JP2000286219A - スピン処理装置およびスピン処理方法 - Google Patents

スピン処理装置およびスピン処理方法

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JP2000286219A
JP2000286219A JP11094011A JP9401199A JP2000286219A JP 2000286219 A JP2000286219 A JP 2000286219A JP 11094011 A JP11094011 A JP 11094011A JP 9401199 A JP9401199 A JP 9401199A JP 2000286219 A JP2000286219 A JP 2000286219A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は回転テーブルの回転数を増大させ
ても、処理槽内の圧力が上昇するのを防止できるように
したスピン処理装置を提供することにある。 【解決手段】 半導体ウエハ10を回転させて処理する
スピン処理装置において、処理チャンバ1と、この処理
チャンバ内に設けられたカップ体2と、このカップ体内
に設けられ上記半導体ウエハを保持して駆動モータ8に
より回転駆動される回転テーブル5と、この回転テーブ
ルの回転速度に応じて変化する上記処理チャンバ内の圧
力を制御する制御装置35とを具備したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は回転テ−ブルによ
って基板を回転させて処理するスピン処理装置及びスピ
ン処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば半導体装置や液晶表示装置の製
造過程においては、半導体ウエハやガラス基板などの基
板に回路パタ−ンを形成するための成膜プロセスやフォ
トプロセスがある。これらのプロセスでは、上記基板に
対してパターン形成と洗浄処理とが繰り返し行われる。
基板を洗浄したり、洗浄した基板を乾燥するためには、
上記基板を回転テ−ブルに保持してこの回転テ−ブルと
ともに回転させるスピン処理装置が用いられている。
【0003】一般に、スピン処理装置は処理チャンバを
有し、この処理チャンバ内にカップ体が配置されてい
る。このカップ体は上面が開口した容器状をなしてい
て、その内部には上記回転テーブルが設けられ、この回
転テーブル上に上記基板が保持される。
【0004】上記カップ体の底部には排出管が接続さ
れ、この排出管は上記処理チャンバの底壁を貫通して外
部に導出され、気液分離器に接続されている。したがっ
て、この気液分離器では液体と気体とを分離して排出す
るようになっている。
【0005】上記処理チャンバ内には、その上部からフ
ィルタを介してクリーンルーム内の外気が導入されるよ
うになっており、処理チャンバ内に導入された外気は底
部に接続された排気管から排出される。それによって、
処理チャンバ内には上部から下部に向う気流が生じるか
ら、その気流によって基板から飛散する処理液が処理チ
ャンバ内で浮遊して上記基板に再付着するのを防止して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基板を処理
するために回転テーブルを高速度で回転させると、その
回転によって処理チャンバ内の圧力が上昇することが確
認された。処理チャンバ内の圧力上昇は、回転テーブル
の回転によってカップ体の下面側の開口部から処理チャ
ンバ内に外気が吸引されるためであると考えられる。
【0007】このように、回転テーブルの回転によって
処理チャンバ内の圧力が上昇すると、その処理チャンバ
内の雰囲気が外部に漏れ出るということがある。そのた
め、基板の処理に薬液などを用いる場合には、その薬液
を含む雰囲気が外部に漏れることになるから、作業者に
悪影響を与える虞があるばかりか、その漏れによってク
リーンルームを汚染するという虞もある。
【0008】一方、上記カップ体は上カップと下カップ
とに分割されている。そして、回転テーブルに対して基
板を着脱する場合には、上記下カップを下降させ、処理
