JP2000285600A - 光記録再生装置 - Google Patents

光記録再生装置

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JP2000285600A
JP2000285600A JP8694199A JP8694199A JP2000285600A JP 2000285600 A JP2000285600 A JP 2000285600A JP 8694199 A JP8694199 A JP 8694199A JP 8694199 A JP8694199 A JP 8694199A JP 2000285600 A JP2000285600 A JP 2000285600A
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Michio Kobayashi
道夫 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高密度記録の向上および誤り訂正率の改善が可
能な光記録再生装置を提供する。 【解決手段】ディジタル情報列をRLL符号化したの
ち、NRZI符号化する符号化変調手段11と、その符
号化記号列を情報記録媒体に記録し、その情報記録媒体
から光ヘッドによりアナログ信号を素子波形列として再
生する記録・再生系12(光ディスクドライブ)と、符
号列の素子波形をPR( 1,α,α,1)の伝達関数
(1+αD+αD +D )で演算した波形になるよ
うに波形列e(t)を波形等化する波形等化器13と、
その等化波形列x(t)を標本化して量子化するA/D
変換器14と、そのディジタル出力を所定の期待値と比
較して最尤パスを復号列とするビタビ復号器15を有す
る。なお、αは伝達関数により最適化し、α=1.75とす
ることで良好な結果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録再生装置な
どの光ヘッドにより情報を再生する情報記録再生装置に
関し、特に、高密度記録および誤り訂正率の改善を目的
に、ビタビ復号器と組み合わせて用いるのに好適なパー
シャルレスポンス方式に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ディジタル磁気記録の再生系信号
処理技術においては、特開平4−221464号公報や
特開平5−2842号公報に開示されているように、信
号検出法として、ピーク検出方式(レベル検出方式)の
代わりに、高密度記録などの改善を目的にパーシャルレ
スポンス(Partial Response:PR)方式が提案されて
いる。また、誤り率特性の改善を目的に最尤復号法(誤
り訂正復号法)として、ビタビ復号法を復調系に加える
ことが有効な手段として注目されている。
【0003】他方、光記録、光磁気記録の分野におい
て、パーシャルレスポンス方式およびビタビ復号法を適
用した例として、大沢、山内、田崎の論文「新たな可変
長ブロック符号とd制約を利用したビタビ復号法の光磁
気記録への応用」テレビ誌、44、10、pp1369〜1375(19
90)が知られている。
【0004】図8はパーシャルレスポンス方式およびビ
タビ復号法を用いた従来の光磁気記録再生システムの構
成を示すブロック図である。
【0005】この光磁気記録再生システムにおいては、
後述する記録・再生系(光磁気ドライブ)3の帯域制限
による素子波形(読み取り波形)の干渉(符号間干渉)
の抑制や素子波形列からの同期情報の抽出の容易化など
を図るため、記録・再生系(光磁気ドライブ)3の特性
などに適合した符号化則に従って符号化する符号化変調
器1を備えており、たとえば、この符号化変調器1とし
ては、記録すべき入力データビット列(ディジタル情報
列){Ai}を、同一の符号記号の重なりであるラン
(Run)の最小値パラメータd=2,最大値パラメー
タk=7とするRLL(Run Length Limited)符号に符
号化するための(2,7)RLL符号器1aと、さらに
その(2,7)RLL符号列をNRZI(Non Return t
o Zero Inversion)符号へ変換する(シンボル0のとき
はレベル反転せず、シンボル1のときだけセル前端でレ
ベル反転を行う)NRZI変調器1bとからなる。
【0006】(2,7)RLL符号則のk制約(=7)
は、符号間干渉(波形干渉)を抑圧できる利点がある。
また、NRZI変調器1bのマーク長変調は高記録密度
の向上に資する利点を有している。
【0007】さらに、図8の光磁気記録再生システムで
は、符号化変調器1から生起する符号化データ列{a
i}は、後述する波形等化器4の逆伝達特性を持たせた
回路であるところの特性〔1/(1+D)〕mod2のプ
リコーダ(Precoder)2に予め入力させて、波形等化器
4の出力において後段のビタビ復号器7には記録・再生
の特性が打ち消され、誤り波及(誤り伝搬)を起こさせ
ないように配慮されている。プリコーダ2からの記録符
号系列(d)は記録素子波形列として記録・再生系3
