JP2000285735A - 電線・ケーブル - Google Patents

電線・ケーブル

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JP2000285735A
JP2000285735A JP11086358A JP8635899A JP2000285735A JP 2000285735 A JP2000285735 A JP 2000285735A JP 11086358 A JP11086358 A JP 11086358A JP 8635899 A JP8635899 A JP 8635899A JP 2000285735 A JP2000285735 A JP 2000285735A
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Takanori Yamazaki
孝則 山崎
Katsutoshi Hanawa
勝利 塙
Keiji Murata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押出成形性が良く、耐水トリー特性に優れた
絶縁体を有する工業的特性の高い電線・ケーブルを提供
すること。 【解決手段】 ポリプロピレン1〜25重量%及びエチ
レン・ブテン−1共重合体99〜75%を含む密度0.
920g/cm3 以下のポリマ組成物あるいはその架橋
物を主体とする絶縁体を具備するように電線・ケーブル
を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線・ケーブルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレンに代表されるエチレン系ポ
リマ及びその架橋物は優れた電気絶縁性を示すことか
ら、電力ケーブルを主体とする電気絶縁材料として広く
用いられている。しかし、これらの材料を湿潤若しくは
浸水状態で使用すると、その内部に水トリーが発生し、
材料の持つ優れた電気絶縁性能が著しく低下し、最悪の
場合、水トリーが絶縁体を貫通して絶縁破壊事故を起こ
すことがある。
【0003】この水トリーは課電によって外部から絶縁
体中に浸透した水が異物、ボイド等の微小欠陥部に拡散
していき、凝縮して大きく成長し高分子鎖を歪ませ、逐
には高分子鎖を押しのけて樹枝(トリー)状に水が射出
する現象である。
【0004】水トリーの核となる異物、ボイド等の欠陥
は、レジンの品質管理や電線・ケーブルの製造技術の改
善によって、ある程度除去することが可能になったが、
完全に排除することは困難な状況にある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、エチレン系ポ
リマ及びその架橋物から成る絶縁体を有する従来の電線
・ケーブルにおいては、水トリー現象が避けられなかっ
た。
【0006】本発明は上記問題点を有効に解決するため
に案出されたものであり、その目的は、耐水水トリー性
を大幅に向上させた絶縁体を有する新規な電線・ケーブ
ルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電線・ケーブル
は、ポリプロピレン1〜25重量%及びエチレン・ブテ
ン−1共重合体99〜75重量%を含有し、且つ密度が
0.920g/cm3以下のポリマ組成物を主体とする
絶縁体組成物から成る絶縁体を有する如くに構成され
る。よって、本発明の電線・ケーブルは、ポリプロピレ
ン及びエチレン・ブテン−1共重合体を規定の割合で含
有する規定の密度のポリマ組成物を絶縁体として用いた
ことを第1の特徴とするものである。
【0008】本発明の電線・ケーブルにおける絶縁体
は、(1)ポリプロピレン1〜25重量%及びエチレン
・ブテン−1共重合体99〜75重量%を含有し、且つ
密度が0.920g/cm3 以下のポリマ組成物及び
(2)上記ポリプロピレン及び上記エチレン・ブテン−
1共重合体の合量100〜60重量部に対し、0〜40
重量部の高圧ラジカル重合ポリエチレン、エチレン酢酸
ビニル共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合
体、エチレンブチルアクリレート共重合体、エチレンメ
タクリレート共重合体、エチレンメチルメタクリレート
共重合体、エチレンプロピレンゴム、エチレンブテンゴ
ム、エチレンオクテンゴム、水添スチレンブタジエンゴ
