JP2000281391A - ガラス繊維集束剤、ガラス繊維およびそれを含有するポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents

ガラス繊維集束剤、ガラス繊維およびそれを含有するポリプロピレン樹脂組成物

Info

Publication number
JP2000281391A
JP2000281391A JP11091348A JP9134899A JP2000281391A JP 2000281391 A JP2000281391 A JP 2000281391A JP 11091348 A JP11091348 A JP 11091348A JP 9134899 A JP9134899 A JP 9134899A JP 2000281391 A JP2000281391 A JP 2000281391A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass fiber
weight
polypropylene resin
sizing agent
modified polypropylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11091348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3729675B2 (ja
Inventor
Nobuaki Tai
伸暁 田井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
Priority to JP09134899A priority Critical patent/JP3729675B2/ja
Publication of JP2000281391A publication Critical patent/JP2000281391A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3729675B2 publication Critical patent/JP3729675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マトリックス樹脂としてのポリプロピレン樹
脂との接着性に優れる集束剤、それを用いたガラス繊維
およびそのガラス繊維を含有するポリプロピレン樹脂組
成物を安価に提供する。 【解決手段】 (A)ポリウレタン樹脂エマルジョン、
(B)変成ポリプロピレン樹脂エマルジョン、(C)シ
ランカップリング剤および(D)ポリカルボジイミド系
樹脂エマルジョンを含有するガラス繊維集束剤、その集
束剤を塗布したガラス繊維およびそのガラス繊維を補強
材とするポリプロピレン樹脂組成物を公知の方法で製造
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガラス繊維集束
剤(以下、単に「集束剤」とする)、ガラス繊維および
そのガラス繊維を含有するポリプロピレン樹脂組成物に
関する。さらに詳しくは、ポリプロピレン樹脂との接着
性に優れた集束剤、それにより集束したガラス繊維およ
びそのガラス繊維を含有し機械的強度が向上したポリプ
ロピレン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】集束剤は、熔融ガラスを紡糸する段階で
ガラス繊維に塗布され、ガラス繊維の表面に存在して、
それらを互いに接着するものである。また、ガラス繊維
は、様々な産業素材の補強材として広く用いられてお
り、例えばゴム、樹脂またはセメントなどの成形物に配
合されて、その成形物の寸法安定性や機械的強度を向上
させる。しかるに、樹脂にガラス繊維を補強材として含
有させることは、従来から広く行われてきた。
【0003】ポリプロピレン樹脂は、(C3H6)xで表され
るプロピレン(C3H6)の重合によりつくられる結晶性熱可
塑性樹脂であって、硬く強靱で、耐湿性、耐油性、耐溶
剤性および電気絶縁性などに優れる。これらの特性を利
用して、この樹脂は繊維、フィルム、ロープ、印刷版、
おもちゃの製造などに広く用いらている。しかし、この
樹脂は極性基を持たないためガラス繊維を含有させても
接着性が悪く、ガラス繊維の補強材としての機能が十分
に発揮されていなかった。そこで、この樹脂に添加剤と
して変成ポリプロピレン樹脂を加えることにより、ガラ
ス繊維との接着性を向上させる方法が行われてきた。
【0004】しかしながら、この場合、ポリプロピレン
樹脂中に添加剤が拡散するため、ガラス繊維との接触面
にのみ存在すれば足りる添加剤が大量に必要となり、製
造コストの面で問題があった。そのため、集束剤にポリ