の半導体レーザなどの熱効果を用いて光磁気記録媒体の
磁気薄膜に記録される。
【0008】一方、再生処理においては、記録・再生系
3の光ヘッドにより光磁気記録媒体から読み出されて、
プリアンプで増幅されて得た再生素子波形列e(t)
が、高密度記録化を図るために、波形を修正して波形干
渉を補償する波形等化器4で波形等化される。この波形
等化器4の一般的構成としては、トランスバーサルフィ
ルタ(Transversal Filter)が用いられ、図9に示すよ
うに、遅延時間Tの遅延回路4aを(2L)段だけ直列
に接続した直列遅延段(SR)と、信号の識別点となる
各タップからその出力の重み係数c(j=−L,・・
・,−1,0,+1,・・・,+L)を掛ける(2L+
1)個の重み付け回路(乗算器)4bと、それらの総和
を求める加算機4cとから構成されている。なお、遅延
回路4aの遅延時間Tは符号記号列のセル幅Tbと同一
である必要はなく、波形等化の等化誤差を少なくするに
は、たとえば、遅延時間T=Tb/mの遅延回路4aを
用いることができる。ただし、mは自然数である。
【0009】ところで、ここに再生素子波系列e(t)
を正しく標本点kTでのみ標本化したとき、サンプル
値が当該符号記号に対応する素子波形だけに依存し、隣
接の素子波形に影響されないよう波形間干渉を無くすた
めには、次のナイキスト(Nyquist)の条件(ナイキス
トの第1無歪み条件)を満足しなければならない。
【0010】 ただし、 Tは符号記号列の時間単位であるセル幅で
ある。δk0は周知のクロネッカ(Kronecker)のデルタ
記号で、δij=1(i=j)、δij=0(i≠j)
である。このナイキストの条件を満足する素子波形e
には、方形パルス波形、ナイキスト波形など様々なもの
が知られているが、最も基本的な波形は、次のナイキス
ト波形(標本化関数)r(t)である。
【0011】 r(t/T−n)=sinc(t/T−n) = sinc(t/T−n)/(t/T−n) (2) しかし、素子波形として上述のようなナイキスト波形r
(t)を用いたとしても、装置ごとの精度バラツキや高
密度記録では分解能が悪くなり、なおも波形間干渉を不
可避的に生じて符号間干渉を招くため、むしろ、PR方
式では波形等化器4で波形間干渉を積極的に利用してい
る。すなわち、個々にプリコーダ2、記録・再生系3お
よび波形等化器4の総合伝達関数に対して、プリコーダ
2の入力インパルスを加えたときの波形等化器4の出力
波形(インパルス応答波形)をh(t)とすれば、一般
に、プリコーダ2への入力が符号化データ列{a}の
とき、波形等化器4の出力x(t)は次式で与えられ
る。
【0012】
【数1】
【0013】ただし、 aは時点kでのデータ入力と
し、T= Tとしてある。
【0014】また、波形等化器4が図9に示す如く遅延
時間Tの遅延回路4aを持つトランスバーサルフィルタ
であると、h(t)は、ナイキスト波形r(t)の畳み
込みで表される。
【0015】
【数2】
【0016】ここに、 n≠0のときナイキスト波形は
遅延演算による応答部分に相当しており、パーシャルレ
スポンスと称するが、(3)式、(4)式により、結
局、
【0017】
【数3】
【0018】である。ここに、
【0019】
【数4】
【0020】であり、(1)式より、
【0021】
【数5】
【0022】として検出できる。
【0023】つまり、波形等化器4の出力x(t)は時
間離散的な識別点( kT)で、信号レベルが(mo
d N)の多値として識別される。ここで、一般に、各
重み係数C間は適当な整数比に設定される。このよう
に重みづけ係数Cが整数比になるように設定された波
形等化器4はPR(パーシャルレスポンス)回路とも呼
ばれ、PR方式ではこのPR回路の重み係数Cを用い
て、PR(C, C,・・・. C)と一般化表現
される。なお、必要な場合、重みづけ係数Cは実数ま
で拡張してもよい。ちなみに、PR方式の発案者Kretzm
erは、代表的なPR方式として、5つの形式、すなわ
ち、PR(1,1)、 PR(1,2,1)、 PR
(2,1,−1)、 PR(1,0,−1)、 PR(−
1,0,2,0,−1)を示している。
【0024】その中で、図8で示される従来の磁気記録
再生システムにおいては、光磁気記録での光学的関数O
TFがsinc関数を呈することから、これと似た周波数特
性を持つPR(1,1)方式を採用している。PR
(1,1)方式では、(C=C=1であるから、波
形等化器4の出力波形(インパルス応答)h(t)は、
r(t/ T)とその遅延波r(t/ Tー1)の合
成波である。識別点はTごとであるので、その振幅値
は0→1→1→0と推移するので、これを識別すること
で、インパルス入力を検出できることになる。このPR
(1,1)方式の場合、遅延演算子Dを用いると、ディ
ジタルではG(D)=1+Dとして表し得るので、入力
がdのとき、その出力は( d+ dk−1)と表現
できる。d= dk−1=1のとき、出力は2となる
ので、波形等化器4の出力レベルは3値(0,1,2)
である。
【0025】PR方式は、記憶される単一の素子波形に
