JP2000278771A - 音声操作装置及び方法並びに情報処理装置 - Google Patents

音声操作装置及び方法並びに情報処理装置

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JP2000278771A
JP2000278771A JP11086032A JP8603299A JP2000278771A JP 2000278771 A JP2000278771 A JP 2000278771A JP 11086032 A JP11086032 A JP 11086032A JP 8603299 A JP8603299 A JP 8603299A JP 2000278771 A JP2000278771 A JP 2000278771A
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voice
control signal
output
signal
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Hiroshi Hosoe
洋 細江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声認識による制御信号送信と音声送信の切
換えの手間を省く。 【解決手段】 A/D変換器14は、マイクロフォン1
0の出力をディジタル化する。スイッチ16は、A/D
変換器14の出力を音声認識回路18又は音声信号処理
回路22に供給する。音声認識回路18及びコマンド信
号生成回路20は、入力音声に対応するコマンド信号を
生成する。送受信装置28は音声信号処理回路22から
の音声信号又は回路20からの制御信号をアンテナ30
から通信相手に送信する。送受信装置28は通信相手か
らの制御信号に従い、スイッチ16を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声操作装置及び
方法並びに情報処理装置に関し、より具体的には、音声
により被制御機器を操作する音声操作装置及び方法並び
に情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音声認識技術を応用する機器操作
装置が提案されている。このような音声による機器操作
装置は、基本的に、図10に示すように、操作者の音声
を取り込むマイクロフォン210と、マイクロフォン2
10の出力を音声認識して、対応する制御コマンドを生
成する処理装置212と、処理装置212から出力され
る制御コマンドにより制御される被操作装置214とか
らなり、それらは一体的に構成されている。
【0003】図11は、図10に示す音声操作装置の動
作フローチャートを示す。マイクロフォン210は、ユ
ーザの音声を電気信号を変換して、処理装置212に供
給する(S31)。処理装置212は、入力音声を周波
数分析し(S32)、既登録の音声パターンと比較照合
する(S33)。照合の結果、入力音声に類似度の高い
音声パターンが抽出されなければ(S34)、入力音声
を棄却して(S35)、次の音声入力を処理する(S3
1)。入力音声に類似度の高い音声パターンが抽出され
ると(S34)、その音声パターンに対応する制御コマ
ンドを被操作装置に送出する(S36)。操作終了の音
声又はキー操作により(S37)、終了する。
【0004】音声認識による機器操作は、複雑な操作が
不要であって、簡単で分かりやすい操作系を実現できる
という利点がある。例えば、電話器のマイクに対して相
手先の名前を向かって話すと、その相手の電話番号が自
動的にダイヤルされるようにすることも、カーナビゲー
ションシステムでは、目的地を言うだけで最適ルートの
検索を開始したりすることも実現されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】例えば携帯電話器のよ
うな携帯機器では、急速に小型軽量化が進む一方で用途
開発も進み、多機能化している。ところが、携帯電話器
で通話先に信号等を送る場合、相手先からの操作案内を
聞いた後に、一旦、耳から離してキー操作を行い、ま
た、耳に付けて内容を聞くといった煩雑な動作をする必
要がある。これはユーザにとって扱いにくいばかりでな
く、操作を誤りやすく、不便である。このような場合に
