JP2000287829A - カーテンボックス等における弯曲枠体の連結構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】真直状枠体と弯曲枠体とを容易かつ確実に連結
することができる。 【解決手段】天板３と側枠４とを備え、側枠４下端に額
縁９を形成した真直状枠体１の端部に、幅方向に弯曲す
る弯曲天板１１と肉厚方向に弯曲した弯曲側枠１２とか
ら成る弯曲枠体２を連結具１６を介して長手方向に突合
せ連結するカーテンボックス等における弯曲枠体の連結
構造において、弯曲側枠１２には、それぞれその上下端
に、それぞれ弯曲天板１１の少なくとも一方の弯曲縁に
添って重合して固定された弯曲重合縁１３とこの弯曲重
合縁１３と平行な弯曲額縁１４とを水平方向に形成し、
真直状枠体１の天板３、側枠４及び額縁９の端部に対
し、それぞれ弯曲枠体２の弯曲天板１１、弯曲側枠１２
及び弯曲額縁１４の端部を突合せ、突合せられた天板３
と弯曲天板１１及び側枠４と弯曲側枠１２とを連結具１
６を介して連結した。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はカーテンボックス等
の枠体のうち一部が弯曲している場合において、真直状
に形成された枠体と弯曲状に形成された枠体とを連結す
るカーテンボックス等における弯曲枠体の連結構造に関
する。

【０００２】

【従来技術とその問題点】例えば、カーテンボックスの
枠体を取り付ける際、室内の入隅部や出隅部を介して連
続して取り付ける必要が生じることがある。この場合、
入隅部又は出隅部に配置される枠体は弯曲しなければな
らないが、断面がコの字形に一体成形された真直状の枠
体をその幅方向に弯曲させようとすれば、装置が大型化
してしまい、成形自体が難しいほか、枠体の一部に歪み
が生じるのは避けられないから、弯曲された枠体と真直
状の枠体とを連続させる場合、天板と側枠とを整合させ
て連結する作業も困難である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解消し、特に真直状枠体と弯曲枠体とを容易かつ確実に
連結することができるカーテンボックス等における弯曲
枠体の連結構造を提供することをその課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るカーテンボックス等における弯曲枠体
の連結構造は、天板と側枠とを備え、側枠下端に額縁を
形成した真直状枠体の端部に、幅方向に弯曲する弯曲天
板と肉厚方向に弯曲した弯曲側枠とから成る弯曲枠体を
連結具を介して長手方向に突合せ連結するカーテンボッ
クス等における弯曲枠体の連結構造において、上記弯曲
側枠には、それぞれその上下端に、上記弯曲天板の少な
くとも一方の弯曲縁に添って重合して固定された弯曲重
合縁と、この弯曲重合縁と平行な弯曲額縁とを水平方向
に形成し、上記真直状枠体の天板、側枠及び額縁の端部
に対し、それぞれ上記弯曲枠体の弯曲天板、弯曲側枠及
び弯曲額縁の端部を突合せ、突合せられた天板と弯曲天
板及び側枠と弯曲側枠とを上記連結具を介して連結した
ことを特徴とする。

【０００５】前記真直状枠体の側枠又は弯曲枠体の弯曲
側枠が、その外側に断面がＬ字形又はコ字形の化粧枠材
を取り付けることにより中空状に形成してもよい。

【０００６】また、本発明に係るカーテンボックス等に
おける弯曲枠体の連結構造は、天板と側枠とを備え、側
枠下端に額縁を形成した真直状枠体の端部に、幅方向に
弯曲する弯曲天板と肉厚方向に弯曲した弯曲側枠とから
成る弯曲枠体を連結具を介して長手方向に突合せ連結す
るカーテンボックス等における弯曲枠体の連結構造にお
いて、上記弯曲側枠には、それぞれその上下端に、上記
弯曲天板の少なくとも一方の弯曲縁に添って重合して固
定された弯曲重合縁とこの弯曲重合縁と平行な弯曲額縁
とを水平方向に形成し、上記真直状枠体の額縁の下方に
延長側枠を配置し、該延長側枠の上下端には、それぞれ
上記真直状枠体の額縁に添って重合して固定された真直
重合縁とこの真直重合縁と平行な真直額縁とを水平方向
に形成するとともに、上記真直状枠体の天板、側枠・延
長側枠及び額縁の端部に対し、それぞれ上記弯曲枠体の
弯曲天板、弯曲側枠及び弯曲額縁の端部を突合せ、突合
せられた天板と弯曲天板及び延長側枠と弯曲側枠とを上
記連結具を介して連結するように構成してもよい。

