JP2000280368A - エンドレスベルトへの補強部材の貼着装置、貼着方法及びこれによって得られたベルト - Google Patents

エンドレスベルトへの補強部材の貼着装置、貼着方法及びこれによって得られたベルト

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JP2000280368A
JP2000280368A JP8900899A JP8900899A JP2000280368A JP 2000280368 A JP2000280368 A JP 2000280368A JP 8900899 A JP8900899 A JP 8900899A JP 8900899 A JP8900899 A JP 8900899A JP 2000280368 A JP2000280368 A JP 2000280368A
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Hidekazu Matsuda
秀和 松田
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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、補強部材を効率良く、か
つ高精度でエンドレスベルトの片端部又は両端部の内周
面のみならず外周面にも貼着可能な、エンドレスベルト
への補強部材の貼着装置、貼着方法及びこれにより得ら
れたエンドレスベルトを提供することにある。 【解決手段】 エンドレスベルトの支持手段と補強部材
の供給手段とを備え、前記補強部材の供給手段は、積重
巻回された補強部材を少なくとも一端から引き出し可能
にする収納手段を有するエンドレスベルトへの補強部材
の貼着装置、貼着方法及びこれにより得られたエンドレ
スベルト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンドレスベルト
への補強部材の貼着装置、貼着方法及びこれによって得
られたエンドレスベルトに関し、詳しくは、エンドレス
ベルトの端部に補強部材を貼着させるエンドレスベルト
への補強部材の貼着装置、貼着方法及びこれによって得
られたエンドレスベルトに関する。
【0002】
【従来の技術】エンドレスベルトは、例えば、電子写真
装置等の部品であるベルト状感光体、中間転写ベルト、
転写ベルト、紙搬送ベルト、定着ベルト等として使用さ
れている。この様なエンドレスベルトは、一般に2本以
上のローラーにより支持され、任意の張力を与えられな
がら回転駆動されている。ところが、支持するローラー
の真直度、真円度等あるいは各々のローラーの軸線の平
行度等あるいはエンドレスベルトそのものの真円度等に
僅かな誤差やばらつきがあるため、エンドレスベルトが
回転駆動中に左右に蛇行することは不可避である。
【0003】その結果、エンドレスベルトの両端部に過
大な応力が加わって、長期間の使用に伴い、エンドレス
ベルトの両端部が伸びたり、変形したりして、エンドレ
スベルトとしての機能が低下してしまったり、エンドレ
スベルトの両端部にクラック等が発生し、破断してしま
う等、エンドレスベルトとして機能できなくなってしま
う。
【0004】そこで、上記の問題を解決するために、例
えば、特開平5−345369号公報等では、ベルトの
両端部に補強テープを貼り付けて、ベルト端部の変形や
クラックを防止し、耐久性を向上させることが提案され
ている。しかし、その補強テープを貼り付ける方法とし
ては、エンドレスベルトの内周面あるいは外周面に手作
業によって貼り付けるという方法が採用されていた。
【0005】また、エンドレスベルトをフルカラー電子
写真装置等の画像担持体や中間転写体に用いた場合、ベ
ルトが左右に蛇行することにより、ベルト上での色重ね
時に、各色の作像位置がずれるため、色ズレを生じてし
まう。
【0006】そこで、このような蛇行を防止すべくエン
ドレスベルトの内周面に断面が長方形状の蛇行防止部材
を全周にわたって設けることが種々提案されている。す
なわち、この蛇行防止部材に嵌合するような溝を外周面
に全周にわたって設けたローラーを用い、蛇行防止部材
を内周面に全周にわたって設けたエンドレスベルトを、
このローラーの溝に蛇行防止部材を嵌合させつつ回転さ
せることによって、エンドレスベルトを蛇行させること
なくスムーズに走行させることができる。これにより色
ズレのない良好な画像の形成が可能となった。
【0007】蛇行防止部材は、通常、そのある一面に粘
着テープが貼り付けられた様態となっており、その蛇行
防止部材をエンドレスベルトに設ける方法として従来
は、前述の補強テープのようにエンドレスベルトの内周
面に蛇行防止部材を手で貼り付ける方法が採用されてい
た。
【0008】しかしながら上記従来の方法では、貼り付
け作業が全て手作業によるため作業者の技量によって貼
り付け精度がばらつき、常に所定の位置に補強テープや
蛇行防止部材を貼り付けることは極めて困難であり、ま
た真っ直ぐに、しかも迅速に貼り付けて行くことは容易
ではなかった。このため、しばしば一旦貼り付けた補強
テープや蛇行防止部材を剥がして、再度貼り付け直すと
いう作業を行う必要が生じることもあった。更に、常に