は、上述した音声認識技術を利用した機器操作が有効で
ある。しかし、通話のための音声と操作のための音声を
区別でき、それぞれに応じた処理を適応的に実行できる
のが望ましいが、従来、そのような音声処理装置は、実
現されていない。
【0006】音声による操作はまた、キーボード等のキ
ー類を設けるのが困難又は不可能な操作以外にも、操作
者自体が指などによる操作が困難な又は不可能な状況で
使用するような機器にも、非常に有効である。
【0007】本発明は、より簡易に被制御機器を音声で
操作する携帯可能な音声操作装置及び方法並びに情報処
理装置を提示することを目的とする。
【0008】本発明はまた、音声送信機能と音声認識機
能を一体的に具備する音声操作装置及び方法並びに情報
処理装置を提示することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る音声操作装
置は、音声により被制御機器を遠隔操作する音声操作装
置であって、音声を電気信号に変換する音声入力手段
と、当該音声入力手段の出力に応じて所定の制御信号を
生成する制御信号生成手段と、当該音声入力手段の出力
を送信用の音声信号に変換する送信処理手段と、当該制
御信号生成手段の出力及び当該送信処理手段の出力を選
択的に当該被制御機器に送信する送信手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0010】本発明に係る音声操作方法は、音声により
被制御機器を遠隔操作する音声操作方法であって、音声
を電気信号に変換する音声入力ステップと、当該音声入
力ステップの出力に応じて所定の制御信号を生成する制
御信号生成ステップと、当該音声入力ステップの出力を
送信用の音声信号に変換する送信処理ステップと、当該
制御信号生成手段の出力及び当該送信処理手段の出力を
選択的に当該被制御機器に送信する送信ステップとを具
備することを特徴とする。
【0011】本発明に係る音声操作装置は、音声により
被制御機器を遠隔操作する音声操作装置であって、音声
を電気信号に変換する音声入力手段と、当該音声入力手
段の出力に応じて所定の制御信号を生成する制御信号生
成手段と、当該音声入力手段の出力を送信用の音声信号
に変換する送信処理手段と、当該制御信号生成手段の出
力及び当該送信処理手段の出力のどちらを当該被制御機
器に送信するかを指定する指定手段とを具備することを
特徴とする。
【0012】本発明に係る音声操作方法は、音声により
被制御機器を遠隔操作する音声操作方法であって、音声
を電気信号に変換する音声入力ステップと、当該音声入
力ステップの出力に応じて所定の制御信号を生成する制
御信号生成ステップと、当該音声入力ステップの出力を
送信用の音声信号に変換する送信処理ステップと、当該
制御信号生成ステップの出力及び当該送信処理ステップ
の出力のどちらを当該被制御機器に送信するかを指定す
る指定ステップとを具備することを特徴とする。
【0013】本発明に係る情報処理装置は、音声認識機
能を有する電子機器により遠隔操作される情報処理装置
であって、当該電子機器の音声認識機能を動作させるよ
うに制御する制御手段と、当該電子機器の音声認識機能
に基づいて生成された制御信号を受信する受信手段と、
当該制御信号に対応する処理の結果を示す音声信号を当
該電子機器に送信する送信手段とを具備することを特徴
とする。
【0014】本発明に係る情報処理装置は、音声認識機
能を有する電子機器により遠隔操作される情報処理装置
であって、当該電子機器の音声認識機能に基づいて生成
された制御信号及び当該電子機器に入力された音声信号
を受信する受信手段と、当該制御信号に基づいて所定の
制御対象を制御する制御手段と、当該音声信号を記録す
る記録手段とを具備することを特徴とする。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0016】図1は、携帯電話器に適用した本発明の一
実施例の概略構成ブロック図を示し、図2は、その外観
の斜視図を示す。
【0017】本発明の第1実施例である携帯電話器10
は、以下の構成要素を12〜32を具備する。すなわ
ち、12は、ユーザの音声を取り込むマイクロフォン、
14はマイクロフォン12の出力をディジタル信号に変
換するA/D変換器である。通常、マイクロフォン12
とA/D変換器14との間には、雑音低減回路及びアン
