JP2000282751A - 自動ドアの開閉制御システム - Google Patents

自動ドアの開閉制御システム

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JP2000282751A
JP2000282751A JP11089589A JP8958999A JP2000282751A JP 2000282751 A JP2000282751 A JP 2000282751A JP 11089589 A JP11089589 A JP 11089589A JP 8958999 A JP8958999 A JP 8958999A JP 2000282751 A JP2000282751 A JP 2000282751A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動ドアのドア開閉制御装置をリモコンで操
作するに際して十分なセキュリティを確保し、特にリモ
コンで所定パラメータの設定または変更を行うに際して
十分なセキュリティを確保することができる自動ドアの
開閉制御システムを提供する。 【解決手段】 リモコン90aは、第1の許可要求をE
EPROM93aの暗証番号とともに送信発光部98a
に出力し、リモコン90bは、第2の許可要求を、入力
した暗証番号とともに送信発光部98bに出力し、コン
トローラ20は、第1の許可要求および暗証番号を受信
したときは、その暗証番号とEEPROM75の第1の
暗証番号とを照合して一致判定し、第2の許可要求およ
び暗証番号を受信したときは、その暗証番号とEEPR
OM75の第2の暗証番号とを照合して一致判定し、こ
れら判定結果がいずれも一致判定されたものであるとき
に所定パラメータの設定または変更を許可する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアの開閉を制御
するシステムに係り、詳しくは、自動ドアのドア開閉制
御装置をリモコンで操作するに際して十分なセキュリテ
ィを確保し、特にリモコンで所定パラメータの設定また
は変更を行うに際して十分なセキュリティを確保するこ
とができる自動ドアのドア開閉制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動ドアの開閉制御システムとし
ては、例えば、通行人等の移動体がドアに接近したこと
を検出する物体検出センサと、ドアの開閉加速度、速度
制御ゲイン、ドアの重量等の所定パラメータに基づいて
物体検出センサからの検出信号によりドアの開閉を制御
するドア開閉制御装置と、を備えたものが広く知られて
いる。そしてさらに、ドア開閉制御装置と無線により通
信を行うリモコンを備え、このリモコンにより開放指令
や閉鎖指令等の動作指令を送信すると、ドア開閉制御装
置がその動作指令に基づいて動作するようになっている
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常、上記のリモコン
は、自動ドア設置時に設置業者から設置依頼者に手渡さ
れるものであって、自動ドアの設置依頼者は、必要に応
じて自己のリモコンでドア開閉制御装置を動作させてド
アの開閉を行ったりする。しかしながら、従来の自動ド
アの開閉制御システムにあっては、リモコンを操作する
ことに対して何らセキュリティが施されていないため、
リモコンを手にした者であれば誰でもドア開閉制御装置
を動作させることができた。このため、リモコンが紛失
や盗難等により第三者の手に渡ったときは、その第三者
によってドア開閉制御装置が勝手に動作させられる可能
性があった。
【0004】そこで、こうした問題を解決するために、
例えば、リモコンに暗証番号を記憶させておき、この暗
証番号を用いてセキュリティを確保するシステムが考え
られる。具体的に、リモコンは、起動とともに暗証番号
の入力を要求し、これに伴って暗証番号を入力したとき
は、入力した暗証番号と自己が記憶している暗証番号と
を照合して一致しているときに動作指令を許可するよう
になっている。このような構成であれば、設定されてい
る暗証番号を知らなければリモコンを利用することがで
きないので、確かに、リモコンを手にした第三者によっ
てドア開閉制御装置が動作させられるのをある程度防止
することができるが、この場合にも次のような問題が考
えられる。
【0005】上記のリモコンは、ドア開閉制御装置の動
作に関する動作指令の他に、上記所定パラメータの設定
または変更に関する操作を行うためにも用いられる。こ
のパラメータは、ドア開閉制御装置の詳細な制御を決定
するパラメータであり、これが正確な値に設定されてい
ないと、ドア開閉制御装置が正常に動作しなくなるばか
りか最悪の場合には通行人にけがを負わせるような閉鎖
動作を行う可能性がある。このため、パラメータの設定
または変更は、通常、ドア開閉制御装置の仕様を熟知し
た自動ドアの設置業者が行うものであって、設置業者
は、設置依頼者の依頼により自動ドアが設置されている
店舗等に赴いてパラメータの設定または変更を行う。
【0006】この場合、設置業者は、設置業者が所有す
るメンテナンス用のリモコンを用いてパラメータの設定
を行うか、あるいは設置依頼者からリモコンを借り受け
てパラメータの設定を行うのであるが、上記所定パラメ
ータの誤設定が設置依頼者の不利益につながることか
ら、いずれの場合であっても、設置依頼者の承認を得て
行うのが望ましい。
【0007】そこで、本発明は、このような従来の技術
の有する未解決の課題に着目してなされたものであっ
て、自動ドアのドア開閉制御装置をリモコンで操作する
に際して十分なセキュリティを確保し、特にリモコンで
所定パラメータの設定または変更を行うに際して十分な
セキュリティを確保することができる自動ドアの開閉制
御システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載の自動ドアの開閉制御シ
ステムは、所定パラメータに基づいてドアの開閉を制御
するドア開閉制御装置と、前記ドア開閉制御装置と無線
により通信を行う移動可能な第1の移動端末と、前記ド
ア開閉制御装置と無線により通信を行う移動可能な第2
の移動端末との間で指令またはデータを通信する自動ド
アの開閉制御システムであって、前記第1の移動端末に
暗証コードを記憶させるとともに、前記ドア開閉制御装
置に第1の暗証コードおよび第2の暗証コードを記憶さ
せ、前記第1の移動端末は、前記所定パラメータの設定
または変更に関するパラメータ操作の許可を要求する第
1の許可要求を自己が記憶している暗証コードとともに
送信するようになっており、前記第2の移動端末は、前
記パラメータ操作の許可を要求する第2の許可要求を、
入力した暗証コードとともに送信するようになってお
り、前記ドア開閉制御装置は、前記第1の許可要求およ
び暗証コードを受信したときは、当該暗証コードと自己
が記憶している第1の暗証コードとを照合して所定関係
を満たしているか否かを判定し、前記第2の許可要求お
よび暗証コードを受信したときは、当該暗証コードと自
己が記憶している第2の暗証コードとを照合して所定関
係を満たしているか否かを判定し、これら判定結果がい
ずれも所定関係を満たしていると判定されたものである
ときに前記所定パラメータの設定または変更を許可する
ようになっている。
【0009】このような構成であれば、所定パラメータ
の設定または変更を移動端末で行う場合は、まず、第1
の移動端末で第1の許可要求を送信し、次いで、第2の
移動端末で第2の許可要求を送信することにより行われ
る。具体的に、第1の移動端末では、例えば所定の操作
を行うことにより、第1の許可要求が当該端末が記憶し
ている暗証コードとともに無線で送信される。一方、ド
ア開閉制御装置では、こうして送信された第1の許可要
求および暗証コードが受信されると、受信された暗証コ
ードと当該装置が記憶している第1の暗証コードとが照
合され、これらが所定関係を満たしているか否かが判定
される。
【0010】次いで、第2の移動端末では、例えば所定
の操作を行うことにより、第2の許可要求が、入力され
た暗証コードとともに無線で送信される。一方、ドア開
閉制御装置では、こうして送信された第2の許可要求お
よび暗証コードが受信されると、受信された暗証コード
と当該装置が記憶している第2の暗証コードとが照合さ
れ、これらが所定関係を満たしているか否かが判定され
る。
【0011】そして、これら判定結果がいずれも所定関
係を満たしていると判定されたものであるときには、所
定パラメータの設定または変更が許可される。すなわ
ち、自動ドアの設置依頼者が第1の移動端末としての自
己の移動端末およびドア開閉制御装置に暗証コードを、
自動ドアの設置業者がドア開閉制御装置に暗証コードを
それぞれ独自に設定しておけば、設置業者がメンテナン
ス用の移動端末で所定パラメータの設定または変更を行
う場合は、まず、設置依頼者の移動端末で第1の許可要
求を送信してもらい、次いで、設置業者がメンテナンス
用の移動端末で暗証コードを入力して第2の許可要求を
送信するといった手順を経る必要がある。
【0012】したがって、第1の移動端末から第1の許
可要求を送信しない限り、第2の移動端末によっては所
定パラメータを設定または変更することができないの
で、設置業者が設置依頼者の承認を得ずに所定パラメー
タを設定または変更しようとしたり、設置業者でない者