一定の押圧をもって接着することが困難であるため、貼
り付けムラが生じ易いという問題もあった。結果とし
て、ベルトの機能に支障をきたすこともしばしばあっ
た。
【0009】このように、エンドレスベルトの端部補強
や蛇行防止には、補強テープや蛇行防止部材を高精度で
取り付けることが必須であるのにもかかわらず、高精度
の取り付けは極めて困難であった。
【0010】また、前記したように手作業によって補強
テープや蛇行防止部材をエンドレスベルトに貼り付ける
ため、剥離作業や貼り付け作業に多くの時間と熟練を要
し、生産性を向上し得ない問題点もあった。
【0011】そのような問題を解決するために、既に、
蛇行防止部材をエンドレスベルトへ取り付ける装置が幾
つか提案されている。そのような装置として、例えば、
特開平9−150817号公報、特開平10−8623
2号公報及び実開平7−21645号公報等が開示され
ている。上記の公報では、ただ蛇行防止部材をベルトの
内側にだけ貼り付ける記載があるのみで、単機能であ
り、ベルト外周面への蛇行防止部材の貼り付けについて
は考慮されていない。また、補強テープ等の補強部材の
貼り付けについては何ら示唆されていない。しかも、装
置の機構が複雑であり、装置が高コスト化、大型化して
しまい、結果的に貼り付けられたベルトの高コスト化を
招いてしまうという欠点があった。
【0012】また、特開平10−86232号公報で
は、未貼着部分の蛇行防止部材端部が、エンドレスベル
トの外周側や内周側で暴れてしまう可能性があり、蛇行
防止部材がローラーに絡まったりすることが懸念され、
高精度な貼り付けが期待できない。未貼着部分の蛇行防
止部材端部を暴れさせない方法として、特開平9−15
0817号公報では、蛇行防止部材をスパイラル状に巻
き付けているが、この方法では蛇行防止部材にねじれが
生じ、精度良く貼着できないという懸念があった。
【0013】また、エンドレスベルトの内周面だけでな
く外周面にも補強部材や蛇行防止部材を取り付ける装置
として、既に、特開平6−144627号公報が開示さ
れている。しかし、上記発明では、エンドレスベルトの
外側と内側とで、異なる機構の補強用、蛇行防止用等の
テープの供給手段を各々別々に用いなければならず、装
置が複雑化し、高コストとなるうえ、複雑化することに
よって、貼り付け精度の低下が懸念される。また、補強
部材と蛇行防止部材の段取り替えの作業が煩雑であり、
工数がかかってしまうという問題点があった。
【0014】上述の理由により、エンドレスベルトに蛇
行防止部材や補強部材を貼り付ける装置としては、更な
る改良が必要であった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した問題を解決し、簡単な構成により、補強部材を効率
良く、かつ高精度でエンドレスベルトの片端部又は両端
部の内周面のみならず外周面にも貼着可能な、エンドレ
スベルトへの補強部材の貼着装置、貼着方法及びこれに
より得られたエンドレスベルトを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に従って、エンド
レスベルトの支持手段と補強部材の供給手段とを備え、
前記補強部材の供給手段は、積重巻回された補強部材を
少なくとも一端から引き出し可能にする収納手段を有す
るエンドレスベルトへの補強部材の貼着装置、貼着方法
及びこれにより得られたエンドレスベルトが提供され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0018】本発明における補強部材とは、具体的に
は、厚さ25μm〜5mm程度で、巾1〜30mm程度
のものを指し、より具体的には、厚さが25〜300μ
m程度、幅5〜30mm程度の、主にエンドレスベルト
の片端部あるいは両端部近傍の補強を目的としたフィル
ム状のテープである補強テープと、幅1〜5mm程度、
厚さ0.3〜5mm程度の、エンドレスベルトの端部を
補強すると共に、主にエンドレスベルトの蛇行防止を目
的とした任意の断面形状を有した紐状部材である蛇行防
止部材とを補強部材と称する。
【0019】上記の値は具体例を示したにすぎず、この
範囲に限定されるものではない。蛇行防止部材の場合
は、上述のように、ベルトの片端部あるいは両端部近傍
を補強すると共に、ベルトの蛇行を防止する機能をも兼
ね備えている。蛇行防止部材は、補強テープを設けた上
にでも、また補強テープを設けずに直接エンドレスベル
トに設けても良い。
【0020】エンドレスベルトの支持手段としては、少
なくとも2本以上のローラーに懸架する方法が具体的に
挙げられる。その他、エンドレスベルトの内周面側から
ほぼ全周にわたって内周面を押圧して、円筒状に支持す
る方法等も挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0021】ローラーに懸架する場合、貼着作業中にエ
ンドレスベルト自体が蛇行してしまう恐れがあるが、こ
れを防止するために前記ローラーにはエンドレスベルト
の位置決め部材を設け、常にベルト端部が位置決め部材
に当接する構成とすることが好ましい。各ローラー間に
張架されたベルトは、各ローラーに配置された位置決め
