JP2000278482A - イメージ読取装置 - Google Patents

イメージ読取装置

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JP2000278482A
JP2000278482A JP11080845A JP8084599A JP2000278482A JP 2000278482 A JP2000278482 A JP 2000278482A JP 11080845 A JP11080845 A JP 11080845A JP 8084599 A JP8084599 A JP 8084599A JP 2000278482 A JP2000278482 A JP 2000278482A
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JP11080845A
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Kazuo Ito
和郎 伊藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帳票の搬送速度が変動しても、むらのないイ
メージデータが得られるイメージ読取装置を提供する。 【解決手段】 フォトインタラプタ14から帳票1の搬
送ピッチ毎にタイミング信号TIMが出力されると、積
分回路24と電圧保持回路25によって、搬送時間に対
応した電圧S25が出力される。電圧S25は差動増幅
器26で基準電圧VRと比較され、その差に応じた補正
信号CORが生成される。アナログ乗算器28におい
て、CCDセンサ17から出力されたイメージ信号IM
Gと補正信号CORとが掛け合わされ、搬送速度による
濃度の変動が補正された補正イメージ信号CIMが生成
される。補正イメージ信号CIMは、A/D変換器29
でディジタル値に変換され、イメージデータOUTとし
て出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帳票等の記録媒体
を一定方向に搬送して、その搬送方向に垂直なライン毎
にイメージを光学的に読取るイメージ読取装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のイメージ読取装置は、読取り対象
のイメージが記載された帳票等の記録媒体を、サーボモ
ータを使用した搬送駆動系によって一定の搬送ピッチで
搬送し、その搬送方向に垂直なライン毎にその記録媒体
上のイメージを読取るようになっている。イメージの読
取りは、搬送駆動系の搬送方向に垂直に設定された読取
りラインに光を照射し、搬送される記録媒体から反射さ
れた光をレンズ等によって集光して読取る光学系が使用
されている。また、イメージの濃淡の検出には、電荷結
合素子を用いたラインイメージセンサ(以下、「CCD
センサ」という)等の撮像素子が使用され、その撮像素
子から読取りライン上の各画素の濃淡情報を読取るタイ
ミングは、サーボモータまたは搬送ローラに直結された
タイミングディスクからのパルス信号で制御されるよう
になっている。
【0003】このようなイメージ読取装置において、記
録媒体はサーボモータによって搬送路上を一定の速度で
搬送される。また、搬送路上の読取りラインには光が照
射され、ここを通過する記録媒体で反射された光が、光
学系を介して撮像素子に入射される。そして、撮像素子
には、入射された光量に応じた電荷が蓄積される。一
方、サーボモータ等に接続されたタイミングディスクか
ら、例えば63.5μmの搬送ピッチ毎にパルス信号が
出力され、このパルス信号が撮像素子に対する読取りタ
イミングの信号として与えられる。これにより、パルス
信号のタイミングに従って、読取りライン上の各画素の
濃淡情報が読取られ、これがディジタル値に変換されて
イメージデータとして出力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
イメージ読取装置では、次のような課題があった。CC
Dセンサ等の撮像素子は、入射された光量に応じた電荷
を蓄積し、その電荷に応じた電圧を出力するようになっ
ている。光量は、光の強さとその照射時間との積に比例
するが、光の強さは記録媒体上のイメージの濃淡に対応
し、照射時間は読取りタイミングの間隔に対応してい
る。従って、記録媒体の搬送速度が均一で、搬送ピッチ
毎のパルス信号の間隔が一定であれば、撮像素子からイ
メージの濃淡に対応した濃淡情報を得ることができる。
しかし、記録媒体の搬送速度が均一でないと、搬送ピッ