が所定パラメータを設定または変更しようとしたりする
のが困難となる。
【0013】なお、これに限らず、所定パラメータの設
定または変更を移動端末で行う場合は、まず、第2の移
動端末で第2の許可要求を送信し、次いで、第1の移動
端末で第1の許可要求を送信することにより行ってもよ
く、第1の許可要求と第2の許可要求とをどちらの順序
で送信しても差し支えない。ここで、暗証コードとして
は、例えば、所定桁数の数値、任意桁数の数値、所定字
数の文字列、任意字数の文字列、またはIDカード等か
ら読み取ったデータ列が挙げられる。
【0014】また、所定関係を満たすことには、例え
ば、照合対象の暗証コードと被照合対象の暗証コードと
が一致していること、照合対象の暗証コードを用いて所
定演算式により演算を行った結果が被照合対象の暗証コ
ードと一致していること、または照合対象の暗証コード
を用いて所定演算式により演算を行った結果と被照合対
象の暗証コードを用いて所定演算式により演算を行った
結果が一致すること、が挙げられる。
【0015】また、暗証コードを記憶させることには、
例えば、第1の移動端末およびドア開閉制御装置のそれ
ぞれで暗証コードを入力手段から入力することにより行
うこと、第1の移動端末およびドア開閉制御装置のいず
れか一方で暗証コードを入力手段から入力し、これを他
方に送信することにより行うこと、またはあらかじめ暗
証コードを記憶した記憶手段を第1の移動端末およびド
ア開閉制御装置に備えることにより行うこと、が挙げら
れる。すなわち、本発明に係る自動ドアの開閉制御シス
テムにおいて、暗証コードは、あらゆる手段でかつあら
ゆる時期に記憶するものであり、あらかじめ記憶してお
くものであってもよいし、本システムの動作時に記憶す
るものであってもよい。
【0016】また、所定パラメータとしては、例えば、
ドアの開閉加速度、ドアの開閉減速度、ドアの開閉加速
度を保持する時間、ドアの開閉減速度を保持する時間、
ドアの速度制御を行うのに必要な速度制御ゲイン、また
はドアの重量が挙げられる。また、パラメータ操作は、
所定パラメータの設定または変更に関する操作であっ
て、これには、例えば、所定パラメータを設定するこ
と、所定パラメータを新たに追加すること、既存の所定
パラメータを新たな値に変更すること、または既存の所
定パラメータを削除することが含まれる。なお、ドア開
閉制御装置に対する操作には、パラメータ操作の他に、
例えば、開放指令や閉鎖指令等のドア開閉制御装置の動
作に関する動作指令が挙げられる。
【0017】さらに、本発明に係る請求項2記載の自動
ドアの開閉制御システムは、所定パラメータに基づいて
ドアの開閉を制御するドア開閉制御装置と、前記ドア開
閉制御装置と無線により通信を行う移動可能な第1の移
動端末と、前記ドア開閉制御装置と無線により通信を行
う移動可能な第2の移動端末との間で指令またはデータ
を通信する自動ドアの開閉制御システムであって、前記
第1の移動端末は、所定の処理を実行する第1の処理手
段と、暗証コードを記憶するための第1の記憶手段と、
無線により送信を行う第1の送信手段と、を有し、前記
第1の処理手段は、前記所定パラメータの設定または変
更に関するパラメータ操作の許可を要求する第1の許可
要求を前記第1の記憶手段の暗証コードとともに前記第
1の送信手段に出力するようになっており、前記第2の
移動端末は、入力手段と、前記入力手段からの入力に応
じて所定の処理を実行する第2の処理手段と、無線によ
り送信を行う第2の送信手段と、を有し、前記第2の処
理手段は、前記パラメータ操作を行うに際して暗証コー
ドの入力を要求し、これに伴って前記入力手段により暗
証コードを入力したときは、前記パラメータ操作の許可
を要求する第2の許可要求を当該暗証コードとともに前
記第2の送信手段に出力するようになっており、前記ド
ア開閉制御装置は、前記所定パラメータに基づいてドア
の開閉を制御する制御手段と、無線により受信を行う受
信手段と、第1の暗証コードおよび第2の暗証コードを
記憶するための第2の記憶手段と、を有し、前記制御手
段は、前記受信手段により前記第1の許可要求および暗
証コードを受信したときは、当該暗証コードと前記第2
の記憶手段の第1の暗証コードとを照合して所定関係を
満たしているか否かを判定し、前記受信手段により前記
第2の許可要求および暗証コードを受信したときは、当
該暗証コードと前記第2の記憶手段の第2の暗証コード
とを照合して所定関係を満たしているか否かを判定し、
これら判定結果がいずれも所定関係を満たしていると判
定されたものであるときに前記所定パラメータの設定ま
たは変更を許可するようになっている。
【0018】このような構成であれば、所定パラメータ
の設定または変更を移動端末で行う場合は、まず、第1
の移動端末で第1の許可要求を送信し、次いで、第2の
移動端末で第2の許可要求を送信することにより行われ
る。具体的に、第1の移動端末では、例えば所定の操作
を行うことによって、第1の処理手段により、第1の許
可要求が第1の記憶手段の暗証コードとともに第1の送
信手段に出力される。この結果、第1の送信手段によ
り、第1の許可要求および暗証コードが無線で送信され
る。一方、ドア開閉制御装置では、こうして送信された
第1の許可要求および暗証コードが受信手段により受信
されると、制御手段により、受信された暗証コードと第
2の記憶手段の第1の暗証コードとが照合され、これら
が所定関係を満たしているか否かが判定される。
【0019】次いで、第2の移動端末では、パラメータ
操作を行う場合、第2の処理手段により、暗証コードの
入力が要求され、これに伴って入力手段から暗証コード
が入力されると、第2の許可要求が、入力された暗証コ
ードとともに第2の送信手段に出力される。この結果、
第2の送信手段により、第2の許可要求および暗証コー
ドが無線で送信される。一方、ドア開閉制御装置では、
こうして送信された第2の許可要求および暗証コードが
受信手段により受信されると、制御手段により、受信さ
れた暗証コードと第2の記憶手段の第2の暗証コードと
が照合され、これらが所定関係を満たしているか否かが
判定される。
【0020】そして、これら判定結果がいずれも所定関
係を満たしていると判定されたものであるときには、制
御手段により、所定パラメータの設定または変更が許可
される。すなわち、自動ドアの設置依頼者が第1の移動
端末としての自己の移動端末およびドア開閉制御装置に
暗証コードを、自動ドアの設置業者がドア開閉制御装置
に暗証コードをそれぞれ独自に設定しておけば、設置業
者がメンテナンス用の移動端末で所定パラメータの設定
または変更を行う場合は、まず、設置依頼者の移動端末
で第1の許可要求を送信してもらい、次いで、設置業者
がメンテナンス用の移動端末で暗証コードを入力して第
2の許可要求を送信するといった手順を経る必要があ
る。
【0021】したがって、第1の移動端末から第1の許
可要求を送信しない限り、第2の移動端末によっては所
定パラメータを設定または変更することができないの
で、設置業者が設置依頼者の承認を得ずに所定パラメー
タを設定または変更しようとしたり、設置業者でない者
が所定パラメータを設定または変更しようとしたりする
のが困難となる。
【0022】なお、これに限らず、所定パラメータの設
定または変更を移動端末で行う場合は、まず、第2の移
動端末で第2の許可要求を送信し、次いで、第1の移動
端末で第1の許可要求を送信することにより行ってもよ
く、第1の許可要求と第2の許可要求とをどちらの順序
で送信しても差し支えない。ここで、暗証コードとして
は、例えば、所定桁数の数値、任意桁数の数値、所定字
数の文字列、任意字数の文字列、またはIDカード等か
ら読み取ったデータ列が挙げられる。
【0023】また、所定関係を満たすことには、例え
ば、照合対象の暗証コードと被照合対象の暗証コードと
が一致していること、照合対象の暗証コードを用いて所
定演算式により演算を行った結果が被照合対象の暗証コ
ードと一致していること、または照合対象の暗証コード
を用いて所定演算式により演算を行った結果と被照合対
象の暗証コードを用いて所定演算式により演算を行った
結果が一致すること、が挙げられる。
【0024】また、第1の記憶手段および第2の記憶手
段は、あらかじめ暗証コードを記憶しておくものであっ
てもよいし、本システムの動作時に暗証コードを記憶す
るものであってもよい。また、所定パラメータとして
は、例えば、ドアの開閉加速度、ドアの開閉減速度、ド
アの開閉加速度を保持する時間、ドアの開閉減速度を保
持する時間、ドアの速度制御を行うのに必要な速度制御
ゲイン、またはドアの重量が挙げられる。
【0025】また、パラメータ操作は、所定パラメータ
の設定または変更に関する操作であって、これには、例
えば、所定パラメータを設定すること、所定パラメータ
を新たに追加すること、既存の所定パラメータを新たな
値に変更すること、または既存の所定パラメータを削除
することが含まれる。なお、ドア開閉制御装置に対する
操作には、パラメータ操作の他に、例えば、開放指令や
閉鎖指令等のドア開閉制御装置の動作に関する動作指令
が挙げられる。
【0026】また、第2の移動端末において暗証コード
の入力要求は、例えば、出力手段を設けて行うようにす
ればよい。ここで、出力手段は、例えば、CRT等の表
示手段、スピーカ等の音声出力手段、プリンタ等の印刷
手段、FDD等の情報書込手段、若しくはモデム等の通
