JP2000283801A - センサ管理装置 - Google Patents

センサ管理装置

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JP2000283801A
JP2000283801A JP11092684A JP9268499A JP2000283801A JP 2000283801 A JP2000283801 A JP 2000283801A JP 11092684 A JP11092684 A JP 11092684A JP 9268499 A JP9268499 A JP 9268499A JP 2000283801 A JP2000283801 A JP 2000283801A
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道章 三村
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秀一 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサの動作状態を一元管理できるセンサ管
理装置を提供する。 【解決手段】 センサ操作を通信によって行うセンサ操
作部13と、計測準備状態、計測中状態、計測終了状態
を含むセンサのステータス情報をセンサの識別情報と対
応付けて管理するステータス管理部14及びセンサ管理
DB172と、センサから回収された計測結果に基づく
所用処理を実行するデータ処理部15とを備えてセンサ
管理装置10を構成する。計測条件は計測開始予定時刻
及び計測終了予定時刻を含む。ステータス管理部14
は、センサのステータス情報を現在日時の計時結果と計
測開始予定時刻及び計測終了予定時刻との比較に応じて
動的に更新するとともに、更新後のステータス情報に基
づく所定のメッセージを操作者が視認可能な形態で提示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複数の場所
でほぼ同時並行的に行われる交通量の計測に用いられる
センサの効率的な管理技術に関する。
【0002】
【発明の背景】多数のセンサがそれぞれ所定の計測条件
で計測したデータに基づいて統計処理等を行う装置で
は、それぞれのセンサが、いつ、どこで、どのような条
件でデータを取得したのかという情報を適切に管理する
必要がある。また、センサでいざ計測をしようとした場
合に、センサの故障やバッテリ切れ等によりセンサが作
動しないということがないよう、センサの状態の管理も
必要である。特に、交通量計測の分野では、数百個所以
上でほぼ同時に計測が行われることが多く、多数のセン
サが同時並行的に利用される。このような場合におい
て、すべてのセンサの管理を人手を介して行うと、人為
的なミスが多発し、せっかく収集した貴重なデータも有
効に活用することができなくなったり、データ計測中に
も関わらずセンサを撤去して計測を中止してしまったり
するミスが発生し易くなる。従来は、このようなセンサ
を効率的に管理する装置は存在しなかった。
【0003】そこで本発明は、多数のセンサの動作状態
を一元的に管理することができるセンサの動作状態管理
方法を提供することを課題とする。本発明の他の課題
は、上記動作状態管理方法の実施に適したセンサ管理装
置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のセンサの動作状態管理方法は、所定の計測場所にお
ける物理量を計測するセンサの計測準備状態、計測中状
態、計測終了状態を含むステータス情報を、当該センサ
と離れた部位に配置されたセンサ管理装置において前記
センサの識別情報と対応付けて保持しておき、計時機構
をもつ前記センサに、計測開始予定時刻及び計測終了予
定時刻を含む計測条件を設定して自律計測を行わせると
ともに、前記センサ管理装置で、前記センサの計時機構
と同期して現在日時を計時することにより当該センサに
おける計時時点の動作状況を推定し、この推定結果に基
づいて前記ステータス情報を動的に更新し、更新後のス
テータス情報に基づく所定のメッセージを前記センサ管
