JP2000287523A - 歩行型野菜収穫機 - Google Patents

歩行型野菜収穫機

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JP2000287523A
JP2000287523A JP11102910A JP10291099A JP2000287523A JP 2000287523 A JP2000287523 A JP 2000287523A JP 11102910 A JP11102910 A JP 11102910A JP 10291099 A JP10291099 A JP 10291099A JP 2000287523 A JP2000287523 A JP 2000287523A
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JP
Japan
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harvesting
harvesting means
traveling
walking
power
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Application number
JP11102910A
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English (en)
Inventor
Seiji Teramoto
省二 寺元
Mikio Matsui
幹夫 松井
Akito Watanabe
章人 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 歩行型の野菜収穫機の走行部の上方から前方
に収穫手段を配し、後方に操作ハンドルを突設し、収納
手段で収穫した収穫物を大型の収納部に収納可能として
も、機体をコンパクトにして軽トラック等で運搬できる
ようにする。 【解決手段】 走行部の上方から前方に収穫手段6を配
し、後方に操作ハンドル18を突設した歩行型の野菜収
穫機であって、収穫手段の左右一方に収穫手段に動力を
伝達する動力発生装置17を装着し、該動力発生装置と
左右逆方の側部に収穫物を収納する収納部を設け、前記
収納部を走行部に着脱可能に設け、また、前記動力発生
装置17を、収穫手段及び走行部に変速した動力を伝達
する変速機構と、その外方に配した原動機より構成し、
原動機の出力軸を内側向きに突設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圃場に植えられた
野菜を走行しながら収穫する野菜収穫機に関するもので
あり、特に畝を形成して植えられた比較的大型な野菜で
あるキャベツや白菜といった結球野菜を好適に収穫し、
機体左右一側方に配した収納手段へ収納補助搬送を行い
やすくした野菜収穫機を小型化する構成に関する。
【0002】
【従来の技術】機体上に収穫対象物を掘取り収穫を行う
収穫手段を備えた野菜収穫機として既に各種の野菜を収
穫するものが知られており、走行輪やクローラ等の走行
装置に機体フレームを支持させ、該機体フレーム上に収
穫手段や収納手段、運手席等の運転部が載置されてい
る。前記収穫手段としては、左右一対の搬送ベルトやス
クリュー軸よりなる搬送部を前低後高に配し、機体を進
行させながら収穫対象物を挟持して引き抜いて上方に持
ち上げて収納手段に収納していた。この構成では収納手
段は収穫手段の後方となり、機体の全長が長くなるもの
であった。
【0003】また、収穫手段の側方に収納手段を配置
し、引き抜いて上方に持ち上げた収穫対象物を側方に移
動させて収納する技術も公知となっている。例えば、特
開平10−66427号で開示する技術である。この技
術では、収穫手段の後方に平ベルト式のベルトコンベア
を配置し、該ベルトコンベア上に搬送方向に対して斜め
に横断する茎葉引込ローラを横架し、ベルトコンベア上
を流れるニンジン等の収穫物の茎葉をベルトコンベアと
ローラとの間に引き込みながら後方斜め側方に搬送し、
茎葉引込ローラ終端部の直側方に配したカッターで茎葉
を切断処理し、ベルトコンベア後部より側方に落下させ
