JP3230490B2 - スパイラル型逆浸透膜エレメントおよびそれを用いた分離装置 - Google Patents

スパイラル型逆浸透膜エレメントおよびそれを用いた分離装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパイラル型逆浸
透膜エレメントを用いて不純物を含む種々の液体から不
純物を分離するため、特に海水の淡水化、かん水の脱
塩、超純水の製造または排水処理などに用いるための新
規なスパイラル型逆浸透膜エレメントおよびそれを用い
た分離装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、逆浸透膜を用いた液体の分離は、
省エネルギープロセスとして注目され、利用が進んでい
る。逆浸透分離法では、塩分等の溶質を含んだ溶液を該
溶液の浸透圧以上の圧力で逆浸透膜を透過させること
で、塩分等の溶質の濃度が低減された液体を得ることが
可能であり、例えば海水の淡水化、かん水の脱塩、超純
水の製造や排水処理に用いられている。
【0003】通常、スパイラル型逆浸透膜エレメントの
原水側の流路には、原水側の流路を確保して原水を逆浸
透膜面に均一に供給すると同時に、原水の流れを乱して
濃度分極によるエレメントの性能低下を抑制する役割を
有する原水側流路材が組み込まれている。濃度分極と
は、原水中の不純物が原水側の逆浸透膜面で濃縮され、
膜面の不純物濃度が原水の不純物濃度より高くなり、膜
面の浸透圧を増加させ造水量を低下させたり、膜面にゲ
ルやスケールなどの不溶物を析出させエレメント性能を
低下させる現象で、逆浸透法では、必ず起こる現象であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】濃度分極によるエレメ
ント性能低下を抑制するためには、例えば原水側流路材
の厚さを薄くし、原水の膜面線速度を大きくして膜面の
流れを乱し、濃度分極層を薄くすれば良いが、原水側流
路材の厚さを薄くすると原水中の不純物や微生物による
ファウリング物質が原水側の流路を閉塞してエレメント
性能が低下したり、エレメントの圧力損失が大きくな
り、原水を供給するポンプの必要動力が大きくなるため
電力費が高くなったり、エレメントが破損するといった
問題が生じる。このため、従来の原水側流路材はエレメ
ントの圧力損失があまり大きくならないようなものを用
いており、また原水側流路材の線状物交点同士の間隔X
およびYは等しく、従来のスパイラル型逆浸透膜エレメ
ントは濃度分極によるエレメントの性能低下を抑制し、
逆浸透膜が本来有する性能を十分発揮させていなかっ
た。
【0005】本発明は、スパイラル型逆浸透膜エレメン
トの圧力損失を大きくせずに、濃度分極によるエレメン
トの性能低下を抑制して、逆浸透膜が本来有する性能を
十分発揮させることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、「逆浸透膜
と、原水側流路材と、透過水側流路材と集水管の周囲
に巻回され、原水側流路材は、集水管の軸線に垂直な方
向において互いに対向する2交点および前記軸線方向に
おいて互いに対向する2交点を備えた格子状の線状体を
有し、前記軸線に垂直な方向における2交点の間隔Xは
2〜5mmの範囲にあり、前記軸線方向における2交点
の間隔YはXの1.1〜1.8倍の範囲にあり、逆浸透
膜上における原水の流れを前記エレメントの周方向に拡
散させてその逆浸透膜上における濃度分極層の厚みを低
減しながら水を分離することを特徴とするスパイラル型
逆浸透膜エレメント。」、「原水側流路材の平均厚み
0.5〜1mmの範囲にある、上記に記載のスパイラル
型逆浸透膜エレメント。」、「原水側流路材の最大厚み
が平均厚みの0.9〜1.1倍の範囲にある、上記に記
載のスパイラル型逆浸透膜エレメント。」、「原水側流
路材が、ポリエチレンまたはポリプロピレンからなる、
上記に記載のスパイラル型逆浸透膜エレメント。」、
「上記に記載のスパイラル型逆浸透膜エレメントと、こ
のスパイラル型逆浸透膜エレメントの上流側に設けた加
圧手段とを備えていることを特徴とする水の分離装
置。」、「上記に記載の水の分離装置を用いて海水また
はかん水を処理することを特徴とする造水方法。」から
なるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下発明の実施の形態を図面を用
いて説明する。図1は、スパイラル型逆浸透膜エレメン
トの一例、図2は原水側流路材の線状物による繰り返し
構造を示す図である。
【0008】ここで、本発明者らが構造の異なる多くの
