JP2000286908A - 線形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置及び変調方式判定装置 - Google Patents

線形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置及び変調方式判定装置

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JP2000286908A
JP2000286908A JP11088424A JP8842499A JP2000286908A JP 2000286908 A JP2000286908 A JP 2000286908A JP 11088424 A JP11088424 A JP 11088424A JP 8842499 A JP8842499 A JP 8842499A JP 2000286908 A JP2000286908 A JP 2000286908A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線形デジタル変調信号の搬送波周波数を精度
よく測定する。 【解決手段】 本発明は、線形デジタル変調信号からな
る被測定信号の変調方式を判定する変調方式判定部12
と、この判定された変調方式に基づいて被測定信号の搬
送波信号を再生する搬送波信号再生部13と、この再生
された搬送波信号の周波数を測定する周波数測定部14
とを備えた線形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装
置である。さらに、変調方式判定部12は、複数の変調
方式における変調信号の各包絡線分布パターンを記憶す
る包絡線分布パターンメモリ18と、被測定信号の包絡
線分布を測定する包絡線分布測定手段15,16と、包
絡線分布測定手段にて測定された包絡線分布と包絡線分
布パターンメモリに記憶された各包絡線分布パターンと
を比較照合して被測定信号の変調方式を判定する変調方
式判定手段17,19とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル変調信号
における搬送波信号の周波数を測定する周波数測定装置
に係わり、特に、線形変調方式でデジタル変調された線
形デジタル変調信号の搬送波信号の周波数を測定する線
形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置及び変調方
式判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やPHSや自動車電話等
の移動体通信システムにおいては、音声やデータを伝送
する手段として、搬送波信号をこの音声やデータでデジ
タル変調して、デジタル変調信号として送信するように
している。周知の如くディジタル変調方式は線形変調方
式(Linear Modulation)と非線形変調方式(Nonlinear
Modulation)とに大別できる。そして、一般に、線形変
調方式で変調された線形デジタル変調信号s(t)は、
(1)式に示すように、二次元変調されることが多い。
【0003】 s(t)=I(t)cos(2πfc t)+Q(t)sin(2πfc t) …(1) ここで、cos(2πfc t)、sin(2πfc t)は搬送
波信号(Carrier)であり、fc は搬送波信号の周波数
であるる。tは時刻である。また、I(t)、Q(t)
は、互いに統計的に独立な変調信号であり、一般に低域
通過信号である。ここでは、I(t)、Q(t)は、例
えば、それぞれベースバンド信号(Baseband Signal)
である。
【0004】すなわち、二次元変調においては、互いに
直交する同一の搬送波周波数の搬送波が二つの独立な変
調信号によって線形変調されている。また、線形変調と
は変調信号と被変調信号との間に線形性が保たれている
ことを意味する。
【0005】他方、非線形変調方式は、上述した線形変
調方式以外のすべての変調方式を含む。
【0006】従来の周波数測定法は、一般に、周波数カ
ウンタ等のように、被測定信号の信号波形が信号の0レ
ベルラインと交差する数を計数するZCR(Zero Cross
ingRate)の原理を利用して行う方法である。
【0007】前述したように、非線形変調方式は線形変
調方式以外のすべての変調方式を含むが、実用的には指
数変調(Exponential Modulation)又は位相連続周波数
推移変調(Continuous Phase Frequency Shift Modulat
ion 以下CPFSKと略記する)を意味する。CPF
SKによって変調された被変調信号は変調信号が直流項
を含まない場合、上述した従来の周波数測定法でも比較
的高精度に周波数測定できることが知られている。
【0008】このように、非線形変調方式によって変調
を施された被変調波の搬送波周波数の測定は従来の測定
法によっても精密に周波数測定できるが、線形変調方式
によつて変調を施された被変調波の搬送波周波数の測定
は従来の測定法では精密に測定できないことが知られて
いる。
【0009】すなわち、上述したように、線形変調方式
によって変調された線形デジタル変調信号は搬送波信号
が抑圧された信号あり、かつ帯域通過雑音信号と同じ性
質の信号となるので、従来の周波数測定法によっては精
密な周波数測定ができない。この理由は、例えば、図1
6(a)に示すように、被測定信号である搬送波信号の
周波数スペクトルが線スペクトル成分を含まない連続ス
ペクトルになるからである。
【0010】つまり、被測定信号である搬送波信号の周
波数測定が帯域通過雑音の周波数を測定することと等価
であり、確率信号(Stochastic Signal)のパワースペ
クトル推定の問題に帰着し、測定結果は確率統計論の支
配するものとなる。その結果、周波数測定結果に理論的
に不可避な誤差を含む。
【0011】この誤差を軽減するには統計的推定を実施
しなければならないが、そのためには、測定時間を長く
設定したり、あるいは測定回数を多くする必要がある。
【0012】この問題を解決するために、従来では被変
調信号の変調方式毎に異なる特別な回路を設けて測定し
ていた。図15は、BPSK(Binary Phase Shift Key
ing)の変調方式で変調された場合におけるBPSK変
調信号における搬送波信号の周波数fc を測定する搬送
波周波数測定装置を示すブロック図である。
【0013】入力されたBPSK変調信号は、図16
(a)に示すように、搬送波信号の周波数fc を中心と
する広い周波数範囲を有する。そして、このBPSK変
調信号が2てい倍回路1に入力する。2てい倍回路1の
出力信号には、図16(b)に示すように、搬送波信号
の周波数fcの2倍の周波数2fcの線スペクトル6が発