理装置からその操作者に提示することを特徴とする。こ
れにより、センサの数が増加してもその動作状態を一元
的に把握することができるので、入力ミスや計測途中で
センサを撤去してしまうといった人為的ミスがなくな
り、確実な運用が可能になる。
【0005】好ましくは、前記センサに回収予定時期を
設定しておき、現在日時が前記回収予定時期に達した時
点で当該センサの回収を促すメッセージを前記操作者に
提示するとともに、センサ回収後は当該センサの前記ス
テータス情報を回収済み状態に更新するようにする。ま
た、前記計測場所での計測データ及び動作履歴を記録し
たセンサとの間に双方向の通信路を確立してセンサ記録
データを自動的に読みとり、このセンサ記録データをも
とに所用のデータ処理を行い、この処理結果を操作者が
視認可能な形態で提示するようにする。さらに、前記セ
ンサの動作回数と動作時に発生した不具合情報を随時再
現可能な履歴情報として保持しておき、この履歴情報に
基づいて当該センサの保守時期を決定するようにする。
【0006】上記他の課題を解決する本発明のセンサ管
理装置は、それぞれ一意な識別情報が付与され、所定の
計測場所における物理量を計測する複数のセンサの動作
状態を、各センサとは離れた場所で一元的に管理する装
置であって、計時機構をもつセンサとの間に双方向の通
信路を確立して当該センサへの計測条件の設定、当該セ
ンサからのセンサ記録データの自動回収、当該センサの
電源の制御を含むセンサ操作を通信により行うセンサ操
作手段と、計測準備状態、計測中状態、計測終了状態を
含むステータス情報を個々のセンサの識別情報と対応付
けて管理するステータス管理手段と、各センサから回収
されたセンサ記録データに基づく所用の処理を実行する
データ処理手段とを備える。前記計測条件は計測開始予
定時刻及び計測終了予定時刻を含むものであり、前記ス
テータス管理手段は、管理対象となる前記センサの計時
機構と同期して現在日時を計時するとともに計時結果と
前記計測開始予定時刻及び計測終了予定時刻との比較に
応じて当該センサのステータス情報を動的に更新し、更
新後のステータス情報に基づく所定のメッセージを操作
者に提示するように構成される。
【0007】好ましくは、個々のセンサと通信路を確立
するたびにそのセンサの最終操作内容を読みとって保持
しておき、この保持情報をもとに当該センサの計測履歴
を生成する手段をさらに備えてセンサ管理装置を構成す
る。
【0008】センサ記録データの保全を図る観点から
は、前記センサ操作手段を、個々のセンサとの間に通信
路を確立し所定のセンサ操作を行う前に当該センサにお
ける記録情データをバックアップするように構成する。
【0009】前記複数のセンサの一部または全部は、充
電可能なバッテリで駆動されるものである。この場合、
前記センサ操作手段は、前記バッテリで駆動されるセン
サとの間に通信路を確立したときに当該センサのバッテ
リの充電状態を検査し、充電を要する状態の場合に当該
バッテリの充電を促す情報を出力するとともに、この情
報の出力回数の累計値が所定回数に達したときに当該バ
ッテリの完全放電を促す情報を出力するように構成す
る。
【00010】保守管理の便宜を図る観点からは、前記
ステータス管理手段を、前記センサの動作回数と動作時
に発生した不具合情報を随時再現可能な履歴情報として
保持するように構成する。
【0011】
【発明の実施形態】以下、本発明を物理量の一例となる
交通量を計測するセンサの管理に適用したセンサ管理シ
ステムの実施の形態を説明する。このセンサ管理システ
ムは、それぞれ一意な識別情報が付与され、複数の計測
場所に配備されて自律計測を行う交通量計測センサと、
これらの交通量計測センサの動作状態を集中管理する交
通量計測センサ管理装置とを含んで構成される。便宜
上、交通量計測センサ管理装置を「センサ管理装置」、
交通量計測センサを「センサ」と称する。
【0012】図1はセンサ管理装置10の構成図であ
る。このセンサ管理装置10はコンピュータにより実現
されるもので、当該コンピュータのCPUが所定の記録
媒体に記録されたプログラムコードを読み込んで実行す
ることにより形成される、入出力制御部11、通信制御