チ毎のパルス信号の間隔が一定ではなくなる。このた
め、撮像素子から出力される濃淡情報は、イメージの濃
淡とは異なり、むらが生じて品質の劣化したものになっ
てしまう。
【0005】本発明は、撮像素子から出力される濃淡情
報を搬送速度に応じて補正することによって前記従来技
術が持っていた課題を解決し、むらのないイメージデー
タを出力することができるイメージ読取装置を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の内の第1の発明は、イメージ読取装置にお
いて、読取り対象のイメージが記載された記録媒体を逐
次所定の搬送ピッチで一定の搬送方向に搬送する搬送手
段と、前記搬送手段における搬送のタイミングを検出し
て前記搬送ピッチ毎にタイミング信号を生成するタイミ
ング検出手段と、前記搬送ピッチ毎に前記記録媒体から
放射される光の量を前記搬送方向に垂直なライン単位で
検出し、該ラインを構成するイメージの濃度に応じたイ
メージ信号を生成して前記タイミング信号に基づいて出
力するイメージ検出手段と、前記タイミング信号の間隔
を基準値と比較して該基準値との差に基づいて補正信号
を生成する補正信号生成手段と、前記ライン単位に前記
イメージ信号を前記補正信号で補正して読取り結果のイ
メージデータを生成するイメージ補正手段とを備えてい
る。
【0007】第2の発明は、第1の発明における補正信
号生成手段を、前記タイミング信号の立上がり及び立下
がりに対応して該タイミング信号の間隔を測定するため
の開始信号及び終了信号を発生する制御信号発生回路
と、前記開始信号が印加されたときにキャパシタへの充
電を開始して該開始信号の印加からの経過時間に対応す
る電圧を出力する積分回路と、前記終了信号が印加され
たときに前記積分回路から出力される電圧を保持する電
圧保持回路と、前記電圧保持回路に保持された電圧と前
記基準値との差に応じて前記補正信号を出力する差動増
幅器とを有する構成にしている。また、イメージ補正手
段を、前記ライン単位に前記イメージ検出手段から出力
されるイメージ信号と前記補正信号とを掛け合わせるア
ナログ乗算器と、前記アナログ乗算器の出力信号をディ
ジタル値に変換して前記イメージデータを生成するアナ
ログ/ディジタル(以下、「A/D」という)変換器と
を有する構成にしている。
【0008】第3の発明は、第1の発明における補正信
号生成手段を、第2の発明と同様の制御信号発生回路
と、前記開始信号が印加されたときにクロック信号のカ
ウントを開始して該開始信号の印加からの経過時間に対
応するカウント値を出力するカウンタと、前記終了信号
が印加されたときに前記カウント値を保持するレジスタ
と、前記レジスタに保持されたカウント値と前記基準値
との差に応じて前記補正信号を出力する補正信号出力回
路とを有する構成にしている。また、イメージ補正手段
を、前記補正信号出力回路から出力された補正信号をア
ナログ信号に変換するディジタル/アナログ(以下、
「D/A」という)変換器と、前記ライン単位に前記イ
メージ検出手段から出力されるイメージ信号と前記アナ
ログ信号とを掛け合わせるアナログ乗算器と、第2の発
明と同様のA/D変換器とを有する構成にしている。
【0009】第4の発明は、第1の発明における補正信
号生成手段を、第3の発明と同様に構成するとともに、
イメージ補正手段を、前記イメージ検出手段から出力さ
れるイメージ信号をディジタル値に変換するA/D変換
器と、前記ディジタル値と前記補正信号とを演算処理す
ることによって前記イメージデータを生成する補正演算
回路とを有する構成にしている。
【0010】本発明によれば、以上のようにイメージ読
取装置を構成したので、次のような作用が行われる。搬
送手段によって読取り対象の記録媒体が逐次所定の搬送
ピッチで一定の搬送方向に搬送されると、この記録媒体
から放射される光がイメージ検出手段に与えられ、その
搬送ピッチ毎の光の量が搬送方向に垂直なライン単位で
検出される。そして、イメージ検出手段から、ラインを
構成するイメージの濃度に応じたイメージ信号が生成さ
れる。
【0011】一方、タイミング検出手段において、搬送
手段における搬送のタイミングが検出され、搬送ピッチ
毎にタイミング信号が生成される。タイミング信号は補
正信号生成手段に与えられ、このタイミング信号の間隔
が基準値と比較されて補正信号が生成される。タイミン
グ信号に基づいてイメージ検出手段から出力されたイメ
ージ信号は、イメージ補正手段において搬送速度に対応
した補正信号で補正されて読取り結果のイメージデータ
が生成される。