生する。この線スペクトル6をの周波数2fcに同期し
たBFP3で抽出して雑音成分を除去した後、周波数カ
ウンタ5で搬送波信号の周波数fcの2倍の周波数2fc
を測定して、測定値を2で除算して、搬送波信号の最終
の周波数fcを得る。
【0014】同様に変調方式がQPSK(Quaternary P
hase Shift Keying)の場合4てい倍回路を用いて、ま
た、変調方式が8−PSK(Octal Phase Shift Keyin
g)の場合8てい倍回路を用いてと言うように、変調方
式がM元位相変調方式(M一ary PSK)の場合はM
てい倍回路によってM倍の線スペクトルを発生させ、こ
れを狭帯域フィルタによって抽出して周波数カウンタ等
で測定していた。
【0015】この方法は前述のように雑音の性質を持つ
デジタル変調信号を周波数カウンタを用いて直接測定す
る方法と比較して線スペクトルを測る方法なので、短時
間に、しかも高精度に搬送波の周波数を測定できる利点
がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示す搬送波周波数測定装置においてもまだ改良すべき
次のような課題があった。
【0017】すなわち、前述したように、変調方式毎に
異なるてい倍回路1を設ける必要がある。したがって、
変調方式が不明である線形デジタル変調信号の搬送波の
周波数を測定することができなかった。
【0018】さらに、周波数カウンタ5から得られる測
定周波数は搬送波信号の周波数fcそのものではなく、
高次のハーモニクスの周波数を測定している。よって、
変調方法式毎に異なる計算式によって本来の搬送波の周
波数fcを算出しなければならず、測定者にとって非常
に煩雑であった。
【0019】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、入力された線形デジタル変調信号の変調方
式を自動判定する変調方式判定部を設けることによっ
て、たとえ変調方式が未知の線形デジタル変調信号であ
ったとしても、同一の回路構成でもって、変調方式が異
なる複数種類の線形デジタル変調信号における搬送波の
周波数を直接測定することができ、かつ測定者の負担を
軽減できる線形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装
置及び線形デジタル変調信号の変調方式判定装置を提供
することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の線形デジタル変
調信号の搬送波周波数測定装置においては、線形デジタ
ル変調信号からなる被測定信号の変調方式を判定する変
調方式判定部と、この変調方式判定部で判定された変調
方式に基づいて測定信号の搬送波信号を再生する搬送波
信号再生部と、この搬送波信号再生手段で再生された搬
送波信号の周波数を測定する周波数測定部とを備えてい
る。
【0021】そして、請求項1においては、変調方式判
定部に対して、複数の変調方式における変調信号の各包
絡線分布パターンを記憶する包絡線分布パターンメモリ
と、被測定信号の包絡線分布を測定する包絡線分布測定
手段と、包絡線分布測定手段にて測定された包絡線分布
と包絡線分布パターンメモリに記憶された各包絡線分布
パターンとを比較照合して被測定信号の変調方式を判定
する変調方式判定手段とを備えている。
【0022】このように構成された線形デジタル変調信
号の搬送波周波数測定装置においては、変調方式判定部
内に、複数の変調方式における変調信号の各包絡線分布
パターンを記憶する包絡線分布パターンメモリが設けら
れている。
【0023】一般に、線形デジタル変調信号の振幅特
性、すなわち包絡線波形は、変調方式毎にそれぞれ異な
る特性値を有する。よって、振幅を横軸にして、縦軸に
各振幅の発生頻度(回数)とする包絡線分布も、変調方
式毎にそれぞれ異なる分布特性を有する。したがって、
被測定信号の包絡線分布を測定して、測定された包絡線
分布と包絡線分布パターンメモリに記憶された各包絡線
分布パターンと比較照合することによって、被測定信号
の変調方式が判定できる。
【0024】線形デジタル変調信号の変調方式が判定さ
れると、前述した方法を含めて種々の手法で被測定信号
の搬送波信号が再生可能であるので、この再生された搬
送波信号の周波数を測定することができる。
【0025】よって、たとえ、変調方式が未知の線形デ
ジタル変調信号であったとしても、確実に該当線形デジ
タル変調信号における搬送波信号の周波数を測定でき
る。
【0026】また、請求項2の線形デジタル変調信号の
搬送波周波数測定装置においては、変調方式判定部に対
して、被測定信号のシンボルクロックを再生するシンボ
ルクロック再生手段と、このシンボルクロック再生手段
で再生されたシンボルクロックで被測定信号をリサンプ
リングして被測定信号における各シンボルクロック点に
おける信号値と位相とを示す信号ベクトルを出力するリ
サンプリング手段と、このリサンプリング手段から出力
された信号ベクトルにおけるベクトル半径分布を測定す
るベクトル半径分布測定手段と、複数の変調方式におけ
る変調信号の各ベクトル半径分布パターンを記憶するベ
クトル半径分布パターンメモリと、ベクトル半径分布測
定手段にて測定されたベクトル半径分布とベクトル半径
分布パターンメモリに記憶された各ベクトル半径分布パ
ターンとを比較照合して被測定信号の変調方式を判定す
る変調方式判定手段とを備えている。
【0027】このように構成された線形デジタル変調信
号の搬送波周波数測定装置においては、入力された線形
デジタル変調信号におけるシンボルクロックが再生さ
れ、この再生されたシンボルクロックで線形デジタル変
調信号をリサンプリングして信号ベクトルが抽出され
る。
【0028】シンボルクロックで線形デジタル変調信号
をリサンプリングして得られる信号ベクトルにおけるベ
クトル半径と位相との関係は、各変調方式毎に一定の関
係を有する。したがって、シンボルクロックでリサンプ
リングして得られた信号ぺクトルの半径の分布も変調方
式毎に異なった分布をするので、先の手法と同様に、予
想される変調方式で変調された被測定信号のぺクトル半
径分布パターンを予めベクトル半径分布パターンメモリ
に記憶保持しておき、被測定信号から測定されたベクト
ル半径分布と比較照合することによって被測定信号の変
調方式を判定できる。
【0029】なお、この変調方式判定方式においては、
再生シンボルクロックを必要とするが、線形変調方式の
シンボルクロック再生は変調方式に依存しない共通方式
で実現できるので変調方式が未知の場合でも特に問題に
ならない。
【0030】また、請求項3の線形デジタル変調信号の
搬送波周波数測定装置における変調方式判定部は、被測
定信号のシンボルクロックを再生するシンボルクロック
再生手段と、このシンボルクロック再生手段で再生され
たシンボルクロックで被測定信号をリサンプリングして