チャンバに形成された出し入れ口から基板を上記回転テ
ーブルに対して着脱するようにしている。
【0009】しかしながら、カップ体を上カップと下カ
ップとに分割し、上カップを上下動させる構成による
と、構造の複雑化を招くということがあった。
【0010】この発明は、回転テーブルを高速回転させ
た場合に、処理チャンバ内の圧力が上昇するのを防止し
たスピン処理装置及びスピン処理方法を提供することに
ある。
【0011】この発明は、カップ体を上カップと下カッ
プとに分割せずに、回転テーブルに対して基板を着脱で
きるようにしたスピン処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基板
を回転させて処理するスピン処理装置において、処理チ
ャンバと、この処理チャンバ内に設けられたカップ体
と、このカップ体内に設けられ上記基板を保持して駆動
源により回転駆動される回転テーブルと、この回転テー
ブルの回転速度に応じて変化する上記処理チャンバ内の
圧力を制御する制御手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記処理チャンバには、フィルタ及び送風機を有し
この送風機の回転によって上記フィルタを通じて外気を
導入する外気導入手段と、上記処理チャンバに接続され
た排気路及びこの排気路に設けられたダンパを有しこの
ダンパの開度によって上記処理チャンバからの排気量を
制御する排気手段とが設けられ、上記制御手段は、上記
回転テーブルの回転数の変化に応じて上記外気導入手段
による外気の導入量または上記排気手段による排気量の
少なくともいずれか一方を制御することを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、上記回転テーブルの回転数を検出する回転数検出手
段が設けられ、上記制御手段は、上記回転数検出手段か
らの検出信号によって上記処理チャンバ内の圧力を制御
することを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記処理チャンバには、この内部圧力を検出する圧
力検出手段が設けられ、上記制御手段は、上記圧力検出
手段からの検出信号に応じて上記処理チャンバ内の圧力
を制御することを特徴とする。
【0016】請求項5の発明は、基板を回転させて処理
するスピン処理方法において、上記基板を処理チャンバ
内に設けられた回転テーブルに保持してこの回転テーブ
ルを回転させる工程と、上記回転テーブルの回転数に応
じて変化する上記処理チャンバ内の圧力を制御する工程
とを具備したことを特徴とする。
【0017】請求項1乃至請求項5の発明によれば、処
理チャンバ内の圧力は回転テーブルの回転速度が変化し
てもほぼ一定に維持することが可能となる。
【0018】請求項6の発明は、基板を回転させて処理
するスピン処理装置において、処理チャンバと、この処
理チャンバ内に設けられたカップ体と、このカップ体内
に設けられ上記基板を保持して駆動源により回転駆動さ
れる回転テーブルと、上記処理チャンバの側壁に形成さ
れた第1の出し入れ口を開閉する第1のシャッタと、上
記カップ体の上記第1の出し入れ口と対向する位置に形
成された第2の出し入れ口を開閉する第2のシャッタ
と、上記第1、第2のシャッタを駆動して上記第1、第
2の出し入れ口を開閉する駆動手段とを具備したことを
特徴とする。
【0019】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、上記第1のシャッタと第2のシャッタとは連動する
構成であることを特徴とする。
【0020】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、上記処理チャンバとカップ体とが一体となっている
ことを特徴とする。
【0021】請求項6乃至請求項8の発明によれば、カ
ップ体を上カップと下カップとに分割せずに、回転テー
ブルに対して基板を着脱することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。
【0023】図1に示すこの発明のスピン処理装置は処
