JP3307725B2 - 内圧が作用するシールドトンネルの組立工法 - Google Patents

内圧が作用するシールドトンネルの組立工法

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滋樹 北川
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水道、導水路、貯溜
管等、内部を流通する液体等の内圧が作用するシールド
トンネルの組立工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内圧が作用するシールドトンネル
の組立工法としては、コンクリートのセグメントリング
を順次組み立ててシールドトンネルを構築した後、その
内部に鋼管を引き込み、セグメントリングと鋼管との間
隙にモルタル等の充填材を注入して鋼管を一体化するよ
うにした工法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の鋼管引き込
み工法では、鋼管の重量が大きく、長さも長いため、シ
ールドトンネル内に引き込む作業やこれをスペーサーを
介して据え付ける作業が容易でなく、さらに充填材の注
入作業などを要するため、多大の工期と工費を要すると
いう難点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この考案は、鉄筋コン
クリートにより方形円弧板に形成されたセグメント1
に、その内部に円弧面に沿って複数本のPC鋼棒2をそ
の周囲を包むシース3によりコンクリートと縁切りして
スライド自在に埋設し、PC鋼棒2の両端にはリップ溝
型断面のコッター受金具4をその締結方向の後背面にお
いて固定し、このコッター受金具4はその凸型断面の溝
5の長手方向をセグメント1の厚さ方向に沿わせた状態
で、セグメント1のリング方向の接合端面に設けた箱抜
き凹部6内にPC鋼棒2の軸方向に沿ってスライド自在
に嵌合し、さらにこのコッター受金具4はその締結方向
の対向面がセグメント1のリング方向の接合端面よりも
若干引っ込んだ状態に位置させ、これらのセグメント
1,1相互をその接合端面において突き合わせた状態に
おいて相対するコッター受金具4,4の溝5,5にコッ
ター8を挿入することにより、コッター受金具4,4を
互いに引き寄せ、これによってPC鋼棒2を緊張してプ
レストレスを導入するようにした内圧が作用するシール
ドトンネルの組立工法を提案するものである。
【0005】
【作用】複数のセグメント1,1をリング状に組立て、
各接合面の左右に相対するコッター受金具4,4の溝
5,5にコッター8を挿入し、コッター受金具4,4の
カムリップ7,7をコッター8の締結フランジ11,1
1で締付けると、コッター受金具4,4は互いに引き寄
せられてPC鋼棒2を緊張し、その結果プレストレスが
導入される。
【0006】
【実施例】鉄筋コンクリートにより方形円弧板に形成さ
れたセグメント1には、その内部に円弧面に沿って複数
本のPC鋼棒2がその周囲を包むシース3によりコンク
リートと縁切りされてスライド自在に埋設されている。
【0007】PC鋼棒2の両端にはリップ溝型断面のコ
ッター受金具4がその締結方向の後背面に固定され、こ
のコッター受金具4はその凸型断面の溝5の長手方向を
セグメント1の厚さ方向に沿わせた状態で、セグメント
1のリング方向の接合端面に設けた箱抜き凹部6内にP
C鋼棒2の軸方向に沿ってスライド自在に嵌合されてお
り、かつセグメント1の製造時には図1、図2に示すよ
うにコッター受金具4はその締結方向の正面(対向面)
がセグメント1のリング方向の接合端面よりも若干引っ
込んだ状態に位置し、セグメント1,1相互をその接合
端面において突き合わせた状態においては相互のコッタ
ー受金具4,4の対向面間に所要の隙間が形成されるよ
うになっている。
【0008】コッター受金具4のカムリップ7には、そ
の内面7aに図1の矢印で示すコッター8の挿入方向の
前端から後端にかけてカムリップ7の外面(コッター受
金具4の対向面)7bから離れる方向に傾斜したテーパ
ー面が形成されている。
【0009】セグメント1には、その内周面(セグメン
トリングの内周面に相当する面)からコッター受金具4
のコッター挿入口端にかけてコッター8の受入れ用切欠
き9が形成されている。
【0010】コッター8は、セグメント1,1相互をそ
