JP2000279204A - 野球スパイク構造 - Google Patents

野球スパイク構造

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JP2000279204A
JP2000279204A JP11091308A JP9130899A JP2000279204A JP 2000279204 A JP2000279204 A JP 2000279204A JP 11091308 A JP11091308 A JP 11091308A JP 9130899 A JP9130899 A JP 9130899A JP 2000279204 A JP2000279204 A JP 2000279204A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、取替式野球スパイク構造に関する
ものであり、従来の金具に比して軽量であって、各スパ
イク基体が独立して形成されるため、摩耗や破損した場
合に、破損個所のみのスパイク基体を簡単に取り替える
ことを可能とするものである。 【解決手段】 本発明に係る野球スパイク構造は、スパ
イク基体、連結板及び締結具からなり、スパイク基体
は、靴底底面に当接させる取付座部と取付座部に対しほ
ぼ垂直に立設された突片部とを一体に形成した断面L字
状に形成され、連結板は、前記スパイク基体の取付座部
に上面から嵌合する複数の凹状カバー部を連結部によっ
て連結して形成され、靴底底面の所定位置に当接させた
前記スパイク基体の取付座部を、前記連結板の凹状カバ
ー部によって被覆し、取付座部、連結板の凹状カバー
部、及び靴底底面に同軸に穿設された締結孔に挿通され
た締結具によって締結されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取替式野球スパイ
ク構造に関するものであり、従来の金具に比して軽量化
が図れるうえ、各スパイク基体を靴底底面に強固に固着
することができ、また、各スパイク基体が独立して形成
されるため、摩耗や破損した場合に、破損個所のみのス
パイク基体を簡単に取り替えることを可能とするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、野球スパイク構造は、2本乃至3
本程度のスパイク突片が一体に連結されたスパイク金具
を、該連結座金に複数穿接された締結孔に釘やボルトと
ナットで、固定する構造が一般的であった。
【0003】また、独立したスパイク突片をそれぞれ靴
底底面にボルトとナットで固着する構造も開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスパイ
ク金具においては、2本乃至3本のスパイク突片をいわ
ゆる連結座金を用いて連結一体化していたため、スパイ
ク突片自体の強度を確保するために連結座金の肉厚を薄
くすることができず軽量化に限界があった。また、突片
の配される位置により摩耗の速さが異なる為、一枚の突
片が摩滅すると他の突片が使用できる状態にあっても、
スパイク金具全体を交換しなければならず、不経済であ
るといった問題があった。
【0005】これらの点に関し、独立したスパイク突片
をそれぞれ靴底底面にボルトとナットで固着する構造に
おいては、連結座金を有しないため軽量化が図れるとと
もに、各スパイク突片が独立しているため摩滅したスパ
イク突片のみを交換すればよく、スパイク突片の交換と
いう観点において経済性は改善されていた。
【0006】しかし、該構造においては、各スパイク突
片が独立して靴底に固着されるため、十分な固着強度を
確保するためには、最低2本のボルトとナットを必要と
していたため、取付若しくは交換作業が煩雑であるとい
った問題があった。また、連結座金によって分散されて
いた各スパイク突片にかかる地面からの圧力が、直接、
靴底へ伝わることとなり不快な突き上げ感や足部の疲労
を招くといった問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係るス
パイク取付構造は、スパイク基体、複数のカバー部を有
する連結板及び締結具からなる取替式野球スパイク構造
であって、該スパイク基体は、靴底底面に当接させる取
付座部と取付座部に対しほぼ垂直に立設された突片部と
を一体に形成した断面L字状に形成され、該連結板は、