信手段であってもよく、または、これらの手段に暗証コ
ードを出力するための処理であってもよい。
【0027】さらに、本発明に係る請求項3記載の自動
ドアの開閉制御システムは、請求項2記載の自動ドアの
開閉制御システムにおいて、前記制御手段は、前記受信
手段により受信した暗証コードと前記第2の記憶手段の
第1の暗証コードとが所定回数連続して一致しないと
き、または前記受信手段により受信した暗証コードと前
記第2の記憶手段の第2の暗証コードとが所定回数連続
して一致しないときは、所定のエラー処理を実行するよ
うになっている。
【0028】このような構成であれば、ドア開閉制御装
置では、受信手段により受信された暗証コードと第2の
記憶手段の第1の暗証コードとが所定回数連続して一致
しないと、制御手段により、所定のエラー処理が実行さ
れる。または、受信手段により受信された暗証コードと
第2の記憶手段の第2の暗証コードとが所定回数連続し
て一致しないと、制御手段により、所定のエラー処理が
実行される。
【0029】ここで、所定のエラー処理としては、例え
ば、不正に利用しようとしたことを通知する警告音また
はその旨の警告メッセージを出力すること、電源を遮断
する等の所定の操作を行うまで当該装置に対する操作を
受け付けないようにすること、受信手段により受信され
た暗証コードと第2の記憶手段の暗証コードとが所定回
数連続して一致しないと判定された時点を特定するため
にそのときの時刻等を記憶すること、が挙げられる。
【0030】また、所定回数は、何回に設定してもよい
が、十分なセキュリティを確保するためには少ない回数
に設定するのが好ましく、逆に、移動端末の所有者によ
る入力ミス等を許容するためには多い回数に設定するの
が好ましい。これらを考慮して所定回数は、例えば3回
程度に設定するのが好ましい。さらに、本発明に係る請
求項4記載の自動ドアの開閉制御システムは、請求項2
および3のいずれかに記載の自動ドアの開閉制御システ
ムにおいて、前記制御手段は、前記受信手段により受信
した暗証コードと前記第2の記憶手段の第1の暗証コー
ドとが一致したとき、または前記受信手段により受信し
た暗証コードと前記第2の記憶手段の第2の暗証コード
とが一致したときは、所定の出力処理を実行するように
なっている。
【0031】このような構成であれば、ドア開閉制御装
置では、受信手段により受信された暗証コードと第2の
記憶手段の第1の暗証コードとが一致すると、制御手段
により、所定の出力処理が実行される。または、受信手
段により受信された暗証コードと第2の記憶手段の第2
の暗証コードとが一致すると、制御手段により、所定の
出力処理が実行される。
【0032】ここで、所定の出力処理としては、例え
ば、パラメータ操作が可能となったことを通知する音ま
たはその旨のメッセージを出力することが挙げられる。
さらに、本発明に係る請求項5記載の自動ドアの開閉制
御システムは、請求項2ないし4のいずれかに記載の自
動ドアの開閉制御システムにおいて、前記第2の記憶手
段は、第1の暗証コードと、前記第1の暗証コードとは
異なる第2の暗証コードと、を記憶するようになってい
る。
【0033】このような構成であれば、第2の移動端末
では、パラメータ操作を行う場合、処理手段により暗証
コードの入力が要求されるが、このときは、第1の移動
端末における第1の記憶手段の暗証コードとは異なる暗
証コードを入力する必要がある。すなわち、設置業者が
メンテナンス用の移動端末で所定パラメータの設定また
は変更を行う場合は、まず、設置依頼者の移動端末で第
1の許可要求を送信してもらい、次いで、設置依頼者の
移動端末の暗証コードとは異なる暗証コードを設置業者
がメンテナンス用の移動端末で入力するといった手順を
経る必要がある。
【0034】以上では、上記目的を達成するための自動
ドアの開閉制御システムを提案したが、これに限らず、
上記目的を達成するために、次の第1の自動ドアの開閉
制御システムが考えられる。第1の自動ドアの開閉制御
システムは、請求項2ないし5のいずれかに記載の自動
ドアの開閉制御システムにおいて、前記第1の処理手段
は、前記パラメータ操作の禁止を要求する禁止要求を前
記第1の記憶手段の暗証コードとともに前記第1の送信
手段に出力するようになっており、前記制御手段は、前
記受信手段により前記禁止要求および暗証コードを受信
したときは、当該暗証コードと前記第2の記憶手段の第
1の暗証コードとを照合して所定関係を満たしていると
きに前記所定パラメータの設定または変更を禁止するよ
うになっている。
【0035】このような構成であれば、第1の移動端末
では、例えば所定の操作を行うことによって、第1の処
理手段により、禁止要求が第1の記憶手段の暗証コード
とともに第1の送信手段に出力される。この結果、第1
の送信手段により、禁止要求および暗証コードが無線で
送信される。一方、ドア開閉制御装置では、こうして送
信された禁止要求および暗証コードが受信手段により受
信されると、制御手段により、受信された暗証コードと
第2の記憶手段の第1の暗証コードとが照合され、これ
らが所定関係を満たしているときに所定パラメータの設
定または変更が禁止される。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1ないし図8は、本発明に
係る自動ドアの開閉制御システムの実施の形態を示す図
である。まず、本発明に係る自動ドアの開閉制御システ
ムの全体構成を図1および図2を参照しながら説明す
る。図1は、自動ドアの正面図であり、図2は、自動ド
アの側面図である。
【0037】これらの図において、ドア1は両方のドア
がスライドする引き戸タイプのもので、ドア1上部の外
側および室内側のほぼ中央部には、通行人等の移動体が
ドア1に接近したことを検出する物体検出センサ5,6
がそれぞれ設けられており、ドア1両側にも同様に、通
行人等の移動体がドア1に接近したことを検出する物体
検出センサ7が設けられている。
【0038】物体検出センサ5は、例えば光反射型の光
センサであって、図2に示すように、ドア1からやや離
れた場所に光束を照射し、その光束内に移動体が進入し
てきたときは、外部信号を出力することにより移動体の
接近を検出するようになっている。物体検出センサ6
も、物体検出センサ5と同一機能を有して構成されてお
り、光束内に移動体が進入してきたときは、内部信号を
出力することにより移動体の接近を検出するようになっ
ている。
【0039】物体検出センサ7は、ドア1の開閉動作線
上でかつドア1の両側に設けられた例えば光学式のセン
サであって、ドア1の右側に設けられた発光ダイオード
と、発光ダイオードからのフォトビームを受光可能にし
てドア1の左側に設けられたフォトダイオードと、で構
成されており、フォトダイオードにより発光ダイオード
からのフォトビームを常時受光しながら、これらの間を
移動体が通過したときは、発光ダイオードからのフォト
ビームが遮られるので、これにより移動体の通過を検出
するようになっている。なお、移動体の通過を検出した
ときは、フォトビーム信号を出力するようになってい
る。
【0040】一方、図1において、駆動プーリ11と従
動プーリ12にわたってベルト13が巻き掛けられ、ベ
ルト13には、ドア1が連結されている。駆動プーリ1
1は、モータ15により正逆転されてドア1を閉じ側の
端と開き側の端にわたって開閉移動させるようになって
いる。モータ15は、後述のコントローラ20からの駆
動信号によりモータ駆動回路を介して駆動制御されると
ともに、エンコーダによりモータ回転数をホールIC信
号としてコントローラ20に出力するようになってい
る。
【0041】次に、コントローラ20の構成を図3を参
照しながら説明する。図3は、コントローラ20の構成
を示すブロック図である。コントローラ20は、例えば
ドア1上部の中央部に設けられており、単相交流100
[V]または200[V]の電源を入力して整流等を行
う電源部40と、スイッチングトランス30を介して入
力した電源部40からの電力により駆動しかつドア1の
開閉制御を行う制御部50と、で構成されている。
【0042】電源部40は、電源からのノイズおよび外
来ノイズを除去するノイズフィルタ41と、ノイズフィ
ルタ41を介して入力した電源からの電流を全波整流す
る整流回路部42と、スイッチングトランス30に対し
て所定周波数(例えば、100[kHz])でスイッチン
グを行うスイッチング部43と、整流回路部42の出力
電圧が所定電圧レベルであるか否かを検知する高低圧検
知回路部44と、整流回路部42の出力電圧を監視して
停電したか否かを検知する停電検知回路部45と、で構
成されている。
【0043】高低圧検知回路部44は、整流回路部42
の出力電圧が所定電圧(例えば、183[V])以上と
なったことを1秒以上継続して検知(高電圧検知)した
とき、および整流回路部42の出力電圧が所定電圧(例
えば、98[V])以下となったことを1秒以上継続し
て検知(低電圧検知)したときは、電源電圧が異常であ
ると判定し、ブザー等の警告音を出力するようになって
いる。
【0044】停電検知回路部45は、整流回路部42の
出力電圧をフォトカプラ等で監視して停電したことを検
知したときは、後述のバッテリ供給回路を駆動させて電
源の代替を行うようになっている。スイッチングトラン
ス30は、スイッチング部43のスイッチングにより整
流回路部42の出力電圧を所定電圧に変圧するようにな
っている。