プが挿入されているが、ここでは、図示を省略してあ
る。16は、A/D変換器14の出力する音声データ
を、音声認識・コマンド生成系又は音声送信処理系に選
択的に供給するスイッチである。18はスイッチ16の
A接点からの入力音声を分析し、その分析結果を登録音
声パターンと照合して入力音声に最も類似する音声パタ
ーンを決定し、決定した音声パターンに付与された識別
番号をコマンドIDとして出力する音声認識回路、20
は音声認識回路18からのコマンドIDに応じて、対応
するコマンドを示すトーン信号を生成するコマンド信号
生成回路である。22は、スイッチ16のB接点からの
音声データを送信用に処理する音声信号処理回路であ
る。
【0018】24は全体を制御するCPU(マイクロコ
ンピュータ)、26はCPU24にユーザが相手先電話
番号などを入力するキーパネルである。
【0019】28は、コマンド信号生成回路20及び音
声信号処理回路22の出力を所定の電波信号に変換して
アンテナ30から外部に送出すると共に、通信相手から
の電波信号の内、音声信号をスピーカ32に供給し、そ
の他の情報(制御情報及び文字情報等)をCPU24に
供給する送受信装置である。本実施例では、送受信装置
28が通信相手からの制御情報に基づき、スイッチ16
の切換えを制御する。勿論、CPU24が、送受信装置
28からの信号に基づき、若しくは音声認識回路18に
よる認識結果などに基づきスイッチ16の切換えを制御
しても良い。
【0020】本実施例の携帯電話器10は、通常の携帯
電話器と同様に、アンテナ30で受信された通信相手か
らの音声信号をスピーカ32から音声出力する。ユーザ
の発生した音声はマイクロフォン12で取り込まれ、音
声信号処理回路22で送信用に処理され又は音声認識回
路18及びコマンド信号生成回路20により制御信号に
変換され、送受信装置28及びアンテナ30を介して通
信相手に送信される。
【0021】図3は、本実施例の動作フローチャートを
示す。マイクロフォン12により取り込まれた音声は、
A/D変換器14によりディジタル信号に変換される
(S1)。スイッチ16は、制御信号を送信する制御信
号送信モードか、音声を送信する音声送信モードかに応
じて、送受信装置28により、それぞれA接点又はB接
点に接続する(S2)。
【0022】制御信号送信モードの場合、スイッチ16
はA接点に接続し(S2)、A/D変換器14の出力は
音声認識回路18に供給される。音声認識回路18は、
スイッチ16からの音声データを周波数解析し、予め登
録された音声周波数パターンと照合し、その照合結果に
従い、入力音声に応じたコマンドID信号をコマンド信
号生成回路20に供給する(S3)。コマンド信号生成
回路20は、音声認識回路18からのコマンドID信号
に従い、その制御内容を示すトーン信号を生成する(S
4)。生成されたトーン信号は、送受信装置28により
所定の電波信号に変換され、アンテナ30から外部に送
出される(S5)。
【0023】音声送信モードでは、スイッチ16はB接
点に接続し(S2)、A/D変換器14の出力は音声信
号処理回路22に供給される。音声信号処理回路22
は、スイッチ16からの音声データを送信用の音声信号
に変換して、送受信装置28に供給する。送受信装置2
8は音声信号処理回路22の出力を所定の電波信号に変
換して、アンテナ30から外部に送出する(S6)。
【0024】本実施例では、A/D変換器14と音声認
識処理回路18及び音声信号処理回路22との間に、ス
イッチ16を設けているが、A/D変換器14の出力デ
ータを常時、音声認識処理回路18及び音声信号処理回
路22の両方に供給し、送受信装置28が動作モードに
応じて、コマンド信号生成回路20の出力又は音声信号
処理回路22の出力を選択するようにしてもよい。
【0025】このようにして、本実施例では、ユーザの
音声又は、音声に応じた制御信号が電波信号として外部
に向けて発信される。特に、音声信号を送信するか、制
御信号を送信するかの切り替えを、通信相手からの信号
に応じて切り換えるので、ユーザは、単に、相手から指
定された音声などを発音するだけでよくなり、手間が省
ける。
【0026】本実施例の携帯電話器10は、無線通信回
線を介して情報提供者のコンピュータに記憶される情報
にアクセスできる。この構成例を図4に示す。例えば、
行楽地などの知りたい地域の天気予報が提供される場合