【0012】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すイメージ読取装
置の構成図である。このイメージ読取装置は、読取り対
象のイメージが記載された記録媒体(例えば、帳票)1
を逐次所定の搬送ピッチで一定の搬送方向に搬送し、そ
の搬送ピッチ毎に帳票1から放射される光の量をこの搬
送方向に垂直なライン単位に読取る搬送読取部10と、
この搬送読取部10を制御するとともに読取られた濃淡
情報を補正処理してイメージデータを生成する処理制御
部20とで構成されている。
【0013】搬送読取部10は、駆動信号DRVで駆動
される搬送手段(例えば、モータ11、及びローラ1
2)を有している。モータ11の軸には帳票搬送用のロ
ーラ12と、タイミング検出手段(例えば、タイミング
ディスク13、及びフォトインタラプタ14)とが接続
されている。タイミングディスク13は、帳票1の搬送
ピッチに相当する間隔で周辺部にスリットが刻まれた円
板であり、このタイミングディスク13の周辺部を挟む
ように、フォトインタラプタ14が配設されている。フ
ォトインタラプタ14は、発光ダイオードとフォトダイ
オードを対向して配置したもので、この発光ダイオード
から出力される光を、スリットを設けたタイミングディ
スク13で遮断することによって、フォトダイオードか
らタイミング信号TIMが出力されるようになってい
る。また、搬送読取部10は、帳票1上の読取りライン
を照射する光源15、この読取りライン上のイメージを
集光するレンズ等の光学系16、及び集光された光の強
さを検出するイメージ検出手段(例えば、CCDセン
サ)17を有している。CCDセンサ17は、読取りラ
インを構成する複数の画素毎に、入射された光量(即
ち、光の強さとその入射時間の積)に応じた電荷を蓄積
するものであり、制御信号CONに従って、その蓄積し
た電荷に応じたアナログ電圧をイメージ信号IMGとし
て出力するものである。
【0014】処理制御部20は、フォトインタラプタ1
4からのタイミング信号TIMがそれぞれ与えられるモ
ータ駆動回路21と、CCD駆動回路22を有してい
る。モータ駆動回路21は、タイミング信号TIMに基
づいて帳票1を一定速度で搬送するように、モータ11
の駆動信号DRVを出力するものである。CCD駆動回
路22は、タイミング信号TIMに同期してCCDセン
サ17を駆動し、イメージ読取りやイメージ信号IMG
の出力の制御を行うための制御信号CONを出力するも
のである。また、処理制御部20は、補正信号生成手段
(例えば、制御信号発生回路23、積分回路24、電圧
保持回路25、及び差動増幅器26)を有しており、こ
の制御信号発生回路23の入力側に、タイミング信号T
IMが与えられるようになっている。制御信号発生回路
23は、タイミング信号TIMの立上がり及び立下がり
に対応して、そのタイミング信号TIMの間隔を測定す
るための開始信号STA及び終了信号(例えば、ホール
ド信号HLD)を発生するものである。
【0015】積分回路24は、例えば、キャパシタと、
定電圧源からこのキャパシタに一定電流を供給するため
の抵抗と、このキャパシタに充電された電圧を増幅して
出力する演算増幅器と、このキャパシタを短絡するため
のスイッチとで構成されている。積分回路24は、制御
信号発生回路23から開始信号STAが与えられると、
キャパシタを短絡するスイッチを開放してこのキャパシ
タへの充電を開始し、この開始信号STAが与えられて
からの経過時間に対応する電圧S24を出力するもので
ある。
【0016】電圧保持回路25は、制御信号発生回路2
3からホールドHLD信号が与えられたときに、積分回
路24から出力されている電圧S24を保持して、電圧
S25を出力するものであり、この出力側が差動増幅器
26の−入力端子に接続されている。差動増幅器26の
+入力端子には、基準電圧VRが与えられている。差動
増幅器26は、+入力端子の電圧と、−入力端子の電圧
の差の電圧に応じた電圧を、補正信号CORとして出力
するものである。この差動増幅器26では、電圧保持回
路25から出力される電圧S25が低くなれば、補正信
号CORの電圧は高くなり、電圧S25が高くなれば、
補正信号CORの電圧は低くなるように設定されてい
る。
【0017】一方、CCDセンサ17から出力されるイ
メージ信号IMGは、処理制御部20の増幅器27を介
して、イメージ補正手段(例えば、アナログ乗算器2
8、及びA/D変換器29)におけるアナログ乗算器2
8の第1の入力側に与えられるようになっている。アナ
