JP2000282795A - セグメントのリング継手 - Google Patents
セグメントのリング継手Info
- Publication number
- JP2000282795A JP2000282795A JP11088019A JP8801999A JP2000282795A JP 2000282795 A JP2000282795 A JP 2000282795A JP 11088019 A JP11088019 A JP 11088019A JP 8801999 A JP8801999 A JP 8801999A JP 2000282795 A JP2000282795 A JP 2000282795A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mild steel
- steel pipe
- segment
- pin
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
Abstract
リング継手において、雄金具側のピンの軟鋼パイプへの
挿入が容易であり、しかも、十分に大きい引張抵抗力を
持ったセグメントのリング継手を提供する。 【解決手段】 掘削孔を被覆するセグメントの一方の端
面に雄金具を、他方の端面に雌金具を取り付け、雄金具
を雌金具に挿入することによりセグメントのリング間を
接合するリング継手において、前記雄金具(1)は、セ
グメント(S)の一方の端面より突出するピン(12)
からなり、前記雌金具(2)は、セグメント(S)内に
埋設されたケース(22)及びケース(22)内に設け
られた軟鋼パイプ(23)からなり、該軟鋼パイプ(2
3)は、その内径が雄金具(1)の前記ピン(12)の
外径よりも若干小径であって、軸方向に複数個に分割さ
れており、軟鋼パイプ(23)の外周面と前記ケース
(22)の内周面との間に隙間(K)を空けて軟鋼パイ
プ(23)がケース(22)内に設けられているセグメ
ントのリング継手。
Description
いて、シールド機で掘削した掘削孔を被覆するセグメン
トのリング継手に関する。
掘削した掘削孔をセグメントで被覆し、地山の崩落等を
防止する。
に分割されてシールド坑内に搬入され、それをリング状
に組み立て、リング状に組み立てられたセグメントで掘
削孔を被覆し、施工に伴いリング状に組み立てられたセ
グメントを順次接合して行く。
の接合には、従来、多くの場合、向い合う有孔の鋼板を
ボルト及びナットにて締結する方式が用いられている。
しかし、この方式による場合は、セグメントのリング間
接合に多くの人手と時間を要し、またボルトの締め付け
にばらつきがあって、品質的にも問題があった。
に見られるように、セグメントの一方の端面に雄金具
を、他方の端面に雌金具を取り付け、雄金具を雌金具に
挿入することによりセグメントのリング間を接合するリ
ング継手が提案されている。
一方の端面より突出するピンからなり、雌金具は、セグ
メント内に埋設された保持部材としてのスリーブ及びス
リーブ内に設けられた軟鋼パイプからなり、軟鋼パイプ
の内径よりも外径が若干大径のピンを軟鋼パイプに挿入
することにより、セグメントのリング間を接合する。
グメントが接合され、人手と時間を低減できる。
グ継手において、軟鋼パイプの内径よりも若干大径の外
径を有するピンを挿入する時、軟鋼パイプの円周方向の
拘束のみならず、軟鋼パイプの軸方向の拘束を生じるも
のであるが、保持部材としてのスリーブ内に設けられる
軟鋼パイプが連続した一つ軟鋼パイプの場合は、挿入し
易さを阻害するだけでなく、挿入完了後も抜け出し易い
ものである。
いものとして、拡径し易くし、ピンの挿入をし易くする
ことが考えられるが、軟鋼パイプが短かすぎると、所期
の引張抵抗力を得ることができず、止水シール材の反発
力や地震時のリング継手引張力に抗することができな
い。
し易くし、ピンの挿入をし易くしたり、軟鋼パイプの材
質を軟らかいものとして、拡径し易くし、ピンの挿入を
し易くすることも考えられるが、所期の引張抵抗力が得
られない等、解決策とはならない。
使用したリング継手において、ピンの軟鋼パイプへの挿
入が容易であり、しかも、十分に大きい引張抵抗力を持
ったセグメントのリング継手を提供することを目的とす
るものである。また、セグメントのリング継手以外にも
コンクリート製二次製品(プレキャスト部材)の継手に
も適用可能である。
究、実験の結果、軟鋼パイプを軸線方向に複数個に分割
することにより、ピンが挿入し易く、しかも、挿入完了
後は、引張抵抗力を大きく、抜け出すことのないことを
見い出し本発明に至ったものである。
に、セグメントの一方の端面より突出するピンからな