プロピレン樹脂との接着性を高める成分を配合する技術
が開発されるに至った。例えば、特公昭52−1232
0号公報には、ポリプロピレンもしくはポリエチレン−
ポリプロピレンエマルジョンを2〜15重量%、シラン
もしくはシロキサン化合物の如き結合剤およびガラス繊
維潤滑剤を含有してなるガラス繊維ストランド形成集束
剤が開示されている。また、特開昭52−5391号公
報には、ポリ酢酸ビニル樹脂、エポキシ樹脂またはポリ
エステル樹脂エマルジョンの少なくとも1種と、ポリオ
レフィン系樹脂エマルジョンとを含有するガラス繊維被
膜形成剤サイジング組成物が開示されている。なお、ポ
リオレフィン系樹脂エマルジョンとは、未変成のポリオ
レフィンを空気酸化あるいは酸、酸無水物で処理して変
成したものを乳化したものである。さらに、特開昭55
−27888号公報には、シランもしくはシロキサンの
如き結合剤、エチレン性不飽和カルボン酸の如き安定
剤、化学的に変成されたポリプロピレンエマルジョンの
如き潤滑剤、エポキシ、ポリエステル、ポリウレタン、
ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコールもしくはアクリ
ルの如き非橋かけ性塗膜形成重合体、ポリエチレンイミ
ン誘導体の如き柔軟剤および界面活性剤からなるガラス
繊維ストランド用エマルジョンが開示されている。特開
昭57−111265号公報には、塩素化ポリプロピレ
ンの水分散性エマルジョン3〜30重量%、有機シラン
系カップリング剤0.1〜3重量%および潤滑剤0.1
〜2重量%を含有するガラス繊維用サイジング液が開示
されている。特開昭60−96549号公報には、シラ
ンまたはシロキサンの如き結合剤、ポリエステル、ポリ
ウレタン、アクリル重合体あるいはビニル重合体の如き
フィルム形成剤、湿潤剤および/または他の常用の添加
剤ならびに水溶性もしくは水分散性のブロックイソシア
ネートを含有するガラス繊維用水性サイズ剤が開示され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特許公
報で開示されたサイジング剤すなわち集束剤は、ガラス
繊維とマトリックス樹脂との接着性を向上させるが、そ
れでもなおポリプロピレン樹脂組成物の機械的強度は十
分とは言えなかった。現在ポリプロピレン樹脂の使用用
途は多岐に渡っているが、その機械的強度がさらに向上
すれば、現状の用途における性能向上ばかりでなく、新
たな用途への応用が可能となる。例えば、ポリブチレン
テレフタレートまたはナイロンが一般的に用いられてい
る歯車や建造物のようなエンジニアリング的な用途であ
る。
【0006】この発明は、このような従来技術における
問題に着目してなされたものである。その目的とすると
ころは、ポリプロピレン樹脂との接着性に優れる集束
剤、それを用いたガラス繊維およびそのガラス繊維を含
有するポリプロピレン樹脂組成物を安価に提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明の集束剤は、(A)ポリウレ
タン樹脂エマルジョン、(B)変成ポリプロピレン樹脂
エマルジョン、(C)シランカップリング剤および
(D)ポリカルボジイミド系樹脂エマルジョンを含有す
るものである。
【0008】請求項2に記載の発明の集束剤は、請求項
1に記載の発明において、上記(A)〜(D)成分の固
形分合計重量を基準として、それぞれ固形分で(A)を
25〜60重量%、(B)を15〜45重量%、(C)
を5〜20重量%および(D)を2〜10重量%含有す
るものである。
【0009】請求項3に記載の発明の集束剤は、請求項
1または2に記載の発明において、(B)変成ポリプロ
ピレン樹脂エマルジョンが、マレイン酸変成ポリプロピ
レン樹脂エマルジョン、無水マレイン酸変成ポリプロピ
レン樹脂エマルジョン、カルボン酸変成ポリプロピレン
樹脂エマルジョン、グリシジルメタクリル酸変成ポリプ
ロピレン樹脂エマルジョン、アクリル酸変成ポリプロピ
レン樹脂エマルジョンおよび塩素化ポリプロピレン樹脂
エマルジョンよりなる群から選ばれた少なくとも1種で
あるものである。
【0010】請求項4に記載の発明の集束剤は、請求項
1〜3のいずれか1項に記載の発明において、(C)シ
ランカップリング剤が、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、N−(β−アミノエチル)γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシランおよびN−(β−アミノエチル)
N’−(β−アミノエチル)γ−アミノプロピルトリエ
トキシシランよりなる群から選ばれた少なくとも1種で
