JP2000286532A - 印刷パターン形成方法 - Google Patents

印刷パターン形成方法

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JP2000286532A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真露光等では微細パターン形成が難しい。
印刷面積の大少でインク載り量がバラツク。焼成後の仕
上げパターン凹凸、電気抵抗バラツク。 【解決手段】 印刷パターン形状に上面平坦な凸部面を
印刷部品に予め形成し、印刷版の印刷面以外に形成した
乳剤が固まった部分の乳剤厚みを所定の厚みに設定し、
印刷版上をスキージで掻くとき、乳剤下面が印刷部品を
セットした載品台に当接して一定以上の印刷版の撓みの
発生を防止し、印刷部品は乳剤の下面より中に押し込ん
だ状態で印刷版の印刷面との間に所定の隙間を設け、印
刷版上をスキージで掻きインクをスクリーンメッシュを
通し、印刷部品11の凸部平坦面11bのみにインク4
0aを載せた後、インク層40aの内部が柔らかく外表
面に粘着性が無い状態で加圧具60で加圧し平坦化す
る。焼成後に均一なメッキ厚面が形成される。電気抵抗
もバラツキが少ない導通パターンが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC等の電子部品
を搭載する基板に導通パターンを形成する印刷パターン
形成部品及びパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】IC等の電子部品を搭載する基板には導
通パターンが形成される。従来の基板は、ベーク材、ガ
ラエポ材、ガラス材、セラミック材等の材質の基板を使
ってその基板上に導通パターンを形成する。
【0003】この形成方法としては、代表的な作り方と
して次の2通りの方法が挙げられる。その1つの形成方
法は、基板に金属蒸着を施し、エッチングによって導通
パターンの形状を形成し、そのパターンの上に導電性の
良い金属メッキを施して導通パターンを得る方法であ
る。
【0004】ここでのエッチングは、先ず、金属蒸着を
施した基板上にレジスト膜を形成し、導通パターン形状
を形成したネガフィルム(又はポジフィルム)を使って
写真露光方法で導電パターン以外の形状部分のレジスト
膜を溶解し、剥離液でもってレジスト膜を完全に除去す
る。次に、エッチング液でもってレジスト膜の無い部分
の蒸着膜を剥離する。そして、最後に、パターン形状に
付着しているレジスト膜を除去してパターン形状の蒸着
膜を出現させる。
【0005】そして、このパターン形状の蒸着膜上に無
電解メッキ方法で金属メッキを施して導電性の良い導通
パターンを形成するものである。
【0006】この方法は、高い温度をかけないのでプラ
スチック含有の基板等でも製作出来、比較的安いコスト
で製作出来るものである。しかしながら、パターン幅や
パターン間隔等の寸法精度面で温度変化に影響される写
真フィルム等を使用すること等から数μmの誤差範囲に
収めるような高精度のパターン形成は難しく、また、パ
ターンの幅やパターン間隔が50μm前後の寸法が求め
られるような微細パターン形成も難しい。
【0007】次に、2つ目の形成方法は、基板上に導電
性金属粉を分散したインクでパターンをスクリーン印刷
し、焼成工程を経て樹脂分を蒸発させると同時に金属粉
を基板上に焼き付け、その焼き付けた金属粉上にメッキ
を施して導電パターンを得る方法である。
【0008】この方法は、高温処理が入るのでセラミッ
ク等の材料を使った基板に利用され、樹脂の含有した基
板には利用出来ない。この方法は、高度な耐湿性が求め
られて錆が発生しないパターンや強固なパターンが求め
られる場合に利用される。しかし反面、印刷方法で行わ
れることからして精度面で良いものが得られず、また、
微細なパターンを作ることにも問題がある。
【0009】上記したスクリーン印刷でパターンを形成
する方法は、従来は次の様にして形成している。その概
要を説明する。先ず、スクリーン印刷版の作成は、乳剤
を塗ったスクリーン印刷版の上部に導電パターンの形状
をしたポジフィルム(又はネガフィルム)を配設し、紫
外線を上側より照射する。フィルムの導電パターン形状
部の所は紫外線を透過して印刷版に照射し、印刷版の乳
剤を溶解する。溶解した乳剤が無い部分はパターン形状
に形成され、印刷版に乳剤が付着している部分はパター
ン形状以外の部分になる。
【0010】次に、印刷方法は次の様にして行われる。
載品台の上に印刷部品を載置固定する。その上に枠に固
定したスクリーン印刷版が印刷部品の印刷面と一定の隙