理チャンバ1を備えている。この処理チャンバ1はクリ
ーンルームに設置され、その内底部にはスピンカップ2
が配設されている。このスピンカップ2は筒状をなして
いて、その周壁3の上端部は径方向内方に向って傾斜し
た傾斜部4に形成されている。
【0024】上記スピンカップ2の内部には回転テーブ
ル5が配置されている。この回転テーブル5の下面には
軸受体6が設けられ、この軸受体6に上記回転テーブル
5が回転自在に支持されている。
【0025】上記軸受体6は下端部を上記処理チャンバ
1の底部に形成された通孔7から外部に突出させてい
る。上記軸受体6の下方には駆動源としての駆動モータ
8が設けられ、この駆動モータ8によって上記回転テー
ブル5が回転駆動されるようになっている。
【0026】上記回転テーブル5の上面側には周方向に
所定間隔で複数の支持ピン9が突設され、この支持ピン
9によって基板としての半導体ウエハ10が着脱自在に
保持されるようになっている。
【0027】上記処理チャンバ1の側壁の上記スピンカ
ップ2と対向する部位には第1の出し入れ口11が形成
されている。上記スピンカップ2の上記第1の出し入れ
口11と対向する部分、つまり回転テーブル5に保持さ
れた半導体ウエハ10の高さ位置と対向する部分には第
2の出し入れ口12が形成されている。
【0028】上記第1の出し入れ口11は第1のシャッ
タ13によって開閉され、第2の出し入れ口12は第2
のシャッタ14によって開閉されるようになっている。
つまり、第1のシャッタ13と第2シャッタ14とはL
字状の駆動軸15の一端部に連結されている。
【0029】上記駆動軸15の他端部は上記処理チャン
バ1の外部にほぼ垂直な状態で突出しており、その下端
部はシリンダ16のロッド17に連結されている。この
シリンダ16のロッド17が突出方向に付勢された状態
では、上記第1のシャッタ13が第1の出し入れ口11
を気密に閉塞し、第2のシャッタ14が第2の出し入れ
口12を気密に閉塞している。
【0030】上記ロッド17が没入方向に付勢されて駆
動軸15が連動すると、第1のシャッタ13と第2のシ
ャッタ14とが下降するから、第1の出し入れ口11と
第2の出し入れ口12とが開放される。したがって、図
示しないロボットによって、処理チャンバ1の外部から
上記第1の出し入れ口11と第2の出し入れ口12を介
して上記回転テーブル5に未処理の半導体ウエハ10を
供給したり、処理された半導体ウエハ10を取り出すこ
とができるようになっている。
【0031】処理チャンバ1に供給された未処理の半導
体ウエハ10は、回転テーブル5の上方に配置されたノ
ズル20から噴射される処理液によって洗浄処理などが
行われるようになっている。つまり、半導体ウエハ10
は、回転テーブル5を低速度で回転して洗浄処理された
後、高速度で回転させることで乾燥処理されるようにな
っている。
【0032】上記処理チャンバ1の天井部には導入孔2
1が形成されている。この導入孔21には外気導入手段
を構成するウルパなどのフィルタ22を収容したフィル
タボックス23が設けられている。このフィルタボック
ス23内には送風モータ24によって回転駆動されるフ
ァン25が収容されている。
【0033】したがって、上記ファン25が上記送風モ
ータ24によって回転駆動されると、外気(クリーンル
ーム内の気体)が上記フィルタ22で浄化されて洗浄槽
1内に導入されるようになっている。
【0034】上記処理チャンバ1の底部には、カップ体
2の内部に連通する複数の排出管26及びカップ体2の
外部に連通する排気路を形成する複数の排気管27がそ
れぞれ設けられている。上記排出管26はカップ体2内
の処理液を含む雰囲気を排出するようになっており、そ
の雰囲気は気液分離器28に導入されて気体と液体とに
分離される。
【0035】上記気液分離器28で分離された液体は排
液管29を通じて排出され、気体は上記排気管27へ排
出される。この排気管27には排気ポンプ31が接続さ
れており、気液分離器28からの気体及び上記フィルタ
22で浄化されて上記導入孔21から処理チャンバ1内
に供給された清浄な空気が上記排気管27を通じて排出
されるようになっている。
