JP2000277276A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2000277276A
JP2000277276A JP8469699A JP8469699A JP2000277276A JP 2000277276 A JP2000277276 A JP 2000277276A JP 8469699 A JP8469699 A JP 8469699A JP 8469699 A JP8469699 A JP 8469699A JP 2000277276 A JP2000277276 A JP 2000277276A
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voltage
discharge lamp
power supply
circuit
capacitor
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JP8469699A
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Takeshi Kamoi
武志 鴨井
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電灯の状態に応じた始動用高電圧で、放電
灯に放電を開始させ、始動性を確保しつつ、放電灯にか
かるストレスを低減する。 【解決手段】 トランスT12の2次巻線n122を安
定器11と放電灯DLとの間に介設し、その1次巻線n
121に放電ギャップGを介してその応答電圧よりも低
い電圧のエネルギーを出力段のコンデンサC121に蓄
積するフライバックコンバータ121を設け、トランス
T13の2次巻線n132およびコンデンサC123か
ら放電ギャップGの両端にその応答電圧以上の電圧を印
加するとともに、放電灯DLのコールドスタート時のブ
レークオーバー電圧以上で、放電灯DLのホットリスタ
ート時のブレークオーバー電圧よりも低い電圧をトラン
スT13の2次巻線n133から放電灯DLに印加する
トリガ電源回路123を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高輝度放電灯(高
圧放電灯、HIDランプ)用の放電灯点灯装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高圧ナトリウム灯やメタルハライド灯な
どの高圧放電灯(HIDランプ)を点灯させるために
は、放電灯に放電を開始させる高電圧を印加する必要が
ある。このための回路方式は多数知られている。
【0003】図10は従来の放電灯点灯装置の一例を示
す構成図で(実開昭59−52599号公報参照)、こ
の放電灯点灯装置は、高圧ナトリウム灯やメタルハライ
ド灯などの放電灯DLと、この放電灯DLと並列接続さ
れるバイパス用のコンデンサC1と、交流電源Vsと、
この交流電源Vsから交流電力を取り込んで放電灯DL
に電力を供給するとともに点灯を維持するための安定器
1と、コンデンサC1および放電灯DLの一の接続側に
介設される高電圧発生用のイグナイタとしてのパルス発
生回路2とを備えている。
【0004】このパルス発生回路2は、交流電源2a
と、この交流電源2aからの電圧に対して例えば昇圧お
よび整流を行う直流高圧発生回路2bと、この直流高圧
発生回路2bの両出力端子間に接続されるコンデンサC
2と、このコンデンサC2の一端に一端が接続される1
次巻線n21、および上記一の接続側に介設される2次
巻線n22を有するパルストランス(以下単にトラン
ス)T2と、1次巻線n21の他端とコンデンサC2の
他端との間に接続され、両端電圧が応答電圧(放電開始
電圧)に達すると導通する放電ギャップGとにより構成
されている。
【0005】図11は図10に示す放電灯点灯装置の動
作説明図で、この図を用いてその動作を説明する。ま
ず、交流電源Vsが投入されると、安定器1の出力電圧
が放電灯DLの両端に印加する。
【0006】次いで、交流電源2aがオンになると(O
N時点)、パルス発生回路2が動作して直流高圧発生回
路2bによりコンデンサC2が充電され、その両端電圧
C2が上昇する。この後、両端電圧VC2が放電ギャップ
Gの応答電圧VGB(例えば数千ボルト)に達すると(時
点t1)、放電ギャップGが絶縁破壊を起こし、コンデ
ンサC2、1次巻線n21、放電ギャップGおよびコン
デンサC2の閉経路が形成され、コンデンサC2がその
閉経路に電荷を瞬時に放出する。このとき、2次巻線n
22に高圧のパルス電圧(例えばトランスT2の巻数比
が10倍程度であれば数万ボルト)が誘導されるので、
安定器1の出力電圧に上記パルス電圧が重畳した電圧が
放電灯DLに印加することになる。これにより、放電灯
DLの点灯が可能になる。
【0007】なお、上記時点t1のパルス電圧の印加で
放電灯DLが点灯に至らない場合には、放電灯DLが点
灯するまで、上記一連の動作によって生成されるパルス
電圧が所定時間毎に放電灯DLの両端に印加されること
になる(図11(a)の時点t2,t3等参照)。ま
た、放電灯DLが点灯に至ると、パルス発生回路2の動
作が停止される(図11(b)参照)。
【0008】図12は図10に示す直流高圧発生回路の
構成例を示す図、図13は図12の場合の動作説明図
で、図12に示すように、直流高圧発生回路2bを昇圧
トランスT1で構成すると、コンデンサC1の両端電圧
は、図13に示すように正弦波状に変動する。この場
合、図13(b)に示すように、コンデンサC1の両端
電圧の極大値以下に放電ギャップGの応答電圧VGBを設
定すれば、交流電源2aの半サイクルに放電ギャップG
が放電を複数回繰り返すことになり、パルス本数が多く
得られることとなる。
【0009】ここで、一般に、放電灯DLは、安定点灯
の後に消灯し、短期間の消灯後であって発光管が高温状
態にある時にリスタート(以後、ホットリスタート)さ
れると、発光管が常温状態にある通常のスタート(以
後、コールドスタート)に比べてより高いパルス電圧が
印加されなければ、放電を開始しない。このため、ホッ
トリスタート時のより高いパルス電圧に合わせて回路を
設計する必要があり、トライアックやサイリスタなどの
3端子制御型半導体スイッチでは、高電圧や高電流の取
扱いが困難で、仮に使用可能にしても大型で高価になる
ので、高電圧や高電流の取扱いが容易な放電ギャップな
どの素子が一般に使用されるのである。
【0010】しかし、放電ギャップであるギャップ素子
には、封入ガスや空気の温度、イオンの状態残留電子の
有無、電極の温度、電極形状の違い、経年使用による電
極の摩耗、ガスの化学的変化、および同一仕様での製造
ばらつきなどの各種要因によって、空隙間放電開始電
圧、すなわちギャップのオン電圧が安定しない欠点があ
る。すなわち、ギャップのオン電圧が設計値に対して±
数10%変動する。例えば、SIEMENS社製のSS
G1X−1型ガス封入ギャップ素子は、好適に設計・製
造されているが、経年使用などを考慮すれば、ギャップ
オン電圧は800〜1400V程度の範囲で変動する
(1100V±27%)。
【0011】したがって、イグナイタとしてのパルス発
生回路を設計する場合、上記のようなギャップのオン電
圧変動を考慮に入れる必要があり、そのオン電圧変動の
範囲内における最低レベルのオン電圧(上述の例では8
00V)でも、放電灯DLを始動させるのに必要な最低
