JP2000283850A - 測色装置 - Google Patents

測色装置

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JP2000283850A
JP2000283850A JP11087215A JP8721599A JP2000283850A JP 2000283850 A JP2000283850 A JP 2000283850A JP 11087215 A JP11087215 A JP 11087215A JP 8721599 A JP8721599 A JP 8721599A JP 2000283850 A JP2000283850 A JP 2000283850A
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color
reading
patch
read
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JP11087215A
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English (en)
Inventor
Masashi Ueda
昌史 上田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーパッチの色彩をより正確に読み取るこ
とができる測色装置を提供する。 【解決手段】 基準マーカーM1,M2,M3は、中心
が白色であり、原点から+X方向に向かって赤色が強く
なり、−X方向に向かって緑色が強くなり、+Y方向に
向かって黄色が強くなり、−Yに向かって青色が強くな
る様に印刷されている。そして、基準マーカー内の各点
の座標と色値との対応が基準マーカーデータとしてハー
ドディスクに記憶されている。このため、基準マーカー
内の1点の色値がわかれば、この色値から原点等を特定
することができるので、読み取り範囲が例えば0.5m
m角程度でも、原点等を容易に特定することができる。
又、隣接するカラーパッチCPの色彩が不連続となる様
にカラーパッチCPが配置されているので、本来読み取
るべきカラーパッチの隣のカラーパッチの色彩を読み取
ってしまった場合、その旨を容易に判断することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷装置の色合わ
せのために、その印刷装置によって印刷対象物上に印刷
された複数のカラーパッチを個々に測色する測色装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラープリンタ等の印刷装置の色
合わせは、次のような作業によって行われている。ま
ず、色合わせしたい印刷装置によって、フィルム,記憶
紙等の印刷対象物上に個々に色の異なる複数のカラーパ
ッチを印刷する。続いて、汎用測色装置のプローブを各
色のカラーパッチに密着させ、その密着によって外光を
遮断しながら一色ずつ測色を行う。そして、この様にし
て得られた各カラーパッチの色彩、即ち実際に印刷され
た色彩と、印刷装置に与えた指令との対応関係に基づい
て、如何なる指令を与えれば如何なる色彩で印刷される
のかを求める。
【0003】ところで、この様なカラーパッチの測色を
一色ずつ手作業で行うと、膨大な時間を要する。そこ
で、カラーパッチの測色を簡単かつ能率的に行うため
に、カラーパッチが複数印刷されている印刷対象物上の
微小領域の色彩を読み取る読取手段と、読取手段による
読み取り位置と印刷対象物との相対位置を変化させる相
対変位手段と、印刷対象物上における基準点と各カラー
パッチとの相対位置がカラーパッチ位置情報として記憶
されているカラーパッチ位置記憶手段と、相対変位手段
に指令を出してカラーパッチ位置記憶手段に記憶されて
いるカラーパッチ位置情報に基づいて読取手段を印刷対
象物の所定位置に対向させると共に、読取手段に指令を
出して印刷対象物の所定位置の色彩を読み取らせる制御
手段と、を備え、読取手段と各カラーパッチとを順次対
向させることによって各カラーパッチの色彩を取得す
る、即ち複数のカラーパッチを自動的に測色する測色装
置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷装置
は、印刷対象物に対して常に同じ位置にカラーパッチを
印刷することができるわけではなく、印刷対象物に対す
るカラーパッチの位置に誤差が生じることがある。そし
て、自動的に測色する測色装置も、読取手段による読み
取り位置と印刷対象物との相対位置を常に正確に変化さ
せることができるわけではなく、相対位置の変化に若干
の誤差が生じることがある。このため、場合によって
は、読取手段が本来読み取るべき箇所とは異なる箇所の
色彩を読み取ってしまい、カラーパッチを適正に測色す
ることができなくなることがある。
【0005】そこで、本発明は、カラーパッチの色彩を
より正確に読み取ることができる測色装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、及び発明の効果】この様
な目的を達成するため、第1の発明にかかる測色装置
は、請求項1に記載されている様に、印刷装置の色合わ
せに用いるためのカラーパッチが複数印刷されている印
刷対象物上の微小領域の色彩を読み取る読取手段と、該
読取手段による読み取り位置と前記印刷対象物との相対
位置を変化させる相対変位手段と、前記印刷対象物上に
おける基準点と前記各カラーパッチとの相対位置がカラ
ーパッチ位置情報として記憶されているカラーパッチ位