ム、水添スチレンブタジエンスチレンゴムから選ばれる
1種類または2種類以上の配合ポリマを主体とする絶縁
体組成物から成る絶縁体を有する如くに構成されること
が好ましい。よって、本発明の電線・ケーブルは、規定
割合の上記ポリプロピレン、上記エチレン・ブテン−1
共重合体及び上記配合ポリマを含むポリマ組成物から成
る絶縁体を有することを第2の特徴としている。
【0009】さらに、本発明の電線・ケーブルにおける
絶縁体を構成する絶縁体組成物は、酸化防止剤として
2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t
−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]、オクタデシル3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,4−
ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−
3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリ
アジン、ビス[2−メチル−4−{3−n−アルキル
(C12またはC14)チオプロピオニルオキシ}−5−t
−ブチルフェニル]スルフィド、4,4´−チオビス
(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)から選ばれ
る1種又は2種以上の化合物を合計0.5重量部(樹脂
分100重量部に対し)以下含有せしめられていること
が好ましい。よって、本発明の電線・ケーブルは、規定
割合の上記ポリプロピレン、上記エチレン・ブテン−1
共重合体あるいはこれ等と上記配合ポリマ及び上記酸化
防止剤を含む絶縁体組成物から成る絶縁体を有すること
を第3の特徴としている。
【0010】またさらに、本発明の電線・ケーブルにお
ける絶縁体を構成する絶縁体組成物は、(1)樹脂分1
00重量部当り合計0.5重量部以下の割合の2,2−
チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、ペンタ
エリスリチル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]、オ
クタデシル3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート、2,4−ビス−(n−
オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−
t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、ビス
[2−メチル−4−{3−n−アルキル(C12またはC
14)チオプロピオニルオキシ}−5−t−ブチルフェニ
ル]スルフィド、4,4´−チオビス(3−メチル−6
−t−ブチルフェノール)から選ばれる1種又は2種以
上の化合物及び(2)樹脂分100重量部当り合計0.
5重量部以下の割合ジラウリルチオジプロピオネート、
ジミリスチルチオジプロピオネート、ジステアリルチオ
ジプロピオネート、テトラキス(メチレンドデシルチオ
ジプロピオネート)メタンから選ばれる1種又は2種以
上の化合物が併用して含有せしめられることが好まし
い。よって、本発明の電線・ケーブルは、規定割合の上
記ポリプロピレン、上記エチレン・ブテン−1共重合体
あるいはこれ等と上記配合ポリマ、上記酸化防止剤
(1)及び上記酸化防止剤(2)を含む絶縁体組成物か
ら成る絶縁体を有することを第4の特徴としている。
【0011】さらにまた、本発明の電線・ケーブルにお
ける絶縁体を構成する絶縁体組成物は、(1)ポリプロ
ピレン1〜25重量%及びエチレン・ブテン−1共重合
体99〜75重量%を含有し、且つ密度が0.920g
/cm3 以下のポリマ組成物又は(2)ポリプロピレン
1〜25重量%及びエチレン・ブテン−1共重合体99
〜75重量%を含有し、且つ密度が0.920g/cm
3 以下のポリマ組成物と上記ポリプロピレン及び上記エ
チレン・ブテン−1共重合体の合量100〜60重量部
に対し、0〜40重量部の高圧ラジカル重合ポリエチレ
ン、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンエチルアク
リレート共重合体、エチレンブチルアクリレート共重合
