JP2000275765A - フイルム製造装置 - Google Patents

フイルム製造装置

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JP2000275765A
JP2000275765A JP11082306A JP8230699A JP2000275765A JP 2000275765 A JP2000275765 A JP 2000275765A JP 11082306 A JP11082306 A JP 11082306A JP 8230699 A JP8230699 A JP 8230699A JP 2000275765 A JP2000275765 A JP 2000275765A
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JP
Japan
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film
sprocket
photographic
long
photosensitive film
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Application number
JP11082306A
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English (en)
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Hideyuki Karaki
英行 唐木
Tomoaki Suzuki
智明 鈴木
Akihiko Hase
明彦 長谷
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】極めて簡単な構成で、写真感光用フイルムに対
して高精度なサイドプリントを施すことができるととも
に、当該フイルムの搬送障害を回避する。 【解決手段】スプロケット83による長尺フイルムFの
搬送速度をプーリ118による搬送速度よりも速く設定
し、また、ニップローラ180、181による搬送速度
をスプロケット83による搬送速度よりも速く設定する
ことにより、前記スプロケット83近傍に配置した第2
プリント部82によるサイドプリントを高精度に行うと
ともに、長尺フイルムFの搬送障害を回避する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長尺な写真感光用
フイルムの側部に対して当該フイルムに係る情報を記録
するサイドプリント機構を有するフイルム製造装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パトローネ入り35mmフイル
ム等の写真感光用フイルムは、その両側部にパーフォレ
ーションが形成され、撮影枚数に応じて所定長毎に切断
された後、パトローネに収納されて製品となる。
【0003】この場合、写真感光用フイルムの側部に
は、当該フイルムに係る製造者名、製品名、乳剤ロット
番号等の情報を表す文字やバーコードが潜像としてプリ
ントされる。これらのプリントされた情報は、現像処理
されることで顕像化され、例えば、ユーザに対しては、
使用商品を特定できるメリットを提供し、製造者に対し
ては、クレーム発生時における有効な解析情報を提供す
る。
【0004】ところで、このような写真感光用フイルム
を製造するフイルム製造装置では、写真感光用フイルム
の側部に前記の情報をプリントするため、パーフォレー
ションを介してスプロケットにより写真感光用フイルム
を搬送するとともに、前記スプロケットの前段に写真感
光用フイルムの搬送速度の変動を吸収するアキュムレー
タを設けたものがある(特開平7−172646号参
照)。この場合、写真感光用フイルムは、アキュムレー
タにおいて搬送速度が調整されるため、写真感光用フイ
ルムを連続的に供給しながら、その後段において定尺切
断のための間欠搬送が可能となる。
【0005】このようなフイルム製造装置において、例
えば、前記スプロケットの位置で、いわゆる、サイドプ
リントを行うことが考えられる。しかしながら、スプロ
ケットの前段には、アキュムレータが設けられており、
写真感光用フイルムの吸引力に変動があるとテンション
が変動し、場合によっては、写真感光用フイルムがスプ
ロケットから浮き上がってしまい、正確なサイドプリン