部材と、補強部材の供給手段との相対的な位置により、
エンドレスベルトへの補強部材の貼着位置が決定する。
【0022】本発明では、補強部材の供給部材に、積重
巻回された補強部材を少なくとも一端から引き出し可能
に収納する収納部材を設けることに特徴を有する。つま
り、補強部材の供給部材には、常に補強部材が積重巻回
され、収納されていることにより、まだ貼着されない補
強部材の端部を不必要に暴れさせることがなく、また補
強部材が積重巻回されているため、補強部材にねじれ等
が生じずに、スムーズに補強部材を送り出すことが可能
であり、高精度な貼着が期待できる。
【0023】また、供給部材自体に補強部材を積重巻回
して収納しているため、供給部材をエンドレスベルトの
外周面側に位置させるか内周面側に位置させるかによっ
て、補強部材の貼着面をエンドレスベルトの外周面とす
るか、内周面とするかを容易に変更可能であり、何ら煩
雑な作業を必要とせずに、ベルト仕様の変更等にも柔軟
に対応可能となる。
【0024】更に、エンドレスベルトの内周面への補強
部材の供給手段とエンドレスベルトの外周面への補強部
材の供給手段とを共通化できるため、各々別々の手段を
必要とせず、装置を簡略化でき、結果的に低コスト化が
図れる。
【0025】エンドレスベルトに補強テープのみでな
く、更に蛇行防止部材を貼着する場合でも、供給部材を
複数個用意しておき、補強テープを収納した供給部材と
蛇行防止部材を収納した供給部材とに分け、供給部材を
交換するだけで、各々形状の異なる、補強テープか蛇行
防止部材かのどちらを貼着するのか容易に選択できる。
【0026】また、補強部材の収納部材の形状は、特に
限定されるものではないが、積重巻回された補強部材の
両端部を覆うものや、積重巻回された補強部材全体を収
納するような形態とすることにより、積重巻回された補
強テープや蛇行防止部材の側面に付着する塵や埃等を防
止でき、特に高精度を要求されるベルトにおいても、十
分に要求を満足させることが可能となる。
【0027】更に、必要に応じ、補強部材の供給手段に
押圧手段を設けても良い。補強部材の供給手段に押圧手
段を設けることにより、エンドレスベルトへの補強部材
の密着をより高めることができる。押圧手段としては、
例えば、ローラー等が挙げられるが、これに限定される
ものではない。
【0028】次に、本発明の実施の形態を図面を参照し
つつ説明する。本発明の実施の形態は、図示の外形等に
限らず、目的を達成できれば、様々な形状を採用するこ
とができることは言うまでもない。
【0029】図1は、本発明の実施の形態の一つである
補強部材の貼着装置を示す斜視図である。図2は、図1
の装置を上から見た図である。図3は、本発明の一実施
例の形態によるエンドレスベルトへの補強部材の取り付
け方法を示す図である。図4は、補強部材の供給部材の
詳細図である。
【0030】図1において補強部材の貼着装置は、駆動
ローラー部10、第1の支持ローラー部20、第1の支
持ローラーの支持及び水平移動部30、第2の支持ロー
ラー部40及び補強部材の供給部材50とから構成され
ている。また、駆動ローラー部10、第1の支持ローラ
ーの支持及び水平移動部30、第2の支持ローラー部4
0及び補強部材の供給部材50は、側板61、71及び
底板81にて支持固定されている。
【0031】駆動ローラー部10は、片端に円盤状の位
置決め板12を有する駆動ローラー11から構成され、
駆動ローラー11の両端部には、溝13、14を有して
いる。駆動ローラー11は、位置決め板12側が側板6
1、71に回動可能に取り付けられており、その位置は
変化しない様になっている。図2に示すように、駆動ロ
ーラー11の駆動軸には、側板61と側板71との間に
位置し、底板81に固定された駆動源15より、駆動源
15に設けられた駆動プーリー16から駆動伝達ベルト
17を介して駆動ローラー11に設けられたプーリー1
8へ駆動力が伝達され、これにより駆動ローラー11は
駆動される。
【0032】図1において、第1の支持ローラー部20
は、駆動ローラー部10と同様に、片端に円盤状の位置
決め板22を有する第1の支持ローラー21から構成さ
れ、その両端部には、溝23、24を有している。第1
の支持ローラー21は、位置決め板22側が図2に示す
ように、側板61と側板71との間に固定されている支
持板31上に側板61、71と平行に取り付けられた2
本のスライドレール32a、32b上に位置する2つの
軸受け部材33a、33bにより回動可能に取り付けら
れ、水平方向に移動可能なようになっている。2つの軸
受け部材33a、33bの間には、第1の支持ローラー
21の軸に対し、回動可能に取り付けられた円盤形状の
軸受け34を有している。
【0033】また、側板61と側板71との間に支持さ
れたシャフト35には、レバー36とカム37が設けら
れており、レバー36を移動させることにより、カム3
7が回動するようになっている。
【0034】また、第1の支持ローラー21の2つの軸
受け部材33a、33bには、各々ばね38a、38b
の一端が取り付けられており、ばね38a、38bの他
端は、側板61と側板71との間に固定されている支持
板31上に取り付けられたばね固定部材39に取り付け
られ、ばね38a、38bにより、軸受け部材33a、