ログ乗算器28の第2の入力側は、差動増幅器26の出
力側に接続されている。アナログ乗算器28は、第1及
び第2の入力側に与えられるイメージ信号IMGと補正
信号CORとを掛け合わせ、その乗算結果に対応した補
正イメージ信号CIMを出力するものである。アナログ
乗算器28の出力側は、A/D変換器29の入力側に接
続されている。A/D変換器29は、入力側に与えられ
た補正イメージ信号CIMを、例えば8ビットのディジ
タル値に変換するものであり、このA/D変換器29の
出力側から、イメージデータOUTが出力されるように
なっている。
【0018】図2は、図1の動作を示す信号波形図であ
る。以下、この図2を参照しつつ、図1の動作を説明す
る。図2の時刻t1において、フォトインタラプタ14
から出力されるタイミング信号TIMがレベル“H”か
らレベル“L”に立下がって周期T1が始まると、制御
信号発生回路23から開始信号STAが出力される。こ
れにより、積分回路24から出力される電圧S24は、
0Vにリセットされた後、一定の上昇率で上昇を開始す
る。一方、この周期T1の間に、CCDセンサ17によ
って帳票1の読取りラインのイメージが読取られる。
【0019】時刻t2において、タイミング信号TIM
が“L”から“H”に立上がって周期T1が終了する
と、制御信号発生回路23からホールド信号HLDが出
力される。これにより、この瞬間に積分回路24から出
力されている電圧S24が、電圧保持回路25で保持さ
れて出力される。電圧保持回路25から出力される電圧
S25は差動増幅器26に与えられ、この差動増幅器2
6によって基準電圧VRとの差の電圧が生成され、周期
T1に対応する補正信号COR1としてアナログ乗算器
28の第2の入力側に与えられる。時刻t3において、
タイミング信号TIMが立下がって周期T2が始まる
と、制御信号発生回路23から開始信号STAが出力さ
れる。これにより、積分回路24から出力される電圧S
24は、再び0Vから一定の上昇率で上昇を開始する。
このとき、電圧保持回路25に保持されている電圧S2
5は変化せず、差動増幅器26からは周期T1で得られ
た補正信号COR1が継続して出力される。一方、この
時刻t3から開始される周期T2の間に、CCDセンサ
17によって、帳票1の次の読取りラインのイメージの
読取りが行われる。
【0020】時刻t4から時刻t5までの間、周期T1
で読取られたイメージ信号IMG1が、CCD駆動回路
22からの制御信号CONに基づいて、CCDセンサ1
7から出力される。イメージ信号IMG1は、増幅器2
7で増幅されてアナログ乗算器28の第1の入力側に与
えられる。アナログ乗算器28において、イメージ信号
IMG1は、同じ周期T1に対応する補正信号COR1
と掛け合わされ、補正イメージ信号CIM1が出力され
る。補正イメージ信号CIM1は、A/D変換器29に
よってディジタル値に変換され、イメージデータOUT
として逐次出力される。同様に、時刻t6において、タ
イミング信号TIMが立上がって周期T2が終了する
と、積分回路24、電圧保持回路25及び差動増幅器2
6によって、この周期T2に対応する補正信号COR2
が生成される。
【0021】時刻t7において、タイミング信号TIM
が立下がって周期T3が始まると、積分回路24の電圧
S24は、0Vから上昇を開始する。また、CCDセン
サ17によって、帳票1の次の読取りラインのイメージ
の読取りが開始される。時刻t8から時刻t9までの
間、周期T2で読取られたイメージ信号IMG2がCC
Dセンサ17から出力され、アナログ乗算器28におい
て周期T2に対応する補正信号COR2で補正され、補
正イメージ信号CIM2が出力される。補正イメージ信
号CIM2は、A/D変換器29でディジタル値に変換
され、イメージデータOUTとして逐次出力される。こ
のような繰り返しにより、各周期Ti(但し、i=1,
2,…)の間に読取られたイメージ信号IMGiは、そ
の周期Tiの時間に対応した補正信号CORiによって
補正され、補正イメージ信号CIMiが生成され、ディ
ジタル値に変換されてイメージデータOUTとして出力
される。
【0022】ここで、搬送系の負荷変動等によって、図
2に示すように、周期T2が基準周期よりも短く、周期
T3が基準周期よりも長くなったとする。周期T2は基
準周期よりも短いので、周期T2の間にCCDセンサ1
7に入射される光量は少なくなり、このCCDセンサ1
7から出力されるイメージ信号IMG2のレベルは、周
期T1におけるイメージ信号IMG1に比べて低下す
る。同様に、電圧保持回路25に保持されて出力される