対して、再生信号の複数の識別点でその応答が零でない
波形(相関波形:Correlative Waveform)を積極的に活
用したもので、波形間干渉があっても、レベルの一定時
間推移の相関性を検出することであり、(2,7)RL
L符号などのようなレベル相関符号に関する記録再生特
性に適合した等化方法として注目されている。
【0026】次に、波形等化器4の出力x(t)は、低
域通過フィルタ(LPF)5において再生過程および等
化過程で相加した白色雑音が除去されたのち、A/D変
換器6においてセル幅の時間離散点で標本化されると共
に、サンプル値の量子化が行われる。
【0027】ところで、波形等化器4には雑音が相加さ
れて実際には誤り系列として出力される。このため、A
/D変換器6で量子化された再生ディジタル信号は、ビ
タビ(Viterbi)復号器7によって、ビタビアルゴリズ
ムにより最尤復号(Maximum Likelihood)が行われる。
最尤復号とは、識別および復号処理において、各識別点
ごとの信号値を対象とするのではなく、ある有限長の信
号系列(拘束長)を対象とするものである。
【0028】ビタビアルゴリズムは最尤復号法の一形式
であり、受信(再生)信号系列が有限オートマン・モデ
ル(出力が内部状態と入力で決まるマシン)の表現がで
きる。そして、ビタビアルゴリズムとは、有限状態マシ
ンである符号器のレトリス線図(入力情報系列にしたが
って符号器の状態変化過程で生成する出力符号系列を表
した線図)の時間推移点ごとに、各時点に入力するメト
リック値(尤度の基準)が最小になるパス(内部状態の
推移経路)を決めることである。
【0029】図8に示す光磁気記録再生システムでは、
(2,7)RLL符号とPR(1,1)方式の組み合わ
せに対し、ビタビ復号法を用いている。そこで、記録・
再生系3および波形等化器4を有限状態マシン(畳み込
み符号器)として捉えると、その内部状態の状態遷移図
を図10に示す。
【0030】入力情報系列はプリコーダ2の出力d
(=0,1)であり、出力符号系列は波形等化器4の
出力Xである。波形等化器4がPR(1,1)回路で
あり、その検出される出力Xは、0,1,または2で
ある。また、唯一の遅延素子を含むので、内部状態は2
=2通りとなり、内部状態をut−1で表すと、ここ
で、 ut−1=0のときを状態S1、 ut−1=1の
ときを状態S2に対応させる。
【0031】ちなみに、状態S1の場合、入力0のとき
は状態S1のままで、その出力は0となる。このような
場合、図9では、入力/出力=d/xを0/0とし
て表してある。入力1のときは状態S2に推移し、その
出力は1となる。状態S2の場合、入力1のときは状態
S2のままで、その出力は2となる。また、入力0のと
きは状態S1に推移し、その出力は1となる。
【0032】図11は図10の状態遷移図を基にした時
間的な内部状態の変化過程を表すトレリス(格子)線図
である。図11の破線の有向線は、入力0による推移を
示し、実線の有向線は入力1による推移を示しており、
有向線上にはd/xが付されている。
【0033】ビタビアルゴリズムを簡単に説明すると、
まず、各時点(t−2〜t+2)で状態に合流する複数
の枝のメトリックを計算する。この枝メトリックとして
たとえば、ハミング距離を用いる。その中で、最小の枝
メトリック値の持つパスを生き残りパスとする。枝メト
リック値が同一のときは任意のパスを選択する。始期状
態、符号列の相関性の目安である拘束長、および終期状
態は復調側でも既知であるので、唯一の終期状態から生
き残りパスを過去に遡り、唯一の始期状態にたどりつく
ことができ、最尤パスを定めることができる。このよう
な状態推移の相関性を考慮すると、記録・再生系3およ
び波形等化期4のビット誤りを克服して、正確な情報系
列が復調されることになる。
【0034】ビタビ複合機に詳細な説明は割愛するが、
一般に、図12に示すように、拘束長に対応したビット
列の波形から求められた期待値を格納する仮定パスメモ
リ7a、加算器(A)、比較器(B)、セレクタ(C)
を含みA/D変換器6からのサンプル値と仮定パスメモ
リ7aからの期待値との差の2乗出力と、前回算出した
パスメトリック値との和を加算器(A)で求め、加算出
力を比較器(B)により比較し、小さい方をセレクタ
(C)から選択するACS回路7b、選択された仮定パ
スの最後尾の値が格納されるパスメモリ7c、パスメト
リック値の最小値のパスを選択して最後尾のデータを復
調データとするパスセレクタ7dから構成されている。
【0035】なお、図8に示される光磁気記録再生シス
テムの最終段の復調器8は、ビタビ復号器7で得られた
誤り訂正符号(a)を復調して情報列(A)に戻す
もので、(2,7)RLL符号化およびNRZI符号化
の逆変換に相当している。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
光磁気再生システムにあっては、次のような幾つかの問
題点がある。
【0037】〔1〕.図8の光磁気記録再生システムに