【０００７】前記真直状枠体の側枠と延長側枠又は延長
側枠が、その外側に断面がＬ字形又はコ字形の枠材を取
り付けることにより中空状に形成してもよい。

【０００８】なお、上述の弯曲側枠に代えて、上下端に
それぞれ上記弯曲天板の少なくとも一方の弯曲縁に添っ
て重合する弯曲重合縁とこの弯曲重合縁に平行な弯曲額
縁とを水平方向に形成した上部弯曲側枠と、上下端にそ
れぞれ上記弯曲額縁に添って重合する弯曲重合縁とこの
弯曲重合縁に平行な弯曲額縁とを水平方向に形成した下
部弯曲側枠とを、上部弯曲側枠の弯曲額縁と下部弯曲側
枠の弯曲重合縁とを結合することにより形成した弯曲側
枠としてもよい。

【０００９】また、前記真直状枠体及び弯曲枠体の少な
くとも一方の側枠及び弯曲側枠が中空状に形成してもよ
い。

【００１０】さらに、前記弯曲状の弯曲側枠が、断面日
字形又は目字形を成すことにより中空状に形成すること
もできる。

【００１１】この場合、前記弯曲状の弯曲側枠が、断面
コ字形の１対の枠材を向き合わせにして結合させること
により中空状に形成するようにしてもよい。

【００１２】この場合、前記真直状枠体の側枠が、天板
から垂下してその下端に額縁を有する側枠の外側に該側
枠よりも高さ寸法の大きいコ字形断面の化粧枠材を取り
付けて成り、上記側板と化粧枠材との間が中空状に形成
されたものとすることもできる。

【００１３】また、この場合、前記化粧枠材の下端の自
由端から起立縁を立ち上げ、この起立縁を前記側枠の延
長上に形成することにより、前記額縁の上下部を中空状
に形成してもよい。

【００１４】なお、上述の真直状枠体の側枠と前記弯曲
枠体の弯曲側枠にそれぞれ長手方向に対応するあり溝を
形成し、上記側枠と弯曲側枠との突合せ端部のあり溝に
共通の連結具を装入させることにより上記真直状枠体と
弯曲枠体とを連結してもよい。

【００１５】この場合、前記真直状枠体の天板の端部と
弯曲枠体の天板の端部との突合せ部の上部に接着剤を介
して接着された連結具とを介して連結してもよい。

【００１６】また、上述の弯曲天板と前記弯曲重合縁又
は前記弯曲額縁と弯曲重合縁の少なくとも一方を連結手
段を介して連結してもよい。

【００１７】さらに、前記真直状枠体の天板の下面に沿
ってレール溝を形成し、前記弯曲枠体と真直状枠体の各
天板の下面には互いに連続するレール部材が設けられ、
弯曲枠体のレール部材は弯曲天板とは別体に形成されて
該弯曲天板に取り付けられるようにしてもよい。

【００１８】

【発明の実施の形態】図１は室内の入隅部に真直状枠体
と弯曲枠体とを連結した状態のカーテンボックスのボッ
クス枠の一部の平面図で、同図において符号１は真直状
枠体、２は弯曲枠体を示す。