を例に、本実施例の使用方法を説明する。なお、図4で
は、本実施例の構成を簡略化して、主要な要素のみを図
示してある。
【0027】ユーザが情報提供者に電話をかけて通信回
線が接続されると、情報提供者側のホストコンピュータ
40から制御信号がユーザの携帯電話器10に送信され
る。この制御信号は、ユーザの携帯電話器10を制御信
号送信モードに切り換える信号(以下、モード移行信号
という。)である。このモード移行信号を受信した携帯
電話器10は、スイッチ16をA接点に接続する。この
結果、ユーザの音声は、音声認識回路18により認識さ
れ、制御信号に変換される状態になっている。
【0028】ホストコンピュータ40は、情報提供を希
望する候補地域を選択するように音声でユーザに案内す
る。ユーザは、例えば、0から9番までの番号を付けた
10候補の中から選択するように案内される。案内を聞
いたユーザは、希望の地域を0から9までの何れかの数
字で答えることになり、「0」から「9」までの数字を
音声で入力する。ユーザが入力した音声は、A/D変換
器14によりディジタル化された後、図3を参照して説
明したように、音声認識回路18に供給される。音声認
識回路18は、入力された音声が「0」から「9」の内
の何れであるかを照合する。照合の結果、入力された音
声が例えば「5」であったと認識されると、音声認識回
路18は、「5」に対応するコマンドID信号をコマン
ド信号生成回路20に供給し、コマンド信号生成回路2
0は、「5」に対応するトーン信号を生成する。生成さ
れたトーン信号は、送受信装置28及び通信回線を介し
て情報提供者のホストコンピュータ40に送信される。
【0029】ユーザの選択をトーン信号として受け取っ
た情報提供者のホストコンピュータ40は、登録された
天気予報データベースの中から要求された「5」番に対
応する地域の天気予報情報を検索し、その情報を携帯電
話器10に音声信号として送信する。ユーザに送られた
情報は、携帯電話器10のスピーカ32から音声として
出力される。
【0030】通信回線を切断する際、ホストコンピュー
タ40は、携帯電話器10を音声送信モードに移行させ
る制御信号を送信する。携帯電話器10は、この制御信
号に応じて、スイッチ16をB接点に接続する。ここ
で、ホストコンピュータ40との間の通信回線が、ホス
トコンピュータ40からの制御信号を受信する前に切断
された場合、または、当該通信回線を正常に切断できな
かった場合、携帯電話器10は、所定時間経過後に、ま
たは新たに別の通信回線との接続を行う際に、スイッチ
16を自動的にB接点に接続する。
【0031】以上、説明した構成により、外部の被制御
機器(図4では、ホストコンピュータ40)からの要求
に応じて、遠隔操作装置である携帯電話器10は、音声
をトーン信号に変換して送信するので、ホストコンピュ
ータ40側で音声認識手段を備える必要がない。特に、
ユーザごとの語調の違い等により音声パターンには個人
差があるが、携帯電話器10で各ユーザ自身の標準パタ
ーンを登録し、それに基づいて音声認識処理を行うこと
によって、音声認識精度が向上し、操作性の向上につな
がる。
【0032】また、ユーザは、音声信号を送信する場合
と制御信号を送信する場合とで切り替え操作をする必要
が無い。この切り替え操作は相手先からの要求に応じて
自動で行われるので、ユーザは、電話器に向かって話す
だけで良くなり、操作性が向上する。
【0033】次に、ビデオカメラを遠隔操作する遠隔操
作装置に適用した本発明の第2実施例を説明する。図5
は、第2実施例の概略構成ブロック図を示す。図6は、
全体の概略構成図を示す。
【0034】図5に図示した遠隔操作装置110は、以
下の構成要素を112〜132を具備する。すなわち、
112は、ユーザの音声を取り込むマイクロフォン、1
14はマイクロフォン112の出力をディジタル信号に
変換するA/D変換器である。通常、マイクロフォン1
12とA/D変換器114との間には、雑音低減回路及
びアンプが挿入されているが、ここでは、図示を省略し
てある。116は、A/D変換器114の出力する音声
データを、音声認識・コマンド生成系又は音声送信処理
系に選択的に供給するスイッチである。118はスイッ
チ116のA接点からの入力音声を分析し、その分析結
果を登録音声パターンと照合して入力音声に最も類似す
る音声パターンを決定し、決定した音声パターンに付与