被測定信号における各シンボルクロック点における信号
値と位相とを示す信号ベクトルを出力するリサンプリン
グ手段と、このリサンプリング手段から出力された信号
ベクトルにおけるベクトル半径分布を測定するベクトル
半径分布測定手段と、複数の変調方式における変調信号
の各ベクトル半径分布パターンを記憶するベクトル半径
分布パターンメモリと、ベクトル半径分布測定手段にて
測定されたベクトル半径分布とベクトル半径分布パター
ンメモリに記憶された各ベクトル半径分布パターンとを
比較照合するベクトルパターン照合手段と、複数の変調
方式における変調信号の各包絡線分布パターンを記憶す
る包絡線分布パターンメモリと、被測定信号の包絡線分
布を測定する包絡線分布測定手段と、包絡線分布測定手
段にて測定された包絡線分布と包絡線分布パターンメモ
リに記憶された各包絡線分布パターンとを比較照合する
包絡線パターン照合手段と、この包絡線パターン照合手
段及びベクトルパターン照合手段の各比較照合結果に基
づいて被測定信号の変調方式を判定する変調方式判定手
段とを有している。
【0031】このように構成された線形デジタル変調信
号の搬送波周波数測定装置においては、変調方式判定部
は、請求項1における包絡線分布パターンを用いる比較
照合手法と請求項2におけるベクトル半径分布パターン
を用いる比較照合手法とを採用している。
【0032】すなわち、一般には、一方の比較照合手法
だけでは変調方式の判定精度が劣るので、二つの比較照
合手法を組合わせることによって変調方式の判定をより
確実に実施できる。
【0033】また、請求項4の線形デジタル変調信号の
搬送波周波数測定装置における搬送波信号再生部は、請
求項2又は3における変調方式判定部の信号ベクトルの
位相から先に判定された変調方式に対応した補正した補
正位相を算出する補正位相算出手段と、この補正位相算
出手段にて算出された補正位相に一致する位相を有する
電圧制御発振器(VCO)の出力信号を搬送波信号とし
て出力するPLL回路とを有している。
【0034】このように構成された線形デジタル変調信
号の搬送波周波数測定装置においては、シンボルクロッ
クで線形デジタル変調信号をリサンプリングして得られ
た信号ベクトルにおける位相は変調方式で定まる補正位
相に変換される。
【0035】この補正位相に一致する位相を有する信号
をPLL回路で作成すれば、この信号が搬送波信号とな
る。よって、この補正位相に一致する位相を有する電圧
制御発振器(VCO)の出力信号を搬送波信号として出
力している。
【0036】また、請求項5の線形デジタル変調信号の
搬送波周波数測定装置は、線形デジタル変調信号からな
る被測定信号の変調方式を判定する変調方式判定部と、
この変調方式判定部で判定された変調方式に基づいて被
測定信号の搬送波信号を再生する搬送波信号再生部と、
この搬送波信号再生手段で再生された搬送波信号の周波
数を測定する周波数測定部とを備えている。
【0037】そして、変調方式判定部は、被測定信号の
シンボルクロックを再生するシンボルクロック再生手段
と、このシンボルクロック再生手段で再生されたシンボ
ルクロックで被測定信号をリサンプリングして被測定信
号における各シンボルクロック点における信号値と位相
とを示す信号ベクトルを出力するリサンプリング手段
と、リサンプリング手段から出力された信号ベクトルに
おけるベクトル半径分布を測定するベクトル半径分布測
定手段と、複数の変調方式における変調信号の各ベクト
ル半径分布パターンを記憶するベクトル半径分布パター
ンメモリと、ベクトル半径分布測定手段にて測定された
ベクトル半径分布と前記ベクトル半径分布パターンメモ
リに記憶された各ベクトル半径分布パターンとを比較照
合するベクトルパターン照合手段と、複数の変調方式に
おける変調信号の各包絡線分布パターンを記憶する包絡
線分布パターンメモリと、被測定信号の包絡線分布を測
定する包絡線分布測定手段と、包絡線分布測定手段にて
測定された包絡線分布と包絡線分布パターンメモリに記
憶された各包絡線分布パターンとを比較照合する包絡線
パターン照合手段と、この包絡線パターン照合手段及び
ベクトルパターン照合手段の各比較照合結果に基づいて
被測定信号の変調方式を判定する変調方式判定手段とを
備えている。
【0038】また、周波数算出部は、信号ベクトルの位
相の判定された変調方式で定まる基準位相からの位相誤
差を検出する位相誤差検出手段と、この位相誤差測定手
段にて検出された各位相誤差と該当位相誤差の発生時刻
との関係を示す一次方程式を算出するす関係式算出手段
と、この関係式算出手段で算出された一次方程式の勾配
から被測定信号の搬送波の周波数を算出する周波数算出
手段とを備えている。
【0039】このように構成された線形デジタル変調信
号の搬送波周波数測定装置においては、位相の時間変化
は周波数に比例する原理を用いている。すなわち、信号
ベクトルの位相の判定された変調方式で定まる基準位相
からの各位相誤差と該当位相誤差の発生時刻との関係を
示す一次方程式の勾配から被測定信号の搬送波の周波数
を算出している。
【0040】さらに、請求項6の線形デジタル変調信号
の変調方式判定装置においては、複数の変調方式におけ
る変調信号の各包絡線分布パターンを記憶する包絡線分
布パターンメモリと、線形デジタル変調信号からなる被
測定信号の包絡線分布を測定する包絡線分布測定手段
と、この包絡線分布測定手段にて測定された包絡線分布
と包絡線分布パターンメモリに記憶された各包絡線分布
パターンとを比較照合して被測定信号の変調方式を判定
する変調方式判定手段とを備えている。
【0041】すなわち、この請求項6は、請求項1の線
形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置における変
調方式判定部を変調方式判定装置として取出したもので
ある。
【0042】さらに、請求項7の線形デジタル変調信号
の変調方式判定装置においては、線形デジタル変調信号
からなる被測定信号のシンボルクロックを再生するシン
ボルクロック再生手段と、このシンボルクロック再生手
段で再生されたシンボルクロックで被測定信号をリサン
プリングして被測定信号における各シンボルクロック点
における信号値と位相とを示す信号ベクトルを出力する
リサンプリング手段と、リサンプリング手段から出力さ
れた信号ベクトルにおけるベクトル半径分布を測定する
ベクトル半径分布測定手段と、複数の変調方式における
変調信号の各ベクトル半径分布パターンを記憶するベク
トル半径分布パターンメモリと、ベクトル半径分布測定
手段にて測定されたベクトル半径分布とベクトル半径分
布パターンメモリに記憶された各ベクトル半径分布パタ
ーンとを比較照合して被測定信号の変調方式を判定する
変調方式判定手段とを備えている。
【0043】すなわち、この請求項7は、請求項2の線