電圧S25も、周期T1の時よりも低くなる。しかし、
電圧S25は差動増幅器26の−入力端子に与えられて
いるので、この電圧S25が低くなると、この差動増幅
器26から出力される補正信号COR2は逆に高くな
る。これにより、アナログ乗算器28から出力される補
正イメージ信号CIM2のレベルは、周期T1における
補正イメージ信号CIM1と同じレベルに補正される。
【0023】一方、周期T3は基準周期よりも長いの
で、周期T3の間にCCDセンサ17に入射される光量
は多くなり、このCCDセンサ17から出力されるイメ
ージ信号IMG2のレベルは、周期T1におけるイメー
ジ信号IMG1に比べて上昇する。同様に、電圧保持回
路25の電圧S25も、周期T1の時よりも高くなる。
電圧S25が高くなると、差動増幅器26から出力され
る補正信号COR2は逆に低くなり、アナログ乗算器2
8から出力される補正イメージ信号CIM3のレベル
は、周期T1における補正イメージ信号CIM1と同じ
レベルに補正される。
【0024】以上のように、この第1の実施形態のイメ
ージ読取装置は、帳票1の搬送速度に応じた補正信号C
ORを生成するための制御信号発生回路23、積分回路
24、電圧保持回路25、及び差動増幅器26を有する
とともに、CCDセンサ17から出力されるイメージ信
号IMGを、補正信号CORで補正するアナログ乗算器
28を有している。これにより、搬送速度の変動に起因
するイメージ信号IMGのレベル変動が抑制され、むら
のないイメージデータOUTを得ることができるという
利点がある。
【0025】第2の実施形態 図3は、本発明の第2の実施形態を示す処理制御部20
Aの構成図である。この処理制御部20Aは、図1中の
処理制御部20に代えて用いられるもので、図1中の要
素と共通の要素には共通の符号が付されている。この処
理制御部20Aは、図1中の処理制御部20と同様のモ
ータ駆動回路21、CCD駆動回路22、及び制御信号
発生回路23を有している。更に、処理制御部20A
は、カウンタ30とレジスタ31を有しており、制御信
号発生回路23から、このカウンタ30に開始信号ST
Aが、レジスタ31にホールド信号HLDがそれぞれ与
えられるようになっている。
【0026】カウンタ30は、開始信号STAが与えら
れたときにクロック信号CLKのカウントを開始し、こ
の開始信号STAが与えられてからの経過時間に対応す
るカウント値S30を2進数で出力するものである。レ
ジスタ31は、ホールドHLD信号が与えられたときに
カウンタ30から出力されているカウント値S30を保
持し、カウント値S31を出力するものであり、この出
力側が速度変動検出回路32の第1の入力側に接続され
ている。速度変動検出回路32は、基準値REFが2進
数で与えられる第2の入力側を有し、第1及び第2の入
力側に与えられる2進数の差に応じたディジタル値を、
補正信号CODとして出力するものである。速度変動検
出回路32では、レジスタ31から出力されるカウント
値S31が小さくなれば、補正信号CODのディジタル
値は大きくなり、カウント値S31が大きくなれば、補
正信号CODのディジタル値は小さくなるように設定さ
れている。速度変動検出回路32の出力側には、D/A
変換器33が接続されている。D/A変換器33は、補
正信号CODのディジタル値をアナログ電圧に変換し、
補正信号CORを生成するものである。
【0027】また、処理制御部20Aは、図1の処理制
御部20と同様の増幅器27、アナログ乗算器28、及
びA/D変換器29を有しており、このアナログ乗算器
28の第2の入力側に、D/A変換器33からの補正信
号CORが与えられるようになっている。この処理制御
部20Aの動作原理は、図1中の処理制御部20の動作
原理とほぼ同様である。但し、帳票1の搬送ピッチに対
応する周期Tiの時間を、カウンタ30及びレジスタ3
1を用いてディジタル値で測定し、基準値REFとの差
を速度変動検出回路32でディジタル演算で求めて、デ
ィジタルの補正信号CODを生成し、この補正信号CO
DをD/A変換器33でアナログ電圧の補正信号COR
に変換していることが異なっている。
【0028】以上のように、この第2の実施形態の処理
制御部20Aは、帳票1の搬送速度に応じた補正信号C
ORを生成するためのカウンタ30、レジスタ31、速
度変動検出回路32、及びD/A変換器33を有してい
る。これにより、アナログ乗算器28を除いてディジタ
ル処理を行うことができるので、第1の実施形態と同様
の利点に加えて、正確な補正が可能になり、かつその調
整が簡素化できるという利点がある。