部12、センサ操作部13、ステータス管理部14、デ
ータ処理部15、データベース管理部16、データベー
ス17を有している。
【0013】入出力制御部11は操作者からの計測条件
等の入力、操作者への各種インタフェース画面や統計デ
ータの出力を制御するもので、図示しないキーボード、
ディスプレイ、プリンタ等が接続されている。通信制御
部12は、スリープ状態にあるセンサ20をウェイクア
ップして当該センサ20との間に双方向の通信路を確立
するものである。通信路は、ケーブルによるダイレクト
通信が一般的であるが、公衆回線を使用することもでき
る。本実施形態では、ケーブルを用いる場合の例を挙げ
る。
【0014】センサ操作部13は、通信手段を用いてセ
ンサ20の操作に関わる制御を行うもので、センサ設定
部131、データ回収部132、センサ放電制御部13
3、その他の制御機能(計時部の調整機能等)を有して
いる。センサ設定部131はセンサ20への計測条件の
設定を行うものであり、データ回収部133はセンサ2
0からの計測結果の自動回収を行うものであり、センサ
放電制御部133は、センサ20のバッテリの電圧チェ
ックや放電制御等を行うものである。
【0015】ステータス管理部14は、後述するセンサ
管理DB172と協働してセンサ20のステータス情報
を個々のセンサの識別情報と対応付けて管理し、最新の
ステータス情報に基づくメッセージ等、各種情報を生成
するものであり、時計機能、データ比較機能、比較結果
通知機能等を有している。
【0016】ここで、「ステータス情報」とは、センサ
20の状態を表す情報、例えば計測準備状態、計測中状
態、計測終了状態を識別するための情報である。「計測
準備状態」には、未使用状態や計測開始予定時刻が到来
するまでの状態が含まれる。「計測中状態」とは、計測
開始予定時刻が過ぎた後、計測終了予定時刻が到来しな
い状態をいう。「計測終了状態」は、計測終了予定時刻
が到来して計測を終えた状態等をいう。なお、ステータ
ス情報には、センサ回収済みの情報、センサ20との通
信状況、センサ20の充電回数、センサ20に何らかの
不具合が発生した場合の不具合種別情報等も含まれる。
【0017】データ処理部15は、センサ20から回収
された計測結果に基づく所用処理、例えば、グラフ表示
処理(グラフを生成して統計データを表示する処理)、
マトリクス表示処理(統計データをマトリクス状に配列
して表示する処理)、グラフ−マトリクス変更処理その
他の統計処理、次回以降の計測予定情報等の生成処理、
各種一覧表示処理等を実行するものである。
【0018】データベース管理部16はデータベース
(以下、「DB」)17の管理を行う。DB17には、
例えば、交通量の計測条件をセンサ20毎に管理する計
測条件DB171、上記ステータス情報を管理するセン
サ管理DB172、センサ20から回収した計測データ
を管理する計測データDB173、統計データDB17
は、データ処理部15で生成された各種統計データを管
理する統計データDB174、個々のセンサ20の最終
操作内容を管理する操作履歴DB176を含んで成る。
「統計データ」とは、計測データを交通量計測の分野で
一般に用いられている統計的な手法を用いて処理したデ
ータをいう。
【0019】センサ20は、図2のように構成される。
このセンサ20は、センサ部21、このセンサ部21を
制御するセンサ制御部22、センサ20全体の動作電力
(電圧)を出力するバッテリ23、バッテリ23の状態
を管理するバッテリ制御部24、計測条件を格納した計
測条件ファイル25、計測データを管理するデータDB
26、個々のセンサ20のプロファイル(シリアル番号
その他のセンサ固有の情報)を管理するプロファイルD
B27、現在時刻を計測する計時部28、センサ管理装
置10との間で双方向の通信路を確立する通信制御部2
9を有するものである。
【0020】センサ部21は、自動車が通過すると地磁
気によって形成されている磁界が乱れるという特性を利
用して、通過した車両の台数、車両の速度、車両種別
(普通乗用車、大型車等)等を計測するものである。
【0021】センサ制御部22は、具体的には、予めセ
ンサ管理装置10により設定された計測条件ファイル2
