JP2000280918A - 車両のステアリング装置 - Google Patents

車両のステアリング装置

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JP2000280918A
JP2000280918A JP9359999A JP9359999A JP2000280918A JP 2000280918 A JP2000280918 A JP 2000280918A JP 9359999 A JP9359999 A JP 9359999A JP 9359999 A JP9359999 A JP 9359999A JP 2000280918 A JP2000280918 A JP 2000280918A
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Kazuo Shibata
一雄 柴田
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UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、車両のステアリング装置に関し、
車両重量軽減を図り、車両レイアウト上の広いスペース
を確保し、切換え速度を速くし、レイアウト上の成立を
可能にし、運転者の足元のスペースを充分に確保するこ
とを目的とする。 【解決手段】 キャブ内に車両左右方向で対向して固定
された一対のコラム用ブラケットと、一対のコラム用ブ
ラケットにそれぞれ設けられた第1案内部と、一対のコ
ラム用ブラケットに第1案内部より下方にそれぞれ設け
られた第2案内部と、第1案内部に移動自在に係合して
上下方向に亘る第1被案内部と、第2案内部に移動自在
に係合する第2被案内部とを有し、一対のコラム用ブラ
ケットの間に対向して移動自在に支持された一対のコラ
ム支持プレートと、一対の第1案内部の下方にシリンダ
軸線を向けて前記一対のコラム支持プレートに一端が連
結されたシリンダとを備えているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転時または休憩
時等に応じて姿勢を切り換えて用いられる車両のステア
リング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両に用いられるステアリング
ハンドルは、運転者の運転状態での操作性を良くするよ
うに配置されている。そのため、ステアリングハンドル
と運転者との間隔が狭く、例えば休憩時,荷下ろしの待
機時,キャブ内での着替え時等には、ステアリングハン
ドルが邪魔になる。
【0003】そこで、上述の休憩時や待機時等には、ス
テアリングハンドルと運転者との間隔を広くすることが
要求されている。かかる要求に沿ったステアリング装置
として例えば特開平9−109901号公報に示すもの
が図6に示すように開示されている。図に示すように、
ステアリング装置101は、ユニバーサル継手102を
介してギヤボックス側(図示せず)と接続しているステ
アリングシャフト103と、このステアリングシャフト
103を挟み囲むように一体的に接続された回転可能な
一対のブラケット104,105と、電動モータ106
と、電動モータ106の回転力を前記ブラケット10
4,105に伝達する回転伝達機構107とを備えたも
のである。
【0004】そして、運転時または休憩時等に応じて、
電動モータ106によりステアリングシャフト103が
車両前後方向に回転されてその傾斜角度が変えられ、ス
テアリング装置101の姿勢が切り換えられる。ステア
リングシャフト103は、運転時には(イ)の傾斜角度
が選択され、休憩時等には(ロ)の傾斜角度が選択され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のステ
アリング装置101では、次の欠点があった。従来のス
テアリング装置101では、その姿勢を変えるのに電動
モータ106を用いてステアリングシャフト103の傾
斜角度を変えている。ステアリングシャフト103には
ステアリングハンドル等が装着されているため、重量が
大きくなる。そのため、ステアリングシャフト103の
傾斜角度を変えるためには、大きなトルクを必要とし、
電動モータ106の容量もそれに見合うものが必要とさ
れる。電動モータ106の容量を大きくすると、電動モ
ータ106が大型化され、車両重量軽減の点及び車両レ
イアウト上の広いスペースの確保の点から好ましくな
い。
【0006】また、電動モータ106のトルクを補うた
め、回転伝達機構107が必要になり、そのため、車両
重量軽減が確保できず、ステアリングシャフト103の