体、エチレンメタクリレート共重合体、エチレンメチル
メタクリレート共重合体、エチレンプロピレンゴム、エ
チレンブテンゴム、エチレンオクテンゴム、水添スチレ
ンブタジエンゴム、水添スチレンブタジエンスチレンゴ
ムから選ばれる1種類または2種類以上の配合ポリマを
含むポリマ配合物を架橋せしめた架橋物を主体とし、且
つそのゲル分率が40%以上である如き絶縁体組成物と
するのが好ましい。ここに、架橋方法として、例えば、
有機過酸化物を架橋剤として上記ポリプロピレン、上記
エチレン・ブテン−1共重合体、あるいはこれ等と上記
配合ポリマを架橋とする方法、あるいは、ビニルアルコ
キシシランをラジカル開始剤の存在下に上記ポリエチレ
ン、上記エチレン・ブテン−1共重合体、あるいはこれ
等と上記配合ポリマと反応せしめてシラン変性ポリマと
し、これを水と反応せしめるシラン水架橋反応によって
架橋する方法等によって実施することが出来る。よっ
て、本発明の電線・ケーブルは、規定割合の上記ポリプ
ロピレン、上記エチレン・ブテン−1共重合体、あるい
はこれ等と上記配合ポリマをそのゲル分率が40%以上
となる如くに架橋させて成る絶縁体組成物によって絶縁
体が構成されることを第5の特徴とする。
【0012】本発明に係る上記ポリマ組成物は、ポリプ
ロピレン1〜25重量%及びエチレン・ブテン−1共重
合体99〜75重量%を含有し、且つ密度が0.920
g/cm3 以下のポリマ組成物であるが、該ポリプロピ
レン及び該エチレン・ブテン−1共重合体を重合反応装
置内で混和して成るポリマ混合物を上記ポリマ組成物と
して用いることが好ましい。よって、本発明の電線・ケ
ーブルは、その絶縁体の構成に用いる上記ポリマ組成物
が、重合反応装置内で混和することによって得られたも
のであることを第6の特徴としている。
【0013】本発明者は、電線・ケーブルについて、耐
水トリー性の優れるエチレン系ポリマを鋭意研究した結
果、ポリプロピレン1〜25%重量とエチレン・ブテン
−1共重合体99〜75%重量を混和した密度0.92
0g/cm3 以下のポリマ組成物が目的に適うものであ
ることを見出し本発明を完成した。ここで、ポリプロピ
レンの比率を1〜25%にしたのは、1%未満では水ト
リーの抑止力が小さいためであり、25%を越えると逆
に耐水トリー性が悪くなるためである。組成物の密度を
0.920g/cm3 以下に規定したのは、この値を越
えると水トリーの抑止力が小さくなる傾向があるためで
ある。
【0014】上記ポリマ組成物は汎用の押出機やバンバ
リーミキサー等の溶融混合装置を用いて製造することが
できるが、エチレン・ブテン−1共重合体中でのポリプ
ロピレンの分散性をより高めることにより、さらに高い
水トリー抑止力を得ることが出来る。これは、ポリプロ
ピレンとエチレン・ブテン−1共重合体の混和をポリマ
重合反応段階で行うことにより達成される。即ち、ポリ
プロピレンの重合反応装置とエチレン・ブテン−1の重
合反応装置を直列に配置し、最初の重合反応装置でプロ
ピレンを重合させ、生成したポリプロピレンの微粒子上
にチーグラー系の重合触媒を担持し、次ぎの重合反応装
置でこのポリプロピレン微粒子上にエチレン・ブテン−
1共重合体体を重合させる方法である。
【0015】また、本発明のポリプロピレンとエチレン
・ブテン−1共重合体から成る上記ポリマ組成物中にお
けるポリプロピレンの分散性を一層向上させる目的で微
量のエチレン・プロピレン共重合体やエチレン・プロピ
レン・ブテン−1三元共重合体を相溶化剤として加える
ことも出来る。これはエチレン・ブテン−1共重合体の
重合段階でエチレン、ブテン−1に加えてプロピレンモ
ノマを供給することによっても達成される。
【0016】本発明に用いるエチレン・ブテン−1共重
合体中のエチレンとブテン−1の比率は特に規定しない
が、ブテン−1量が多いとポリマ組成物を非架橋で電線
・ケーブルの絶縁層に適用した場合、高温使用時の熱変
形率が大きくなるので1〜10%程度が望ましい。
【0017】また、ポリプロピレンとエチレン・ブテン
−1共重合体から成る上記ポリマ組成物のメルトインデ
ックスは特に規定しないが、電力ケーブルのように絶縁
厚の大きい製品では、この値が大きいと押出直後に樹脂
が流動し絶縁体の偏肉が起きるので、3以下とするのが
好ましい。
【0018】本発明の絶縁体組成物は、(1)規定割合
の上記ポリプロピレン及び上記エチレン・ブテン−1共