5内の計測条件に基づいてセンサ部21を制御し、これ
により得られた計測データをデータDB26に圧縮しな
がら格納していく。バッテリ23にはニッケル−カドミ
ウム電池やリチウム電池のように再充電可能なものが選
定される。
【0022】次に、本実施形態によるセンサ管理システ
ムの運用形態の一例を説明する。 <計測条件の設定>センサ20への計測条件の設定は、
図3に示す手順で行われる。まず、センサ管理装置10
にRS−232C等のケーブルを介してセンサ20を接
続する(ステップS101)。そして、スリープ状態に
あるセンサ20をウェイクアップし、センサ管理装置1
0のディスプレイに計測条件設定用のインタフェース画
面を表示させて操作者に計測条件の入力を促す。操作者
がこのインタフェース画面を通じて計測条件を入力する
と、センサ設定部131は、これを計測条件DB171
に格納し、さらに、センサ20の計測条件ファイル25
にも格納させる(ステップS102)。
【0023】ここで設定される計測条件の例としては、
計測場所(地域、道路、レーンのコードデータ)、計測
日、計測開始予定時刻、計測終了予定時刻、計測インタ
ーバル、計測時の速度範囲及び車両長範囲(適合するも
ののみを計測)、操作者名等がある。なお、センサ20
の識別番号は、原則として予めセンサ20の製造時等に
記録され、センサ管理装置10側でそれを読みとる構成
になっているが、事後的にセンサ管理装置10側で指定
できるようにしても良い。この場合は、この識別番号も
計測条件に含めて入力することになる。
【0024】本実施形態では、この計測条件の設定に際
して二つの計測モードを用意してある。一つはフレーム
モードであり、他の一つはシーケンシャルモードであ
る。「シーケンシャルモード」は、車両1台1台の通過
時刻、速度、車両長等の通行データ群を時系列に計測す
るモードであり、「フレームモード」とは、例えば、計
測インターバル、速度範囲、車両長範囲の条件に適合す
る車両のみの通過台数等を計測するモードである。前者
のモードによる計測データを事後的に後者のモードでの
計測モードに変更することは可能なので、モード設定に
際してはいずれを選択しても結果的には同じになる。
【0025】その後、センサ20との間で初期通信を行
う(ステップS102)。通常(センサ管理装置10側
から設定した場合以外)は、この初期通信によってセン
サ20から識別情報を取得して通信を確立することにな
る。通信を確立した後は、データ回収部132でセンサ
20に保存されている前回分の計測データの有無をチェ
ックする。このチェックは、センサ20の識別情報をキ
ーとして行われる。計測データが存在する場合はそれを
回収して計測データDB173に格納する。これは、前
回計測のバックアップのためである(ステップS10
4)。
【0026】この計測データのバックアップ処理後、セ
ンサ操作部13でセンサ20のバッテリ23の電圧チェ
ックを行う(ステップS105)。電圧値が所定値以下
の場合は、操作者に充電を促すための警告メッセージを
出力するとともに、センサ管理DB15の「充電回数」
を一つカウントアップする(ステップS105:異常、
S105)。なお、操作者への警告メッセージの出力に
代えて、あるいは警告メッセージの出力と共に、センサ
管理装置10の図示しない電源を通じて自動充電を行う
ようにすることもできる。カウントアップの結果、「充
電回数」が所定回数になった場合は、バッテリ23の寿
命を保つために、センサ操作部13の放電制御部133
でバッテリ23の完全放電を行う(ステップS107:
Yes、S108)。この完全放電は、バッテリ23の電
圧値が動作可能な電圧値であることを確認した上で行う
ようにする。完全放電後は、センサ管理DB15の「充
電回数」をクリアして(初期値にして)次の処理に移る
(ステップS109)。
【0027】ステップS105においてバッテリ23の
電圧値が所定値よりも高かった場合は、そのセンサ20
が正常に動作していると判断し、センサ20の計時部2
8が持つ計時機構の時刻調整を行う(ステップS10
5:正常、S110)。つまり、ステータス管理部14
における計時機構とセンサ20の計時部28とが同期す