あるものである。
【0011】請求項5に記載の発明の集束剤は、請求項
2〜4のいずれか1項に記載の発明において、(A)〜
(D)成分の固形分合計重量を基準にして、(E)ブロ
ックイソシアネートを固形分で15重量%以下含有する
ものである。
【0012】請求項6に記載の発明のガラス繊維は、請
求項1〜5のいずれか1項に記載の集束剤を用いて集束
したものである。
【0013】請求項7に記載の発明のガラス繊維は、請
求項6に記載の発明において、集束剤を固形分で0.1
〜2.5重量%含有するものである。
【0014】請求項8に記載の発明のガラス繊維は、請
求項6または7に記載の発明において、ガラス繊維の乾
燥重量を基準として、それぞれ固形分で(A)ポリウレ
タン樹脂を0.1〜1重量%、(B)変成ポリプロピレ
ン樹脂を0.1〜1重量%、(C)シランカップリング
剤を0.01〜0.3重量%、(D)ポリカルボジイミ
ド系樹脂0.02〜0.1重量%および(E)ブロック
イソシアネートを0〜0.2重量%含有するものであ
る。
【0015】請求項9に記載の発明のポリプロピレン樹
脂組成物は、請求項6〜8のいずれか1項に記載のガラ
ス繊維を含有したものである。
【0016】請求項10に記載の発明のポリプロピレン
樹脂組成物は、請求項9に記載の発明において、ポリプ
ロピレン樹脂100重量部、変成ポリプロピレン樹脂1
〜20重量部およびガラス繊維5〜150重量部を含有
するものである。
【0017】請求項11に記載の発明のポリプロピレン
樹脂組成物は、請求項9または10に記載の発明におい
て、初期引張強度が80MPa以上かつ初期曲げ強度が1
40MPa以上であるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て詳細に説明する。この発明の集束剤は、マトリックス
樹脂としてのポリプロピレン樹脂と高い接着性を示すも
のであるが、同様な効果を上げ得るマトリックス樹脂で
あれば、その種類を特に限定するものではない。
【0019】この発明の集束剤は、フィルム形成剤成分
として(A)ポリウレタン樹脂エマルジョンを含有す
る。ポリウレタン樹脂は、ポリヒドロキシ化合物とポリ
イソシアネートとから得られる。ポリウレタン樹脂エマ
ルジョンは市販品として種々のものが入手可能である。
ポリウレタン樹脂エマルジョンは、ガラス繊維をポリプ
ロピレン樹脂に配合する際に、ガラス繊維が毛羽立つの
を防止する。ガラス繊維は、その構成単位であるフィラ
メントと呼ばれる10μm程度のガラス繊維が数百本〜
数千本、集束剤により1本にまとめられたものである。
ガラス繊維は、一般に0.1〜50mm程度に切断され、
短繊維状のままマトリックス樹脂と混合される。そし
て、樹脂中にガラス繊維が均一に存在するよう、よく練
り込まれる。この際集束剤にフィルム形成成分が存在し
ないと、フィラメント間の結合力が弱くなり、フィラメ
ントがバラバラとなって毛羽が発生し易くなる。ガラス
繊維に毛羽が発生すると、ガラス繊維がマトリックス樹
脂中に均一に存在し難くなり、樹脂組成物の強度に部分
的なバラツキが生じ、またその外観上の欠点となり易く
なる。
【0020】ポリウレタン樹脂エマルジョンの含有率
は、集束剤の(A)〜(D)成分の固形分合計重量を基
準として、固形分で25〜60重量%、さらには25〜
50重量%であることが好ましい。この含有率が25重
量%より低い場合は、マトリックス樹脂中でガラス繊維
の毛羽が発生し易くなるため、射出成形機などを用いた
機械的な混合が難しくなる。対して、60重量%より高
い場合は、フィラメントおよびガラス繊維間の結合力が
強くなり過ぎ、ガラス繊維が団子状にかたまりマトリッ
クス樹脂中で均一拡散し難くなり、結果として樹脂組成
物の外観上の欠点が発生し易くなる。
【0021】また、この集束剤は、(B)変成ポリプロ
ピレン樹脂エマルジョンを含有する。変成ポリプロピレ
ン樹脂エマルジョンとしては、例えばマレイン酸変成ポ
リプロピレン樹脂のエマルジョン、無水マレイン酸変成
ポリプロピレン樹脂エマルジョン、カルボン酸変成ポリ
プロピレン樹脂エマルジョン、グリシジルメタクリル酸
変成ポリプロピレン樹脂エマルジョン、アクリル酸変成
ポリプロピレン樹脂エマルジョンおよび塩素化ポリプロ
ピレン樹脂エマルジョンよりなる群から選ばれた少なく
とも1種が好適に用いられる。
【0022】変成ポリプロピレン樹脂の作用機構は、現
時点では必ずしも明確ではない。しかし、ポリプロピレ
ン樹脂がマトリックス樹脂の場合ポリプロピレン基本骨
格が共通するためマトリックス樹脂とよく馴染み、また
変成により導入された官能基例えばカルボキシル基が
(A)ポリウレタン樹脂エマルジョンのイソシアネート
基や水酸基と水素結合を形成するため、結果としてガラ