形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置における変
調方式判定部を変調方式判定装置として取出したもので
ある。
【0044】さらに、請求項8の線形デジタル変調信号
の変調方式判定装置においては、線形デジタル変調信号
からなる被測定信号のシンボルクロックを再生するシン
ボルクロック再生手段と、このシンボルクロック再生手
段で再生されたシンボルクロックで被測定信号をリサン
プリングして被測定信号における各シンボルクロック点
における信号値と位相とを示す信号ベクトルを出力する
リサンプリング手段と、このリサンプリング手段から出
力された信号ベクトルにおけるベクトル半径分布を測定
するベクトル半径分布測定手段と、複数の変調方式にお
ける変調信号の各ベクトル半径分布パターンを記憶する
ベクトル半径分布パターンメモリと、ベクトル半径分布
測定手段にて測定されたベクトル半径分布とベクトル半
径分布パターンメモリに記憶された各ベクトル半径分布
パターンとを比較照合するベクトルパターン照合手段
と、複数の変調方式における変調信号の各包絡線分布パ
ターンを記憶する包絡線分布パターンメモリと、被測定
信号の包絡線分布を測定する包絡線分布測定手段と、こ
の包絡線分布測定手段にて測定された包絡線分布と包絡
線分布パターンメモリに記憶された各包絡線分布パター
ンとを比較照合する包絡線パターン照合手段と、この包
絡線パターン照合手段及びベクトルパターン照合手段の
各比較照合結果に基づいて被測定信号の変調方式を判定
する変調方式判定手段とを備えている。
【0045】すなわち、この請求項8は、請求項3の線
形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置における変
調方式判定部を変調方式判定装置として取出したもので
ある。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係わる
線形デジタル変調信号の搬送波信号周波数測定装置の全
体構成を示す模式図である。
【0047】入力端子11から入力される線形デジタル
変調信号からなる被測定信号s(t)は、図2に示すよ
うに、搬送波信号の周波数fc を中心とする広帯域の平
均電力スペクトラムを有する。そして、この入力された
被測定信号s(t)は、変調方式判定部12へ入力され
る。
【0048】変調方式判定部12は、入力された線形デ
ジタル変調信号からなる被測定信号s(t)の変調方式
を判定して判定結果を搬送波信号再生部13へ送出す
る。さらに、変調方式判定部12は、入力された被測定
信号s(t)のシンボルクロックを再生し、このシンボ
ルクロックで入力された被測定信号s(t)をリサンプ
リングして、信号ベクトルv(t)を抽出して搬送波信
号再生部13へ送出する。
【0049】搬送波信号再生部13は、入力された変調
方式の判定結果及び信号ベクトルv(t)を用いて、被
測定信号s(t)の搬送波信号y(t)を再生して周波
数測定部14へ送出する。周波数測定部14は入力され
た搬送波信号y(t)の周波数fc を測定して出力す
る。
【0050】以下、各部12〜14の構成及び動作を順
を追って説明していく。先ず、変調方式判定部12につ
いて説明する。たとえ変調方式を前述した線形変調方式
に限定したとしても、全ての線形変調方式を誤り無く自
動判別することはもとより不可能なので、この実施形態
では変調方式を代表的な変調方式について検証する。具
体的には、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、
QPSK(Quaternary PKS)、8−PSK(Octal
PSK)、π/4―Shift QPSK、16−QAM
(16−Level QuadratureAmplitude Modulation)、M-a
ry QAMである。 線形デジタル変調信号s(t)の特徴は、(1)式で示し
たように、この変調信号s(t)のスペクトルが、ベー
スバンド信号I(t)、Q(t)のスペクトルのみによ
って決まり、その他の変調パラメータの影響を全く受け
ないことである。よって、被測定信号(=線形デジタル
変調信号s(t))のスペクトルを観察しても変調方式
を区別できない。したがって、何らかの別の観察手段に
よって変調方式を判別する必要がある。そこで、この変
調方式判定部12においては、被測定信号の包絡線分布
パターン比較照合手法及びベクトル半径分布パターン比
較照合手法を用いる。
【0051】図3は、変調方式判定部12の詳細構成を
示すブロック図である。入力端子11から入力された線
形デジタル変調信号からなる被測定信号s(t)は包絡
線検波部15で包絡線検波される。包絡線(Envelope)
検波された後の被測定信号|s(t)|は次の包絡線分布
測定部16へ入力される。包絡線分布測定部16は、入
力された包絡線検波された後の被測定信号|s(t)|の
波形から、振幅を横軸とし、縦軸を各振幅における該当
振幅の発生頻度(発生回数)を示す包絡線分布p(e)
を測定して、次の包絡線パターン照合部17へ送出す
る。
【0052】包絡線分布パターンメモリ18内には、図
4に示すように、BPSK、QPSK、16−QMA等
の代表的な変調方式における線形デジタル変調信号の各
包絡線分布パターンp(e)18aが記憶されている。
【0053】包絡線パターン照合部17は、測定された
包絡線分布p(e)と包絡線分布パターンメモリ18内
に記憶された各変調方式における包絡線分布パターンp
(e)18aとを比較照合して、一致するか又は近似す
る変調方式を照合結果(1)として変調方式判定処理部1
9へ送出する。
【0054】また、入力端子11から入力された被測定
信号s(t)は、シンボルクロック再生部20及びリサ
ンプリング部21へ入力される。図5はシンボルクロッ
ク再生部20の詳細構成図である。入力された線形デジ
タル変調信号からなる被測定信号s(t)は、2乗回路
20aで2乗されて、スペクトラムアナライザ20c及
びBPF20bへ入力される。
【0055】入力された被測定信号s(t)は、図6
(a)に示す周波数分布特性を有する。すなわち、搬送
波周波数fc 近傍とシンボルクロックの周波数fs 近傍
に広帯域の連続スペクトラムが現れる。そして、この被
測定信号s(t)を2乗すると、図6(b)に示すよう
に、シンボルクロックの周波数fs に線スペクトラムが
現れる。
【0056】したがって、スペクトラムアナライザ20
cでこの線スペクトラムの周波数、すなわちシンボルク
ロックの周波数fsを検出して、BPF20bへ送信す
る。BPF20bがそのシンボルクロックの周波数fs
を通過帯域周波数に設定することによって、このシンボ
ルクロック再生部20から再生されたシンボルクロック
が出力される。シンボルクロック再生部20は再生され
たシンボルクロックをリサンプリング部21へ送出す
る。