レベルのパルス電圧が確保できるように設計しなければ
ならない。
【0012】このようにパルス発生回路を設計すると、
実際の動作で、上記オン電圧変動の範囲内における最も
高いオン電圧で放電ギャップが導通すると、放電灯DL
の両端に印加するパルス電圧は当然に高くなる。例え
ば、SSG1X−1型ガス封入ギャップ素子の場合、放
電灯DLの始動に必要な電圧が8000Vであるとすれ
ば、最も低いオン電圧800Vで8000Vの電圧が放
電灯DLの両端に印加するように設定すればよいので、
10倍の昇圧でよいことになる。このとき、実使用時に
おいて、オン電圧が最も高い1400Vであったとする
と、14000Vのパルス電圧が放電灯DLの両端に印
加することになる。
【0013】したがって、パルス発生回路およびこれを
含む装置全体(放電灯、放電灯ソケット、照明器具、配
線および取付部など)の耐電圧設計をその最も高いパル
ス電圧(上例では14000V)に合わせて行う必要が
ある。このため、部品の耐電圧特性を高くする、絶縁距
離の拡幅、装置の大型化あるいは部材費の上昇などの非
常に無駄の多い設計になる。また、起動時の放電灯への
印加電圧上昇によるランプ電極の早期摩耗などの不具合
が生じる可能性がある。なお、SSSなどの2端子電圧
応答型の半導体スイッチング素子を用いた場合でも、オ
ン電圧が不安定となるので上記と同様の課題が生じる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図14は上記課題を解
決し得る放電灯点灯装置の一例を示す構成図、図15は
図14の概念的基本構成を示す図である(特願平9−3
12832号参照)。
【0015】図14に示す放電灯点灯装置は、放電灯D
Lと、交流電源Vsと、コンデンサC11およびチョー
クコイルL11により成り、交流電源Vsおよび放電灯
DLの間に介設される安定器11と、この安定器11の
両出力端子間に接続されるコンデンサC12、整流平滑
回路120、フライバックコンバータ121、パルス出
力回路122およびトリガ電源回路123pにより成
り、安定器11と放電灯DLとの間に介在し、始動用で
高圧の電圧を放電灯DLに印加するパルス発生回路12
pと、後述のスイッチング素子Q121,Q123に対
する高速駆動信号列発生用の駆動回路131,132、
フライバックコンバータ121の出力電圧を検出して駆
動回路131,132の動作を制御する電圧検出回路1
33、および放電灯DLのランプ電流を検出することに
より点灯/不点灯を検出し、検出結果が点灯であれば、
駆動回路131の動作を停止させる点灯検出回路134
により成る制御回路13とを備えている。
【0016】パルス発生回路12pの各部についてさら
に説明すると、整流平滑回路120は、全波整流器DB
1および平滑コンデンサC120により構成されてい
る。フライバックコンバータ121は、1次巻線n11
1および2次巻線n112を有するフライバックトラン
ス(以下単にトランス)T11、スイッチング素子Q1
21、ダイオードD121、およびコンデンサC121
により構成されている。パルス出力回路122は、1次
巻線n121および2次巻線n122を有するパルスト
ランス(以下単にトランス)T12、および放電ギャッ
プGにより構成されている。トリガ電源回路123p
は、1次巻線n31および2次巻線n32を有する昇圧
用のトランスT3、コンデンサC123、抵抗R12
3、およびスイッチング素子Q123により構成されて
いる。ただし、コンデンサC123は、コンデンサC1
21よりも十分小さい容量に設定される。
【0017】上記構成の放電灯点灯装置は、図15を用
いて概念的に説明すると、直流高圧発生回路(エネルギ
ー供給回路)12aと、2端子電圧応答型のスイッチン
グ素子12bと、このスイッチング素子12bを介して
直流高圧発生回路12aに接続され放電灯DLに始動用
で高圧の電圧を印加する負荷回路12cと、スイッチン
グ素子12bをトリガしてオンにし、負荷回路12cか
ら放電灯DLに上記電圧を印加させるトリガ電源回路1
2dpにより構成されているのである。すなわち、直流
高圧発生回路12aはフライバックコンバータ121に
より構成され、スイッチング素子12bは放電ギャップ
Gにより成り、負荷回路12cはトランスT12により
成り、そしてトリガ電源回路12dpはトリガ電源回路
123pにより構成される。
【0018】この図15に示す構成によれば、トリガ電
源回路12dpによってスイッチング素子12bがオン
にされると、直流高圧発生回路12aから負荷回路12
cにエネルギーが供給されるので、発生するパルス電圧
は、直流高圧発生回路12aによって決定されることに
なる。すなわち、スイッチング素子12bの応答電圧が
変動しても、スイッチング素子12bのオン時に直流高
圧発生回路12aから負荷回路12cに供給されるエネ
ルギー量が一定であるので、発生するパルス電圧のレベ
ルが一定となるのである。この結果、上記課題を解決す
ることが可能になる。
【0019】図16は図14に示す放電灯点灯装置の各
部の信号波形図で、この図を用いて上記課題の解決が可
能になる回路動作について説明する。ただし、図16
(b)は(a)におけるA部の拡大図である。
【0020】交流電源Vsが投入されると、交流電源V
sの出力電圧が安定器11、2次巻線n122および点
灯検出回路134を介して放電灯DLの両端に印加す
る。
【0021】また、交流電源Vsの出力電圧は、安定器
11を介してコンデンサC12の両端にも印加し、整流
平滑回路120により整流および平滑されて、平滑コン
デンサC120の両端に直流電圧が発生する。そして、
スイッチング素子Q121が駆動回路131からの高速
駆動信号列によってオン/オフすると、トランスT11
の2次巻線n112の両端に電圧が誘導され、ダイオー
ドD121により整流され、コンデンサC121の両端
に電圧VC121が発生し上昇する。
【0022】この電圧VC121が上昇して所定電圧に達す
ると、これを検出した電圧検出回路133によって駆動
回路131が動作を停止される。これにより、フライバ
ックコンバータ121の出力電圧、すなわちコンデンサ
C121の両端電圧VC121が所定電圧となり、所定量の
エネルギー(所望の最終パルス発生用エネルギー)がコ
ンデンサC121に蓄積されることとなる。ここで、所
定電圧となった両端電圧VC121は放電ギャップGの応答
電圧よりも低く設定される。これにより、放電ギャップ
Gは導通しなくなる。
【0023】また、電圧VC121が所定電圧に達すると、
駆動回路132が動作を開始して、この駆動回路132
から、スイッチング素子Q123をオン/オフさせる高
速駆動信号列が出力される。これにより、スイッチング
素子Q123がオン/オフすると、2次巻線n32の両
端に電圧Vn32が誘導される。この電圧Vn32は、コンデ
ンサC121の両端電圧にほぼ等しいコンデンサC12
3の両端電圧に重畳し、電圧V123pとして放電ギャップ
Gの両端に印加する。ここで、電圧V123pが放電ギャッ
プGの最も高い応答電圧(例えばSSG1X−1型ガス
封入ギャップ素子の場合には1400V)以上になるよ
うに設定すれば、放電ギャップGを確実に導通させるこ
とが可能になる。
【0024】放電ギャップGが導通すると、コンデンサ
C121、1次巻線n121、放電ギャップGおよびコ
ンデンサC121の閉経路が形成され、コンデンサC1