トを行うことができなくなってしまう。また、アキュム
レータでの吸引力の変動に起因して搬送中の写真感光用
フイルムが詰まり、これによって装置の稼働率が低下す
る事態の生じるおそれもある。
【0006】一方、前記アキュムレータにおける吸引力
の変動を防止するためには、吸引量を大きくする、調整
バルブを用いて吸引量を調整する、アキュムレータにお
ける写真感光用フイルムの余裕を大きく設定する等の方
策が考えられるが、構成が複雑となり、装置が高価にな
る不具合が生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の不具
合を解決するものであり、極めて簡単な構成で、写真感
光用フイルムに対して高精度なサイドプリントを施すこ
とができるフイルム製造装置を提供することを目的とす
る。
【0008】また、本発明は、写真感光用フイルムの搬
送障害を回避することのできるフイルム製造装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るフイルム製
造装置では、長尺な写真感光用フイルムの側部に対して
当該フイルムに係る情報を記録する際、パーフォレーシ
ョンを介してスプロケットにより写真感光用フイルムを
搬送し、且つ、スプロケットによる写真感光用フイルム
の搬送速度を、スプロケットの前段に配置した供給ロー
ラによる写真感光用フイルムの搬送速度よりも速く設定
することにより、写真感光用フイルムに一定のテンショ
ンを付与して写真感光用フイルムのスプロケットからの
浮き上がりを阻止する。この状態において、スプロケッ
ト近傍でサイドプリントを行うことにより、情報を高精
度に記録することができる。
【0010】なお、このような写真感光用フイルムの搬
送速度の差は、スプロケットの径を供給ローラの径より
も大きく設定することで実現することができる。
【0011】また、スプロケットの後段に配置した引張
ローラによる写真感光用フイルムの搬送速度を、スプロ
ケットによる写真感光用フイルムの搬送速度よりも速く
設定することにより、サイドプリント後の写真感光用フ
イルムの搬送障害を回避することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態のフイルム製
造装置10(図2)によりフイルム包装品12を製造す
る際の概略斜視説明図であり、図2は、このフイルム製
造装置10の概略構成図である。
【0013】フイルム製造装置10は、長尺な写真感光
用フイルムF(以下、長尺フイルムFという)が巻回さ
れたフイルムロール14を巻き戻して所定の長さに切断
することにより、定寸フイルム16を供給するフイルム
供給部18と、スプール20と前記定寸フイルム16と
を互いに位置決めして前記スプール20に該定寸フイル
ム16を巻き込むフイルム巻き込み部22と、胴板24
を丸めるとともに、その一方の端部にキャップ26aを
かしめて片開パトローネ28を製造するパトローネ製造
部30と、このパトローネ製造部30で製造された前記
片開パトローネ28内に、前記スプール20に前記定寸
フイルム16が巻き込まれた巻回体32を挿入した後、
該片開パトローネ28の開口する他方の端部にキャップ
26bをかしめて巻き込みパトローネ34を形成する組
立部36と、この巻き込みパトローネ34をケース38
内に収納し、このケース38の開口端部にケースキャッ
プ40を装着してフイルム包装品12を得るケース詰め
部42とを備える。フイルム供給部18、フイルム巻き
込み部22および組立部36が一体的に暗室44に収容
される一方、その他の設備、すなわち、ケース詰め部4
2等が明室45に収容される。スプール20は、定寸フ
イルム16または長尺フイルムFが挿入される溝部20
aと、このスプール20の位置決めを行うための段部2
0bとを備えている。
【0014】フイルム加工包装工程の下流側には、スプ
ール20をフイルム巻き込み部22に供給するためのス
プール供給部50と、キャップ26bを組立部36に供
給するためのキャップ供給部52と、ケースキャップ4
0を前記ケース詰め部42に供給するためのケースキャ
ップ供給部54と、ケース38を前記ケース詰め部42
に供給するためのケース供給部56とが集中的に配設さ
れる。
【0015】図2に示すように、フイルム供給部18
は、フイルムロール14を保持してこのフイルムロール
14を巻き戻す送り出し部70と、前記フイルムロール