【0057】リサンプリング部21は、再生されたシン
ボルクロックで被測定信号s(t)をリサンプリングし
て、被測定信号s(t)の各シンボルクロック点におけ
る信号値と位相とを示す信号ベクトルv(t)を抽出し
て、ベクトル半径測定部22及び信号ベクトル出力部2
3へ送出する。信号ベクトル出力部23は、この信号ベ
クトルv(t)を搬送波信号再生部13へ送出する。
【0058】信号ベクトルv(t)は、上述したよう
に、被測定信号s(t)における各シンボルクロック点
の信号値と位相とを示すので、例えば、図8(a)
(b)(c)に示すように、各変調方式毎にそれぞれ異
なる信号値と位相を有する。したがって、ベクトル半径
測定部22においては、信号値と位相とから各信号ベク
トルv(t)のベクトル半径r(t)を算出する。
【0059】図8(a)のBPSK及び図8(b)のQ
PSKの各変調方式においては、各ベクトル半径r
(t)は全て等しい。しかし、図8(c)の16−QA
Mの変調方式においては、各ベクトル半径r(t)はr
1 、r2 、r3 の3種類存在する。
【0060】ベクトル半径測定部22は算出した各信号
ベクトルv(t)のベクトル半径r(t)を次の半径分
布測定部24へ送出する。半径分布測定部24は、入力
されたベクトル半径r(t)のベクトル半径分布p
(r)を算出する。具体的には、ベクトル半径r(t)
を横軸とし、縦軸を各ベクトル半径における該ベクトル
半径の発生頻度(発生回数)を示すベクトル半径分布p
(r)を測定して、次のベクトルパターン照合部25へ
送出する。
【0061】ベクトルパターンメモリ26内には、図7
に示すように、BPSK、QPSK、π/4―Shift
QPSK、16−QMA等の代表的な変調方式における
変調信号の各ベクトル半径分布パターンp(r)25a
が記憶されている。前述したように、BPSK、QPS
K、π/4―Shift QPSKの変調方式における各ベ
クトル半径r(t)は全て等しいので、ベクトル半径分
布パターンp(r)は一つのピーク波形を有する。ま
た、16−QMAの変調方式における各ベクトル半径r
(t)はr1 、r2 、r3 の3種類存在するので、ベク
トル半径分布パターンp(r)は3つのピーク波形を有
する。
【0062】ベクトルパターン照合部25は、測定され
たベクトル半径分布p(r)とベクトル分布パターンメ
モリ26内に記憶された各変調方式におけるベクトル半
径分布パターンp(r)とを比較照合して、一致するか
又は近似する変調方式を照合結果(2)として変調方式判
定処理部19へ送出する。
【0063】変調方式判定処理部19は、包絡線パター
ン照合部17から入力された照合結果(1)とベクトルパ
ターン照合部25から入力された照合結果(2)とから、
入力された線形デジタル変調信号からなる被測定信号s
(t)の変調方式を判定する。すなわち、図7、図8に
示すように、測定されたベクトル半径分布p(r)が一
つのピーク波形を示す場合、この被測定信号s(t)の
変調方式は、BPSK、QPSK、π/4―Shift Q
PSKのなかのいずれの変調方式であるかを判定できな
い。そこで、包絡線分布p(e)がどの変調方式の包絡
線分布パターンp(e)に一致するかを判断することに
よって、最終の変調方式を判定する。
【0064】逆に、測定された包絡線分布p(e)が、
包絡線分布パターンメモリ18に記憶されたQPSKの
包絡線分布パターンp(e)か16−QAMの包絡線分
布パターンp(e)かの判定が困難の場合、測定された
ベクトル半径分布p(r)が一つのピーク波形を示すか
3つのピーク波形を示すかを判定することのによって、
変調方式の判定精度を向上されている。変調方式判定処
理部19は、最終の判定結果を次の搬送波信号再生部1
3へ送信する。
【0065】搬送波信号再生部13は、図9に示すよう
に、補正位相算出部27とPLL(Phase Locked Loo
p)回路28とで構成されている。さらに、PLL回路
28は、位相比較器29と、ローパスフィルタからなる
ループフィルタ30と、VCO(電圧制御発振器 Volt
age Controlled Oscillator)31とで構成されてい
る。
【0066】補正位相算出部27は、入力された信号ベ
クトルv(t)の位相φから、先に判定された変調方式
で定まる位相数Mを用いて、(2)式で示す補正位相φa
を算出する。
【0067】 φa=(Mφ mod 2π)/M …(2) この(2)式において、変調方式で定まる位相数Mとは、
M=ary PKS変調方式で定まる基準位相の数であ
り、例えば、図8に示すように、BPSKの場合はM=
2であり、QPSKBの場合はM=4であり、8−PS
Kの場合はM=8である。また、[Mφ mod 2π]
は、Mφを2πで除算して余りを求めることを意味す
る。
【0068】したがって、(2)式で得られる補正位相φa
は、図10に示すように、1〜4(位相φ=0〜2π)
の任意の象限に存在する測定された信号ベクトルv
(t)を、位相φ=0〜2π/Mの範囲の測定信号ベク
トルv(t)に変換した場合の位相を示す。すなわち、
補正位相算出部27は、入力された全ての信号ベクトル
v(t)の位相φを0〜2π/Mの範囲に存在する補正
位相φaに変換する。
【0069】補正位相算出部27から出力された補正位
相φaはPLL回路28の位相比較器29へ入力され
る。位相比較器29にはVCO31の位相φc を有する
出力信号y(t)が入力されている。位相比較器29は
補正位相φaと出力信号y(t)の位相φc との位相差
Δφを検出して次のループフィルタ30へ送出する。
【0070】 Δφ=φc ―φa …(3) ループフィルタ30は入力された位相差Δφを直流制御
電圧E(t)に変換して、VCO31へ送出する。VC
O31は入力された直流制御電圧E(t)に対応して出
力信号y(t)の周波数fを増減する。
【0071】このように構成されたPLL回路28にお
いては、位相差Δφが0になるようにVCO31の出力
信号y(t)の周波数fが変化する。位相差Δφが0に
なると、出力信号y(t)の位相φc が補正位相φa
一致したと仮定できるので、この時、VCO31から出
力されている出力信号y(t)を搬送波信号とする。し
たがって、VCO31から出力される搬送波信号y
(t)は正弦波波形を有する。
【0072】搬送波信号再生部13から出力された搬送
波信号y(t)は次の周波数測定部14へ送出される。
周波数測定部14は、例えば、周波数カウンタを用いて
入力された搬送波信号y(t)の周波数fc を測定す
る。すなわち、搬送波信号再生部13から出力された搬
送波信号y(t)は、前述したように正確な正弦波波形
を有しているので、ZCR法を基本測定原理とする従来
の周波数カウンタで周波数fc を測定したとしても、十
分高い周波数測定精度を確保できる。
【0073】このように構成された第1実施形態の線形
デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置においては、
変調方式判定部12において、入力された線形デジタル
変調信号からなる被測定信号s(t)の変調方式を自動
判定している。この場合、包絡線分布パターンp(e)
を用いる比較照合手法と、ベクトル半径分布パターンp
(r)を用いる比較照合手法との2つの比較照合手法を
採用している。したがって、互いに判定精度が不足する
部分を補間しあえるので、変調方式の判定精度をより一
層向上できる。
【0074】また、搬送波信号再生部13においては、
図8、図10に示すように、被測定信号から再生したシ
ンボルクロックで線形デジタル変調信号s(t)をリサ
ンプリングして得られた信号ベクトルv(t)の位相φ
の特性が変調方式毎に定まる基準位相φ0 に一致する筈
であることを利用して、PLL回路28で、正弦波形を
有する搬送波信号y(t)を作成している。
【0075】したがって、周波数測定部14は通常の周
波数カウンタを用いて正弦波形を有する搬送波信号y
(t)の周波数fc を高い精度で測定できる。
【0076】このように、たとえ入力された線形デジタ
ル変調信号からなる被測定信号s(t)の変調方式が不
明の場合であっても、確実に該当デジタル変調信号の搬
送波の周波数fc を測定できる。
【0077】さらに、変調方式判定部12、搬送波信号
賛成部13、周波数測定部14は、入力される線形デジ
タル変調信号s(t)の各変調方式に共通する1種類の
回路で構成されている。したがって、図15で示した従
来装置のように、各変調方式毎に異なる回路を設ける必
要がないので、搬送波周波数測定装置全体を小型に構成
できる。
【0078】(第2実施形態)図11は、本発明の第2
実施形態に係わる線形デジタル変調信号の搬送波周波数
測定装置の全体構成を示す模式図である。図1に示す第
1実施形態の搬送波周波数測定装置と同一部分には同一
符号を付して重複する部分の詳細説明を省略する。
【0079】この第2実施形態の搬送波周波数測定装置
においては、入力端子11から入力された線形デジタル
変調信号からなる被測定信号s(t)は、変調方式判定
部12へ入力される。変調方式判定部12は、入力され
た被測定信号s(t)の変調方式を判定して判定結果を
周波数算出部32へ送出する。さらに、変調方式判定部
12は、入力された被測定信号s(t)のシンボルクロ
ックを再生し、このシンボルクロックで入力された被測
定信号s(t)をリサンプリングして、信号ベクトルv
(t)を抽出して周波数算出部32へ送出する。
【0080】周波数算出部32は、入力された判定結果
及び信号ベクトルv(t)を用いて、被測定信号s
(t)における搬送波信号y(t)の周波数fc を算出
して出力する。
【0081】この周波数算出部32ではブロック信号処
理が採用される。このブロック信号処理は、図12に示
すように、被測定信号s(t)を一定長Tのプロック3
7に分割して処理する方法である。このブロック長T
は、被測定信号s(t)がバースト信号の場合、バース
ト38の長さ、すなわちバースト長に一致させるのが一
般的である。
【0082】変調方式が連続通信方式の場合は搬送波信
号の周波数fcの推定精度の観点から適当な長さのプロ
ック長Tが選択される。推定論の立場から、このブロッ
ク長Tは長いほど好ましいが、被測定信号s(t)がド
ップラー効果(Doppler Effect)やフェーディング(Fa
ding)等に影響を受けて周波数変動を伴う場合、このブ
ロック長Tを必要以上に長くできない。
【0083】ブロック信号処理による搬送波推定では一
つのブロック37内における全ての信号を用いて、最小
2乗推定理論によって搬送波信号の周波数fcを推定演
算する。
【0084】図13は周波数算出部32の概略構成を示
すブロック図である。この周波数算出部32は、位相誤
差算出部34、関係式算出部35、周波数推定演算部3
6で構成されている。
【0085】位相誤差算出部34は、変調方式判定部1
2から入力された判定結果が示す変調方式における図1
0に示す基準位相φ0 を決定する。さらに、この位相誤
差算出部34には、被測定信号s(t)における1ブロ
ック長T分の信号ベクトルv(t)が入力される。
【0086】位相誤差算出部34は、前述した(2)式を
用いて各時刻(各信号ベクトルv(t)の発生時刻)t
における補正位相φa (t)を求める。さらに、位相誤
差算出部34は、この補正位相φa(t)の基準位相φ0
からの位相誤差φe (t)を算出して次の関係式算出部
35へ送出する。
【0087】 φe(t)=φa(t)―φ0 …(4) 関係式算出部35は、位相誤差φe (t)と時刻tとの
関係を、図14に示すように、(5)式で示す一次方程式
で示されると見なして、この一次元方程式(の係数(勾
配)A及び定数αを最小2乗推定で算出する。
【0088】 φe(t)=At+α …(5) 周波数推定演算部36は、算出された一次方程式(5)の
係数(勾配)Aを入力された線形デジタル変調信号s
(t)における搬送波信号の周波数fc として出力す
る。
【0089】このように構成された第2実施形態の線形
デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置においては、
ブロック信号処理法を採用しているので、たとえ被測定
信号が、図12に示すように、バースト信号であったし
ても、線形デジタル変調信号s(t)における搬送波信
号の周波数fc を確実に、かつ高い精度で測定できる。
【0090】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。各実施形態の搬送波周波数測定装
置に組込まれた変調方式判定部12は、この搬送波周波
数測定装置以外にも、未知の線形デジタル変調信号の変
調方式を調べる変調方式判定装置として、単独で使用す
ることができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の線形デジ
タル変調信号の搬送波周波数測定装置においては、入力
された線形デジタル変調信号の変調方式を自動判定する
変調方式判定部を設けている。したがって、たとえ変調
方式が未知の線形デジタル変調信号であったとしても、
同一の回路構成でもって、変調方式が異なる複数種類の
線形デジタル変調信号における搬送波の周波数を直接測
定することができ、かつ測定者の負担を軽減できる。
【0092】また、本発明の変調方式判定装置において
は、簡単な回路構成で、入力された線形デジタル変調信
号の変調方式を自動判定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる線形デジタル変
調信号の搬送波周波数測定装置の全体構成を示す模式図
【図2】線形デジタル変調信号のパワースペクトラムを
示す図