原水側流路材を用いて鋭意検討を行った結果、原水側流
路材の集水管の軸線に平行な線状構造物の間隔Y(図2
において8)とそれに垂直な方向の間隔X(図2におい
て9)とを適切に設計してやれば、逆浸透膜自身の性能
が等しくても、エレメントの圧力損失をあまり増加させ
ずにエレメント性能すなわち造水性能と阻止性能を向上
できることを見出した。
【0009】原水側流路材を構成する線状物の間隔を小
さくしてやれば、原水のミクロに見た流れ方向が変化す
る機会が増えるため、原水の流れが乱れ、膜面に生じた
濃度分極層を薄くするので、エレメント性能が向上す
る。しかし、あまりピッチを小さくすると原水の流動抵
抗が増加するため、エレメントの圧力損失が増加し、好
ましくなく、最適な間隔にする必要がある。
【0010】また、図3、図4に示したように原水は原
水側流路材の網目線状物に沿って広がりながら流れてい
くわけであるが、図3に示したように流れ方向に対し
て、Yに対してXが大きいと原水の流れが線状物から剥
離を起こし易く、原水の流れは広がりにくい。一方、図
4に示したように流れ方向に対して、Xに対してYが大
きい場合、原水の流れが線状物から剥離しにくく、比較
的長い間線状物に沿って流れてから剥離するので原水の
流れが広がる。原水の流れの広がりが大きいと原水が膜
面に均一に供給され、流れを混合する効果もあるので、
濃度分極の影響が低減できると同時に、流れの剥離が少
ないため原水の流動抵抗も小さくなる。そこで線状物の
網目の角度(α(図2における10))は、85°以下
58°以上が好ましく、さらには80°以下61°以上
が好ましい。
【0011】以上の理由により、本発明は、Xを2mm
以上5mm以下、好ましくは2.5mm以上4.5mm
以下、さらに好ましくは3mm以上4mm以下とし、か
つYをXの1.1倍以上1.8倍以下、好ましくは1.
2倍以上1.7倍以下とした原水側流路材を用いたスパ
イラル形逆浸透膜エレメントである。
【0012】ここで、最低10以上の(n)個の間隔の
合計(L)を測定し、(L/n)を本発明の間隔とする
のが好ましい。
【0013】原水側流路材の厚さについては、既に述べ
たように薄くすれば、原水の膜面線速度が大きくなり膜
面の流れが乱れるので、濃度分極層が薄くなり、エレメ
ントの性能も向上し好ましいが、あまり原水側流路材の
厚さを薄くすると原水中の不純物や微生物によるファウ
リング物質が原水側の流路を閉塞してエレメント性能が
低下したり、エレメントの圧力損失が大きくなり、原水
を供給するポンプの必要動力が大きくなるため電力費が
高くなったり、エレメントが破損するといった問題が生
じるため、好ましくない。そこで、原水側流路材の平均
厚さは、0.5mm以上1.0mm以下、好ましくは
0.55mm以上0.9mm以下、さらに好ましくは
0.6mm以上0.8mm以下であることが明らかとな
った。
【0014】原水側流路材の平均厚さは、最低10点以
上の(m)個の厚さを精密厚みゲージ等で測定し、その
合計(T)を(m)で除した(T/m)を本発明の平均
厚さと定義することが好ましい。
【0015】また、原水側流路材の厚さのばらつきが大
きいことは、逆浸透膜の性能を均一に発揮させることが
できず好ましくないので、原水側流路材の最大厚さ平均
厚さの0.9倍以上1.1倍以下であることが好まし
い。
【0016】さらに、原水側流路材の素材は、本発明の
主旨から言って特に限定されるものではないが、ポリエ
チレンまたはポリプロピレンが逆浸透膜を傷つけない点
やコストの面から好ましい。
【0017】また、本発明のスパイラル型逆浸透膜エレ
メントの被処理原水は、本発明の主旨から言って特に限
定されるものではないが、海水やかん水のように溶液中
の不純物濃度が高く、浸透圧が高い溶液の方が濃度分極
によるエレメント性能の低下が大きくなるため、本発明
の効果が十分発揮され好ましい。
【0018】
【実施例】以下に具体的実施例を挙げて本発明を説明す
るが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるもの
ではない。
【0019】実施例1 有効膜面積32cm2の平膜評価セルを用いて3.5%
の食塩水を5.5MPaの操作圧力でろ過したときに、
膜透水量0.85m3/m2・d、脱塩率99.75%の
性能を有する平膜状の架橋芳香族ポリアミド系複合膜を
準備した。同複合膜、原水の流れ方向に交差するように
線状物が配置された透過水流路材、Xが3mm、YがX
の1.3倍、平均厚さ0.63mmのポリエチレン製原
水側流路材を用いて、長さ約50cm、有効膜面積2.