14の終端と新たなフイルムロール14の先端とを接合
する接合部72と、前記フイルムロール14から巻き戻
される長尺フイルムFの両側にパーフォレーション74
(図1参照)を形成する穿孔部76と、前記長尺フイル
ムFの両側にサイドプリントを潜像として記録するサイ
ドプリント部78とを備え、長尺フイルムFを下流側に
対して連続的に供給する。
【0016】サイドプリント部78は、主として長尺フ
イルムFの搬送速度を調整するためのアキュムレータ7
9の前後に配設される第1プリント部80および第2プ
リント部82を備える。アキュムレータ79の前段に配
設される第1プリント部80は、図3に示すように、長
尺フイルムFのパーフォレーション74間にフイルム感
度等を表す帯状のサイドプリント81を潜像として記録
する。また、第2プリント部82は、アキュムレータ7
9の後段のスプロケット83の近傍に配設され、長尺フ
イルムFの両側に、フイルムサイズに応じたDXバーコ
ード85、コマ番号数字87、コマ番号バーコード8
9、商品名91等のサイドプリントを潜像として記録す
る。
【0017】サイドプリント部78の下流側には、長尺
フイルムFの切断挿入装置90が配設される。切断挿入
装置90は、長尺フイルムFを予め設定された長さ毎に
切断する切断機構92と、前記切断機構92の下流側に
配設され、該切断機構92により切断されて得られた定
寸フイルム16の後端16cをフイルム巻き込み部22
の挿入位置に配置されているスプール20側に送り出す
移送機構96と、前記スプール20の近傍に設けられ、
前記長尺フイルムF(または前記定寸フイルム16)の
先端16aを該スプール20に挿入するためのインサー
ト機構98とを備える。
【0018】切断機構92は、互いに上下方向に対向し
て配置されるカッタ106を備える。移送機構96は、
長尺フイルムFおよび定寸フイルム16を挟持して搬送
するニップローラ180、181と、このニップローラ
180、181とインサート機構98との間に配設され
る開閉自在なフイルムガイド182とを備える。インサ
ート機構98は、2組のインサートローラ対234、2
36を備える。
【0019】フイルム巻き込み部22は、矢印方向に間
欠回転される第1ターンテーブル262を備え、この第
1ターンテーブル262には、等角度間隔離間して、例
えば、6箇所にスプールチャック手段264が設けられ
る。第1ターンテーブル262には、時計方向に向かっ
てスプール供給ステーションST1、スプール検査ステ
ーションST2、挿入ステーションST3、プレワイン
ドステーションST4、ワインドステーションST5、
および受け渡しステーションST6が設けられている。
なお、プレワインドステーションST4には、フイルム
ガイド310が設けられ、このフイルムガイド310に
所定間隔に離間して一対の第1および第2フォトセンサ
312a、312bが配設される。
【0020】フイルム巻き込み部22の下流側には、第
1トランスファ374と第2トランスファ376とが配
列される。第1トランスファ374は、スプール20に
定寸フイルム16が巻回された巻回体32をスプールチ
ャック手段264から受け取った後に180°旋回させ
る際、この巻回体32を水平姿勢から立位姿勢に姿勢変
換させる。第2トランスファ376は、第1トランスフ
ァ374から受け取った巻回体32を、組立部36のイ
ンデックステーブル378に載置された片開パトローネ
28内に挿入する。
【0021】第2トランスファ376に近接して排出シ
ュート380が配設される。この排出シュート380に
は、巻き込み不良を発生した巻回体32および定寸フイ
ルム16が巻回されていない不良なスプール20が、図
示しない払い出し手段を介して排出される。
【0022】ケース詰め部42は、インデックステーブ
ル382を備え、このインデックステーブル382の各
割り出し位置には、ケース38を供給するステーショ
ン、このケース38内に巻き込みパトローネ34を挿入
するステーション、前記巻き込みパトローネ34の有無
を検出するステーション、前記ケース38の開放端部に
ケースキャップ40を挿入するステーション、フイルム
包装品12を排出するステーション、および不良なフイ
ルム包装品12を排出するステーションが設けられてい
る。
【0023】ここで、本実施形態に係るサイドプリント
部78の構成について、図4に従って詳細に説明する。
【0024】第2プリント部82の近傍には、長尺フイ