て収納手段内に回収するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
特開平10−66427号で開示した技術では、収穫し
た収穫物をベルトコンベアによって後方に搬送させなが
ら斜めに配した茎葉引込ローラで側方にガイドして行く
ものであり、ベルトコンベアが前後に長くなり機体の小
型化が図れず、軽トラックの荷台に積載して運搬するこ
とを困難としていた。
【0005】また、前記の技術では収穫対象物はニンジ
ン等の根菜であり、収納手段は比較的小型なものが用い
られていた。これに対してキャベツ等の結球野菜は嵩張
り、結球部の表面が傷つき易く、一度に大量に回収する
には大型のコンテナ等の収納手段を必要としていた。こ
の大型の収納手段を野菜収穫機に搭載すると機体が大型
化していた。この大型の収納手段を軽トラックの荷台に
積載可能な歩行型の収穫機に配置させるには、収穫手段
の後方はハンドルがあり、収納手段を収穫手段の側方等
に配置することが考えられるが、機体の左右のバランス
が悪くなることが予想される。更に、収穫手段の側方に
収納手段を配置する構成では、収穫手段で引き上げた収
穫物を側方の収納手段へ容易に移しかえれるようにコン
ベア等を設ける必要があるが、このコンベアのレイアウ
トが難しく、それだけ機体が大型となり、前記同様に軽
トラックの荷台に積み込むことを困難にしていた。
【0006】また、収穫機を歩行型とすると、エンジン
等の動力発生装置は走行装置の近傍となる機体下部とな
り、この動力発生装置の上方に収穫手段が配置され、そ
れだけ重心が高くなり圃場の走行時に機体が不安定とな
り易かった。つまり、歩行型の収穫機においては収穫手
段や走行部への動力を伝達する構成のレイアウトが難し
かったのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、走行部の上方から前方に収
穫手段6を配し、後方に操作ハンドル18を突設した歩
行型の野菜収穫機であって、収穫手段の左右一方に収穫
手段に動力を伝達する動力発生装置17を装着し、該動
力発生装置と左右逆方の側部に収穫物を収納する収納部
を設けたものである。また、前記収納部を走行部に着脱
可能に設け、また、前記動力発生装置17を、収穫手段
及び走行部に変速した動力を伝達する変速機構と、その
外方に配した原動機より構成し、原動機の出力軸を内側
向きに突設したものである。また、走行部の上方から前
方に収穫手段6を配し、後方に操作ハンドル18を突設
した歩行型の野菜収穫機であって、ハンドル18後部下
方で機体の左右幅に合わせて収穫物を側方へ搬送する横
送りコンベア9を設け、該横送りコンベア9の側部に中
央側へ収納可能に載置台87を設けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は結球野菜収穫機の全体側面図、図2は同じ
く全体平面図、図3は同じく全体正面図、図4は走行部
の左右に配した動力発生装置と収納部との支持構成を示
す正面図、図5は収穫手段の後下方に配した横送りコン
ベアの後面図、図6は横送りコンベアへの動力伝達構成
を示す側面図、図7は横送りコンベア両側方の載置台の
収納状態を示す後面図、図8は一側部を収納可能とした
第二実施形態の横送りコンベアの後面図、図9は左右方
向に移動可能とした第三実施形態の横送りコンベアの後
面図、図10は第三実施形態の横送りコンベアの側面図
部分断面図、図11は動力発生装置の平面図部分断面
図、図12はパイプフレーム状の載置台を有する結球野
菜収穫機の平面図、図13はパイプフレーム状の載置台
の側面断面図である。
【0009】先ず野菜収穫機の全体構成について、図
1、図2、図3、図4を用いて説明する。野菜収穫機
は、前低後高に機体フレーム1を配し、該機体フレーム
1の後下部に走行機台3を配し、該走行機台3の左右両
側下部に走行伝動ケース5・5を前低後高に配し、該走
行伝動ケース5・5前下部から外方向に車軸を突出して
比較的大径の走行車輪2・2を軸支し走行部を構成し、
また前記機体フレーム1の前部に走行車輪2よりも小径
の補助車輪19を取り付けている。
【0010】前記走行機台3の左右側部より後方にハン