【0029】第3の実施形態 図4は、本発明の第3の実施形態を示す処理制御部20
Bの構成図である。この処理制御部20Bは、図1中の
処理制御部20に代えて用いられるもので、図1及び図
3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。この処理制御部20Bは、図3の処理制御部20A
と同様のモータ駆動回路21、CCD駆動回路22、制
御信号発生回路23、カウンタ30、レジスタ31、及
び速度変動検出回路32を有している。
【0030】更に、この処理制御部20Bは、CCDセ
ンサ17から出力されるイメージ信号IMGを増幅する
増幅器27と、この増幅器27の出力電圧をディジタル
値に変換するA/D変換器29を有している。A/D変
換器29の出力側は、補正演算回路34の第1の入力側
に接続され、この補正演算回路34の第2の入力側に
は、速度変動検出回路32からの補正信号CODが与え
られるようになっている。補正演算回路33は、第1及
び第2の入力側に与えられるディジタル値を掛け合わ
せ、その乗算結果をイメージデータOUTとして出力す
るものである。この処理制御部20Bの動作は、図3の
処理制御部20Aの動作とほぼ同様である。但し、イメ
ージ信号IMGをディジタル値に変換した後、補正演算
回路34において補正信号CODによる補正処理をディ
ジタル演算で行い、補正されたイメージデータOUTを
出力するようにしている。
【0031】以上のように、この第3の実施形態の処理
制御部20Bは、イメージ信号IMGの補正を、すべて
ディジタル処理で行うようにしているので、第1の実施
形態と同様の利点に加えて、第2の実施形態よりも、更
に正確な補正が可能になり、かつ調整が不要になるとい
う利点がある。
【0032】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次の(a),(b)のようなものがある。 (a) タイミング検出手段は、タイミングディスク1
3とフォトインタラプタ14を組み合わせたものに限定
されず、帳票1の搬送ピッチ毎にタイミング信号TIM
を出力することができるものであれば、どのような構成
でも良い。 (b) イメージ検出手段は、CCDセンサ17に限定
されず、入射された光量に応じたイメージ信号IMGを
出力するものであれば、適用可能である。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、記録媒体の搬送タイミングを示すタ
イミング信号の間隔に基づいて補正信号を生成する補正
信号生成手段と、この補正信号によってイメージ検出手
段から出力されたイメージ信号を補正するイメージ補正
手段を備えている。これにより、搬送速度の変動に拘ら
ず、むらのないイメージデータを出力することができ
る。
【0034】第3の発明によれば、補正信号生成手段を
ディジタル回路で構成しているので、第1及び第2の発
明の効果に加えて、正確な補正が可能になり、かつ調整
を簡素化できるという効果がある。第4の発明のよれ
ば、補正信号生成手段とイメージ補正手段をディジタル
回路で構成しているので、調整を必要とせずに、第3の
発明よりも更に正確な補正ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すイメージ読取装
置の構成図である。
【図2】図1の動作を示す信号波形図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す処理制御部20
Aの構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す処理制御部20
Bの構成図である。
【符号の説明】
1 帳票 10 搬送読取部 11 モータ 12 ローラ 13 タイミングディスク 14 フォトインタラプタ 15 光源 16 光学系 17 CCDセンサ 20,20A,20B 処理制御部 21 モータ駆動回路 22 CCD駆動回路 23 制御信号発生回路 24 積分回路 25 電圧保持回路 26 差動増幅器 28 アナログ乗算器 29 A/D変換器 30 カウンタ 31 レジスタ 32 速度変動検出回路 33 D/A変換器 34 補正演算回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取り対象のイメージが記載された記録
    媒体を逐次所定の搬送ピッチで一定の搬送方向に搬送す
    る搬送手段と、 前記搬送手段における搬送のタイミングを検出して前記