ス繊維とマトリックス樹脂の一体性を高める働きをする
と考えられる。
【0023】変成ポリプロピレン樹脂エマルジョンの含
有率は、集束剤の(A)〜(D)成分の固形分合計重量
を基準として、固形分で15〜45重量%、さらには1
5〜40重量%が好ましい。この含有率が15重量%よ
り低い場合は、集束剤とマトリックス樹脂との馴染みが
向上し難い。対して、45重量%より高い場合は、樹脂
組成物が黄変着色し易くなり好ましくない。
【0024】この集束剤は、さらに(C)シランカップ
リング剤を含有する。シランカップリング剤は、無機物
であるガラス繊維と有機物であるその他集束剤成分との
馴染みを向上させるために配合される成分である。シラ
ンカップリング剤としては、アミノ系シランカップリン
グ剤が特に有効である。
【0025】シランカップリング剤としては、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチ
ル)γ−アミノプロピルトリエトキシシランおよびN−
(β−アミノエチル)N’−(β−アミノエチル)γ−
アミノプロピルトリエトキシシランよりなる群から選ば
れた少なくとも1種が好適に用いられる。
【0026】シランカップリング剤の含有率は、集束剤
の(A)〜(D)成分の固形分合計重量を基準として、
固形分で5〜20重量%、さらには10〜15重量%が
好ましい。この含有率が5重量%より低い場合は、ガラ
ス繊維の全面にシランカップリング剤が行き渡らなくな
り、ガラス繊維とその他集束剤成分との馴染みが向上し
難い。対して、20重量%より高い場合は、それ以上含
有することによる効果の向上を期待し難く、また樹脂組
成物が黄変着色し易くなり好ましくない。
【0027】この発明の集束剤は、さらに(D)ポリカ
ルボジイミド系樹脂を含有する。カルボジイミド系樹脂
は、一般式RN=C=NRで表される化合物であって、集束剤
中におけるその作用機構は必ずしも明確ではない。しか
し、ポリカルボジイミド樹脂は、その化学構造より、
(B)変性ポリプロピレン樹脂のカルボキシル基と反応
してカルバモイルアミドを形成し、また(A)ポリウレ
タン樹脂エマルジョンのイソシアネート基や水酸基と水
素結合を形成し、さらに(C)シランカップリング剤の
アミノ基と反応してグアニジンを形成する一連の架橋を
起こすものと考えられる。したがって、ポリカルボジイ
ミド系樹脂を含有する集束剤を用いることにより、ガラ
ス繊維とマトリックス樹脂との一体性を高めることがで
きると考えられる。なお、集束剤に(D)ポリカルボジ
イミド系樹脂を含有させることは、従来の技術では全く
示されておらず、この発明特有の技術的思想である。
【0028】ポリカルボジイミド系樹脂エマルジョンの
含有率は、集束剤の(A)〜(D)成分の固形分合計重
量を基準として、固形分で2〜10重量%、さらには3
〜5重量%が好ましい。この含有率が2重量%より低い
場合は、従来の集束剤と比較して著しい効果は期待し難
い。対して、10重量%より高くい場合は、樹脂組成物
が黄変着色し易くなり好ましくない。
【0029】さらに、この発明の集束剤は、(E)ブロ
ックイソシアネートを含有することが好ましい。ブロッ
クイソシアネートとしては、例えばヘキサメチレンジイ
ソシアネート系ポリイソシアネートのε−カプロラクタ
ムまたはオキシムブロック体が挙げられる。これらは単
独であるいは2種以上を併用することができる。ブロッ
クイソシアネートは、(A)ポリウレタン樹脂と化学構
造が類似するため、(B)変成ポリプロピレンと結合し
て集束剤成分の結合を高める働きをすると考えられる。
【0030】ブロックイソシアネートの含有率は、集束
剤の(A)〜(D)成分の固形分合計重量を基準とし
て、15重量%以下であることが好ましく、さらには1
1重量%以下であることが好適である。この含有率が1
5重量%より高い場合は、樹脂組成物が黄変着色し易く
好ましくない。
【0031】この発明の集束剤は、ガラス繊維の乾燥重
量に対し固形分で0.1〜2.5重量%、さらには0.
2〜2重量%、最適には0.4〜1.5重量%付着する
よう塗布されることが好ましい。この範囲内であれば、
ガラス繊維表面に均一に集束剤が存在し得るからであ
る。集束剤の塗布量が0.1重量%より少ない場合は、
ガラス繊維表面全体に集束剤が行き渡り難くなり、対し
て2.5重量%より多い場合は、集束剤の飛散やガラス
繊維同士の結合が強くなり過ぎ糸解きが困難になるなど
の新たな問題が発生する。なお、ガラス繊維に集束剤を
塗布する方法は、公知の方法がそのまま利用できる。
【0032】また、ガラス繊維は、集束剤における各成
分をその乾燥重量に対して、(A)ポリウレタン樹脂
0.1〜1重量%、(B)変成ポリプロピレン樹脂0.