前記スパイク基体の取付座部を上面から被覆する複数の
カバー部を連結部によって連結して形成されてなる。こ
のように、スパイク基体と連結板とを別体に形成するこ
とにより、耐衝撃性適宜及び耐摩耗性が要求されるスパ
イク基体は肉厚に形成することができる一方、連結板は
肉薄、軽量に形成することができるため、スパイク構造
全体として軽量化を図ることができる。
【0008】前記スパイク基体の取付座部は、靴底底面
の爪先部や母趾球部、子趾球部及び踵部等の所定位置に
当接させ、前記連結板に形成されたカバー部によって接
地面側より嵌合的に被覆される。この状態で、取付座
部、連結板のカバー部、及び靴底底面に同軸に穿設され
た締結孔に挿通された各種締結具によって締結すること
を特徴とする野球スパイク構造である。このように、取
付座部を前記連結板に形成された凹状カバー部によって
嵌合的に被覆することにより、該取付座部が凹状カバー
部の内側に嵌合した状態となるため、該取付座部平面内
での回転が規制され、1のスパイク基体が1の締結具に
よって確実に固定できるものである。
【0009】また、前記連結体のカバー部の周縁には、
取付座板の上面から側面を経て靴底底面に当接する所定
幅の外縁部を周設することにより、締結時に該外縁部が
靴底底面に食い込み、前記スパイク基体の固着強度を向
上させることができる。
【0010】また、前記スパイク基体の耐摩耗性を向上
させる目的で、前記スパイク基体の突片部の先端部に、
耐摩耗性に優れた金属製あるいは超硬合金製の超硬チッ
プを溶接等の方法により固着することも可能である。こ
のように、超硬合金製チップを固着することにより、ス
パイク基体の突片部の使用による摩耗を遅らせることが
できるため、長期間の使用に耐えうる経済性に優れたス
パイク基体を提供することができる。
【0011】本発明に係る野球用スパイク構造は、上記
状態で使用することも十分に可能であるが、複数の前記
スパイク基体と連結板が分離した状態では、それらを靴
底底面に締結する際の作業性が悪いため、以下のような
構成を採ることも可能である。すなわち、前記スパイク
基体の取付座部及び前記連結板の凹状カバー部に、スパ
イク基体と連結板と固定するための仮止めピンを挿通固
着する仮止め孔を同軸に設け、該仮止め孔にカシメピン
など仮止めピンを用いてスパイク基体と連結板とをあら
かじめ一体化しておく。このように、一体化しておくこ
とにより、スパイク基体及び連結板を靴底底面に締結す
る際バラバラにならず、取付作業が効率的に行える。
【0012】このように形成されることにより、本発明
に係るスパイク取付構造は、従来の連結座金を有するス
パイク構造の靴底への固着強度の高さと、独立して設け
られるスパイク構造の軽量性を兼ね備えたスパイク取付
構造を提供することができるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
本発明に係る野球スパイク取付構造は、スパイク基体、
連結板及び締結具からなる取替式野球スパイク構造であ
って、これら部材を一体に野球用シューズの靴底底面に
固定して使用される。
【0014】本発明に係るスパイク基体に用いられる素
材は、炭素鋼、ステンレス鋼、高強度アルミ合金、チタ
ン合金等、靭性、耐衝撃性及び耐摩耗性に富む金属素材
の中から選択される。該スパイク基体の成形方法は、従
来から用いられているプレス成形法、鋳造法、鍛造法な
どの中から適宜選択され、特に限定されるものではな
い。
【0015】該スパイク基体の形状は、靴底底面に当接
させる取付座部と取付座部に対しほぼ垂直に立設された
突片部とを一体に形成した断面L字状であって、突片部
は略矩形状に形成され、取付座部は略矩形状、台形状若
しくは三角形状等野中から適宜選択され、特に限定され
るものではない。なお、取付座部、突片部ともに十分な
強度が要求されるため、厚さ1.5mm〜3.0mm程度の
形成されることが望ましい。該取付座部には、ボルト・
ナット等の締結具を挿通するために締結孔が穿設され
る。また、前記突片部にかかる応力に対する補強とし
て、前記取付座部から突片部への立ち上がり部近傍に補
強リブ等を設けることも可能である。
【0016】本発明に係る連結板は、2乃至4個の前記
スパイク基体を連結して靴底底面に固着するために用い
られる。該連結板に用いられる素材は、炭素鋼、ステン
レス鋼、高強度アルミ合金、チタン合金等、靭性、耐衝