    搬送ピッチ毎にタイミング信号を生成するタイミング検
    出手段と、 前記搬送ピッチ毎に前記記録媒体から放射される光の量
    を前記搬送方向に垂直なライン単位で検出し、該ライン
    を構成するイメージの濃度に応じたイメージ信号を生成
    して前記タイミング信号に基づいて出力するイメージ検
    出手段と、 前記タイミング信号の間隔を基準値と比較して該基準値
    との差に基づいて補正信号を生成する補正信号生成手段
    と、 前記ライン単位に前記イメージ信号を前記補正信号で補
    正して読取り結果のイメージデータを生成するイメージ
    補正手段とを、 備えたことを特徴とするイメージ読取装置。
  2. 【請求項2】 前記補正信号生成手段は、 前記タイミング信号の立上がり及び立下がりに対応して
    該タイミング信号の間隔を測定するための開始信号及び
    終了信号を発生する制御信号発生回路と、 前記開始信号が印加されたときにキャパシタへの充電を
    開始して該開始信号の印加からの経過時間に対応する電
    圧を出力する積分回路と、 前記終了信号が印加されたときに前記積分回路から出力
    される電圧を保持する電圧保持回路と、 前記電圧保持回路に保持された電圧と前記基準値との差
    に応じて前記補正信号を出力する差動増幅器とを有し、 前記イメージ補正手段は、前記ライン単位に前記イメー
    ジ検出手段から出力されるイメージ信号と前記補正信号
    とを掛け合わせるアナログ乗算器と、 前記アナログ乗算器の出力信号をディジタル値に変換し
    て前記イメージデータを生成するアナログ/ディジタル
    変換器とを有することを特徴とする請求項1記載のイメ
    ージ読取装置。
  3. 【請求項3】 前記補正信号生成手段は、 前記タイミング信号の立上がり及び立下がりに対応して
    該タイミング信号の間隔を測定するための開始信号及び
    終了信号を発生する制御信号発生回路と、 前記開始信号が印加されたときにクロック信号のカウン
    トを開始して該開始信号の印加からの経過時間に対応す
    るカウント値を出力するカウンタと、 前記終了信号が印加されたときに前記カウント値を保持
    するレジスタと、 前記レジスタに保持されたカウント値と前記基準値との
    差に応じて前記補正信号を出力する補正信号出力回路と
    を有し、 前記イメージ補正手段は、 前記補正信号出力回路から出力された補正信号をアナロ
    グ信号に変換するディジタル/アナログ変換器と、 前記ライン単位に前記イメージ検出手段から出力される
    イメージ信号と前記アナログ信号とを掛け合わせるアナ
    ログ乗算器と、 前記アナログ乗算器の出力信号をディジタル値に変換し
    て前記イメージデータを生成するアナログ/ディジタル
    変換器とを有することを特徴とする請求項1記載のイメ
    ージ読取装置。
  4. 【請求項4】 前記補正信号生成手段は、 前記タイミング信号の立上がり及び立下がりに対応して
    該タイミング信号の間隔を測定するための開始信号及び
    終了信号を発生する制御信号発生回路と、 前記開始信号が印加されたときにクロック信号のカウン
    トを開始して該開始信号の印加からの経過時間に対応す
    るカウント値を出力するカウンタと、 前記終了信号が印加されたときに前記カウント値を保持
    するレジスタと、 前記レジスタに保持されたカウント値と前記基準値との
    差に応じて前記補正信号を出力する補正信号出力回路と
    を有し、 前記イメージ補正手段は、 前記イメージ検出手段から出力されるイメージ信号をデ
    ィジタル値に変換するアナログ/ディジタル変換器と、 前記ディジタル値と前記補正信号とを演算処理すること
    によって前記イメージデータを生成する補正演算回路と
    を有することを特徴とする請求項1記載のイメージ読取
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100433979B1 (ko) * 2000-12-25 2004-06-04 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 전표취급시스템 및 전표처리장치
JP2009069534A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置

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