傾斜角度を変える切換え速度が遅くなり、好ましくな
い。さらに、電動モータ106は熱の発生量が多く、作
動させるために複雑な部品が必要であるという問題があ
る。
【0007】そして、ステアリング装置101の前方に
キャブの図示しない部品(インストメンバ,インストパ
ネル,コラム支持プレート等)のレイアウトによって
は、ステアリングシャフト103を前方に回転した状態
では前記部品と干渉することになり、そのため、レイア
ウト上成立しない可能性があり、休憩時等におけるステ
アリングシャフト103の傾斜角度が制限を受けること
になる。
【0008】本発明は、上述の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、車両重量軽減を図り、車
両レイアウト上の広いスペースを確保し、切換え速度を
速くし、レイアウト上の成立を可能にし、運転者の足元
のスペースを充分に確保することができる車両のステア
リング装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
キャブ内に車両左右方向で対向して固定された一対のコ
ラム用ブラケットと、前記一対のコラム用ブラケットに
それぞれ設けられた第1案内部と、前記一対のコラム用
ブラケットに前記第1案内部より下方にそれぞれ設けら
れた第2案内部と、前記第1案内部に移動自在に係合し
て上下方向に亘る第1被案内部と、前記第2案内部に移
動自在に係合する第2被案内部とを有し、前記一対のコ
ラム用ブラケットの間に対向して移動自在に支持された
一対のコラム支持プレートと、前記一対のコラム支持プ
レートの間に配置され、該一対のコラム支持プレートに
下端が固定された上部コラムと、上部コラム内に支持さ
れた上部ステアリングシャフトと、上部ステアリングシ
ャフトの下端に上端がユニバーサル継手を介して接続さ
れるとともに下端がステアリングギヤ側に接続された伸
縮自在の下部ステアリングシャフトと、前記一対の第1
案内部の下方にシリンダ軸線を向けて前記一対のコラム
支持プレートに一端が連結されたシリンダとを備えてい
ることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の車
両のステアリング装置において、第1案内部は支持ピン
であり、第1被案内部はスリットであることを特徴とす
る。請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記
載の車両のステアリング装置において、第2案内部は支
持ピンであり、第2被案内部はスリットであることを特
徴とする。
【0011】(作用)請求項1ないし請求項3記載の発
明においては、ステアリング装置は、(イ)運転時また
は(ロ)休憩時等に対応して、その姿勢が選択される。
すなわち、シリンダを伸縮させて一対のコラム支持プレ
ートを車両前後に回転させながら上下に移動させること
により、該一対のコラム支持プレートに一体の上部コラ
ム及び上部ステアリングシャフトは、以下のように
(イ)運転時の運転姿勢状態または(ロ)休憩時等の前
倒し状態のいずれかに切り換えられる。
【0012】(イ)運転時 シリンダは縮んでおり、一対のコラム支持プレートは下
がった状態にある。従って、一対のコラム支持プレート
に一体の上部コラム及び上部ステアリングシャフトは下
がった状態になっており、運転者に向けて傾斜してお
り、運転姿勢状態にある。
【0013】(ロ)休憩時等 シリンダを伸ばすと、該シリンダに一対のコラム支持プ
レートが押される。一対のコラム支持プレートは、その
第1被案内部が移動して第1案内部に案内され、上方に
持ち上げられる。同時に、一対のコラム支持プレート
は、その第2被案内部が移動して第2案内部に案内され
ることにより、第1案内部を中心として回転することに
なる。
【0014】従って、一対のコラム支持プレートは、車
両前後に回転しながら上方に持ち上げられる。シリンダ
を伸ばした状態で、シリンダにより一対のコラム支持プ
レートは持ち上げられた状態且つ車両前方に回転した状
態(前倒し状態)で支持される。これに伴い、上部コラ
ム及び上部ステアリングシャフトは、持ち上げられた状
態且つ車両前方に回転した状態(前倒し状態)に切り換
えられる。この状態では、運転席と上部コラムの間のス
ペースが広くなる。
【0015】シリンダを縮めると、上部コラム,上部ス
テアリングは、下り、元の状態(運転姿勢状態)に戻
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。
【0017】図1ないし図3により請求項1ないし請求
項3記載の発明の実施の形態に係わる車両のステアリン