21が、蓄積したエネルギーをその閉経路に瞬時に放出
する。これにより、2次巻線n122に常に一定のパル
ス電圧が誘導され、安定器11の出力電圧にそのパルス
電圧が重畳した電圧が放電灯DLに印加し、放電灯DL
の点灯が可能になる。
【0025】なお、上記パルス電圧の印加で放電灯DL
が点灯に至らない場合には、放電灯DLが点灯するま
で、上記一連の動作によって生成されるパルス電圧が所
定時間毎に放電灯DLの両端に印加される(図16
(a)参照)。また、放電灯DLが点灯に至ると、駆動
回路132の動作が停止される。
【0026】このように、図14および図15に示す放
電灯点灯装置では、放電ギャップGの応答電圧が変動し
ても、放電灯DLの両端に常に一定レベルのパルス電圧
を印加することが可能になる。
【0027】しかしながら、この放電灯点灯装置では、
コールドスタートまたはホットリスタートに関わらず、
放電灯DLを確実に始動させて点灯させるべく、より高
いパルス電圧の印加が必要になるホットリスタートに合
わせて放電灯点灯装置を設計すると、コールドスタート
時でも、必要以上に高圧のパルス電圧が放電灯DLの両
端に印加してしまう問題が生じる。この結果、放電灯D
Lの電極などに過大なストレスが加わり、放電灯DLの
寿命が短くなってしまう。
【0028】この問題を解決するため、放電灯の消灯時
点からの経過時間を計測し、その経過時間に応じたパル
ス電圧を放電灯に印加する方式が提案されているが、そ
の場合、回路構成が複雑になり、高価となる別の問題が
生じる。
【0029】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、放電灯の状態に応じた始動用高電圧で、放電灯
に放電を開始させ、始動性を確保しつつ、放電灯にかか
るストレスを低減し得る放電灯点灯装置を提供すること
を目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1記載の発明の放電灯点灯装置は、電源と、放
電灯と、前記電源および放電灯の間に介設される安定器
としての電力供給手段と、所定電圧発生用のエネルギー
供給源手段、両端電圧が所定の応答電圧に達すると導通
する2端子電圧応答型のスイッチング素子、このスイッ
チング素子が導通時に前記エネルギー供給源手段から前
記所定電圧が印加される1次巻線を有するとともに、前
記電力供給手段と前記放電灯との間に介設され、前記1
次巻線に前記所定電圧が印加すると始動用で高圧の第1
電圧を前記放電灯に印加する2次巻線を有するパルスト
ランス、および前記スイッチング素子の両端への前記応
答電圧以上の電圧印加用のトリガ電源手段により成るパ
ルス発生手段とを備え、前記トリガ電源手段は前記放電
灯の始動用で高圧の第2電圧を発生するのである。
【0031】この構成では、放電灯の状態に応じた2種
類の始動用高電圧を発生することができるので、放電灯
の状態に応じた始動用高電圧で、放電灯に放電を開始さ
せることができる。また、始動性を確保しつつ、放電灯
にかかるストレスを低減することができる。この結果、
ストレスにより放電灯の寿命が短くなるのを防止するこ
とができる。
【0032】なお、前記放電灯は高輝度放電灯であり、
前記第2電圧は前記第1電圧よりも低い構成でもよい
(請求項2)。この構成によれば、コールドスタート時
に放電灯に印加する電圧を低減することができる。
【0033】また、前記第1電圧は前記第2電圧の印加
後に前記放電灯の両端に印加する構成でもよい(請求項
3)。この構成によれば、コールドスタート時に放電灯
に印加する電圧を低減することができる。
【0034】また、前記第1電圧と前記第2電圧とを重
畳して前記放電灯の両端に印加する構成でもよい(請求
項4)。この構成によれば、コールドスタート時に放電
灯に印加する電圧を低減することができる。
【0035】また、前記第2電圧は非連続的に上昇する
構成でもよい(請求項5)。この構成によれば、コール
ドスタート時に放電灯に印加する電圧を低減することが
できる。
【0036】また、前記第2電圧はパルス電圧でもよい
(請求項6)。これによれば、コールドスタート時に放
電灯に印加する電圧を低減することができる。
【0037】さらに、前記第2電圧は時間とともに略連
続的に上昇する構成でもよい(請求項7)。この構成に
よれば、コールドスタート時に放電灯に印加する電圧を
低減することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態に係
る放電灯点灯装置の構成図、図2は主にパルス発生回路
の概念的基本構成を示す図で、これらの図を用いて以下
に第1実施形態の説明を行う。
【0039】図1に示す放電灯点灯装置は、高圧ナトリ
ウム灯またはメタルハライド灯などの放電灯DLと、交
流電源Vs(電源)と、この交流電源Vsおよび放電灯
DLの間に介設される安定器11(電力供給手段)と、
この安定器11と放電灯DLとの間に介在し、始動用で
高圧の電圧を放電灯DLの両端に印加するイグナイタと
してのパルス発生回路12(パルス発生手段)と、この
パルス発生回路12の制御を行う制御回路13とにより
構成されている。
【0040】上記構成の放電灯点灯装置の各部について
さらに詳述すると、安定器11は、交流電源Vsの出力
に並列接続される力率改善用のコンデンサC11と、こ
のコンデンサC11の一端に一端が接続されるチョーク
コイルL11とを備え、このチョークコイルL11の他
端とコンデンサC11の他端とが当該安定器11の出力
端子となり、これら両出力端子間に放電灯DLがパルス
発生回路12を介して接続される構成になっている。
【0041】パルス発生回路12は、安定器11の両出
力端子間に接続されるコンデンサC12を備えているほ
か、整流平滑回路120、フライバックコンバータ12
1、パルス出力回路122およびトリガ電源回路123
を備えている。
【0042】整流平滑回路120は、コンデンサC12
の両端に両入力端子が接続される全波整流器DB1と、
この全波整流器DB1の両出力端子間に接続される平滑
コンデンサC120とにより構成されている。
【0043】フライバックコンバータ121(エネルギ
ー供給源手段)は、平滑コンデンサC120の正極性端
子に一端が接続される1次巻線n111、および2次巻
線n112を有するフライバックトランス(以下単にト
ランス)T11と、1次巻線n111の他端と平滑コン
デンサC120の負極性端子との間に接続されるIGB
Tなどの高速用のスイッチング素子Q121と、2次巻
線n112の一端にアノードが接続されるダイオードD
121と、このダイオードD121のカソードと2次巻
線n112の他端との間に接続されるコンデンサC12
1とにより構成され、当該フライバックコンバータ12
1の動作時に、コンデンサC121の両端に所定電圧を
発生させるものである。つまり、コンデンサC121に
は最終パルス発生用エネルギーが蓄積される。
【0044】パルス出力回路122は、ダイオードD1
21のカソードに一端が接続される1次巻線n121を
有するとともにチョークコイルL11の他端と放電灯D
Lの一端との間に介設される2次巻線n122を有する
パルストランス(以下単にトランス)T12と、1次巻
線n121の他端と2次巻線n112の他端との間に接
続され、両端電圧が所定の応答電圧に達すると導通する
2端子電圧応答型の放電ギャップG(スイッチング素
子)とを備え、この放電ギャップGを介して1次巻線n
121の両端にフライバックコンバータ121の出力電
圧が印加する構成になっている。ただし、フライバック
コンバータ121の出力電圧であるコンデンサC121
の両端電圧は、放電ギャップGの応答電圧よりも低くな
るように設定される。
【0045】トリガ電源回路123(トリガ電源手段)
は、コンデンサC123と、平滑コンデンサC120の
正極性端子に一端が接続される抵抗R123と、この抵
抗R123の他端に一端が接続される1次巻線n13
1、コンデンサC123とともに放電ギャップGに並列
接続される2次巻線n132、および放電灯DLの他端
に一端が接続される2次巻線n133を有する昇圧用の
トランスT13と、1次巻線n131の他端と平滑コン
デンサC120の負極性端子との間に接続されるIGB
Tなどの高速用のスイッチング素子Q123とにより構
成されている。ただし、コンデンサC123は、コンデ
ンサC121よりも十分小さい容量に設定される。した
がって、コンデンサC123は、コンデンサC121よ
りも十分小さいエネルギーを蓄積することになる。
【0046】制御回路13は、スイッチング素子Q12
1,Q123に対する高速駆動信号列発生用の駆動回路
131,132をそれぞれ備えているほか、電圧検出回
路133および点灯検出回路134を備えている。
【0047】電圧検出回路133は、駆動回路131,
132の動作を制御するものであって、例えば、駆動回
路131が動作中で駆動回路132が動作停止中のと
き、フライバックコンバータ121の出力電圧を検出
し、この出力電圧が所定電圧に達すると、駆動回路13
1の動作を停止させるとともに、同時にあるいは所定時
間経過後に(第1実施形態では同時に)、駆動回路13
2を動作させる。
【0048】点灯検出回路134は、コンデンサC11
の他端と2次巻線n133の他端との間に接続され、放
電灯DLのランプ電流IDLを検出することにより点灯/
不点灯を検出し、検出結果が点灯であれば、駆動回路1
31の動作を停止させるものである。これにより、放電
灯DLの点灯時、無用なパルス発生の防止が可能にな
る。ただし、第1実施形態では、電圧検出回路133よ
りも点灯検出回路134の制御の方が優先される。
【0049】ここで、パルス発生回路12の各部に発生
させるべき電圧設定について説明する。駆動回路131
が動作してフライバックコンバータ121が動作する
と、このフライバックコンバータ121の出力段である
コンデンサC121に所定電圧が発生するが、このと
き、1次巻線n121および2次巻線n132を介して
コンデンサC123がコンデンサC121と並列接続さ
れているので、コンデンサC123の両端にコンデンサ
C121とほぼ同じ電圧が発生する。一方、駆動回路1
32が動作してトリガ電源回路123が動作すると、コ
ンデンサC123の両端電圧とは別に、2次巻線n13
2の両端に電圧Vn132が発生する。そこで、第1実施形
態では、トリガ電源回路123によって放電ギャップG
をオンにさせるべく、両端電圧Vn132とコンデンサC1
23の両端電圧との合計電圧V123 が、放電ギャップG
の応答電圧以上になるように設定される。
【0050】また、トリガ電源回路123の動作時にお
いて、2次巻線n133の両端にも電圧Vn133が発生す
るが、この両端電圧Vn133は、放電灯DLのコールドス
タート時のブレークオーバー電圧以上で、放電灯DLの
ホットリスタート時のブレークオーバー電圧よりも低い
レベルに設定される。
【0051】次に、第1実施形態および後述する各実施
形態におけるパルス発生回路の基本構成について図2を
用いて概念的に説明すると、各実施形態におけるパルス
発生回路は、直流高圧発生回路12aと、スイッチング
素子12bと、このスイッチング素子12bを介して直
流高圧発生回路12aに接続され放電灯DLに始動用で
高圧の第1電圧を印加する負荷回路12cと、スイッチ
ング素子12bをトリガしてオンにし、負荷回路12c
から放電灯DLに第1電圧を印加させるとともに、始動
用で高圧の第2電圧を放電灯DLに印加するトリガ電源
回路12dとにより構成される。ただし、第1実施形態
では、直流高圧発生回路12aはフライバックコンバー
タ121により構成され、スイッチング素子12bは放
電ギャップGにより成り、負荷回路12cはトランスT
12により成り、そしてトリガ電源回路12dはトリガ
電源回路123により構成される。また、第2電圧はト
リガ電源回路12dの電力の少なくとも1部を使用して
生成される。
【0052】図3は図1に示す放電灯点灯装置の各部の
信号波形図で、この図を用いて次に第1実施形態の回路
動作について説明する。ただし、図3(b)は(a)に
おけるB部の拡大図である。
【0053】例えば時点t11で、交流電源Vsが投入
されると、交流電源Vsの出力電圧が安定器11、2次
巻線n122、2次巻線n133および点灯検出回路1
34を介して放電灯DLの両端に印加する。
【0054】また、交流電源Vsの出力電圧は、安定器
11を介してコンデンサC12の両端にも印加し、整流
平滑回路120により整流および平滑されて、平滑コン
デンサC120の両端に直流電圧が発生する。そして、
スイッチング素子Q121が駆動回路131からの高速
駆動信号列によってオン/オフすると、トランスT11
の2次巻線n112の両端に電圧が誘導され、ダイオー
ドD121により整流され、コンデンサC121の両端
に電圧VC121が発生し上昇する。
【0055】この電圧VC121が上昇して所定電圧に達す
ると、駆動回路131が動作を停止する(時点t1
2)。これにより、フライバックコンバータ121の出
力電圧、すなわちコンデンサC121の両端電圧VC121
が所定電圧となるのである。このとき、所定電圧となっ
た両端電圧VC121は放電ギャップGの応答電圧よりも低
いので、放電ギャップGは導通しない。
【0056】また、時点t12で、駆動回路132が動
作を開始して、この駆動回路132から、スイッチング
素子Q123をオン/オフさせる高速駆動信号列が出力
される。これにより、スイッチング素子Q123がオン
/オフすると、2次巻線n132,n133の両端にそ
れぞれ電圧Vn132,Vn133が誘導される。
【0057】このとき、時点t11の電源投入がコール
ドスタートであれば、放電灯DLのコールドスタート時
のブレークオーバー電圧以上に設定された2次巻線n1
33の両端電圧Vn133が、コンデンサC12の両端電圧
に重畳して放電灯DLに印加するので(図3(b)参
照)、放電灯DLが放電を開始し得る。
【0058】一方、時点t11の電源投入がホットリス
タートであれば、両端電圧Vn133が放電灯DLのホット
リスタート時のブレークオーバー電圧よりも低いので、
放電灯DLは放電を開始しない。この場合、コンデンサ
C121の電圧とほぼ等しいコンデンサC123の両端
電圧に2次巻線n132の両端電圧Vn132が重畳して電
圧V123 として放電ギャップGの両端に印加し、電圧V
123 が放電ギャップGの応答電圧VGBに達すると放電ギ
ャップGがオンになる。そうすると、コンデンサC12
1のエネルギーが放電ギャップGを介してトランスT1
2の1次巻線n121に供給され、2次巻線n122の
両端に放電灯DLのホットリスタート時のブレークオー
バー電圧以上の電圧Vn122が発生する(図3(b)参
照)。これにより、放電灯DLが放電を開始し得る。
【0059】なお、図3(b)に示すような上記一連の
パルス電圧の印加で放電灯DLが点灯に至らない場合に
は、放電灯DLが点灯するまで、放電灯DLへの上記パ
ルス電圧の印加が所定時間毎に繰り返し行われることと
なる(図3(a)の時点t12以降参照)。
【0060】また、放電灯DLが上記パルス電圧の印加
で放電を開始すると、交流電源Vsから安定器11を介
して放電灯DLにランプ電流IDLが流れ、放電灯DLが
点灯するので、駆動回路131が点灯検出回路134に
より動作を停止される。これにより、以降、放電灯DL
の両端にパルス電圧が印加しなくなる。
【0061】このように、コールドスタートに十分な電
圧Vn133が始動用のパルス電圧として放電灯DLに印加
し、この後、ホットリスタートに十分な電圧Vn122が放
電灯DLに印加するので、低いパルス電圧で始動が可能
なコールドスタート時には電圧Vn133により放電灯DL
が放電を開始し、電圧Vn122は放電灯DLに印加されな
い。従って、コールドスタート時に放電灯DLに過大な
パルス電圧が印加するのを抑制し、放電灯DLの電極な
どにかかるストレスの低減が可能になり、簡単な構成で
放電灯DLの短寿命を防止できるとともにパルス電圧を
安定化することができる。
【0062】なお、第1実施形態では、点灯検出回路1
34は、検出結果が点灯であれば、駆動回路131の動
作を停止させる構成になっているが、検出結果が点灯で
あれば、駆動回路131,132の動作を停止させる構
成でもよいのは言うまでもない。
【0063】図4は本発明の第2実施形態に係る放電灯
点灯装置の構成図で、この図を用いて以下に第2実施形
態の説明を行う。
【0064】図4に示す放電灯点灯装置は、放電灯DL
と、交流電源Vsとを第1実施形態と同様に備えている
ほか、放電灯DLおよび2次巻線n122の両端間に接
続されるバイパス用のコンデンサC20と、交流電源V
sおよび放電灯DLの間に介設される安定器21(電力
供給手段)と、この安定器21と放電灯DLとの間に介
在し、始動用で高圧の電圧を放電灯DLに印加するパル
ス発生回路22(パルス発生手段)と、このパルス発生
回路22の制御を行う制御回路23とを備えている。
【0065】上記構成の放電灯点灯装置の各部について
さらに詳述すると、安定器21は図1に示す安定器11
とほぼ同様に構成されている。すなわち、安定器21
は、中間タップにより2分された、後述のトリガ電源回
路223用の巻線L211、および巻線L212を図1
に示すチョークコイルL11として有するとともに、ト
リガ電源回路223用の巻線L213を有するチョーク
コイルL21を備えている以外は、安定器11と同様に
構成されているのである。
【0066】パルス発生回路22は、パルス出力回路1
22を第1実施形態と同様に備えているほか、例えばバ
ッテリまたは図1に示すコンデンサC12および整流平
滑回路120などにより構成される直流電源220を備
えるとともに、フライバックコンバータ221およびト
リガ電源回路223を備え、電源投入時に動作を開始す
るように構成される。
【0067】フライバックコンバータ221は、図1に
示すフライバックコンバータ121とほぼ同様、すなわ
ち直流電源220の負極性端子およびスイッチング素子
Q121の接続点と2次巻線n112の他端とが接続さ
れている以外は、フライバックコンバータ121と同様
に構成されている。
【0068】トリガ電源回路223は、コンデンサC1
23を第1実施形態と同様に備えているほか、そのコン
デンサC123とともに放電ギャップGに並列接続され
る上記巻線L213、および上記巻線L211をそれぞ
れ具備および兼用するとともに、チョークコイルL21
の中間タップに一端が接続されるコンデンサC223
と、このコンデンサC223の他端とコンデンサC11
の他端との間に接続されるトライアックなどのスイッチ
ング素子Q223とをさらに具備している。
【0069】制御回路23は、図1に示す制御回路13
とほぼ同様、すなわち駆動回路132に代えて、スイッ
チング素子Q223に対する駆動信号発生用の駆動回路
232を備えている以外は、制御回路13と同様に構成
されている。ただし、点灯検出回路134は、放電灯D
Lの他端とコンデンサC11の他端との間に介設されて
いる。
【0070】ここで、パルス発生回路22の各部に発生
させるべき電圧設定について説明する。駆動回路232
が動作してトリガ電源回路223が動作すると、コンデ
ンサC121とほぼ同じコンデンサC123の両端電圧
とは別に、巻線L213の両端に電圧VL213が発生す
る。第2実施形態でも、その両端電圧VL213とコンデン
サC123の両端電圧との合計電圧V223 が、放電ギャ
ップGの応答電圧以上になるように設定される。
【0071】また、トリガ電源回路223の動作時にお
いて、安定器21の出力電圧にパルス状の高電圧が重畳
するが(詳細は後述)、その高電圧が重畳した安定器2
1の出力電圧は、放電灯DLのコールドスタート時のブ
レークオーバー電圧以上で、放電灯DLのホットリスタ
ート時のブレークオーバー電圧よりも低いレベルに設定
される。
【0072】図5は図4に示す放電灯点灯装置の各部の
信号波形図で、この図を用いて第1実施形態の回路動作
について説明する。
【0073】例えば時点t21で、交流電源Vsが投入
されると、交流電源Vsの出力電圧が安定器21、2次
巻線n122および点灯検出回路134を介して放電灯
DLの両端に印加する。
【0074】また、時点t21で、パルス発生回路22
が動作を開始し、スイッチング素子Q121が駆動回路
131からの高速駆動信号列によってオン/オフする
と、トランスT11の2次巻線n112の両端に電圧が
誘導され、ダイオードD121により整流され、コンデ
ンサC121の両端に電圧VC121が発生し上昇する。
【0075】この電圧VC121が上昇して所定電圧に達す
ると、駆動回路131が動作を停止する(時点t2
2)。このとき、所定電圧となった両端電圧VC121は放
電ギャップGの応答電圧よりも低いので、放電ギャップ
Gは導通しない。
【0076】また、電圧VC121が所定電圧に達すると、
駆動回路232が動作を開始して、この駆動回路232
から、スイッチング素子Q223をオン/オフさせる駆
動信号が出力される。このときのスイッチング素子Q2
23のオンにより、交流電源Vs、チョークコイルL2
1の巻線L211、コンデンサC223、スイッチング
素子Q223および交流電源Vsの閉ループに急峻な電
流が流れ、パルス状の高電圧VP1が安定器21の出力電
圧V21に重畳して放電灯DLに印加する。
【0077】このとき、時点t21の電源投入がコール
ドスタートであれば、その放電灯DLに印加する電圧が
放電灯DLのコールドスタート時のブレークオーバー電
圧以上に設定されているので、放電灯DLが放電を開始
し得る。
【0078】一方、時点t21の電源投入がホットリス
タートであれば、高電圧VP1が重畳した出力電圧V21
放電灯DLのホットリスタート時のブレークオーバー電
圧よりも低いので、放電灯DLは放電を開始しない。こ
の場合、駆動回路232により、スイッチング素子Q2
23がオンし、安定器21の出力にパルス電圧が発生
し、このパルス電圧により、巻線L213の両端にも巻
数比に応じたパルス電圧VL213が誘導される。そして、
パルス電圧VL213がコンデンサC123の両端電圧に重
畳して電圧V223 として放電ギャップGの両端に印加
し、電圧V223 が放電ギャップGの応答電圧VGBに達す
ると放電ギャップGがオンになる。そうすると、コンデ
ンサC121のエネルギーが放電ギャップGを介してト
ランスT12の1次巻線n121に供給され、2次巻線
n122の両端に放電灯DLのホットリスタート時のブ
レークオーバー電圧以上の電圧Vn122が発生する。これ
により、放電灯DLが放電を開始し得る。
【0079】なお、上記一連のパルス電圧の印加で放電
灯DLが点灯に至らない場合には、放電灯DLが点灯す
るまで、放電灯DLへの上記パルス電圧の印加が所定時
間毎に繰り返し行われることとなる(図5の時点t22
以降参照)。
【0080】また、放電灯DLが上記パルス電圧の印加
で放電を開始すると、交流電源Vsから安定器21を介
して放電灯DLにランプ電流が流れ、放電灯DLが点灯
するので、駆動回路131が点灯検出回路134により
動作を停止される。これにより、以降、放電灯DLの両
端にパルス電圧が印加しなくなる。
【0081】このように、コールドスタートに十分な電
圧が始動用のパルス電圧として放電灯DLに印加し、こ
の後、ホットリスタートに十分な電圧が放電灯DLに印
加するので、低いパルス電圧で始動が可能なコールドス
タート時には、低い方のパルス電圧VP1により放電灯D
Lが放電を開始し、高い方のパルス電圧Vn122は放電灯
DLに印加されない。従って、コールドスタート時に放
電灯DLに過大なパルス電圧が印加するのを抑制し、放
電灯DLの電極などにかかるストレスの低減が可能にな
り、簡単な構成で放電灯DLの短寿命を防止できるとと
もにパルス電圧を安定化することができる。
【0082】また、安定器21の出力に発生するパルス
電圧は、チョークコイルL21を利用しているので、比
較的広いパルス幅に設定可能である。これにより、その
幅の広いパルス電圧にホットリスタート用のパルス電圧
を重畳させることが可能になり、そのホットリスタート
用のパルス電圧で放電灯DLを絶縁破壊してグロー放電
を開始させた後、幅の広いパルス電圧をアーク放電の移
行に利用することができ、始動性の向上をさらに図るこ
とが可能になる。
【0083】図6は本発明の第3実施形態に係る放電灯
点灯装置の構成図で、この図を用いて以下に第3実施形
態の説明を行う。
【0084】図6に示す放電灯点灯装置は、交流電源V
sと、放電灯DLと、コンデンサC20とを第2実施形
態と同様に備えているほか、交流電源Vsの出力に両入
力端子が接続される全波整流器DB2と、この全波整流
器DB2を介して交流電源Vsから電力を取り込んで放
電灯DLに適正な電力を供給する安定器としての降圧チ
ョッパ回路31(電力供給手段)と、この降圧チョッパ
回路31と放電灯DLとの間に介在し、始動用で高圧の
電圧を放電灯DLの両端に印加するイグナイタとしての
パルス発生回路32と、降圧チョッパ回路31およびパ
ルス発生回路32の制御を行う制御回路33とを備えて
いる。
【0085】上記構成の放電灯点灯装置の各部について
さらに詳述すると、降圧チョッパ回路31は、全波整流
器DB2の両出力端子間に接続されるコンデンサC31
1と、全波整流器DB2の正極性出力端子に一端(図6
の例ではドレイン)が接続されるFETなどのスイッチ
ング素子Q31と、このスイッチング素子Q31の他端
(図6の例ではソース)および全波整流器DB2の負極
性出力端子にそれぞれカソードおよびアノードが接続さ
れるダイオードD31と、このダイオードD31のカソ
ードに一端が接続されるチョークコイルL31と、この
チョークコイルL31の他端と全波整流器DB2の負極
性出力端子との間に接続されるコンデンサC312とを
備え、このコンデンサC312の両端が当該降圧チョッ
パ回路31の出力端子となり、これら両出力端子間に放
電灯DLがパルス発生回路32を介して接続される構成
になっている。ただし、チョークコイルL31の他端に
はダイオードD30のアノードが接続されている。
【0086】パルス発生回路32は、パルス出力回路1
22を第2実施形態と同様に備えているほか、直流電源
E321およびこれに直列接続されるインピーダンス要
素Z321により構成される直流高圧発生回路321
と、トリガ電源回路323とを備え、交流電源Vsの投
入時に動作を開始するように構成される。ただし、直流
高圧発生回路321は1次巻線n121および放電ギャ
ップGと並列接続されている。また、トランスT12の
2次巻線n122はダイオードD30のカソードと放電
灯DLの一端との間に接続されている。
【0087】トリガ電源回路323は、直流電源E32
3と、この直流電源E323の正極性端子に一端が接続
されるインピーダンス要素Z323と、このインピーダ
ンス要素Z323の他端に一端が接続されるスイッチン
グ素子Q323と、このスイッチング素子Q323の他
端および1次巻線n121の他端にそれぞれアノードお
よびカソードが接続されるダイオードD31と、スイッ
チング素子Q323の他端および放電灯DLの一端にそ
れぞれアノードおよびカソードが接続されるダイオード
D32とを備えている。
【0088】ここで、直流電源E321は放電ギャップ
Gの応答電圧よりも低い電圧を出力するように設定され
る。また、直流電源E323は、ダイオードD31,D
32のアノードと当該直流電源E323の負極性端子と
の間の電圧V1が、放電灯DLのコールドスタートに十
分な電圧および放電ギャップGの応答電圧以上で、ホッ
トリスタート時の放電灯DLのブレークオーバー電圧よ
りも低いレベルになるように設定される。ただし、コー
ルドスタートに十分な電圧は放電ギャップGの応答電圧
よりも低いものとする。なお、直流電源E321の電圧
は放電灯DLのコールドスタートに十分な電圧よりも高
くても低くても構わない。
【0089】制御回路33は、放電灯DLの他端と整流
器DB2の負極性出力端子との間に接続され放電灯DL
のランプ電流を検出することにより点灯/不点灯を検出
する点灯検出回路334と、放電灯DLの一端に接続さ
れ放電灯DLに印加する電圧を検出する電圧検出回路3
33とを備えているとともに、駆動回路332と、駆動
回路331とを備えている。
【0090】駆動回路332は、交流電源Vsの投入時
に動作を開始して、電圧検出回路333および点灯検出
回路334の各検出結果を取り込みながら、降圧チョッ
パ回路31が放電灯DLに適正な電力を供給するよう
に、スイッチング素子Q31の駆動を行うものである。
【0091】駆動回路331は、スイッチング素子Q3
23の駆動を行うもので、例えば、交流電源Vsが投入
された後に動作を開始して、スイッチング素子Q323
の駆動を行う。また、駆動回路331は、点灯検出回路
334の検出結果が点灯であれば、動作を停止してスイ
ッチング素子Q323をオフにする。
【0092】図7は図6に示す放電灯点灯装置の各部の
信号波形図で、この図を用いて次に第3実施形態の回路
動作について説明する。
【0093】交流電源Vsが投入されると(時点t3
1)、降圧チョッパ回路31が動作して、この降圧チョ
ッパ回路31から、始動に適正な電力となる電圧V
31が、ダイオードD30、2次巻線n122および点灯
検出回路334を介して放電灯DLの両端に印加する。
【0094】また、時点t31で、パルス発生回路32
が動作を開始して直流電源E321の電圧がインピーダ
ンス要素Z321および1次巻線n121を介して放電
ギャップGの両端に印加する。このとき、直流電源E3
21の電圧が放電ギャップGの応答電圧よりも低いの
で、放電ギャップGは導通しない。
【0095】この後、駆動回路331の駆動によりスイ
ッチング素子Q323がオンになると(時点t32)、
直流電源E323の電圧にほぼ等しい電圧V1が、ダイ
オードD31を介して放電ギャップGの両端に印加する
とともにダイオードD32を介して放電灯DLの両端に
印加する。
【0096】このとき、時点t31の電源投入がコール
ドスタートであれば、電圧V1が放電灯DLのコールド
スタートに十分な電圧以上であるので、放電灯DLが放
電を開始し得る。
【0097】一方、時点t31の電源投入がホットリス
タートであれば、電圧V1が放電灯DLのホットリスタ
ート時のブレークオーバー電圧よりも低いので、放電灯
DLは放電を開始しない。この場合、放電ギャップGが
応答し、放電ギャップGが導通すると、直流電源E32
1、インピーダンス要素Z321、1次巻線n121、
放電ギャップGおよび直流電源E321の閉ループに直
流電源E321による急峻な電流が流れ、2次巻線n1
22の両端に放電灯DLのホットリスタート時のブレー
クオーバー電圧以上の電圧Vn122が発生する。これによ
り、放電灯DLが放電を開始し得る。
【0098】なお、上記一連のパルス電圧の印加で放電
灯DLが点灯に至らない場合には、放電灯DLが点灯す
るまで、放電灯DLへの上記パルス電圧の印加が所定時
間毎に繰り返し行われることとなる(図7の時点t32
以降参照)。
【0099】また、放電灯DLが上記パルス電圧の印加
で放電を開始すると、降圧チョッパ回路31から放電灯
DLにランプ電流が流れ、放電灯DLが点灯するので、
駆動回路331が動作を停止する。これにより、以降、
放電灯DLの両端にパルス電圧が印加しなくなる。
【0100】このように、コールドスタートに十分な電
圧V1およびホットリスタートに十分な電圧Vn122が順
に放電灯DLに印加するので、低い電圧で始動可能なコ
ールドスタート時には、電圧V1により放電灯DLが放
電を開始するので、過大なパルス電圧の印加を抑制し、
放電灯DLの電極などにかかるストレスの低減が可能に
なる。また、電圧V1で放電灯DLが放電を開始した場
合、トリガ電源回路323のエネルギーを概ね放電灯D
Lに供給することができるので、コールドスタートの性
能をさらに向上させることが可能となる。
【0101】図8は本発明の第4実施形態に係る放電灯
点灯装置の構成図で、この図を用いて以下に第4実施形
態の説明を行う。
【0102】図8に示す放電灯点灯装置は、交流電源V
s、全波整流器DB2、降圧チョッパ回路31、ダイオ
ードD30、放電灯DLおよびコンデンサC20を第3
実施形態と同様に備えているほか、降圧チョッパ回路3
1と放電灯DLとの間に介在し、始動用で高圧の電圧を
放電灯DLの両端に印加するイグナイタとしてのパルス
発生回路42と、降圧チョッパ回路31およびパルス発
生回路42の制御を行う制御回路43とを備えている。
【0103】パルス発生回路42は、直流高圧発生回路
321およびパルス出力回路122を第3実施形態と同
様に備えているほか、トリガ電源回路423を備え、交
流電源Vsの投入時に動作を開始するように構成され
る。
【0104】トリガ電源回路423は、ダイオードD3
1,D32を第3実施形態と同様に備えているほか、ダ
イオードD31,D32のアノードにカソードが接続さ
れるダイオードD423と、直流電源E321の負極性
端子に負極性端子が接続される直流電源E423と、こ
の直流電源E423の正極性端子に一端が接続される1
次巻線n431、およびダイオードD423のアノード
に一端が接続される2次巻線n432を有するフライバ
ックトランス(以下単にトランス)T43と、1次巻線
n431の他端と直流電源E423の負極性端子との間
に接続されるスイッチング素子Q423と、ダイオード
D423のカソードと2次巻線n432の他端との間に
接続されるコンデンサC423とを備え、フライバック
コンバータの出力になるコンデンサC423の両端電圧
が、ダイオードD31を介して放電ギャップGの両端に
印加するとともにダイオードD32および後述の点灯検
出回路334を介して放電灯DLの両端に印加する構成
になっている。ただし、2次巻線n432の他端は1次
側の直流電源E423の負極性端子にも接続されてい
る。
【0105】ここで、放電ギャップGは、導通状態にな
る応答電圧VGBが放電灯DLのコールドスタートに十分
な電圧VCSよりも高くなるように設定される。また、ト
リガ電源回路423は、コンデンサC423の両端電圧
が応答電圧VGB以上になるように設定される。
【0106】制御回路43は、駆動回路332、電圧検
出回路333および点灯検出回路334を第3実施形態
と同様に備えているほか、駆動回路431を備えてい
る。
【0107】この駆動回路431は、スイッチング素子
Q423の駆動を行うもので、例えば、交流電源Vsの
投入時に動作を開始して、スイッチング素子Q423を
所定周期でオン/オフさせる。また、駆動回路431
は、点灯検出回路334の検出結果が点灯であれば、動
作を停止してスイッチング素子Q323をオフにする。
【0108】図9は図8に示す放電灯点灯装置の各部の
信号波形図で、この図を用いて第4実施形態の回路動作
について説明する。ただし、図9におけるVG は放電ギ
ャップGの両端電圧を示す。
【0109】交流電源Vsが投入されると(時点t4
1)、降圧チョッパ回路31が動作して、この降圧チョ
ッパ回路31から、始動に適正な電力となる電圧V
31が、ダイオードD30、2次巻線n122および点灯
検出回路334を介して放電灯DLの両端に印加する。
【0110】また、時点t41で、パルス発生回路42
が動作を開始して直流電源E321の電圧VE321がイン
ピーダンス要素Z321および1次巻線n121を介し
て放電ギャップGの両端に印加する。このとき、電圧V
E321が放電ギャップGの応答電圧VGBよりも低いので、
放電ギャップGは導通しない。
【0111】さらに、時点t41で、駆動回路431が
駆動を開始してスイッチング素子Q423が所定周期で
オン/オフを繰り返す。これにより、コンデンサC42
3の両端電圧VC423が徐々に上昇する。
【0112】時点t41の後、両端電圧VC423が放電灯
DLのコールドスタートに十分な電圧VCSに達すると
(時点t42)、時点t41の電源投入がコールドスタ
ートであれば、放電灯DLが放電を開始し得る。放電灯
DLが放電を開始すると、交流電源Vsから降圧チョッ
パ回路31などを介して放電灯DLにランプ電流が流
れ、放電灯DLが点灯する。そうすると、駆動回路43
1が動作を停止してスイッチング素子Q423がオフに
なり、放電ギャップGは導通しなくなる。
【0113】これに対し、時点t41の電源投入がホッ
トリスタートであれば、放電灯DLは放電を開始せず、
両端電圧VC423は上昇を続ける。この後、両端電圧V
C423が放電ギャップGの応答電圧VGBに達すると(時点
t43)、放電ギャップGが応答し、放電ギャップGが
導通すると、直流電源E321、インピーダンス要素Z
321、1次巻線n121、放電ギャップGおよび直流
電源E321の閉ループに直流電源E321による急峻
な電流が流れ、2次巻線n122の両端に放電灯DLの
ホットリスタート時のブレークオーバー電圧VHS以上の
電圧Vn122が発生する。これにより、放電灯DLが放電
を開始し得る。放電灯DLが放電を開始すると、交流電
源Vsから降圧チョッパ回路31などを介して放電灯D
Lにランプ電流が流れ、放電灯DLが点灯する。そうす
ると、駆動回路431が動作を停止してスイッチング素
子Q423がオフになり、放電ギャップGは導通しなく
なる。
【0114】なお、上記一連のパルス電圧の印加で放電
灯DLが点灯に至らない場合には、放電灯DLが点灯す
るまで、放電灯DLへの上記パルス電圧の印加が所定時
間毎に繰り返し行われることとなる(図9の時点t43
以降参照)。
【0115】このように、コールドスタートに十分な電
圧およびホットリスタートに十分な電圧が順に放電灯D
Lに印加するので、低い電圧で始動可能なコールドスタ
ート時には、過大なパルス電圧の印加を抑制し、放電灯
DLの電極などにかかるストレスの低減が可能になると
ともに、パルス電圧の安定化を図ることが可能であり、
また、トリガ電源回路423のフライバックコンバータ
の設計により、パルス発生のタイミングを任意に選択で
き、設計の自由度が広がる効果が得られる。
【0116】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、電源と、
放電灯と、前記電源および放電灯の間に介設される安定
器としての電力供給手段と、所定電圧発生用のエネルギ
ー供給源手段、両端電圧が所定の応答電圧に達すると導
通する2端子電圧応答型のスイッチング素子、このスイ
ッチング素子が導通時に前記エネルギー供給源手段から
前記所定電圧が印加される1次巻線を有するとともに、
前記電力供給手段と前記放電灯との間に介設され、前記
1次巻線に前記所定電圧が印加すると始動用で高圧の第
1電圧を前記放電灯に印加する2次巻線を有するパルス
トランス、および前記スイッチング素子の両端への前記
応答電圧以上の電圧印加用のトリガ電源手段により成る
パルス発生手段とを備え、前記トリガ電源手段は前記放
電灯の始動用で高圧の第2電圧を発生するので、放電灯
の状態に応じた始動用高電圧で、放電灯に放電を開始さ
せることができるとともに、始動性を確保しつつ、放電
灯にかかるストレスを低減することができる。この結
果、ストレスにより放電灯の寿命が短くなるのを防止す
ることができる。
【0117】請求項2記載の発明によれば、前記放電灯
は高輝度放電灯であり、前記第2電圧は前記第1電圧よ
りも低いので、コールドスタート時に放電灯に印加する
電圧を低減することができる。
【0118】請求項3記載の発明によれば、前記第1電
圧は前記第2電圧の印加後に前記放電灯の両端に印加す
るので、コールドスタート時に放電灯に印加する電圧を
低減することができる。
【0119】請求項4記載の発明によれば、前記第1電
圧と前記第2電圧とを重畳して前記放電灯の両端に印加
するので、コールドスタート時に放電灯に印加する電圧
を低減することができる。
【0120】請求項5記載の発明によれば、前記第2電
圧は非連続的に上昇するので、コールドスタート時に放
電灯に印加する電圧を低減することができる。
【0121】請求項6記載の発明によれば、前記第2電
圧はパルス電圧であるので、コールドスタート時に放電
灯に印加する電圧を低減することができる。
【0122】請求項7記載の発明によれば、前記第2電
圧は時間とともに略連続的に上昇するので、コールドス
タート時に放電灯に印加する電圧を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る放電灯点灯装置の
構成図である。
【図2】主にパルス発生回路の概念的基本構成を示す図
ある。
【図3】図1に示す放電灯点灯装置の各部の信号波形図
である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る放電灯点灯装置の
構成図である。
【図5】図4に示す放電灯点灯装置の各部の信号波形図
である。
【図6】本発明の第3実施形態に係る放電灯点灯装置の
構成図である。
【図7】図6に示す放電灯点灯装置の各部の信号波形図
である。
【図8】本発明の第4実施形態に係る放電灯点灯装置の
構成図である。
【図9】図8に示す放電灯点灯装置の各部の信号波形図
である。
【図10】従来の放電灯点灯装置の一例を示す構成図で
ある。
【図11】図10に示す放電灯点灯装置の動作説明図で
ある。
【図12】図10に示す直流高圧発生回路の構成例を示
す図である。
【図13】図12の場合の動作説明図である。
【図14】放電灯点灯装置の一例を示す構成図である。
【図15】図14の概念的基本構成を示す図である。
【図16】図14に示す放電灯点灯装置の各部の信号波
形図である。
【符号の説明】 11,21 安定器 31 降圧チョッパ回路 12,22,32,42 パルス発生回路 13,23,33,43 制御回路 120 整流平滑回路 121,221 フライバックコンバータ 321 直流高圧発生回路 122 パルス出力回路 123,223,323,423 トリガ電源回路 131,331,431 駆動回路 132,232,332 駆動回路 133,333 電圧検出回路 134,334 点灯検出回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、 放電灯と、 前記電源および放電灯の間に介設される安定器としての
    電力供給手段と、 所定電圧発生用のエネルギー供給源手段、両端電圧が所
    定の応答電圧に達すると導通する2端子電圧応答型のス
    イッチング素子、このスイッチング素子が導通時に前記
    エネルギー供給源手段から前記所定電圧が印加される1
    次巻線を有するとともに、前記電力供給手段と前記放電
    灯との間に介設され、前記1次巻線に前記所定電圧が印
    加すると始動用で高圧の第1電圧を前記放電灯に印加す
    る2次巻線を有するパルストランス、および前記スイッ
    チング素子の両端への前記応答電圧以上の電圧印加用の
    トリガ電源手段により成るパルス発生手段とを備え、 前記トリガ電源手段は前記放電灯の始動用で高圧の第2
    電圧を発生する放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記放電灯は高輝度放電灯であり、前記
    第2電圧は前記第1電圧よりも低い請求項1記載の放電
    灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記第1電圧は前記第2電圧の印加後に
    前記放電灯の両端に印加する請求項1または2記載の放
    電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記第1電圧と前記第2電圧とを重畳し
    て前記放電灯の両端に印加する請求項1または2記載の
    放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記第2電圧は非連続的に上昇する請求
    項1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 前記第2電圧はパルス電圧である請求項
    1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 前記第2電圧は時間とともに略連続的に
    上昇する請求項1〜4のいずれかに記載の放電灯点灯装
    置。
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