5m2のスパイラル型逆浸透膜エレメントを製作した。
このスパイラル型逆浸透膜エレメントを用いて3.5%
の食塩水を5.5MPaの操作圧力でろ過したときに、
ろ過開始15時間後の造水量は1.72m3/d、脱塩
率99.70%であった。
【0020】実施例2 実施例1と同等の性能を有する平膜状の架橋芳香族ポリ
アミド系複合膜、原水の流れ方向に交差するように線状
物が配置された透過水流路材、Xが3.5mm、YがX
の1.29倍、平均厚さ0.7mmのポリエチレン製原
水側流路材を用いて、長さ約50cm、有効膜面積2.
5m2のスパイラル型逆浸透膜エレメントを製作した。
このスパイラル型逆浸透膜エレメントを用いて3.5%
の食塩水を5.5MPaの操作圧力でろ過したときに、
ろ過開始15時間後の造水量は1.78m3/d、脱塩
率99.71%であった。
【0021】実施例3 有効膜面積32cm2の平膜評価セルを用いて5.8%
の食塩水を8.8MPaの操作圧力でろ過したときに、
膜透水量0.87m3/m2・d、脱塩率99.72%
の性能を有する平膜状の架橋芳香族ポリアミド系複合
膜、原水の流れ方向に交差するように線状物が配置され
た透過水流路材、Xが3mm、YがXの1.3倍、平均
厚さ0.63mmのポリエチレン製原水側流路材を用い
て、長さ約100cm、有効膜面積28m2のスパイラ
ル型逆浸透膜エレメントを製作した。このスパイラル型
逆浸透膜エレメントを用いて5.8%の海水を8.8M
Paの操作圧力でろ過したときに、ろ過開始15時間後
の造水量は20.2m3/d、脱塩率99.68%であ
った。
【0022】実施例4 実施例3と同等の性能を有する平膜状の架橋芳香族ポリ
アミド系複合膜、原水の流れ方向に交差するように線状
物が配置された透過水流路材、Xが3.5mm、YがX
の1.29倍、平均厚さ0.7mmのポリエチレン製原
水側流路材を用いて、長さ約100cm、有効膜面積2
8m2のスパイラル型逆浸透膜エレメントを製作した。
このスパイラル型逆浸透膜エレメントを用いて5.8%
の海水を8.8MPaの操作圧力でろ過したときに、ろ
過開始15時間後の造水量は21.5m3/d、脱塩率
99.70%であった。
【0023】比較例1 実施例1と同等の性能を有する平膜状の架橋芳香族ポリ
アミド系複合膜、原水の流れ方向に交差するように線状
物が配置された透過水流路材、Xが3.9mm、YがX
の0.76倍、平均厚さ0.63mmのポリエチレン製
原水側流路材を用いて、長さ約50cm、有効膜面積
2.5m2のスパイラル型逆浸透膜エレメントを製作し
た。このスパイラル型逆浸透膜エレメントを用いて3.
5%の食塩水を5.5MPaの操作圧力でろ過したとき
に、ろ過開始15時間後の造水量は1.34m3/d、
脱塩率99.58%であり、実施例1よりエレメント性
能がかなり低かった。
【0024】比較例2 実施例2と同等の性能を有する平膜状の架橋芳香族ポリ
アミド系複合膜、原水の流れ方向に交差するように線状
物が配置された透過水流路材、Xが3.5mm、YがX
の1.83倍、平均厚さ0.7mmのポリエチレン製原
水側流路材を用いて、長さ約50cm、有効膜面積2.