り、雌金具は、セグメント内に埋設されたケース及びケ
ース内に設けられた軟鋼パイプからなり、軟鋼パイプ
は、その内径が雄金具のピンの外径よりも若干小径であ
って、軸方向に複数個に分割されており、軟鋼パイプの
外周面とケースの内周面との間に隙間を空けて、軟鋼パ
イプをケース内に設けたリング継手とする。
を形成することにより、鋸歯が軟鋼パイプに喰い込み、
軟鋼パイプに挿入したピンは、一層抜き出し難くなり、
より大きな引張抵抗力を得ることができる。
部を形成することにより、雄金具のピンを雌金具の軟鋼
パイプに挿入し易くなる。
最奥部に調整リングを、次いで複数個に分割された軟鋼
パイプを、次いで支圧リングを設け、ケースの開口部
に、雄金具のピンを通す通路を備えた口元蓋を螺合し
て、分割された軟鋼パイプを固定する。
グメントの雄金具を、シールド機の推進ジャッキ等によ
り押し込むと、ピンが軟鋼パイプに挿入され、その際、
ピンの外周とケースの内周との間の隙間により、目違い
誤差を吸収すると共に、軟鋼パイプの拡径を許容する。
の軟鋼パイプの軸方向の挿入抵抗は、軟鋼パイプを複数
個に分割することにより、軟鋼パイプを個々の短い軟鋼
パイプに独立させることで、挿入抵抗を減らして挿入し
易くし、しかも、挿入完了後は、抜け出し難くなって、
必要とする十分な引張抵抗力を得ることがる。
ング継手により、リング状に組み立てられたセグメント
を接合した状態を示し、セグメントSの一方の端面に
は、全体を1で示す雄金具が取り付けられており、他方
の端面には、全体を2で示す雌金具が取り付けられてい
る。
に、セグメントS内に埋設されたアンカー11にピン1
2の根元部12aが螺合して固定されたものであり、ピ
ン12は、セグメントSの一端面より突出している。ピ
ン12の先端部12bは、後述の雌金具2の軟鋼パイプ
23内に挿入し易いように面取りされている。
22がセグメントS内に埋設されており、そのケース2
2内に、軸方向に複数個に分割された軟鋼パイプ23が
その外周面とケース22の内周面との間に隙間Kを空け
て設けられている。
3をケース22内に固定して設ける詳細を示し、ケース
22の最奥部に調整リング24を、次いで5分割された
軟鋼パイプ23を、次いで支圧リング25を設け、ケー
ス22の開口部に、雄金具の前記ピン12を通す通路2
6bを備えた口元蓋26を螺合して、分割された軟鋼パ
イプ23をケース22内に固定している。口元蓋26の
先端側は面取り26aされていて、ピン12が挿入し易
くなっている。
側の軟鋼パイプ23Aは、切断部が無いものであり、右
側の軟鋼パイプ23Bは、切断部23aが形成されてい
るものであり、この様に切断部23aを形成することに
より、軟鋼パイプが拡径し易くなる。
具を構成するピン12の表面に鋸歯12cが形成されて
いる。鋸歯12cを形成することにより、図3に示す様
に、鋸歯12cが軟鋼パイプ23に喰い込み、軟鋼パイ
プ23に挿入したピン12は、一層抜き出し難くなり、
より大きな引張抵抗力を得ることができる。
るセグメントSの雄金具1を、シールド機の推進ジャッ
キ等により押し込む。すると、ピン12が軟鋼パイプ2
3に挿入され、その際、ピン12の外周とケース22の
内周との間の隙間Kにより、目違い誤差を吸収すると共
に、軟鋼パイプ23の拡径を許容する。
具側の軟鋼パイプ23の軸方向の挿入抵抗は、軟鋼パイ
プ23を複数個に分割することにより、軟鋼パイプ23
を個々の短い軟鋼パイプに独立させることで、挿入抵抗
を減らして挿入し易くし、しかも、挿入完了後は、抜け
出し難くなって、必要とする十分な引張抵抗力を得るこ
とができる。
接合に際し、雄金具のピンを雌金具の軟鋼パイプに挿入
する際、ピンの外周とケースの内周との間の隙間によ
り、目違い誤差を吸収すると共に、軟鋼パイプの拡径を
許容し、施工誤差をカバーすると共に、容易にリング間
接合を行うとができる。
入時の雌金具側の軟鋼パイプの軸方向の挿入抵抗は、軟
鋼パイプを複数個に分割することにより、軟鋼パイプを
個々の短い軟鋼パイプに独立させることで、挿入抵抗を
減らして挿入し易くし、しかも、挿入完了後は、抜け出
し難くなって、必要とする十分な引張抵抗力を得ること
ができ、止水シール材の反発力や地震時のリング継手引
張力等に十分対処することができる。
の一部を断面で示す側面図。
継手の一部を断面で示す側面図。
す側面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 掘削孔を被覆するセグメントの一方の端
面に雄金具を、他方の端面に雌金具を取り付け、雄金具
を雌金具に挿入することによりセグメントのリング間を
接合するリング継手において、前記雄金具は、セグメン