重合体から成るポリマ組成物及び(2)上記ポリプロピ
レン及び上記エチレン・ブテン−1共重合体の合量10
0〜60重量部に対し40重量部以下の割合の高圧ラジ
カル重合ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、
エチレンエチルアクリレート共重合体、エチレンブチル
アクリレート共重合体、エチレンメタクリレート共重合
体、エチレンメチルメタクリレート共重合体、エチレン
プロピレンゴム、エチレンブテンゴム、エチレンオクテ
ンゴム、水添スチレンブタジエンゴム、水添スチレンブ
タジエンスチレンゴムから選ばれる1種または2種以上
の配合ポリマを配合することが好ましいが、その理由
は、上記配合ポリマの混和によって耐水トリー性の向上
がもたらされるためである。ここにおいて、上記配合ポ
リマの混和量を40重量部以下に規定した理由は、40
重量部を越えると押出外観が悪くなる傾向が現れるため
である。上記配合ポリマは、汎用の押し出し機、バンバ
リーミキサ、ニーダ等の溶融混合装置を用いて上記ポリ
プロピレンと上記エチレン・ブテン−1共重合体から成
るポリマ組成物と混和することが出来る。
【0019】また、本発明の電線・ケーブルにおける絶
縁体用の絶縁体組成物は、耐水トリー性の観点から酸化
防止剤としては、2,2−チオ−ジエチレンビス[3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]、ペンタエリスリチル−テトラキス
[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート]、オクタデシル3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4
−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−
1,3,5−トリアジン、ビス[2−メチル−4−{3
−n−アルキル(C12またはC14)チオプロピオニルオ
キシ}−5−t−ブチルフェニル]スルフィド、4,4
´−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル)から選ばれる1種類または2種類以上の化合物を含
有せしめられるのが有効である。
【0020】ここに、上記酸化防止剤の含有割合は、樹
脂分100重量部当り0.5重量部以下とされるが、そ
の理由は、0.5重量部を越えると絶縁体表面への析出
が起きる可能性があるためである。
【0021】本発明に係る上記絶縁体組成物における2
種類以上の酸化防止剤の併用については、(1)ポリマ
成分100重量部に対して合計0.5重量部以下の割合
の2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)
−1,3,5−トリアジン、ビス[2−メチル−4−
{3−n−アルキル(C12またはC14)チオプロピオニ
ルオキシ}−5−t−ブチルフェニル]スルフィド、
4,4´−チオビス(3−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)から選ばれる1種または2種以上の化合物及び
(2)ポリマ成分100重量部に対して合計0.5重量
部以下の割合のジラウリルチオジブロピオネート、ジミ
リスチルチオジプロピオネート、ジステアリルチオジプ
ロピオネート、テトラキス(ネチレンドデンチオプロピ
オネート)メタンから選ばれる1種または2種以上の化
合物を併用することが有効である。ここにおいて、上記
酸化防止剤の含有量が夫々0.5重量部以下とされる理
由は、添加量が0.5重量部を越えると絶縁体表面への
析出が起きる可能性があるためである。
【0022】上記酸化防止剤は、予めポリマ組成物に高
濃度に練り込んだマスターバッチの形やポリマ組成物の
ドライブレンドした形で供給することが出来ることはも
ちろんであるが、例えば、絶縁体組成物をシラン水架橋
法によって架橋せしめて成る架橋物によって構成する場
合においては、ポリマのシラン変性用のビニルアルコキ
シシランに上記酸化防止剤を溶解したものを用いて押出
機内のポリマ組成物(等)に注入する如くにすることも
出来る。
【0023】本発明に係るポリプロピレンとエチレン・
ブテン−1共重合体からなるポリマ組成物は、ポリプロ
ピレンが混和されているため高温での機械的変形が少な
いものであるが、架橋を行うことによってさらに高温で
