JP2000277980A - テープフィーダおよびテープ送り方法 - Google Patents
テープフィーダおよびテープ送り方法Info
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Abstract
をピッチ送りすることができるテープフィーダおよびテ
ープ送り方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 テープ10をピッチ送りして電子部品を
電子部品実装装置のピックアップ位置に供給するテープ
フィーダ8において、テープ10を送るスプロケット1
1と、スプロケット11と結合された第1のカサ歯車1
2と、第1のカサ歯車12と噛み合う第2のカサ歯車1
3を回転駆動する電気モータ16と、スプロケット11
の回転位置を検出するエンコーダ17と、電気モータ1
6を制御する制御手段とを備え、電気モータ16の速度
パターンを制御することにより、テープによって保持さ
れる電子部品の種類に応じてテープ送り量やテープ送り
時の加減速を調整してテープ送り時の電子部品の姿勢を
安定させるようにした。
Description
た電子部品をピッチ送りして電子部品実装装置のピック
アップ位置に供給するテープフィーダおよびテープ送り
方法に関するものである。
のノズルのピックアップ位置に電子部品を供給する方法
として、テープフィーダを用いる方法が知られている。
この方法は、電子部品を保持するテープを供給リールか
ら引き出し、電子部品の実装タイミングに同期させてピ
ッチ送りしてノズルに供給するものである。電子部品に
は種々のサイズ・種類があるため、テープフィーダにも
電子部品を保持するテープの幅や、テープに保持される
電子部品のピッチに応じて多様な種類のテープフィーダ
が準備される。
プフィーダは、使用するテープの幅寸法が同一であって
も、電子部品の種類によって送りピッチが異ると別のテ
ープフィーダを準備しなければならず、その都度テープ
フィーダ全体を取換える必要があった。また従来のテー
プフィーダでは、供給リールを交換して新しいテープを
装着する都度、テープ送りの原点位置を調整する必要が
あった。この調整作業は熟練を要するものであり、しか
も高頻度で行われるためオペレータにとって作業負担が
大きいものであった。
をピッチ送りする際の送り速度パターンは一定であり、
テープに保持された電子部品の種類によってはテープ送
りの加減速時の衝撃によりピックアップ時の電子部品の
姿勢が安定せず、不具合を生じる場合があった。このよ
うに従来のテープフィーダは、多種類のテープに対する
汎用性に乏しく、また交換時の調整作業を必要とし操作
性が悪いととともに、ピッチ送り時の電子部品の姿勢が
安定しないという問題点があった。
れ安定して電子部品をピッチ送りすることができるテー
プフィーダおよびテープ送り方法を提供することを目的
とする。
ィーダは、電子部品を保持したテープをピッチ送りする
ことにより電子部品を電子部品実装装置のピックアップ
位置に供給するテープフィーダであって、前記テープに
定ピッチで設けられた孔部に噛み合ってテープを送るス
プロケットと、このスプロケットと結合された第1のカ
サ歯車と、この第1のカサ歯車と噛み合う第2のカサ歯
車を回転駆動する電動モータと、前記スプロケットの回
転位置を検出する回転位置検出手段と、前記電気モータ
を制御する制御手段とを備えた。
1記載のテープフィーダであって、前記スプロケットは
第1のカサ歯車と一体的に製作されている。
品を保持したテープをピッチ送りすることにより電子部
品を電子部品実装装置のピックアップ位置に供給するテ
ープ送り方法であって、前記テープに定ピッチで設けら
れた孔部に噛み合ってテープを送るスプロケットを回転
駆動する電動モータを制御手段によって制御することに
より、テープ送り時の加減速をテープによって保持され
る電子部品の種類に応じて調整するようにした。
プロケットを回転させる駆動機構として電気モータをカ
サ歯車による減速機構と組み合わせることにより、コン
パクトなテープ送り機構により送りピッチの変更を行う
ことができる。
送り時の加減速を調整することによりテープ送り時の電
子部品の姿勢を安定させることができる。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のテー
プフィーダが装着される電子部品実装装置の斜視図、図
2は同テープフィーダの側面図、図3(a)は同テープ
フィーダの部分平面図、図3(b)は同テープフィーダ
の部分側面図、図4は同テープフィーダの制御系のブロ
ック図である。
いて説明する。図1において、電子部品実装装置1は、
2つの実装ステージ2A,2Bを備えている。上流側の