ドル18・18を延設し、該ハンドル18・18後部幅
を広げて左右の走行車輪2・2幅に合わせ、作業者がハ
ンドル18・18を持って歩行しながら操縦できるよう
にしている。そして、走行車輪2の後側方位置(本実施
例では進行方向右側方)に、エンジン17a及びミッシ
ョン装置17bからなる動力発生装置17を、走行機台
3に固定される右サイドフレーム15に載置固定してい
る。該右サイドフレーム15に取り付けられた動力発生
装置17は収穫手段6等よりなる機体本体より右側方に
張り出した状態で取付けられ、ミッション装置17bの
底部は畝より一定高さ上方に配置される。この走行部と
動力発生装置17を含めた走行機体の左右幅が軽トラッ
クの荷台に積み込み可能な機体幅としている。尚、前記
エンジン17aはモータ等の原動機であってもよい。
【0011】また、走行機台3左側面より左側方に左サ
イドフレーム16が突設され、該左サイドフレーム16
に載置フレーム13が取付けられ、該載置フレーム13
上にコンテナ14が載置され、本体より左側方に張り出
した位置に収納部が構成される。この収納部は嵩張る結
球野菜の結球部を大量に回収可能な大型となっており、
該収納部と前記動力発生装置17とで機体の左右のバラ
ンスが保たれる。また、前記左サイドフレーム16の左
端において載置フレーム13の右端が、図4に示すよう
に、左側の走行車輪2上方で着脱可能に嵌合しており、
載置フレーム13を左サイドフレーム16から取り外す
と、軽トラックに積載可能な機体幅とすることができ
る。
【0012】また、前記機体フレーム1にはキャベツ等
の結球野菜を掘り起こして後上方へ搬送して収穫する収
穫手段6が載置されている。この収穫手段6は前部で掘
り起こしを行う前処理手段と、全長に渡って配置する搬
送手段とで構成される。前処理手段は、機体フレーム1
前部に前後方向に配した左右一対の搬送スクリュー30
・30と、該搬送スクリュー30・30前上方に配した
左右一対の掻込みホイル31・31より構成され、該掻
込みホイル31・31の回転によりキャベツの根茎部を
その間に掻込み、搬送スクリュー30・30先端部の間
隔に送り根茎部を挟持し、挟持しながら後上方へ搬送し
て畝より掘り起こすようにしている。
【0013】また、前記搬送スクリュー30・30前端
上方よりハンドル18中途部上方位置まで機体フレーム
1の傾斜に合わせて平行に搬送手段としての左右一対の
搬送ベルト32・32が配置されている。該搬送ベルト
32・32は機体フレーム1の上方に配置した搬送用フ
レーム33に支持される複数の転輪や駆動輪の外周に巻
回されている。この左右の搬送スクリュー30・30の
間の対向面を、掘り起こした結球野菜の根部分の搬送面
とし、搬送ベルト32・32の間の対向面を結球部分の
挟持搬送面としている。これら搬送スクリュー30・3
0や搬送ベルト32・32の搬送面は機体の左右中心に
対して対称に配置され、収穫時に位置を合わせやすくし
ている。
【0014】また、前記搬送スクリュー30・30後部
と搬送ベルト32・32の前後途中部との間位置にはデ
ィスク刃34aとスクレーパ34bが回転駆動可能に配
設され、ディスク刃34aの刃部が結球野菜の搬送経路
に臨んで配置され、搬送時に結球野菜の根茎部を切断し
ている。
【0015】また、この収穫手段6と走行部には、これ
らの右側方に配した前記動力発生装置17より動力が伝
達される構成となっている。図2、図3に示すように、
収穫手段6の右側方にミッション装置17bが配置さ
れ、さらにこのミッション装置17bの右側方にエンジ
ン17aが配置され、図11に示すように、該エンジン
17aの出力軸17cを左側方に突設してミッション装
置17bに動力を伝達可能としている。
【0016】そして、このミッション装置17b下部よ
り左側方に出力ケース22が突設され、該出力ケース2
2内に収納した伝動軸を介して前記走行伝動ケース5・
5後上部内に動力を伝達可能としている。また、ミッシ
ョン装置17b上部に設けた動力取出部24より収穫手
段6へ動力を伝達可能に構成している。よって、最も右
側に設けたエンジン17aより動力が全て左側の収穫手
段6等へ向けて順次伝えられ、動力伝達経路を短くして
