JP2000284241A - 半導体レーザ装置 - Google Patents

半導体レーザ装置

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JP2000284241A JP11088102A JP8810299A JP2000284241A JP 2000284241 A JP2000284241 A JP 2000284241A JP 11088102 A JP11088102 A JP 11088102A JP 8810299 A JP8810299 A JP 8810299A JP 2000284241 A JP2000284241 A JP 2000284241A
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雅樹 野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電界吸収型半導体光変調器での光の吸収量を
犠牲にすることなく寄生容量を低減することによて、長
距離大容量光ファイバ通信システムに適した半導体レー
ザ装置を得る。 【解決手段】 電界吸収型半導体光変調器素子3bと電
界吸収型半導体光変調器3cとを電気的に直列に接続す
る給電回路を備えているため、電界吸収型半導体光変調
器素子によって得られる消光比を犠牲にすることなく電
界吸収型半導体光変調器素子の寄生容量を低減でき、高
速性および伝送特性に優れ、長距離大容量光ファイバ通
信システムに適した半導体レーザ装置を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信システムに
用いられる半導体レーザ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、幹線系光通信システムの長距離・
大容量化の研究開発が盛んに行われている。半導体レー
ザに電界吸収型半導体光変調器を集積化した変調器集積
化半導体レーザは、変調時の波長チャープが小さいため
長距離大容量光ファイバ通信システムのキーデバイスと
して注目されている。図6には、その一例として、特開
平10−84166記載の半導体レーザ装置の断面図を
示す。図において、1は変調器集積化半導体レーザ素子
であり、レーザ光を出射する半導体レーザ部2と、この
レーザ光の強度変調を行う電界吸収型半導体光変調器部
3を有し、半導体レーザ部2と電界吸収型半導体光変調
器部3とはモノリシックに集積化されている。また、変
調器集積化半導体レーザ素子1は光導波路層(活性層)
4a、光導波路層(吸収層)4b、半導体レーザ部2の
電極5a、電界吸収型半導体光変調器部3の電極5bお
よび接地電極6とを備えている。
【0003】以下、この従来の半導体レーザ装置の動作
について説明する。図6において、半導体レーザ部2の
電極5aに直流電流を給電すると半導体レーザ部2から
は連続光が出射され、光導波路層(活性層)4aにより
電界吸収型半導体光変調器部3に入射される。一方、電
界吸収型半導体光変調器部3の光導波路層(吸収層)4
bでは、電極5bに印加される電圧に応じてこのレーザ
光の吸収が変化するため、電極5bに変調信号電圧を印
加すれば、電界吸収型半導体光変調器部3の出射端面か
ら出射されるレーザ光には信号電圧に対応した強度変調
が施されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
6に示された従来の半導体レーザ装置においては、以下
に述べるような問題点があった。すなわち、前記の変調
器集積化半導体レーザ素子1の周波数応答特性は、電界
吸収型半導体光変調器部3の電極5bと接地電極6との
間に生じる寄生容量によって制限され、一般的に、この
寄生容量が小さいときに高周波までの周波数応答特性が
得られる、つまりより高速で変調が可能であるといった
特性を有している。従って、寄生容量を低減するため
に、電界吸収型半導体光変調器部の光導波方向の変調器
長を短くするといった手法が採られるが、変調器長を短
くすると、電界吸収型半導体光変調器部3における光の
吸収量が小さくなるため、電界吸収型半導体光変調器部
3から出射される変調光波形の”0”、”1”の消光比
が小さくなり光S/N特性が劣化し、伝送特性に悪影響
を及ぼしてしまう。つまり、変調器長をパラメータとし
たときの周波数応答特性と伝送特性とはトレードオフの
関係に有るという問題点があった。特に、近年の長距離
大容量光ファイバ通信システムにおいては、変調速度の
高速化と長距離化に対応した伝送特性の改善とが最重要
課題の一つであり、これらを両立させる技術開発が待た
れていた。
【0005】この発明の目的は、従来の半導体レーザ装
置の前記のような不具合点を解消するためになされたも
ので、電界吸収型半導体光変調器での光の吸収量を犠牲
にすることなく寄生容量を低減できるよう構成すること
によて、長距離大容量光ファイバ通信システムに適した
半導体レーザ装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる半導体
レーザ装置は、前記の目的を達成するために、レーザ光
を出射する半導体レーザ素子と、前記半導体レーザ素子
から出射されたレーザ光を変調する複数の電界吸収型半
導体光変調器素子と、複数の前記電界吸収型半導体光変
調器素子を電気的に直列に接続するための給電回路とを
備えたものである。
【0007】また、この発明に係わる半導体レーザ装置
は、前記半導体レーザ素子と、複数の前記電界吸収型半
導体光変調器素子と、前記給電回路とを同一のケース内
に収納したものである。
【0008】また、この発明に係わる半導体レーザ装置
は、前記半導体レーザ素子と前記電界吸収型半導体光変
調器素子との間、または複数の前記電界吸収型半導体光
変調器素子同士の間に、一つまたは複数の結合光学系を
配置したものである。
【0009】さらに、この発明に係わる半導体レーザ装
置は、前記結合光学系に、前記半導体レーザ素子の発振
中心波長近傍において低反射となる光学コーティングを
施したものである。
【0010】また、この発明に係わる半導体レーザ装置
は、前記結合光学系に、先球ファイバを用いたものであ
る。
【0011】また、この発明に係わる半導体レーザ装置
は、前記半導体レーザ素子と前記電界吸収型半導体光変
調器素子との間、または複数の前記電界吸収型半導体光
変調器素子同士の間に、光アイソレータを配置したもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1に、この発明
の実施の形態1である半導体レーザ装置の構成を表す断
面図を示す。図1において、2は半導体レーザ素子であ
り、電極5a、光導波路層(活性層)4aおよび接地電
極6aを備えている。また、3b、3cは電界吸収型半
導体光変調器素子であり、それぞれ電極5b、5c、光
導波路層(吸収層)4b、4cおよび裏面電極6b、接
地電極6cを備えている。なお、この実施の形態1にお
いては、半導体レーザ素子2と電界吸収型半導体光変調
器素子3b、電界吸収型半導体光変調器素子3cはそれ
ぞれ物理的、電気的に分離されている。さらに、電界吸
収型半導体光変調器素子3bの裏面電極6bと電界吸収
型半導体光変調器素子3cの電極5cとを電気的に接続
するために給電回路7を備えており、電界吸収型半導体
光変調器3bと電界吸収型半導体光変調器素子3cとは
電気的に直列になるように実装されている。
【0013】以下、この実施の形態1の動作について説
明する。図1において、半導体レーザ素子2の電極5a
に直流電流を給電すると半導体レーザ素子2の光導波路
層(活性層)4aから連続光が出射(図中矢印A)さ
れ、電界吸収型半導体光変調器素子3bの光導波路層
(吸収層)4bに入射される。一方、電界吸収型半導体
光変調器素子3bでは、電極5bと裏面電極6b間に印
加される電圧に応じてこのレーザ光の吸収が変化するた
め、こうして電界吸収型半導体光変調器素子3bに入射
されたレーザ光は電極5bと裏面電極6b間に印加され
た信号電圧に対応して強度変調が施された後、出射端面
から電界吸収型半導体光変調器素子3cにさらに入射
(図中矢印B)される。電界吸収型半導体光変調器素子
3cに入射されたレーザ光は電極5cと接地電極6c間
に印加された信号電圧に対応して強度変調が施された
後、出射端面から出射(図中矢印C)される。なお、電
界吸収型半導体光変調器素子3bと電界吸収型半導体光
変調器素子3cとの距離が光速に対して十分無視できる
ほど短ければ、電界吸収型半導体光変調器素子3bと電
界吸収型半導体光変調器素子3cとではほぼ同期して変
調が施される。また、遅延量を制御するための回路を付
加することにより、電界吸収型半導体光変調器素子3b
と電界吸収型半導体光変調器素子3cとの距離が長い場
合でも同期して変調を施すことができる。
【0014】また、図2(a)に、この発明の実施の形
態1である半導体レーザ装置の変調器部分の電気的等価
回路モデル、図2(b)に、従来の半導体レーザ装置の
変調器部分の電気的等価回路モデルを示す。なお、11
は終端抵抗である。このとき、図2に示すように、電界
吸収型半導体光変調器素子3bと電界吸収型半導体光変
調器素子3cは同一構造とし、その変調器長をL(図示
せず)、寄生容量をCと仮定する。また、電界吸収型半
導体光変調器素子3bの電極5bと接地電極6c間に印
加する電圧をVと仮定すると、電界吸収型半導体光変調
器素子3bと3cにはそれぞれV/2の電界が印加され
る。従って、電界吸収型半導体光変調器素子3bと電界
吸収型半導体光変調器素子3c両方によって得られる消
光比は、電界吸収型半導体光変調器素子3bもしくは3
cにV/2の電界が印加されるときに得られる消光比の
2倍(対数表示)であり、電界吸収型半導体光変調器素
子3bもしくは3cと等しい変調器長Lを有する電界吸
収型半導体光変調器素子にVの電界が印加されるときに
得られる消光比と同等となる。一方、電界吸収型半導体
光変調器素子3bと電界吸収型半導体光変調器素子3c
とは電気的に直列になるよう配置されているため、この
ときの寄生容量はC/2であり、電界吸収型半導体光変
調器素子3bもしくは3cと等しい寄生容量Cを有する
電界吸収型半導体光変調器素子の寄生容量の半分とな
る。
【0015】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、電界吸収型半導体光変調器素子3bと電界吸収型半
導体光変調器3cとを電気的に直列に接続する給電回路
を備えているため、電界吸収型半導体光変調器素子によ
って得られる消光比を犠牲にすることなく電界吸収型半
導体光変調器素子の寄生容量を低減でき、高速性および
伝送特性に優れ、長距離大容量光ファイバ通信システム
に適した半導体レーザ装置を得ることができる。
【0016】なお、前記実施の形態1においては、電界
吸収型半導体光変調器素子を2個使用した場合について
示したが、複数個であっても良いことはもちろんであ
り、数が多いほど寄生容量を低減できる。
【0017】実施の形態2.この発明による実施の形態
2では、半導体レーザ素子2と電界吸収型半導体光変調
器3b、3cおよび電界吸収型半導体光変調器素子同士
を直列に接続する給電回路7を同一ケース内に収納した
ため、半導体レーザ素子2や電界吸収型半導体光変調器
素子3b、3cおよび給電回路7の保護が図られるとと
もに、衝撃等によって互いに光学的に分離された半導体
レーザ素子2と電界吸収型半導体光変調器素子3b、3
cの光軸がずれる心配が少なくなり、半導体レーザ装置
の信頼性が向上するとともに、取り扱いや作業性に優れ
た半導体レーザ装置が得ることができる。
【0018】実施の形態3.図3は、実施の形態3によ
る半導体レーザ装置の構成を示す断面図を示す。図にお
いて、8a、8bはそれぞれ半導体レーザ素子2と電界
吸収型半導体光変調器素子3b間、および電界吸収型半
導体光変調器素子3bと電界吸収型半導体光変調器素子
3c間の光軸上に配置された光学レンズであり、半導体
レーザ素子2から出射されたレーザ光が光学レンズ8a
により集光されて電界吸収型半導体光変調器素子3bに
入射し、さらに電界吸収型半導体光変調器素子3bから
出射されたレーザ光が光学レンズ8bにより集光されて
電界吸収型半導体光変調器素子3cに入射するよう結合
光学系を構成している。なお、以下、図1と同一または
相当部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0019】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、半導体レーザ素子2と電界吸収型半導体光変調器素
子3bとの間および電界吸収型半導体光変調器素子3b
と電界吸収型半導体光変調器素子3cとの間に光学レン
ズ8a、8bを配置したため、半導体レーザ素子2から
出射されたレーザ光が光学レンズ8aにより効率良く電
界吸収型半導体光変調器素子3bに結合され、さらに電
界吸収型半導体光変調器素子3bから出射されたレーザ
光が光学レンズ8bにより効率良く電界吸収型半導体光
変調器素子3cに結合され、結果的に半導体レーザ装置
から取り出せる光出力が増大するとともに、光出力の増
大に伴って光S/N比が高くなるため、一層伝送特性の
良好な半導体レーザ装置を得ることができる。
【0020】なお、前記実施の形態3においては、結合
光学系として、光学レンズを各素子間に1枚使用した場
合について示したが、複数枚であっても良いことはもち
ろんである。
【0021】実施の形態4.また、前記実施の形態3で
示した光学レンズ8a、8bの端面に、半導体レーザ素
子2の発振中心波長近傍において低反射となる光学コー
ティングを施すことにより、半導体レーザ素子2の出射
光を低損失に光学レンズ8a、8bに入射および出射さ
せることができるため、半導体レーザ素子2の出射光を
効率良く電界吸収型半導体光変調器素子3bおよび電界
吸収型半導体光変調器素子3cまで供給でき、半導体レ
ーザ装置から取り出せる光出力が増大して光S/N比が
高くなるため、伝送特性の良好な半導体レーザ装置を得
ることができる。
【0022】さらに、光学コーティングによって光学レ
ンズ8a、8bの端面で生じる反射光が減少し、半導体
レーザ素子2への戻り光が少なくなるため、半導体レー
ザ素子2を安定して発振させることができ、光出力およ
び発振波長が安定するとともに、戻り光による発振条件
の変化や半導体レーザ素子2の光導波路層(活性層)4
aの屈折率変化に伴う波長チャープが小さくなり、伝送
特性に優れた半導体レーザ装置を得ることができる。
【0023】実施の形態5.図4には、この発明による
実施の形態5である半導体レーザ装置の構成を表す断面
図を示す。図4において、9a、9bは先端を球状に加
工した先球ファイバであり、この先球ファイバ9aを半
導体レーザ素子2と電界吸収型半導体光変調器素子3b
との間、および先球ファイバ9bを電界吸収型半導体光
変調器素子3bと電界吸収型半導体光変調器素子3cと
の間の光軸上に配置することにより、半導体レーザ素子
2からの出射光を効率良く電界吸収型半導体光変調器素
子3bおよび電界吸収型半導体光変調器素子3cまで供
給でき、半導体レーザ装置から取り出せる光出力が増大
するように構成されている。こうして、この実施の形態
5によれば、先球ファイバからなる結合光学系を、半導
体レーザ素子2と電界吸収型半導体光変調器素子3b、
および電界吸収型半導体光変調器素子3bと電界吸収型
半導体光変調器素子3cとの間の光軸上に配置したた
め、前記実施の形態3と同様に、光出力の増大にともな
って光S/N比を大きくすることができ、良好な伝送特
性を有する半導体レーザ装置を得ることができる。
【0024】また、この実施の形態5で用いた先球ファ
イバ9a、9bは、実施の形態3で示した一般的な光学
レンズ8a、8bに比較して径が小さいため、コンパク
トな半導体レーザ装置が得られる。
【0025】実施の形態6.また、前記実施の形態5で
示した先球ファイバ9a、9bの端面に、半導体レーザ
素子2の発振中心波長近傍において低反射となる光学コ
ーティングを施すことにより、実施の形態4と同様に、
半導体レーザ素子2の出射光を低損失に先球ファイバ9
a、9bに入射および出射させることができ、半導体レ
ーザ装置から取り出せる光出力が増大して光S/N比が
高くなるため、いっそう良好な伝送特性を有する半導体
レーザ装置を得ることができる。
【0026】さらに、光学コーティングによって先球フ
ァイバ9a、9bの端面で生じる反射光が減少し、半導
体レーザ素子2への戻り光が少なくなるため、半導体レ
ーザ素子2を安定して発振させることができ、光出力お
よび発振波長が安定するとともに、戻り光による発振条
件の変化や半導体レーザ素子2の光導波路層(活性層)
4aの屈折率変化に伴う波長チャープが小さくなり、伝
送特性に優れた半導体レーザ装置を得ることができる。
【0027】実施の形態7.図5は、実施の形態7によ
る半導体レーザ装置の構成を表す断面図を示す。図5に
おいて、10a、10bは、半導体レーザ素子2から電
界吸収型半導体光変調器素子3bの方向、および電界吸
収型半導体光変調器素子3bから電界吸収型半導体光変
調器素子3cの方向にのみ透過損失が小さく、その逆方
向に対しては透過損失が大きい特性を有する光アイソレ
ータである。
【0028】以上のように、光アイソレータ10aを半
導体レーザ素子2と電界吸収型半導体光変調器素子3b
との間、および光アイソレータ10bを電界吸収型半導
体光変調器素子3bと電界吸収型半導体光変調器素子3
cとの間の光軸上に配置するので、電界吸収型半導体光
変調器素子3bの端面および電界吸収型半導体光変調器
素子3cの端面で生じる反射光が半導体レーザ素子2に
再入射することを抑止でき、半導体レーザ素子2への戻
り光が少なくなるため、半導体レーザ素子2を安定して
発振させることができ、光出力および発振波長が安定す
るとともに、戻り光による発振条件の変化や半導体レー
ザ素子2の光導波路層(活性層)4aの屈折率変化に伴
う波長チャープが小さくなり、伝送特性に優れた半導体
レーザ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による半導体レーザ装置の構成
を表す断面図を示す。
【図2】 実施の形態1による半導体レーザ装置の変調
器部分の電気的等価回路モデルを示す。
【図3】 実施の形態3による半導体レーザ装置の構成
を示す断面図を示す。
【図4】 実施の形態5による半導体レーザ装置の構成
を表す断面図を示す。
【図5】 実施の形態7による半導体レーザ装置の構成
を表す断面図を示す。
【図6】 従来の半導体レーザ装置の断面図を示す。
【符号の説明】
1 変調器集積化半導体レーザ素子 2 半導体レーザ部 3 電界吸収型半導体光変調器部 3b、3c 電界吸収型半導体光変調器素子 4a 光導波路層(活性層) 4b、4c 光導波路層(吸収層) 5a、5b、5c 電極 6、6a、6c 接地電極 6b 裏面電極 7 給電回路 8a、8b 光軸上に配置された光学レンズ 9a、9b 先端を球状に加工した先球ファイバ 10a、10b 光アイソレータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を出射する半導体レーザ素子
    と、前記半導体レーザ素子から出射されたレーザ光を変
    調する複数の電界吸収型半導体光変調器素子と、複数の
    前記電界吸収型半導体光変調器素子を電気的に直列に接
    続するための給電回路とを備えたことを特徴とする半導
    体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 前記半導体レーザ素子と、複数の前記電
    界吸収型半導体光変調器素子と、前記給電回路とを同一
    のケース内に収納したことを特徴とする請求項1に記載
    の半導体レーザ装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体レーザ素子と前記電界吸収型
    半導体光変調器素子との間、または複数の前記電界吸収
    型半導体光変調器素子同士の間に、一つまたは複数の結
    合光学系を配置したことを特徴とする請求項1に記載の
    半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 前記結合光学系に、前記半導体レーザ素
    子の発振中心波長近傍において低反射となる光学コーテ
    ィングを施したことを特徴とする請求項3に記載の半導
    体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 前記結合光学系に、先球ファイバを用い
    たことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の半
    導体レーザ装置。
  6. 【請求項6】 前記半導体レーザ素子と前記電界吸収型
    半導体光変調器素子との間、または複数の前記電界吸収
    型半導体光変調器素子同士の間に、光アイソレータを配
    置したことを特徴とする請求項3、請求項4または請求
    項5のいずれかに記載の半導体レーザ装置。
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