【0045】制御部50は、スイッチングトランス30
からの電流を整流する整流回路部51,52と、整流回
路部52の出力電圧を所定電圧(例えば、5[V])に
変圧するレギュレータ54と、マイクロコンピュータ7
0と、マイクロコンピュータ70の制御によりモータ1
5を駆動させるパワーモジュール53と、バッテリ充電
回路部55と、外部のリモコン90a,90bからの赤
外線信号を受光する受光部56と、受光部56からの受
光信号を変復調する変復調回路部57と、リモコン90
a,90bと信号線を介して通信を行う信号線接続可能
なRS232Cレベル変換回路部58と、マイクロコン
ピュータ70の制御によりソレノイド駆動部100を駆
動させるドライバ59と、アラームを発生させるための
アラーム発生部62と、で構成されている。なお、リモ
コン90aは、設置依頼者に手渡される設置依頼者用の
リモコンであり、リモコン90bは、設置業者がメンテ
ナンスを行うために利用するメンテナンス用のリモコン
である。
【0046】整流回路部51は、スイッチングトランス
30により第1の所定電圧(例えば、140[V])に
変圧された電流を整流し、整流した電流の一部をモータ
15を介して帰還するようになっており、整流回路部5
2は、スイッチングトランス30により第2の所定電圧
(例えば、24[V])に変圧された電流を整流するよ
うになっている。
【0047】パワーモジュール53は、整流回路部51
からの電力により駆動し、マイクロコンピュータ70の
制御によりモータ15に供給する電流を制御してモータ
15を駆動させるようになっている。また、パワーモジ
ュール53には、モータ15に負荷される負荷電流値を
検出する電流検出器61が設けられており、電流検出器
61は、検出した負荷電流値をバッファ60bを介して
マイクロコンピュータ70に出力するようになってい
る。
【0048】バッテリ充電回路部55は、停電検知回路
部45が停電したことを検知しない非停電時は、外部に
設けられたNiCaバッテリ80にレギュレータ54か
らの電力を充電し、停電検知回路部45が停電したこと
を検知した停電時は、NiCaバッテリ80に蓄電され
た電力をマイクロコンピュータ70に供給するようにな
っている。
【0049】ソレノイド駆動部100は、ドア1が閉鎖
状態にあるときにその状態でドア1をロックするための
ロック機構を駆動させるものであり、ドライバ59は、
マイクロコンピュータ70の制御によりソレノイド駆動
部100を駆動させ、ドア1をロックし、またはそのロ
ックを解除するようになっている。次に、リモコン90
aの構成を図4を参照しながら説明する。図4は、リモ
コン90aの外観構成および内部構成を示す図である。
【0050】リモコン90aは、コントローラ20に対
する操作として、コントローラ20の動作に関する動作
指令、またはドア1の開閉制御に必要な所定パラメータ
の設定または変更に関するパラメータ操作を送信するこ
とによりコントローラ20を遠隔操作するものであっ
て、図4(a)に示すように、複数のキーを配列してな
りかつ暗証番号、動作指令またはパラメータ操作を入力
する入力部96aと、LCD(Liquid Crystal Display)
等からなりかつ暗証番号の入力要求等を表示する表示部
97aと、暗証番号、動作指令またはパラメータ操作を
赤外線信号により送信する送信発光部98aと、RS2
32Cレベル変換回路部58と信号線を介して通信を行
う信号線接続可能なRS232Cレベル変換回路部99
aと、でその外観が構成されている。
【0051】また、リモコン90aは、図4(b)に示
すように、所定の制御プログラムに基づいて演算および
システム全体を制御するCPU91aと、所定領域にあ
らかじめCPU91aの制御プログラム等を格納してい
るROM92aと、暗証番号を記憶したEEPROM9
3aと、ROM92a等から読み出したデータやCPU
91aの演算過程で必要な演算結果を格納するためのR
AM94aと、外部装置とのデータの入出力を媒介する
I/F95aと、でその内部が構成されており、これら
は、データを転送するための信号線であるバスで相互に
かつデータ授受可能に接続されている。
【0052】I/F95aには、外部装置として、入力
部96aと、表示部97aと、送信発光部98aと、R
S232Cレベル変換回路部99aと、が接続されてい
る。CPU91aは、マイクロプロセッシングユニット
MPU等からなり、電源が投入されたときは、ROM9
2aの所定領域に格納されている制御プログラムを起動
させ、図5のフローチャートに示すリモコン制御処理を
実行するようになっている。図5は、リモコン制御処理
を示すフローチャートである。
【0053】リモコン制御処理は、例えば4桁の数値か
らなる暗証番号を用いて、リモコン90aを利用する者
を認証するための処理であって、CPU91aにおいて
実行されると、図5に示すように、まず、ステップS1
00に移行して、暗証番号を入力すべき旨の要求を表示
部97aに出力し、ステップS102に移行して、暗証
番号入力キーとして割り当てられた入力部96aの所定
キーの押下を検出し、この所定キーの押下により暗証番
号を入力部96aから入力したか否かを判定し、暗証番
号を入力したと判定されたとき(Yes)は、ステップS1
04に移行する。なお、ステップS102で、暗証番号
を入力部96aから入力していないと判定されたとき(N
o)は、暗証番号を入力するまでステップS102を繰り
返す。
【0054】ステップS104では、入力した暗証番号
とEEPROM93aの暗証番号との照合処理を行い、
ステップS106に移行して、入力した暗証番号とEE
PROM93aの暗証番号とが一致しているか否かを判
定し、これらが一致していると判定されたとき(Yes)
は、ステップS108に移行する。ステップS108で
は、パラメータ操作モードキーとして割り当てられた入
力部96aの所定キーの押下を検出し、この所定キーの
押下によりパラメータ操作モードが要求されたか否かを
判定し、パラメータ操作モードが要求されたと判定され
たとき(Yes)は、ステップS110に移行して、パラメ
ータ操作の許可を要求する第1の許可要求をEEPRO
M93aの暗証番号とともに送信発光部98aに出力
し、ステップS108に移行する。なお、ステップS1
08で、パラメータ操作モードが要求されていないと判
定されたとき(No)は、パラメータ操作モードが要求され
るまでステップS108を繰り返す。
【0055】一方、ステップS106で、入力した暗証
番号とEEPROM93aの暗証番号とが一致していな
いと判定されたとき(No)は、ステップS112に移行し
て、入力した暗証番号とEEPROM93aの暗証番号
とが3回連続して一致しなかったか否かを判定し、3回
連続して一致しなかったと判定されたとき(Yes)は、ス
テップS114に移行して、暗証番号が3回連続して一
致しなかった旨のエラーメッセージを電源が遮断される
までの間表示部97aに出力し続けるエラー処理を実行
する。
【0056】一方、ステップS112で、入力した暗証
番号とEEPROM93aの暗証番号との連続不一致回
数が3回に達していないと判定されたとき(No)は、ステ
ップS100に移行する。次に、リモコン90bの構成
を説明する。なお、リモコン90bは、リモコン90a
と同一機能を有して構成されているため、異なる部分に
ついてのみ説明をし、重複する部分については説明を省
略する。
【0057】リモコン90bは、入力部96bと、表示
部97bと、送信発光部98bと、RS232Cレベル
変換回路部99bと、でその外観が構成されている。ま
た、リモコン90bは、CPU91bと、ROM92b
と、EEPROM93bと、RAM94bと、I/F9
5bと、でその内部が構成されており、これらは、デー
タを転送するための信号線であるバスで相互にかつデー
タ授受可能に接続されている。
【0058】CPU91bは、マイクロプロセッシング
ユニットMPU等からなり、電源が投入されたときは、
ROM92bの所定領域に格納されている制御プログラ
ムを起動させ、図6のフローチャートに示すリモコン制
御処理を実行するようになっている。図6は、リモコン
制御処理を示すフローチャートである。リモコン制御処
理は、CPU91bにおいて実行されると、図6に示す
ように、まず、ステップS200に移行して、パラメー
タ操作モードキーとして割り当てられた入力部96bの
所定キーの押下を検出し、この所定キーの押下によりパ
ラメータ操作入力モードが要求されたか否かを判定し、
パラメータ操作入力モードが要求されたと判定されたと
き(Yes)は、ステップS202に移行するが、そうでな
いと判定されたとき(No)は、パラメータ操作入力モード
が要求されるまでステップS200を繰り返す。
【0059】ステップS202では、暗証番号を入力す
べき旨の要求を表示部97bに出力し、ステップS20
4に移行して、暗証番号入力キーとして割り当てられた
入力部96bの所定キーの押下を検出し、この所定キー
の押下により暗証番号を入力部96bから入力したか否
かを判定し、暗証番号を入力したと判定されたとき(Ye
s)は、ステップS206に移行する。なお、ステップS
204で、暗証番号を入力部96bから入力していない
と判定されたとき(No)は、暗証番号を入力するまでステ
ップS204を繰り返す。
【0060】ステップS206では、パラメータ操作の
許可を要求する第2の許可要求を、入力した暗証番号と