るようにする。
【0028】以上のようにして計測条件が設定されたセ
ンサ20は、センサ管理装置10(ケーブル)から外さ
れ、計測場所に配備され、交通量計測に供される(ステ
ップS111)。例えば所定の路上に置かれ、あるいは
地中に埋め込まれて、車両の通過台数や速度等の計測に
供される。
【0029】<センサ20の動作状態監視(回収前)>
センサ20は、計時部28の計時結果と計測場所に応じ
て設定された計測条件に基づいて交通量の自動計測を行
う。すなわち計時部28の計時時刻が該当日の計測開始
予定時刻に達した時点で自動計測を開始し、これにより
得られた計測データを圧縮してデータDB26に格納す
る。また、計時部28の計時時刻が計測終了予定時刻に
達した時点で自動的に計測を終え、次の該当日の計測開
始予定時刻までスリープ状態で待機する。なお、計測を
終了しても電源断が設定されていない場合はスリープ状
態となる。
【0030】計測中のセンサ20の動作状態は、センサ
管理装置10において、図4に示す手順で監視される。
すなわち、ステータス管理部14で現在時刻を計時し
(ステップS201)、この計時結果と計測条件DB1
71内の設定時刻、つまり計測開始予定時刻または計測
終了予定時刻とを比較する。現在時刻が計測開始予定時
刻に達したときは、センサ20が計測を開始した、つま
りセンサが動作中と推定し、そのセンサ20のステータ
ス情報を「計測準備状態」から「計測中状態」に更新す
る(ステップS202:Yes、S203:No、S20
4:No、S205)。また、計測終了予定時刻に達した
時点で、そのセンサ20が計測を終了したと推定し、そ
のステータス情報を「計測中状態」から「計測終了状
態」に更新する(ステップS202:Yes、S203:Y
es、S206)。これらの更新は、動的に行われる。
【0031】計測中の状態において、あるいは計測終了
の状態において、何らかの状態変更、例えば操作者から
の指示に基づく強制終了、あるいはセンサ20にエラー
が発生したことをオフラインで検知した場合は、ステー
タス情報をその変更状態に更新する(ステップS20
4:Yes、S207:Yes、S208)。引き続き監視を
終了する場合はステップS201の処理に戻り(ステッ
プS209:No)、計測を終了する場合は、そのセンサ
20についての監視を終える(ステップS209:Ye
s)。
【0032】なお、操作者の要求に応じて、適宜、更新
後のステータス情報に基づくメッセージを入出力制御部
11を通じてディスプレイに表示させ、操作者に提示す
る。これにより、遠隔地のセンサ20の動作状態を操作
者が容易に把握できるようになる。
【0033】<データ回収後の処理>所定時期になる
と、センサ20が撤収される。撤収されたセンサ20
は、再びセンサ管理装置10にケーブルで接続され、セ
ンサ管理装置10で計測データの回収が行われる。図5
は、このときの処理手順図である。
【0034】まず、センサ管理装置10とセンサ20と
の間で初期通信を行って双方向通信路を確立し(ステッ
プS301)、前述のようにバッテリ23の電圧チェッ
クを行った後(ステップS302)、データ回収部13
2を通じて計測データを自動回収し(ステップS30
3)、これを計測データDB173に格納させる(ステ
ップS304)。このとき、センサ管理DB172で管
理されているセンサ20のステータス情報を「回収済
み」に更新するとともに、センサ20の最終操作内容を
操作履歴DB176に格納しておく(ステップS30
5,S306)。
【0035】データ処理部15は、計測データDB17
3に格納された計測データを用いて所用の統計・分析処
理を行い、その結果をディスプレイに表示させる(ステ
ップS307)。操作者からのデータ処理要求の入力を
契機に計測データ等に基づく所要のデータ処理、例えば
統計処理を実行するとともに、必要に応じて、操作履歴
DB176に格納された操作履歴をもとにセンサ20に
よる計測履歴や次回使用時の計測状況を表す情報等を生
成する。
【0036】このように、本実施形態のセンサ管理シス
テム1では、センサ20の識別情報をキーとし、計測時
間に基づいてそのセンサ20のステータス情報をセンサ