動力損失を小さくし、コンパクトなレイアウトとなるよ
うにしている。
【0017】前記動力取出部24から収穫手段6への動
力伝達は、動力取出部24より左側方へPTO軸51を
突出してユニバーサルジョイント52等を介して横伝動
軸53、機体フレーム1の後部中央上に設けたギヤボッ
クス40に動力が伝達されるようにしている。
【0018】また、前記ギヤボックス40の左右中央部
より前下方と左側方へ動力を分岐し、前下方に分岐され
た動力を収穫対象物を掘り起こす前処理手段である前記
搬送スクリュー30・30と掻込みホイル31・31に
伝達している。
【0019】また、前記ギヤボックス40左側部に搬送
駆動伝達部45が固設される。該搬送駆動伝達部45は
内部に伝動軸を収納した伝動パイプやチェーンを収納し
たチェーンケースとで構成し搬送ベルト32・32へ動
力を伝達可能とする。即ち、前記ギヤボックス40より
左側部から伝動パイプを収穫手段6の前後途中部の左側
方位置まで突設し、この位置よりチェーンケースを収穫
手段の左側面に沿って収穫手段の後部上方まで立ち上
げ、チェーンケース後部から右側に伝動パイプを突設さ
せて収穫手段6の搬送ベルト32・32による搬送経路
の後部を迂回した動力経路を構成する。そして、前記搬
送駆動伝達部45後部の伝動パイプの左右側部にウォー
ムギヤケース48・48を介装し、該ウォームギヤケー
ス48・48内に搬送ベルト32・32後部の駆動プー
リ46・46を軸支した駆動軸46a・46aが収納さ
れ、ウォームギヤ及びウォームホイルを介して動力伝達
可能に構成し、搬送ベルト32・32を駆動する。
【0020】次に、収穫手段6で収穫した野菜をその搬
送方向を変えて前記収納部であるコンテナ14に向けて
搬送する横搬送部について説明する。該横搬送部は横送
りコンベア9とその左右外側の載置台87・87等で構
成し、野菜収穫機の左右幅に略一致して設け、この横送
りコンベア9の左右一側部若しくは両側部を内側へ収納
可能に構成している。図1、図2、図5に示すように、
横送りコンベア9は、収穫手段6の後端下方であって、
走行機台3より後方に延設されたハンドル18・18後
部下方に横設される。該横送りコンベア9は結球野菜を
載置して収穫手段6による搬送方向と直交する左右方向
に搬送可能な一定の幅を有するベルト式コンベアで構成
されている。
【0021】前記横送りコンベア9の支持構成は、図
1、図5、図6に示すように、前記走行伝動ケース5・
5下面より後上方に補助フレーム60・60が突設さ
れ、該補助フレーム60・60の後部は左右外側へクラ
ンク状に曲げて、略左右の走行車輪2・2の幅に合わせ
て各々左右外方向へ延出して、補助フレーム60・60
後部上に支持フレーム61を載置固定している。
【0022】該支持フレーム61は側面視略U字状に構
成し、その左右長さが補助フレーム60・60後部の左
右間隔(左右の走行車輪2・2の間隔)、つまり収穫手
段6と走行部の左右幅に合わせている。左側のハンドル
18の下方の支持フレーム61左端部に駆動ローラ63
が前後方向に軸支され、これとは逆の右側のハンドル1
8の下方の支持フレーム61右端部に前後方向に従動ロ
ーラ64が軸支され、これら駆動ローラ63と従動ロー
ラ64の外周面に横搬送ベルト65を巻回して、搬送長
さを走行車輪2・2の左右間隔(トレッド)に合わせた
横送りコンベア9を構成している。なお、本実施例では
駆動ローラ63を左側、従動ローラ64を右側に配置し
ているが、左右逆に配置することもできる。
【0023】また、前記支持フレーム61の左右中央部
の前部より前上方にプレート状の前ガイド80を突設
し、搬送ベルト32・32の終端部まで延設している。
該支持フレーム61の後部からは横送りコンベア9の左
右長さに合わせた幅の落下防止板81が後上方に突設さ
れている。このように構成することによって、搬送ベル
ト32・32の搬送面の終端から落下した結球野菜は、
前ガイド80上に落下して、該前ガイド80の傾斜によ
って横送りコンベア9上に落ち、勢い余って転がっても
落下防止板81によって横送りコンベア9より後方へは
落下しないようにしている。
【0024】次に、横送りコンベア9の駆動構成を説明
する。図6に示すように、前記ウォームギアケース48