ルムFを間欠送りすることのできるスプロケット83が
配設される。スプロケット83は、長尺フイルムFに形
成されたパーフォレーション74に係合する爪110を
有する。爪110は、図3に示すように、長尺フイルム
Fの両側部に形成されたパーフォレーション74の外側
寄りの部位にそれぞれ係合する。これにより、長尺フイ
ルムFの搬送方向と直交する方向に対する位置ずれが抑
制される。また、スプロケット83に形成される爪11
0の本体側の基部は、図5に示すように、長尺フイルム
Fの搬送方向下流側の半径φ1(例えば、半径0.1m
m以下)が上流側の半径φ2(例えば、半径0.3m
m)よりも小さく設定されている。これにより、長尺フ
イルムFの搬送方向に対する位置は、爪110の下流側
の基部によって決定される。
【0025】スプロケット83の回転軸には、プーリ1
12が軸支されており、このプーリ112には、ベルト
114を介して同径のプーリ116が連結される。プー
リ116には、スプロケット83の半径R1よりも半径
R2が小さく設定されたプーリ118が同軸に配設され
る。この場合、プーリ116、118は、マスタモータ
120によって回転駆動される。スプロケット83およ
びプーリ118には、ローラ122および124が摺接
しており、これらによって長尺フイルムFが挟持搬送さ
れる。なお、半径R1およびR2の関係は、例えば、ス
プロケット83による長尺フイルムFの搬送速度と、プ
ーリ118およびローラ124による長尺フイルムFの
搬送速度との差異がドロー比で0.01〜2%の範囲と
なるように設定される。
【0026】一方、切断機構92を構成するカッタ10
6の後段には、移送機構96を構成するニップローラ1
80、181が配設されている。下部に配設されるニッ
プローラ181には、ベルト126を介してスレーブモ
ータ128が連結される。この場合、ニップローラ18
0、181は、スレーブモータ128によって回転駆動
される。
【0027】なお、マスタモータ120およびスレーブ
モータ128は、図6に示すように、駆動パルス発生器
130から出力される駆動パルスP1およびP2によ
り、ドライバ132および134を介して駆動される。
この場合、駆動パルスP1の単位時間当たりのパルス数
と、駆動パルスP2の単位時間当たりのパルス数との関
係は、ニップローラ180、181による長尺フイルム
Fの搬送速度がプーリ118およびローラ124による
搬送速度よりも若干速くなるように設定される。
【0028】次に、以上のように構成されるフイルム製
造装置10の動作について説明する。
【0029】先ず、図2に示すように、フイルム供給部
18では、送り出し部70が駆動され、フイルムロール
14が矢印方向に回転して長尺フイルムFが繰り出され
る。この長尺フイルムFは、接合部72を通って穿孔部
76に搬送され、前記長尺フイルムFの両側部にパーフ
ォレーション74が形成される。
【0030】穿孔処理された長尺フイルムFは、サイド
プリント部78を構成する第1プリント部80に搬送さ
れ、この長尺フイルムFのパーフォレーション74間
に、フイルム感度等を表す帯状のサイドプリント81が
潜像として記録される。
【0031】次に、サイドプリント81が記録された長
尺フイルムFは、アキュムレータ79を経由し、第2プ
リント部82を介して移送機構96に供給される。すな
わち、長尺フイルムFは、アキュムレータ79におい
て、長尺フイルムFの搬送速度および長さ調整のため
に、一旦、下方向にループが形成された後、図4に示す
ように、プーリ118およびローラ124間を通り、パ
ーフォレーション74が爪110に係合された状態でス
プロケット83およびローラ122間を通り、さらに、
カッタ106、ニップローラ180、181間を経由
し、切断挿入装置90を構成する移送機構96に供給さ
れる。
【0032】ここで、プーリ118とスプロケット83
とは、ベルト114を介して同径のプーリ116および
112により連結されており、マスタモータ120の駆
動作用下に回転駆動されることで、長尺フイルムFを搬
送する。この場合、スプロケット83の半径R1は、プ
ーリ118の半径R2よりも若干大きく設定されている
ので、スプロケット83側の長尺フイルムFの移動速度
がプーリ118側よりも速く、従って、長尺フイルムF
は、これらのスプロケット83およびプーリ118間で
引張された状態で搬送される。また、スプロケット83