おける記録・再生系(光磁気ドライブ)3の伝達関数を
H(f)、波形等化器4の伝達関数をE(f)とすれ
ば、パーシャルレスポンスPR(1,1)の場合、次式
を満たす用に波形等化器4の重み係数Cjを決定する必
要がある。
【0038】 H(f)・E(f)=PR11(f) (8 ) この式において、 PR11(f)はPR(1,1)の
伝達関数である。遅延演算子D=exp(−jωT
を用いると、PR(1,1)はG(ω)=(1+D)と
表現できる。ただし、ω=2πfである。したがって、
伝達関数PR11(f)は、|G(f)|=|2cos
(πfT)|である。ここで、遮断周波数は、f11
=1/2Tである。
【0039】図13は記録密度が低い場合の伝達関数の
周波数特性を示す。記録密度が低いため、記録・再生系
の伝達関数H(f)の遮断周波数fはPR11(f)
の遮断周波数f11よりも高い。かかる場合、遮断周波
数f11で零となる伝達関数E(f)を持つ波形等化器
4を構成すれば、原理的に等化誤差の無い状態を実現で
きる。
【0040】しかし、記録密度を上げて行くと、波形間
干渉により伝達関数H(f)の遮断周波数fが低下
し、図14に示す如く、ついにはPR11(f)の遮断
周波数f11よりも相対的に低くなる。かかる場合、
(8)式を満足しない領域( f≦f≦ f11)が存
在することとなり、原理的に等化誤差が大きくなるとい
う問題がある。等化誤差が大きくなることは符号間干渉
の是正が弱くなることを意味し、それゆえ、自ずと高密
度記録再生の限界が生じる。
【0041】〔2〕.図13に示す如く、記録密度が比
較的低い場合でも、伝達関数E(f)の高域側は1以上
の値を呈しており、このため、雑音を強調する作用をな
している。また、等化誤差(最小2乗誤差)を低減させ
るための遅延時間の短い遅延回路4aを用い、波形等化
器4のタップ数をハードウエア的に増やすことは可能で
あるが、波形等化器4の構成の複雑さが増すことは勿論
のこと、遅延素子数の増大により雑音の相加が一層顕著
になり、雑音の高域強調が起こり、等化誤差の抑制はさ
ほど有効的ではなくなる。むしろ、ビット誤り率が高く
なり、ビタビ復号を施してもビット誤り率は顕著には改
善されないという問題があった。
【0042】そこで本発明は、上述の〔1〕、〔2〕の
問題点を改善するため、符号側、記録・再生系、および
復調側からなるシステム全体を一括した最適特性となる
ように、ビタビ復号と組み合わせ得るPR方式を見いだ
すことにより、高密度記録の向上およびビット誤り率の
低減を可能とする光記録再生装置を提供することを目的
としている。
【0043】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の光記録再生装置は、ディジタル情報列を
符号化したのち、NRZI符号化する符号化変調手段
と、その符号化記号列を情報記録媒体に記録し、その情
報記録媒体から光ヘッドによりアナログ信号を素子波形
列として再生する記録再生手段と、所定の遅延時間の遅
延素子を持つトランスバーサルフィルタであり、前記符
号化記号列のセル幅Tを遅延時間とする遅延演算子を
D、重み係数の数値列をそれぞれC,C, C
・・・,Cとすると、前記符号記号列の素子波形を伝
達関数G(D)=PR( C,C,・・・,C
=( C+CD+C +・・・+C
で演算した波形になるように前記記録再生手段からの素
子波形を波形等化する波形等化手段と、その等化波形列
を標本化して量子化するA/D変換手段と、そのディジ
タル出力を所定の期待値と比較して最尤パスを復号記号
列とするビタビ復号手段と、その復号記号列を復調する
復調手段とを有し、前記伝達関数G(D)=PR( C
,C,・・・,C)=( C+CD+C
+・・・+C )において、n=3とし、重み
係数の数値列C,C, C,・・・,Cを、 C
=1,C= α,C=α,C=1として、αを
記録再生系の伝達関数により最適化するようにしてい
る。
【0044】また、本発明の光記録再生装置は、ディジ
タル情報列を符号化したのち、NRZI符号化する符号
化変調手段と、その符号化記号列を情報記録媒体に記録
し、その情報記録媒体から光ヘッドによりアナログ信号
を素子波形列として再生する記録再生手段と、その再生
素子波形列を前記符号記号列のセル幅Tの1/m(た
だし、mは自然数)のサンプリング周期で標本化して量
子化するA/D変換手段と、所定の遅延時間の遅延演算
子を有するトランスバーサル型フィルタであり、前記セ
ル幅Tを遅延時間とする遅延素子をD、重み係数の数
値列をそれぞれC,C, C,・・・,Cとす
ると、前記符号記号の素子波形を前記A/D変換手段か
らのディジタル信号を伝達関数G(D)=PR(
,C,・・・,C)=( C+CD+C
+・・・+C )で演算した波形になるよう
に前記A/D変換手段からのディジタル信号を波形等化
する波形等化手段と、その波形等化した信号を所定の期
待値と比較して最尤パスを復号記号列とするビタビ復号
手段と、その復号記号列を復調する復調手段とを有した
構成であってもよく、このような構成における光記録再