1〜1重量%、(C)シランカップリング剤0.01〜
0.3重量%、(D)ポリカルボジイミド系樹脂0.0
2〜0.1重量%および(E)ブロックイソシアネート
0〜0.2重量%で含有することが好ましい。これらの
範囲にある場合に、ガラス繊維とポリプロピレン樹脂と
の接着性が最も良好であることが経験的に知られている
からである。
【0033】ガラス繊維は、フィラメント直径が約6〜
20μm、さらには約9〜13μmのものが好ましい。ま
た、その長さは1〜25mm、さらには1.5〜6mmが好
ましい。フィラメント直径が上記範囲にあるガラス繊維
は、既に製造条件が確立されているため、安定して低コ
ストで製造される。また、その長さが上記範囲のガラス
繊維は、振動フィーダーを用いて射出成形機に直接供給
することができるので、樹脂組成物を製造する上で作業
性がよい。
【0034】この発明の集束剤を用いたガラス繊維は、
マトリックス樹脂としてのポリプロピレン樹脂に配合さ
れた場合に、その樹脂組成物の機械的強度を著しく向上
させることができる。この場合、ポリプロピレン樹脂1
00重量部、変成ポリプロピレン樹脂1〜20重量部お
よびガラス繊維5〜150重量部の混合比率とすること
が好ましい。変成ポリプロピレン樹脂は、高価であるた
め製造コストの面から使用しない方が好ましい。しか
し、マトリックス樹脂とガラス繊維との接着性を高める
効果は高く、その効果が有効に発揮される範囲であれば
使用する価値がある。すなわち、費用対効果の観点から
バランスの取れた混合比率が上記範囲であると考えられ
る。また、ガラス繊維は、樹脂組成物の機械的強度を向
上させるものではあるが、上記混合比率よりその含有量
が多くなると、ガラス繊維が主体的となり却って樹脂組
成物の一体性を低下させるおそれがある。
【0035】この発明のポリプロピレン樹脂組成物は、
従来のものに比べ、機械的強度が大幅に向上するもので
ある。例えば、下記実施例で示す初期引張強度および初
期曲げ強度試験においては、従来のポリプロピレン樹脂
組成物が達成できなかった初期引張強度80MPaおよび
初期曲げ強度140MPaを大きく上回る。これは、この
発明特有の効果である。
【0036】
【実施例】以下、実施例および比較例により、この発明
をさら具体的に説明する。
【0037】(実施例1)ポリウレタン樹脂エマルジョ
ン、マレイン酸変成ポリプロピレン樹脂エマルジョン、
シランカップリング剤(γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン)、ポリカルボジイミド系樹脂エマルジョンお
よびブロックイソシアネート(ヘキサメチレンジイソシ
アネート系ポリイソシアネートのε−カプロラクタム)
を配合して定法に従い集束剤を製造した。集束剤におけ
る各成分の含有率を下記「表1」に記載する。
【0038】ガラス繊維表面に集束剤が均一に存在し得
るよう、その濃度を3〜20重量%にして、10μm径
のガラスフィラメントに塗布した。このフィラメントを
集束しガラス繊維に成形した後、長さ3mmに切断してチ
ョップドストランドを製造した。
【0039】ガラス繊維における集束剤の付着率は、先
ずチョップドストランドを加熱乾燥機に入れ溶媒を除去
した後の重量を測定し、その後さらに加熱して集束剤も
揮発させた後の重量を測り、その差をみることにより測
定した。その結果を下記「表1」に記載する。
【0040】つぎに、このチョップドストランド、ポリ
プロピレン樹脂および変成ポリプロピレン樹脂を混合
し、押し出し機で混合造粒した。ガラス繊維の含有量は
20重量%とした。射出成形機により下記測定法で定め
る寸法の成形片を製造し、初期引張強度、初期曲げ強度
および初期アイゾット衝撃値を測定した。その測定結果
を下記「表1」に示す。なお、ポリプロピレン樹脂組成
物の物性測定方法は、以下の通りである。
【0041】〔初期引張強度〕ASTM−D638に従
う。 〔初期曲げ強度〕ASTM−D790に従う。 〔初期アイゾット衝撃値〕ASTM−D256に従う。
【0042】上記ポリプロピレン樹脂組成物の成形片
は、チョップドストランドの毛羽による外観上の欠点が
なく、かつ透明で電気絶縁性に優れたものであった。
【0043】(比較例1)集束剤に(D)ポリカルボジ
イミド系樹脂を使用せず、また集束剤の付着率が少ない
以外は、実施例1と同様にしてポリプロピレン樹脂組成
物を製造した。集束剤の各成分の含有率などを下記「表
1」に記載する。
【0044】(実施例2)〜(実施例4) 集束剤における各成分の含有率と、集束剤の付着率と、
ポリプロピレン樹脂組成物における混合比率とを下記
「表1」のようにした以外は、実施例1と同様にしてポ
リプロピレン樹脂組成物を製造した。
【0045】(実施例5)〜(実施例7) 集束剤における(B)成分を種々に変え、ガラス繊維へ
の集束剤の付着率などを下記「表2」にようにした以外
は、実施例1と同様にしてポリプロピレン樹脂組成物を
製造した。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】上記実施例および比較例より以下のことが
判る。実施例1と比較例1とを比較することにより、集
束剤に(D)ポリカルボジイミド系樹脂を含有すると、
ポリプロピレン樹脂組成物の機械的強度が著しく向上す
ることが判る。
【0049】実施例1と実施例2〜7とを比較すること
により、集束剤の(D)ポリカルボジイミド系樹脂の含
有率が増加すると、ポリプロピレン樹脂組成物の機械的
強度がさらに向上することが判る。