【００１９】真直状枠体１は図２に示されるように、天
板３と側枠４とから断面コ字形に形成されている。天板
３の上面には固定金具５を取り付けるためのあり溝６が
長手方向に形成され、下面にはカーテンレール７が形成
されている。側枠４の外面にはその長手方向に沿って連
結用のあり溝８が形成されている。また、側枠４下端に
は外方に突出する額縁９が形成されている。そして、天
板３の上面のあり溝６には固定金具５が取り付けられ、
さらにこの固定金具は天井躯体に垂設された吊ボルト１
０に取り付けられ、これにより真直枠体１は天井躯体に
吊下げ固定されている。

【００２０】弯曲枠体２は、図２に示されるように、真
直状枠体１の端部に、幅方向に扇形に弯曲する弯曲天板
１１と肉厚方向に弯曲した弯曲側枠１２とから別個に成
形され、弯曲側枠１２の弯曲天板１１の下面にはカーテ
ンレール７が形成され、弯曲側枠１２の外面には上記真
直状枠体１のあり溝８に対応する位置に連結用のあり溝
８が形成されている。また、弯曲側枠１２の上下端に
は、それぞれ上記弯曲天板１１の少なくとも一方の弯曲
縁１１ａに添って重合する弯曲重合縁１３とこの弯曲重
合縁１３と平行な弯曲額縁１４とが水平方向に形成され
ている。弯曲天板１１の弯曲縁１１ａと弯曲側枠１２の
弯曲重合縁１３とはネジ止めによって固定されている。

【００２１】なお、前記カーテンレール７は真直状枠体
１の天板３の下面には一体に形成されているが、弯曲枠
体２のカーテンレール用レール部材７ａと弯曲天板１１
とは別体に形成され、図６に示されるように、レール部
材７ａを弯曲成形させた後に弯曲天板１１に一体に結合
するものであるのが好ましい。もちろん、真直状枠体１
のカーテンレール７と弯曲枠体２のカーテンレール７ａ
の端部とは突合せ連設される。このような連設は歪みが
少なく、カーテンのスライドを円滑に行なうことができ
るカーテンレール７が得られる。

【００２２】なお、弯曲天板１１の上面にはコ字形の固
定金具１５がネジ止め固定され、真直状枠体１と同じ要
領で吊りボルト１０により天井躯体の下方に吊下げ固定
されている。

【００２３】弯曲天板１１は基本的には切断加工によっ
て得られる。また、弯曲側枠１２は平板状の押出型材製
の側枠材を第２５９３３６５号特許公報等に示される方
法で弯曲成形すればよい。したがって、弯曲枠体２は容
易に製作することが可能である。

【００２４】次に、真直状枠体１と弯曲枠体２とはその
上部と側部とを板状の連結具１６を介して長手方向に突
合せ連結されている。すなわち、真直状枠体１の天板
３、側枠４及び額縁９に対し、それぞれ弯曲枠体２の弯
曲天板１１、弯曲側枠１２及び弯曲額縁１４とが突合せ
られ、上部の連結具１６の一方は真直状枠体１の天板３
のあり溝６に装入され、他方１６ａは弯曲枠体２の弯曲
天板１１の上面に接着固定されている。この場合、上記
接着剤としては、変性アクリル系、変性エポキシ系、変
性フェノール系等の金属用接着剤が好ましい。また、側
部の連結具１６の一方は真直状枠体１の側枠４のあり溝
８に装入され、他方は弯曲枠体２の弯曲側枠１２のあり
溝８に装入されている。上記側面の連結具１６は外部に
突出することがないので、外観がよい。また、上面の連
結具１６は弯曲天板１１に接着剤によって結合するもの
で、ネジ止めによる固定ではないから、止めネジの先端
が弯曲天板１１の下面に突出するようなことがなく、カ
ーテンが擦れたり破損したりすることがない。もちろ
ん、連結具１６の上記他方１６ａはビス止めでもよい。

【００２５】上記構成によれば、入隅部に弯曲したカー
テンボックス等の枠体を真直状の枠体に対して容易かつ
確実に連結することができる。なお、出隅部にボックス
枠を配設する場合も同様である。

【００２６】次に、真直状枠体１及び弯曲枠体２の両側
の側枠４及び弯曲側枠１２のうち少なくとも一方の側枠
４及び弯曲側枠１２を中空状に形成してもよい。これに
より、強度の高い枠体が得られる。