撃性及び耐摩耗性に富む金属素材、あるいは高密度ポリ
エチレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂
等、靭性、耐衝撃性及び耐摩耗性に富む汎用プラスチッ
クあるいはエンジニアリングプラスチック素材、あるい
は繊維強化プラスチック等の複合材料などの中から選択
される単一素材若しくは複数素材を組み合わせたもので
ある。
【0017】該連結板に加わる曲げ応力は、前記スパイ
ク基体のそれに比べて小さいため、前記各種金属素材が
選択される場合であっても、スパイク基体に比べて薄肉
に形成することができるため、スパイク構造全体として
大幅な軽量化を図ることができる。更に、前記汎用プラ
スチックあるいはエンジニアリングプラスチックや繊維
強化プラスチックなどの複合材料を用いることによって
更なる軽量化が図れるとともに、これら素材の成形性が
良好であることから、該連結板の接地面側に防滑性を向
上させるべく補助突起などを形成することなども容易に
可能となる。
【0018】該連結板の成形方法は、金属素材が用いら
れる場合には前記スパイク基体の成形方法と同様に、従
来から用いられているプレス成形法、鋳造法、鍛造法な
どの中から適宜選択され、特に限定されるものではな
い。一方、プラスチック形の素材が用いられる場合で
も、従来から用いられている射出成形法など適宜選択さ
れ、特に限定されるものではない。
【0019】該連結板の形状は、野球用シューズの靴底
底面に固着された前記スパイク基体の配置によって決ま
る。すなわち、野球シューズの靴底底面に配置される前
記スパイク基体の取付座部に上面から嵌合する複数の凹
状カバー部を連結部によって一体に連結された形状に形
成される。該凹状カバー部は、前記スパイク基体の取付
座部を接地面側から嵌合させて被覆するため、該取付座
部の外周形状と同形状に凹部が形成され、該凹部の深さ
は該取付座部の厚みと同一か若しくは若干浅めに形成さ
れる。また、該凹部の先端側は、取付座部より一体的に
立設されている突片部の立ち上がり部を逃がすため、開
放的に形成される。また、該凹部の先端側には、前記ス
パイク基体に設けられた補強リブに対応した切り欠きを
設けることも可能である。該凹状カバー部には、前記取
付座部に被覆した状態で取付座部に穿設された締結孔と
同軸に締結孔が穿設される。
【0020】このような構造を有する凹状カバー部に連
設される連結部は、締結状態で靴底底面に当接するよう
に形成されることが望ましい。また、曲げ剛性を向上さ
せる目的で、該連結部にリブ構造を形成したり、また、
軽量化を図る目的で、該連結部に任意の形状の開口部を
設けたり肉抜き加工を施したりすることも可能である。
【0021】このように形成されたスパイク基体及び連
結板は、野球用シューズの靴底底面の爪先部や母趾球
部、子趾球部及び踵部等所定位置に当接させた状態で、
前記取付座部、連結板の凹状カバー部及び靴底に穿設さ
れた締結孔に締結具を挿通し靴底に締結される。本発明
に係る締結具は、従来から用いられている釘、ボルト・
ナットの他、前記各部材を強固に固着することができ、
かつ、簡単に取り外せる構造を有するものであれば、特
に限定されるものではない。また、ナットが靴底内に埋
設されており、靴底の接地面側から前記スパイク基体と
連結板をボルトで締結する構造を採ることも可能であ
る。
【0022】また、前記スパイク基体の固着強度を向上
させる目的で形成される外縁部は、前記連結体の凹状カ
バー部に設けられた凹部の外周であって、先端部の開放
部を除く開口端部に、1.5〜3mm程度の幅で周設さ
れる。
【0023】また、前記スパイク基体の耐摩耗性を向上
させる目的で、前記スパイク基体の突片部の先端部固着
されるチップは、耐摩耗性に優れた金属製、超硬合金製
あるいはセラミックス製の超硬チップを溶接等の方法に
より固着することも可能である。金属材料としては、ベ
アリング鋼、高速度鋼等が用いられ、一方、セラミック
ス材料としては、部分安定化ジルコニア、アルミナ、窒
化ケイ素、または、超硬合金、サーメットなど、耐摩耗
性に優れた材料の中から適宜選択される。該チップの形
状は、特に限定されるものではないが、前記突片部の先
端部の幅と同じ長さかやや大きめの細片状であることが
好ましい。該チップの固着方法は従来から用いられてい
る各種溶接方法の中から選択される。
【0024】本発明に係る野球用スパイク構造は、締結