実装ステージ2Aには、側面に設けられた基板搬入口3
より基板4が搬入される。図示しない搬送路上で位置決
めされた基板4に対して、電子部品供給部5A,5Bか
らピックアップされた電子部品が実装される。
テープフィーダ8が装着される。テープフィーダ8は、
フィーダベース(電子部品供給部5Aに表れているフィ
ーダベース6A参照)上に多数台が並列に配置され、台
車7A,7B上に搭載された供給リール9からテーピン
グ状態の電子部品(図示せず)を引き出してピッチ送り
する。これにより、電子部品は各実装ステージ2A、2
Bの電子部品のピックアップ位置に供給される。
8の構造を説明する。図2に示すように、テープフィー
ダ8は細長形状のベースプレート8aの側面に以下に説
明する各要素を配列して構成されている。図2におい
て、テープフィーダ8の前端部(図2において右側)に
は、スプロケット11が配設されている。スプロケット
11の歯はテープ10(図3参照)に定ピッチで設けら
れたテープ送り用の孔部に噛み合い、スプロケット11
がピッチ回転することにより、テープ10をピッチ送り
する。
1には第1のカサ歯車12が一体成形により製作され同
軸的に結合されたものとなっている。この第1のカサ歯
車12には第2のカサ歯車13が噛み合ており、第2の
カサ歯車13は電動の第1のモータ16によって回転駆
動される。第1のモータ16はエンコーダ17を備えて
おり、エンコーダ17は第1のモータ16の回転位置デ
ータであるパルス信号を出力する。また第1のモータ1
6の回転軸にはドグ19が装着されており、ドグ19に
設けられたスリットをフォトセンサ20で検出すること
により、スプロケット11の回転位置を検出することが
できる。第1のモータ16を駆動すると、スプロケット
11は回転し、スプロケット11に噛み合ったテープ1
0は図3(a)に示す矢印方向に送られる。
スプロケット11と一体となっているためスプロケット
11を回転させる回転駆動機構が幅方向に占有するスペ
ースを極めて小さくすることができる。このため、テー
プの種類としてテープから下方に大きく突出したエンボ
ス部(図3に示す10c参照)を有するエンボステープ
を使用する場合においても、回転駆動機構としてウォー
ム歯車を用いる場合に生じるようなエンボス部と回転駆
動機構との干渉が発生しない。したがって図3(b)に
示すように、回転駆動機構とエンボス部10cとの干渉
に制約されることなくスプロケット11の径を小さく設
定することができ、コンパクトなテープ送り機構を実現
することができる。
ックアップ位置となっている。図外の供給リールに巻回
されて供給されるテープ10は電子部品を保持する主テ
ープ10a上に電子部品を覆ってカバーテープ10bを
貼着して構成されており、リール9から引き出されピッ
チ送りされたテープ10は、このピックアップ位置の手
前でカバーテープ10bがガイド部材21によって剥離
され、主テープ10aの上面が露呈する。この状態で主
テープ10aに対して吸着ノズル22を下降させること
により、電子部品を吸着ノズル22によってピックアッ
プすることができる。
ープ10bは、テープ10の送り方向と反対方向に折り
返される。カバーテープ10bの折り返し経路の途中に
は、テンションローラ30が配設されている。テンショ
ンローラ30は支点31aの廻りで回転自在なレバー3
1の一端に設けられており、レバー31はスプリング3
2によってテンションローラ30を下方(矢印a方向)
に移動させる方向に付勢されている。したがって、テン
ションローラ30に外接して展張されたカバーテープ1
0bには張力が付与される。このレバー31の変位は、
ドグ35がフォトセンサ34を遮光することにより検出
される。
ープ10bの送りローラ39,40が配設されている。
送りローラ39は駆動ローラであり、カサ歯車37,3
8を介して第2のモータ36によって回転駆動される。
したがって、第2のモータ36を駆動することにより、
送りローラ39,40は回転し、これらの2つのローラ
に挟み込まれたカバーテープ10bは後方に送られ回収
される。
いて、第1のモータ16、第2のモータ36はモータ駆
動部43によって駆動される。モータ駆動部43は制御
部44によって制御される。フォトセンサ20、フォト
センサ34の検出信号は、制御部44に伝達される。ま
た第1のモータ16の回転位置はエンコーダ17によっ
てパルス信号として検出され、このパルス信号は制御部
44に伝達される。制御部44によって第1のモータ1
6の回転を制御することにより、スプロケット11の回
転動作の発停タイミング、回転速度、1送り動作当りの
回転量を任意に設定することができる。すなわちテープ
10の送りタイミング、送り速度、送り量をテープ種類