【００２７】弯曲枠体２を中空にする場合は、図３に示
されるように、弯曲側枠１２の外側にコ字形の化粧枠材
１２ａを向き合いにし、弯曲重合縁１３と弯曲額縁１４
を互いに重合し一体に結合することにより中空にすれば
よい。また、天板への連結具１６に代えて、固定金具５
（又は１５）を真直状天板と弯曲天板にまたがって配し
て止着、接着により固定することもできる。

【００２８】また、真直状枠体１を中空にする場合は、
同図に示されるように、上記真直状枠体１の側枠４の外
側に倒立Ｌ字形の化粧枠材１８の下部から係止縁１９を
突出させ、上端の係止部２０と係止縁１９と下端の係止
部２１とを真直状枠体１の天板３の上端の係止部２２と
側面のあり溝８と額縁９とに係止させるようにしてもよ
い。この構成によれば、中空の有無に簡単に対応するこ
とができる。

【００２９】このように、真直状枠体１と弯曲枠体２に
中空状の側枠４を形成し、この天板上に天井板を載置す
ることにより、室内側に露出した化粧側枠を形成できる
バリエーション効果が得られるとともに、あり溝８は中
空の内部に形成されるので、外部からは見えず、外観体
裁がよい。

【００３０】次に、前記真直状枠体１と弯曲枠体２の側
枠４の高さが高い場合においては、図４に示すように、
真直状枠体１の額縁９の下方に断面略コ字形の下側枠す
なわち延長側枠２３を配置し、該延長側枠２３の上下端
には、それぞれ上記真直状枠体１の額縁９に添って重合
する真直重合縁２４とこの真直重合縁２４と平行な真直
額縁２５とを水平方向に形成するとともに、真直状枠体
１の額縁９と真直重合縁２４とを連結金具２６（連結手
段）を介して連結すればよい。弯曲枠体２の側枠４は高
さの高いものを使用すればよい。

【００３１】真直状枠体１と弯曲枠体２とはその端部で
上部と側部とが突合せられ、上記の例と同様に、上部の
連結具１６の一方を真直状枠体１の天板３のあり溝６に
嵌入し、他方を弯曲枠体２の天板３の上面に接着固定す
るとともに、側部の連結具１６を真直状枠体１の側枠４
のあり溝８と弯曲枠体２の弯曲側枠１２のあり溝８に嵌
入することにより連結されている。なお、弯曲天板１１
の弯曲縁と弯曲側枠１２の弯曲重合縁１３とは上述のよ
うなネジ止めではなく連結金具２６によって固定しても
よい。

【００３２】上記構成によれば、直状枠体の高さを延長
側枠４によって調整し、弯曲枠体２は弯曲側枠１２を高
くすることによって対応することができる。

【００３３】次に、弯曲枠体２の高さを高くするために
は、図５及び図６に示されるように、上下端にそれぞれ
上記弯曲天板１１の少なくとも一方の弯曲縁１１ａに添
って重合する弯曲重合縁１３とこの弯曲重合縁１３と平
行な弯曲額縁１４とを水平方向に形成した上部弯曲側枠
１２Ａと下部弯曲側枠１２Ｂとを上下に重合し、上部弯
曲側枠１２Ａの弯曲額縁１４と下部弯曲側枠１２Ｂの弯
曲重合縁１３とを連結金具（ビスでもよい）を介して一
体に結合する構成としてもよい。

【００３４】上記構成によれば、弯曲枠体２の高さを自
由に２段階に調整することができる。

【００３５】次に、枠体の高さが高い場合においても、
真直状枠体１及び弯曲枠体２の両側の側枠４、４及び弯
曲側枠１２、１２のうち少なくとも一方の側枠４及び弯
曲側枠１２を中空状に形成するのが好ましい。真直状枠
体１及び弯曲枠体２の両側の側枠４及び弯曲側枠１２の
うち少なくとも一方の側枠４及び弯曲側枠１２が中空状
に形成されるので、強度は非常に大きくなるからであ
る。