33bはばね固定部材39方向に引張られている。すな
わち、第1の支持ローラー21には、常に駆動ローラー
11から遠ざかる方向に力がかかっていることになる。
【0035】図1において、第2の支持ローラー部40
は、駆動ローラー部10と同様に、片端に円盤状の位置
決め板42を有する第2の支持ローラー41から構成さ
れ、その両端部には、溝43、44を有している。第2
の支持ローラー41は、位置決め板42側が側板61、
71に回動可能に取り付けられ、その位置は変化しない
様になっている。また、第2の支持ローラー41は、自
由回転が可能な様になっている。
【0036】なお、第2の支持ローラー部40は、エン
ドレスベルトの内周長に応じて、側板61、71の任意
の位置で回動可能に取り付けられるようにすれば、内周
長の異なるエンドレスベルトへの補強部材の取り付けが
可能となる。
【0037】溝を有しないローラーを用いた場合には、
エンドレスベルトの内周面に既に貼着された補強部材と
エンドレスベルトとの間に段差が生じ、ローラー上に補
強部材が乗り上げ、ベルトが蛇行してしまい、補強部材
を高精度で貼着することができない。そのため、本発明
における装置では、駆動ローラー11、第1の支持ロー
ラー21及び第2の支持ローラー41の各々の両端部に
溝を設けた。溝の深さ及び幅は、貼着しようとする補強
部材の厚さ及び幅と同じか、それよりも大きくなるよう
に設ける。これにより、内周面に既に貼着された補強部
材がローラーに乗り上げることがなくなり、蛇行を防止
でき、高精度な貼着が可能となる。
【0038】なお、本発明の一実施形態では、3本のロ
ーラーでエンドレスベルトを支持しているが、エンドレ
スベルトの内周面側に補強部材の供給部材を設ける空間
を確保できるようであれば、2本のローラーで支持して
も良い。
【0039】また、エンドレスベルトを支持するローラ
ーの外径は、おおよそ5mm以上が望ましい。外径が5
mm未満では、ローラーの強度が低下し、エンドレスベ
ルトをしっかりと支持できなくなってしまう。なお、各
ローラーの外径は、各々異なっていても差し支えない。
【0040】また、補強部材を貼着しようとするエンド
レスベルトの内周長の大きさや、補強部材の供給部材の
大きさ及びエンドレスベルトを支持するローラーの外径
等を考慮し、エンドレスベルトの内周面側に補強部材の
供給部材を設ける空間を確保できるよう、必要に応じて
新たに支持ローラーを追加しても良い。
【0041】図4に、補強部材の供給部材50の詳細を
示す。上記補強部材の供給部材50は、補強部材を収納
する本体51、その本体に設けられた開口部52、巻回
された補強部材を回動可能に支持する軸芯53とを有し
ている。
【0042】更に、必要に応じ、上記供給部材にふた等
を設け、全体を覆うような形状としても良いし、必要に
応じ、軸芯53に回転トルク調整手段を設けても良い。
補強部材の供給部材50は、図1のように側板61に設
けられた補強部材の供給部材50の位置を所定の位置に
支持するための位置決め部材62に取り付けられる。
【0043】更に、上記の機構の他、エンドレスベルト
と補強部材との密着性を十分に高める目的で、位置決め
部材62と補強部材の供給部材50の少なくとも一方
に、押圧力を加える機構を追加しても良い。
【0044】ここで、本発明における補強部材について
より具体的に説明する。
【0045】(補強テープの場合)まず、補強テープの
場合、通常、片面に粘着剤あるいは接着剤を有する薄膜
のフィルム状テープを用いるのが一般的であり、その場
合には、ある程度の強度を持つ材料からなるものが必要
であり、具体的には、金属箔、樹脂では、ポリエステル
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂、
ポリプロピレン樹脂からなるテープを例示できるが、こ
れらに限定されるものではない。
【0046】テープの肉厚、巾も特に制限はないが、厚
さ25〜300μm、幅5〜30mm程度が望ましい
が、特に上記範囲に限定されるものではない。肉厚が2
5μm未満では、エンドレスベルトの端部を補強するの
に十分な強度が得られず、耐久性が劣ってしまい、逆に
肉厚が300μmを越えると、エンドレスベルトと補強
テープとの間に段差が生じてしまい好ましくない。ま
た、テープの巾が5mm未満ではやはり十分な強度が得
られず、巾が30mmを越えるとエンドレスベルトのベ
ルトとして機能する部分の面積が狭くなってしまうの
で、テープ巾は、エンドレスベルトの端部補強が十分な
範囲で、最小限にとどめておいた方が好ましい。また、
テープには、必要に応じ、導電性や光を反射する等の機
能を付与したものや、2層以上の複数の層からなるもの
を用いても良い。
【0047】(蛇行防止部材の場合)次に、蛇行防止部
材の場合について説明する。エンドレスベルトに貼着さ
れる蛇行防止部材は、一般に合成ゴムによって形成され
る。合成ゴムの種類としては、エチレンプロピレンゴ
ム、クロロプレンゴム、ウレタンゴム、フッ素ゴム等が
例示できるが、これらに限定されるものではない。ま
た、その断面形状は、エンドレスベルトを張架する電子
写真装置内のローラーの外周面に形成された蛇行防止用
の溝に嵌合するような断面形状であれば、任意の形状を