生装置であっても、前記伝達関数G(D)=PR( C
,C,・・・,C)=( C+CD+C
+・・・+C )において、n=3とし、重み
係数の数値列C,C, C,・・・,Cを、 C
=1,C= α,C=α,C=1として、αを
伝達関数により最適化するようにしている。
【0045】そして、これら各発明において、前記αを
α=1.75とする。
【0046】このように、PR方式の重み係数の数値列
{ C,C,・・・,C}において、 n=4と
し、重み係数の数値列C,C, C,・・・,C
を、C=1,C= α,C=α,C=1とし
て、αを伝達関数により最適化することにより、記録再
生系の伝達関数H(f)と波形等化器自体の伝達関数E
(f)の積が、採用されたPR方式の伝達関数によく一
致するようになり、等化誤差を低減させることができ、
高密度記録が可能となる。特に、αをα=1.75とするこ
とにより、その効果がより一層、顕著に現れる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0048】図1は本発明に係わる光記録再生装置の実
施の形態の全体構成を示すブロック図であり、大きく分
けると、符号化変調器11、記録・再生系(光ディスク
ドライブ)12と波形等価器14、A/D変換器15、
ビタビ復号器16、復調器17などにより構成されてい
る。なお、この実施の形態では、記録媒体としてMO
(Magneto Optical Disc)を用いる光記録再生装置の例
について説明する。
【0049】符号化変調器11は、入力データビット列
(ディジタル情報列){Ai}を、ラン(Run)の最小値
パラメータd=1、最大値パラメータk=7として符号
化する(1,7)RLL符号器11aと、その(1,
7)RLL符号列をNRZI符号へ変換するNRZI変
調器11bからなる。(1,7)RLL符号則のk制約
(=7)は符号間干渉を抑圧できる利点がある。また、
NRZI変調器11bのマーク長変調は高記録密度の向
上に資する利点を有している。
【0050】符号化変調器11から出力される符号列
{a}は、記録素子波形列として記録・再生系(光デ
ィスクドライブ)12の半導体レーザなどの熱効果を用
いて光磁気記録媒体の磁性薄膜に記録される。情報再生
処理においては、て記録・再生系12の光ヘッドから読
み出された再生素子波形列e(t)は信号検出系として
の後述する波形等化器13で波形当化される。
【0051】本発明の波形等化器13も図8で示した波
形等化器4と同様、トランスバーサルフィルタが用いら
れ、図9に示したように、タップを有する一定間隔(遅
延時間)Tの遅延回路4aを(2L)段だけ直列に接続
した直列遅延段(SR)と、信号の識別点となる各タッ
プからの出力に重み係数C(j=−L,・・・,−
1,0,+1,・・・,+L)を掛ける(2L+1)個
の重み付け回路(乗算器)4bと、それらの総和を求め
る加算機4cとから構成されている。なお、遅延回路4
aの遅延時間Tは符号記号列のセル幅Tと同一である
必要はなく、波形等化の等化誤差を少なくするには、た
とえば、遅延時間T= T/mの遅延回路4aを用い
ることができる。ただし、mは自然数である。
【0052】そして、本発明の波形等化器13は、それ
自身も含めた記録・再生系がパーシャルレスポンスPR
(1,α,α,1)特性を実現するように波形等化器1
3の重み係数Cが設定されている。ここで、αは記録
・再生系12の伝達関数によって最適な値が選ばれる。
この実施の形態では、α=1.75とするが、本発明の実施
の形態であるα=1.75とした場合の説明に先立って、パ
ーシャルレスポンスPR(1,2,2,1)とした場合
について説明する。このように、PR(1,2,2,
1)としたときも、従来行われているパーシャルレスポ
ンスPR(1,1)に比べると良好な結果が得られるこ
とがわかった。
【0053】PR(1,2,2,1)では、 C
1, C=2, C=2, C=1であるから、
(4)式により、記録・再生系12の入力にインパルス
を加えたときの波形等化器13の出力波形(インパルス
応答波形)であるh(t)は、次式で与えられる。
【0054】 h(t)=r(t/Tb)+2r(t/Tb−1)+2r(t/Tb−2) +r(t/Tb−3) (9 ) ここでは、T=Tとしてあるから、応答波形の識別点
はTごとであり、インパルス応答の振幅値は、図2に
示す如く、0→1→2→2→1→0と推移するので、こ
れを識別することで、インパルス入力を検出できること
になる。ここで、遅延演算子D=exp(−jωT
を用いると、 PR(1,2,2,1)はディジタルで
はG(D)=(1+2D+2D+D)=と表現でき
る。ただし、ω=2πfである。
【0055】時点kでの入力がaであるとき、その出
力は、a+2akー1 +2akー2+akー3と表
現できる。 a=akー1 =akー2=akー3=1
のとき、出力は6となるので、波形等化器13の出力信
号レベルは7値(0,1,2,3,4,5,6)であ
る。したがって、 PR(1,2,2,1)の伝達関数
PR1221(f)は、|G(f)|=|2cos(π