の機械的変形を少なくすることができる。この目的のた
めの架橋におけるゲル分率の目安は40%であり、これ
以上に架橋することによって加熱変形率が極めて小さく
なる。
【0024】上記架橋は、例えば、有機過酸化物を架橋
剤とする化学架橋法、あるいは、ビニルアルコキシシラ
ンを変性剤としてシラン変性ポリマし、水架橋するシラ
ン水架橋法等によって行うことが出来る。
【0025】化学架橋法の場合、ジクミルパーオキサイ
ド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオ
キシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、α,α´−ビス(t
−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベンゼン、ブ
チルクミルパーオキサイド、イソプロピルクミル−t−
ブチルパーオキサイドなどの有機過酸化物から選ばれる
1種又は2種以上を架橋剤としてポリマ組成物(等)と
混和・成形し、成形物を高温高圧熱媒体中で架橋処理す
ることによって実施することが出来る。
【0026】一方、シラン水架橋法の場合、次の2つの
方法を使用することが出来る。一つは、予め作製したビ
ニルアルコキシシランをグラフトしたポリマとシラノー
ル縮合触媒を高濃度に含むマスターバッチを一緒に押出
機に供給して成形する2ショットまたはサイオプラスと
いわれる方法である。もう1つは、シラノール縮合触
媒、ラジカル開始剤を含む配合剤を押出機内のポリマに
供給し、ビニルアルコキシシランのポリマへのグラフト
反応と電線・ケーブルの成形を1つの押出機中で同時に
行う1ショットまたはモノシルと呼ばれる方法である。
シラン架橋法で用いるビニルアルコキシシランとして
は、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリアセトキシシラン、ビニルジメトキシ
メチルシラン、ビニルジエトキシメチルシラン、ビニル
メトキシジメチルシラン、ビニルエトキシジメチルシラ
ンなどが挙げられる。これらは1種類もしくは2種類以
上組合せて使用しても差し支えない。
【0027】ビニルアルコキシシランをポリマにグラフ
トさせるためのラジカル開始剤としては、ジクミルパー
オキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチ
ルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、α,α´−
ビス(t−ブチルパーオキシ−m−イソプロピル)ベン
ゼン、ブチルクミルパーオキサイド、イソプロピルクミ
ル−t−ブチルパーオキサイドなどが挙げられる。これ
らは、1種類もしくは2種類以上組合せて使用しても差
し支えない。
【0028】シラン水架橋法においては、水架橋反応を
促進するためにシラノール縮合触媒をポリマ中に添加す
るか、あるいは、絶縁体表面からポリマ中に浸透させる
ようにすることが出来る。このようなシラノール縮合触
媒は、一般に、錫、亜鉛、鉄、鉛、コバルト等の金属の
カルボン酸塩、有機塩基、無機酸、有機酸などである。
具体的にはジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジアセ
テート、ジブチル錫ジオクタエート、酢酸第一錫、カブ
リル酸第一錫、ナフテン酸鉛、カブリル酸亜鉛、ナフテ
ン酸コバルト、エチルアミン、ジブチルアミン、ヘキシ
ルアミン、ビリジン、硫酸、塩酸などの無機酸、トルエ
ンスルホン酸、酢酸、ステアリン酸、マレイン酸などの
有機酸が挙げられる。これらは、特に規定しないがポリ
マ成分100重量部に対して、0.01〜0.1重量部
添加して用いられる。
【0029】また、上記化合物の他に、耐候性付与剤と
してカーボンブラックを添加すること、難燃剤として塩
素や臭素を含むハロゲン化合物や水酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウムで代表される金属水酸化物等を加え
ること及び滑剤、着色剤等を加えることは一向に差し支
えない。
【0030】なお、導体として、水の走水を防止するた
め、水密コンパウンドを充填した水密導体を使用するこ
とも可能である。さらに、電力ケーブル用途の場合、半
導電性樹脂組成物からなる導体遮蔽層、絶縁体遮蔽層を
設けることも出来る。