【図3】同搬送波周波数測定装置に組込まれた変調方式
判定部の概略構成を示すブロック図
【図4】同変調方式判定部内に形成された包絡線分布パ
ターンメモリの記憶内容を示す図
【図5】同変調方式判定部に組込まれたシンボルクロッ
ク再生部の詳細構成を示すブロック図
【図6】同シンボルクロック再生部の動作を説明するた
めの被測定信号における周波数特性図
【図7】同変調方式判定部内に形成されたベクトルパタ
ーンメモリの記憶内容を示す図
【図8】各変調方式における各信号ベクトルと各位相と
の関係を示す図
【図9】同搬送波周波数測定装置に組込まれた搬送波信
号再生部の概略構成を示すブロック図
【図10】同搬送波信号再生部の動作を説明するための
位相関係図
【図11】本発明の第2実施形態に係わる線形デジタル
変調信号の搬送波周波数測定装置の全体構成を示す模式
【図12】同搬送波周波数測定装置に入力される被測定
信号のフレーム構成図
【図13】同搬送波周波数測定装置に組込まれた周波数
算出部の概略構成を示すブロック図
【図14】位相誤差と時刻との関係を示す特性図
【図15】従来の搬送波周波数測定装置の全体構成を示
す模式図
【図16】同搬送波周波数測定装置の動作を説明するた
めの線形デジタル変調信号のパワースペクトラムを示す
【符号の説明】
12…変調方式判定部 13…搬送波信号再生部 14…周波数測定部 16…包絡線分布測定部 17…包絡線パターン消防部 18…包絡線パターンメモリ 19…変調方式判定処理部 20…シンボルクロック再生部 21…リサンプリング部 24…半径分布測定部 25…ベクトルパターン照合部 26…ベクトルパターンメモリ 27…補正位相算出部 28…PLL回路 31…VCO 32…周波数算出部 34…位相差算術部 35…関係式算出部 36…周波数推定演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井城 祥光 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 Fターム(参考) 2G029 AA02 AB03 AC04 AD01 AH00 5K004 AA05 FA03 FA05 FA06 FA12 FD04 FE11 FH08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線形デジタル変調信号からなる被測定信
    号の変調方式を判定する変調方式判定部(12)と、こ
    の変調方式判定部で判定された変調方式に基づいて前記
    被測定信号の搬送波信号を再生する搬送波信号再生部
    (13)と、この搬送波信号再生手段で再生された搬送
    波信号の周波数を測定する周波数測定部(14)とを備
    えた線形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置であ
    って、 前記変調方式判定部(12)は、 複数の変調方式における変調信号の各包絡線分布パター
    ンを記憶する包絡線分布パターンメモリ(18)と、 前記被測定信号の包絡線分布を測定する包絡線分布測定
    手段(15,16)と、 この包絡線分布測定手段にて測定された包絡線分布と前
    記包絡線分布パターンメモリに記憶された各包絡線分布
    パターンとを比較照合して前記被測定信号の変調方式を
    判定する変調方式判定手段(17,19)とを有したこ
    とを特徴とする線形デジタル変調信号の搬送波周波数測
    定装置。
  2. 【請求項2】 線形デジタル変調信号からなる被測定信
    号の変調方式を判定する変調方式判定部(12)と、こ
    の変調方式判定部で判定された変調方式に基づいて前記
    被測定信号の搬送波信号を再生する搬送波信号再生部
    (13)と、この搬送波信号再生手段で再生された搬送
    波信号の周波数を測定する周波数測定部(14)とを備
    えた線形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置であ
    って、 前記変調方式判定部(12)は、 前記被測定信号のシンボルクロックを再生するシンボル
    クロック再生手段(20)と、 このシンボルクロック再生手段で再生されたシンボルク
    ロックで前記被測定信号をリサンプリングして前記被測
    定信号における各シンボルクロック点における信号値と
    位相とを示す信号ベクトルを出力するリサンプリング手
    段(21)と、 このリサンプリング手段から出力された信号ベクトルに
    おけるベクトル半径分布を測定するベクトル半径分布測
    定手段(22,24)と、 複数の変調方式における変調信号の各ベクトル半径分布
    パターンを記憶するベクトル半径分布パターンメモリ
    (26)と、 前記ベクトル半径分布測定手段にて測定されたベクトル
    半径分布と前記ベクトル半径分布パターンメモリに記憶
    された各ベクトル半径分布パターンとを比較照合して前
    記被測定信号の変調方式を判定する変調方式判定手段
    (25,19)とを有したことを特徴とする線形デジタ
    ル変調信号の搬送波周波数測定装置。
  3. 【請求項3】 線形デジタル変調信号からなる被測定信
    号の変調方式を判定する変調方式判定部(12)と、こ
    の変調方式判定部で判定された変調方式に基づいて前記
    被測定信号の搬送波信号を再生する搬送波信号再生部
    (13)と、この搬送波信号再生手段で再生された搬送
    波信号の周波数を測定する周波数測定部(14)とを備
    えた線形デジタル変調信号の搬送波周波数測定装置であ
    って、 前記変調方式判定部(12)は、 前記被測定信号のシンボルクロックを再生するシンボル
    クロック再生手段(20)と、 このシンボルクロック再生手段で再生されたシンボルク
    ロックで前記被測定信号をリサンプリングして前記被測
    定信号における各シンボルクロック点における信号値と
    位相とを示す信号ベクトルを出力するリサンプリング手
    段(21)と、 このリサンプリング手段から出力された信号ベクトルに
    おけるベクトル半径分布を測定するベクトル半径分布測
    定手段(22,24)と、 複数の変調方式における変調信号の各ベクトル半径分布
    パターンを記憶するベクトル半径分布パターンメモリ
    (26)と、 前記ベクトル半径分布測定手段にて測定されたベクトル
    半径分布と前記ベクトル半径分布パターンメモリに記憶
    された各ベクトル半径分布パターンとを比較照合するベ
    クトルパターン照合手段(25)と、 複数の変調方式における変調信号の各包絡線分布パター
    ンを記憶する包絡線分布パターンメモリ(18)と、 前記被測定信号の包絡線分布を測定する包絡線分布測定