時の作業性向上の目的で、スパイク基体と連結板を仮止
めしておくことも可能である。該仮止めの構造は、前記
スパイク基体の取付座部及び前記連結板の凹状カバー部
に、スパイク基体と連結板と固定するための仮止めピン
を挿通固着する仮止め孔を同軸に設ける。該仮止め孔
は、前記締結孔よりも小径であって、1個所または2個
所に設けるのが好適である。該仮止め孔にカシメピンな
ど仮止めピンを用いてスパイク基体と連結板とをあらか
じめ一体化しておくが、あくまで仮止めを目的とするた
め、用いられる仮止めピンは、軽量で簡易なものが好適
である。このように、一体化しておくことにより、スパ
イク基体及び連結板を靴底底面に締結する際バラバラに
ならず、取付作業が効率的に行える。
【0025】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る野球スパイク取付構造の要部斜視
図、図2は要部分解図、図3は本発明に係るスパイク基
体の斜視図、図4は本発明に係るスパイク基体を組み付
けた連結板の平面図、図5は本発明に係る凹状カバー部
の背面斜視図、図6は本発明に係る野球スパイク取付構
造を用いた野球用シューズの靴底面見取り図、図7は本
発明に係る野球用スパイク取付構造を用いた靴底の要部
断面図である。
【0026】本実施例に係る野球スパイク取付構造は、
図6に示すように、靴底底面の爪先部、母趾球部、子趾
球部、踏み付け部及び踵部に突片を有する野球用スパイ
ク取付構造である。図1及び図2に示すように、本実施
例に係る野球スパイク取付構造は、スパイク基体1、連
結板2及び締結具3からなる取替式野球スパイク構造で
あって、これら部材を一体に野球用シューズの靴底14
に固定して使用される。
【0027】図3に示された本実施例に係るスパイク基
体1に用いられる素材は、靭性、耐衝撃性及び耐摩耗性
に富む炭素鋼で形成されており、厚さ1.6mmの鋼板
からプレス加工により得られたものである。
【0028】図3に示されたように、該スパイク基体1
の形状は、靴底14に当接させる半楕円形状の取付座部
4と取付座部4に対しほぼ垂直に立設された台形形状の
突片部5とを一体に形成した断面L字状に形成される。
該取付座部4には、ボルト・ナット等の締結具3を挿通
するために、直径6.0mmの締結孔8、及び該締結孔
8に対しほぼ対称に直径3.0mmの仮止め孔12が2
つが穿設される。
【0029】また、前記スパイク基体の耐摩耗性を向上
させる目的で、前記スパイク基体1の突片部5の先端部
には、前記突片部5の先端部の幅と同じ長さの細片状で
あってタングステンカーバイド系の超硬合金製のチップ
10が抵抗溶接法により固着されている。
【0030】図6に示されるように、本実施例に係る連
結板2は、数種類の形状を有するが、図4は、そのうち
の爪先部の2本のスパイク基体1と及び子趾球部のスパ
イク基体1とを連結する連結板2の平面図を示したもの
である。本実施例に用いた該連結板2は、炭素鋼からな
り、厚さ1.0mmの鋼板からプレス加工により形成さ
れたものである。
【0031】図4に示される連結板2は、爪先部の2本
のスパイク基体1と及び子趾球部のスパイク基体1とを
連結するものであり、3個のスパイク基体1の取付座部
4に上面から嵌合する3個所の凹状カバー部6を連結部
7によって一体に連結された形状に形成される。図5に
示されるように、該凹状カバー部6は、前記スパイク基
体の取付座部4を接地面側から嵌合させて被覆するた
め、該取付座部4の外周形状と同形状に、深さ2.2m
mの凹部6aが形成され、前記取付座部4に被覆した状
態で取付座部4に穿設された締結孔8と同軸に同径の締
結孔8、及び同軸に同径の仮止め孔12が2つが穿設さ
れる。また、図5に示すように、前記スパイク基体1の
固着強度を向上させる目的で形成される外縁部9は、前
記連結板2の凹状カバー部6に設けられた凹部6aの外
周であって、先端部の開放部を除く開口端部に、1.5
mm程度の幅で周設される。
【0032】このように形成されたスパイク基体1及び
連結板2は、前記仮止め孔12にカシメピンなど仮止め
ピン11を用いてスパイク基体1と連結板2とをあらか
じめ一体化しておく。ここで、仮止め作業は仮止めピン
11を用いるほか、接着強度のそれほど強くない接着剤
を用いて行うことも可能である。
【0033】図7に示すように、一体化されたスパイク