グ装置について説明する。図において、キャブ1は、金
属製の薄板を材料とした多数のパネルからなり、全体と
して一体の立体シェル構造を構成しており、フロントア
ッセンブリ部2を有している。フロントアッセンブリ部
2はキャブフロア3,フロントパネル4,フロントメン
バ5,インストメンバ6,インストパネル6A等により
構成されている。このキャブ1内にステアリング装置S
が装着されている。このステアリング装置Sについて以
下に説明する。
【0018】フロントパネル4,フロントメンバ5,イ
ンストメンバ6に一対のコラム用ブラケット7,7が車
両左右方向で対向して固定されている。このコラム用ブ
ラケット7,7は、図1で点線で示され、略三角形状の
板材からなり、車両前後方向に平行になっている。一対
のコラム用ブラケット7,7の上端側にそれぞれ支持ピ
ンからなる第1案内部8,8が固定されている。この第
1案内部8,8は、向き合っている。
【0019】一対のコラム用ブラケット7,7の下端側
にそれぞれ支持ピンからなる第2案内部9,9が固定さ
れている。この第2案内部9,9は前記第1案内部8,
8より下方に位置し、向き合っている。一対のコラム用
ブラケット7,7の間に、一対のコラム支持プレート1
0,10が対向して配置されている。この一対のコラム
支持プレート10,10は一対のコラム用ブラケット
7,7の壁面7A,7Aを摺動して移動するようになっ
ている。
【0020】一対のコラム支持プレート10,10は、
ブーメラン形状をした板材で、スリットからなる第1被
案内部11、スリットからなる第2被案内部12を有し
ている。前記第1被案内部11は該コラム支持プレート
10にその斜辺10Aに沿って斜めの方向(図1におい
て)を向いた状態で上下方向に亘って形成されており、
コラム支持プレート10の上部に位置している。第1被
案内部11に前記第1案内部8が嵌挿されることによ
り、第1被案内部11は該第1案内部8に移動自在に係
合している。
【0021】前記第2被案内部12は前記コラム支持プ
レート10にその下辺10Bに沿って略水平に形成さ
れ、該コラム支持プレート10の下側に位置している。
第2被案内部12に第2案内部9が嵌挿されることによ
り、第2被案内部12は前記第2案内部9に移動自在に
係合している。
【0022】第1被案内部11が第1案内部8に係合す
るとともに第2被案内部12が第2案内部9に係合する
ことにより、一対のコラム支持プレート10,10は、
第1案内部8,8及び第2案内部9,9を介して一対の
コラム用ブラケット7,7に車両前後方向に沿って移動
自在に支持されている。一対のコラム支持プレート1
0,10の間に上部コラム13が配置されている。
【0023】上部コラム13の下端13Aには、板状ブ
ラケット14,14の一端14A,14Aが固定して取
り付けられ、板状ブラケット14,14の他端14B,
14Bは、前記一対のコラム支持プレート10,10に
固定されている。上部コラム13内には上部ステアリン
グシャフト15が貫通して支持されている。上部ステア
リングシャフト15の上端15Aにはステアリングハン
ドル16が装着されている。
【0024】上部ステアリングシャフト15の下端15
Bにユニバーサル継手17を介して下部ステアリングシ
ャフト18の上端18Aが接続され、下部ステアリング
シャフト18の下端18Bはステアリングギヤ側(図示
せず)に接続されており、下部ステアリングシャフト1
8は伸縮自在の構造になっている。一対のコラム支持プ
レート10,10の下辺10Bの右端付近にコ字状ブラ
ケット19の一端19A,19Aがピン20,20を介
して軸着されており、一対のコラム支持プレート10,
10はピン20,20を軸として回転自在になってい
る。
【0025】コ字状ブラケット19の他端19Bにシリ
ンダ21の一端21Aが固定して連結されている。シリ
ンダ21はロッド22を有しており、ロッド22の先端
22Aはシリンダ21の他端21Bとなっている。ロッ
ド22の先端22Aはフロントパネル4に設けたサポー
トブラケット23に軸着されている。シリンダ21のシ
リンダ軸線は前記一対の第1案内部8,8の下方に向い
ており、前記第2案内部9,9に略平行になっている。
【0026】なお、ステアリング装置Sの後方には運転
席24が配置されている。次に、本実施の形態における
作用について説明する。運転時には、ステアリング装置
Sは、図1(イ)の姿勢にあり、運転者にとって運転に
最適な傾斜角度になっているが、例えば休憩時,荷下ろ
しの待機時,キャブ1内での着替え等時には、ステアリ
ングハンドル16が邪魔になる。そこで、(イ)運転時