【0036】上記導入孔21から処理チャンバ1内に供
給された清浄な空気が処理チャンバ1の底部に接続され
た排気管27から排出されることで、処理チャンバ1内
にはその上部から下方に向う空気流が生じる。それによ
って、回転テーブル5を回転させて半導体ウエハ10
を、たとえば乾燥処理する際に生じるミスト等が円滑に
排出される。つまり、上記ミストが処理チャンバ1内で
舞い上がり、半導体ウエハ10に再付着するのを防止す
ることができるようになっている。
【0037】排気管27の処理チャンバ1に接続された
部分にはそれぞれダンパ32が設けられている。各ダン
パ32は角度制御モータ33によって角度(開度)が制
御されるようになっている。それによって、上記排気ポ
ンプ31による処理チャンバ1からの排気量を制御でき
るようになっている。
【0038】上記駆動モータ8には回転数検出手段とし
てのエンコーダ34が設けられ、この駆動モータ8の回
転数、つまり回転テーブル5の回転数を検出するように
なっている。エンコーダ34による検出信号は制御装置
35に入力される。また、制御装置35には上記処理チ
ャンバ1内の圧力を検出する圧力検出手段としての圧力
検出センサ36からの検出信号が入力されるようになっ
ている。
【0039】上記制御装置35は、上記駆動モータ8、
上記送風機モータ24、上記角度制御モータ33の回転
速度及び上記角度制御モータ33によるダンパ32の角
度を上記エンコーダ34が検出する回転テーブル5の回
転数あるいは上記圧力検出センサ36が検出する処理チ
ャンバ1内の圧力のいずれかの信号によって制御する。
なお、排気ポンプ31は上記制御装置35によって発停
制御だけが行われるようになっているが、他のモータと
同様に回転数を変え、排気量を制御するようにしてもよ
い。
【0040】また、排気ポンプ31を使用せず、向上な
どの一括排気システムを利用する場合には、送風機モー
タ24または排気用のダンパ32の制御のみとしてもよ
い。
【0041】つぎに、上記構成のスピン処理装置の動作
について説明する。
【0042】まず、シリンダ16を作動させて駆動軸1
5によって第1のシャッタ13と第2のシャッタ14と
を下降させ、処理チャンバ1の第1の出し入れ口11と
カップ体2の第2の出し入れ口12とを開放し、これら
の出し入れ口11,12を介して回転テーブル5上に未
処理の半導体ウエハ10を図示しないロボットによって
供給する。
【0043】その後、上記シリンダ16を逆方向に作動
させ、上記第1、第2のシャッタ14を上昇させて各出
し入れ口11,12を気密に閉塞する。送風機モータ2
4によるファン25の運転と、排気ポンプ31の運転と
は常時行われ、処理チャンバ1内の雰囲気を常に排気し
ている。
【0044】つぎに、回転テーブル5を低速度で回転さ
せながらノズル20から処理液を半導体ウエハ10に向
って噴射することで、半導体ウエハ10を洗浄処理す
る。
【0045】フィルタ22で浄化された清浄空気を処理
チャンバ1の上部から下部に向って流すことで、処理チ
ャンバ1内及びカップ体2内の雰囲気が上部から下部へ
円滑に流れて排出されることになる。
【0046】そのため、処理チャンバ1内において、処
理液を含む雰囲気が乱流となるのが防止されるから、ミ
スト状となった処理液が処理チャンバ1内に浮遊するの
が防止される。
【0047】このようにして半導体ウエハ10を洗浄処
理したならば、回転テーブル5を高速度で回転させて乾
燥処理する。回転テーブル5を高速回転させたときに
は、処理チャンバ1内の圧力が上昇してミストを含む雰
囲気が外部に漏れ出る虞があるので、処理チャンバ1内
の圧力が上昇するのが以下の手段によって抑制される。
【0048】まず、第1の手段としては、回転テーブル
5の回転速度が所定の回転数に達したことがエンコーダ
34によって検出されたならば、その検出信号によって
送風機モータ24によるファン25の回転数を下げ、処
理チャンバ1内へ供給される送風量を減少させる。
【0049】それによって、処理チャンバ1内の圧力上
昇が抑制されることになるから、処理チャンバ1内のミ
スト状の処理液を含む雰囲気が外部に漏れ出るのを防止
することができる。
【0050】処理チャンバ1内の圧力は圧力検出センサ