内の水平軸47上に固設したウォームギヤ90は前記駆
動プーリ46の駆動軸46aの一端上に固設したウォー
ムホイル91と噛合され、該駆動軸46aの他端はスプ
ラン嵌合によって伸縮可能としたユニバーサルジョイン
ト67を介して垂直伝動軸69の一端と連動連結されて
いる。該垂直伝動軸69の下端は横送りコンベア9の左
前部に配したクラッチケース68内に挿入され、該クラ
ッチケース68内の垂直伝動軸69上にベベルギヤ69
aを固設し、該ベベルギヤ69aからベベルギヤやチェ
ーン等を介して横送りコンベア9を駆動できるようにし
ている。また、クラッチケース68内の図示せぬギヤ機
構が介装されて横搬送ベルト65へ正逆両回転駆動が伝
達できる構成としている。
【0025】また、図2、図5に示すように、前記支持
フレーム61の左右端部には横送りコンベア9搬送面に
沿って載置台87・87が延設され、該載置台87は横
送りコンベア9の搬送終端側に配置する構成として、横
送りコンベア9上に載置して搬送された結球野菜を受け
るようにしている。この横送りコンベア9は固定搬送部
とし、前記載置台87・87は該固定搬送部側へ収納さ
れる構成としている。
【0026】この載置台87・87の走行部の左右幅内
へに収納構成は、図5、図6に示すように、載置台87
・87の一端にそれぞれ連結アーム94・94が固設さ
れ、該連結アーム94・94は駆動ローラ63及び従動
ローラ64の回転軸に枢支され、或いは、前記支持フレ
ーム61左右端部に枢支され、該連結アーム94・94
はストッパー92・93によって回動が規制されてい
る。
【0027】このような構成において、作業時に結球野
菜を左側へ送る時には、左側の載置台87を下方に回動
させて水平状とし、逆に、結球野菜を右側へ送る時に
は、右側の載置台87を水平状に回動し、横送りコンベ
ア9で載置台87上に送られた結球野菜を、補助作業者
が持って前記コンテナ14内に移しかえるのである。
【0028】そして、作業時以外等で左右の載置台87
・87を収納するときには、図7に示すように、左右の
載置台87・87を各々上方へ回動させて、横送りコン
ベア9の左右幅内、つまり、走行部の左右幅内に収納で
きるようにしている。さらに、前述した如く載置フレー
ム13を左サイドフレーム16から抜き取ることで、左
右幅を狭めて軽トラック等の荷台に野菜収穫機を積載で
きるのである。尚、前記載置台87・87が収納位置と
なった上方位置では図示せぬロック装置によって固定す
る。
【0029】また、前記載置台87は、図2に示すよう
に、搬送方向に沿った左右に長い溝孔87aを開口し、
該溝孔87aを結球野菜が落下することのない前後幅と
して、球状の結球野菜を前後に転がすことなく安定して
載置させ、土等を落下させ結球野菜の表面への付着をな
くしている。更に、載置台87’は、図12、図13に
示すように、横送りコンベア9による搬送方向に沿って
左右に伸延する平面視で略U字状のパイプフレームで形
成することもでき、このパイプフレームの前後間隔を結
球野菜が落下することのない間隔とし、球状の結球野菜
の径が異なっても前後に転がることなく安定して支持で
きるようにしている。尚、この載置台87及び載置台8
7’は左右外側端部を上方へ屈曲させて、結球野菜を外
側へ落下させることのないストッパーとすることもでき
る。
【0030】また、図8に示す第二形態の横送りコンベ
ア9’のように、左右間隔(トレッド)より搬送距離を
左右方向に長くすることも可能である。この場合、支持
フレーム61’の左端を走行車輪2の後方に位置させ、
該支持フレーム61’の左側には後面視で走行車輪2よ
り左側へ回動アーム96を突設し、該回動アーム96左
端部に駆動ローラ63を前後方向に配置し、支持フレー
ム61’の右端を右側の走行車輪2後方位置より右側に
突設して、右端に従動ローラ64を配置する。この駆動
ローラ63と従動ローラ64との外周面に横搬送ベルト
65’を巻回し横送りコンベア9’を構成する。
【0031】また、前記支持フレーム61’右端部には
載置台87’が固設され、前記回動アーム96左端部に
は載置台87’が固定され、横送りコンベア9’で左送
りされた結球野菜を受け止めるようにしている。