選択することができ、一般に加工の容易さ等の理由から
断面形状は正方形又は長方形のものが好ましく使用され
る。具体的には、幅1〜5mm、厚さ0.3〜5mmの
正方形又は長方形の断面形状のものが好ましいが、この
範囲に限定されるものではない。
【0048】この断面形状が正方形又は長方形の蛇行防
止部材の製法としては、まず材料となる合成ゴムを所定
の厚さのシート状に成型し、片面に接着剤を塗布し、次
に、このゴムシートを断面形状の所定の幅に一致するよ
うに短冊状に切断する。それから、エンドレスベルトの
内周長又は外周長に合致するような長さに切断する。こ
のようにして、所定の断面形状寸法を有するエンドレス
ベルトの内周長又は外周長に合わせた長さの蛇行防止部
材が得られる。得られた蛇行防止部材は、積重巻回させ
ておく。
【0049】また、別の蛇行防止部材の製法として、熱
可塑性樹脂、熱可塑性エラストマーを任意の形状に加工
されたダイを有する押出成形機より押出し、連続的に蛇
行防止部材を成型し、少なくとも一面に粘着剤あるいは
接着剤を塗布したものを用いても差し支えない。更に、
蛇行防止部材は、補強テープと同様に2層以上の複数の
層からなるものを用いてもよい。
【0050】補強テープ及び蛇行防止部材は、積重巻回
されたものを用いる。このような補強テープ及び蛇行防
止部材の供給部材50への収納方法を図5に示す。上記
補強テープあるいは蛇行防止部材は、回動自在に支持さ
れた軸心53に嵌入し、補強テープあるいは蛇行防止部
材の端部を開口部52に導き、テープ端部を本体から長
さ10mm程度引き出しておく。
【0051】なお、本発明において、補強部材が貼着さ
れるエンドレスベルトとは、可撓性を有する円筒状部材
のことを指し、ベルト形状のものであればフィルム状の
ものや、メッシュ状のもの等、特に何ら限定されるもの
ではない。エンドレスベルトの材質としては、熱硬化性
樹脂、熱可塑性樹脂、金属及びゴム等、種々の材料から
なるものを挙げることができるが、これらに限定される
ものではない。成型のし易さ、コスト等の面から、熱可
塑性樹脂からなるエンドレスベルトが好ましい。具体的
には、ポリエチレン(高密度、中密度、低密度、直鎖状
低密度等)、ポリプロピレン、ポリスチレン、エチレン
−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリカーボ
ネート、ポリアミド、ポリアセタール、ポリアリレー
ト、ポリフェニレンエーテル、変性ポリフェニレンエー
テル、ポリイミド、液晶性ポリマー、ポリサルフォン、
ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイ
ト、ポリビスアミドトリアゾール、ポリエーテルイミ
ド、ポリアミドイミド、ポリエーテルエーテルケトン、
脂肪族ポリケトン、ポリメチルペンテン、ポリブチレン
テレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレート、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビ
ニリデン、クロロトリフルオロエチレン、ヘキサフルオ
ロプロピレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル共
重合体、メタクリル樹脂、その他各種共重合体等から選
ばれる1種類あるいは2種類以上を使用することができ
る。
【0052】また、これらの樹脂に導電性を付与する目
的で各種導電剤を添加しても良い。例えば、アセチレン
ブラック、ファーネスブラック、チャンネルブラック等
のカーボンブラック、酸化チタン、チタン酸カリウム、
酸化錫、リチウム塩、四級アンモニウム塩等を挙げるこ
とができる。
【0053】更に、任意の添加剤を添加しても何ら差し
支えない。具体的には、タルク、マイカ、炭酸カルシウ
ム等の充填剤、水酸化マグネシウム、三酸化アンチモン
等の難燃剤、酸化防止剤(フェノール系、硫黄系等)等
を挙げることができる。もちろん、添加剤は上記物質に
限定されるものではなく、その他の任意の添加剤を使用
することができる。
【0054】上記樹脂に所望により上記添加剤を添加す
る方法としては、予備混合を行った後、一軸押出機、二
軸押出機、バンバリーミキサー、ロール、ニーダー等の
公知の混練機を用いて混練する方法が挙げられる。通常
は、押出機等で各成分を各々に混練してペレット状のコ
ンパウンドにした後に成型加工するが、特殊な場合は、
各成分を直接成型機に供給し、成型機で本組成物を混練
しながら成型することもできる。
【0055】また、この様なエンドレスベルトの製造方
法は、遠心成型法、連続溶融押出成形法、射出成型法あ
るいはブロー成型法、インフレーションフィルム成型法
等の公知の方法を採用することができる。望ましい製造
方法は、インフレーションフィルム成型法である。この
様にして成型されたエンドレスベルトは、延伸等の操作
を行っても良い。
【0056】エンドレスベルトの厚みは、好ましくは5
0〜1000μm、より好ましくは100μm〜700
μm。50μm未満になるとベルトが伸び易くなり、ま
た1000μmを越えると柔軟な変形が困難になるた
め、小径ロールによる均一な速度の駆動ができず、装置