fT){1+2cos(2πfT)1/2|である。ここ
で、遮断周波数f1221=1/3Tである。
【0056】この波形等化器13の出力X(T)は、A
/D変換器14によってセル幅の時間離散点で標本化さ
れるとともに、サンプル値の量子化が行われ、その量子
化された再生ディジタル信号は、ビタビ復号器でビタビ
アルゴリズムにより、最尤復号法が行われる。ここで
は、(1,7)RLL符号、NRZI符号とPR(1,
2,2,1)方式の組み合わせに対し、それに適合した
ビタビ復号法を用いている。
【0057】図2は本例におけるPR(1,2,2,
1)の伝達関数PR1221(f)を示すグラフであ
る。f=fTとした規格化周波数としてある。前述し
たように、伝達関数PR1221(f)は、|2cos
(πf){1+2cos(2πf1/2|であり、
その遮断周波数はfb1221=1/3T≒0.33であ
る。他方、PR(1,1)の伝達関数PR11(f)
は、|2cos(πf)であり、その遮断周波数はf
b11=1/2=0.5である。したがって、遮断周波数
b1221は、遮断周波数fb11よりも必ず低周波
側になっている。従って、高密度記録によりたとえ波形
間干渉が生じて、記録・再生系12の伝達関数H(f)
の周波数特性の遮断周波数fbHが、 PR11(f)
の遮断周波数fb11よりも相対的に低くなっても、
bHがfb1221以下になるまでは次式を満足する
波形等化器13の伝達関数E(f)が存在する。
【0058】 H(f)・E(f)= PR1221(f) ( 10) したがって、波形等化の補償により、従来に比して一層
の高密度記録を実現することができる。
【0059】また、図2では伝達関数PR11(f)よ
りも伝達関数PR1221(f)の方が記録・再生系1
2の伝達関数H(f)に添って接近しているので、波形
等化器13の伝達関数E(f)は従前のPR(1,1)
のそれに比較して低くでき、より近くに寄せることがで
き、その分、ノイズの高域強調を抑制でき、ビットエラ
ーの低減に寄与できる。
【0060】図3は波形等化器13のタップ数に対する
等化誤差の依存性を示すグラフである。従前のPR
(1,1)方式では等化誤差(理想PR(1,1)波形
と現実の波形等化器13の出力波形との最小二乗誤差)
の値が高くなっている。これは、図2の伝達関数の曲線
形の比較でわかるように、PR(1,1)方式の伝達関
数は記録・再生系の伝達関数H(f)からなおも大きく
離れており、波形等化しがたくなっているためである。
【0061】波形等化器13のタップ(識別点)数が5
の場合は、約0.13であり、タップ数を増やして波形等化
器を構成すると、勿論、等化誤差は減少するものの、減
少の度合いはそれほど大きくはない、ちなみに、タップ
数が21のときでも、等化誤差は0.03と高い値になって
いる。タップ数を増やすことは遅延回路4aの数を増や
すことを意味するので、等化器自体の構成の複雑さを招
き、また、雑音相加が問題となり、ビット誤りを誘発す
ることにもなる。
【0062】これに対して、PR(1,2,2,1)方
式では、タップ(識別点)数が5の場合、等化誤差は既
に0,02以下であり、PR(1,1)方式に比べて優れて
いることがわかる。タップ数が少なくても等化誤差を僅
少にできるので、符号間干渉を抑制でき、一層の高密度
化を実現できるとともに、波形等化器13自体の構成の
簡素化が可能で、波形等化器での雑音相加を低減でき
る。なお、これは、本発明のPR(1,α,α、1)方
式(αは記録・再生系の伝達係数によって最適化する
が、ここでは、α=1.75としている)の場合も似たよう
な結果が得られる。
【0063】また、図4は記録データとして、最大長周
期系列(M系列)の0,1のデータを用いて0.25μm/
bit〜0.35μm/bitの記録密度で光記録媒体に記録し、
その再生信号の信号対雑音比(S/N)と、その再生信
号の復調後のデータのビット誤り率(BER)との関係
を示すグラフである。
【0064】このグラフからもわかるように、PR
(1,2,2,1)はPR(1,1)に比べると数dB
以上の顕著な改善が見られることがわかる。
【0065】このように、従来から用いられていたPR
(1,1)方式の代わりに、PR(1,2,2,1)を
用いることで、一層の高密度記録を実現することがで
き、しかも、ノイズの高域強調を抑制でき、ビットエラ
ーの低減に寄与できることがわかるが、本発明では、こ
れよりもさらに好結果の得られるPR(1,α,α,
1)方式を提案する。ここで、αは伝達関数によって最
適な値が選ばれる。この実施の形態では、前述したよう
に、α=1.75とする。
【0066】図5はPR(1,α,α,1)方式のαの
値を幾つかに設定した場合の周波数特性を示している。
図5において、曲線W1は記録・再生系12の周波数特
性を示し、曲線W2はα=1.75としたPR(1,1.75,
1.75,1)方式による周波数特性を示し、曲線W3はα
=1.25としたPR(1,1.25,1.25,1)方式による周
波数特性を示し、曲線W4はα=1.5としたPR(1,1.