の接合端面において突き合わせてコッター受金具4,4
同士を相対向させた状態で、その相対する溝5,5の内
部に挿入可能な断面H型に形成され、そのウエブ10の
左右の締結フランジ11の内面11aに、コッター受金
具4のカムリップ7の内面7aのテーパー面と同じテー
パー角度で、かつ挿入方向の前端から後端にかけての締
結フランジ11の外面11bに近づく方向に傾斜したテ
ーパー面が形成されている。
【0011】PC鋼棒2の中間部には固定アンカー12
が設けられ、これによってPC鋼棒2の中間をセグメン
ト1に定着している。
【0012】以上の構成においてセグメントの組立に際
しては、図5に示すように複数のセグメント1,1をリ
ング状に組立て、各接合面の左右に相対するコッター受
金具4,4の溝5,5にコッター8を挿入し、コッター
受金具4,4のカムリップ7,7をコッター8の締結フ
ランジ11,11で締付けることにより、コッター受金
具4,4を互いに引き寄せ、これによってPC鋼棒2を
緊張してプレストレスを導入する。
【0013】このプレストレスの導入量は、コッター8
の嵌入量によって適宜調節することができる。
【0014】プレストレス導入後はコッター8の受入れ
用切欠き9内にモルタル等の詰物を充填して閉鎖する。
【0015】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、セグメン
トの接合面の左右に相対するコッター受金具にコッター
を挿入することにより、コッター受金具互いに引き寄
せ、これによってPC鋼棒を緊張してセグメントに内圧
に充分な耐力を保持するようにプレストレスを導入する
ことができる。
【0016】従って、内圧が作用するシールドトンネル
として従来の鋼管内張り工法に比較して施工を極めて単
純化して工期、工費を大幅に削減することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明工法におけるセグメントの突き合わせ
状態を示す縦断正面図。
【図2】この発明工法におけるセグメントの突き合わせ
状態を示す横断底面図。
【図3】この発明工法におけるセグメントの接合締結状
態を示す縦断正面図。
【図4】この発明工法におけるセグメントの接合締結状
態を示す横断底面図
【図5】この発明によるセグメントの組立状態を示す正
面図。
【図6】この発明に用いるコッター受金具の斜視図。
【図7】この発明に用いるコッターの斜視図。
【符号の説明】
1 セグメント 2 PC鋼棒 3 シース 4 コッター受金具 5 溝 6 箱抜き凹部 7 カムリップ 7a 内面 7b 外面 8 コッター 9 コッター受入れ用切欠き 10 ウエブ 11 締結フランジ 11a 内面 11b 外面 12 固定アンカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/04 E02B 9/06 E04G 21/12 104

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリートにより方形円弧板に形
    成されたセグメント1に、その内部に円弧面に沿って複
    数本のPC鋼棒2をその周囲を包むシース3によりコン
    クリートと縁切りしてスライド自在に埋設し、PC鋼棒
    2の両端にはリップ溝型断面のコッター受金具4をその
    締結方向の後背面において固定し、このコッター受金具
    4はその凸型断面の溝5の長手方向をセグメント1の厚
    さ方向に沿わせた状態で、セグメント1のリング方向の
    接合端面に設けた箱抜き凹部6内にPC鋼棒2の軸方向
    に沿ってスライド自在に嵌合し、さらにこのコッター受
    金具4はその締結方向の対向面がセグメント1のリング
    方向の接合端面よりも若干引っ込んだ状態に位置させ、
    これらのセグメント1,1相互をその接合端面において
    突き合わせた状態において相対するコッター受金具4,
    4の溝5,5にコッター8を挿入することにより、コッ
    ター受金具4,4を互いに引き寄せ、これによってPC
    鋼棒2を緊張してプレストレスを導入することを特徴と
    する内圧が作用するシールドトンネルの組立工法。
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