の爪110は、図3に示すように、長尺フイルムFのパ
ーフォレーション74の両側部外方を支持するように係
合しているので、長尺フイルムFは、搬送方向と直交す
る方向に対する位置変動が抑制されている。さらに、図
5に示すように、プーリ118よりも搬送速度の速いス
プロケット83は、爪110の下流側の基部の半径φ1
が上流側の基部の半径φ2よりも小さく設定されている
ので、パーフォレーション74の位置が下流側の基部に
よって位置決めされ、この結果、搬送方向に対する長尺
フイルムFの位置がスプロケット83により高精度に設
定される。
【0033】この結果、長尺フイルムFは、スプロケッ
ト83の爪110から浮き上がることなく搬送され、且
つ、その搬送方向およびそれと直交する方向に対して高
精度に位置決めされ、その状態で第2プリント部82に
よるDXバーコード85、コマ番号数字87、コマ番号
バーコード89、商品名91等のサイドプリントが潜像
として高精度に記録される。なお、スプロケット83に
は、図示しないパルスジェネレータが連結されており、
第2プリント部82は、このパルスジェネレータからの
信号に基づいてDXバーコード85等のサイドプリント
の記録制御を行う。
【0034】一方、長尺フイルムFの下流側を引張する
ニップローラ180、181は、ベルト126を介して
スレーブモータ128により駆動されている。この場
合、スレーブモータ128を駆動するドライバ134に
供給される単位時間当たりの駆動パルスP2の数は、ニ
ップローラ180、181によって搬送される長尺フイ
ルムFの搬送速度が、スプロケット83およびローラ1
22によって搬送される長尺フイルムFの搬送速度より
も若干速くなるように、マスタモータ120を駆動する
ドライバ132に供給される単位時間当たりの駆動パル
スP1の数に対して調整されている。ここで、ニップロ
ーラ180、181による長尺フイルムFの搬送速度が
スプロケット83およびローラ122による搬送速度よ
りも速ければ、スプロケット83とニップローラ18
0、181との間で長尺フイルムFが弛んでしまうこと
がなく、従って、例えば、長尺フイルムFの接合部分が
通過する際等において、長尺フイルムFに搬送障害が生
じる事態を回避することができる。
【0035】次に、サイドプリント部78を通過した長
尺フイルムFは、先端16aが切断挿入装置90を介し
てインサート機構98によりフイルム巻き込み部22の
挿入位置に配置されているスプール20に供給される。
一方、切断挿入装置90では、定寸フイルム16の長さ
に応じて長尺フイルムFの搬送長さの切り替え制御が行
われた後、その後端16cが切断機構92を構成するカ
ッタ106により切断される。
【0036】定寸フイルム16の先端16aが供給され
たスプール20は、第1ターンテーブル262が矢印方
向に所定角度だけ回転することで、プレワインドステー
ションST4に移動する。プレワインドステーションS
T4では、スプール20に先端16aが係止されている
定寸フイルム16が、このスプール20に所定の長さま
でプレワインドされる。なお、定寸フイルム16の後端
16cが第1フォトセンサ312aを通過する際、第2
フォトセンサ312bにより前記後端16cが検出され
ると、スプール20の回転が停止される。次に、第1タ
ーンテーブル262が回転し、プレワインドされたスプ
ール20を把持しているスプールチャック手段264が
ワインドステーションST5に至り、スプール20に定
寸フイルム16がワインドされ、巻回体32が得られ
る。
【0037】巻回体32は、第1トランスファ374に
移送された後、水平姿勢から垂直姿勢に90°だけ回転
され、この立位姿勢で第2トランスファ376に把持さ
れる。第2トランスファ376では、定寸フイルム16
が巻回された巻回体32を受け取ると、前記巻回体32
を立位姿勢のまま組立部36を構成するインデックステ
ーブル378上に移送し、このインデックステーブル3
78上に載置されている片開パトローネ28内に挿入す
る。
【0038】巻回体32が挿入された片開パトローネ2
8は、その上方開口端にキャップ26bが圧入されてか
しめられる。片開パトローネ28にキャップ26bがか
しめられて巻き込みパトローネ34が得られた後、この
巻き込みパトローネ34が暗室44から明室45に送り
出され、ケース詰め部42側に移送される。
【0039】ケース詰め部42では、インデックステー
ブル382にケース38が送り込まれ、このケース38