間を持って配設される。印刷版上にインクを載せ、スキ
ージでもって印刷版を押圧しながらインクを掻く。印刷
版を押圧しながらインクを掻くと版が撓むと共に、イン
クが乳剤が付いていないパターン部の編み目から下に押
し出されて、印刷部品の印刷面に付着する。印刷版のパ
ターン以外の所は、乳剤が付いているためインクが下に
押し出されることはない。
【0011】このように、スキージで印刷版を押圧しな
がら印刷するため、版が伸びたりして寸法が精度良く出
ない。また、押圧力のバラツキ、版の撓み量のバラツキ
等によってインクの押し出される量にバラツキが発生
し、更に、印刷面と版の隙間のバラツキも重なって印刷
の厚みや幅、位置等の寸法精度に更なる影響を及ぼし、
寸法精度の高いパターンがなかなか得られない。また、
特に微細なパターンになってくると、メッシュ線径の影
響(通常、最小パターン幅はメッシュ線径の3倍必要と
言われている)を受け、今のところ、50μm前後の寸
法が要求される微細パターンに適合出来るようなスクリ
ーンメッシュは得られない。また、印刷時にインクのに
じみ等も発生すること等からも、微細パターンになって
くるとにじみ出たインクが隣接するパターンに接続した
りして導電不良等の致命的問題も発生し易い。
【0012】更に、近年では、超LSI−ICを使った
電子部品が非常に多く現れている。そして、軽薄短小化
と長寿命化が求められ、精度の良い微細パターン形成が
求めらている。
【0013】そこで、これらの諸問題及び要望に対応す
るために、本出願人は次のような2つの対応策を行っ
た。その第1の対応策の概要について説明する。図4
は、導通パターンが形成された印刷パターン形成部品の
平面図、図5は、図4のA−A線断面図、図6、は図4
のB−B線断面図、図7は、導通パターン形状部品の部
分拡大断面図である。
【0014】図4〜図6において、印刷パターン形成部
品10は、基板11と、この基板11に形成された複数
の凸部面11aの上面平坦部11bに設けられた複数の
導通パターン12とで構成されている。基板11は、材
料がアルミナで出来ており、アルミナ粉末を樹脂バイン
ダーに分散されて射出成形し、高温で脱脂して樹脂分を
蒸発させ、残ったアルミナ粉末を高温で焼成して焼き固
めて成形したものである。
【0015】この基板11は導通パターン形状部に当た
る所の凸部面11aがパターン本数分形成されており、
その凸部面11aの上面平坦部11bは平坦な面が一直
線上になるように形成されている。この凸部面11aの
形状は、成形金型に形状が彫られており射出成形すると
この凸部形状が略出来上がってくるものである。脱脂、
焼成工程を経ると大きさが全体的に収縮し、完成形状が
出来上がる。この複数の凸部面11aの上面平坦部11
bは、下面11cと平行にするために研磨を行って、更
なる表面平坦化と一直線化を施している。
【0016】この凸部面11aの上面平坦部11bは、
求める導通パターンと全く同じ大きさ、同じ形状に仕上
げられる。この凸部面11a以外の部分、即ち、凸部と
凸部の間の溝部11d、中央部11e、四隅の平坦部1
1fは、凸部面11aの上面平坦部11bより一段下が
って逆に凹部を形成している。
【0017】この凸部及び凹部の形状・寸法は、成形型
の製作精度、後述する印刷の膜厚等によって規制を受け
るが、凸部面11aの上面平坦部11bの幅mは金型製
作精度から少なくとも略50μmが必要とされる。この
面は印刷インクが載れば良いので更に小さくても良く、
金型製作が可能で有れば更に幅を縮めることができる。
次に、隣接する凸部の間隔nは金型上はかなり小さい寸
法まで可能であるが、小さいとインクがそこに付着して
しまう。印刷しようとする厚みも影響を受けるが少なく
とも略30〜40μmまで小さくすることは可能であ
る。次に、凹部の深さhは、インクが底部に付着しない
程度の深さが必要で、少なくとも略50μm必要とされ
る。また、この凸部はできれば直角に起立するように極
力鋭角になるように形成するのが好ましい。射出成形で
はどうしても抜角が必要となるが、極力抜角を小さくし
て凸部の起立角が極力鋭角にするのが好ましい。これ
は、インクを印刷した時に表面張力の関係でその表面が
丸くなるが、鋭角になっているとインクが丸くなりやす
く、溝に流れ難くなるからである。また、若しインクが
溝ににじんで流れ込んでも凸部の側壁面を通って凹部底
面に至ることになるが、距離が長くなることから隣のパ
ターンインクと接続することは生じ難い。
【0018】以上の様な形成方法の基で、部品に導電パ
ターン形状を形成すれば、その寸法精度は数μmの誤差
範囲に形成できる。