【００３６】弯曲枠体２を中空にする場合は、図５、図
６に示されるように、弯曲状の弯曲側枠１２を、一体の
箱形の側枠材１２Ｃ、１２Ｃを上下に結合することによ
り中空状に形成するのがよい。側枠４の断面は日の字形
となる。なお、この断面を目の字形になるように形成し
てもよい。

【００３７】この場合、弯曲側枠１２の高さを２段階に
調整することにより、所望の枠体の高さに対応すること
ができる。

【００３８】また、弯曲状の弯曲側枠１２を、図７のよ
うに、断面コ字形の１対の枠材１２Ｄ、１２Ｄを向き合
わせにして結合させることにより、断面がロ字形、日字
形等のような中空状に形成してもよい。

【００３９】真直状枠体１の側枠４を中空状にするに
は、同図及び図８に示されるように、天板３から垂下し
てその下端に額縁９を有する側枠４の外側に該側枠４よ
りも高さ寸法の大きいコ字形断面の化粧枠材２８を配置
し、図８の矢印のように動かして化粧枠材２８の上端２
８ａと中間部の係止縁２９と係止部３０を上記真直状枠
体１の天板３の上端の係止部３１と側面のあり溝８と額
縁９とに係止させるようにしてもよい。

【００４０】なお、この場合、図９のように、化粧枠材
２８の下端の自由端から起立縁３２を立ち上げ、この起
立縁３２を前記側枠４の延長上に形成することにより、
額縁９の上下部を中空状に形成するようにしてもよい。

【００４１】上記構成によれば、強度の向上とともに、
枠体の高さに容易に対応することができ、また露出タイ
プの側枠、弯曲側枠の化粧的な側枠が得られるほか、カ
ーテンボックスの内側に凹凸ができにくいので、カーテ
ン等のスライドを円滑に行なうことができる。

【００４２】

【発明の効果】請求項１に係る発明によれば、入隅部に
弯曲したカーテンボックス等の枠体を真直状の枠体に対
して容易かつ確実に弯曲状に連結することができる。な
お、出隅部にボックス枠を配設する場合も同様である。

【００４３】請求項２に係る発明によれば、中空の有無
に対応することができる。

【００４４】請求項３に係る発明によれば、直状枠体の
高さを延長側枠によって調整し、弯曲枠体は弯曲側枠を
高くすることによって対応することができる。

【００４５】請求項４に係る発明によれば、弯曲側枠の
取付重合部と額縁の製作が容易となる。

【００４６】請求項５に係る発明によれば、弯曲枠体の
高さを自由に調整することができる。

【００４７】請求項６に係る発明によれば、真直状枠体
及び弯曲枠体の両側の側枠及び弯曲側枠のうち少なくと
も一方の側枠及び弯曲側枠が中空状に形成されるので、
強度は非常に大きい。

【００４８】請求項７に係る発明によれば、弯曲側枠の
断面が日字形又は目字形であるから、強度は非常に大き
い。

【００４９】請求項８に係る発明によれば、中空にする
かどうかに容易に対応することができる。

【００５０】請求項９に係る発明によれば、強度の向上
とともに、枠体の高さに容易に対応することができる。

【００５１】請求項１０に係る発明によれば、強度の向
上とともに、枠体の高さに容易に対応することができる
ほか、カーテンボックスの内側に凹凸ができにくいの
で、カーテン等のスライドを円滑に行なうことができ
る。

【００５２】請求項１１に係る発明によれば、連結具は
互いに隣り合う真直状枠体と弯曲枠体との突合せ端部の
あり溝に装入されているから、真直状枠体の側枠と前記
弯曲枠体の弯曲側枠とは面一に連続する。したがって、
カーテン等の摺動を容易、確実に行なうことができる。

【００５３】請求項１２に係る発明によれば、連結具は
弯曲天板に接着剤によって結合するもので、ネジ止めに
よる固定ではないから、止めネジの先端が弯曲天板の下
面に突出するようなことがなく、カーテンが擦れたり破
損したりすることがないほか、外観もよい。