【0050】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明の集束剤によれば、(A)〜(D)成分を含有するも
のであるので、マトリックス樹脂としてのポリプロピレ
ン樹脂とガラス繊維との接着性を高めることができる。
【0051】請求項2に記載の発明の集束剤によれば、
請求項1に記載の発明の効果に加えて、(A)〜(D)
成分を所定量含有するものであるので、各成分の効果を
バランス良く発揮させることができる。
【0052】請求項3に記載の発明の集束剤によれば、
請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、(B)
成分が限定されているので、マトリックス樹脂とガラス
繊維との一体性を効果的に高めることができる。
【0053】請求項4に記載の発明の集束剤によれば、
請求項1〜3に記載の発明の効果に加えて、(C)成分
が限定されているので、ガラス繊維の有機物に対する馴
染みを効果的に改善させることできる。
【0054】請求項5に記載の発明の集束剤によれば、
請求項2〜4の発明の効果に加えて、(E)成分が所定
量含有されているので、集束剤の各成分の結合力をさら
に高めることができる。
【0055】請求項6に記載の発明のガラス繊維によれ
ば、請求項1〜5に記載の集束剤を用いるので、ポリプ
ロピレン樹脂と接着性の高いものが得られる。
【0056】請求項7に記載の発明のガラス繊維によれ
ば、請求項6に記載の発明の効果に加えて、集束剤の含
有率が限定されているので、集束剤の機能を有効に発揮
させることができる。
【0057】請求項8に記載の発明のガラス繊維によれ
ば、請求項6または7に記載の発明の効果に加えて、ガ
ラス繊維に対する集束剤の各成分の付着率が限定されて
いるので、集束剤の各成分の機能が相互に協調し有効に
発揮される。
【0058】請求項9に記載の発明のポリプロピレン樹
脂組成物によれば、請求項6〜8に記載のガラス繊維を
含有するので、機械的強度の高いポリプロピレン樹脂組
成物が得られる。
【0059】請求項10に記載の発明のポリプロピレン
樹脂組成物によれば、その構成要素の混合比率が一定範
囲内にあるので、一体性の高いポリプロピレン樹脂組成
物が得られる。
【0060】請求項11に記載の発明のポリプロピレン
樹脂組成物によれば、従来のポリプロピレン樹脂組成物
では到達し得ない機械的強度を発揮し得るものが得られ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/16 C08K 7/14 5/5445 C08L 23/26 7/14 75/04 C08L 23/26 79/00 Z 75/04 B29C 67/14 W 79/00 C08K 5/54 G // B29K 23:00 105:00 Fターム(参考) 4F072 AA01 AB09 AB21 AC02 AD04 AD43 AD45 AE02 AF21 4F205 AA11 AB25 AD04 AD16 HA19 HA34 HA35 HB01 HC16 HF02 4G060 BA01 BB01 BB02 BC01 BD05 BD15 CB02 CB12 CB22 CB33 4J002 BB201 BB211 CK001 DL007 ES006 EX006 FA047 FA07 FD146 GF00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ポリウレタン樹脂エマルジョン、
    (B)変成ポリプロピレン樹脂エマルジョン、(C)シ
    ランカップリング剤および(D)ポリカルボジイミド系
    樹脂エマルジョンを含有するガラス繊維集束剤。
  2. 【請求項2】 上記(A)〜(D)成分の固形分合計重
    量を基準として、それぞれ固形分で(A)を25〜60
    重量%、(B)を15〜45重量%、(C)を5〜20
    重量%および(D)を2〜10重量%含有する請求項1
    に記載のガラス繊維用集束剤。
  3. 【請求項3】 上記(B)変成ポリプロピレン樹脂エマ
    ルジョンが、マレイン酸変成ポリプロピレン樹脂エマル
    ジョン、無水マレイン酸変成ポリプロピレン樹脂エマル
    ジョン、カルボン酸変成ポリプロピレン樹脂エマルジョ
    ン、グリシジルメタクリル酸変成ポリプロピレン樹脂エ
    マルジョン、アクリル酸変成ポリプロピレン樹脂エマル
    ジョンおよび塩素化ポリプロピレン樹脂エマルジョンよ
    りなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1ま
    たは2に記載のガラス繊維集束剤。
  4. 【請求項4】 上記(C)シランカップリング剤が、γ
    −アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(β−アミ
    ノエチル)γ−アミノプロピルトリエトキシシランおよ
    びN−(β−アミノエチル)N’−(β−アミノエチ
    ル)γ−アミノプロピルトリエトキシシランよりなる群
    から選ばれた少なくとも1種である請求項1〜3のいず
    れか1項に記載のガラス繊維集束剤。
  5. 【請求項5】 上記(A)〜(D)成分の固形分合計重
    量を基準にして、(E)ブロックイソシアネートのエマ
    ルジョンをブロックイソシアネートの固形分で15重量
    %以下含有する請求項2〜4のいずれか1項に記載のガ
    ラス繊維集束剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のガ