置記憶手段と、前記相対変位手段に指令を出して前記カ
ラーパッチ位置記憶手段に記憶されているカラーパッチ
位置情報に基づいて前記読取手段を前記印刷対象物の所
定位置に対向させると共に、前記読取手段に指令を出し
て前記印刷対象物の当該所定位置の色彩を読み取らせる
制御手段と、を備え、前記読取手段と前記各カラーパッ
チとを順次対向させることによって当該各カラーパッチ
の色彩を取得する測色装置であって、前記印刷対象物に
は、前記基準点を示すための基準マーカーが、所定の微
小領域毎に前記基準点との相対位置に応じて異なる色彩
となる様に印刷されており、前記基準点を含む前記基準
マーカー内の各微小領域の色彩が基準マーカー色情報と
して記憶されている基準マーカー色記憶手段と、前記読
取手段が読み取った前記基準マーカー内の微小領域の色
彩と前記基準マーカー色記憶手段の記憶内容とに基づい
て基準点の位置を特定する基準点特定手段と、該基準点
特定手段が特定した基準点の位置を基準点位置情報とし
て記憶する基準点位置記憶手段と、を備え、前記制御手
段は、前記基準点位置記憶手段に記憶されている基準点
位置情報と前記カラーパッチ位置記憶手段に記憶されて
いるカラーパッチ位置情報とに基づいて前記相対変位手
段及び前記読取手段に指令を出すことを特徴とする。
【0007】本発明にかかる測色装置では、カラーパッ
チ位置記憶手段に記憶されているカラーパッチ位置情報
に基づいて、制御手段から相対変位手段に指令が出さ
れ、指令を受けた相対変位手段が、読取手段を印刷対象
物の所定位置に対向させる。又、制御手段から読取手段
に指令が出され、指令を受けた読取手段が、対向してい
る所定位置の色彩を読み取る。そして、制御手段から順
次指令が出されることによって、印刷対象物上の各カラ
ーパッチの色彩が順次読み取られる。
【0008】ところで、制御手段は、カラーパッチ位置
記憶手段に記憶されているカラーパッチ位置情報、即ち
基準点と各カラーパッチとの相対位置に基づいて、相対
変位手段に対して指令を出すのであるが、従来は、測色
に用いる印刷対象物に、細い線が交わった十文字状の基
準マーカー(所謂トンボ)を印刷し、ラインスキャナに
十文字状の基準マーカーを読み取らせることによって基
準点を特定していた。しかし、基準点を特定するためだ
けにラインスキャナを設けるのは不経済である。そこ
で、本発明にかかる測色装置は、カラーパッチの色彩を
読み取るための読取手段によって基準マーカーを読み取
る様に構成されている。ところが、一般に、読取手段が
一度に読み取る範囲は非常に狭い(例えば0.5mm×
0.5mm程度)ので、トンボの様な細い線を読み取る
のは非常に難しい。従って、読み取り範囲の狭い読取手
段を用いて如何にして基準マーカーを読み取り、如何に
して基準点を特定するか、という点を解決する必要があ
る。
【0009】そこで、本発明にかかる測色装置において
測色に用いる印刷対象物には、基準点を示すための基準
マーカーが、所定の微小領域毎に、基準点との相対位置
に応じて異なる色彩となる様に印刷されており、基準マ
ーカー色記憶手段に、基準点を含む基準マーカー内の各
微小領域の色彩が基準マーカー色情報として記憶されて
いる。そして、基準点特定手段が、読取手段によって読
み取られた基準マーカー内の微小領域の色彩と基準マー
カー色記憶手段の記憶内容とに基づいて基準点の位置を
特定し、基準点特定手段によって特定された基準点の位
置は、基準点位置情報として基準点位置記憶手段によっ
て記憶される。即ち、読取手段によって基準マーカー内
の1つの微小領域(1点)の色彩を読み取ることができ
れば、読み取った色彩と基準マーカー色記憶手段に記憶
されている基準マーカー色情報とに基づいて基準点の位
置を特定することができるのである。従って、読み取り
範囲の狭い読取手段であっても容易に基準点を特定する
ことができる。
【0010】尚、基準マーカーは、各微小領域の色彩
が、基準点との相対位置に応じて異なる様に構成されて
いれば、詳細については任意である。例えば、基準点を
白色とし、基準点から上方向に離れるに連れて徐々に黄
色となり、基準点から右方向に離れるに連れて徐々に赤
色となり、基準点から下方向に離れるに連れて徐々に青
色となり、基準点から左方向に離れるに連れて徐々に緑
色となる様なカラーグラデーション表示としても良い
し、モノクログラデーション表示としても良いし、不規
則な配置の表示としても良い。又、基準マーカーの形状
も任意であり、円形でも四角形等でも良い。
【0011】ところで、本発明にかかる測色装置におい
て、基準点特定手段を具体的にどの様に構成するかは任
意であるが、例えば、請求項2に記載されている様に、
前記基準点特定手段は、前記基準マーカー色記憶手段に
記憶されている基準マーカー色情報に基づいて、前記読
取手段が読み取った前記基準マーカー内の微小領域の色
彩と前記基準点の色彩とが一致するか否かを判断する判
断手段と、該判断手段が前記微小領域の色彩と前記基準
点の色彩とが一致すると判断した場合に、当該微小領域
を基準点として確定する確定手段と、前記判断手段が前
記微小領域の色彩と前記基準点の色彩とが一致しないと
判断した場合に、当該微小領域の色彩に基づいて前記制
御手段に指令を出して前記相対変位手段を制御させ、前
記読取手段による読み取り位置と前記印刷対象物との相
対位置を変化させる再変位指令手段と、該再変位指令手
段による指令に基づいて前記読取手段による読み取り位
置と前記印刷対象物との相対位置が変化した後、前記読
取手段に指令を出して色彩を読み取らせる再読取指令手
段と、該再読取指令手段による指令に基づいて前記読取