基体1及び連結板2は、野球用シューズの靴底14の爪
先部及び子趾球部所定位置に当接させた状態で、前記取
付座部4、連結板2の凹状カバー部6及び靴底14に穿
設された締結孔8に締結具3を挿通し靴底14に締結さ
れる。本発明に係る締結具3は、一端に偏平で径大の座
板部を有する軸体の表面に傾斜突条を設けた軸部材を、
該軸部材の軸体の外径よりわずかに小さい直径を有する
貫通孔が設けられている筒部材とからなり、該軸体を筒
部材の貫通孔に圧入して固着するものが用いられる。な
お、締結具3としては、従来から用いられている釘、ボ
ルト・ナットの他、前記各部材を強固に固着することが
でき、かつ、簡単に取り外せる構造を有するものであれ
ば、特に限定されるものではない。また、ナットが靴底
内に埋設されており、靴底14の接地面側から前記スパ
イク基体1と連結板2をボルトで締結する構造を採るこ
とも可能である。
【0034】
【発明の効果】このように形成されることにより、本発
明に係るスパイク取付構造は、従来の連結座金を有する
スパイク構造の靴底への固着強度の高さと、独立して設
けられるスパイク構造の軽量性を兼ね備えたスパイク取
付構造を提供することができるものである。
【0035】また、各スパイク基体が独立して形成され
るため、摩耗や破損した場合に、破損個所のみのスパイ
ク基体を簡単に取り替えることを可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る野球用スパイク取付構造の要部
斜視図である。
【図2】 半発明に係る野球用スパイク取付構造の要部
分解図である。
【図3】 本発明に係るスパイク基体の斜視図である。
【図4】 本発明に係るスパイク基体を組み付けた連結
板の平面図である。
【図5】 本発明に係る凹状カバー部の背面斜視図であ
る。
【図6】 本発明に係る野球用スパイク取付構造を用い
た靴底の平面図である。
【図7】 本発明に係る野球用スパイク取付構造を用い
た靴底の要部断面図である。
【符号の説明】
1 スパイク基体 2 連結板 3 締結具 4 取付座部 5 突片部 6 凹状カバー部 6a 凹部 7 連結部 8 締結孔 9 外縁部 10 チップ 11 仮止めピン 12 仮止め孔 13 補強リブ 14 靴底 15 中底 16 切り欠き

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スパイク基体、連結板及び締結具からな
    る取替式野球スパイク構造であって、スパイク基体は、
    靴底底面に当接させる取付座部と取付座部に対しほぼ垂
    直に立設された突片部とを一体に形成した断面L字状に
    形成され、連結板は、前記スパイク基体の取付座部に上
    面から嵌合する複数の凹状カバー部を連結部によって連
    結して形成され、靴底底面の所定位置に当接させた前記
    スパイク基体の取付座部を、前記連結板の凹状カバー部
    によって被覆し、取付座部、連結板の凹状カバー部、及
    び靴底底面に同軸に穿設された締結孔に挿通された締結
    具によって締結されたことを特徴とする野球スパイク構
    造。
  2. 【請求項2】前記連結体の凹状カバー部の外周に、前記
    取付座部の外周形状に沿って靴底底面に当接する外縁部
    が周設されたことを特徴とする請求項1に記載の野球ス
    パイク構造。
  3. 【請求項3】前記スパイク基体の突片部の先端部に、耐
    摩耗性に優れた素材からなるチップが固着されたことを
    特徴とする請求項1又は2のいずれか1に記載の野球ス
    パイク構造。
  4. 【請求項4】前記スパイク基体の取付座部及び前記連結
    板の凹状カバー部に、スパイク基体と連結板と固定する
    ための仮止めピンを挿通固着する仮止め孔を同軸に設け
    たことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1に記載
    の野球スパイク構造。
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CN106418878A (zh) * 2016-10-31 2017-02-22 郭鹏 一种新型鞋面和鞋底可以任意更换的鞋

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