36によって検出されている。したがって、この圧力検
出センサ36からの検出信号によって上記処理チャンバ
1内の圧力がほぼゼロもしくはゼロに近い負圧になるよ
う上記ファン25による送風量を制御することができる
から、処理チャンバ1内の雰囲気が外部に漏れ出るのを
確実に防止することができる。
【0051】上記第1の手段において、送風機モータ2
4によるファン25の回転数を制御する代わりに、排気
管27に設けられたダンパ32の開度を制御して処理チ
ャンバ1内の圧力上昇を制御するようにしてもよい。つ
まり、ダンパ32の開度を大きくして排気管27からの
排気量を増大させれば、処理チャンバ1内の圧力上昇を
抑制することができる。
【0052】また、送風機モータ24の回転数を制御し
てから処理チャンバ1内の圧力変化の遅れなどを考慮し
て回転テーブル5が回転する前あるいは低速回転時に送
風機モータ24の回転を下げてもよい。
【0053】第2の手段としては、エンコーダ34から
の検出信号によらず、処理チャンバ1内の圧力を検出す
る圧力検出センサ36からの検出信号によって処理チャ
ンバ1内の圧力を制御することができる。
【0054】つまり、回転テーブル5の回転数が上昇し
て処理チャンバ1内の圧力が上昇し、そのことが圧力検
出センサ36によって検出されたならば、その検出信号
に応じてファン25による送風量を減少させたり、ダン
パ32の開度を大きくして排気量を増大させる。
【0055】それによって、処理チャンバ1内の圧力を
ゼロもしくはゼロに近い負圧に維持することが可能とな
るから、第1の手段と同様、処理チャンバ1内の雰囲気
が外部に漏れ出るのを防止することができる。
【0056】このようにして半導体ウエハ10の洗浄処
理及び乾燥処理が終了したならば、回転テーブル5を停
止してシリンダ16を作動させ、第1のシャッタ13と
第2のシャッタ14とを下降させる。
【0057】それによって、第1の出し入れ口11と第
2の出し入れ口12とが開放されるから、これら出し入
れ口11,12を通じて処理された半導体ウエハ10を
取り出した後、未処理の半導体ウエハ10を供給して上
述したごとく洗浄処理と乾燥処理とが繰り返して行われ
る。
【0058】上記カップ体2には、処理チャンバ1に形
成された第1の出し入れ口11と対向して第2の出し入
れ口12を形成した。そのため、一対の出し入れ口1
1,12を開閉することで、回転テーブル5に半導体ウ
エハ10を供給したり、取り出すことができる。
【0059】つまり、従来のようにカップ体2を上下2
つに分割し、上のカップを上下駆動して半導体ウエハ1
0を出し入れするということをせずにすむから、カップ
体2の構成を簡略化することができる。
【0060】上記第1の出し入れ口11を開閉する第1
のシャッタ13と、第2の出し入れ口12を開閉する第
2のシャッタ14とを同一の駆動軸15によって駆動す
るようにしたことでシリンダ16が1つですむから、そ
のことによっても構成の簡略化を計ることができる。
【0061】この発明は上記一実施の形態に限定され
ず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であ
る。たとえば、制御装置35に処理チャンバ1内の圧力
を設定しておき、その設定圧力と圧力検出センサ36が
検出する検出信号とを比較し、その比較に基づいて送風
モータ24によるファン25の回転数や角度制御モータ
33によるダンパ32の開度を制御するようにしてもよ
い。
【0062】そのような制御を行うようにすれば、処理
チャンバ1内の圧力を常に一定に維持することができる
ばかりか、処理チャンバ1内の圧力が高い場合だけでな
く、低い場合にも設定圧力になるよう制御することが可
能である。
【0063】
【発明の効果】請求項1乃至請求項5の発明によれば、
回転テーブルの回転数が高速度になったときに処理チャ
ンバ内の圧力が上昇するのを防止するようにした。
【0064】そのため、処理チャンバ内の雰囲気が外部
に漏れ出るのを防止することができる。
【0065】請求項6乃至請求項8の発明によれば、処
理チャンバとこの処理チャンバ内に設けられたカップ体
との対応する部分に、それぞれシャッタによって開閉さ