手段が色彩を読み取った後、前記判断手段に指令を出し
て当該読取手段が読み取った色彩と前記基準点の色彩と
が一致するか否かを判断させる再判断指令手段と、を備
えていると良い。
【0012】この様に構成されている場合には、読取手
段によって基準マーカー内の微小領域の色彩が読み取ら
れると、判断手段が、読取手段によって読み取られた色
彩が基準点の色彩と一致するか否かを判断する。具体的
には、前述した様に基準点を白色とした場合、読取手段
によって読み取られた色彩が白色であるか否かを判断す
る。そして、判断手段によって基準点の色彩と一致する
と判断されると、確定手段が、読取手段によって読み取
られた微小領域を基準点として確定する。一方、判断手
段によって基準点の色彩と一致しないと判断されると、
再変位指令手段が、制御手段に指令を出して相対変位手
段を制御させ、読取手段による読み取り位置と印刷対象
物との相対位置を変化させる。そして、再変位指令手段
による指令に基づいて読取手段による読み取り位置と印
刷対象物との相対位置が変化した後で、再読取指令手段
が、読取手段に指令を出してもう一度色彩を読み取らせ
る。そして、読取手段が色彩を読み取った後で、再判断
指令手段が、判断手段に指令を出して読取手段が新たに
読み取った色彩と基準点の色彩とが一致するか否かを判
断させる。そして、基準点の色彩と一致すれば、確定手
段が基準点として確定する。この様に、色彩が一致する
か否かを判断する処理と、相対位置を変化させる処理
と、を繰り返すだけで基準点の位置を特定することがで
きるので、処理内容が簡素であり、制御回路等の構成の
複雑化を招かない。
【0013】あるいは、請求項3に記載されている様
に、前記基準マーカー色記憶手段は、前記基準マーカー
内の各微小領域の色彩と前記基準点に対する当該各微小
領域の相対位置との対応関係が色位置対応情報として記
憶されている色位置対応記憶手段を備え、前記基準点特
定手段は、前記読取手段が読み取った前記基準マーカー
内の微小領域の色彩と前記色位置対応記憶手段に記憶さ
れている色位置対応情報とに基づいて前記基準点の位置
を演算によって求める算定手段を備えていても良い。
【0014】この様に構成されている場合には、読取手
段によって基準マーカー内の微小領域の色彩が読み取ら
れると、算定手段が、読取手段によって読み取られた色
彩と基準マーカー色記憶手段に記憶されている色位置対
応情報とに基づいて、基準点の位置を演算によって求め
る。この様に、読取手段が読み取った色彩から演算によ
って基準点の位置を特定することができるので、基準点
の特定に時間がかからない。
【0015】次に、第2の発明にかかる測色装置は、請
求項4に記載されている様に、印刷装置の色合わせに用
いるためのカラーパッチが複数印刷されている印刷対象
物から当該カラーパッチの色彩を測定する測色装置であ
って、前記複数のカラーパッチは、隣接するカラーパッ
チの色差が所定値以上で、隣接するカラーパッチの色彩
が不連続となる様に配置されており、前記印刷対象物上
の微小領域の色彩を読み取る読取手段と、該読取手段に
よる読み取り位置と前記印刷対象物との相対位置を変化
させる相対変位手段と、前記各カラーパッチの色彩と印
刷位置との対応関係がカラーパッチ色位置情報として記
憶されているカラーパッチ色位置記憶手段と、前記相対
変位手段に指令を出して前記カラーパッチ色位置記憶手
段に記憶されているカラーパッチ色位置情報に基づいて
前記読取手段を前記印刷対象物の所定位置に対向させる
と共に、前記読取手段に指令を出して前記印刷対象物の
当該所定位置の色彩を読み取らせる制御手段と、前記読
取手段が読み取った色彩と前記カラーパッチ色位置記憶
手段に記憶されているカラーパッチ色位置情報とに基づ
いて当該読取手段が読み取った色彩が適正であるか否か
を判断する色適正判断手段と、該色適正判断手段が前記
読取手段が読み取った色彩が適正でないと判断した場合
にその旨を報知する報知手段と、を備えることを特徴と
する。
【0016】本発明にかかる測色装置において測色に用
いる印刷対象物には、隣接するカラーパッチの色差が所
定値以上で、隣接するカラーパッチの色彩が不連続とな
る様にカラーパッチが配置されている。そして、制御手
段から相対変位手段,読取手段に順次指令が出されるこ
とによって、印刷対象物上の各カラーパッチの色彩が順
次読み取られると、色適正判断手段が、読取手段によっ
て読み取られた色彩とカラーパッチ色位置記憶手段に記
憶されているカラーパッチ色位置情報とに基づいて、読
取手段によって読み取られた色彩が適正であるか否か、
即ち所望のカラーパッチの色彩を読み取ったのか否かを
判断する。そして、色適正判断手段によって色彩が適正
でないと判断された場合には、報知手段がその旨を報知
する。
【0017】ところで、従来は、一般に、隣接するカラ
ーパッチの色差が極僅かで、隣接するカラーパッチの色
彩が少しずつ連続的に変化する様にカラーパッチが配置
されている。具体的には、例えば左端のカラーパッチが
極薄い近い赤色であり、その右隣がそれより僅かに濃い
赤色であり、右隣のカラーパッチが左隣のカラーパッチ
に比べて相対的に濃く、右端のカラーパッチが極濃い赤
色、となる様に配置されている。この様に、隣接するカ
ラーパッチの色彩が僅かであると、相対変位手段に何等
かの異常が発生して相対位置の変化が適正に行われなく
なり、本来読み取るべきカラーパッチの隣のカラーパッ
チの色彩を誤って読み取ってしまったとしても、読み取
りが適正に行われていない旨を判断することは非常に困
難であり、適正な測色結果を得られない場合もある。
【0018】この点、本発明にかかる測色装置において