内に巻き込みパトローネ34が挿入される。次に、巻き
込みパトローネ34が挿入されたケース38の開放端部
にケースキャップ40が挿入されてフイルム包装品12
が得られる。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るフイルム製造装置では、容
易な構成で写真感光用フイルムをスプロケットに対して
浮き上がることなく密着させることができ、これによっ
て、前記スプロケットに近接配置されたサイドプリント
機構により当該フイルムに係る情報を極めて高精度に記
録することができる。
【0041】また、前記スプロケットの後段に配置され
る引張ローラによる写真感光用フイルムの搬送速度を前
記スプロケットによる搬送速度よりも速く設定すること
により、写真感光用フイルムの弛みをなくし、搬送中に
おける当該フイルムの搬送障害を好適に回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフイルム製造装置の概
略斜視説明図である。
【図2】前記フイルム製造装置の概略構成図である。
【図3】前記フイルム製造装置によって製造される写真
感光フイルムの説明図である。
【図4】前記フイルム製造装置におけるサイドプリント
部近傍の詳細構成説明図である。
【図5】前記サイドプリント部を構成するスプロケット
の断面構成図である。
【図6】前記サイドプリント部の駆動回路ブロック図で
ある。
【符号の説明】
10…フイルム製造装置 12…フイルム包装
品 16…定寸フイルム 18…フイルム供給
部 74…パーフォレーション 78…サイドプリン
ト部 79…アキュムレータ 80…第1プリント
部 81…サイドプリント 82…第2プリント
部 83…スプロケット 85…DXバーコー
ド 87…コマ番号数字 89…コマ番号バー
コード 91…商品名 106…カッタ 118…プーリ 120…マスタモー
タ 128…スレーブモータ 180、181…ニ
ップローラ F…長尺フイルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷 明彦 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H023 HA04 HA05 HA07 3F105 AA05 AB15 BA08 BA27 CA17 CA18 DA15 DA20 DC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長尺な写真感光用フイルムの側部に対して
    当該フイルムに係る情報を記録するサイドプリント機構
    を有するフイルム製造装置において、 前記サイドプリント機構に近接して、前記写真感光用フ
    イルムに形成されたパーフォレーションに係合し、前記
    写真感光用フイルムを搬送するスプロケットが配置さ
    れ、 前記スプロケットの前段には、前記スプロケットに対し
    て前記写真感光用フイルムを供給する供給ローラが配置
    され、 前記スプロケットの後段には、前記写真感光用フイルム
    を引張する引張ローラが配置され、 前記スプロケットによる前記写真感光用フイルムの搬送
    速度が、前記供給ローラによる前記写真感光用フイルム
    の搬送速度よりも速くなるように設定されることを特徴
    とするフイルム製造装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記引張ローラによる前記写真感光用フイルムの搬送速
    度が、前記スプロケットによる前記写真感光用フイルム
    の搬送速度よりも速くなるように設定されることを特徴
    とするフイルム製造装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、 前記引張ローラと前記スプロケットとの間には、前記写
    真感光用フイルムを所定長毎に切断する切断機構が配置
    されることを特徴とするフイルム製造装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の装置において、 前記スプロケットの径が前記供給ローラの径よりも大き
    く設定されることを特徴とするフイルム製造装置。
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