【0031】ケーブルとする場合、シース材料としては
ポリ塩化ビニル樹脂組成物または水酸化アルミニウム、
水酸化マグネシウムで代表される金属水酸化物を用いて
難燃化したノンハロゲン難燃ポリオレフィン樹脂組成物
を用いることが出来る。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例にお
ける電線・ケーブルの断面構成例の概略を図面を参照し
て説明する。
【0033】図1は、本発明に係る電線・ケーブル例の
断面概略説明図であり、図中の最下部のものは、導体1
とその上に設けられた絶縁体2を有する電線・ケーブル
を示し、さらに具体例が後出の実施例1〜27によって
説明される。
【0034】図1の下から2番面に示されるものは、導
体1とその上に設けられた水密コンパウンド5及びさら
に外周に設けられた絶縁体2を有する電線・ケーブルを
示す。
【0035】図1の下から3番面に示されるものは、導
体1、これを被覆する内部半導電層3及びその外周に設
けられた絶縁体2を有する電線・ケーブルを示す。
【0036】図1の最上部のものは、導体1、その上に
設けられた内部半導電層3、その上に設けられた絶縁体
2及びその上に設けられた外部半導電層4を有する電線
・ケーブルを示す。
【0037】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を比較例と対比
しつつ説明する。
【0038】(実施例1〜12、比較例1〜4)表1及
び表2に示される絶縁体組成物成分をバンバリーミキサ
を使用して混練し、造粒用の押出機を通してペレット状
のコンパウンドを作製した。表1及び表2によって明ら
かな如く、実施例1〜12及び比較例1〜4のコンパウ
ンドは、架橋剤を含まず、従って以下の如くにして製造
される電線における絶縁体は非架橋絶縁体に属する。
【0039】上記のコンパウンドを180℃に設定した
150mmの押出機に投入し、導体断面積60mm2
軟銅撚線上に2.5mmの厚さの絶縁体として押出し、
電線を得た。なお、得られた電線についての下記諸試験
評価による特性が表1及び表2中に示される。
【0040】(実施例13〜20、比較例5〜8)表3
及び表4に示される絶縁体組成物成分を用い、下記の如
き工程で電線を製造した。なお、表3及び表4によって
示される絶縁体組成物成分を用い、下記の如き工程で電
線を製造した。なお、表3及び表4によって明らかな如
く、実施例13〜20及び比較例5〜8の絶縁体組成物
成分は有機過酸化物を含み、これを架橋剤として化学架
橋を行った絶縁体を有する電線の例が示される。
【0041】表3及び表4に示される絶縁体組成物成分
から有機過酸化物を除いた成分をバンバリーミキサを使
用して混練し、造粒用の押出機を通してペレット状のコ
ンパウンドした。次いで、80℃のブレンダを使用し
て、得られたペレット状コンパウンドに有機過酸化物を
含浸させた。このコンパウンドを130℃に設定した1
50mm押出機に投入し、導体断面積60mm2 の軟銅
撚線上に2.5mmの厚さの絶縁体として押出した。押
し出しに引き続き、240℃の窒素ガスを媒体とした乾
式架橋管内で架橋を行い、その後、冷却することによっ
て有機過酸化物により架橋された絶縁体を有する電線を
得た。なお、得られた電線についての下記諸試験評価に
よる特性が表3及び表4中に示される。
【0042】(実施例21〜27、比較例9)表5に示
される絶縁体組成物成分を用い、下記の如き工程によっ
て、1ショット方式によるシラン水架橋により架橋され
た絶縁体を有する電線を製造した。
【0043】実施例21〜27及び比較例9において
は、表5に示される絶縁体組成物成分より、有機過酸化
物、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,
5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、酸化防止
剤、ビニルトリメトキシシラン、ジブチル錫ジラウレー
トを除いたポリマ成分を200℃に設定した150mm
押出機に導入した。他方、酸化防止剤、有機過酸化物、
ジブチル錫ジラウレートはビニルトリメトキシシランに
溶解させ、押し出し機のホッパ部から注入した。この押
出機における工程でビニルメトキシシランをポリマ組成
物のグラフトさせてシラン変性ポリマとすると共に、コ
ンパウンドを導体断面積60mm2 の軟銅撚線上に2.