5,1.5,1)方式による周波数特性を示し、る曲線W5
は、α=2としたPR(1,2,2,1)方式による周
波数特性を示している。
【0067】この周波数特性からもわかるように、どれ
も比較的良い結果を出しているが、とりわけ、α=1.75
としたときが、記録・再生系12の周波数特性に最も近
い周波数特性を持つことがわかる。
【0068】また、図6はαをα=1.25、つまり、PR
(1,1.25,1.25,1)のとき、α=1.5、つまり、P
R(1,1.5,1.5,1)のとき、α=1.75、つまり、P
R(1,1.75,175,1)のとき、α=2、つまり、PR
(1,2,2,1)のときの再生信号の信号対雑音比
(S/N)と、その再生信号の復調後のデータのビット
誤り率(BER)との関係を示すグラフである。なお、
これら図5および図6は先に説明した図2および図4と
は異なったシミュレーションにより得られた結果を示し
ている。
【0069】この図6の場合も、曲線W2はα=1.75と
したPR(1,1.75,1.75,1)方式によるS/N比特
性を示し、曲線W3はα=1.25としたPR(1,1.25,
1.25,1)方式によるS/N比特性を示し、曲線W4は
α=1.5としたPR(1,1.5,1.5,1)方式によるS/
N比特性を示し、曲線W5は、α=2としたPR(1,
2,2,1)方式によるS/N比特性を示している。
【0070】この図6のS/N比特性からもわかるよう
に、α=1.75としたときが最も良好な結果が得られるこ
とがわかる。
【0071】このように、 PR方式の重み係数の数値
列{ C,C,・・・,C}において、 PR
(1, α,α,1)として、αを伝達関数により最適
化することにより、記録再生系の伝達関数H(f)と波
形等化器自体の伝達関数E(f)の積が、採用されたP
R方式の伝達関数によく一致するようになり、等化誤差
を低減させることができ、高密度記録が可能となる。特
に、αをα=1.75とすることにより、その効果がより一
層、顕著に現れる。
【0072】なお、本発明は以上説明した実施の形態に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能となるものである。たとえば、光
記録再生装置を図7に示すような構成とすることもでき
る。なお、図7において図1と同一部分には同一符号を
付し、その説明は省略する。この図7に示される構成で
は、記録・再生系(光ディスクドライブ)12の直後に
A/D変換器21を設け、その後に、ディジタル型の波
形等化器22を設けている。A/D変換器21のサンプ
リング周波数はセル幅Tでもよいが、等化誤差を低減
するためには、T/m(ただし、mは自然数)とする
のがよい。ディジタル型の波形等化器は一般に非巡回型
ディジタルフィルタ(FIR)であり、それを構成する
複数の遅延回路の遅延時間はT/mである。
【0073】このように波形等化器22をディジタル回
路で構成することによっても、高密度記録の向上と誤り
訂正率の改善を図ることができる。
【0074】また、上述の実施の形態では、記録媒体と
してMO(Magneto Optical Disc)を用いる光記録再生
装置に適用した例について説明したが、記録媒体として
MD(Mini Disc)を用いた光磁気記録再生装置にも適
用することができ、さらに、本発明は、たとえば、DV
D(Digital Video Disc)やCD(Compact Disc)など
の記録媒体を使用する光記録再生装置にも適用できる。
ただし、これらに適用する場合には、それぞれ符号化変
調器における変調符号などが異なってくる。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、P
R方式の重み係数の数値列{ C,C,・・・,C
}において、 n=4とし、C=1,C= α,C
=α,C=1として、αを伝達関数により最適化す
ることにより、記録再生系の伝達関数H(f)と波形等
化器自体の伝達関数E(f)の積が、採用されたPR方
式の伝達関数によく一致するようになり、等化誤差を低
減させることができ、高密度記録が可能となる。特に、
αをα=1.75とすることにより、その効果がより一層、
顕著に現れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる光記録再生装置の実施の形態の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を説明するに先だって、記録・再生系の
伝達関数H(f)とPR方式の伝達関数PR
11(f)、PR1221(f)の周波数特性を示す図
である。
【図3】PR(1,1)方式とPR(1,2,2,1)
方式における波形等化器のタップ数に対する等化誤差の
依存性を説明する図である。
【図4】本発明を説明するに先だって、幾つかのPR方
式における再生信号の信号対雑音比(S/N)と、その
再生信号の復調後のデータのビット誤り率(BER)と
の関係を示す図である。
【図5】本発明のPR(1αα1)方式のαの値を幾つ
かに設定したときの周波数特性を示す図である。
【図6】本発明のPR(1αα1)方式のαの値を幾つ
かに設定したときの再生信号の信号対雑音比(S/N)