された識別番号をコマンドIDとして出力する音声認識
回路、120は音声認識回路118からのコマンドID
に応じて、対応するコマンドを示す制御信号を生成する
コマンド信号生成回路である。122は、スイッチ11
6のB接点からの音声データを送信用に処理する音声信
号処理回路である。
【0035】124は全体を制御するCPU(マイクロ
コンピュータ)、126はCPU124にユーザが種々
の指示を入力する操作スイッチである。
【0036】128は、コマンド信号生成回路120及
び音声信号処理回路122の出力を所定の電波信号に変
換してアンテナ130から制御対象のカメラ140(図
6)に向け送出すると共に、カメラ140からの電波信
号の内、映像信号を液晶モニタ132に供給し、その他
の情報(制御情報及びステータス情報等)をCPU12
4に供給する送受信装置である。本実施例では、CPU
124が、スイッチ116の切換えを制御する。
【0037】カメラ140は、カメラ本体142を電動
雲台144上に載置した構成をしている。ユーザは、遠
隔操作装置110により、電動雲台144を遠隔制御で
き、カメラ本体142をパン及びチルトさせることがで
きる。ユーザはまた、遠隔操作装置110により、カメ
ラ本体142の撮影画像の記録再生動作並びにズーム及
びフォーカスを制御可能である。電動雲台144内には
無線送受信装置が内蔵されている。
【0038】本実施例の遠隔操作装置110は、カメラ
140から送信された映像信号をアンテナ130及び送
受信装置128により受信して液晶モニタ装置132の
画面上に画像表示する。ユーザの発生した音声はマイク
ロフォン112で取り込まれ、音声信号処理回路122
で送信用に処理され又は音声認識回路118及びコマン
ド信号生成回路120により制御信号に変換され、送受
信装置128及びアンテナ130を介してカメラ140
に送信される。
【0039】図7は、遠隔操作装置110の動作フロー
チャートを示す。マイクロフォン112により取り込ま
れた音声は、A/D変換器114によりディジタル信号
に変換される(S11)。ユーザによる操作スイッチ1
26の操作状態に応じて、CPU124が、スイッチ1
16を切り換える(S12)。操作スイッチ126は、
図8にその断面構造を示すように、ランナ150によっ
てオフ状態に付勢されている。ユーザが操作スイッチ1
26を指などで押すと、タクトスイッチ152がオンに
なり、オン信号がCPU124に入力する。ユーザが操
作スイッチ126を放すと、操作スイッチ126がオフ
状態に復帰し、タクトスイッチ152がオフになる。C
PU124は、タクトスイッチ152のオン/オフに応
じてスイッチ116を切り換えると共に、その結果をカ
メラ140に通知する。ここで、カメラ140はタクト
・スイッチ152の状態に応じて遠隔操作装置110の
遠隔操作を受け付けるモードか、遠隔操作装置110の
集音音声を記録するモードかを切り換える。
【0040】制御信号を送信する場合、操作スイッチ1
26をオンにする。このとき、スイッチ116はA接点
に接続し(S12)、A/D変換器114の出力は音声
認識回路118に供給される。音声認識回路118は、
スイッチ116からの音声データを周波数解析し、予め
登録された音声周波数パターンと照合し、その照合結果
に従い、入力音声に応じたコマンドID信号をコマンド
信号生成回路120に供給する(S13)。コマンド信
号生成回路120は、音声認識回路118からのコマン
ドID信号に従い、その制御内容を示す制御信号を生成
する(S14)。生成された制御信号は、送受信装置1
28により所定の電波信号に変換され、アンテナ130
からカメラ140に向けて送出される(S15)。ここ
で、カメラ140は、受信した制御信号に対応する処理
を行い、その処理結果を表す画像信号を撮影画像に多重
して遠隔操作装置110に送信する。これにより、音声
制御の結果をユーザにわかりやすく通知できる。
【0041】音声を送信する場合には、操作スイッチ1
26をオフにする。このとき、スイッチ116はB接点
に接続し(S12)、A/D変換器114の出力は音声
信号処理回路122に供給される。音声信号処理回路1
22は、スイッチ116からの音声データを送信用の音
声信号に変換して、送受信装置128に供給する。送受
信装置128は音声信号処理回路122の出力を所定の