ともに送信発光部98bに出力し、ステップS208に
移行する。ステップS208では、パラメータ操作入力
キーとして割り当てられた入力部96bの所定キーの押
下を検出し、この所定キーの押下によりパラメータ操作
を入力部96bから入力したか否かを判定し、パラメー
タ操作を入力したと判定されたとき(Yes)は、ステップ
S210に移行して、入力したパラメータ操作を送信発
光部98bに出力し、ステップS212に移行するが、
ステップS210で、パラメータ操作を入力部96bか
ら入力していないと判定されたとき(No)は、そのままス
テップS212に移行する。
【0061】ステップS212では、パラメータ操作入
力モード終了キーとして割り当てられた入力部96bの
所定キーの押下を検出し、この所定キーの押下によりパ
ラメータ操作入力モードの終了が要求されたか否かを判
定し、パラメータ操作入力モードの終了が要求されてい
ないと判定されたとき(No)は、ステップS208に移行
するが、ステップS212で、パラメータ操作入力モー
ドの終了が要求されたと判定されたとき(Yes)は、ステ
ップS200に移行する。
【0062】次に、図3に戻ってマイクロコンピュータ
70の構成を説明する。マイクロコンピュータ70は、
レギュレータ54からの電力により駆動し、所定の制御
プログラムに基づいて演算およびシステム全体を制御す
るCPU72と、所定領域にあらかじめCPU72の制
御プログラム等を格納しているROM74と、ドアの開
閉加速度や速度制御ゲイン等のドア1の開閉制御に必要
な所定パラメータ、第1の暗証番号および第2の暗証番
号を記憶したEEPROM75と、ROM74等から読
み出したデータやCPU72の演算過程で必要な演算結
果を格納するためのRAM76と、外部装置とのデータ
の入出力を媒介するI/F78と、で構成されており、
これらは、データを転送するための信号線であるバス7
9で相互にかつデータ授受可能に接続されている。な
お、EEPROM75の第1の暗証番号と第2の暗証番
号とは、互いに異なる数値に設定されている。
【0063】I/F78には、外部装置として、パワー
モジュール53と、電流検出器61と、モータ15に内
蔵されたエンコーダと、バッテリ充電回路部55と、変
調回路部57と、RS232Cレベル変換回路部58
と、ドライバ59と、物体検出センサ5〜7と、が接続
されている。ただし、物体検出センサ5〜7は、バッフ
ァ60aを介してI/F78に接続されている。
【0064】CPU72は、マイクロプロセッシングユ
ニットMPU等からなり、所定パラメータをEEPRO
M75から読み出し、所定パラメータに基づいてドア1
の開閉制御を行うようになっており、具体的には、物体
検出センサ5〜7から外部信号、内部信号またはフォト
ビーム信号を入力したときは、ドア1を開放するように
パワーモジュール53を制御するドア1の開放処理を実
行し、ドア1の開放を完了したのちは、所定の開放保持
時間(例えば、3[s])が経過するのを待ってドア1
の閉鎖処理を実行するようになっている。また、こうし
たドア開閉制御処理とともに、リモコン90a,90b
からの動作指令またはパラメータ操作に対する応答処理
を行うときは、ROM74の所定領域に格納されている
制御プログラムを起動させ、図7のフローチャートに示
す応答処理を実行するようになっている。図7は、応答
処理を示すフローチャートである。
【0065】応答処理は、リモコン90a,90bから
の動作指令に基づいてコントローラ20を動作し、リモ
コン90a,90bからのパラメータ操作に基づいて所
定パラメータの設定または変更を行う処理であって、C
PU72において実行されると、図7に示すように、ス
テップS300に移行して、変復調回路部57により第
1の許可要求および暗証番号を受信したか否かを判定
し、第1の許可要求および暗証番号を受信したと判定さ
れたとき(Yes)は、ステップS302に移行するが、そ
うでないと判定されたとき(No)は、第1の許可要求およ
び暗証番号を受信するまでステップS300を繰り返
す。
【0066】ステップS302では、受信した暗証番号
とEEPROM75の第1の暗証番号との照合処理を行
い、ステップS304に移行して、受信した暗証番号と
EEPROM75の第1の暗証番号とが一致しているか
否かを判定し、これらが一致していると判定されたとき
(Yes)は、ステップS306に移行して、暗証番号が一
致したことを通知するアラームをアラーム発生部62に
より発生させる(例えば、1秒間アラームを発生させ
る)一致出力処理を実行し、ステップS308に移行す
る。
【0067】ステップS308では、変復調回路部57
により第2の許可要求および暗証番号を受信したか否か
を判定し、第2の許可要求および暗証番号を受信したと
判定されたとき(Yes)は、ステップS310に移行する
が、そうでないと判定されたとき(No)は、第2の許可要
求および暗証番号を受信するまでステップS308を繰
り返す。
【0068】ステップS310では、受信した暗証番号
とEEPROM75の第2の暗証番号との照合処理を行
い、ステップS312に移行して、受信した暗証番号と
EEPROM75の第2の暗証番号とが一致しているか
否かを判定し、これらが一致していると判定されたとき
(Yes)は、ステップS314に移行して、暗証番号が一
致したことを通知するアラームをアラーム発生部62に
より発生させる(例えば、1秒間アラームを発生させ
る)一致出力処理を実行し、ステップS316に移行し
て、所定パラメータの設定または変更を許可し、ステッ
プS318に移行する。
【0069】ステップS318では、変復調回路部57
によりパラメータ操作を受信したか否かを判定し、パラ
メータ操作を受信したと判定されたとき(Yes)は、ステ
ップS320に移行して、受信したパラメータ操作に基
づいて所定パラメータを設定または変更し、ステップS
318に移行する。なお、ステップS318で、変復調
回路部57によりパラメータ操作を受信していないと判
定されたとき(No)は、パラメータ操作を受信するまでス
テップS318を繰り返す。
【0070】一方、ステップS312で、受信した暗証
番号とEEPROM75の第2の暗証番号とが一致して
いないと判定されたとき(No)は、ステップS322に移
行して、受信した暗証番号とEEPROM75の第2の
暗証番号とが3回連続して一致しなかったか否かを判定
し、3回連続して一致しなかったと判定されたとき(Ye
s)は、ステップS324に移行して、暗証番号が3回連
続して一致しなかったことを通知するアラームを電源が
遮断されるまでの間アラーム発生部62により発生させ
続ける(例えば、0.3秒ごとにアラームをオン/オフ
させる発生パターンを電源が遮断されるまで繰り返す)
エラー処理を実行する。
【0071】一方、ステップS322で、受信した暗証
番号とEEPROM75の第2の暗証番号との連続不一
致回数が3回に達していないと判定されたとき(No)は、
ステップS326に移行して、暗証番号が一致しなかっ
たことを通知するアラームをアラーム発生部62により
発生させる(例えば、0.3秒ごとにアラームをオン/
オフさせる発生パターンを3回繰り返す)エラー処理を
実行し、ステップS300に移行する。
【0072】一方、ステップS304で、受信した暗証
番号とEEPROM75の第1の暗証番号とが一致して
いないと判定されたとき(No)は、ステップS328に移
行して、受信した暗証番号とEEPROM75の第1の
暗証番号とが3回連続して一致しなかったか否かを判定
し、3回連続して一致しなかったと判定されたとき(Ye
s)は、ステップS324に移行するが、そうでないと判
定されたとき(No)は、ステップS326に移行する。
【0073】次に、上記実施の形態の動作を図8を参照
しながら説明する。図8は、リモコン90a,90bの
表示部で表示される画面を示す図である。コントローラ
20では、これに電源が投入されると、ノイズフィルタ
41、整流回路部42、スイッチングトランス30およ
び整流回路部51を介してパワーモジュール53に電力
が供給されるとともに、ノイズフィルタ41、整流回路
部42、スイッチングトランス30、整流回路部52お
よびレギュレータ54を介してマイクロコンピュータ7
0に電力が供給される。マイクロコンピュータ70に電
力が供給されると、CPU72により、ドア1の開閉制
御が開始されるとともに、ROM74から制御プログラ
ムが読み出され、制御プログラムに基づいて応答処理が
実行されることにより、リモコン90a,90bからの
動作指令またはパラメータ操作に対して応答可能な状態
となる。
【0074】一方、リモコン90aでは、これに電源が
投入されると、CPU91aにより、ROM92aから
制御プログラムが読み出され、制御プログラムに基づい
てリモコン制御処理が実行されることにより、暗証番号
が入力可能な状態となる。また、リモコン90bでは、
これに電源が投入されると、CPU91bにより、RO
M92bから制御プログラムが読み出され、制御プログ
ラムに基づいてリモコン制御処理が実行されることによ
り、パラメータ操作モードが要求可能な状態となる。
【0075】まず、自動ドアの設置依頼者は、自動ドア
の設置時に、リモコン90aに暗証番号として例えば
“2468”を、マイクロコンピュータ70に第1の暗
証番号として同一の“2468”をそれぞれ設定したも