5mmの厚さの絶縁体として押出し、次いで、80℃、
95%水蒸気の雰囲気に24時間放置することによって
架橋を行い、シラン水架橋法によって架橋された絶縁体
を有する電線を得た。なお、得られた電線についての下
記試験評価による特性が表5中に示される。
【0044】これらの電線試料の評価方法は次の通りで
ある。
【0045】(押出し外観評価)押出し外観評価は目視
観察によった。平滑なものを○、やや荒れているものを
△、荒れているものを×とした。○と△は合格とし、×
は不合格とした。
【0046】(添加剤の析出評価)添加剤の析出評価も
目視観察によった。析出の無いものを○、やや析出して
いるものを△、多く析出しているものを×とした。○と
△は合格とし、×は不合格とした。
【0047】(加熱変形率試験)加熱変形率は、非架橋
電線の場合75℃で、架橋電線の場合120℃で行っ
た。試験法はJIS C 3005に準拠し、加熱変形
率が25%以下のものを合格、25%を越えるものを不
合格とした。
【0048】(水トリー試験)水トリーの試験は、次の
方法で行った。導体内に注水した電線試料を温水中に浸
漬し、導体を温水との間に50Hzで3kVの交流電圧
を500日間印加して行った。温水の温度は室温から9
0℃まで12時間周期で変化させた。課電終了後、絶縁
体断面を薄くスライスしてメチレンブルー水溶液で煮沸
染色し、光学顕微鏡を用いてボウタイ状水トリーの発生
数と最大長を観測した。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】
【表4】
【0053】
【表5】
【0054】表1及び表2から分かるように、本発明の
被架橋絶縁体組成物を用いた実施例1〜12は押出外観
が良好で、添加剤の析出もなく加熱変形率も小さい。ま
た、ボウタイ状トリーの発生数と最大長も小さい。ポリ
プロピレンとエチレン・ブテン−1共重合体からなるポ
リマ組成物については、重合反応装置内での混和物を用
いた実施例1〜11と押出機による溶融混和物を用いた
実施例12を比べると前者の水トリー抑止力が高いこと
が分かる。
【0055】これに対し、従来技術により高圧ラジカル
重合ポリエチレンを用いた比較例1とエチレン・ブテン
−1共重合体のみを用いた比較例2は水トリーが発生し
やすく、最大長も大きい。比較例3,4はポリプロピレ
ンを含むエチレン・ブテン−1共重合体の例であるが、
ポリプロピレンの比率及びポリマ組成物の密度が本発明
の規定を外れるために、水トリー抑止力はみられない。
【0056】表3及び表4に示される化学架橋電線の評
価結果をみると、本発明の実施例13〜20は比較例5
〜8に比べ水トリー抑止力に優れている。この場合も、
実施例13〜19のように重合反応装置内でポリプロピ
レンとエチレン・ブテン−1共重合体を混和した方が、
実施例20の如くに押出機を用いて溶融混和したものよ
り水トリー抑止力が高いといえる。
【0057】表5に示されるシラン水架橋電線の評価結
果においても、本発明が規定するポリプロピレンとエチ
レン・ブテン−1共重合体を混和したポリマ組成物を用
いた実施例21〜27の方が、比較例9に示す従来の高
圧ラジカル重合法ポリエチレンを用いた組成物より水ト
リー抑止力に優れている。
【0058】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、押出成形
性が良く、耐水トリー特性に優れた、絶縁体を有する工
業的価値が著しく高い電線・ケーブルが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電線・ケーブル例の断面概略説明
図である。
【符号の説明】
1 導体 2 絶縁体(絶縁体組成物) 3 内部半導電層 4 外部半導電層 5 水密コンパウンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23:08 9:06) (72)発明者 塙 勝利 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 (72)発明者 村田 啓二 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内 Fターム(参考) 4J002 AC113 BB051 BB053 BB063 BB073 BB122 BB153 BP013 EJ016 EJ026 EV066 EV076 EV086 FD076 FD140 GQ01 5G305 AA02 AB06 BA12 BA22 BA26 CA01 CA04 CA07 CA51 CA54 CB11 CB25 CD09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレン1〜25重量%及びエチ
    レン・ブテン−1共重合体99〜75重量%を含有し、
    且つ密度が0.920g/cm3 以下のポリマ組成物を
    主体とする絶縁体組成物から成る絶縁体を有することを
    特徴とする電線・ケーブル。
  2. 【請求項2】 ポリプロピレン1〜25重量%及びエチ
    レン・ブテン−1共重合体99〜75重量%を含有し、
    且つ密度が0.920g/cm3 以下のポリマ組成物と
    上記ポリプロピレン及び上記エチレン・ブテン−1共重
    合体の合量100〜60重量部に対し、0〜40重量部
    の高圧ラジカル重合ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル
    共重合体、エチレンエチルアクリレート共重合体、エチ