測色に用いる印刷対象物には、隣接するカラーパッチの
色彩が不連続となる様にカラーパッチが配置されている
ので、本来読み取るべきカラーパッチの隣のカラーパッ
チの色彩を読み取ってしまった場合には、読み取られた
色彩が適正な色彩と大きく異なることになるので、読み
取りが適正に行われていない旨を容易に判断することが
でき、仮に読み取りが適正に行われていなければ、点検
・修理等を行って再び読み取らせれば良いので、適正な
測色結果を得ることができる。
【0019】又、第3の発明にかかる測色装置は、請求
項5に記載されている様に、印刷装置の色合わせに用い
るためのカラーパッチが複数印刷されている印刷対象物
から当該カラーパッチの色彩を測定する測色装置であっ
て、前記カラーパッチは、当該カラーパッチの周囲に形
成されている境界部分との色差が所定値以上で、カラー
パッチの色彩と境界部分の色彩とが不連続となる様に配
置されており、前記印刷対象物上の微小領域の色彩を読
み取る読取手段と、該読取手段による読み取り位置と前
記印刷対象物との相対位置を変化させる相対変位手段
と、前記各カラーパッチの色彩と印刷位置との対応関係
がカラーパッチ色位置情報として記憶されているカラー
パッチ色位置記憶手段と、前記相対変位手段に指令を出
して前記カラーパッチ色位置記憶手段に記憶されている
カラーパッチ色位置情報に基づいて前記読取手段を前記
印刷対象物の所定位置に対向させると共に、前記読取手
段に指令を出して前記印刷対象物の当該所定位置の色彩
を読み取らせる制御手段と、前記読取手段が読み取った
前記色彩と前記カラーパッチ色位置記憶手段に記憶され
ているカラーパッチ色位置情報とに基づいて当該読取手
段が読み取った色彩が適正であるか否かを判断する色適
正判断手段と、該色適正判断手段が前記読取手段が読み
取った色彩が適正でないと判断した場合にその旨を報知
する報知手段と、を備えることを特徴とする。
【0020】本発明にかかる測色装置において測色に用
いる印刷対象物には、カラーパッチの周囲に形成されて
いる境界部分との色差が所定値以上で、カラーパッチの
色彩と境界部分の色彩とが不連続となる様にカラーパッ
チが配置されている。そして、制御手段から相対変位手
段,読取手段に順次指令が出されることによって、印刷
対象物上の各カラーパッチの色彩が順次読み取られる
と、色適正判断手段が、読取手段によって読み取られた
色彩とカラーパッチ色位置記憶手段に記憶されているカ
ラーパッチ色位置情報とに基づいて、読取手段によって
読み取られた色彩が適正であるか否か、即ち所望のカラ
ーパッチの色彩を読み取ったのか否かを判断する。そし
て、色適正判断手段によって色彩が適正でないと判断さ
れた場合には、報知手段がその旨を報知する。
【0021】本発明にかかる測色装置において測色に用
いる印刷対象物には、カラーパッチの色彩と境界部分の
色彩とが不連続となる様にカラーパッチが配置されてい
るので、本来読み取るべきカラーパッチの周囲の境界部
分の色彩を読み取ってしまった場合には、読み取られた
色彩が適正な色彩と大きく異なることになるので、読み
取りが適正に行われていない旨を容易に判断することが
でき、仮に読み取りが適正に行われていなければ、点検
・修理等を行って再び読み取らせれば良いので、適正な
測色結果を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。まず、本実施例の測色装置の構成に
ついて説明する。図1は、本実施例の測色装置の構成を
説明するためのブロック図であり、図2は、測色装置本
体の構成を説明するための側面断面図であり、図3は、
測色に用いられる印刷対象物の構成を説明するための説
明図であり、図4は、印刷対象物に印刷されているカラ
ーパッチの配置を説明するための説明図である。
【0023】図1に示す様に、本実施例の測色装置1
は、測色装置本体10と、パーソナルコンピュータ20
と、キーボード31と、マウス32と、CRT33と、
によって構成されている。測色装置本体10は、図1,
2に示す様に、ヘッド11と、キャリッジ12と、ガイ
ド12gと、キャリッジモータ12mと、搬送ローラ1
3a,13b,13c,13dと、搬送ローラモータ1
3mと、入出力I/F14と、を備える。
【0024】ヘッド11は、LED11aと、光センサ
11bと、を備える。LED11aは、印刷対象物P上
の微小領域に光を照射するためのものであり、光の照射
はパーソナルコンピュータ20によって制御される。
尚、ヘッド11には、6個のLEDが設けられている
(図示省略)。
【0025】光センサ11bは、LED11aから発せ
られ印刷対象物P上の微小領域によって反射された光を
検出するためのものであり、検出結果はパーソナルコン
ピュータ20へ送られる。キャリッジ12は、ヘッド1
1を図2の紙面に垂直な方向に移動させるためのもので
ある。
【0026】ガイド12gは、キャリッジ12の移動方
向を図2の紙面に垂直な方向に固定するためのものであ
る。キャリッジモータ12mは、キャリッジ12を駆動
するためのものであり、駆動量等はパーソナルコンピュ
ータ20によって制御される。
【0027】搬送ローラ13a,13b,13c,13
dは、印刷対象物Pを図2の左右方向に移動させる(搬
送する)ためのものである。搬送ローラモータ13m
は、搬送ローラ13a,13b,13c,13dを駆動
するためのものであり、駆動量等はパーソナルコンピュ
ータ20によって制御される。
【0028】入出力I/F14は、LED11a,光セ
ンサ11b,キャリッジモータ12m,搬送ローラモー
タ13mと、パーソナルコンピュータ20と、を接続す
