JP2000276185A - 音声処理装置及び音声処理方法 - Google Patents
音声処理装置及び音声処理方法Info
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Abstract
声波形であっても指定された音声波形範囲から音声波形
の有音部分を判別し、抽出する。 【解決手段】 音声波形の音声レベルに基づいて音声レ
ベルの絶対値が予め定めた基準レベルをAREF超える有
音部分を判別し、この判別結果に基づいて予め指定され
た処理対象音声波形範囲を狭めつつ、処理対象音声波形
範囲の両端側からそれぞれ有音部分の検出を行い、それ
ぞれ最初に検出された有音部分の位置を有音部分の端部
位置SP’、EP’として有音音声波形範囲を抽出する
ことにより、有音部分と無音部分とが断続的に存在する
音声波形であっても指定された音声波形範囲から音声波
形の有音部分を判別し、抽出することが可能となり、容
易に所望の有音部分のみを取り出すことができる。
Description
音声処理方法に係り、特に音声信号の有音部分/無音部
分を識別して、有音部分を抽出する音声処理装置及び音
声処理方法に関する。
ングマシーン、コンピュータ端末等とをそれぞれ接続
し、MIDIデータである音声波形をコンピュータのモ
ニタ上に表示し、キーボードやマウスを操作してモニタ
上に表示されている音声波形の編集や加工を行う波形エ
ディターが知られている。この波形エディタの機能の一
つとして、連続した音声波形の中から、音声レベルがほ
ぼ零である無音部分を検出する機能がある。この無音部
分の検出は、有音部分との境界を検出するために用いら
れる。すなわち、波形エディットの目的の一つとして、
有音部分のカット、コピー、ペーストなどがあるが、こ
れらを行うに先立って、有音部分を検出する処理は必要
不可欠である。
て、パスポートデザイン社のアルケミー(TM)には
「AUTO ZERO」という機能がある。「AUTO
ZERO」機能を利用する場合には、図7(a)のよ
うに連続する音声波形において、音声レベルが所定レベ
ル以上、すなわち、音声レベルが零ではない2つのポイ
ントをそれぞれスタートポイントSP1及びエンドポイ
ントEP1として指定し、処理対象範囲を特定する。そ
の後、「AUTO ZERO」機能を機能させると、図
7(b)にスタートポイントSP1及びエンドポイント
EP1で特定される区間内において、当該区間を狭める
方向にスタートポイントSP1及びエンドポイントEP
1をそれぞれシフトし、音声レベルが略零であるポイン
ト(零クロス点)に新たなスタートポイントSP1’及
びエンドポイントEP1’を自動的に移動させることと
なる。
「AUTO ZERO」機能においては、有音部分と無
音部分(=音声レベルが略零の部分)とが断続的に存在
する音声波形から有音部分のみを抽出することはできな
いという問題点があった。より具体的には、市販のオー
ディオ素材集等の音声データに対応する音声波形は、図
8(a)に示すように有音部分と無音部分が断続的に存
在する。このような場合に、元々音声レベルが略零であ
るスタートポイントSP2とエンドポイントEP2とを
入力して処理対象範囲を特定したとする。
させる。図8(b)に示すように、スタートポイントS
P2及びエンドポイントEP2の双方とも元々音声レベ
ルが略零である零クロス点に相当し、「AUTO ZE
RO」機能を機能させても、当該スタートポイントSP
2及びエンドポイントEP2を新たなスタートポイント
SP2’及びエンドポイントEP2’であるとして処理
を終了してしまうこととなる。従って、ユーザが波形編
集を行うために有音部分を検出すべく、「AUTOZE
RO」機能を機能させたにも拘わらず、実質的に何ら処
理は行われないという不具合が生じ、ユーザの意図した
処理が行われないという問題点があった。そこで、本発
明の目的は、有音部分と無音部分とが断続的に存在する
音声波形であっても指定された音声波形範囲から音声波
形の有音部分を判別し、抽出することが可能な音声信号
処理装置及び音声信号処理方法を提供することにある。
音声波形の処理を行う音声処理装置において、前記音声
波形の音声レベルに基づいて前記音声レベルの絶対値が
予め定めた基準レベルを超える有音部分を判別する判別
手段と、前記判別手段の判別結果に基づいて予め指定さ
れた処理対象音声波形範囲を狭めつつ、前記処理対象音
声波形範囲の両端側からそれぞれ前記有音部分の検出を
行い、それぞれ最初に検出された前記有音部分の位置を
前記有音部分の端部位置として有音音声波形範囲を抽出
する音声範囲検出手段と、を備えたことを特徴としてい
る。
行う音声処理装置において、前記音声波形の音声レベル
に基づいて前記音声レベルの絶対値が予め定めた基準レ
ベル未満である無音部分を判別する判別手段と、前記判
別手段の判別結果に基づいて予め指定された処理対象音
声波形範囲を狭めつつ、前記処理対象音声波形範囲の両
端側からそれぞれ前記無音部分の検出を行い、それぞれ
最初に無音部分が検出されなくなった位置を有音部分の
端部位置として有音音声波形範囲を抽出する音声範囲検
出手段と、を備えたことを特徴としている。
記載の構成において、前記音声波形を表示する波形表示
手段と、前記波形表示手段上で前記処理対象音声波形範
囲を指定するための範囲指定手段と、を備えたことを特
徴としている。
求項2記載の構成において、前記音声範囲検出手段は、
前記最初に検出された二つの前記有音部分の端部位置の
サンプル値が一致またはほぼ一致するか否かを判別する
一致判別手段と、前記一致判別手段の判別結果に基づい
て、前記最初に検出された二つの前記有音部分の端部位
置のサンプル値が不一致の場合には、前記最初に検出さ
れた二つの前記有音部分の端部位置のうちいずれか一方
を固定し、前記有音音声波形範囲を狭めつつ、前記有音
部分の検出を二つの前記有音部分の端部位置のサンプル
値が一致またはほぼ一致するまで行い、新たな有音音声
波形範囲を抽出することを特徴としている。
行う音声処理方法において、前記音声波形の音声レベル
に基づいて前記音声レベルの絶対値が予め定めた基準レ
ベルを超える有音部分を判別する判別工程と、前記判別
工程における判別結果に基づいて予め指定された処理対
象音声波形範囲を狭めつつ、前記処理対象音声波形範囲
の両端側からそれぞれ前記有音部分の検出を行い、それ
ぞれ最初に検出された前記有音部分の位置を前記有音部
分の端部位置として有音音声波形範囲を抽出する音声範
囲検出工程と、を備えたことを特徴としている。
行う音声処理方法において、前記音声波形の音声レベル
に基づいて前記音声レベルの絶対値が予め定めた基準レ
ベル未満である無音部分を判別する判別工程と、前記判
別工程における判別結果に基づいて予め指定された処理
対象音声波形範囲を狭めつつ、前記処理対象音声波形範
囲の両端側からそれぞれ前記無音部分の検出を行い、そ
れぞれ最初に無音部分が検出されなくなった位置を有音
部分の端部位置として有音音声波形範囲を抽出する音声
範囲検出工程と、を備えたことを特徴としている。
な実施形態について説明する。 [1] 実施形態の構成 図1に音声信号処理装置の概要構成ブロック図を示す。
音声信号処理装置は、MIDI鍵盤、MIDIギター等
の各種電子楽器が接続され、MIDIイベントの送受信
を行う際のインターフェース動作を行うMIDIインタ
ーフェース部1と、各種操作を行うためのスイッチ類が
配置されたパネルスイッチ部2と、音声波形や各種情報
を表示するためのパネル表示器3と、音声信号処理装置
全体の制御を行うCPU4と、制御用プログラム及び各
種制御用データを格納するためのROM5と、制御用の
コマンドあるいは各種データのやりとりを行うためのバ
スライン7と、各種データを一時的に格納するRAM6
と、波形データなどが格納されたデータ読出用記録媒体
からデータの読出を行ったり、波形データなどを格納す
ることが可能なデータ読出/書込記録媒体に対する読出
/書込制御を行うドライブ装置8と、CPU4の制御下
で外部波形入力端子あるいはバスラインを介して入力さ
れる波形データを後述の波形メモリ11に書き込むため
の書込回路9と、書込回路による波形データの書込及び
後述の音源12による後述の波形メモリ11からの波形
データの読出による波形メモリ11へのアクセスの調停
を行うべくアクセスタイミングを調整するためのアクセ
ス管理部10と、各種波形データを更新可能に記憶する
波形メモリ11と、CPU4の制御下で波形メモリ11
に記憶された波形データに基づいて楽音波形データを生
成して出力する音源12と、スピーカーやアンプ等を有
し楽音波形データに基づいて楽音信号を生成し、音響信
号として出力するサウンドシステム13と、を備えて構
成されている。パネルスイッチ部2は、カーソルキー、
テンキー、EXITキー,モードキー等のキースイッチ
を備えて構成されている。
して図3及び図4を参照して説明する。 [2.1] 動作モード ここで、実施形態の動作説明に先立って、音声信号処理
装置の動作モードについて説明する。音声信号処理装置
の動作モードとしては、音色を選択するための音色選択
モード、音色を編集するための音色エディットモード、
入力された音声波形データを記録するための波形記憶モ
ード、音声波形の編集を行うための音声波形エディット
モード、音声波形データに基づいて音声再生を行う音声
再生モード、及び各種システム設定を行うためのシステ
ム設定モードなどがある。
り音声波形エディットモード画面が操作画面としてパネ
ル表示器3に表示されることとなる。図2にパネル表示
器3に表示される操作画面の一例を示す。表示画面20
は、編集対象の音声波形データのファイルからの読み出
し、ファイルへの書き込み、再生などの処理や、表示態
様の変更処理、音声波形データの編集処理を選択するた
めの機能ボタンが配置された機能ボタン領域21と、編
集対象の音声波形データの情報が表示される波形データ
情報表示領域22と、編集対象の音声波形データの詳細
波形が表示される詳細波形表示領域23と、編集対象の
音声波形データの概要波形が表示される概要波形表示領
域24と、を備えて構成されている。
ローチャートを示す。まず、ユーザは、音声信号処理装
置の動作モードを音声波形エディットモードに設定す
る。これによりパネル表示器3には、図2に示した表示
画面20が表示されることとなる。この場合において、
初期状態においては、編集対象の音声波形が指定されて
いないため、波形データ情報表示領域22、詳細波形表
示領域23及び概要波形表示領域24には、デフォルト
で表示される表示項目名などの他には何も表示されてい
ない。そこで、ユーザは、機能ボタン領域21を操作し
て編集対象の音声波形データをファイルから読み出し等
を行うことにより、波形メモリには、当該編集対象の音
声波形データが書き込まれ、これと並行して、図2に示
したような状態でパネル表示器3には、音声波形の表示
が行われる。
囲を指定することとなる(ステップS101)。ここ
で、編集対象の音声波形範囲を指定する処理について、
図4の有音音声波形範囲の設定処理フローチャートを参
照して説明する。まずユーザは、図示しないマウスでス
タートポイント指定用カーソルCSTRTを図2中、左右方
向に移動させ、所望のスタートポイントSPを指定する
(ステップS1)。次に同様にして、図示しないマウス
でエンドポイント指定用カーソルCENDを図2中、左右
方向に移動させ、所望のエンドポイントEPを指定する
(ステップS2)。この場合において、スタートポイン
トSP及びエンドポイントEPは、ユーザが実際に編集
対象とする音声波形範囲を包含するように指定すること
が必要である。
に、実際に編集対象としたい音声波形範囲SAを包含す
るように、スタートポイントSP及びエンドポイントE
Pを指定する。続いて、CPU4は、ユーザによりオー
トスナップ機能がオンにされたか否かを判別する(ステ
ップS3)。このオートスナップ機能とは、音声波形の
音声レベルに基づいて、最初に検出された有音部分の位
置を有音部分の端部位置として編集対象の音声波形範囲
(有音部分)を抽出する機能である。具体的には、後述
するステップS4、S5において、音声レベルの絶対値
が予め定めた基準レベルを超える音声部分を判別し、こ
の判別結果に基づいてスタートポイントSP及びエンド
ポイントEPにより指定された処理対象音声波形範囲を
両端側から狭め、有音部分を処理対象音声波形範囲とし
て設定する。有音部分の検出方法としては、音声レベル
として音量エンベロープを検出し、それがしきい値を超
える点をサーチする方法、音声レベルとしてサーチ開始
位置のサンプル値と各サンプル点との差分を算出し、そ
れがしきい値を超える点をサーチする方法、また、音声
レベルとして波形の実効値を検出し、それがしきい値を
超える点をサーチする方法等があり、前記何れの方法を
採用してもよい。ステップS3の判別において、オート
スナップ機能がオンにされていない場合には(ステップ
S3;No)、処理を終了する。ステップS3の判別に
おいて、オートスナップ機能がオンにされている場合に
は、(ステップS3:Yes)スタートポイントSPの
指定する位置から後方(図6a)中、矢印R方向)に音
声レベルをチェックし、音声レベルの絶対値が予め定め
た基準レベルを初めて超える変化開始点をサーチし、そ
のような変化開始点を検出した場合には、当該変化開始
点を新たなスタートポイントSP’とする(図6(b)
参照;ステップS4)。
位置から前方(図6(a)中、矢印L方向)に音声レベ
ルをチェックし、音声レベルの絶対値が予め定めた基準
レベルを初めて超える変化開始点をサーチし、そのよう
な変化開始点を検出した場合には、当該変化開始点を新
たなエンドポイントEP’とする(ステップS5)。と
ころで、この段階において、新たなスタートポイントS
P’と新たなエンドポイントEP’のサンプル値が揃っ
ている保証はない。すなわち、得られた音声波形範囲
は、実際の信号波形の位相に対応するものではない可能
性がある。しかし、得られた音声波形範囲を編集処理に
おいて他の波形データに挿入したり、ループさせたりす
ることを考慮すると、スタートポイントとエンドポイン
トのサンプル値が一致(ないしほぼ一致)していること
が望ましい。そこで、実際のサンプル値を一致させるべ
く、CPU4は、ステップS4で検出したスタートポイ
ントSP’の音声レベルとステップS5で検出したエン
ドポイントEP’のサンプル値が一致するか否かを判別
し、サンプル値が一致していない場合には、新たなエン
ドポイントEP’の指定する位置から前方(図6(a)
中、矢印L方向)にサンプル値をチェックし、サンプル
値が新たなスタートポイントSP’と同一(ないしほぼ
同一)となる位置をサーチし、そのような位置を検出し
た場合には、当該位置をさらに新たなエンドポイントE
P”として(ステップS6)、処理を終了する。
れている場合には、スタートポイントSP’及びエンド
ポイントEP”(あるいはEP’)で特定される音声波
形範囲が実際に処理が施される処理対象音声波形範囲と
なる。一方、オートスナップ機能がオフの場合は、ユー
ザの指定したスタートポイントSPおよびエンドポイン
トEPがそのまま処理対象音声波形範囲となる。次にユ
ーザは、スタートポイントSP’及びエンドポイントE
P”(あるいはEP’)ないし、スタートポイントSP
およびエンドポイントEPで特定される音声波形範囲に
対し、編集処理を行い(ステップS102)、処理を終
了する。この場合において、編集処理としては、選択さ
れた音声波形範囲のみを残して他の音声波形を削除する
トリミング処理、選択された音声波形に対してフィルタ
処理を施してノイズ除去や音声波形変形処理を行うフィ
ルタリング処理、選択された音声波形範囲内の音声波形
を削除するカット処理、選択された音声波形範囲内の音
声波形をクリップファイルに複写して保持するコピー処
理などがある。
ローチャートを示す。まず、ユーザは、音声信号処理装
置の動作モードを音声波形データに基づいて音声再生を
行う音声再生モードに設定する。これによりパネル表示
器3には、図2に示した表示画面20が表示されること
となる。 この場合において、初期状態においては、編
集対象の音声波形が指定されていないため、波形データ
情報表示領域22、詳細波形表示領域23及び概要波形
表示領域24には、デフォルトで表示される表示項目名
などの他には何も表示されていない。そこで、ユーザ
は、機能ボタン領域21を操作することにより再生対象
の音声波形データをファイルから読み出し等を行うこと
により、波形メモリ11には、当該再生対象の音声波形
データが書き込まれ、これと並行して、図2に示したよ
うな状態でパネル表示器3には、音声波形の表示が行わ
れる。
囲を指定することとなる(ステップS201)。ユーザ
が、図示しないマウスでスタートポイント指定用カーソ
ルCSTRT及びエンドポイント指定用カーソルCEND(図
2参照)により、所望のスタートポイントSP及びエン
ドポイントEPを指定すると、上述した音声波形編集処
理の場合と同様の処理がなされ、それぞれ、オートスナ
ップ機能がオンの場合は、スタートポイントSP’及び
エンドポイントEP”(あるいはEP’)、オートスナ
ップ機能がオフの場合は、スタートポイントSPおよび
エンドポイントEPで特定される音声波形範囲が実際に
再生処理がなされる再生対象音声波形範囲となる。次に
ユーザが、例えば、当該スタートポイントSP’及びエ
ンドポイントEP”で特定される音声波形範囲に対し
て、ループ範囲として設定する(ステップS202)。
してMIDIノートオンイベントが入力されると、CP
U4は、ノートオンをバッファに取り込み、音源12の
チャネルに発音割当を行う。次に音源12に割り当てた
チャネルのレジスタに、ノートオンに応じた楽音の発生
を制御する制御データを設定する。この制御データの中
には、発音に使用する波形データを指定する情報、付与
する効果を制御する情報、音量エンベロープを制御する
情報等が含まれる。ここで、波形データを指定する情報
は選択されている音色やノートオンの音高に応じて波形
データが選択する情報であり、そのアタックスタート並
びに上記ステップS202において設定されたループス
タート及びループエンドの各アドレスが設定される。
レジスタにCPU4がノートオンを指示すると、この指
示に応じて当該チャネルの楽音生成がスタートすること
となる。そしてCPU4の制御下で波形メモリ11に記
憶された設定したループ範囲に対応する波形データに基
づいて、音源12は、楽音波形データを生成サウンドシ
ステム13にループ回数として指定された回数だけ出力
することとなる。これによりサウンドシステム13は、
楽音波形データに基づいて楽音信号を生成し、アンプ及
びスピーカを介して音響信号として出力し、当該ループ
範囲については指定された回数だけ繰り返し再生を行う
こととなる。
無音部分とが断続的に存在する音声波形であっても指定
された音声波形範囲から音声波形の有音部分を判別し、
抽出することが可能となり、容易に有音部分のみを取り
出して、各種編集処理、再生処理を行うことが可能とな
る。さらに、最初のサンプル値と最後のサンプル値が一
致するように抽出範囲を調整しているので、他の波形に
インサートしたり、ループ波形として使用するのに適し
た有音部分が抽出される。
て音声レベルの絶対値が予め定めた基準レベルを超える
有音部分を判別し、この判別結果に基づいて予め指定さ
れた処理対象音声波形範囲を狭めつつ、処理対象音声波
形範囲の両端側からそれぞれ有音部分の検出を行い、そ
れぞれ最初に検出された前記有音部分の位置を前記有音
部分の端部位置として有音音声波形範囲を抽出する構成
としていたが、音声波形の音声レベルに基づいて前記音
声レベルの絶対値が予め定めた基準レベル未満である無
音部分を判別し、この判別結果に基づいて予め指定され
た処理対象音声波形範囲を狭めつつ、処理対象音声波形
範囲の両端側からそれぞれ無音部分の検出を行い、それ
ぞれ最初に無音部分が検出されなくなった位置を有音部
分の端部位置として有音音声波形範囲を抽出するような
構成としても、同様の効果を得ることが可能である。
有音音声波形範囲を抽出する構成としていたが、処理対
象音声波形範囲から複数の有音音声波形範囲を抽出する
構成とすることも可能である。この場合においては、無
音部分が所定時間継続した場合に、その後に最初に検出
される有音部分を有音部分の一方の端部位置として検出
し、有音部分が継続した後に所定時間以上継続する無音
部分を検出した場合に、当該無音部分の検出前に最後に
検出した有音部分を他方の端部位置として検出する構成
とすればよい
き、最初のサンプル値と、最後のサンプル値が一致する
有音部分を抽出しているが、本実施形態においてはさら
に、抽出された有音部分の最初のサンプルないし最後の
サンプルが「0」となるように抽出した有音部分全体に
オフセットを加えてやるようにしてもよい。
分と無音部分とが断続的に存在する音声波形であっても
指定された音声波形範囲から音声波形の有音部分を判別
し、抽出することが可能となり、容易に所望の有音部分
のみを取り出して、各種編集処理、再生処理等を行うこ
とが可能となる。
ロック図である。
す説明図である。
ある。
ある。
ある。
を示す図である。
を示す図である。
を示す図である。
3…パネル表示部、4…CPU、5…ROM、6…RA
M、7…バスライン、8…ドライブ、9…書込回路、1
0…アクセス管理部、11…波形メモリ、12…音源、
13…サウンドシステム、CSTRT…スタートポイント指
定用カーソル、CEND…エンドポイント指定用カーソ
ル、SP,SP’…スタートポイント、EP、EP’、
EP”…エンドポイント
Claims (6)
- 【請求項1】 音声波形の処理を行う音声処理装置にお
いて、 前記音声波形の音声レベルに基づいて前記音声レベルの
絶対値が予め定めた基準レベルを超える有音部分を判別
する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて予め指定された処理
対象音声波形範囲を狭めつつ、前記処理対象音声波形範
囲の両端側からそれぞれ前記有音部分の検出を行い、そ
れぞれ最初に検出された前記有音部分の位置を前記有音
部分の端部位置として有音音声波形範囲を抽出する音声
範囲検出手段と、 を備えたことを特徴とする音声処理装置。 - 【請求項2】 音声波形の処理を行う音声処理装置にお
いて、 前記音声波形の音声レベルに基づいて前記音声レベルの
絶対値が予め定めた基準レベル未満である無音部分を判
別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて予め指定された処理
対象音声波形範囲を狭めつつ、前記処理対象音声波形範
囲の両端側からそれぞれ前記無音部分の検出を行い、そ
れぞれ最初に無音部分が検出されなくなった位置を有音
部分の端部位置として有音音声波形範囲を抽出する音声
範囲検出手段と、 を備えたことを特徴とする音声処理装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の音声処理装置に
おいて、 前記音声波形を表示する波形表示手段と、 前記波形表示手段上で前記処理対象音声波形範囲を指定
するための範囲指定手段と、 を備えたことを特徴とする音声処理装置。 - 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の音声処理
装置において、 前記音声範囲検出手段は、前記最初に検出された二つの
前記有音部分の端部位置のサンプル値が一致またはほぼ
一致するか否かを判別する一致判別手段と、 前記一致判別手段の判別結果に基づいて、前記最初に検
出された二つの前記有音部分の端部位置のサンプル値が
不一致の場合には、前記最初に検出された二つの前記有
音部分の端部位置のうちいずれか一方を固定し、前記有
音音声波形範囲を狭めつつ、前記有音部分の検出を二つ
の前記有音部分の端部位置のサンプル値が一致またはほ
ぼ一致するまで行い、新たな有音音声波形範囲を抽出す
ることを特徴とする音声処理装置。 - 【請求項5】 音声波形の処理を行う音声処理方法にお
いて、 前記音声波形の音声レベルに基づいて前記音声レベルの
絶対値が予め定めた基準レベルを超える有音部分を判別
する判別工程と、 前記判別工程における判別結果に基づいて予め指定され
た処理対象音声波形範囲を狭めつつ、前記処理対象音声
波形範囲の両端側からそれぞれ前記有音部分の検出を行
い、それぞれ最初に検出された前記有音部分の位置を前
記有音部分の端部位置として有音音声波形範囲を抽出す
る音声範囲検出工程と、 を備えたことを特徴とする音声処理方法。 - 【請求項6】 音声波形の処理を行う音声処理方法にお
いて、 前記音声波形の音声レベルに基づいて前記音声レベルの
絶対値が予め定めた基準レベル未満である無音部分を判
別する判別工程と、 前記判別工程における判別結果に基づいて予め指定され
た処理対象音声波形範囲を狭めつつ、前記処理対象音声
波形範囲の両端側からそれぞれ前記無音部分の検出を行
い、それぞれ最初に無音部分が検出されなくなった位置
を有音部分の端部位置として有音音声波形範囲を抽出す
る音声範囲検出工程と、 を備えたことを特徴とする音声処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08534199A JP3496565B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 音声処理装置及び音声処理方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08534199A JP3496565B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 音声処理装置及び音声処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000276185A true JP2000276185A (ja) | 2000-10-06 |
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ID=13855964
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08534199A Expired - Fee Related JP3496565B2 (ja) | 1999-03-29 | 1999-03-29 | 音声処理装置及び音声処理方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3496565B2 (ja) |
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JP2010532521A (ja) * | 2007-06-29 | 2010-10-07 | マイクロソフト コーポレーション | 送信者に選択されている音声項目の対話参加者への提供方法 |
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1999
- 1999-03-29 JP JP08534199A patent/JP3496565B2/ja not_active Expired - Fee Related
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