の大型化の問題が生ずる。
【0057】なお、本発明のエンドレスベルトは単層か
らなるものでも良いし、複数の層により構成されるもの
でも良い。複数の層からなるエンドレスベルトを得る場
合、予め複数の層で形成した熱可塑性樹脂部材を多層ダ
イスからの押出しによって得ても良いし、単層の熱可塑
性樹脂部材から単層の円筒状フィルムを得て、その後、
単層エンドレスベルトの表面あるいは裏面に新たな層を
設ける(例えば、塗料等のスプレー、ディッピング等)
ことによって複数の層からなるエンドレスベルトとして
も良い。
【0058】次に、装置の動作手順について説明する。
【0059】まず、補強テープ又は蛇行防止部材が収納
された供給部材50を、側板61に設けられ、供給部材
50を所定の位置に支持するための位置決め部材62に
取り付ける。
【0060】次に、レバー36を倒すことにより、第1
の支持ローラー21を駆動ローラー11寄りに位置させ
る。レバー36を倒すことにより、カム37が回動し、
第1の支持ローラー21の軸に取り付けられた円盤状の
軸受け34が駆動ローラー11寄りに移動することによ
り、第1の支持ローラー21が駆動ローラー11寄りに
移動する。
【0061】この状態で、装置の手前側からエンドレス
ベルトを駆動ローラー11、第1の支持ローラー21及
び第2の支持ローラー41の外側に位置するように懸架
する。その際、エンドレスベルトが、駆動ローラー1
1、第1の支持ローラー21、第2の支持ローラー41
の位置決め板12、22及び42に突き当たるようにす
る。
【0062】次に、レバー36を元に戻し、第1の支持
ローラー21に取り付けられたばね38a、38bの復
元力により、第1の支持ローラー21を駆動ローラー1
1から遠ざかる方向に移動させ、エンドレスベルトに所
定の張力を与え、エンドレスベルトを駆動ローラー1
1、第1の支持ローラー21及び第2の支持ローラー4
1間で張架させる。このとき、ばね係数の異なるばねを
用いることにより、エンドレスベルトに任意の張力を与
えて、支持することができる。張架させると同時に、補
強部材の供給部材50からわずかに引き出しておいた補
強部材の粘着剤がエンドレスベルトと密着する。
【0063】次に、駆動源15により、駆動ローラー1
1を所定速度で、補強部材を引き出す方向に駆動させる
(図1では、時計回り)。駆動ローラー11が駆動する
ことにより、エンドレスベルトは回転し、それに伴い補
強部材は、補強部材の供給部材50から引き出されると
同時にエンドレスベルトに貼着されていく。この時の様
子を図3に示す。エンドレスベルトが一周し、エンドレ
スベルトの全周に補強部材が貼着された時点で、駆動ロ
ーラーを停止させる。
【0064】補強部材がエンドレスベルト内周面又は外
周面を一周し、再び重なる接合部分で、補強テープを切
断する。更に、補強効果を付加させるために、もう一周
分貼着してもよいし、数周分貼着してもよい。補強テー
プの切断には、はさみ、カッター等を用いても良いし、
切断装置を設けても良い。
【0065】次に、レバー36を倒すことにより、第1
の支持ローラー21を駆動ローラー11寄りに位置させ
る。エンドレスベルトの張力を緩めた状態で、エンドレ
スベルトを取り外す。
【0066】また、エンドレスベルトの反対側端部にも
補強部材を貼着する場合、すなわち、エンドレスベルト
の両端部に補強部材を取り付ける場合には、取り外した
ベルトの補強部材の貼着済みの端部が装置に向かって手
前側に位置するようにベルトをセットし、上記と同様に
補強部材の貼着を行えば良い。もしくは、供給部材を2
つ備えた構成とし、1回の駆動で両端部に貼着する様に
して良い。
【0067】これまで、エンドレスベルトの内周面への
貼着を例に説明してきたが、更に、エンドレスベルトの
外周面にも補強部材を設ける場合には、供給部材50の
位置決め部材をエンドレスベルトの外周面に供給部材5
0が位置するように側板61上に設け、上記と同様にし
て補強部材の貼着を行えば良い。また、補強部材の供給
手段を内周面側と外周面側とに同時に設け、内周面と外
周面を同時に貼着すれば作業効率が更に向上する。
【0068】また、本実施例では、補強部材の供給部材
を固定し、エンドレスベルトを駆動させることにより補
強部材のエンドレスベルトへの貼着を行ったが、逆にエ
ンドレスベルトを固定し、供給部材をエンドレスベルト
の内周面あるいは外周面に沿って駆動させるようにして
も何ら差し支えない。更に、エンドレスベルトを駆動
し、供給部材も同時に駆動させるような機構としても良
い。
【0069】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、エンドレスベルトの支持手段と、補強部材の供給手
段とを備え、前記補強部材の供給手段は、積重巻回され
た補強部材を少なくとも一端から引き出し可能に収納す
る収納手段を有するエンドレスベルトへの補強部材の貼
着装置及び方法を得ることができる。
【0070】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
する。なお、実施例中の「部」は重量部を示す。
【0071】(実施例1)二軸押出し混練機により下記
配合のコンパウンド(成型用原料)を調製した。