【0019】次に、導電パターン12は、上記形成した
凸部面11aの上面平坦部11b上に印刷、焼成、メッ
キの工程を経て形成される。これらの工程を簡単に説明
すると、本実施の形態では、モリブデン(Mo)−マン
ガン(Mn)粉末を含有したペーストでスクリーン印刷
法で上面平坦部11bにペーストを印刷し、その後、高
温焼成で樹脂分を蒸発させると共にモリブデン−マンガ
ン粉末を基板に焼き付けた後、その焼き付けた金属の上
にニッケルメッキ、金メッキを施して完成の導通パター
ンを得る。
【0020】ここで、スクリーン印刷装置を使って、印
刷パターン形成部品のパターン形成方法について説明す
る。
【0021】図8は、スクリーン印刷する印刷装置の配
置図、図9は、スクリーンメッシュの部分拡大断面図、
図10は、スクリーンメッシュの斜視図である。図8に
おいて、載品台30上の所定位置に被印刷部品11(基
板)が固定載置されている。その上方にスクリーン印刷
版20が被印刷部品11と所定の隙間tを持って配設さ
れている。
【0022】スクリーン印刷版20は、図9〜図10に
示すように、十字型に編み込んだ網(スクリーンメッシ
ュ)に乳剤22aが塗られてその乳剤22aが固まった
部分22と、乳剤22aが全く塗られないでスクリーン
メッシュがそのまま現れた部分21とを形成したもので
ある。この乳剤22aを塗るのは載品台30にインク
(ペースト)が付着して汚れ発生を防止するためであ
る。乳剤22aを全く塗らない部分21は被印刷部品1
1の大きさより少し広めに形成する。このスクリーン印
刷版20は、被印刷部品11の丁度真上に乳剤22aを
全く塗らない部分21が配設されるようにセッテングさ
れる。
【0023】次に、図11は印刷状態を説明する説明図
である。インク40をスクリーン印刷版20の上に載
せ、スキージー50で押圧しながらインク40を掻いて
いくと、乳剤22aが塗られていない部分21の所では
インク40が網の隙間から下方に押し出されて被印刷部
品11の凸部面11aの上面平坦部11bに接触し、上
面にインク40aが載る。一方凹部11dの所は隙間が
大きいため凹部底に届かず、スクリーン印刷版20の裏
面に押し出された状態でインク40bが付着する。この
ような印刷方法の基では、スクリーン印刷版20の裏面
に付着したインクは一回一回拭き取らねばならないが、
非常に精度の良いパターンを形成することができる。
【0024】また、このような印刷方法を取れば、スク
リーン印刷版のメッシュの大きさに余り影響を受けな
い。通常、スクリーン印刷ては印刷パターンの形状、寸
法により最適な印刷版のメッシュを選定する。しかし、
この印刷方法では凸部面の上面平坦部にインクを載せれ
ば良いだけなので、メッシュの大きさは差程限定されな
い。ただ、メッシュの粗いものを使用するとインクの押
し出し量が多くなるので、凹部に付着する危険が生じ
る。この辺、隣接する凸部の間隔や凸部の高さ(凹部の
深さ)等を考慮の上選定することが好ましい。
【0025】ところが、上記した第1の対応策におい
て、次のような問題点を有していた。即ち、印刷版と印
刷部品との隙間t(図8参照)を一定の隙間に設定する
が、印刷部品の(総厚寸法の)バラツキによってこの隙
間が1ケ1ケ違ってくる。また、スキージで押圧しなが
ら掻く時の押圧のバラツキによって印刷版の撓み量も変
わり、これらのバラツキ具合が重なって、図12に示す
様に、(a)印刷物印刷面へのインクの載り量が多かっ
たり、(b)少なかったり、(c)極端に少なかったり
してその量が変わっていくる。このインクの載り量が、
焼成してモリブデン−マンガン粉末を印刷面に焼き付い
た時、その焼き付け厚みにバラツキを発生させる。場合
によっては印刷幅の大小のバラツキに迄影響することも
生じる。この様なことが生じると、最終的にはパターン
幅やパターン厚みの均一性、パターンの電気抵抗値に影
響を及ぼし、耐久性を悪くする要因になる等の問題が発
生した。
【0026】そこで、本出願人は第2の対応策を行っ
た。その概要について説明する。図13は、スクリーン
印刷版の斜視図、図14は、スクリーン印刷装置の配置
図、図15は、印刷状態を示す説明図である。印刷パタ
ーン形成部品については前述(図4〜図7)した部品と
同様であるので説明は省略する。異なる点のみについて
説明する。
【0027】図13〜図15において、図8と異なる所
は、スクリーン印刷版20に乳剤22aを厚く塗った点
である。スクリーン印刷版20の印刷面(乳剤22aが
塗られていない部分21)以外に形成した乳剤22aが
固まった部分22の乳剤厚みTを一定の寸法に厚くし、
乳剤22aを厚く塗るためにスキージ50で押圧しなが