電波信号に変換して、アンテナ130からカメラ140
に向けて送出する(S16)。
【0042】このようにして、図5に示す遠隔操作装置
110は、ユーザの音声又は、音声に応じた制御信号を
電波信号としてカメラ140に向けて送信する。特に、
操作スイッチ126のオン/オフで音声信号を送信する
のか、制御信号を送信するのかを切り換えることができ
る。
【0043】図9は、遠隔操作装置110とカメラ14
0との基本的な関係を示す概略構成ブロック図であり、
基本的な要素のみを図示してある。
【0044】電動雲台144は、遠隔操作装置110の
送受信装置128との間で情報を交換する送受信装置1
56を具備する。送受信装置156は、遠隔操作装置1
10からの音声信号及び制御信号を受信し、受信した音
声信号を加算器158に、受信した制御信号をCPU1
60にそれぞれ供給する。加算器158は、送受信装置
156からの音声信号に、カメラ本体142のマイクロ
フォン162からの音声信号を加算し、記録装置164
に供給する。これにより、ユーザの音声(例えば、撮影
画面の説明など)をカメラ140の撮影画像と集音音声
と共に記録できる。CPU160は、送受信装置156
からの制御信号に従い、電動雲台144のパン・チルト
角、並びに、カメラ本体142の記録開始・停止、フォ
ーカス及びズームを制御する。
【0045】送受信装置156はまた、カメラ本体14
2から撮影画像の映像信号を受け取り、遠隔操作装置1
10に送信する。遠隔操作装置110は、先に説明した
ように、受信した映像信号を液晶モニタ132の画面上
に画像表示する。これにより、ユーザは、液晶モニタ1
32に表示される映像を見て、例えば記録映像に対する
コメントの音声を手元の遠隔操作装置110からカメラ
140に送信して、映像と一緒に記録させたり、カメラ
本体142及び電動雲台144を遠隔操作できる。
【0046】遠隔操作装置110は、ユーザの操作に従
って、ユーザが入力した音声を音声信号として又は入力
音声に対応する制御信号として被制御装置に送信する。
これによって、ユーザは、カメラ140を音声で操作で
きて操作性が向上すると共に、記録映像にナレーション
を挿入したりすることも可能となる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から容易に理解できるよう
に、本発明によれば、状況に応じて自動的又は簡単な操
作で、入力音声を音声信号として送信するか、制御信号
に変換して送信するかを切り換えることができる。これ
により、例えば音声通話と機器制御を音声入力手段に音
声を入力するだけで行うことができる。複雑なスイッチ
操作が不要になるので、操作性が向上する。
【0048】また、相手からの信号に応じて、音声信号
を送信するか、入力音声に応じた制御信号を送信するか
を切り換えることにより、ユーザ自身が切換え操作を行
う必要が無くなり、使用性が向上する。
【0049】また、外部から必要に応じて切り替えるこ
とができるので、ユーザに切換え操作を要求しなくて
も、必要な信号を送信させることが可能となる。その結
果、ユーザの誤操作に対処する必要が無くなり、システ
ムの安定性が向上する。
【0050】音声信号を送信するか、入力音声に応じた
制御信号を送信するかを切り換える操作手段を設けるこ
とにより、ユーザが能動的に被制御機器を遠隔操作でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図2】 第1実施例の外観斜視図である。
【図3】 第1実施例の信号送信手順の動作フローチャ
ートである。
【図4】 第1実施例を使用する通信システムの概略構
成ブロック図である。
【図5】 本発明の第2実施例の概略構成ブロック図で
ある。
【図6】 第2実施例を使用する遠隔制御システムの外
観構成図である。
【図7】 第2実施例の信号送信手順の動作フローチャ
ートである。
【図8】 操作スイッチ126の断面構造図である。
【図9】 第2実施例を使用する遠隔制御システムの概
略構成ブロック図である。
【図10】 音声による従来の機器操作システムの概略
構成ブロック図である。