【００５４】請求項１３に係る発明によれば、弯曲額縁
と重合縁とを連結手段により連結することにより、カー
テンボックス等の施工を簡便にできる。

【００５５】請求項１４に係る発明によれば、弯曲枠体
のレール部材は歪が少ないので、カーテンのスライドを
円滑に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るカーテンボックス等における弯曲
枠体の連結構造の平面図

【図２】上記連結構造の要部の斜視図

【図３】枠体の側枠を中空状に構成した例の斜視図

【図４】枠体の高さを高くした状態のカーテンボックス
等における弯曲枠体の連結構造の要部を示す斜視図

【図５】上記連結構造の他の例の斜視図

【図６】弯曲側枠を中空に形成した一例の断面図

【図７】枠体の側枠を中空状に構成した例の斜視図

【図８】枠体の側枠を中空状に構成した他の一例の斜視
図

【図９】上記の中空構成のさらに他の一例の斜視図

【符号の説明】

２ 弯曲枠体 ４ 側枠 ９ 額縁 １１ 弯曲天板 １３ 弯曲重合縁 １４ 弯曲額縁 １６ 連結具

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 天板と側枠とを備え、側枠下端に額縁を
   形成した真直状枠体の端部に、幅方向に弯曲する弯曲天
   板と肉厚方向に弯曲した弯曲側枠とから成る弯曲枠体を
   連結具を介して長手方向に突合せ連結するカーテンボッ
   クス等における弯曲枠体の連結構造において、 上記弯曲側枠には、それぞれその上下端に、上記弯曲天
   板の少なくとも一方の弯曲縁に添って重合して固定され
   た弯曲重合縁と、この弯曲重合縁と平行な弯曲額縁とを
   水平方向に形成し、 上記真直状枠体の天板、側枠及び額縁の端部に対し、そ
   れぞれ上記弯曲枠体の弯曲天板、弯曲側枠及び弯曲額縁
   の端部を突合せ、突合せられた天板と弯曲天板及び側枠
   と弯曲側枠とを上記連結具を介して連結したことを特徴
   とするカーテンボックス等における弯曲枠体の連結構
   造。
2. 【請求項２】 前記請求項１において、前記真直状枠体
   の側枠又は弯曲枠体の弯曲側枠が、その外側に断面がＬ
   字形又はコ字形の化粧枠材を取り付けることにより中空
   状に形成されたものであることを特徴とするカーテンボ
   ックス等における弯曲枠体の連結構造。
3. 【請求項３】 天板と側枠とを備え、側枠下端に額縁を
   形成した真直状枠体の端部に、幅方向に弯曲する弯曲天
   板と肉厚方向に弯曲した弯曲側枠とから成る弯曲枠体を
   連結具を介して長手方向に突合せ連結するカーテンボッ
   クス等における弯曲枠体の連結構造において、 上記弯曲側枠には、それぞれその上下端に、上記弯曲天
   板の少なくとも一方の弯曲縁に添って重合して固定され
   た弯曲重合縁とこの弯曲重合縁と平行な弯曲額縁とを水
   平方向に形成し、 上記真直状枠体の額縁の下方に延長側枠を配置し、該延
   長側枠の上下端には、それぞれ上記真直状枠体の額縁に
   添って重合して固定された真直重合縁とこの真直重合縁
   と平行な真直額縁とを水平方向に形成するとともに、 上記真直状枠体の天板、側枠・延長側枠及び額縁の端部
   に対し、それぞれ上記弯曲枠体の弯曲天板、弯曲側枠及
   び弯曲額縁の端部を突合せ、突合せられた天板と弯曲天
   板及び延長側枠と弯曲側枠とを上記連結具を介して連結
   したことを特徴とするカーテンボックス等における弯曲
   枠体の連結構造。
4. 【請求項４】 前記請求項３において、前記真直状枠体
   の側枠と延長側枠又は延長側枠が、その外側に断面がＬ
   字形又はコ字形の枠材を取り付けることにより中空状に