管理装置10側で管理するようにしたので、数百個所以
上でほぼ同時並行的に行われる交通量計測に用いられる
センサ20が、現在どのような状態にあるかを一元的に
把握することが可能となり、従来のような入力ミスや、
計測途中でセンサを撤去してしまうといった人為的ミス
をなくすことができる。
【0037】また、センサ20の操作履歴をも管理する
ので、現在のセンサ状態のみならず、過去の利用回数や
どのような不具合が発生したかを把握できるようにな
り、メンテナンスの時期を決定する際に利用できるよう
になる。また、計測状況の把握も容易になる。
【0038】また、センサ20への計測条件設定や計測
データの回収の際にバッテリ23の電圧チェックを行う
ようにしたので、従来のように計測途中でバッテリ切れ
により動作停止してしまう事態を確実に回避できるよう
になる。さらに、充電可能なバッテリについては充電回
数が一定回数に達したときに完全放電を行うようにした
ので、そのバッテリの寿命を長持ちさせることができる
ようになる。
【0039】なお、本実施形態では、交通量計測を行う
センサの管理を例に挙げて説明したが、本発明は、物理
量の計測を行うセンサ全般の管理について、同様に適用
が可能なものである。
【0040】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、多数のセンサの動作状態の一元管理が可能に
なり、人為的なミスの発生が抑制される効果がある。こ
れによりセンサによる計測データの有効活用が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるセンサ管理装置の構
成図。
【図2】本実施形態によるセンサの構成図。
【図3】本実施形態による計測条件の設定手順説明図。
【図4】本実施形態によるセンサの動作状態監視の手順
説明図。
【図5】本実施形態による計測データ回収後の手順説明
図。
【符号の説明】
10 センサ管理装置 11 入出力制御部 12 通信制御部 13 センサ操作部 131 センサ設定部 132 データ回収部 133 センサ放電制御部 14 ステータス管理部 15 データ処理部 16 データベース管理部 17 データベース 171 計測条件DB 172 センサ管理DB 173 計測データDB 174 統計データDB 175 統計データDB 176 操作履歴DB 20 センサ 21 センサ部 22 センサ制御部 23 バッテリ 24 バッテリ制御部 25 計測条件ファイル 26 データDB 27 プロファイルDB 28 計時部 29 通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 淳範 東京都港区港南1丁目8番15号 NTTデ ータクリエイション株式会社内 Fターム(参考) 2F076 BA01 BB05 BE04 BE06 BE07 BE08 BE09 BE13 BE17 BE19 5H180 AA01 BB15 BB17 DD02 DD03 EE07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の計測場所における物理量を計測す
    るセンサの計測準備状態、計測中状態、計測終了状態を
    含むステータス情報を、当該センサと離れた部位に配置
    されたセンサ管理装置において前記センサの識別情報と
    対応付けて保持しておき、 計時機構をもつ前記センサに、計測開始予定時刻及び計
    測終了予定時刻を含む計測条件を設定して自律計測を行
    わせるとともに、 前記センサ管理装置で、前記センサの計時機構と同期し
    て現在日時を計時することにより当該センサにおける計
    時時点の動作状況を推定し、この推定結果に基づいて前
    記ステータス情報を動的に更新し、更新後のステータス
    情報に基づく所定のメッセージを前記センサ管理装置か
    らその操作者に提示することを特徴とする、センサの動
    作状態管理方法。
  2. 【請求項2】 前記センサに回収予定時期を設定してお
    き、前記センサ管理装置で計時した現在日時が前記回収
    予定時期に達した時点で当該センサの回収を促すメッセ