【図11】 図11に示す従来例の機器操作手順のフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10:携帯電話器 12:マイクロフォン 14:A/D変換器 16:スイッチ 18:音声認識回路 20:コマンド信号生成回路 22:音声信号処理回路 24:CPU 26:キーパネル 28:送受信装置 30:アンテナ 32:スピーカ 40:ホストコンピュータ 110:遠隔操作装置 112:マイクロフォン 114:A/D変換器 116:スイッチ 118:音声認識回路 120:コマンド信号生成回路 122:音声信号処理回路 124:CPU 126:操作スイッチ 128:送受信装置 130:アンテナ 132:液晶モニタ 140:カメラ 142:カメラ本体 144:電動雲台 150:ランナ 152:タクトスイッチ 156:送受信装置 158:加算器 160:CPU 162:マイクロフォン 164:記録装置 210:マイクロフォン 212:処理装置 214:被操作装置

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声により被制御機器を遠隔操作する音
    声操作装置であって、 音声を電気信号に変換する音声入力手段と、 当該音声入力手段の出力に応じて所定の制御信号を生成
    する制御信号生成手段と、 当該音声入力手段の出力を送信用の音声信号に変換する
    送信処理手段と、 当該制御信号生成手段の出力及び当該送信処理手段の出
    力を選択的に当該被制御機器に送信する送信手段とを具
    備することを特徴とする音声操作装置。
  2. 【請求項2】 更に、当該被制御機器からの制御信号あ
    るいは音声信号を受信する受信手段を具備する請求項1
    に記載の音声操作装置。
  3. 【請求項3】 更に、当該音声入力手段の出力を選択的
    に当該制御信号生成手段及び当該送信処理手段に供給す
    る選択手段を具備する請求項1又は2に記載の音声操作
    装置。
  4. 【請求項4】 当該選択手段は、当該被制御機器からの
    制御信号に応じて、当該音声入力手段の出力を選択的に
    当該制御信号生成手段及び当該送信処理手段に供給する
    請求項3に記載の音声操作装置。
  5. 【請求項5】 当該選択手段は、当該被制御機器との通
    信を正常に終了できなかった場合、当該音声入力手段の
    出力を自動的に当該送信処理手段に供給する請求項1乃
    至4の何れか1項に記載の音声操作装置。
  6. 【請求項6】 当該送信手段は、無線通信路を介して当
    該制御信号あるいは当該音声信号を当該被制御機器に送
    信する請求項1乃至5の何れか1項に記載の音声操作装
    置。
  7. 【請求項7】 更に、当該被制御機器からの音声信号を
    出力する音声出力手段を具備する請求項2乃至6の何れ
    か1項に記載の音声操作装置。
  8. 【請求項8】 当該制御信号生成手段は、当該音声入力
    手段の出力を音声認識する機能を有し、当該機能を用い
    て当該所定の制御信号を生成する請求項1乃至7の何れ
    か1項に記載の音声操作装置。
  9. 【請求項9】 当該音声操作装置は、携帯可能な電子機
    器である請求項1乃至8の何れか1項に記載の音声操作
    装置。
  10. 【請求項10】 音声により被制御機器を遠隔操作する
    音声操作方法であって、 音声を電気信号に変換する音声入力ステップと、 当該音声入力ステップの出力に応じて所定の制御信号を
    生成する制御信号生成ステップと、 当該音声入力ステップの出力を送信用の音声信号に変換
    する送信処理ステップと、 当該制御信号生成手段の出力及び当該送信処理手段の出
    力を選択的に当該被制御機器に送信する送信ステップと
    を具備することを特徴とする音声操作方法。
  11. 【請求項11】 音声により被制御機器を遠隔操作する
    音声操作装置であって、 音声を電気信号に変換する音声入力手段と、 当該音声入力手段の出力に応じて所定の制御信号を生成
    する制御信号生成手段と、 当該音声入力手段の出力を送信用の音声信号に変換する
    送信処理手段と、 当該制御信号生成手段の出力及び当該送信処理手段の出
    力のどちらを当該被制御機器に送信するかを指定する指
    定手段とを具備することを特徴とする音声操作装置。
  12. 【請求項12】 更に、当該指定手段により制御され、
    当該音声入力手段の出力を選択的に当該制御信号生成手