【0032】前記回動アーム96は支持フレーム61’
の左側部に支点軸95を中心として上方へ回動可能に設
けられ、支点軸95より左側の横送りコンベア9’と載
置台87’が上方に回動され、図中の二点鎖線のように
左側の走行車輪2の略上方に収納できるのである。そし
て、前記載置フレーム13を左サイドフレーム16から
取り外すことで、この野菜収穫機の左端が左側の走行車
輪2となり、機体全体の左右幅を狭めて軽トラック等に
野菜収穫機が積載可能となる。
【0033】尚、前記支点軸95位置と前述したクラッ
チケース68から横送りコンベア9’内に動力を入力す
る軸との軸芯を一致させることで、この動力が入力され
る軸と駆動ローラ63との軸芯間距離が一定となり、図
示せぬチェーン等で動力が伝達しやすい構成となる。更
に、前記支持フレーム61’と回動アーム96のそれぞ
れに横搬送ベルト65’の上面の前後端部を上方から抑
えつける図示せぬガイドを設けることで、横送りコンベ
ア9’左側を上方へ回動させた収納時に横搬送ベルト6
5’を撓ませるこがない。
【0034】次に、図9、図10に示す第三形態を説明
する。支持フレーム61”は後面視で右側の走行車輪2
位置よりさらに右側に延設し、その端部は動力発生装置
17の後方に位置させる。また、この支持フレーム6
1”は側面視略U字状に構成し、その内側の前後面には
レール99・99が固設され、該前後のレール99・9
9にスライドフレーム98が収納される。該スライドフ
レーム98は前記支持フレーム61”の左右長さと略等
しく形成し、内部に横送りコンベア9”が収納される。
尚、該横送りコンベア9”の搬送距離はスライドフレー
ム98の左右長さと略等しいものとする。
【0035】前記スライドフレーム98前後には適宜ロ
ーラ97・97を軸支し、該ローラ97・97を前記レ
ール99内に挿入し、スライドフレーム98が支持フレ
ーム61”内を左右に摺動可能とする。つまり、支持フ
レーム61”が走行部側に固定された固定部となり、横
送りコンベア9”が可動部となる。尚、スライドフレー
ム98には図示せぬ駆動モータを収納して、横送りコン
ベア9”を正逆回転可能としている。
【0036】よって、収納する場合は、スライドフレー
ム98(横送りコンベア9”)を右方へ移動させ、支持
フレーム61”内に収納し、このとき作業を行えば、横
送りコンベア9”によって結球野菜を右側へ送り、右側
方からの収納作業を行う。逆に、左側方から収納作業を
行う場合は、スライドフレーム98(横送りコンベア
9”)を左側へ移動させてセットし、横送りコンベア
9”を逆方向に駆動して結球野菜を左端まで送る。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。即ち、請求項1記
載のように、走行部の上方から前方に収穫手段6を配
し、後方に操作ハンドル18を突設した歩行型の野菜収
穫機であって、収穫手段の左右一方に収穫手段に動力を
伝達する動力発生装置17を装着し、該動力発生装置と
左右逆方の側部に収穫物を収納する収納部を設けたの
で、キャベツ等の大型であり表皮が傷つきやすい結球野
菜が収納可能な大型の収納部を機体の側方に設けても、
その逆側の側方に動力発生装置が位置し、機体の左右の
重量バランスを向上できるのである。さらに、動力発生
装置を側方に設けたことで、収穫手段の高さを低くして
機体の重心を下げることができ、機体の左右のバランス
をさらに向上して圃場での走行安定性が向上できるので
ある。また、収納部を比較的大型に形成して収穫作業の
連続性も向上できるのである。
【0038】また、請求項2記載のように、前記収納部
を走行部に着脱可能に設けたので、キャベツ等の結球野
菜を収納可能とするために大型の収納部を設けても、収
納部を取り外すことができ、機体の幅を軽トラック等の
荷台幅に納めることができ、野菜収穫機を積載して運搬
できるのである。
【0039】また、請求項3記載のように、前記動力発
生装置17を、収穫手段及び走行部に変速した動力を伝
達する変速機構と、その外方に配した原動機より構成
し、原動機の出力軸を内側向きに突設したので、収穫手
段及び走行部より最も離れた側方に設けた原動機より動