    ラス繊維集束剤を用いて集束したガラス繊維。
  7. 【請求項7】 上記ガラス繊維集束剤を固形分で0.1
    〜2.5重量%含有する請求項6に記載のガラス繊維。
  8. 【請求項8】 ガラス繊維の乾燥重量を基準として、そ
    れぞれ固形分で (A)ポリウレタン樹脂を0.1〜1重量%、 (B)変成ポリプロピレン樹脂を0.1〜1重量%、 (C)シランカップリング剤を0.01〜0.3重量
    %、 (D)ポリカルボジイミド系樹脂0.02〜0.1重量
    %および (E)ブロックイソシアネートを0〜0.2重量%含有
    する請求項6または7に記載のガラス繊維。
  9. 【請求項9】 請求項6〜8のいずれか1項に記載のガ
    ラス繊維を含有したポリプロピレン樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 ポリプロピレン樹脂100重量部、変
    成ポリプロピレン樹脂1〜20重量部および上記ガラス
    繊維5〜150重量部を含有する請求項9に記載のポリ
    プロピレン樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 初期引張強度が80MPa以上かつ初期
    曲げ強度が140MPa以上である請求項9または10に
    記載のポリプロピレン樹脂組成物。
JP09134899A 1999-03-31 1999-03-31 ガラス繊維集束剤、ガラス繊維およびそれを含有するポリプロピレン樹脂組成物 Expired - Fee Related JP3729675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09134899A JP3729675B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 ガラス繊維集束剤、ガラス繊維およびそれを含有するポリプロピレン樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09134899A JP3729675B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 ガラス繊維集束剤、ガラス繊維およびそれを含有するポリプロピレン樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000281391A true JP2000281391A (ja) 2000-10-10
JP3729675B2 JP3729675B2 (ja) 2005-12-21

Family

ID=14023914

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09134899A Expired - Fee Related JP3729675B2 (ja) 1999-03-31 1999-03-31 ガラス繊維集束剤、ガラス繊維およびそれを含有するポリプロピレン樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3729675B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005092814A1 (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Owens Corning Manufacturing Ltd. チョップドストランドの製造方法
JP2005298758A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Idemitsu Kosan Co Ltd 繊維強化樹脂組成物及びその成形品
JP2010269995A (ja) * 2009-04-22 2010-12-02 Asahi Kasei Chemicals Corp ガラス繊維集束剤及びガラス繊維強化熱可塑性樹脂組成物
JP2011214176A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sanyo Chem Ind Ltd 繊維用集束剤
JP2013142120A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Dic Corp 樹脂組成物ならびにそれを含む繊維集束剤及びコーティング剤
CN113860760A (zh) * 2021-11-11 2021-12-31 巨石集团有限公司 一种耐老化玻璃纤维用浸润剂及其制备和应用
CN117865510A (zh) * 2024-03-13 2024-04-12 航天长征睿特科技有限公司 一种风电叶片用玻纤增强材料及其制备方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005092814A1 (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 Owens Corning Manufacturing Ltd. チョップドストランドの製造方法
JPWO2005092814A1 (ja) * 2004-03-25 2008-02-14 オーウェンスコーニング製造株式会社 チョップドストランドの製造方法