5m2のスパイラル型逆浸透膜エレメントを製作した。
このスパイラル型逆浸透膜エレメントを用いて3.5%
の食塩水を5.5MPaの操作圧力でろ過したときに、
ろ過開始15時間後の造水量は1.29m3/d、脱塩
率99.52%であり、実施例2よりエレメント性能が
かなり低かった。
【0025】比較例3 実施例3と同等の性能を有する平膜状の架橋芳香族ポリ
アミド系複合膜、原水の流れ方向に交差するように線状
物が配置された透過水流路材、Xが5.5mm、YがX
の1.2倍、平均厚さ0.7mmのポリエチレン製原水
側流路材を用いて、長さ約100cm、有効膜面積28
2のスパイラル型逆浸透膜エレメントを製作した。こ
のスパイラル型逆浸透膜エレメントを用いて5.8%の
海水を8.8MPaの操作圧力でろ過したときに、ろ過
開始15時間後の造水量は16.1m3/d、脱塩率9
9.61%であり、実施例3よりエレメント性能がかな
り低かった。
【0026】比較例4 実施例3と同等の性能を有する平膜状の架橋芳香族ポリ
アミド系複合膜、原水の流れ方向に交差するように線状
物が配置された透過水流路材、Xが1.8mm、YがX
の1.5倍、平均厚さ0.7mmのポリエチレン製原水
側流路材を用いて、長さ約100cm、有効膜面積28
2のスパイラル型逆浸透膜エレメントを製作した。こ
のスパイラル型逆浸透膜エレメントを用いて5.8%の
海水を8.8MPaの操作圧力でろ過したときに、ろ過
開始15時間後の造水量は16.8m3/d、脱塩率9
9.63%であり、実施例3よりエレメント性能がかな
り低く、エレメント圧力損失も0.028MPaと実施
例3よりも1.6倍大きかった。
【0027】
【発明の効果】本発明により、エレメントの圧力損失が
小さく、濃度分極によるエレメントの性能低下が抑制さ
れ、逆浸透膜が本来有する性能を十分発揮させることが
可能なスパイラル型逆浸透膜エレメントが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スパイラル型逆浸透膜エレメントの構造を示
す斜視図
【図2】 原水側流路材の構造の概念図
【図3】 網目の角度が大きいときの原水の流れを示す
概念図
【図4】 網目の角度が小さいときの原水の流れを示す
概念図
【符号の説明】
1:逆浸透膜 2:透過水側流路材 3:原水側流路材 4:集水管 5:原水の流れ 6:透過水の流れ 7:濃縮水の流れ 8:原水側流路材のY 9:原水側流路材のX 10:原水側流路材の網目の角度(α)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−299770(JP,A) 特開 平9−29071(JP,A) 特開 昭52−21480(JP,A) 特開 平5−208120(JP,A) 特開 平11−235520(JP,A) 特開2000−42378(JP,A) 実開 昭61−64303(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 61/08 B01D 63/10 C02F 1/44

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】逆浸透膜と、原水側流路材と、透過水側流
    路材と集水管の周囲に巻回され、原水側流路材は、集
    水管の軸線に垂直な方向において互いに対向する2交点
    および前記軸線方向において互いに対向する2交点を備
    えた格子状の線状体を有し、前記軸線に垂直な方向にお
    ける2交点の間隔Xは2〜5mmの範囲にあり、前記軸
    線方向における2交点の間隔YはXの1.1〜1.8倍
    の範囲にあり、逆浸透膜上における原水の流れを前記エ
    レメントの周方向に拡散させてその逆浸透膜上における
    濃度分極層の厚みを低減しながら水を分離することを特
    徴とするスパイラル型逆浸透膜エレメント
  2. 【請求項2】原水側流路材の平均厚みが0.5〜1mm
    の範囲にある、請求項に記載のスパイラル型逆浸透膜
    エレメント。
  3. 【請求項3】原水側流路材の最大厚みが平均厚みの0.
    9〜1.1倍の範囲にある、請求項に記載のスパイラ
    ル型逆浸透膜エレメント。
  4. 【請求項4】原水側流路材が、ポリエチレンまたはポリ
    プロピレンからなる、請求項1〜3のいずれかに記載の
    スパイラル型逆浸透膜エレメント。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のスパイラ
    ル型逆浸透膜エレメントと、このスパイラル型逆浸透膜
    エレメントの上流側に設けた加圧手段とを備えているこ
    とを特徴とする水の分離装置。
  6. 【請求項6】請求項に記載の水の分離装置を用いて海
    水またはかん水を処理することを特徴とする造水方法。
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