JP2000283764A5 - - Google Patents
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Description
この発明による角速度検出装置は、上記音叉振動子に代えて、次のように構成した三叉振動子を用いることもできる。
その三叉振動子は、少なくとも1本の駆動用アームと少なくとも1本の検出用アームを含む3本のアームと、その3本のアームを互いに平行に設けた基部とを有する圧電単結晶体からなり、駆動用アームは複数の駆動用電極を有し、所定方向(X又はZ方向)に共振周波数で自励振動するアームであり、検出用アームは第1,第2の検出用電極を有し、駆動用アームに同期して該駆動用アームと同じ方向(X又はZ方向)に振動し、且つ回転に伴うコリオリ力によって強制的に駆動用アームの共振周波数と同じ周波数で上記自励振動の方向と直交する方向(Z又はX方向)に振動するアームである。
その三叉振動子は、少なくとも1本の駆動用アームと少なくとも1本の検出用アームを含む3本のアームと、その3本のアームを互いに平行に設けた基部とを有する圧電単結晶体からなり、駆動用アームは複数の駆動用電極を有し、所定方向(X又はZ方向)に共振周波数で自励振動するアームであり、検出用アームは第1,第2の検出用電極を有し、駆動用アームに同期して該駆動用アームと同じ方向(X又はZ方向)に振動し、且つ回転に伴うコリオリ力によって強制的に駆動用アームの共振周波数と同じ周波数で上記自励振動の方向と直交する方向(Z又はX方向)に振動するアームである。
さらにまた、上記駆動用アームの自励振動の共振周波数がf0(Hz)、上記検出用アームにおける駆動用アームの自励振動の振動方向に直交する方向の振動の共振周波数がf1(Hz)であるとき、上記駆動用アームの共振周波数f0(Hz)と検出用アームの共振周波数f1(Hz)との間の離調周波数△f=f0−f1の値が、f1/1000からf1/10の間、または−f1/1000から−f1/10の間にあるようにするのが望ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いてこの発明による角速度検出装置の実施の形態を説明する。
〔第1の実施形態:図1から図8〕
図1は、この発明による角速度検出装置の第1の実施形態の全体構成を示す回路図であり、図2はその音叉振動子の等価回路と検出回路の動作原理を説明するための回路図である。
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いてこの発明による角速度検出装置の実施の形態を説明する。
〔第1の実施形態:図1から図8〕
図1は、この発明による角速度検出装置の第1の実施形態の全体構成を示す回路図であり、図2はその音叉振動子の等価回路と検出回路の動作原理を説明するための回路図である。
並列等価容量62からみた等価電気インピーダンスZ1は任意の周波数に対して、 Z1=R1+j(2πf・L1−1/2πf・C0)
となり、リアクタンスX1は
X1=2πf・L1−1/2πf・C0
となり、リアクタンスX1は、周波数の変化に対して、図5に示すように共振周波数f1(Hz)のとき0となり、周波数にほぼ比例して増加する傾向を示す。
となり、リアクタンスX1は
X1=2πf・L1−1/2πf・C0
となり、リアクタンスX1は、周波数の変化に対して、図5に示すように共振周波数f1(Hz)のとき0となり、周波数にほぼ比例して増加する傾向を示す。
等価抵抗R1は20kΩから200kΩであり、リアクタンスX1に比較して非常に小さいので、リアクタンスX1の値を等価電気インピーダンスZ1の値としてもよい。
したがって、f1を中心に、f0を変化させて離調周波数△fを、△f=±f1/1000から△f=±f1/10まで変化させたときの等価電気インピーダンスZ1は、40MΩから1GΩの間の非常に大きな値となることがわかる。
したがって、f1を中心に、f0を変化させて離調周波数△fを、△f=±f1/1000から△f=±f1/10まで変化させたときの等価電気インピーダンスZ1は、40MΩから1GΩの間の非常に大きな値となることがわかる。
離調周波数△fを±f1/1000以下にすると、面内振動の共振周波数f0(Hz)と面外振動の共振周波数f1(Hz)とが非常に接近して、Q値が高くなり、△fの微少変化に対する検出用アーム102の速度変動が非常に大きくなるため、検出が不安定になる。さらに、機械的結合のため角速度が働かなくても面外振動が発生してしまう。また、離調周波数△fが±f1/10以上になると、面内振動の共振周波数f0(Hz)と面外振動の共振周波数f1(Hz)とが離れすぎるため、面外振動の振動速度Vが非常に小さくなり、発生電荷が少なくなり、検出出力はほとんど得られなくなる。
つぎに、音叉振動子1がY軸方向の左回転する角速度を受けたときは、図1における各部の信号は図8に示すような波形になる。発振回路3の出力信号S1と移相回路4の出力信号S2と波形整形回路5の出力であるパルス信号S3,S4の波形は、右回転時と同じである。
〔第2の実施形態:図12から図14〕
次に、この発明による角速度検出装置の第2の実施形態について、図12乃至図14によって説明する。
図12はその角速度検出装置の全体構成を示す回路図であるが、検出回路6′を除いて、音叉振動子1及び各回路3〜5,7〜9は、いずれも図1に示した第1の実施形態の角速度検出装置と同じであるから、それらの説明は省略する。
次に、この発明による角速度検出装置の第2の実施形態について、図12乃至図14によって説明する。
図12はその角速度検出装置の全体構成を示す回路図であるが、検出回路6′を除いて、音叉振動子1及び各回路3〜5,7〜9は、いずれも図1に示した第1の実施形態の角速度検出装置と同じであるから、それらの説明は省略する。