【0072】 ポリカーボネート樹脂 100重量部 カーボンブラック 15重量部 酸化防止剤 0.5重量部 上記の配合を二軸の押出し混練機で混練せしめ、カーボ
ンブラック等の添加剤を十分にバインダー中に均一分散
させ、成型用原料を得た。更に、これを1〜2mmの粒
径の混練物とした。
【0073】次に、一軸押出機のホッパーへ前記混練物
を投入し、設定温度を270〜290℃の範囲に調節し
て押出すことにより、溶融体とした。溶融体は引き続い
て、直径150mm、ダイギャップの巾210μmの円
筒状単層用押出しダイスに導かれた。更に、そこで空気
導入路より空気を吹き込み拡大膨張させ、最終的な形状
寸法として直径160mm、厚み150μmとした。更
に、ベルト巾230mmで切断し、エンドレスベルトを
得た。
【0074】補強部材として、ポリエステル樹脂からな
る補強テープ(厚さ50μm、幅18mm)を用いて、
上記貼着装置にて補強テープをエンドレスベルトの外周
面の両端部に貼着した。貼着された補強テープにしわの
発生はなく、補強テープの貼着始端と貼着終端とが一致
し、エンドレスベルト端部に対し平行に真っ直ぐに貼る
ことができた。
【0075】この補強されたエンドレスベルトを、中間
転写ベルトとして実際にフルカラープリンターに装着
し、耐久試験を行ったところ、5万枚を印刷しても、ベ
ルト端部に割れや欠け等は確認されず、十分な耐久性を
有していた。
【0076】(実施例2)実施例1と同様にして、エン
ドレスベルトを得た。補強部材として、ウレタンゴムか
らなる蛇行防止部材(厚さ2mm、幅3mm)を用い
て、上記貼着装置にて補強部材をエンドレスベルトの内
周面の両端部に貼着した。貼着された補強部材は、貼着
始端と貼着終端とが一致し、エンドレスベルト端部に対
し平行に真っ直ぐに貼ることができた。
【0077】この補強されたエンドレスベルトを、中間
転写ベルトとして補強部材の断面形状と同じ深さと幅を
持った溝を外周面に全周にわたって設けたローラーを有
するフルカラープリンターに装着し、繰り返し使用の耐
久試験を行った。得られた画像は、色ズレのほとんどな
い高品質なものであり、5万枚を印刷しても、ベルト端
部に割れや欠け等は確認されず、十分な耐久性を有して
いた。
【0078】(比較例1)実施例1と同様にして、エン
ドレスベルトを得た。補強部材として、ポリエステル樹
脂からなる補強テープ(厚さ50μm、幅18mm)を
用いて、本発明の貼着装置を使用せずに、手作業にて補
強テープを上記得られたエンドレスベルトの外周面の両
端部に貼着した。手作業にて丁寧に貼着したので、しわ
等は発生しなかったが、ベルトの端部から補強テープが
はみ出したり、逆にテープの端部がベルトの端部よりも
内側に貼れてしまったりした。また、補強部材の貼着始
端と貼着終端とがズレてしまった。
【0079】この補強されたエンドレスベルトを中間転
写ベルトとして実際にカラープリンターに装着し、繰り
返し使用の耐久試験を行ったところ、2千枚を印刷した
時点から、ベルト端部にひび割れが発生し、画像形成領
域に達してしまい、画像に影響を与えた。
【0080】(比較例2)実施例1と同様にして、エン
ドレスベルトを得た。得られたエンドレスベルトには、
補強部材等を一切貼着しなかった。このエンドレスベル
トを中間転写ベルトとして実際にカラープリンターに装
着し、繰り返し使用の耐久試験を行ったところ、500
枚を印刷した時点で、エンドレスベルトの端部にクラッ
クが発生し、更に印刷を重ねたところ、クラックが成長
し、中間転写ベルトとして機能できなくなってしまっ
た。
【0081】(比較例3)実施例1と同様にして、エン
ドレスベルトを得た。補強部材として、ウレタンゴムか
らなる蛇行防止部材(厚さ2mm、幅3mm)を、本発
明の貼着装置を使用せずに、手作業にて、上記補強部材
をエンドレスベルトの内周面の両端部に貼着した。細心
の注意を払い、丁寧に貼着したが、真っ直ぐに貼着する
ことができずに、エンドレスベルト端部に対して平行で
はなく、蛇行した状態で貼着されてしまった。
【0082】この補強されたエンドレスベルトを中間転
写ベルトとして、補強部材の断面形状と同じ深さと幅を
持った溝を外周面に全周にわたって設けたローラーを有
するカラープリンターに装着し、繰り返し使用の耐久試
験を行った。印刷された画像は、色ズレが発生し、色ズ
レ量は500μm以上であり、許容範囲をはるかに越え
るものであった。
【0083】以上の実施例では、本発明により得られた
補強されたエンドレスベルトを中間転写ベルトとしてフ
ルカラー電子写真装置に装着して画像評価を行った場合
について説明してきたが、本発明により得られるエンド
レスベルトの用途は、これらに限定されるものではな
く、複数の感光体を有する電子写真装置用の中間転写ベ
ルトや、電子写真装置の転写ベルトとして使用すること
も可能である。
【0084】
【発明の効果】本発明のエンドレスベルトへの補強部材
の貼着装置によれば、エンドレスベルトに、補強部材を
効率良く、かつ高精度に貼着することが可能である。ま
た、何ら複雑な手段を用いることなく、簡単な構成で、
補強部材として、補強テープのみならず、蛇行防止部材
をもエンドレスベルトに貼着することができる。更に、
特別な機構を用いることなく、簡便に、補強部材をエン