    レンブチルアクリレート共重合体、エチレンメタクリレ
    ート共重合体、エチレンメチルメタクリレート共重合
    体、エチレンプロピレンゴム、エチレンブテンゴム、エ
    チレンオクテンゴム、水添スチレンブタジエンゴム、水
    添スチレンブタジエンスチレンゴムから選ばれる1種類
    または2種類以上の配合ポリマを主体とする絶縁体組成
    物から成る絶縁体を有することを特徴とする電線・ケー
    ブル。
  3. 【請求項3】 上記絶縁体組成物が酸化防止剤として
    2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t
    −ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
    ト]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5
    −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
    ネート]、オクタデシル3−(3,5−ジ−t−ブチル
    −4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,4−
    ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−
    3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリ
    アジン、ビス[2−メチル−4−{3−n−アルキル
    (C12またはC14)チオプロピオニルオキシ}−5−t
    −ブチルフェニル]スルフィド、4,4´−チオビス
    (3−メチル−6−t−ブチルフェノール)から選ばれ
    る1種類または2種類以上の化合物を樹脂分100重量
    部当り合計0.5重量部以下の割合で含有せしめられた
    ものであることを特徴とする請求項1又は2記載の電線
    ・ケーブル。
  4. 【請求項4】 上記絶縁体組成物が酸化防止剤として、
    樹脂分100重量部当り合計0.5重量部以下の割合の
    2,2−チオ−ジエチレンビス[3−(3,5−ジ−t
    −ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
    ト]、ペンタエリスリチル−テトラキス[3−(3,5
    −ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
    ネート]、オクタデシル3−(3,5−ジ−t−ブチル
    −4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,4−
    ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−
    3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリ
    アジン、ビス[2−メチル−4−{3−n−アルキル
    (C12またはC14)チオプロピオニルオキシ}−5−t
    −ブチルフェニル]スルフィド、4,4´−チオビス
    (3−メチル−6−t−ブチルフェノール)から選ばれ
    る1種類または2種類以上の化合物及び樹脂分100重
    量部当り合計0.5重量部以下の割合ジラウリルチオジ
    プロピオネート、ジミリスチルチオジプロピオネート、
    ジステアリルチオジプロピオネート、テトラキス(メチ
    レンドデシルチオジプロピオネート)メタンから選ばれ
    る1種又は2種以上の化合物を併用して含有せしめられ
    たものであることを特徴とする電線・ケーブル。
  5. 【請求項5】 上記絶縁体が、上記ポリマ組成物を架橋
    せしめた架橋物あるいは上記ポリマ組成物及び上記配合
    ポリマを架橋せしめた架橋物を主体とし、且つそのゲル
    分率が40%以上である如き絶縁体組成物から成ること
    を特徴とする請求項1,2,3又は4記載の電線・ケー
    ブル。
  6. 【請求項6】 上記ポリマ組成物が、重合反応装置内に
    おいて上記ポリプロピレン及び上記エチレン・ブテン−
    1共重合体を混和して成るポリマ組成物であることを特
    徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の電線・ケー
    ブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006111668A (ja) * 2004-10-12 2006-04-27 Nippon Polyethylene Kk 電線被覆用又は絶縁用樹脂組成物
JP2007509473A (ja) * 2003-10-24 2007-04-12 ボレアリス テクノロジー オイ 極性基、加水分解可能なシラン基を有するポリオレフィンを含み、シラノール縮合を含む低電圧送電ケーブル
JP2018527439A (ja) * 2015-09-02 2018-09-20 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 可撓性架橋ケーブル絶縁体、及び可撓性架橋ケーブル絶縁体を作製するための方法

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