力が全て内側へ順次伝達され、動力経路を短くしてコン
パクトなレイアウトとすることができるのである。
【0040】また、請求項4記載のように、走行部の上
方から前方に収穫手段6を配し、後方に操作ハンドル1
8を突設した歩行型の野菜収穫機であって、ハンドル1
8後部下方で機体の左右幅に合わせて収穫物を側方へ搬
送する横送りコンベア9を設け、該横送りコンベア9の
側部に中央側へ収納可能に載置台87を設けたので、収
穫手段と搬送部によって搬送した結球野菜を左右側方に
搬送して、載置台で受け止めるようになって収納しやす
くなり、また、作業終了後には載置台を上方へ回動して
収納し、軽トラックの荷台等に載置して移動が容易にで
き、野菜収穫機を格納する場合にはスペースを小さくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】結球野菜収穫機の全体側面図である。
【図2】同じく全体平面図である。
【図3】同じく全体正面図である。
【図4】走行部の左右に配した動力発生装置と収納部と
の支持構成を示す正面図である。
【図5】収穫手段の後下方に配した横送りコンベアの後
面図である。
【図6】横送りコンベアへの動力伝達構成を示す側面図
である。
【図7】横送りコンベア両側方の載置台の収納状態を示
す後面図である。
【図8】一側部を収納可能とした第二実施形態の横送り
コンベアの後面図である。
【図9】左右方向に移動可能とした第三実施形態の横送
りコンベアの後面図である。
【図10】第三実施形態の横送りコンベアの側面図部分
断面図である。
【図11】動力発生装置の平面図部分断面図である。
【図12】パイプフレーム状の載置台を有する結球野菜
収穫機の平面図である。
【図13】パイプフレーム状の載置台の側面断面図であ
る。
【符号の説明】
3 走行機台 6 収穫手段 9 横送りコンベア 13 載置フレーム 14 コンテナ 16 左サイドフレーム 17 動力発生装置 17a エンジン 17b ミッション装置 17c 出力軸 18 ハンドル 87 載置台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡邊 章人 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 Fターム(参考) 2B075 AA10 GA01 GA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行部の上方から前方に収穫手段6を配
    し、後方に操作ハンドル18を突設した歩行型の野菜収
    穫機であって、収穫手段の左右一方に収穫手段に動力を
    伝達する動力発生装置17を装着し、該動力発生装置と
    左右逆方の側部に収穫物を収納する収納部を設けたこと
    を特徴とする歩行型野菜収穫機。
  2. 【請求項2】 前記収納部を走行部に着脱可能に設けた
    ことを特徴とする請求項1記載の歩行型野菜収穫機。
  3. 【請求項3】 前記動力発生装置17を、収穫手段及び
    走行部に変速した動力を伝達する変速機構と、その外方
    に配した原動機より構成し、原動機の出力軸を内側向き
    に突設したことを特徴とする請求項1記載の野菜収穫
    機。
  4. 【請求項4】 走行部の上方から前方に収穫手段6を配
    し、後方に操作ハンドル18を突設した歩行型の野菜収
    穫機であって、ハンドル18後部下方で機体の左右幅に
    合わせて収穫物を側方へ搬送する横送りコンベア9を設
    け、該横送りコンベア9の側部に中央側へ収納可能に載
    置台87を設けたことを特徴とする歩行型野菜収穫機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101833185B1 (ko) * 2017-12-09 2018-04-13 순천대학교 산학협력단 보행형 전기구동식 배추수확기
CN108307783A (zh) * 2018-04-24 2018-07-24 江苏省农业科学院 一种茎叶类蔬菜有序收割输送装置

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