のとし、自動ドアの設置業者は、自動ドアの設置時に、
マイクロコンピュータ70に第2の暗証番号として例え
ば“1234”を設定したものとする。こうした設定の
もとで、設置業者がメンテナンス用のリモコン90bで
所定パラメータの設定または変更を行う場合を説明す
る。
【0076】設置業者がメンテナンス用のリモコン90
bで所定パラメータの設定または変更を行う場合は、ま
ず、設置依頼者のリモコン90aで第1の許可要求をコ
ントローラ20に送信し、次いで、メンテナンス用のリ
モコン90bで第2の許可要求をコントローラ20に送
信することにより行われる。リモコン90aでは、リモ
コン制御処理が実行されると、ステップS100におい
て、図8(a)に示すような暗証番号の入力要求が表示
部97aで表示される。ここで、図8(b)に示すよう
に、設置依頼者が暗証番号として“2468”を入力す
ると、入力された暗証番号“2468”とEEPROM
93aの暗証番号“2468”とが照合され、これらが
一致するので、図8(c)に示す画面が表示部97aで
表示されるとともに、パラメータ操作モードが要求可能
な状態となる。
【0077】そして、このパラメータ操作モードが要求
可能な状態で、設置依頼者がパラメータ操作モードキー
を押下してパラメータ操作モードを要求すると、第1の
許可要求がEEPROM93aの暗証番号“2468”
とともに送信発光部98aに出力される。この結果、送
信発光部98aにより、第1の許可要求および暗証番号
“2468”が赤外線信号で送信される。
【0078】一方、コントローラ20では、こうして送
信された第1の許可要求および暗証番号“2468”が
受光素子56,変復調回路部57により受信されると、
受信された暗証番号“2468”とEEPROM75の
第1の暗証番号“2468”とが照合され、これらが一
致するので、ステップS306において、暗証番号が一
致したことを通知するアラームが発生するとともに、リ
モコン90bからの第2の許可要求に対して応答可能な
状態となる。
【0079】リモコン90bでは、この応答可能な状態
で、設置業者がパラメータ操作入力モードキーを押下し
てパラメータ操作入力モードを要求すると、ステップS
202において、図8(d)に示すような暗証番号の入
力要求が表示部97bで表示される。ここで、図8
(e)に示すように、設置業者が暗証番号として“12
34”を入力すると、ステップS206において、第2
の許可要求が、入力された暗証番号“1234”ととも
に送信発光部98bに出力される。この結果、送信発光
部98bにより、第2の許可要求および暗証番号“12
34”が赤外線信号で送信される。
【0080】一方、コントローラ20では、こうして送
信された第2の許可要求および暗証番号“1234”が
受光素子56,変復調回路部57により受信されると、
受信された暗証番号“1234”とEEPROM75の
第2の暗証番号“1234”とが照合され、これらが一
致するので、ステップS314,S316を経て、暗証
番号が一致したことを通知するアラームが発生するとと
もに、所定パラメータの設定または変更が許可され、リ
モコン90bによるパラメータ操作が可能な状態とな
る。
【0081】リモコン90bでは、このパラメータ操作
可能な状態で、設置業者が所定パラメータ(例えば、ド
アの開閉加速度)の設定を行うものとしてその所定パラ
メータの値を入力すると、ステップS210において、
入力された所定パラメータの値が送信発光部98bに出
力される。この結果、送信発光部98bにより、入力さ
れた所定パラメータの値が赤外線信号で送信される。
【0082】一方、コントローラ20では、こうして送
信された所定パラメータの値を受光素子56,変復調回
路部57により受信されると、所定パラメータの設定ま
たは変更が許可されているので、ステップS320にお
いて、受信された所定パラメータの値に基づいて所定パ
ラメータが設定される。この場合は、ドアの開閉加速度
がリモコン90bで入力された値に設定される。
【0083】なお、所定パラメータを変更する場合も、
所定パラメータを設定する場合と同じ要領で行うことが
できる。したがって、設置業者がメンテナンス用のリモ
コン90bで所定パラメータの設定または変更を行う場
合は、まず、設置依頼者のリモコン90aで第1の許可
要求を送信してもらい、次いで、設置業者がメンテナン
ス用のリモコン90bで暗証番号を入力して第2の許可
要求を送信するといった手順を経る必要がある。
【0084】次に、設置依頼者が暗証番号の入力ミスを
行った場合を説明する。リモコン90aでは、リモコン
制御処理が実行されると、図8(a)に示すような暗証
番号の入力要求が表示部97aで表示されるが、ここ
で、図8(f)に示すように、設置依頼者が誤って暗証
番号として例えば“1357”を入力すると、入力され
た暗証番号“1357”とEEPROM93aの暗証番
号“2468”とが照合されるが、これらが一致しない
ので、図8(a)に示すような暗証番号の入力要求が再
び表示部97aで表示される。こうした暗証番号の入力
ミスが3回行われると、ステップS114において、図
8(g)に示すエラーメッセージ画面が電源を遮断する
までの間表示部97aで表示され続ける。したがって、
暗証番号を新たに入力し直すときは、一旦リモコン90
aの電源を遮断して再度電源を投入する必要がある。
【0085】次に、設置業者が暗証番号の入力ミスを行
った場合を説明する。リモコン90bでは、第2の許可
要求に対して応答可能な状態で、パラメータ操作入力モ
ードが要求されると、図8(d)に示すような暗証番号
の入力要求が表示部97bで表示されるが、ここで、図
8(h)に示すように、設置業者が誤って暗証番号とし
て例えば“1357”を入力すると、第2の許可要求
が、入力された暗証番号“1357”とともに送信発光
部98bに出力される。この結果、送信発光部98bに
より、第2の許可要求および暗証番号“1357”が赤
外線信号で送信される。
【0086】一方、コントローラ20では、こうして送
信された第2の許可要求および暗証番号“1357”が
受信されると、受信された暗証番号“1357”とEE
PROM75の第2の暗証番号“1234”とが照合さ
れ、これらが一致しないので、ステップS326におい
て、暗証番号が一致しなかったことを通知するアラーム
が発生し、所定パラメータの設定または変更が許可され
ることはない。そして、このような場合は、設置依頼者
のリモコン90aでまた改めて第1の許可要求を送信し
てもらう必要があるが、こうした暗証番号の入力ミスが
3回行われると、コントローラ20では、ステップS3
24において、暗証番号が3回連続して一致しなかった
ことを通知するアラームが電源を遮断するまでの間発生
し続ける。したがって、暗証番号を新たに入力し直すと
きは、一旦コントローラ20の電源を遮断して再度電源
を投入する必要がある。
【0087】最後に、マイクロコンピュータ70で設定
されている暗証番号とは異なる暗証番号が設定されてい
るリモコン90aを用いて、正当な設置依頼者でない者
(以下、リモコン90aの所有者という。)がコントロ
ーラ20に第1の許可要求を送信しようとする場合を説
明する。なお、リモコン90aには、暗証番号として
“2468”が設定されおり、マイクロコンピュータ7
0には、第1の暗証番号として“1234”が設定され
ているものとする。
【0088】リモコン90aでは、リモコン制御処理が
実行されると、図8(a)に示すような暗証番号の入力
要求が表示部97aで表示されるが、ここでは、リモコ
ン90aの所有者が暗証番号として“2468”を入力
し、パラメータ操作モードを要求可能な状態にするもの
とする。そして、このパラメータ操作モードが要求可能
な状態で、リモコン90aの所有者がパラメータ操作モ
ードを要求すると、第1の許可要求がEEPROM93
aの暗証番号“2468”とともに送信発光部98aに
出力される。この結果、送信発光部98aにより、第1
の許可要求および暗証番号“2468”が赤外線信号で
送信される。
【0089】一方、コントローラ20では、こうして送
信された第1の許可要求および暗証番号“2468”が
受信されると、受信された暗証番号“2468”とEE
PROM75の第1の暗証番号“1234”とが照合さ
れ、これらが一致しないので、ステップS326におい
て、暗証番号が一致しなかったことを通知するアラーム
が発生し、所定パラメータの設定または変更が許可され
ることはない。こうした不正操作が3回行われると、コ
ントローラ20では、ステップS324において、暗証
番号が3回連続して一致しなかったことを通知するアラ
ームが電源を遮断するまでの間発生し続ける。したがっ
て、暗証番号を新たに入力し直すときは、一旦コントロ
ーラ20の電源を遮断して再度電源を投入する必要があ
る。
【0090】このようにして、リモコン90aは、第1
の許可要求をEEPROM93aの暗証番号とともに送
信発光部98aに出力するようになっており、リモコン
90bは、パラメータ操作を行うに際して暗証番号の入
力を要求し、これに伴って暗証番号を入力したときは、
第2の許可要求を、入力した暗証番号とともに送信発光
部98bに出力するようになっており、コントローラ2
0は、第1の許可要求および暗証番号を受信したとき
は、受信した暗証番号とEEPROM75の第1の暗証
番号とを照合して一致しているか否かを判定し、第2の