と、その再生信号の復調後のデータのビット誤り率(B
ER)との関係を示す図である。
【図7】本発明に係わる光記録再生装置の実施の形態
(第2の実施の形態)の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図8】従来の光磁気記録再生装置の実施の一例の全体
構成を示すブロック図である。
【図9】図8で用いられるトランスバーサル型波形等化
器の一般的構成を示すブロック図である。
【図10】図8における記録・再生系および波形等化器
を有限状態マシン(拘束長1の畳み込み符号器)として
捉えた場合の内部状態の状態遷移図である。
【図11】図10の状態遷移図を基にしたトレリス線図
である。
【図12】ビタビ復号器の一般的構成を示すブロック図
である。
【図13】図8において、記録密度が低い場合について
記録・再生系の伝達関数H(f)、波形等化器の伝達関
数E(f)、PR(1,1)方式の伝達関数周波数特性
を示す図である。
【図14】図8において、記録密度が高い場合について
記録・再生系の伝達関数H(f)、波形等化器の伝達関
数E(f)、PR(1,1)方式の伝達関数周波数特性
を示す図である。
【符号の説明】
11 符号化変調器 11a (1,7)PLL符号器 11b NRZI変調器 12 記録・再生系(光ディスクドライブ) 13,22 波形等化器 14,21 A/D変換器 15 ビタビ復号器 16 復調器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル情報列を符号化したのち、N
    RZI符号化する符号化変調手段と、 その符号化記号列を情報記録媒体に記録し、その情報記
    録媒体から光ヘッドによりアナログ信号を素子波形列と
    して再生する記録再生手段と、 所定の遅延時間の遅延素子を持つトランスバーサルフィ
    ルタであり、前記符号化記号列のセル幅Tを遅延時間
    とする遅延演算子をD、重み係数の数値列をそれぞれC
    ,C, C,・・・,Cとすると、前記符号記
    号列の素子波形を伝達関数G(D)=PR( C,C
    ,・・・,C)=( C+CD+C +・
    ・・+C )で演算した波形になるように前記記
    録再生手段からの素子波形を波形等化する波形等化手段
    と、 その等化波形列を標本化して量子化するA/D変換手段
    と、 そのディジタル出力を所定の期待値と比較して最尤パス
    を復号記号列とするビタビ復号手段と、 その復号記号列を復調する復調手段と、 を有し、 前記伝達関数G(D)=PR( C,C,・・・,
    )=( C+CD+C +・・・+C
    )において、n=3とし、重み係数の数値列C
    , C,・・・,Cを、 C=1,C
    α,C=α,C=1として、αを記録再生系の伝達
    関数により最適化することを特徴とする光記録再生装
    置。
  2. 【請求項2】 前記αをα=1.75としたことを特徴とす
    る請求項1記載の光記録再生装置。
  3. 【請求項3】 ディジタル情報列を符号化したのち、N
    RZI符号化する符号化変調手段と、 その符号化記号列を情報記録媒体に記録し、その情報記
    録媒体から光ヘッドによりアナログ信号を素子波形列と
    して再生する記録再生手段と、 その再生素子波形列を前記符号記号列のセル幅Tの1
    /m(ただし、mは自然数)のサンプリング周期で標本
    化して量子化するA/D変換手段と、 所定の遅延時間の遅延演算子を有するトランスバーサル
    型フィルタであり、前記セル幅Tを遅延時間とする遅
    延素子をD、重み係数の数値列をそれぞれC,C
    ,・・・,Cとすると、前記符号記号の素子波
    形を前記A/D変換手段からのディジタル信号を伝達関
    数G(D)=PR( C,C,・・・,C)=(
    +CD+C +・・・+C )で演算
    した波形になるように前記A/D変換手段からのディジ
    タル信号を波形等化する波形等化手段と、 その波形等化した信号を所定の期待値と比較して最尤パ
    スを復号記号列とするビタビ復号手段と、 その復号記号列を復調する復調手段とを有し、 前記伝達関数G(D)=PR( C,C,・・・,
    )=( C+CD+C +・・・+C
    )において、n=3とし、重み係数の数値列C
    , C,・・・,Cを、 C=1,C
    α,C=α,C=1として、αを伝達関数により最
    適化することを特徴とする光記録再生装置。
  4. 【請求項4】 前記αをα=1.75としたことを特徴とす
    る請求項3記載の光記録再生装置。
JP8694199A 1999-03-29 1999-03-29 光記録再生装置 Withdrawn JP2000285600A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013361A1 (ja) * 2005-07-29 2007-02-01 Evolvable Systems Research Institute Inc. 信号処理装置および信号処理方法

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