らインク40を掻くと、印刷版20は撓むが、印刷版2
0に形成した乳剤22aの下面22bが載品台30の上
面30aに当接し、先ずはこれ以上の撓みは発生しな
い。次に、乳剤22aの無い部分を掻いて印刷部品11
の印刷面に印刷を施すが、印刷版20にストッパーが掛
かっているために(図15参照)印刷部品11の有る範
囲での印刷版20の撓み量は非常に小さく押さえられる
と共にその撓み量のバラツキも小さく押さえられる。
【0028】この時、印刷部品11は乳剤22aの下面
22bより奥まった位置にセットされることになるが、
印刷版20の下面21bと印刷面(上面平坦部)11b
との隙間が一定の隙間になる様にセッティングすれば良
い。
【0029】上記した様な印刷方法を取ることによっ
て、印刷版の撓み量を一定の量に規制できるので、印刷
部品の印刷面に載るインク量をバラツキ少なくすること
が出来る。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た第2の対応策においては次の様な問題がある。即ち、
図16(a)に示す様に、印刷部品11の上面平坦部1
1bの面積が小さい場合は、表面張力の作用でインク4
0aが丸まった形状を示す。また、図16(b)の様
に、上面平坦部11bの面積が大きい場合は、中央部が
薄くなって外周部が丸まった形状を示す。この状態で焼
成すると、モリブデン−マンガン粉末の焼き付いたとき
の状態は、図16(a)に対応して図17(a)の様に
Mo−Mn焼付層40cは中央部が厚くなり外周部が薄
くなる。また、図16(b)に対応して図17(b)の
様に中央部が薄く、外周部が厚くなる。この状態でこの
上にメッキを施すと、この形状に沿ってメッキが重なる
ので、仕上げパターン形状に凹凸の出来たものになる。
このことは、電気抵抗のバラツキを発生したり、載品電
子部品の組立ずらさを起こす新たな問題が発生した。
【0031】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、パターン面積の大小にかかわらずパタ
ーン形状に形成した上面平坦な凸面部にインクを印刷方
法で載せるだけで精度の良い微細パターンを形成する印
刷パターン形成方法を提供するものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における印刷パターン形成方法は、印刷部品
に、印刷パターン形状に上面平坦な凸部面を予め形成
し、印刷パターン形状を形成していないスクリーン印刷
版の印刷面以外に形成した乳剤が固まった部分の乳剤厚
みを所定の厚みに設定し、印刷版上をスキージで掻くと
き、乳剤下面が印刷部品をセットした載品台に当接して
一定以上の印刷版の撓みの発生を防止すると共に、一
方、印刷部品は乳剤の下面より中に押し込んだ状態で印
刷版の印刷面との間に所定の隙間を設け、前記印刷版上
をスキージで掻きインクを全域においてスクリーンメッ
シュを通し、前記印刷部品の凸部平坦面のみにインクを
載せた後、このインク層を加圧手段により加圧し平坦化
したことを特徴とするものである。
【0033】また、前記インク層の内部が柔らかく、外
表面が乾燥して粘着性が無くなった状態で加圧すること
を特徴とするものである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明におけ
る印刷パターン形成方法について説明する。図1〜図3
は、本発明の実施の形態に係わり、図1は、印刷部品の
上面平坦部に載せたインク層を加圧する前の状態、図2
は、加圧後の状態、図3は、焼成後のそれぞれの断面図
である。
【0035】印刷部品11の上面平坦部11bに微細な
精度のパターンを形成する方法については、前述した第
1の対応策で説明した。また、パターンを形成するため
に印刷面へのインクの載りを均一にする方法について
は、同様に第2の対応策で説明したので説明は省略す
る。
【0036】図1において、印刷部品11の上面平坦部
(印刷面)11bに略30μm位の厚さにインク(イン
ク層)40aの外表面は表面張力の関係で中央部の丸ま
った形状に形成される。そこで、加圧手段として加圧具
60の下面60aの平坦面でインク層40aの上面を加
圧する。
【0037】前記インク層40aを加圧する時は、イン
ク層40aの内部が柔らかく、外表面が乾燥して粘着性
が無くなった時に加圧するのが最適である。
【0038】図2において、加圧されたインク層40b
は平坦になり、モリブデン−マンガン粉末の分散分布は
均一化される。このように加圧されたインク面40bが
平坦になったものを焼成すると、図3に示すように、モ
リブデン−マンガン粉末が焼き付き、Mo−Mn焼付層