この検出回路6″において、演算増幅器33の出力端子とプラス入力端子の間の積分回路は、検出回路6″の出力電圧(検出信号)Voのオフセットドリフト変動の補償を行う。
すなわち、この積分回路が、検出回路6″の直流オフセット電圧を反転して演算増幅器33のプラス入力端子にフィードバックすることにより、直流出力成分を0になるように制御する。
すなわち、この積分回路が、検出回路6″の直流オフセット電圧を反転して演算増幅器33のプラス入力端子にフィードバックすることにより、直流出力成分を0になるように制御する。
このときのカットオフ周波数fcは、抵抗48の抵抗値をR2、容量49の容量値をC2とすれば、fc=1/2πR2・C2となる。このfcが共振周波数f0より充分低くなるように抵抗48の抵抗値R2と容量49の容量値C2の値を設定する。
カットオフ周波数fc以上の交流周波数の積分回路の出力は減衰して0となるため、共振周波数f0では、積分回路による影響は全くなく、検出回路6″の出力電圧Voは、−Rf・Isとなる。
カットオフ周波数fc以上の交流周波数の積分回路の出力は減衰して0となるため、共振周波数f0では、積分回路による影響は全くなく、検出回路6″の出力電圧Voは、−Rf・Isとなる。
図18及び図19は、その三叉振動子の表面側から見た斜視図及び裏面側から見た斜視図である。
この三叉振動子2も水晶振動子であり、圧電単結晶体である水晶板からワイヤソーなどによる機械加工、あるいはエッチングなどによる化学的加工によって形成される。
この三叉振動子2も水晶振動子であり、圧電単結晶体である水晶板からワイヤソーなどによる機械加工、あるいはエッチングなどによる化学的加工によって形成される。
検出用アーム111の対向する面に形成された第1の検出用電極118と119は、検出用アーム111上で接続されて、引出部L13によって基部100の下端部に設けられた端子T13に接続されている。同様に検出用アーム111の同じ対向面に形成された第2の検出用電極117と120も、検出用アーム111上で接続されて、引出部L14によって端子T14に接続されている。
また、検出用アーム111に設けられた第1の検出用電極118と119はアース線57に接続され、第2の検出用電極117と120は、導線56によって検出回路6の演算増幅器33のマイナス入力端子に接続されている。
この演算増幅器33のプラス入力端子をアース線57に接続し、そのマイナス入力端子と出力端子とを帰還抵抗34を介して接続して検出回路6を構成している点は、第1の実施形態と同じである。
この演算増幅器33のプラス入力端子をアース線57に接続し、そのマイナス入力端子と出力端子とを帰還抵抗34を介して接続して検出回路6を構成している点は、第1の実施形態と同じである。
〔第6の実施形態:図22〕
次に、この発明による角速度検出装置の第6の実施形態を説明する。
図22はその角速度検出装置の全体構成を示す回路図である。これは、図20に示した上述の第4の実施形態の角速度検出装置と、検出回路6″が相違するだけであり、また図15に示した第3の実施形態とは、その音叉振動子1に代えて上述した第4の実施形態と同様な三叉振動子2を使用した点が相違するだけであり、その検出回路6″の作用も図16によって説明したとおりであるので、説明を省略する。
次に、この発明による角速度検出装置の第6の実施形態を説明する。
図22はその角速度検出装置の全体構成を示す回路図である。これは、図20に示した上述の第4の実施形態の角速度検出装置と、検出回路6″が相違するだけであり、また図15に示した第3の実施形態とは、その音叉振動子1に代えて上述した第4の実施形態と同様な三叉振動子2を使用した点が相違するだけであり、その検出回路6″の作用も図16によって説明したとおりであるので、説明を省略する。
図23に示す三叉振動子は、2本の検出用アーム111,125を設け、その間に1本の駆動用アーム112を設けたものである。そして、駆動用アーム112の対向する面に設けられた駆動用電極は互いに接続され、それぞれ端子T10と端子T20に導かれる。検出用アーム111,125の第1の検出用電極および第2の検出用電極は並列に接続されて、それぞれ端子T30と端子T40に導かれる。
このように、検出用アームを2本にすることによって、並進加速度を相殺することができる。
このように、検出用アームを2本にすることによって、並進加速度を相殺することができる。
Priority Applications (1)
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JP11-1564 | 1999-01-29 | ||
JP2153699 | 1999-01-29 | ||
JP11-21536 | 1999-01-29 | ||
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JP10-77165 | 1999-01-29 | ||
JP10-43139 | 1999-01-29 | ||
JP11047024A JP2000283764A (ja) | 1998-02-25 | 1999-02-24 | 角速度検出装置 |
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JP11047024A Pending JP2000283764A (ja) | 1998-02-25 | 1999-02-24 | 角速度検出装置 |
Country Status (1)
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1999
- 1999-02-24 JP JP11047024A patent/JP2000283764A/ja active Pending
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