    ージを前記操作者に提示するとともに、センサ回収後は
    当該センサの前記ステータス情報を回収済み状態に更新
    することを特徴とする、 請求項1記載の動作状態管理方法。
  3. 【請求項3】 前記センサ管理装置が前記センサとの間
    に双方向の通信路を確立して計測データを含むセンサ記
    録データを自動的に読みとり、この読みとったセンサ記
    録データをもとに所用のデータ処理を行い、この処理結
    果を操作者が視認可能な形態で提示することを特徴とす
    る、 請求項1記載の動作状態管理方法。
  4. 【請求項4】 前記センサ管理装置でセンサの動作回数
    と動作時に発生した不具合情報を随時再現可能な履歴情
    報として保持し、この履歴情報に基づいて当該センサの
    保守時期を決定することを特徴とする、 請求項1乃至3のいずれかの項記載の動作状態管理方
    法。
  5. 【請求項5】 それぞれ一意な識別情報が付与され、所
    定の計測場所における物理量を計測する複数のセンサの
    動作状態を、各センサとは離れた場所で一元的に管理す
    る装置であって、 計時機構をもつセンサとの間に双方向の通信路を確立し
    て当該センサへの計測条件の設定、当該センサからのセ
    ンサ記録データの自動回収、当該センサの電源の制御を
    含むセンサ操作を通信により行うセンサ操作手段と、 計測準備状態、計測中状態、計測終了状態を含むステー
    タス情報を個々のセンサの識別情報と対応付けて管理す
    るステータス管理手段と、 各センサから回収されたセンサ記録データに基づく所用
    の処理を実行するデータ処理手段とを備え、 前記計測条件は計測開始予定時刻及び計測終了予定時刻
    を含むものであり、 前記ステータス管理手段は、管理対象となる前記センサ
    の計時機構と同期して現在日時を計時するとともに計時
    結果と前記計測開始予定時刻及び計測終了予定時刻との
    比較に応じて当該センサのステータス情報を動的に更新
    し、更新後のステータス情報に基づく所定のメッセージ
    を操作者に提示するように構成されていることを特徴と
    する、センサ管理装置。
  6. 【請求項6】 個々のセンサとの間に通信を確立するた
    びにそのセンサの最終操作内容を読みとって保持してお
    き、この保持情報をもとに当該センサによる計測履歴を
    生成する手段をさらに備えて成る、 請求項5記載のセンサ管理装置。
  7. 【請求項7】 前記センサ操作手段は、個々のセンサの
    操作を行う前に当該センサにおける記録データをバック
    アップするように構成されていることを特徴とする、請
    求項5記載のセンサ管理装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のセンサの一部または全部が充
    電可能なバッテリで駆動されるものであり、 前記センサ操作手段は、前記バッテリで駆動されるセン
    サとの間に通信路を確立したときに当該センサのバッテ
    リの充電状態を検査し、充電を要する状態の場合に当該
    バッテリの充電を促す情報を出力するとともに、この情
    報の出力回数の累計値が所定回数に達したときに当該バ
    ッテリの完全放電を行うように構成されていることを特
    徴とする、 請求項5記載のセンサ管理装置。
  9. 【請求項9】 前記ステータス管理手段は、前記センサ
    の動作回数と動作時に発生した不具合情報を随時再現可
    能な履歴情報として保持するように構成されていること
    を特徴とする、 請求項5記載のセンサ管理装置。
  10. 【請求項10】 前記物理量が遠隔地の計測場所におけ
    る交通量であり、前記データ処理手段は、当該センサを
    通過した車両ごとの通行データ群に基づく統計処理を施
    すものであることを特徴とする、 請求項4乃至9のいずれかの項記載のセンサ管理装置。
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