    手段(15,16)と、 この包絡線分布測定手段にて測定された包絡線分布と前
    記包絡線分布パターンメモリに記憶された各包絡線分布
    パターンとを比較照合する包絡線パターン照合手段(1
    7)と、 この包絡線パターン照合手段及び前記ベクトルパターン
    照合手段の各比較照合結果に基づいて前記被測定信号の
    変調方式を判定する変調方式判定手段(19)とを有し
    たことを特徴とする線形デジタル変調信号の搬送波周波
    数測定装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送波信号再生部(13)は、 前記信号ベクトルの位相から前記判定された変調方式に
    対応した補正位相を算出する補正位相算出手段(27)
    と、 この補正位相算出手段にて算出された補正位相に一致す
    る位相を有する電圧制御発振器(31)の出力信号を搬
    送波信号として出力するPLL回路(28)とを有した
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の線形デジタル変
    調信号の搬送波周波数測定装置。
  5. 【請求項5】 線形デジタル変調信号からなる被測定信
    号の変調方式を判定する変調方式判定部(12)と、こ
    の変調方式判定部で判定された変調方式に基づいて前記
    被測定信号の搬送波信号の周波数を算出する周波数算出
    部(32)とを備えた線形デジタル変調信号の搬送波周
    波数測定装置であって、 前記変調方式判定部(12)は、 前記被測定信号のシンボルクロックを再生するシンボル
    クロック再生手段(20)と、 このシンボルクロック再生手段で再生されたシンボルク
    ロックで前記被測定信号をリサンプリングして前記被測
    定信号における各シンボルクロック点における信号値と
    位相とを示す信号ベクトルを出力するリサンプリング手
    段(21)と、 このリサンプリング手段から出力された信号ベクトルに
    おけるベクトル半径分布を測定するベクトル半径分布測
    定手段(22,24)と、 複数の変調方式における変調信号の各ベクトル半径分布
    パターンを記憶するベクトル半径分布パターンメモリ
    (26)と、 前記ベクトル半径分布測定手段にて測定されたベクトル
    半径分布と前記ベクトル半径分布パターンメモリに記憶
    された各ベクトル半径分布パターンとを比較照合して前
    記被測定信号の変調方式を判定する変調方式判定手段
    (25,19)とを有し、 前記周波数算出部(32)は、 前記信号ベクトルの位相の前記判定された変調方式で定
    まる基準位相からの位相誤差を検出する位相誤差検出手
    段(34)と、 この位相誤差測定手段にて検出された各位相誤差と該当
    位相誤差の発生時刻との関係を示す一次方程式を算出す
    るす関係式算出手段(35)と、 この関係式算出手段で算出された一次方程式の勾配から
    前記被測定信号の搬送波の周波数を算出する周波数算出
    手段(36)とを有したことを特徴とする線形デジタル
    変調信号の搬送波周波数測定装置。
  6. 【請求項6】 複数の変調方式における変調信号の各包
    絡線分布パターンを記憶する包絡線分布パターンメモリ
    (18)と、 線形デジタル変調信号からなる被測定信号の包絡線分布
    を測定する包絡線分布測定手段(15,16)と、 この包絡線分布測定手段にて測定された包絡線分布と前
    記包絡線分布パターンメモリに記憶された各包絡線分布
    パターンとを比較照合して前記被測定信号の変調方式を
    判定する変調方式判定手段(17,19)とを備えたこ
    とを特徴とする線形デジタル変調信号の変調方式判定装
    置。
  7. 【請求項7】 線形デジタル変調信号からなる被測定信
    号のシンボルクロックを再生するシンボルクロック再生
    手段(20)と、 このシンボルクロック再生手段で再生されたシンボルク
    ロックで前記被測定信号をリサンプリングして前記被測
    定信号における各シンボルクロック点における信号値と
    位相とを示す信号ベクトルを出力するリサンプリング手
    段(21)と、 このリサンプリング手段から出力された信号ベクトルに
    おけるベクトル半径分布を測定するベクトル半径分布測
    定手段(22,24)と、 複数の変調方式における変調信号の各ベクトル半径分布
    パターンを記憶するベクトル半径分布パターンメモリ
    (26)と、 前記ベクトル半径分布測定手段にて測定されたベクトル
    半径分布と前記ベクトル半径分布パターンメモリに記憶
    された各ベクトル半径分布パターンとを比較照合して前
    記被測定信号の変調方式を判定する変調方式判定手段
    (25.19)とを備えたことを特徴とする線形デジタ
    ル変調信号の変調方式判定装置。
  8. 【請求項8】 線形デジタル変調信号からなる被測定信
    号のシンボルクロックを再生するシンボルクロック再生
    手段(20)と、 このシンボルクロック再生手段で再生されたシンボルク
    ロックで前記被測定信号をリサンプリングして前記被測
    定信号における各シンボルクロック点における信号値と
    位相とを示す信号ベクトルを出力するリサンプリング手
    段(21)と、 このリサンプリング手段から出力された信号ベクトルに
    おけるベクトル半径分布を測定するベクトル半径分布測
    定手段(22,24)と、 複数の変調方式における変調信号の各ベクトル半径分布
    パターンを記憶するベクトル半径分布パターンメモリ
    (26)と、 前記ベクトル半径分布測定手段にて測定されたベクトル
    半径分布と前記ベクトル半径分布パターンメモリに記憶
    された各ベクトル半径分布パターンとを比較照合するベ
    クトルパターン照合手段(25)と、 複数の変調方式における変調信号の各包絡線分布パター
    ンを記憶する包絡線分布パターンメモリ(18)と、 前記被測定信号の包絡線分布を測定する包絡線分布測定
    手段(15,16)と、 この包絡線分布測定手段にて測定された包絡線分布と前
    記包絡線分布パターンメモリに記憶された各包絡線分布
    パターンとを比較照合する包絡線パターン照合手段(1
    7)と、 この包絡線パターン照合手段及び前記ベクトルパターン
    照合手段の各比較照合結果に基づいて前記被測定信号の
    変調方式を判定する変調方式判定手段(19)とを備え
    たことを特徴とする線形デジタル変調信号の変調方式判
    定装置。
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