許可要求および暗証番号を受信したときは、受信した暗
証番号とEEPROM75の第2の暗証番号とを照合し
て一致しているか否かを判定し、これら判定結果がいず
れも一致していると判定されたものであるときに所定パ
ラメータの設定または変更を許可するようになってい
る。
【0091】このため、設置依頼者がリモコン90aと
コントローラ20とに同一の暗証番号を設定しておけ
ば、リモコン90aとコントローラ20とが1対1で対
応するので、設置依頼者のリモコン90a以外のリモコ
ンによって所定パラメータの設定または変更が許可され
る可能性が少なくなる。また、リモコン90aから第1
の許可要求を送信しない限り、リモコン90bによって
は所定パラメータを設定または変更することができない
ので、設置業者が設置依頼者の承認を得ずに所定パラメ
ータを設定または変更しようとしたり、設置業者でない
者が所定パラメータを設定または変更しようとしたりす
るのを防止することができる。さらに、設置業者が自動
ドアの設置時にマイクロコンピュータ70に暗証番号を
設定しておけば、メンテナンス用のリモコン90bが紛
失等により第三者の手に渡り、仮に、その者が設置業者
を装って設置依頼者に第1の許可要求を送信させ、その
リモコン90bで所定パラメータの設定または変更を不
正に行おうとしても、その者は設置業者が設定した暗証
番号を知らないので、こうした者によって所定パラメー
タが設定または変更される可能性も少なくなる。
【0092】したがって、従来に比して、自動ドアのコ
ントローラ20をリモコン90a,90bで動作させる
に際してセキュリティを確保することができ、特にメン
テナンス用のリモコン90bで所定パラメータの設定ま
たは変更を行うに際してセキュリティを確保することが
できる。また、本実施の形態では、リモコン90aは、
起動とともに暗証番号の入力を要求し、これに伴って暗
証番号を入力したときは、入力した暗証番号とEEPR
OM93aの暗証番号とを照合して一致しているときに
第1の許可要求の送信を許可するようになっている。
【0093】このため、設置依頼者のリモコン90aが
紛失等により第三者の手に渡ってもその者は設定されて
いる暗証番号を知らないので、こうした者によって所定
パラメータが設定または変更される可能性が少なくな
る。したがって、設置依頼者のリモコン90aで所定パ
ラメータの設定または変更を行うに際してさらなるセキ
ュリティを確保することができる。
【0094】さらに、本実施の形態では、コントローラ
20は、第1の許可要求とともに受信した暗証番号とE
EPROM75の第1の暗証番号とが3回連続して一致
しないときは、暗証番号が3回連続して一致しなかった
ことを通知するアラームを電源が遮断されるまでの間発
生させ続けるエラー処理を実行するようになっている。
【0095】このため、設置依頼者のリモコン90aが
紛失等により第三者の手に渡ってもその者が人海戦術等
で暗証番号を入力して不正に利用するのが困難となるの
で、こうした者によって所定パラメータが設定または変
更される可能性が少なくなる。したがって、設置依頼者
のリモコン90aで所定パラメータの設定または変更を
行うに際してさらなるセキュリティを確保することがで
きる。
【0096】さらに、本実施の形態では、コントローラ
20は、第2の許可要求とともに受信した暗証番号とE
EPROM75の第2の暗証番号とが3回連続して一致
しないときは、暗証番号が3回連続して一致しなかった
ことを通知するアラームを電源が遮断されるまでの間発
生させ続けるエラー処理を実行するようになっている。
【0097】このため、メンテナンス用のリモコン90
bが紛失等により第三者の手に渡り、仮に、その者が設
置業者を装って設置依頼者に第1の許可要求を送信さ
せ、そのリモコン90bで所定パラメータの設定または
変更を不正に行おうとしても、設置業者の設定した暗証
番号を入力する段階では、その者が人海戦術等で暗証番
号を入力して不正に利用するのが困難となるので、こう
した者によって所定パラメータが設定または変更される
可能性が少なくなる。したがって、メンテナンス用のリ
モコン90bで所定パラメータの設定または変更を行う
に際してさらなるセキュリティを確保することができ
る。
【0098】さらに、本実施の形態では、コントローラ
20は、第1の許可要求とともに受信した暗証番号とE
EPROM75の第1の暗証番号とが一致したときは、
暗証番号が一致したことを通知するアラームを発生させ
る一致出力処理を実行するようになっている。したがっ
て、暗証番号が一致したことを外部で把握することがで
きる。
【0099】さらに、本実施の形態では、コントローラ
20は、第2の許可要求とともに受信した暗証番号とE
EPROM75の第2の暗証番号とが一致したときは、
暗証番号が一致したことを通知するアラームを発生させ
る一致出力処理を実行するようになっている。したがっ
て、コントローラ20が所定パラメータの設定または変
更を許可したことを外部で把握することができる。
【0100】さらに、本実施の形態では、EEPROM
75には、第1の暗証番号と、第1の暗証番号とは異な
る第2の暗証番号と、が記憶されている。したがって、
パラメータ操作を行う際は、異なる2つの暗証番号を入
力する必要があるので、リモコン90a,90bで所定
パラメータの設定または変更を行うに際してさらなるセ
キュリティを確保することができる。
【0101】さらに、本実施の形態では、リモコン90
aは、入力した暗証番号とEEPROM93aの暗証番
号とが3回連続して一致しないときは、暗証番号が3回
連続して一致しなかった旨のエラーメッセージを電源が
遮断されるまでの間表示部97aに出力し続けるエラー
処理を実行するようになっている。このため、設置依頼
者のリモコン90aが紛失等により第三者の手に渡って
もその者が人海戦術等で暗証番号を入力して不正に利用
するのが困難となるので、こうした者によって所定パラ
メータが設定または変更される可能性が少なくなる。し
たがって、設置依頼者のリモコン90aで所定パラメー
タの設定または変更を行うに際してさらなるセキュリテ
ィを確保することができる。
【0102】なお、上記実施の形態においては、コント
ローラ20は、所定パラメータの設定または変更を許可
したのちは、特に所定パラメータの設定または変更を禁
止するようになっていないが、これに限らず、例えば、
リモコン90bでパラメータ操作入力モードが終了され
るに応じて、所定パラメータの設定または変更を禁止す
るように構成してもよいし、パラメータ操作が所定時間
行われなかったときに、所定パラメータの設定または変
更を禁止するように構成してもよい。
【0103】また、上記実施の形態においては、コント
ローラ20は、受信したパラメータ操作に基づいて無条
件で所定パラメータを設定または変更するように構成し
たが、これに限らず、リモコン90bは、パラメータ操
作を入力したときは、入力したパラメータ操作をEEP
ROM93bの暗証番号とともに送信発光部98bに出
力し、コントローラ20は、パラメータ操作および暗証
番号を受信したときは、受信した暗証番号とEEPRO
M75の第2の暗証番号とを照合して一致しているとき
に、受信したパラメータ操作に基づいて所定パラメータ
を設定または変更するように構成してもよい。
【0104】また、上記実施の形態において、図5ない
し図7のフローチャートに示す処理を実行するにあたっ
てはいずれも、ROM74またはROM92a,92b
にあらかじめ格納されている制御プログラムを実行する
場合について説明したが、これに限らず、これらの手順
を示したプログラムが記憶された記憶媒体から、そのプ
ログラムをRAM76またはRAM94a,94bに読
み込んで実行するようにしてもよい。
【0105】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等
の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒
体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記
憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体
であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法の
いかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記
憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0106】上記実施の形態において、暗証番号は、請
求項1ないし5記載の暗証コードに対応し、リモコン9
0aは、請求項1または2記載の第1の移動端末に対応
し、CPU91aは、請求項2記載の第1の処理手段に
対応し、EEPROM93aは、請求項2記載の第1の
記憶手段に対応し、送信発光部98aは、請求項2記載
の第1の送信手段に対応している。
【0107】また、上記実施の形態において、リモコン
90bは、請求項1または2記載の第2の移動端末に対
応し、入力部96bは、請求項2記載の入力手段に対応
し、CPU91bは、請求項2記載の第2の処理手段に
対応し、送信発光部98bは、請求項2記載の第2の送
信手段に対応している。また、上記実施の形態におい
て、コントローラ20は、請求項1または2記載のドア