ドレスベルトの外周面だけでなく、内周面にも貼着が可
能であり、片端部のみならず両端部にも貼着可能な装置
を提供することができる。
【0085】また、本発明のエンドレスベルト貼着装置
及び貼着方法によれば、高精度に補強部材が貼着され、
耐久性に優れたエンドレスベルトを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の形態による補強部材の貼着
装置の斜視図である。
【図2】図1の装置を上から見た図である。
【図3】本発明の一実施例の形態によるエンドレスベル
トへの補強部材の取り付け方法を示す図である。
【図4】補強テープあるいは蛇行防止部材を収納し供給
する供給部材の詳細図である。
【図5】供給部材に補強テープあるいは蛇行防止部材を
収納した図である。
【符号の説明】
11 駆動ローラー 12,22,42 位置決め板 13,14,23,24,43,44 溝 15 駆動源 16 駆動プーリー 17 駆動伝達ベルト 18 プーリー 21 第1の支持ローラー 31 支持板 32 スライドレール 33 軸受け部材 34 円盤形状の軸受け 35 シャフト 36 レバー 37 カム 38 ばね 39 ばね固定部材 41 第2の支持ローラー 50 供給部材 51 開口部 52 軸芯 61、71 側板 62 位置決め部材 81 底板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/20 101 G03G 15/20 101 4F213 21/00 350 21/00 350 // B29C 65/48 B29C 65/48 B29L 29:00 Fターム(参考) 2H032 BA09 BA18 BA23 2H033 BA12 2H035 CB06 CF00 3F108 GA09 GB01 HA04 HA12 4F211 AA24 AA28 AB18 AD16 AG16 TA05 TC09 TD11 TJ12 TJ13 TJ29 TN67 TQ03 TQ14 4F213 AA24 AA28 AB18 AD16 AG16 WA15 WA55 WB01 WB11 WF05 WF23 WF46 WK01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンドレスベルトの片端部あるいは両端
    部に、補強部材を貼着する装置において、 前記エンドレスベルトの支持手段と、 前記補強部材の供給手段とを備え、 前記補強部材の供給手段は、積重巻回された補強部材を
    少なくとも一端から引き出し可能にする収納手段を有す
    ることを特徴とするエンドレスベルトへの補強部材の貼
    着装置。
  2. 【請求項2】 前記エンドレスベルトの支持手段又は前
    記補強部材の供給手段の少なくとも一方を駆動させる駆
    動手段を備えた請求項1に記載のエンドレスベルトへの
    補強部材の貼着装置。
  3. 【請求項3】 前記補強部材の供給手段をエンドレスベ
    ルトの内周側、外周側の一方又は両方に配置している請
    求項1又は2に記載のエンドレスベルトへの補強部材の
    貼着装置。
  4. 【請求項4】 エンドレスベルトの片端部あるいは両端
    部に、補強部材を貼着する方法であって、 前記エンドレスベルトを支持し、 前記支持されたエンドレスベルトに対し、収納部材に収
    納され、積重巻回された補強部材を少なくとも一端から
    引き出して供給し、貼着させることを特徴とするエンド
    レスベルトへの補強部材の貼着方法。
  5. 【請求項5】 前記エンドレスベルトの支持部材又は前
    記補強部材の供給部材の少なくとも一方を駆動させるこ
    とにより、供給部材から引き出される補強部材をエンド
    レスベルトに貼着させる請求項4に記載のエンドレスベ
    ルトへの補強部材の貼着方法。
  6. 【請求項6】 前記エンドレスベルトの内周側、外周側
    の一方又は両方に配置された前記供給部材から引き出さ
    れる補強部材をエンドレスベルトに貼着させる請求項4
    又は5に記載のエンドレスベルトへの補強部材の貼着方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のエンド
    レスベルトへの補強部材の貼着装置及びエンドレスベル
    トへの補強部材の貼着方法により得られたエンドレスベ
    ルトであって、前記エンドレスベルトが電子写真装置に
    用いられる中間転写ベルト又は転写ベルトであることを
    特徴とするエンドレスベルト。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007142312A1 (ja) * 2006-06-08 2007-12-13 K. K. Endo Seisakusho 定着用チューブとその製造方法
JP2012203098A (ja) * 2011-03-24 2012-10-22 Canon Inc ベルトユニット、補強部材貼付方法、ベルトユニット検証方法及び、画像形成装置

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