   形成されたことを特徴とするカーテンボックス等におけ
   る弯曲枠体の連結構造。
5. 【請求項５】 前記請求項１又は請求項３において、前
   記弯曲側枠に代えて、上下端にそれぞれ上記弯曲天板の
   少なくとも一方の弯曲縁に添って重合する弯曲重合縁と
   この弯曲重合縁に平行な弯曲額縁とを水平方向に形成し
   た上部弯曲側枠と、上下端にそれぞれ上記弯曲額縁に添
   って重合する弯曲重合縁とこの弯曲重合縁に平行な弯曲
   額縁とを水平方向に形成した下部弯曲側枠とを、上部弯
   曲側枠の弯曲額縁と下部弯曲側枠の弯曲重合縁とを結合
   することにより形成した弯曲側枠としたことを特徴とす
   るカーテンボックス等における弯曲枠体の連結構造。
6. 【請求項６】 前記請求項１又は請求項３において、前
   記真直状枠体及び弯曲枠体の少なくとも一方の側枠及び
   弯曲側枠が中空状に形成されたことを特徴とするカーテ
   ンボックス等における弯曲枠体の連結構造。
7. 【請求項７】 前記請求項６において、前記弯曲状の弯
   曲側枠が、断面日字形又は目字形を成すことにより中空
   状に形成されたものであることを特徴とするカーテンボ
   ックス等における弯曲枠体の連結構造。
8. 【請求項８】 前記請求項６において、前記弯曲状の弯
   曲側枠が、断面コ字形の１対の枠材を向き合わせにして
   結合させることにより中空状に形成されたものであるこ
   とを特徴とするカーテンボックス等における弯曲枠体の
   連結構造。
9. 【請求項９】 前記請求項６において、前記真直状枠体
   の側枠が、天板から垂下してその下端に額縁を有する側
   枠の外側に該側枠よりも高さ寸法の大きいコ字形断面の
   化粧枠材を取り付けて成り、上記側板と化粧枠材との間
   が中空状に形成されたものであることを特徴とするカー
   テンボックス等における弯曲枠体の連結構造。
10. 【請求項１０】 前記請求項９において、前記化粧枠材
    の下端の自由端から起立縁を立ち上げ、この起立縁を前
    記側枠の延長上に形成することにより、前記額縁の上下
    部を中空状に形成したことを特徴とするカーテンボック
    ス等における弯曲枠体の連結構造。
11. 【請求項１１】 前記請求項１又は請求項３において、
    前記真直状枠体の側枠と前記弯曲枠体の弯曲側枠にそれ
    ぞれ長手方向に対応するあり溝を形成し、上記側枠と弯
    曲側枠との突合せ端部のあり溝に共通の連結具を装入さ
    せることにより上記真直状枠体と弯曲枠体とを連結した
    ことを特徴とするカーテンボックス等における弯曲枠体
    の連結構造。
12. 【請求項１２】 前記請求項１１において、前記真直状
    枠体の天板の端部と弯曲枠体の天板の端部との突合せ部
    の上部に接着剤を介して接着された連結具とを介して連
    結されたことを特徴とするカーテンボックス等における
    弯曲枠体の連結構造。
13. 【請求項１３】 前記請求項１又は請求項３において、
    前記弯曲天板と前記弯曲重合縁又は前記弯曲額縁と弯曲
    重合縁の少なくとも一方を連結手段を介して連結したこ
    とを特徴とするカーテンボックス等における弯曲枠体の
    連結構造。
14. 【請求項１４】 前記請求項１又は３において、前記真
    直状枠体の天板の下面に沿ってレール溝を形成し、前記
    弯曲枠体と真直状枠体の各天板の下面には互いに連続す
    るレール部材が設けられ、弯曲枠体のレール部材は弯曲
    天板とは別体に形成されて該弯曲天板に取り付けられて
    いることを特徴とするカーテンボックス等における弯曲
    枠体の連結構造。