40cの均一な面が形成される。
【0039】以上述べた様に、均一な厚みで平坦になっ
た焼付層40cの面上にメッキを施すと均一なメッキ厚
面が形成され、電気抵抗もバラツキの非常に少ない導通
パターンが得られる。また、当然ながら複数あるパター
ン面が一直線上になって平坦化しているので、搭載部品
の落着きも良く、組立作業が非常に楽になる。
【0040】
【発明の効果】前述したように、本発明の構成により、
パターン面積の大小にかかわらず、パターン形状に形成
した印刷部品の印刷面(上面平坦な凸面部)に均一なメ
ッキ厚面が形成され、精度の良い微細パターンを形成す
ることができる。超LSI−ICを使った電子製品にも
対応できる精度の良い微細パターン形成が可能な印刷パ
ターン形成方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるインク層を加圧前
の状態を示す印刷部品の断面図である。
【図2】図1の加圧後の印刷部品の断面図である。
【図3】図1の焼成後の印刷部品の断面図である。
【図4】図1の導通パターン形状が形成された印刷パタ
ーン形成部品の平面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図5のB−B線断面図である。
【図7】図5の導通パターン形状部品の部分拡大断面図
である。
【図8】図4の印刷パターン形成部品のパターン形成方
法を示すスクリーン印刷装置の配置図である。
【図9】図8のスクリーンメッシュの部分断面図であ
る。
【図10】図8のスクリーン印刷版の斜視図である。
【図11】図8の印刷状態を説明する説明図である。
【図12】図11の印刷面へのインクの載り量を示す説
明図である。
【図13】図10の他のスクリーン印刷版の斜視図であ
る。
【図14】図13のスクリーン印刷版をセットした印刷
装置の配置図である。
【図15】図14の印刷状態を示す説明図である。
【図16】図15の印刷面へのインクの載り量を示す印
刷部品の部分拡大断面図である。
【図17】図16の焼成後の印刷部品の部分拡大断面図
である。
【符号の説明】
10 部品 11 基板(被印刷部品) 11a 凸部面 11b 上面平坦部 11c 下面 11d 溝部 12 導通パターン 20 スクリーン印刷版 21 乳剤が塗られていない部分 21a スクリーンメッシュ 22 乳剤が塗られ固まった部分 22a 乳剤 22b 乳剤下面 30 載品台 30a 載品台上面 40 インク 40a インク層 40b 加圧されたインク層 40c Mo−Mn焼付層 50 スキージ 60 加圧具 60a 加圧具下面 m 凸部の上面の幅 n 隣接する凸部の間隔 h 凹部の深さ T 乳剤厚み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重田 正夫 山梨県南都留郡河口湖町船津6663番地の2 河口湖精密株式会社内 (72)発明者 赤沢 実 山梨県南都留郡河口湖町船津6663番地の2 河口湖精密株式会社内 Fターム(参考) 5E343 AA02 AA12 BB72 DD02 FF04 FF13 GG08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷部品に、印刷パターン形状に上面平
    坦な凸部面を予め形成し、印刷パターン形状を形成して
    いないスクリーン印刷版の印刷面以外に形成した乳剤が
    固まった部分の乳剤厚みを所定の厚みに設定し、印刷版
    上をスキージで掻くとき、乳剤下面が印刷部品をセット
    した載品台に当接して一定以上の印刷版の撓みの発生を
    防止すると共に、一方、印刷部品は乳剤の下面より中に
    押し込んだ状態で印刷版の印刷面との間に所定の隙間を
    設け、前記印刷版上をスキージで掻きインクを全域にお
    いてスクリーンメッシュを通し、前記印刷部品の凸部平
    坦面のみにインクを載せた後、このインク層を加圧手段
    により加圧し平坦化したことを特徴とする印刷パターン
    形成方法。
  2. 【請求項2】 前記インク層の内部が柔らかく、外表面
    が乾燥して粘着性が無くなった状態で加圧することを特
    徴とする請求項1記載の印刷パターン形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN117430346A (zh) * 2023-12-21 2024-01-23 浙江大华技术股份有限公司 玻璃加工方法、玻璃及摄像装置

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