    段及び当該送信処理手段に供給する選択手段を具備する
    請求項11に記載の音声操作装置。
  13. 【請求項13】 更に、当該制御信号あるいは当該音声
    信号を選択的に当該被制御機器に送信する送信手段を具
    備する請求項11又は12に記載の音声操作装置。
  14. 【請求項14】 当該送信手段は、無線通信路を介して
    当該制御信号あるいは当該音声信号を当該被制御機器に
    送信する請求項13に記載の音声操作装置。
  15. 【請求項15】 当該制御信号生成手段は、当該音声入
    力手段の出力を音声認識する機能を有し、当該機能を用
    いて当該所定の制御信号を生成する請求項11乃至14
    の何れか1項に記載の音声操作装置。
  16. 【請求項16】 当該被制御機器は、当該音声信号と当
    該被制御機器により集音された音声信号とを記録する請
    求項11乃至15の何れか1項に記載の音声操作装置。
  17. 【請求項17】 当該音声操作装置は、携帯可能な電子
    機器である請求項11乃至16の何れか1項に記載の音
    声操作装置。
  18. 【請求項18】 当該被制御機器がカメラ一体型記録再
    生装置である請求項11乃至17の何れか1項に記載の
    音声操作装置。
  19. 【請求項19】 更に、当該被制御機器からの映像信号
    を表示する映像受信表示手段を具備する請求項11乃至
    18の何れか1項に記載の音声操作装置。
  20. 【請求項20】 音声により被制御機器を遠隔操作する
    音声操作方法であって、 音声を電気信号に変換する音声入力ステップと、 当該音声入力ステップの出力に応じて所定の制御信号を
    生成する制御信号生成ステップと、 当該音声入力ステップの出力を送信用の音声信号に変換
    する送信処理ステップと、 当該制御信号生成ステップの出力及び当該送信処理ステ
    ップの出力のどちらを当該被制御機器に送信するかを指
    定する指定ステップとを具備することを特徴とする音声
    操作方法。
  21. 【請求項21】 音声認識機能を有する電子機器により
    遠隔操作される情報処理装置であって、 当該電子機器の音声認識機能を動作させるように制御す
    る制御手段と、 当該電子機器の音声認識機能に基づいて生成された制御
    信号を受信する受信手段と、 当該制御信号に対応する処理の結果を示す音声信号を当
    該電子機器に送信する送信手段とを具備することを特徴
    とする情報処理装置。
  22. 【請求項22】 音声認識機能を有する電子機器により
    遠隔操作される情報処理装置であって、 当該電子機器の音声認識機能に基づいて生成された制御
    信号及び当該電子機器に入力された音声信号を受信する
    受信手段と、 当該制御信号に基づいて所定の制御対象を制御する制御
    手段と、 当該音声信号を記録する記録手段とを具備することを特
    徴とする情報処理装置。
  23. 【請求項23】 当該受信手段は、当該制御信号及び当
    該音声信号を無線通信路を介して受信する請求項22に
    記載の情報処理装置。
  24. 【請求項24】 更に、外部音声を入力する音声入力手
    段を具備する請求項22又は23に記載の情報処理装
    置。
  25. 【請求項25】 当該記録手段は更に、当該音声入力手
    段の出力を記録する請求項22乃至24の何れか1項に
    記載の情報処理装置。
  26. 【請求項26】 当該情報処理装置は、カメラ一体型デ
    ィジタルビデオレコーダである請求項22乃至25の何
    れか1項に記載の情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7425986B2 (en) 2002-03-29 2008-09-16 Canon Kabushiki Kaisha Conversion apparatus for image data delivery
CN103177723A (zh) * 2011-12-20 2013-06-26 上海博泰悦臻电子设备制造有限公司 语音处理装置、车载终端设备及语音处理方法

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