トの一方の端面より突出するピンからなり、前記雌金具
は、セグメント内に埋設されたケース及びケース内に設
けられた軟鋼パイプからなり、該軟鋼パイプは、その内
径が雄金具の前記ピンの外径よりも若干小径であって、
軸方向に複数個に分割されており、軟鋼パイプの外周面
と前記ケースの内周面との間に隙間を空けて軟鋼パイプ
がケース内に設けられていることを特徴とするセグメン
トのリング継手。 - 【請求項2】 雄金具を構成するピンの表面に鋸歯が形
成されていることを特徴とする請求項1に記載のセグメ
ントのリング継手。 - 【請求項3】 雌金具を構成する軟鋼パイプに切断部が
形成されていることを特徴とする請求項1及び請求項2
に記載のセグメントのリング継手。 - 【請求項4】 雌金具は、ケースの最奥部に調整リング
を、次いで複数個に分割された軟鋼パイプを、次いで支
圧リングを設け、ケースの開口部に、雄金具のピンを通
す通路を備えた口元蓋を螺合して、分割された軟鋼パイ
プを固定したものであることを特徴とする請求項1乃至
請求項3に記載のセグメントのリング継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11088019A JP2000282795A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | セグメントのリング継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11088019A JP2000282795A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | セグメントのリング継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000282795A true JP2000282795A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=13931136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11088019A Pending JP2000282795A (ja) | 1999-03-30 | 1999-03-30 | セグメントのリング継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000282795A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003253996A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-10 | Yamax Corp | セグメント結合金具 |
WO2004001191A1 (ja) * | 2002-06-21 | 2003-12-31 | Kfc Ltd. | セグメント |
JP2012180697A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Tsuzuki Concrete Kogyo Kk | 継手の構造およびコンクリートユニット |
JP2014240577A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | 中川企画建設株式会社 | シールド工法におけるセグメント接続具および接続方法 |
-
1999
- 1999-03-30 JP JP11088019A patent/JP2000282795A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003253996A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-10 | Yamax Corp | セグメント結合金具 |
WO2004001191A1 (ja) * | 2002-06-21 | 2003-12-31 | Kfc Ltd. | セグメント |
JP2012180697A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Tsuzuki Concrete Kogyo Kk | 継手の構造およびコンクリートユニット |
JP2014240577A (ja) * | 2013-06-12 | 2014-12-25 | 中川企画建設株式会社 | シールド工法におけるセグメント接続具および接続方法 |
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