開閉制御装置に対応し、マイクロコンピュータ70は、
請求項2ないし4記載の制御手段に対応し、EEPRO
M75は、請求項2ないし5記載の第2の記憶手段に対
応し、受光素子56および変復調回路部57は、請求項
2ないし4記載の受信手段に対応している。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1ないし5記載の自動ドアの開閉制御システムによれ
ば、自動ドアの設置依頼者または設置業者以外の者によ
って所定パラメータが設定または変更される可能性が少
なくなり、しかも設置業者が設置依頼者の承認を得ずに
メンテナンス用の移動端末で所定パラメータの設定また
は変更を行うのが困難となるので、従来に比して、自動
ドアのドア開閉制御装置を移動端末で動作させるに際し
てセキュリティを確保することができ、特にメンテナン
ス用の移動端末で所定パラメータの設定または変更を行
うに際してセキュリティを確保することができるという
効果が得られる。
【0109】また、本発明に係る請求項3記載の自動ド
アの開閉制御システムによれば、設置依頼者または設置
業者以外の者が移動端末で所定パラメータの設定または
変更を行うのがさらに困難となるので、移動端末で所定
パラメータの設定または変更を行うに際してさらなるセ
キュリティを確保することができるという効果も得られ
る。
【0110】さらに、本発明に係る請求項4記載の自動
ドアの開閉制御システムによれば、暗証番号が一致した
ことを外部で把握することができ、特にドア開閉制御装
置が所定パラメータの設定または変更を許可したことを
外部で把握することができるという効果も得られる。さ
らに、本発明に係る請求項5記載の自動ドアの開閉制御
システムによれば、パラメータ操作を行う際は、異なる
2つの暗証コードを入力する必要があるので、移動端末
で所定パラメータの設定または変更を行うに際してさら
なるセキュリティを確保することができるという効果も
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動ドアの正面図である。
【図2】自動ドアの側面図である。
【図3】コントローラ20の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】リモコン90aの外観構成および内部構成を示
す図である。
【図5】リモコン制御処理を示すフローチャートであ
る。
【図6】リモコン制御処理を示すフローチャートであ
る。
【図7】応答処理を示すフローチャートである。
【図8】リモコン90a,90bの表示部で表示される
画面を示す図である。
【符号の説明】
1 ドア 5,6,7 物体検出センサ 15 モータ 20 コントローラ 30 スイッチングトランス 40 電源部 50 制御部 53 パワーモジュール 56 受光素子 57 変復調回路部 62 アラーム発生部 70 マイクロコンピュータ 72,91a,91b CPU 74,92a,92b ROM 75,93a,93b EEPROM 76,94a,94b RAM 90a,90b リモコン 96a,96b 入力部 97a,97b 表示部 98a,98b 送信発光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E052 AA01 AA02 BA06 CA06 DA04 DB04 EA15 EB01 EC03 GA05 GA06 GA08 GB00 GB01 GC01 GD03 GD09 KA02 KA08 KA12 KA13 KA27 2E250 AA01 BB05 BB08 BB28 BB32 CC12 CC28 EE07 EE12 FF05 FF13 FF23 GG05 GG08 5K048 AA15 BA53 DB02 DC01 EA16 EB06 GC05 HA04 HA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定パラメータに基づいてドアの開閉を
    制御するドア開閉制御装置と、前記ドア開閉制御装置と
    無線により通信を行う移動可能な第1の移動端末と、前
    記ドア開閉制御装置と無線により通信を行う移動可能な
    第2の移動端末との間で指令又はデータを通信する自動
    ドアの開閉制御システムであって、 前記第1の移動端末に暗証コードを記憶させるととも
    に、前記ドア開閉制御装置に第1の暗証コード及び第2
    の暗証コードを記憶させ、 前記第1の移動端末は、前記所定パラメータの設定又は
    変更に関するパラメータ操作の許可を要求する第1の許
    可要求を自己が記憶している暗証コードとともに送信す
    るようになっており、 前記第2の移動端末は、前記パラメータ操作の許可を要
    求する第2の許可要求を、入力した暗証コードとともに
    送信するようになっており、 前記ドア開閉制御装置は、前記第1の許可要求及び暗証
    コードを受信したときは、当該暗証コードと自己が記憶
    している第1の暗証コードとを照合して所定関係を満た
    しているか否かを判定し、前記第2の許可要求及び暗証
    コードを受信したときは、当該暗証コードと自己が記憶
    している第2の暗証コードとを照合して所定関係を満た
    しているか否かを判定し、これら判定結果がいずれも所
    定関係を満たしていると判定されたものであるときに前
    記所定パラメータの設定又は変更を許可するようになっ
    ていることを特徴とする自動ドアの開閉制御システム。
  2. 【請求項2】 所定パラメータに基づいてドアの開閉を
    制御するドア開閉制御装置と、前記ドア開閉制御装置と
    無線により通信を行う移動可能な第1の移動端末と、前
    記ドア開閉制御装置と無線により通信を行う移動可能な
    第2の移動端末との間で指令又はデータを通信する自動
    ドアの開閉制御システムであって、 前記第1の移動端末は、所定の処理を実行する第1の処
    理手段と、暗証コードを記憶するための第1の記憶手段
    と、無線により送信を行う第1の送信手段と、を有し、 前記第1の処理手段は、前記所定パラメータの設定又は
    変更に関するパラメータ操作の許可を要求する第1の許
    可要求を前記第1の記憶手段の暗証コードとともに前記
    第1の送信手段に出力するようになっており、 前記第2の移動端末は、入力手段と、前記入力手段から
    の入力に応じて所定の処理を実行する第2の処理手段
    と、無線により送信を行う第2の送信手段と、を有し、 前記第2の処理手段は、前記パラメータ操作を行うに際
    して暗証コードの入力を要求し、これに伴って前記入力
    手段により暗証コードを入力したときは、前記パラメー
    タ操作の許可を要求する第2の許可要求を当該暗証コー
    ドとともに前記第2の送信手段に出力するようになって
    おり、 前記ドア開閉制御装置は、前記所定パラメータに基づい
    てドアの開閉を制御する制御手段と、無線により受信を
    行う受信手段と、第1の暗証コード及び第2の暗証コー
    ドを記憶するための第2の記憶手段と、を有し、 前記制御手段は、前記受信手段により前記第1の許可要
    求及び暗証コードを受信したときは、当該暗証コードと
    前記第2の記憶手段の第1の暗証コードとを照合して所
    定関係を満たしているか否かを判定し、前記受信手段に
    より前記第2の許可要求及び暗証コードを受信したとき
    は、当該暗証コードと前記第2の記憶手段の第2の暗証
    コードとを照合して所定関係を満たしているか否かを判
    定し、これら判定結果がいずれも所定関係を満たしてい
    ると判定されたものであるときに前記所定パラメータの
    設定又は変更を許可するようになっていることを特徴と
    する自動ドアの開閉制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記制御手段は、前記受信手段により受信した暗証コー
    ドと前記第2の記憶手段の第1の暗証コードとが所定回
    数連続して一致しないとき、又は前記受信手段により受
    信した暗証コードと前記第2の記憶手段の第2の暗証コ
    ードとが所定回数連続して一致しないときは、所定のエ
    ラー処理を実行するようになっていることを特徴とする
    自動ドアの開閉制御システム。
  4. 【請求項4】 請求項2及び3のいずれかにおいて、 前記制御手段は、前記受信手段により受信した暗証コー
    ドと前記第2の記憶手段の第1の暗証コードとが一致し
    たとき、又は前記受信手段により受信した暗証コードと
    前記第2の記憶手段の第2の暗証コードとが一致したと
    きは、所定の出力処理を実行するようになっていること
    を特徴とする自動ドアの開閉制御システム。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至4のいずれかにおいて、 前記第2の記憶手段は、第1の暗証コードと、前記第1
    の暗証コードとは異なる第2の暗証コードと、を記憶す
    るようになっていることを特徴とする自動ドアの開閉制
    御システム。
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