または(ロ)休憩時等に対応して、ステアリング装置S
は、その姿勢(傾斜角度)が選択される。すなわち、シ
リンダ21を伸縮させて一対のコラム支持プレート1
0,10を車両前後に回転させながら上下に移動させる
(前倒しする)ことにより、該一対のコラム支持プレー
ト10,10に一体の上部コラム13及び上部ステアリ
ングシャフト15は、以下のように、(イ)運転時の運
転姿勢状態または(ロ)休憩時等の前倒し状態のいずれ
かに切り換えられる。
【0027】(イ)運転時におけるステアリング装置S
の姿勢は、図1の(イ)及び図2,図3に示される。図
において、シリンダ21は縮んでおり、一対のコラム支
持プレート10,10は下がった状態にある。従って、
一対のコラム支持プレート10,10に一体の上部コラ
ム13及び上部ステアリングシャフト15は下がった状
態になっており、運転者に向けて傾斜しており、運転姿
勢状態にある。
【0028】(ロ)休憩時等におけるステアリング装置
Sの姿勢は、図1(ロ)に示される(二点鎖線)。図に
おいて、シリンダ21を伸ばすと、シリンダ21に一対
のコラム支持プレート10,10が押される。一対のコ
ラム支持プレート10,10は、その第1被案内部1
1,11が移動して第1案内部8,8に案内され、上方
に持ち上げられる。同時に、一対のコラム支持プレート
10,10は、その第2被案内部12,12が移動して
第2案内部9,9に案内されることにより、第1案内部
8,8を中心として回転することになる。このようにし
て、一対のコラム支持プレート10,10は、車両前後
に回転しながら上方に持ち上げられる(前倒しされ
る)。
【0029】そして、シリンダ21を伸ばした状態で、
該シリンダ21により一対のコラム支持プレート10,
10は前倒しされた状態で支持されている。これに伴
い、上部コラム13及び上部ステアリングシャフト15
は、前倒しされた状態に切り換えられる。この状態で
は、運転席24と上部コラム13の間のスペースが広く
なる。
【0030】シリンダ21を縮めると、上部コラム1
3,上部ステアリングシャフト15は、下り、元の状態
(運転姿勢状態)に戻る。以上の如き構成によれば、次
の効果を奏する。第1に、従来の電動モータを用いて単
にステアリングシャフトを回転してステアリング装置の
姿勢を切り換える場合に比して、一対のコラム支持プレ
ート10,10を回転しながら持ち上げる機構(前倒し
する機構)を採用していることから、シリンダ21を用
いることを可能にし、モータを用いないことから、操作
が速く、重量軽減ができ、また、熱の発生も少なくでき
る効果を奏する。
【0031】第2に、可動自在な一対のコラム支持プレ
ート10,10を一対のコラム用ブラケット7,7の間
に配設し、この一対のコラム支持プレート10,10の
動きを、第1案内部8,第1被案内部11及び第2案内
部9,第2被案内部12により制限し、1つのシリンダ
21による1方向の押圧力だけで、一対のコラム支持プ
レート10,10を2つの動作要素(車両前後の回転動
作及び上方への持ち上げ動作)からなる前倒し動作を行
なうことができる。従って、ステアリング装置の構造を
簡単にできる。
【0032】第3に、ステアリング装置Sの車両前方に
キャブ1の部品(インストメンバ6,インストパネル6
A,一対のコラム支持プレート10,10)が配置され
ていても、これら部品に干渉させることなく、一対のコ
ラム支持プレート10,10を介して上部ステアリング
シャフト15,上部コラム13を前倒しすることができ
る。従って、姿勢を変えることができる上述の構造のス
テアリング装置Sを設置するレイアウトを可能性にし、
休憩時等における上部ステアリングシャフト15の傾斜
角度の制限を少なくできる。
【0033】なお、本実施の形態においては、第1被案
内部11の例としてスリットを例に挙げているが、スリ
ットに限定されることなく凹溝にすることもでき、ま
た、第2被案内部12の例としてスリットを例に挙げて
いるが、スリットに限定されることなく凹溝にすること
もできる。また、本実施の形態においては、第1案内部
を支持ピンにし、第1被案内部をスリットにしている
が、図5に示すように、一対のコラム用ブラケット7,
7にスリットからなる第1案内部31,31を形成する
とともに、一対のコラム支持プレート10,10に支持
ピンからなる第1被案内部32,32を形成することも
できる。この場合には、第1被案内部32,32は図1
の一対のコラム支持プレート10,10のM点に設ける
ことになる。
【0034】さらに、本実施の形態においては、第2案
内部を支持ピンにし、第2被案内部をスリットにしてい
るが、図4に示すように、一対のコラム用ブラケット