JP2005298758A (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 Idemitsu Kosan Co Ltd 繊維強化樹脂組成物及びその成形品
JP2010269995A (ja) * 2009-04-22 2010-12-02 Asahi Kasei Chemicals Corp ガラス繊維集束剤及びガラス繊維強化熱可塑性樹脂組成物
JP2011214176A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Sanyo Chem Ind Ltd 繊維用集束剤
JP2013142120A (ja) * 2012-01-11 2013-07-22 Dic Corp 樹脂組成物ならびにそれを含む繊維集束剤及びコーティング剤
CN113860760A (zh) * 2021-11-11 2021-12-31 巨石集团有限公司 一种耐老化玻璃纤维用浸润剂及其制备和应用
CN113860760B (zh) * 2021-11-11 2022-08-23 巨石集团有限公司 一种耐老化玻璃纤维用浸润剂及其制备和应用
CN117865510A (zh) * 2024-03-13 2024-04-12 航天长征睿特科技有限公司 一种风电叶片用玻纤增强材料及其制备方法
CN117865510B (zh) * 2024-03-13 2024-07-12 航天长征睿特科技有限公司 一种风电叶片用玻纤增强材料及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3729675B2 (ja) 2005-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100342115B1 (ko) 유기 매트릭스 보강용 유리섬유
JP5336845B2 (ja) 改善された耐火性を有する補強繊維および複合材
RU2629934C2 (ru) Двухкомпонентная замасливающая композиция для покрытия стекловолокна и композиционный материал, армированный указанным стекловолокном
US12104024B2 (en) Polyvinyl alcohol-sized fillers for reinforcing plastics
CN111499221B (zh) 一种低气味玻璃纤维浸润剂及其制备方法和应用
JP2000281391A (ja) ガラス繊維集束剤、ガラス繊維およびそれを含有するポリプロピレン樹脂組成物
CN1015109B (zh) 具有改善热变形和抗拉强度的玻璃纤维增强的聚氯乙烯混合物
JP4280989B2 (ja) ガラス繊維集束剤及びガラス繊維
JPS6036557A (ja) グラスフアイバーで強化されたabs‐成型用組成物類
JP2000335942A (ja) ポリアセタール樹脂補強用のガラス繊維集束剤およびそれを用いたガラス繊維束
EP0166240A2 (en) Reinforced plastic composites
CN114873934B (zh) 一种玻璃纤维用浸润剂及其制备方法、产品和应用
CZ288481B6 (en) Lubricated glass fibers for reinforcing organic materials
JP4290927B2 (ja) 集束剤、ガラス繊維、フレーク状ガラスおよび熱可塑性樹脂組成物
JPH0128781B2 (ja)
JPH07315888A (ja) ガラス繊維
JP3408343B2 (ja) 直接射出成形用ガラス繊維及びガラス繊維強化熱可塑性樹脂組成物
CA1115876A (en) Storage stable polyolefin compatible size for fiber glass strands
JP3491225B2 (ja) 集束剤、それで処理されたガラス繊維およびそのガラス繊維で強化されたポリアミド樹脂組成物
KR101732162B1 (ko) 유리 섬유용 사이징 조성물
JP2003500562A5 (ja)
US6221951B1 (en) Ketone polymer/fiber compositions
JPS62225548A (ja) ガラス繊維サイジング剤組成物
JPH0459640A (ja) ゴム補強用ガラス繊維
CN118598547A (zh) 浸润剂、复合玄武岩纤维及其制备方法、车辆零部件

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040608

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20040715

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040715

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050920

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101014

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121014

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131014

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees