JP2000276400A - アドレス及びデータ転送回路 - Google Patents

アドレス及びデータ転送回路

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JP2000276400A
JP2000276400A JP11081288A JP8128899A JP2000276400A JP 2000276400 A JP2000276400 A JP 2000276400A JP 11081288 A JP11081288 A JP 11081288A JP 8128899 A JP8128899 A JP 8128899A JP 2000276400 A JP2000276400 A JP 2000276400A
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ハンスユルゲン マタウシュ
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    • H03K19/20Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits characterised by logic function, e.g. AND, OR, NOR, NOT circuits

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アドレス及びデータ転送回路を用いて、占有
面積を大幅に減少させながらテラビット級のバンド周波
数を達成することができる階層構造型マルチポートメモ
リを実現する。 【解決手段】 起動回路5は、外部のNポートのうちの
いずれかのポートからのアクセス要求に応じて、アクテ
ィブアドレズ選択回路6及びアクティブデータ選択回路
7を起動させるとともに、対応するシングルポートメモ
リを動作可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シングルポートメ
モリセルで構成する階層構造型マルチポートメモリに必
要なアドレス及びデータ転送回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声及び/又は映像処理、翻訳機のよう
な高度な処理機能を有する1チップシステムを実現する
ためには、広帯域を得ることが不可欠であり、そのため
にはバンド周波数を従来よりも1〜2桁高くするような
技術の進歩が必要である。この要件を満足させるために
は、到達し得るバンド周波数の限界が50Gbit/s
前後であるシングルポートメモリの代わりにテラビット
級のバンド周波数に達成し得るマルチポートメモリを利
用することが不可欠である。このようなテラビット級の
バンド周波数を、例えば、実用的なクロック周波数であ
る500MHzの下で64ビットのワード長を有する3
2ポートのマルチポートメモリで達成することができ
る。
【0003】通常のマルチポートメモリを構成する場
合、回路面積を大きくする必要があるので、それを実用
的な大容量メモリとして利用するのが困難である。この
ような不都合を回避するために、例えば、1997年9
月16〜18日に英国のサウサンプトンで発行されたP
roc.23rd European Solid−St
ate Circuits Conf.,の348〜3
51ページの“Hierachical N−Port
Memory Architecture base
d on 1−Port Memory Cells”
に示したような新たな階層構造型マルチポートメモリが
提案されている。このようなマルチポートメモリはシン
グルポートメモリによって構成されているので、回路面
積を大きくする必要がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、階層構
造型マルチポートメモリは、データの入出力機能及びシ
ングルポートメモリへの接続機能を有する必要があるの
で、通常のマルチポートメモリでは必要のないアドレス
及びデータ転送回路を有する必要がある。
【0005】本発明の目的は、占有面積を大幅に減少さ
せながらテラビット級のバンド周波数を達成することが
できる階層構造型マルチポートメモリ用アドレス及びデ
ータ転送回路を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による階層構造型
マルチポートメモリ用アドレス及びデータ転送回路は、
外部の複数のポートのうちのいずれかのポートからのア
クセス要求に応じて、対応するシングルポートメモリを
動作可能にする起動手段と、この起動手段の起動によっ
てアドレスを選択するアドレス選択手段と、前記起動手
段の起動によってデータを選択するデータ選択手段とを
具えることを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、起動手段は、外部の複数
のポートのうちのいずれかのポートからのアクセス要求
に応じて、対応するシングルポートメモリを動作可能に
する。この際、アドレス選択手段及びデータ選択手段は
それぞれ、起動手段の起動によってアドレス及びデータ
を選択する。
【0008】このようなアドレス及びデータ転送回路に
よって、占有面積を大幅に減少させながらテラビット級
のバンド周波数を達成することができる階層構造型マル
チポートメモリを実現することができる。
【0009】好適には、前記起動手段が、前記複数のポ
ートの各々に対応する選択信号が外部から入力されると
ともに、前記アドレス選択手段にアドレス選択信号を出
力するアドレス選択起動手段と、前記複数のポートの各
々に対応する外部からの読出し/書込み信号及び対応す
る前記アドレス選択起動手段からのアドレス選択信号が
入力されるとともに、これら読出し/書込み信号及びア
ドレス選択信号に基づいた読出し信号及び書込み信号を
出力する読出し/書込み動作起動手段と、前記アドレス
選択信号が入力されるとともにその論理和を前記アドレ
ス選択手段及び前記シングルポートメモリに出力する第
1論理和演算手段と、前記読出し信号及び書込み信号が
入力されるとともにその論理和を前記シングルポートメ
モリに出力する第2論理和演算手段とを有する。
【0010】好適には、前記アドレス選択手段を、外部
からのアドレス信号をマルチプレクサ処理してその出力
を前記シングルポートメモリに入力するマルチプレクサ
によって構成する。
【0011】好適には前記データ選択手段を、外部から
のデータをマルチプレクサ処理してその出力を前記シン
グルポートメモリに出力するマルチプレクサと、前記シ
ングルポートメモリからのデータをデマルチプレクサ処
理してその出力を外部に出力するデマルチプレクサとに
よって構成する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によるアドレス及びデータ
転送回路を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、
本発明によるアドレス及びデータ転送回路を有する階層
構造型マルチポートメモリの線形図である。N(Nを2
以上の整数とする。)ポートを有するとともに第2階層
のみを示したこの階層構造型マルチポートメモリは、一
列に配置されたM個のシングルポートメモリ1−1〜1
−Mと、これらシングルポートメモリ1−1〜1−Mに
対応するアドレス及びデータ転送回路2−1〜2−M
と、第2階層のアドレスデコーダ(図示せず)のポート
と対応するシングルポートメモリとの接続を行う接続回
路3と、各瞬時で1ポートのみが1個のシングルポート
メモリにアクセスできるようにする衝突処理回路4とを
具える。本例では、ワード長を1ビットにする。
【0013】シングルポートメモリ1−1〜1−Mをそ
れぞれ、データ入力部、データ出力部、アドレスデコー
ダ(いずれも図示せず)等を有する従来既知の任意の構
成のものとする。
【0014】アドレス及びデータ転送回路2−1〜2−
Mの各々は、各々がk(kを1以上の整数とする。)ビ
ットを有する対応するシングルポートメモリ用のN個の
外部選択信号S1 〜SM を接続回路3から入力されると
ともに、各々がm1 (m1 を1以上の整数とする。)ビ
ットを有するクロックレベルのN個の第1階層のアドレ
ス信号An,level1及びN個の外部読出し/書込
み信号R/Wn (1≦n≦N)が外部から入力される。
また、アドレス及びデータ転送回路2−1〜2−Mの各
々に、N個のデータ信号Dnを接続回路3を通じて入出
力する。
【0015】接続回路3は、各々がm2 (m2 を1以上
の整数とする。)ビットを有する外部からのN個の第2
階層のアドレス信号An,level2及びN個の外部
読出し/書込み信号R/Wn 並びに衝突処理回路4から
のN個の衝突規制信号が入力される。衝突処理回路4
は、第2階層のアドレスビットAn,level2が入
力されるとともにN個の衝突状況信号を外部に出力す
る。なお、衝突処理回路4は、アクセスサイクル内で1
個のシングルポートメモリに2ポート以上アクセスする
ことがないことを保証する。
【0016】図1に示したマルチポートメモリ及び接続
回路3の詳細な構成及び動作は、例えば上記文献に開示
されており、衝突処理回路4の詳細な構成及び動作は、
例えば、1998年11月22〜24日にオランダ国の
ハーグで発行されたProc.24th Europe
an Solid−State CircuitsCo
nf.,の140〜143ページの“An Area−
EfficientCircuit Concept
for Dynamical Conflict Ma
nagement of N−Port Memori
es with Multi−GBit/s Acce
ss Bandwidth”に開示されており、ここで
は詳細に説明しない。
【0017】図2は、本発明によるアドレス及びデータ
転送回路の実施の形態の構成図である。これは、階層構
造型マルチポートメモリの第1階層のうちのアドレス及
びデータ転送回路のみを示したものであり、図1のアド
レス及びデータ転送回路2−1〜2−Mのうちの任意の
1個に対応する。このアドレス及びデータ転送回路は、
対応するシングルポートメモリ(図示せず)を動作可能
にする起動回路5と、アクセスを要求するポート(ポー
トi)からのアドレスを選択するアクティブアドレス選
択回路6と、アクセスを要求するポートからのデータを
選択するアクティブデータ選択回路7とを有する。
【0018】起動回路5は、外部のNポートのうちのい
ずれかのポートからのアクセス要求に応じて、アクティ
ブアドレス選択回路6及びアクティブデータ選択回路7
を起動させるとともに対応するシングルポートメモリ
(図示せず)を動作可能にする。具体的には、起動回路
5に、図1の外部選択信号S1 〜SM のうちのいずれか
に対応する各ポートからのkビット信号の外部選択信号
kn及び各ポートからの1ビット信号の外部読出し/書
込み信号R/Wn が外部から入力されるとともに、起動
回路5は、N個のアドレス選択信号SAnをアクティブ
アドレス選択回路6に出力し、N個の読出し選択信号S
n 及びN個の書込み選択信号SWn をアクティブデー
タ選択回路7に出力し、シングルポートメモリのアドレ
スデコーダ(図示せず)を駆動させるアドレスデコーダ
起動信号Sinternalをシングルポートメモリのアドレス
デコーダ及びアクティブアドレス選択回路6に出力し、
かつ、対応するシングルポートメモリで読出し又は書込
み動作を行うための読出し/書込み信号R/Winternal
をシングルポートメモリの入力部(図示せず)に出力す
る。起動回路5の詳細な構成は後に説明する。
【0019】外部選択信号Sknのビット数kは、シング
ルポートメモリの配置に依存し、図1に示したようにシ
ングルポートメモリを一列に配置した場合にはk=1で
十分である。なお、集積化に適したマトリックス配置に
した場合にはk=2となり、3次元的な配置であればk
=3となる。
【0020】アクティブアドレス選択回路6は、アドレ
ス選択信号SAn及びアドレスデコーダ起動信号S
internalの他に、各々がm1 ビットを有するN個の第1
階層のアドレス信号An,level1が入力され、m
1 ビットのアドレス信号Aintern alをシングルポートメ
モリのアドレスデコーダ(図示せず)に出力する。この
アクティブアドレス選択回路6は、ポートiからのm1
ビットの第1階層のアドレス信号Ai,level1ア
ドレス信号を選択し、それをアドレス信号Aintern al
してシングルポートメモリのアドレスデコーダ(図示せ
ず)に出力するように作用するので、N入力1出力マル
チプレクサによって構成するのが好適である。アクティ
ブアドレス選択回路6の詳細な構成は後に説明する。
【0021】アクティブデータ選択回路7は、シングル
ポートメモリの入力部(図示せず)との間でデータ信号
internalを入力し及びその出力部からデータ信号D
intern alを出力するとともに、接続回路3(図1)を通
じて外部からN個のデータ信号Dn を入力し及び外部に
そのデータ信号Dn を出力する。このアクティブデータ
選択回路7は、アクセス要求しているポートのデータ線
とシングルポートメモリの内部データ線とを接続する機
能を有する。また、アクティブデータ選択回路7は、デ
ータ信号を外部からシングルポートメモリへ又はシング
ルポートメモリから外部に送信することができるように
する必要がある。したがって、アクティブデータ選択回
路7を双方向N入力1出力/1入力N出力マルチプレク
サ/デマルチプレクサによって構成するのが好適であ
る。アクティブデータ選択回路7の詳細な構成は後に説
明する。
【0022】なお、本例では、外部のNポートの各々の
データのビット幅を1とするが、ビット幅がw(wを2
以上の整数とする。)の一般的な場合には、データ信号
in ternal及びDn のビット幅がそれぞれwとなる。
【0023】図3は、図2の起動回路の回路図である。
この起動回路は、外部のポート1〜ポートNの各々に対
応するN個のアドレス選択起動回路8−1,8−
2,...,8−N及びN個の読出し/書込み動作起動
回路9−1,9−2,...,9−Nと、N入力ORゲ
ート10及び11とを有する。
【0024】これらアドレス選択起動回路8−1,8−
2,...,8−Nは、N個の外部選択信号S11
21,...,Sk1;S12,S22,...,
k2;....;S 1N,S2N,...,SkNがそれぞれ
入力されるとともにアドレス選択信号SA1,S
2 ,...,SAn をアクティブアドレス選択回路6
(図2)にそれぞれ出力する。なお、アドレス選択起動
回路8−1,8−2,...,8−Nの各々を、例え
ば、図4に示すようなN入力ANDゲート12とする。
【0025】これら読出し/書込み動作起動回路9−
1,9−2,...,9−Nは、アドレス選択信号SA
1 ,SA2 ,...,SAn のうちの対応するもの及び
外部読出し/書込み信号R/W1 ,R/W2 ,...,
R/Wn のうちの対応するものが入力されるとともに対
応する読出し選択信号SR1 ,SR2 ,...,SRN
又は対応する書込み選択信号SW1 ,SW2 ,...,
SWN をアクティブデータ選択回路7(図2)に出力す
る。
【0026】読出し/書込み動作起動回路9−1,9−
2,...,9−Nの各々を、図5に示すように2個の
2入力NANDゲート13及び14と、インバータ15
とによって構成する。この場合、対応するポート(ポー
トn)が選択されなかった場合(SAn =0)、読出し
選択信号SRn 及び書込み選択信号SWn は共に0にな
る。また、対応するポートが選択された場合(SAn
1)、読出し動作と書込み動作のうちのいずれを実行す
るか、すなわち、読出し選択信号SRn 及び書込み選択
信号SWn のうちのいずれを1にするかを決定する。
【0027】N入力ORゲート10は、対応する入力部
にそれぞれ入力されるアドレス選択信号SA1 ,S
2 ,...,SAn の論理和としてアドレスデコーダ
起動信号Sinternalを出力する。N入力ORゲート11
は、対応する入力部にそれぞれ入力される書込み選択信
号SW1 ,SW2 ,...,SWN の論理和として読出
し/書込み信号R/Winternalを出力する。
【0028】図6は、図2のアクティブアドレス選択回
路の回路図である。このアクティブアドレス回路を、外
部のポート1〜ポートNの各々に対応するN個のトラン
スミッションゲート16−1,16−2,...,16
−Nと、これらトランスミッションゲートのうちのいず
れかの出力が入力されるアドレスデコーダ17と、P型
トランジスタのスイッチ18とによって構成されたマル
チプレクサ回路とする。
【0029】トランスミッションゲート16−1,16
−2,...,16−Nはそれぞれ、アドレス選択信号
SA1 ,SA2 ,...,SAN によって制御される。
このようにして、アクセスしたポートのアドレスビット
のみが内部のノードに変換され、アドレスデコーダ17
に接続される。
【0030】いずれのポートもシングルポートメモリ
(図示せず)にアクセスされない場合、アドレスデコー
ダ起動信号Sinternalは0になり、トランスミッション
ゲートの各々を通過した後、別のフローティングノード
を定義された電圧値にプリチャージする。スイッチ18
を切り替える。図6の場合、プリチャージ電圧を電源電
圧Vddとする。当然、原理的にはプリチャージを他の電
圧によって行うことも可能である。図7にトランスミッ
ションゲートの回路図を示すが、図のp及びnはトラン
ジスタの導電型を示す。
【0031】図8は、アクティブデータ選択回路の回路
図である。このアクティブデータ選択回路は、外部のポ
ート1〜ポートNの各々に対応するN個の双方向通信バ
ッファ19−1,19−2,...,19−Nを有す
る。これら双方向性バッファ19−1,19−
2,...,19−Nの各々は、対応する外部のポート
とシングルポートメモリの入力部又は出力部とを接続す
るように作用する。
【0032】図9は、双方向通信バッファの回路図であ
る。この回路のトライステートバッファ20は、読出し
動作を行う際に読出し選択信号SRN によって起動さ
れ、トライステートバッファ21は、書込み動作を行う
際に書込み選択信号SWN によって起動される。図10
にトライステートバッファの回路図を示す。図10にお
いて、n及びpをトランジスタの導電型とし、IN,O
UT,Vdd,Vss及びControlはそれぞれ、入力
部、出力部、電源供給電圧、基準電圧及び読出し選択信
号SRN 又は書込み選択信号SWN とする。
【0033】本実施の形態の動作を説明する。ポートi
が対応するシングルポートメモリにアクセスを要求する
と、外部選択信号Skn及び読出し/書込み信号R/Wn
が起動回路5に供給されるとともに、第1階層のアクセ
ス信号Ai,level1がアクティブアドレス選択回
路6に供給され、かつ、データDnがアクティブデータ
選択回路7に供給される。
【0034】衝突処理回路4は、最大1ポートのアクセ
スをアクセスサイクルごとにシングルポートメモリに接
続する。これによって、外部選択信号Sknは1個のポー
トiに対してシングルポートメモリを起動させることが
できる。
【0035】ポートiは、対応する全ての外部選択信号
knが1であると、対応するシングルポートメモリにア
クセスできるようになる。この場合、起動回路5は、1
のアドレス選択信号SAi 及び1のアドレスデコーダ起
動信号Sinternalを生成する。
【0036】読出し/書込み信号R/Wi が0の場合、
起動信号5は書込み信号SWi を生成し、読出し信号S
i は0のままである。書込み信号SWi のうちの1個
が1になれば、読出し/書込み信号R/Winternalが1
となり、シングルポートメモリは書込みモードに切り替
わる。それに対して、読出し/書込み信号R/Winte
rnalが0の場合、シングルポートメモリは読出しモード
に保持される。なお、他の全てのポートの読出し信号、
書込み信号及びアドレス信号は0に保持される。その理
由は、これらのポートが選択されていないからである。
【0037】1のアドレス先端信号SAi が起動回路に
よって生成されると、アクティブアドレス選択回路6
は、ポートiのアドレスビットをシングルポートメモリ
のデコーダに接続するとともに、1のアドレスデコーダ
起動信号Sinternalによってデコーダを起動させる。こ
れによって、特定のシングルポートメモリへのアクセス
バスが起動され、読出し/書込み信号R/Winternal
応じて読出し動作と書込み動作のうちのいずれを実行す
るかを決定する。
【0038】読出し動作を行う、すなわちSRi =1及
びRWi =0の場合、シングルポートメモリから読み出
されたデータDinternalは、アクティブデータ選択回路
7でデマルチプレクサ処理され、このようにマルチプレ
クサ処理されたデータDn がポートiに出力される。
【0039】書込み動作を行う、すなわちSRi =0及
びRWi =1の場合、ポートiからのデータDn をシン
グルポートメモリの入力部に伝達するトライステートバ
ッファ21を起動させる。このようにして、ポートiか
らのデータDn がシングルポートメモリに正確に書き込
まれる。
【0040】対応するシングルポートメモリが選択され
ない場合、全てのアドレス選択信号SAi ,読出し選択
信号SRi 及び書込み選択信号SWi は0に保持され
る。その結果、アドレス及びデータ転送回路は、全ての
ポートのアドレス及びデータを対応するシングルポート
メモリから分離する。さらに、0のアドレスデコーダ起
動信号Sinternalによってシングルポートメモリのデコ
ーダの動作を停止させる。
【0041】このようなアドレス及びデータ転送回路
は、占有面積を大幅に減少させながらテラビット級のバ
ンド周波数を達成することができる階層構造型マルチポ
ートメモリを実現するために不可欠である。従来のマル
チポートメモリでは占有面積がポート数の2乗で大きく
なるので、ポート数の多いマルチポートメモリを構成す
る場合、階層構造型マルチポートメモリでは従来のマル
チポートメモリに比べて占有面積(シリコン面積)を大
幅に減少させることができる。例えば、本発明によるア
ドレス及びデータ転送回路を具える階層構造型マルチポ
ートメモリが32ポートを有する場合、32ポートを有
する従来のマルチポートメモリに比べて占有面積が数分
の1になることが見積もられる。具体的には、シングル
ポートメモリをROMやDRAMのように小型のメモリ
とした場合、必要な占有面積が50分の1以下になるこ
とが見積もられ、シングルポートメモリをSRAMのよ
うな大型のメモリとした場合でも、20分の1以下にな
ることが見積もられる。
【0042】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例え
ば、起動回路、アクティブアドレス選択回路及びアクテ
ィブデータ選択回路を、上記実施の形態以外の他の構成
とすることができる。また、p型のトランジスタn型に
するとともに、n型のトランジスタをp型のトランジス
タにすることもできる。さらに、上記信号の値1を値0
にするとともに値0を値1にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアドレス及びデータ転送回路を
有するマルチポートメモリの線形図である。
【図2】 本発明によるアドレス及びデータ転送回路の
実施の形態の構成図である。
【図3】 図2の起動回路の回路図である。
【図4】 図3のアドレス選択動作起動回路の回路図で
ある。
【図5】 図3の読出し/書込み動作起動回路の回路図
である。
【図6】 図2のアクティブアドレス選択回路の回路図
である。
【図7】 図6のトランスミッションゲートの回路図で
ある。
【図8】 図2のアクティブデータ選択回路の回路図で
ある。
【図9】 図8の双方向通信バッファの回路図である。
【図10】 図8のトライステートバッファの回路図で
ある。
【符号の説明】
1−1〜1−M シングルポートメモリ 2−1〜2−M アドレス及びデータ転送回路 3 接続回路 4 衝突処理回路 5 起動回路 6 アクティブアドレス選択回路 7 アクティブデータ選択回路 8−1,8−2,...,8−N アドレス選択起動回
路 9−1,9−2,...,9−N 読出し/書込み動作
起動回路 10,11 N入力ORゲート 12 N入力ANDゲート 13,14 2入力NANDゲート 15 インバータ 16−1,16−2,...,16−N トランスミッ
ションゲート 17 アドレスデコーダ 18 スイッチ 19−1,19−2,...,19−N 双方向性バッ
ファ 20,21 トライステートバッファ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月5日(2000.4.5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 アドレス及びデータ転送回路
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シングルポートメ
モリセルで構成する階層構造型マルチポートメモリに必
要なアドレス及びデータ転送回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】音声及び/又は映像処理、翻訳機のよう
な高度な処理機能を有する1チップシステムを実現する
ためには、高データ処理ビットレートを得ることが不可
欠であり、そのためにはデータ処理バンド幅を従来より
も1〜2桁高くするような技術の進歩が必要である。こ
の要件を満足させるためには、到達し得るデータ処理バ
ンド幅の限界が50Gbit/s前後であるシングルポ
ートメモリの代わりにテラビット級のアクセスバンド幅
に達成し得るマルチポートメモリを利用することが不可
欠である。このようなテラビット級のアクセスバンド幅
を、例えば、実用的なクロック周波数である500MH
zの下で各々が64ビットのワード長を有する32ポー
トのマルチポートメモリで達成することができる。
【0003】通常のマルチポートメモリを構成する場
合、回路面積を大きくする必要があるので、それを実用
的な大容量メモリとして利用するのが困難である。この
ような不都合を回避するために、例えば、1997年9
月16〜18日に英国のサウサンプトンで発行されたP
roc.23rd European Solid−St
ate Circuits Conf.,の348〜3
51ページの“Hierachical N−Port
Memory Architecture base
d on 1−Port Memory Cells”
に示したような新たな階層構造型マルチポートメモリが
提案されている。このようなマルチポートメモリはシン
グルポートメモリによって構成されているので、回路面
積を大きくする必要がない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、階層構
造型マルチポートメモリは、データの入出力機能及びシ
ングルポートメモリへの接続機能を有する必要があるの
で、通常のマルチポートメモリでは必要のないアドレス
及びデータ転送回路を有する必要がある。
【0005】本発明の目的は、占有面積を大幅に減少さ
せながらテラビット級のアクセスバンド幅(バンド周波
数)を達成することができる階層構造型マルチポートメ
モリ用アドレス及びデータ転送回路を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による階層構造型
マルチポートメモリ用アドレス及びデータ転送回路は、
外部の複数のポートのうちのいずれかのポートからのア
クセス要求に応じて、対応するシングルポートメモリを
動作可能にする起動手段と、この起動手段の起動によっ
て前記ポートからのアドレスを選択するとともに、その
アドレスを前記シングルポートメモリに転送するアドレ
ス選択及び転送手段と、前記起動手段の起動によって前
記ポートからのデータを選択するとともに、そのアドレ
スを前記シングルポートメモリに転送するデータ選択及
び転送手段とを具えることを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、起動手段は、外部の複数
のポートのうちのいずれかのポートからのアクセス要求
に応じて、対応するシングルポートメモリを動作可能に
する。この際、アドレス選択及び転送手段は、起動手段
の起動によってアドレスを選択するとともに、そのアド
レスをシングルポートメモリに転送する。同時に、デー
タ選択及び転送手段は、起動手段の起動によってデータ
を選択するとともに、そのデータをシングルポートメモ
リに転送し又はシングルポートメモリから転送する。
【0008】このようなアドレス及びデータ転送回路に
よって、占有面積を大幅に減少させながらテラビット級
のアクセスバンド幅を達成することができる階層構造型
マルチポートメモリを実現することができる。
【0009】好適には、前記起動手段が、前記複数のポ
ートの各々に対応する選択信号が外部から入力されると
ともに、前記アドレス選択手段にアドレス選択信号を出
力するアドレス選択起動手段と、前記複数のポートの各
々に対応する外部からの読出し/書込み信号及び対応す
る前記アドレス選択起動手段からのアドレス選択信号が
入力されるとともに、これら読出し/書込み信号及びア
ドレス選択信号に基づいた読出し信号及び書込み信号を
出力する読出し/書込み動作起動手段と、前記アドレス
選択信号が入力されるとともにその論理和を前記アドレ
ス選択手段及び前記シングルポートメモリに出力する第
1論理和演算手段と、前記書込み信号が入力されるとと
もにその論理和を前記シングルポートメモリに出力する
第2論理和演算手段とを有する。
【0010】好適には、前記アドレス選択手段を、外部
からのアドレス信号をマルチプレクサ処理してその出力
を前記シングルポートメモリに入力するマルチプレクサ
によって構成する。
【0011】好適には前記データ選択手段を、外部から
のデータをマルチプレクサ処理してその出力を前記シン
グルポートメモリに出力するマルチプレクサと、前記シ
ングルポートメモリからのデータをデマルチプレクサ処
理してその出力を外部に出力するデマルチプレクサとに
よって構成する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明によるアドレス及びデータ
転送回路を、図面を参照して詳細に説明する。図1は、
本発明によるアドレス及びデータ転送回路を有する階層
構造型マルチポートメモリの線形図である。N(Nを2
以上の整数とする。)ポートを有するとともに第2階層
のみを示したこの階層構造型マルチポートメモリは、一
列に配置されたM個のシングルポートメモリ1−1〜1
−Mと、これらシングルポートメモリ1−1〜1−Mに
対応するアドレス及びデータ転送回路2−1〜2−M
と、第2階層のアドレスデコーダ(図示せず)のポート
と対応するシングルポートメモリとの接続を行う接続回
路3と、各瞬時で1ポートのみが1個のシングルポート
メモリにアクセスできるようにする衝突処理回路4とを
具える。本例では、ワード長を1ビットにする。
【0013】シングルポートメモリ1−1〜1−Mをそ
れぞれ、データ入力部、データ出力部、アドレスデコー
ダ(いずれも図示せず)等を有する従来既知の任意の構
成のものとする。
【0014】アドレス及びデータ転送回路2−1〜2−
Mの各々は、各々がk(kを1以上の整数とする。)ビ
ットを有する対応するシングルポートメモリ用のM個の
外部選択信号S1 〜SM を接続回路3から入力されると
ともに、各々がm1 (m1 を1以上の整数とする。)ビ
ットを有するクロックレベルのN個の第1階層のアドレ
ス信号An,level1及びN個の外部読出し/書込み信号R
/Wn (1≦n≦N)が外部から入力される。また、ア
ドレス及びデータ転送回路2−1〜2−Mの各々に、N
個のデータ信号Dn を接続回路3を通じて入出力する。
【0015】接続回路3は、各々がm2 (m2 を1以上
の整数とする。)ビットを有する外部からのN個の第2
階層のアドレス信号An,level2及びN個の外部読出し/
書込み信号R/Wn 並びに衝突処理回路4からのN個の
衝突規制信号が入力される。衝突処理回路4は、第2階
層のアドレスビットAn,level2が入力されるとともにN
個の衝突状況信号を外部に出力する。なお、衝突処理回
路4は、アクセスサイクル内で1個のシングルポートメ
モリに2ポート以上アクセスすることがないことを保証
する。
【0016】図1に示したマルチポートメモリ及び接続
回路3の詳細な構成及び動作は、例えば上記文献に開示
されており、衝突処理回路4の詳細な構成及び動作は、
例えば、1998年11月22〜24日にオランダ国の
ハーグで発行されたProc.24th Europe
an Solid−State CircuitsCo
nf.,の140〜143ページの“An Area−
EfficientCircuit Concept
for Dynamical Conflict Ma
nagement of N−Port Memori
es with Multi−GBit/s Acce
ss Bandwidth”に開示されており、ここで
は詳細に説明しない。
【0017】図2は、本発明によるアドレス及びデータ
転送回路の実施の形態の構成図である。これは、階層構
造型マルチポートメモリの第1階層のうちのアドレス及
びデータ転送回路のみを示したものであり、図1のアド
レス及びデータ転送回路2−1〜2−Mのうちの任意の
1個に対応する。このアドレス及びデータ転送回路は、
対応するシングルポートメモリ(図示せず)を動作可能
にする起動回路5と、アクセスを要求するポート(ポー
トn)からのアドレスを選択するアクティブアドレス選
択回路6と、アクセスを要求するポートからのデータを
選択するアクティブデータ選択回路7とを有する。
【0018】起動回路5は、外部のNポートのうちのい
ずれかのポートからのアクセス要求に応じて、アクティ
ブアドレス選択回路6及びアクティブデータ選択回路7
を起動させるとともに対応するシングルポートメモリ
(図示せず)を動作可能にする。具体的には、起動回路
5に、図1の外部選択信号S1 〜SM のうちのいずれか
に対応する各ポートからのkビット信号の外部選択信号
kn及び各ポートからの1ビット信号の外部読出し/書
込み信号R/Wn が外部から入力されるとともに、起動
回路5は、N個のアドレス選択信号SAn をアクティブ
アドレス選択回路6に出力し、N個の読出し選択信号S
n 及びN個の書込み選択信号SWn をアクティブデー
タ選択回路7に出力し、シングルポートメモリの例えば
アドレスデコーダ(図示せず)を駆動させるシングルポ
ートメモリ起動信号Sinternalをシングルポートメモリ
及びアクティブアドレス選択回路6に出力し、かつ、対
応するシングルポートメモリで読出し又は書込み動作を
行うための読出し/書込み信号R/Winternalをシング
ルポートメモリの入力部(図示せず)に出力する。起動
回路5の詳細な構成は後に説明する。
【0019】外部選択信号Sknのビット数kは、シング
ルポートメモリの配置に依存し、図1に示したようにシ
ングルポートメモリを一列に配置した場合にはk=1で
十分である。なお、集積化に適したマトリックス配置に
した場合にはk=2となり、3次元的な配置であればk
=3となる。
【0020】アクティブアドレス選択回路6は、アドレ
ス選択信号SAn及びアドレスデコーダ起動信号S
internalの他に、各々がm1 ビットを有するN個の第1
階層のアドレス信号An,level1が入力され、m1 ビット
のアドレス信号Ainternalをシングルポートメモリのア
ドレスデコーダ(図示せず)に出力する。このアクティ
ブアドレス選択回路6は、ポートiからのm1 ビットの
第1階層のアドレス信号A n,level1を選択し、それをア
ドレス信号Ainternalとしてシングルポートメモリのア
ドレスデコーダ(図示せず)に出力するように作用する
ので、N入力1出力マルチプレクサによって構成するの
が好適である。アクティブアドレス選択回路6の詳細な
構成は後に説明する。
【0021】アクティブデータ選択回路7は、シングル
ポートメモリの入力部(図示せず)との間でデータ信号
internalを入力し及びその出力部からデータ信号D
intern alを出力し、N個の読出し選択信号SRn 及びN
個の書込み選択信号SWn が入力され、接続回路3(図
1)を通じて外部からN個のデータ信号Dn を入力し及
び外部にそのデータ信号Dn を出力する。このアクティ
ブデータ選択回路7は、アクセス要求しているポートの
データ線とシングルポートメモリの内部データ線とを接
続する機能を有する。また、アクティブデータ選択回路
7は、データ信号を外部からシングルポートメモリへ又
はシングルポートメモリから外部に送信することができ
るようにする必要がある。したがって、アクティブデー
タ選択回路7を双方向N入力1出力/1入力N出力マル
チプレクサ/デマルチプレクサによって構成するのが好
適である。アクティブデータ選択回路7の詳細な構成は
後に説明する。
【0022】なお、本例では、外部のNポートの各々の
データのビット幅を1とするが、ビット幅がw(wを2
以上の整数とする。)の一般的な場合には、データ信号
in ternal及びDn のビット幅がそれぞれwとなる。
【0023】図3は、図2の起動回路の回路図である。
この起動回路は、外部のポート1〜ポートNの各々に対
応するN個のアドレス選択起動回路8−1,8−
2,...,8−N及びN個の読出し/書込み動作起動
回路9−1,9−2,...,9−Nと、N入力ORゲ
ート10及び11とを有する。
【0024】これらアドレス選択起動回路8−1,8−
2,...,8−Nは、N個の外部選択信号S11
21,...,Sk1;S12,S22,...,
k2;....;S 1N,S2N,...,SkNがそれぞれ
入力されるとともにアドレス選択信号SA1,SA
2 ,...,SAN をアクティブアドレス選択回路6
(図2)にそれぞれ出力する。なお、アドレス選択起動
回路8−1,8−2,...,8−Nの各々を、例え
ば、図4に示すようなk入力ANDゲート12とする。
【0025】これら読出し/書込み動作起動回路9−
1,9−2,...,9−Nは、アドレス選択信号SA
1 ,SA2 ,...,SAN のうちの対応するもの及び
外部読出し/書込み信号R/W1 ,R/W2 ,...,
R/WN のうちの対応するものが入力されるとともに対
応する読出し選択信号SR1 ,SR2 ,...,SRN
又は対応する書込み選択信号SW1 ,SW2 ,...,
SWN をアクティブデータ選択回路7(図2)に出力す
る。
【0026】読出し/書込み動作起動回路9−1,9−
2,...,9−Nの各々を、図5に示すように2個の
2入力ANDゲート13及び14と、インバータ15と
によって構成する。この場合、対応するポート(ポート
n)が選択されなかった場合(SAn =0)、読出し選
択信号SRn 及び書込み選択信号SWn は共に0にな
る。また、対応するポートが選択された場合(SAn
1)、読出し動作と書込み動作のうちのいずれを実行す
るか、すなわち、読出し選択信号SRn 及び書込み選択
信号SWn のうちのいずれを1にするかを決定する。
【0027】N入力ORゲート10は、対応する入力部
にそれぞれ入力されるアドレス選択信号SA1 ,SA
2 ,...,SA N( n)の論理和としてシングルポートメ
モリ起動信号Sinternalを出力する。N入力ORゲート
11は、対応する入力部にそれぞれ入力される書込み選
択信号SW1 ,SW2 ,...,SWN の論理和として
読出し/書込み信号R/Winternalを出力する。
【0028】図6は、図2のアクティブアドレス選択回
路の回路図である。このアクティブアドレス回路を、外
部のポート1〜ポートNの各々に対応するN個のトラン
スミッションゲート16−1,16−2,...,16
−Nと、これらトランスミッションゲートのうちのいず
れかの出力が入力されるアドレスバッファ17と、N個
のP型トランジスタのスイッチ18とによって構成され
たマルチプレクサ回路とする。
【0029】トランスミッションゲート16−1,16
−2,...,16−Nはそれぞれ、アドレス選択信号
SA1 ,SA2 ,...,SAN によって制御される。
このようにして、アクセスしたポートのアドレスビット
のみが内部のノードに変換され、アドレスデコーダ17
に接続される。
【0030】いずれのポートもシングルポートメモリ
(図示せず)にアクセスされない場合、シングルポート
メモリ起動信号Sinternalは0になり、トランスミッシ
ョンゲートの各々を通過した後、別のフローティングノ
ードは、スイッチ18によって、定義された電圧値にプ
リチャージされる。図6の場合、プリチャージ電圧を電
源電圧Vddとする。当然、原理的にはプリチャージを他
の電圧によって行うことも可能である。図7にトランス
ミッションゲートの回路図を示すが、図のp及びnはト
ランジスタの導電型を示す。
【0031】図8は、アクティブデータ選択回路の回路
図である。このアクティブデータ選択回路は、外部のポ
ート1〜ポートNの各々に対応するN個の双方向通信バ
ッファ19−1,19−2,...,19−Nを有す
る。これら双方向性バッファ19−1,19−
2,...,19−Nの各々は、対応する外部のポート
とシングルポートメモリの入力部又は出力部とを接続す
るように作用する。
【0032】図9は、双方向通信バッファの回路図であ
る。この回路のトライステートバッファ20は、読出し
動作を行う際に読出し選択信号SRn によって起動さ
れ、トライステートバッファ21は、書込み動作を行う
際に書込み選択信号SWn によって起動される。図10
にトライステートバッファの回路図を示す。図10にお
いて、n及びpをトランジスタの導電型とし、IN,O
UT,Vdd,Vss及びControlはそれぞれ、入力
部、出力部、電源供給電圧、基準電圧及び読出し選択信
号SRn 又は書込み選択信号SWn とする。
【0033】本実施の形態の動作を説明する。ポートn
が対応するシングルポートメモリにアクセスを要求する
と、外部選択信号Skn及び読出し/書込み信号R/Wn
が起動回路5に供給されるとともに、第1階層のアクセ
ス信号An,level1がアクティブアドレス選択回路6に供
給され、かつ、データDn がアクティブデータ選択回路
7に供給される。
【0034】衝突処理回路4は、最大1ポートのアクセ
スをアクセスサイクルごとにシングルポートメモリに接
続する。これによって、外部選択信号Sknは1個のポー
トnに対してシングルポートメモリを起動させることが
できる。
【0035】ポートiは、対応する全ての外部選択信号
knが1であると、対応するシングルポートメモリにア
クセスできるようになる。この場合、起動回路5は、1
のアドレス選択信号SA n( i)及び1のシングルポートメ
モリ起動信号Sinternalを生成する。
【0036】読出し/書込み信号R/Wn が0の場合、
起動回路5は書込み信号SWn を生成し、読出し信号S
n は0のままである。書込み信号SWn のうちの1個
が1になれば、読出し/書込み信号R/Winternalが1
となり、シングルポートメモリは書込みモードに切り替
わる。それに対して、読出し/書込み信号R/Winte
rnalが0の場合、シングルポートメモリは読出しモード
に保持される。なお、他の全てのポートの読出し信号、
書込み信号及びアドレス信号は0に保持される。その理
由は、これらのポートが選択されていないからである。
【0037】1のアドレス選択信号SAn が起動回路5
によって生成されると、アクティブアドレス選択回路6
は、ポートnのアドレスビットをシングルポートメモリ
のデコーダに接続するとともに、1のシングルポートメ
モリ起動信号Sinternalによってシングルポートメモリ
デコーダを起動させる。これによって、特定のシングル
ポートメモリへのアクセス経路が起動され、読出し/書
込み信号R/Wintern alに応じて読出し動作と書込み動
作のうちのいずれを実行するかを決定する。
【0038】読出し動作を行う、すなわちSRn =1及
びSWn =0の場合、シングルポートメモリから読み出
されたデータDinternalは、アクティブデータ選択回路
7でデマルチプレクサ処理され、このようにマルチプレ
クサ処理されたデータDn がポートnに出力される。
【0039】書込み動作を行う、すなわちSRn =0及
びSWn =1の場合、ポートnからのデータDn をシン
グルポートメモリの入力部に伝達するトライステートバ
ッファ21を起動させる。このようにして、ポートnか
らのデータDn がシングルポートメモリに正確に書き込
まれる。
【0040】対応するシングルポートメモリが選択され
ない場合、全てのアドレス選択信号SAn ,読出し選択
信号SRn 及び書込み選択信号SWn は0に保持され
る。その結果、アドレス及びデータ転送回路は、全ての
ポートのアドレス及びデータを対応するシングルポート
メモリから分離する。さらに、0のシングルポートメモ
リ起動信号Sinternalによってシングルポートメモリの
デコーダの動作を停止させる。
【0041】このようなアドレス及びデータ転送回路
は、占有面積を大幅に減少させながらテラビット級のア
クセスバンド幅を達成することができる階層構造型マル
チポートメモリを実現するために不可欠である。従来の
マルチポートメモリでは占有面積がポート数の2乗で大
きくなるので、ポート数の多いマルチポートメモリを構
成する場合、階層構造型マルチポートメモリでは従来の
マルチポートメモリに比べて占有面積(シリコン面積)
を大幅に減少させることができる。例えば、本発明によ
るアドレス及びデータ転送回路を具える階層構造型マル
チポートメモリが32ポートを有する場合、32ポート
を有する従来のマルチポートメモリに比べて占有面積が
数分の1になることが見積もられる。具体的には、シン
グルポートメモリをROMやDRAMのように小型のメ
モリとした場合、必要な占有面積が50分の1以下にな
ることが見積もられ、シングルポートメモリをSRAM
のような大型のメモリとした場合でも、20分の1以下
になることが見積もられる。
【0042】本発明は、上記実施の形態に限定されるも
のではなく、幾多の変更及び変形が可能である。例え
ば、起動回路、アクティブアドレス選択回路及びアクテ
ィブデータ選択回路を、上記実施の形態以外の他の構成
とすることができる。また、p型のトランジスタn型に
するとともに、n型のトランジスタをp型のトランジス
タにすることもできる。さらに、上記信号の値1を値0
にするとともに値0を値1にすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアドレス及びデータ転送回路を
有するマルチポートメモリの線形図である。
【図2】 本発明によるアドレス及びデータ転送回路の
実施の形態の構成図である。
【図3】 図2の起動回路の回路図である。
【図4】 図3のアドレス選択動作起動回路の回路図で
ある。
【図5】 図3の読出し/書込み動作起動回路の回路図
である。
【図6】 図2のアクティブアドレス選択回路の回路図
である。
【図7】 図6のトランスミッションゲートの回路図で
ある。
【図8】 図2のアクティブデータ選択回路の回路図で
ある。
【図9】 図8の双方向通信バッファの回路図である。
【図10】 図8のトライステートバッファの回路図で
ある。
【符号の説明】 1−1〜1−M シングルポートメモリ 2−1〜2−M アドレス及びデータ転送回路 3 接続回路 4 衝突処理回路 5 起動回路 6 アクティブアドレス選択回路 7 アクティブデータ選択回路 8−1,8−2,...,8−N アドレス選択起動回
路 9−1,9−2,...,9−N 読出し/書込み動作
起動回路 10,11 N入力ORゲート 12 N入力ANDゲート 13,14 2入力NANDゲート 15 インバータ 16−1,16−2,...,16−N トランスミッ
ションゲート 17 アドレスデコーダ 18 スイッチ 19−1,19−2,...,19−N 双方向性バッ
ファ 20,21 トライステートバッファ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の複数のポートのうちのいずれかの
    ポートからのアクセス要求に応じて、対応するシングル
    ポートメモリを動作可能にする起動手段と、 この起動手段の起動によってアドレスを選択するアドレ
    ス選択手段と、 前記起動手段の起動によってデータを選択するデータ選
    択手段とを具えることを特徴とする階層構造型マルチポ
    ートメモリ用アドレス及びデータ転送回路。
  2. 【請求項2】 前記起動手段が、 前記複数のポートの各々に対応する選択信号が外部から
    入力されるとともに、前記アドレス選択手段にアドレス
    選択信号を出力するアドレス選択起動手段と、 前記複数のポートの各々に対応する外部からの読出し/
    書込み信号及び対応する前記アドレス選択起動手段から
    のアドレス選択信号が入力されるとともに、これら読出
    し/書込み信号及びアドレス選択信号に基づいた読出し
    信号及び書込み信号を出力する読出し/書込み動作起動
    手段と、 前記アドレス選択信号が入力されるとともにその論理和
    を前記アドレス選択手段及び前記シングルポートメモリ
    に出力する第1論理和演算手段と、 前記読出し信号及び書込み信号が入力されるとともにそ
    の論理和を前記シングルポートメモリに出力する第2論
    理和演算手段とを有することを特徴とする請求項1記載
    の階層構造型マルチポートメモリ用アドレス及びデータ
    転送回路。
  3. 【請求項3】 前記アドレス選択手段を、外部からのア
    ドレス信号をマルチプレクサ処理してその出力を前記シ
    ングルポートメモリに入力するマルチプレクサによって
    構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の階層構
    造型マルチポートメモリ用アドレス及びデータ転送回
    路。
  4. 【請求項4】 前記データ選択手段を、外部からのデー
    タをマルチプレクサ処理してその出力を前記シングルポ
    ートメモリに出力するマルチプレクサと、前記シングル
    ポートメモリからのデータをデマルチプレクサ処理して
    その出力を外部に出力するデマルチプレクサとによって
    構成したしたことを特徴とする請求項1から3のうちの
    いずれか1項に記載の階層構造型マルチポートメモリ用
    アドレス及びデータ転送回路。
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