れる出し入れ口を形成した。
【0066】そのため、上記カップ体を2つに分割し上
側のカップ体を上下駆動するということをせずに上記カ
ップ体内の回転テーブルに基板を着脱することができる
から、構成の簡略化を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示すスピン処理装置
の概略的構成を示す断面図。
【符号の説明】
1…処理チャンバ 2…カップ体 5…回転テーブル 8…駆動モータ 10…半導体ウエハ(基板) 11…第1の出し入れ口 12…第2の出し入れ口 13…第1のシャッタ 14…第2のシャッタ 24…送風機モータ 25…ファン 27…排気管 32…ダンパ 33…角度制御モータ 34…エンコーダ 35…制御装置 36…圧力検出センサ(圧力検出手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を回転させて処理するスピン処理装
    置において、 処理チャンバと、 この処理チャンバ内に設けられたカップ体と、 このカップ体内に設けられ上記基板を保持して駆動源に
    より回転駆動される回転テーブルと、 この回転テーブルの回転速度に応じて変化する上記処理
    チャンバ内の圧力を制御する制御手段とを具備したこと
    を特徴とするスピン処理装置。
  2. 【請求項2】 上記処理チャンバには、フィルタ及び送
    風機を有しこの送風機の回転によって上記フィルタを通
    じて外気を導入する外気導入手段と、上記処理チャンバ
    に接続された排気路及びこの排気路に設けられたダンパ
    を有しこのダンパの開度によって上記処理チャンバから
    の排気量を制御する排気手段とが設けられ、 上記制御手段は、上記回転テーブルの回転数の変化に応
    じて上記外気導入手段による外気の導入量または上記排
    気手段による排気量の少なくともいずれか一方を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載のスピン処理装置。
  3. 【請求項3】 上記回転テーブルの回転数を検出する回
    転数検出手段が設けられ、 上記制御手段は、上記回転数検出手段からの検出信号に
    よって上記処理チャンバ内の圧力を制御することを特徴
    とする請求項1記載のスピン処理装置。
  4. 【請求項4】 上記処理チャンバには、この内部圧力を
    検出する圧力検出手段が設けられ、 上記制御手段は、上記圧力検出手段からの検出信号に応
    じて上記処理チャンバ内の圧力を制御することを特徴と
    する請求項1記載のスピン処理装置。
  5. 【請求項5】 基板を回転させて処理するスピン処理方
    法において、 上記基板を処理チャンバ内に設けられた回転テーブルに
    保持してこの回転テーブルを回転させる工程と、 上記回転テーブルの回転数に応じて変化する上記処理チ
    ャンバ内の圧力を制御する工程とを具備したことを特徴
    とするスピン処理方法。
  6. 【請求項6】 基板を回転させて処理するスピン処理装
    置において、 処理チャンバと、 この処理チャンバ内に設けられたカップ体と、 このカップ体内に設けられ上記基板を保持して駆動源に
    より回転駆動される回転テーブルと、 上記処理チャンバの側壁に形成された第1の出し入れ口
    を開閉する第1のシャッタと、 上記カップ体の上記第1の出し入れ口と対向する位置に
    形成された第2の出し入れ口を開閉する第2のシャッタ
    と、 上記第1、第2のシャッタを駆動して上記第1、第2の
    出し入れ口を開閉する駆動手段とを具備したことを特徴
    とするスピン処理装置。
  7. 【請求項7】 上記第1のシャッタと第2のシャッタと
    は連動する構成であることを特徴とする請求項6記載の
    スピン処理装置。
  8. 【請求項8】 上記処理チャンバとカップ体とが一体と
    なっていることを特徴とする請求項6記載のスピン処理
    装置。
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