび第2の逆浸透膜エレメ
ントの順に供給流路がつながっている逆浸透膜分離装置
の第2の逆浸透膜エレメントに使用することができる。
【0042】
【実施例】以下に具体的実施例を挙げて本発明を説明す
るが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるもの
ではない。 実施例1、比較例1 実施例および比較例共に、有効膜面積32cm2の平膜
評価セルを用いて6.0wt%の食塩水を9.0MPa
の操作圧力で逆浸透分離したとき、脱塩率99.80
%、膜造水量0.85m3/m2・dの性能を有する、厚
さが0.15mmの平膜状架橋芳香族ポリアミド複合膜
を用い、透過液流路材を構成する織編物として、ポリエ
ステル繊維をダブルデンビ組織に編成し、熱融着による
硬化と表面のカレンダー加工を施した種々の厚さのシン
グルトリコットと、透水性布帛としてポリエステル短繊
維からなる種々の厚さの不織布を用い、さらに供給液流
路材として、XとYの値が異なる種々の厚さのポリエチ
レン製網目状構造体を用いて、それぞれを表1に示すよ
うに組み合わせて、外径200mm、長さ1,000m
m、集水管径32mmの所定の大きさの8インチ径スパ
イラル型逆浸透膜エレメントを作製した。エレメントの
性能は、まず、純水を逆浸透分離したときのエレメント
の造水量を逆浸透膜の純水透過係数で除することによ
り、エレメントの有効膜面積を求め、次に各エレメント
について、操作圧力9.0MPa、食塩(NaCl)濃
度6.0wt%、温度25℃、pH6.5、濃縮水流量
80L/minの条件で食塩水を逆浸透分離し、24時
間後エレメントの脱塩率、造水量、およびエレメント差
圧を測定し、表1の結果を得た。
【0043】判定は、エレメントの脱塩率が99.7%
以上、造水量が16.0m3/d以上で、かつエレメン
ト差圧が11.0kPa以下のものを◎、脱塩率が9
9.5〜99.7%、造水量が14.0〜16.0m3
/dで、かつエレメント差圧が11.0〜14.0kP
aのものを○、脱塩率が99.0〜99.5%、造水量
が12.0〜14.0m3/dで、かつエレメント差圧
が14.0〜17.0kPaのものを△、これら以外の
性能のものは×とした。
【0044】本発明の透過液流路材と供給液流路材を用
いたスパイラル型エレメントは、比較例に示したエレメ
ントと対比して、いずれも、高圧、高濃度の評価条件下
で優れたエレメント性能を有していた。
【0045】
【表1】
【0046】実施例2、比較例2 実施例1および比較例1と同様にして作製した、表2に
示すスパイラル型逆浸透膜エレメントを用い、愛媛沖の
海水を逆浸透膜分離装置により濃縮した海水を供給水と
して、供給水の汚れ度合いを示すファウリングインデッ
クス(FI値)が3.0〜4.0、操作圧力9.0MP
a、蒸発残留物濃度6.0wt%、pH6.5、濃縮水
流量80L/minの条件で濃縮海水を逆浸透分離し、
2,000時間後エレメントの脱塩率、造水量、および
エレメント差圧を測定し、初期値との保持率、あるいは
変化率を求めたところ表2の結果を得た。
【0047】ここで、脱塩率の保持率は、 (2,000時間後の脱塩率/初期脱塩率)×100 造水量の保持率は、 (2,000時間後の造水量/初期造水量)×100 エレメント差圧の変化率は、 (2,000時間後のエレメント差圧/初期エレメント
差圧) により求めた。
【0048】本発明のスパイラル型逆浸透膜エレメント
は、比較例に示したエレメントと対比して、実海水を用
いた長期間の評価でも、脱塩率や造水量といったエレメ
ント性能の変化が少なく、かつエレメント差圧の変化も
少ないため、高圧、高濃度の条件下でも安定して運転す
ることができるが、比較例に示したエレメントはエレメ
ント性能の変化が激しく、安定に運転することは困難で
あった。
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】本発明により、高圧、高濃度の運転条件
下でも、優れた脱塩率や造水量を発揮し、かつ、エレメ
ントの圧力損失が小さく、汚れ成分を含む供給水でも長
期間安定したエレメント性能を発揮することが可能なス
パイラル型逆浸透膜エレメントを提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スパイラル型逆浸透膜エレメントの断面構造
【図2】 従来の代表的な透過液流路材を示す断面概略
【図3】 従来の、高圧下で使用するスパイラルエレメ
ントに用いられている透過液流路材の断面概略図
【図4】 本発明の供給液流路材の構造の断面概略図
【図5】 供給液流路材の構造を示す概念図
【図6】 供給液流路材の構造および供給液の流れを示
す概念図
【図7】 本発明の供給液流路材の構造および供給液の
流れを示す概念図
【符号の説明】
1:逆浸透膜 2:透過液側流路材 3:供給液側流路材 4:集水孔 5:集水管 6:溝 7:凸部 8:小孔 9:多孔性シート 10:織編物 11:透水性布帛 12:供給液流路材のY 13:供給液流路材のX 14:供給液流路材の網目の角度(α)
フロントページの続き Fターム(参考) 4D006 GA03 HA61 JA05A JA05B JA05C JA06A JA06B JA06C KA12 KA52 KE02P KE03P KE06P KE07R KE12P KE13P KE15P MA03 MA06 MB02 MB16 MC56X PA01 PA02 PB03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆浸透膜と、透過液流路材と、供給液流
    路材とを含むユニットが集水管の周囲に配置され、前記
    透過液流路材は、複数の溝を有する織編物と、この織編
    物の溝を有する面側に配置された透水性布帛とを含み、
    前記溝は、幅が0.1〜0.2mmの範囲内にあり、深
    さが0.05〜0.2mmの範囲内にあり、ピッチが1
    8〜25本/cmの範囲内にあり、前記供給液流路材は
    格子体からなり、その格子体は、前記集水管の軸線に垂
    直な方向における交点間の間隔Xが2〜5mmの範囲内
    にあり、前記軸線方向における交点間の間隔YがXの
    1.0〜1.8倍の範囲内にあることを特徴とするスパ
    イラル型逆浸透膜エレメント。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスパイラル型逆浸透膜
    エレメントを用いることを特徴とする液体の製造方法。
  3. 【請求項3】 運転圧力を8MPa以上とする、請求項
    2に記載の液体の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のスパイラル型逆浸透膜
    エレメントと、このスパイラル型逆浸透膜エレメントの
    上流側に設けた昇圧ポンプとを備えていることを特徴と
    する逆浸透膜分離装置。
  5. 【請求項5】 第1の昇圧ポンプ、逆浸透膜エレメン
    ト、第2の昇圧ポンプおよび請求項1に記載のスパイラ
    ル型逆浸透膜エレメントをこの順序で接続してなること
    を特徴とする逆浸透膜分離装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の逆浸透膜分離
    装置を用いて海水を処理することを特徴とする造水方
    法。
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