に応じて変更することができる。記憶部45は、第1の
モータ16の速度パターン、すなわちスプロケット11
によってテープをピッチ送りする際の送り速度や加減速
のパターンをテープに保持される電子部品の種類毎に記
憶する。
0によって検出することにより、第2のカサ歯車13の
概略の回転位置が検出され、この検出結果をエンコーダ
17のパルス信号と組合わせることにより、スプロケッ
ト11の回転位置を検出することができる。すなわち、
ドグ19、フォトセンサ20およびエンコーダ17は回
転位置検出手段となっている。検出された回転位置に基
づいてテープ送りの原点を設定することにより、機械的
な調整作業を行うことなく原点位置合わせを行うことが
できる。
れ、以下動作について説明する。図1において、テープ
フィーダ8は、電子部品供給部5Bに示すようにフィー
ダベースに装着した状態で使用される。実装作業中にい
ずれかのテープフィーダ8にて部品切れが発生した場合
には、テープのリールを交換する作業が行われる。リー
ル交換作業は、当該テープフィーダ8を後方にスライド
させ、部品切れの供給リール9を取外し、新しい供給リ
ール9と交換することにより行われる。
9からテープ10が引き出され、テープ10の位置をテ
ープフィーダ8のピックアップ位置に合わせる原点位置
合わせ作業が行われる。このとき、回転位置検出手段に
より検出されたスプロケットの回転位置に基づいて、容
易に原点の設定を行うことができ、従来必要とされた複
雑で手間を要する機械的な原点位置合わせ作業を必要と
しないためリール交換作業を迅速に行うことができる。
フィーダ8はフィーダベース上の所定位置に装着され
る。そして装着状態が正常であることが確認されたなら
ば、実装ステージの実装動作に同期してテープ送りが開
始される。ここで、電子部品の品種が切り替えられて送
りピッチが異なるテープが新たに用いられる場合におい
ても、同一のテープフィーダ8をそのまま用い、モータ
16の回転を制御部44によって制御するのみで送りピ
ッチの変更を行うことができ、段取り換え作業の効率化
を図ることができる。そして前述の原点から所定回転数
だけモータ16を回転させることにより、テープ10は
所定ピッチだけ送られる。
によって保持される電子部品の種類に応じた適切な加減
速パターンが記憶部45より読み出されて設定されるた
め、不適切な加減速によって電子部品の姿勢が不安定に
なることがない。したがって、ピックアップ位置に到達
した電子部品は常に正常な姿勢で吸着ノズル22によっ
てピックアップされ、ピックアップミスを生じることな
く正しく基板に実装される。これにより、従来必要とさ
れた、カバーテープ剥離後のテープ上面を覆って電子部
品の姿勢を安定させるためのシャッター機構を省略する
ことが可能となり、テープフィーダの駆動機構を簡略化
できる。
せる駆動機構として、電気モータをカサ歯車による減速
機構と組み合わせるようにしたので、コンパクトなテー
プ送り機構により送りピッチの変更を行うことができ
る。またテープ送り時のモータの速度パターンをテープ
によって保持される電子部品の種類に応じて調整するよ
うにしたので、テープ送り時の加減速を適切に設定し電
子部品の姿勢を安定させることができる。
される電子部品実装装置の斜視図
図
の部分平面図(b)本発明の一実施の形態のテープフィ
ーダの部分側面図
系のブロック図
Claims (3)
- 【請求項1】電子部品を保持したテープをピッチ送りす
ることにより電子部品を電子部品実装装置のピックアッ
プ位置に供給するテープフィーダであって、前記テープ
に定ピッチで設けられた孔部に噛み合ってテープを送る
スプロケットと、このスプロケットと結合された第1の
カサ歯車と、この第1のカサ歯車と噛み合う第2のカサ
歯車を回転駆動する電動モータと、前記スプロケットの
回転位置を検出する回転位置検出手段と、前記電動モー
タを制御する制御手段とを備えたことを特徴とするテー
プフィーダ。 - 【請求項2】前記スプロケットは第1のカサ歯車と一体
的に製作されていることを特徴とする請求項1記載のテ
ープフィーダ。 - 【請求項3】電子部品を保持したテープをピッチ送りす
ることにより電子部品を電子部品実装装置のピックアッ
プ位置に供給するテープ送り方法であって、前記テープ
に定ピッチで設けられた孔部に噛み合ってテープを送る
スプロケットを回転駆動する電動モータを制御手段によ
って制御することにより、テープ送り時の加減速をテー
プによって保持される電子部品の種類に応じて調整する
ことを特徴とするテープ送り方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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