7,7にスリットからなる第2案内部33,33を形成
するとともに、一対のコラム支持プレート10,10に
支持ピンからなる第2被案内部34,34を形成するこ
ともできる。この場合には、第2被案内部34,34は
図1の一対のコラム支持プレート10,10のN点に設
けることになる。
【0035】
【発明の効果】請求項1ないし請求項3記載の発明によ
れば、次の効果を奏する。第1に、従来のモータを用い
て単にステアリングシャフトを車両前後方向に回転して
ステアリング装置の姿勢を切り換える場合に比して、一
対のコラム支持プレートを前倒しする機構を採用してい
ることから、シリンダを用いることを可能にし、モータ
を用いないことから、操作が速く、重量軽減ができ、構
造を簡単にでき、また、熱の発生も少なくできる。
【0036】第2に、可動自在な一対のコラム支持プレ
ートを一対のコラム用ブラケットの間に配設し、この一
対のコラム支持プレートの動きを、第1案内部,第1被
案内部及び第2案内部,第2被案内部により制限し、1
つのシリンダによる1方向の押圧力だけで、一対のコラ
ム支持プレートを前倒しすることができる。従って、ス
テアリング装置の構造を簡単にできる。
【0037】第3に、ステアリング装置の前方にキャブ
の部品が配置されていても、これら部品に干渉させるこ
となく、一対のコラム支持プレートを介して上部ステア
リングシャフト,上部コラムを前倒しすることができ
る。従って、姿勢を変えることができるステアリング装
置を設置するレイアウトを可能性にし、休憩時等におけ
るステアリングシャフトの傾斜角度の制限を少なくでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし請求項3記載の発明の実施の形
態に係わる車両のステアリング装置を示す側面図であ
る、
【図2】図1のX1−X1で切断した断面図である。
【図3】図1のX2−X2で切断した断面図である。
【図4】第2案内部,第2被案内部の変形例を示す断面
図である。
【図5】第1案内部,第1被案内部の変形例を示す断面
図である。
【図6】従来のステアリング装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 キャブ 7 コラム用ブラケット 8 第1案内部(支持ピン) 9 第2案内部(支持ピン) 10 コラム支持プレート 11 第1被案内部(スリット) 12 第2被案内部(スリット) 13 上部コラム 15 上部ステアリングシャフト 17 ユニバーサル継手 18 下部ステアリングシャフト 21 シリンダ S ステアリング装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブ内に車両左右方向で対向して固定
    された一対のコラム用ブラケットと、 前記一対のコラム用ブラケットにそれぞれ設けられた第
    1案内部と、 前記一対のコラム用ブラケットに前記第1案内部より下
    方にそれぞれ設けられた第2案内部と、 前記第1案内部に移動自在に係合して上下方向に亘る第
    1被案内部と、前記第2案内部に移動自在に係合する第
    2被案内部とを有し、前記一対のコラム用ブラケットの
    間に対向して移動自在に支持された一対のコラム支持プ
    レートと、 前記一対のコラム支持プレートの間に配置され、該一対
    のコラム支持プレートに下端が固定された上部コラム
    と、 上部コラム内に支持された上部ステアリングシャフト
    と、 上部ステアリングシャフトの下端に上端がユニバーサル
    継手を介して接続されるとともに下端がステアリングギ
    ヤ側に接続された伸縮自在の下部ステアリングシャフト
    と、 前記一対の第1案内部の下方にシリンダ軸線を向けて前
    記一対のコラム支持プレートに一端が連結されたシリン
    ダとを備えていることを特徴とする車両のステアリング
    装置。
  2. 【請求項2】 第1案内部は支持ピンであり、 第1被案内部はスリットであることを特徴とする請求項
    1記載の車両のステアリング装置。
  3. 【請求項3】 第2案内部は支持ピンであり、 第2被案内部はスリットであることを特徴とする請求項
    1または請求項2記載の車両のステアリング装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101020539B1 (ko) 2004-12-21 2011-03-09 현대자동차주식회사 차량용 스티어링 휠 지지축 붕괴방향 조절장치

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