るためのものである。パーソナルコンピュータ20は、
CPU21と、ROM22と、RAM23と、ハードデ
ィスク24と、入出力I/F25と、を備える。
【0029】CPU21は、ROM22に記憶されてい
るプログラム,データに基づいて各種処理を行うための
ものである。ROM22は、CPU21が各種処理を行
うためのプログラム,データが予め記憶されているもの
である。
【0030】RAM23は、CPU21による演算結果
等を一時的に記憶するためのものである。ハードディス
ク24は、後述する基準マーカーデータ,カラーパッチ
データを記憶するためのものである。
【0031】入出力I/F25は、パーソナルコンピュ
ータ20と、測色装置本体10,キーボード31,マウ
ス32,CRT33と、を接続するためのものである。
キーボード31,マウス32は、パーソナルコンピュー
タ20に外部から指令を与えるためのものであり、CR
T33は、パーソナルコンピュータ20(CPU21)
の演算結果等を表示するためのものである。
【0032】そして、図3に示す様に、測色装置1にお
いて測色に用いる印刷対象物Pには、左上端に基準マー
カーM1,右上端に基準マーカーM2,基準マーカーM
1の下方に基準マーカーM3,基準マーカーM3の下方
に複数のカラーパッチCPとが印刷されている。
【0033】基準マーカーM1,M2,M3は、基準点
を中心とする直径3cmの円形であり、中心が白色、L
a*b*表色系における色値がL=100,a*=0,
b*=0である(以下、色彩についてはLa*b*表色
系に従い、例えばL=100,a*=0,b*=0を
(100,0,0)と表すこととする。)。そして、基
準マーカーM1の基準点を印刷対象物P上の原点とし、
原点と基準マーカーM2の基準点とを通る直線を印刷対
象物P上のX軸とし、原点と基準マーカーM3の基準点
とを通る直線を印刷対象物P上のY軸とし、原点から+
X方向に向かって赤色が強くなり、−X方向に向かって
緑色が強くなり、+Y方向に向かって黄色が強くなり、
−Yに向かって青色が強くなる様に印刷されている。具
体的には、1mmについて色差が4となる様に構成され
ている。
【0034】そして、基準マーカー内の各点の座標と色
値との対応が基準マーカーデータとしてハードディスク
24に記憶されている。カラーパッチCPは、5mm×
8mmの長方形であり、隣接するカラーパッチCPの色
差が所定値以上で、隣接するカラーパッチCPの色彩が
不連続となる様にマトリクス状に印刷されている。具体
的には、図4(a)に示す様に、色値が(L1,a1,
b1)であるカラーパッチCP1と色値が(L2,a
2,b2)であるカラーパッチCP2とが隣り合ってい
るとすると、式の関係を満たす様に色彩が定められて
いる。
【0035】
【数1】
【0036】ここで、式の右辺の分子は、カラーパッ
チCP1,CP2の色差であり、Eは、後述する測色処
理において測色を失敗したか否かを判断するための閾色
差である。又、kは、精度定数であり、大きければ大き
い程良いが、少なくとも2より大きいことが好ましい。
【0037】そして、各カラーパッチの位置と色値との
対応がカラーパッチデータとしてハードディスク24に
記憶されている。続いて、本実施例の測色装置の作用を
フローチャートに沿って説明する。まず、図5に示す基
準点特定処理について説明する。
【0038】この処理の手順は、ROM22に記憶され
ており、キーボード31又はマウス32によって所定の
要求が入力されると、処理が開始される。この処理が開
始されると、CPU21は、原点の推定位置を取得する
(S10)。具体的には、印刷対象物Pの左上端から+
X方向に3cm,−Y方向に3cmの位置が原点の推定
位置である旨が、予めハードディスク24(あるいはR
OM22)に記憶されており、CPU21がそれを読み
出す。
【0039】次に、CPU21は、測色装置本体10の
キャリッジモータ12m,搬送ローラモータ13mを駆
動制御することによって、ヘッド11が印刷対象物P上
の推定位置と対向する様に移動させる(S11)。次
に、CPU21は、LED11aに光を照射させ、反射
光を検出した光センサ11bから検出結果を取得する
(S12)。
【0040】次に、CPU21は、検出結果から色値
(L,a,b)を算出する(S13)。次に、CPU2
1は、算出した色値(L,a,b)と基準点の色値(1
00,0,0)とを用いて両者の色差を算出する(S1
4)。
【0041】次に、CPU21は、色差が許容範囲内に
あるか否か、即ち検出した点が原点の近くであるか否か
を判断する(S15)。そして、許容範囲内にない場合
には(S15において「NO」)、S13において算出
した色値と基準マーカーデータとに基づいて、基準点の
位置を推定する、具体的には、今回検出した地点が基準
点に対してX方向,Y方向に各々どれだけずれているの
かを算出する(S16)。そして、S11に戻り、S1
6において推定した位置へヘッド11を移動させ(S1
1)、S12以下の処理を繰り返す。
【0042】一方、許容範囲内にある場合には(S15
において「YES」)、今回検出した地点を基準点とし
て特定し、RAM23に記憶させる(S17)。尚、基
準マーカーM1の基準点は原点であり、後述する測色処
理においては、RAM23に記憶されている原点を基準
にカラーパッチの位置を特定することになる。
【0043】次にCPU21は、全ての基準点を特定し
たか否かを判断する、即ち基準マーカーM1,M2,M
3の中心を全て特定したか否かを判断する(S18)。
そして、未だ全ての基準点を特定していない場合には
(S18において「NO」)、次の基準点、即ち基準マ
ーカーM2の中心又は基準マーカーM3の中心の推定位
置を取得する(S19)。具体的には、原点の推定位置
と同様に、ハードディスク24(あるいはROM22)
から読み出す。尚、基準マーカーM2の中心の推定位置
は、印刷対象物Pの右上端から−X方向に3cm,−Y
方向に3cmの位置であり、基準マーカーM3の中心の
推定位置は、印刷対象物Pの左上端から+X方向に3c
m,−Y方向に8cmの位置である。
【0044】一方、既に全ての基準点を特定している場
合には(S18において「YES」)、処理を終了す
る。そして、この様にして全ての基準点の位置、即ち基
準マーカーM1,M2,M3の中心の位置が特定される
と、印刷対象物Pの原点,X軸,Y軸が特定される。
【0045】次に、図6に示す測色処理について説明す
る。この処理の手順は、ROM22に記憶されており、
基準点特定処理が終了すると、処理が開始される。この
処理が開始されると、CPU21は、ハードディスク2
4からカラーパッチデータを読み取り、第1のカラーパ
ッチ(左上端のカラーパッチ)の位置を取得する(S1
0)。
【0046】次に、CPU21は、測色装置本体10の
キャリッジモータ12m,搬送ローラモータ13mを駆
動制御することによって、ヘッド11がカラーパッチと
対向する様に移動させる(S21)。次に、CPU21
は、LED11aに光を照射させ、反射光を検出した光
センサ11bから検出結果を取得する(S22)。
【0047】次に、CPU21は、検出結果から色値
(L,a,b)を算出する(S23)。次に、CPU2
1は、ハードディスク24からカラーパッチデータを読
み取ることによって現在測色対象となっているカラーパ
ッチの適正な色値を取得し、S23において算出した色
値と適正な色値とを用いて両者の色差を算出する(S2
4)。
【0048】次に、CPU21は、色差が許容範囲内に
あるか否かを判断する(S25)。尚、ここで許容範囲
内にあるか否かを判断するための基準となるのが、前述
した閾色差Eである。そして、許容範囲内にない場合に
は(S25において「NO」)、測色を失敗した旨のメ
ッセージをCRT33に表示させる(S26)。そし
て、処理を終了する。
【0049】一方、許容範囲内にある場合には(S25
において「YES」)、S23において算出した色値を
RAM23(あるいはハードディスク24)に記憶させ
る(S27)。次にCPU21は、全てのカラーパッチ
の測色が終了したか否かを判断する(S28)。
【0050】そして、未だ全てのカラーパッチの測色が
終了していない場合には(S28において「NO」)、
次のカラーパッチの位置を取得する(S29)。具体的
には、原点の推定位置と同様に、ハードディスク24
(あるいはROM22)から読み出す。尚、基準マーカ
ーM2の中心の推定位置は、印刷対象物Pの右上端から
−X方向に3cm,−Y方向に3cmの位置であり、基
準マーカーM3の中心の推定位置は、印刷対象物Pの左
上端から+X方向に3cm,−Y方向に6cmの位置で
ある。
【0051】一方、既に全てのカラーパッチの測色が終
了している場合には(S28において「YES」)、処
理を終了する。尚、本実施例において、ヘッド11(L
ED11a及び光センサ11b)が前述の読取手段に相
当し、キャリッジ12,キャリッジモータ12m,搬送
ローラ13a,13b,13c,13d,搬送ローラモ
ータ13mが前述の相対変位手段に相当し、RAM23
が基準点位置記憶手段に相当し、ハードディスク24が
前述のカラーパッチ位置記憶手段,基準マーカー色記憶
手段,色位置対応記憶手段,カラーパッチ色位置記憶手
段に相当し、CRT33が前述の報知手段に相当し、基
準点特定処理,測色処理の全般的な処理が前述の制御手
段の作用に相当し、基準点特定処理の全般的な処理が前
述の基準点特定手段の作用に相当し、特に基準点特定処
理のS15の処理が前述の判断手段の作用に相当し、S
17の処理が前述の確定手段の作用に相当し、S15に
おいて「NO」である場合に再び行われるS11の処理
が前述の再変位指令手段の作用に相当し、同じくS15
において「NO」である場合に再び行われるS12の処
理が前述の再読取指令手段の作用に相当し、同じくS1
5において「NO」である場合に再び行われるS15の
処理が前述の再判断指令手段の作用に相当し、測色処理
のS25の処理が前述の色適正判断手段の作用に相当す
る。
【0052】続いて、本実施例の測色装置の効果につい
て説明する。本実施例の測色装置1では、基準マーカー
M1,M2,M3は、中心が白色であり、原点から+X
方向に向かって赤色が強くなり、−X方向に向かって緑
色が強くなり、+Y方向に向かって黄色が強くなり、−
Yに向かって青色が強くなる様に印刷されている。そし
て、基準マーカー内の各点の座標と色値との対応が基準
マーカーデータとしてハードディスク24に記憶されて
いる。そして、基準点特定処理のS13において算出さ
れた色値と基準マーカーデータとに基づいて原点,X
軸,Y軸が特定される、即ち、基準マーカー内の1点の
色値がわかれば、この色値から原点等を特定することが
できる。従って、光センサ11bによる読み取り範囲が
例えば0.5mm角程度であっても、原点等を容易に特
定することができる。
【0053】又、印刷対象物Pには、隣接するカラーパ
ッチCPの色彩が不連続となる様にカラーパッチCPが
配置されているので、本来読み取るべきカラーパッチの
隣のカラーパッチの色彩を読み取ってしまった場合に
は、読み取られた色彩が適正な色彩と大きく異なること
になるので、読み取りが適正に行われていない旨を容易
に判断することができ、仮に読み取りが適正に行われて
いなければ、点検・修理等を行って再び読み取らせれば
良いので、適正な測色結果を得ることができる。
【0054】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は前述した実施例に何等限定されるものでは
なく、更に種々の態様において実施しても良いことはも
ちろんである。例えば、実施例では、図4(a)に示す
様に、隣り合うカラーパッチCP1,CP2は接触して
いるが、図4(b)に示す様に、隣り合うカラーパッチ
CP1,CP2の間に境界Bを設け、カラーパッチCP
1と境界Bとの色差,カラーパッチCP1と境界Bとの
色差が所定値以上となる様に、具体的には,式の関
係を満たす様に、この境界Bの色値(L3,a3,b
3)を定めると良い。
【0055】
【数2】
【0056】この様に構成されている場合には、本来カ
ラーパッチCP1の色彩を読み取るべきところを誤って
境界Bの色彩を読み取ってしまうと、読み取られた色彩
が適正な色彩と大きく異なることになるので、実施例と
同様に、読み取りが適正に行われていない旨を容易に判
断することができる。又、実施例では、基準点特定処理
のS15において「NO」の場合に、S11に戻って処
理を繰り返す様に構成されているが、S11に戻って処
理を繰り返す代わりに、S13において算出した色値と
基準マーカーデータとに基づいて、基準点の位置を演算
によって求める様に構成されていても良い。この様に構
成されている場合には、基準点の位置を特定する時間を
短縮することができる。尚、基準点の位置を演算によっ
て求める処理は、前述の算定手段の作用に相当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の測色装置の構成を説明するためのブ
ロック図である。
【図2】 測色装置本体の構成を説明するための側面断
面図である。
【図3】 測色に用いられる印刷対象物の構成を説明す
るための説明図である。
【図4】 印刷対象物に印刷されているカラーパッチの
配置を説明するための説明図である。
【図5】 基準点特定処理の流れを説明するためのフロ
ーチャートである。
【図6】 測色処理の流れを説明するためのフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…測色装置 10…測色装置本体 11…ヘッド
11a…LED 11b…光センサ 12…キャリッジ 12g…ガ
イド 12m…キャリッジモータ 13a,13
b,13c,13d…搬送ローラ 13m…搬送ロー
ラモータ 14…入出力I/F 20…パーソナル
コンピュータ 21…CPU 22…ROM 23…RAM 2
4…ハードディスク 25…入出力I/F 31…キーボード 32…マ
ウス 33…CRTB…境界 CP(CP1,CP
2)…カラーパッチ M1,M2,M3…基準マーカ
ー P…印刷対象物。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置の色合わせに用いるためのカラ
    ーパッチが複数印刷されている印刷対象物上の微小領域
    の色彩を読み取る読取手段と、 該読取手段による読み取り位置と前記印刷対象物との相
    対位置を変化させる相対変位手段と、 前記印刷対象物上における基準点と前記各カラーパッチ
    との相対位置がカラーパッチ位置情報として記憶されて
    いるカラーパッチ位置記憶手段と、 前記相対変位手段に指令を出して前記カラーパッチ位置
    記憶手段に記憶されているカラーパッチ位置情報に基づ
    いて前記読取手段を前記印刷対象物の所定位置に対向さ
    せると共に、前記読取手段に指令を出して前記印刷対象
    物の当該所定位置の色彩を読み取らせる制御手段と、 を備え、前記読取手段と前記各カラーパッチとを順次対
    向させることによって当該各カラーパッチの色彩を取得
    する測色装置であって、 前記印刷対象物には、前記基準点を示すための基準マー
    カーが、所定の微小領域毎に前記基準点との相対位置に
    応じて異なる色彩となる様に印刷されており、 前記基準点を含む前記基準マーカー内の各微小領域の色
    彩が基準マーカー色情報として記憶されている基準マー
    カー色記憶手段と、 前記読取手段が読み取った前記基準マーカー内の微小領
    域の色彩と前記基準マーカー色記憶手段の記憶内容とに
    基づいて基準点の位置を特定する基準点特定手段と、 該基準点特定手段が特定した基準点の位置を基準点位置
    情報として記憶する基準点位置記憶手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記基準点位置記憶手段に記憶されて
    いる基準点位置情報と前記カラーパッチ位置記憶手段に
    記憶されているカラーパッチ位置情報とに基づいて前記
    相対変位手段及び前記読取手段に指令を出すことを特徴
    とする測色装置。
  2. 【請求項2】 前記基準点特定手段は、 前記基準マーカー色記憶手段に記憶されている基準マー
    カー色情報に基づいて、前記読取手段が読み取った前記
    基準マーカー内の微小領域の色彩と前記基準点の色彩と
    が一致するか否かを判断する判断手段と、 該判断手段が前記微小領域の色彩と前記基準点の色彩と
    が一致すると判断した場合に、当該微小領域を基準点と
    して確定する確定手段と、 前記判断手段が前記微小領域の色彩と前記基準点の色彩
    とが一致しないと判断した場合に、当該微小領域の色彩
    に基づいて前記制御手段に指令を出して前記相対変位手
    段を制御させ、前記読取手段による読み取り位置と前記
    印刷対象物との相対位置を変化させる再変位指令手段
    と、 該再変位指令手段による指令に基づいて前記読取手段に
    よる読み取り位置と前記印刷対象物との相対位置が変化
    した後、前記読取手段に指令を出して色彩を読み取らせ
    る再読取指令手段と、 該再読取指令手段による指令に基づいて前記読取手段が
    色彩を読み取った後、前記判断手段に指令を出して当該
    読取手段が読み取った色彩と前記基準点の色彩とが一致
    するか否かを判断させる再判断指令手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の測色装置。
  3. 【請求項3】 前記基準マーカー色記憶手段は、 前記基準マーカー内の各微小領域の色彩と前記基準点に
    対する当該各微小領域の相対位置との対応関係が色位置
    対応情報として記憶されている色位置対応記憶手段を備
    え、 前記基準点特定手段は、 前記読取手段が読み取った前記基準マーカー内の微小領
    域の色彩と前記色位置対応記憶手段に記憶されている色
    位置対応情報とに基づいて前記基準点の位置を演算によ
    って求める算定手段を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の測色装置。
  4. 【請求項4】 印刷装置の色合わせに用いるためのカラ
    ーパッチが複数印刷されている印刷対象物から当該カラ
    ーパッチの色彩を測定する測色装置であって、 前記複数のカラーパッチは、隣接するカラーパッチの色
    差が所定値以上で、隣接するカラーパッチの色彩が不連
    続となる様に配置されており、 前記印刷対象物上の微小領域の色彩を読み取る読取手段
    と、 該読取手段による読み取り位置と前記印刷対象物との相
    対位置を変化させる相対変位手段と、 前記各カラーパッチの色彩と印刷位置との対応関係がカ
    ラーパッチ色位置情報として記憶されているカラーパッ
    チ色位置記憶手段と、 前記相対変位手段に指令を出して前記カラーパッチ色位
    置記憶手段に記憶されているカラーパッチ色位置情報に
    基づいて前記読取手段を前記印刷対象物の所定位置に対
    向させると共に、前記読取手段に指令を出して前記印刷
    対象物の当該所定位置の色彩を読み取らせる制御手段
    と、 前記読取手段が読み取った色彩と前記カラーパッチ色位
    置記憶手段に記憶されているカラーパッチ色位置情報と
    に基づいて当該読取手段が読み取った色彩が適正である
    か否かを判断する色適正判断手段と、 該色適正判断手段が前記読取手段が読み取った色彩が適
    正でないと判断した場合にその旨を報知する報知手段
    と、 を備えることを特徴とする測色装置。
  5. 【請求項5】 印刷装置の色合わせに用いるためのカラ
    ーパッチが複数印刷されている印刷対象物から当該カラ
    ーパッチの色彩を測定する測色装置であって、 前記カラーパッチは、当該カラーパッチの周囲に形成さ
    れている境界部分との色差が所定値以上で、カラーパッ
    チの色彩と境界部分の色彩とが不連続となる様に配置さ
    れており、 前記印刷対象物上の微小領域の色彩を読み取る読取手段
    と、 該読取手段による読み取り位置と前記印刷対象物との相
    対位置を変化させる相対変位手段と、 前記各カラーパッチの色彩と印刷位置との対応関係がカ
    ラーパッチ色位置情報として記憶されているカラーパッ
    チ色位置記憶手段と、 前記相対変位手段に指令を出して前記カラーパッチ色位
    置記憶手段に記憶されているカラーパッチ色位置情報に
    基づいて前記読取手段を前記印刷対象物の所定位置に対
    向させると共に、前記読取手段に指令を出して前記印刷
    対象物の当該所定位置の色彩を読み取らせる制御手段
    と、 前記読取手段が読み取った前記色彩と前記カラーパッチ
    色位置記憶手段に記憶されているカラーパッチ色位置情
    報とに基づいて当該読取手段が読み取った色彩が適正で
    あるか否かを判断する色適正判断手段と、 該色適正判断手段が前記読取手段が読み取った色彩が適
    正でないと判断した場合にその旨を報知する報知手段
    と、 を備えることを特徴とする測色装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9270836B2 (en) 2012-03-28 2016-02-23 Ricoh Company, Limited Color measurement system to correct color data corresponding to a ratio of detected distance to a reference distance
JP2017161532A (ja) * 2011-11-30 2017-09-14 株式会社リコー 測色装置及び画像形成装置

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JP2017161532A (ja) * 2011-11-30 2017-09-14 株式会社リコー 測色装置及び画像形成装置
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