JP2000274450A - 動力断続装置 - Google Patents

動力断続装置

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JP2000274450A
JP2000274450A JP11080171A JP8017199A JP2000274450A JP 2000274450 A JP2000274450 A JP 2000274450A JP 11080171 A JP11080171 A JP 11080171A JP 8017199 A JP8017199 A JP 8017199A JP 2000274450 A JP2000274450 A JP 2000274450A
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誠 安井
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司郎 後藤
Satoshi Utsunomiya
聡 宇都宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向に対してコンパクト化を図ることがで
き、組み込みスペースが狭い部分にも採用でき、用途の
拡大を実現することができるタンデム型の動力断続装置
を提供する。 【解決手段】 動力源からの動力を断続させる装置であ
って、入力部材12、13とそれに嵌合して同軸心状に
配置された出力部材15の対向面の一方に円筒面と他方
にその円筒面との間で楔空間を形成する複数のカム面を
形成し、この対向面間に設けた保持器22のポケット
に、入力部材12、13と出力部材15の相対回転によ
って上記円筒面とカム面に係合するローラ25を組み込
み、弾性部材で上記保持器にローラ25を係合しない中
立位置に保持するための弾性を付勢して形成した2方向
クラッチ16、17を、出力部材15が同一回転するよ
うに一体化して軸方向同軸上に2組配置し、両2方向ク
ラッチ16、17のロックとフリーを、両2方向クラッ
チ16、17の間に配置した制御手段で各々の保持器2
2を制御することによって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動力の伝達経路
上において、動力の伝達と遮断の切り換えに用いられる
タンデム構造の動力断続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種機器や車両において、異なる二つの
動力源の回転を選択的に取り出して駆動する場合、動力
の伝達経路上に動力断続装置を組み込み使用する必要が
ある。
【0003】このような動力断続装置においては、例え
ば、一方動力源の回転を出力部材に伝達するとき他方動
力源と出力部材の結合を解き、他方動力源の回転を出力
部材に伝達するときは一方動力源と出力部材の結合を解
き、又は、両動力源を出力部材に結合し、出力部材の回
転と共に一方動力源で他方動力源を駆動するような機能
が要求され、この機能を得るために、二つの動力源と出
力部材の個々の結合と切り離しを行う二つのクラッチ機
構の採用が必要になる。
【0004】従来、上記のような動力断続装置は、二つ
のクラッチ機構を出力部材の軸方向に間隔をおいて配置
し、一方のクラッチ機構に一方動力源と連なる入力部材
を、他方のクラッチ機構に他方動力源と連なる入力部材
をそれぞれ組み合わせた構造になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の動力断続装置は、二つのクラッチ機構を出力部
材の軸方向に間隔をおいて分割配置する関係上、全長が
軸方向に長くなり、組み込みスペースが狭い部分には使
用することができず、採用できる部分に制約がある。
【0006】そこで、この発明の課題は、軸方向に対し
てコンパクト化を図ることができ、組み込みスペースが
狭い部分にも採用でき、用途の拡大を実現することがで
きる動力断続装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、請求項1の発明は、動力源からの動力を断続
させる装置であって、動力源と接続された入力部材とそ
れに嵌合して同軸心状に配置された出力部材の対向面の
一方に円筒面を、他方にその円筒面との間で楔空間を形
成する複数のカム面を形成し、上記入力部材と出力部材
の対向面間に設けた保持器のポケットに、入力部材と出
力部材の相対回転によって上記円筒面とカム面に係合す
る係合子を組み込み、弾性部材で上記保持器に係合子を
係合しない中立位置に保持するための弾性を付勢して形
成した2方向クラッチを、出力部材または入力部材が同
一回転するように一体化して軸方向同軸上に2組配置
し、両2方向クラッチのロックとフリーを、両2方向ク
ラッチの間に配置した制御手段で各々の保持器を制御す
ることによって行う構成を採用したものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、制御手段が、両保持器に対して作用しないニュート
ラル位置と、何れか一方の保持器に対して作用する結合
位置とを切り換えることができるようになっている構成
を採用したものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、制御手段が、何れか一方の保持器に対して常時作用
するよう結合位置を切り換えることができるようになっ
ている構成を採用したものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、制御手段が、両保持器に対して作用しないニュート
ラル位置と、何れか一方の保持器に対して作用する結合
と、両保持器に対して作用する結合とを切り換えること
ができるようになっている構成を採用したものである。
【0011】請求項5の発明は、請求項1乃至4の発明
において、制御手段が、保持器と回転方向に結合した摩
擦板と、この摩擦板に対する圧接部材と、該圧接部材を
摩擦板に対して圧接する位置と離反する位置に移動させ
る機械的な移動部材とで形成されている構成を採用した
ものである。
【0012】請求項6の発明は、請求項1乃至4の発明
において、制御手段が、保持器と回転方向に結合した摩
擦板と、この摩擦板に対する圧接部材と、該圧接部材を
摩擦板に対して圧接する位置に移動させる電磁コイルと
で形成されている構成を採用したものである。
【0013】請求項7の発明は、動力源からの動力を断
続させる装置であって、動力源と接続された入力部材と
それに嵌合して同軸心状に配置された出力部材の対向面
の一方に円筒面を、他方にその円筒面との間で楔空間を
形成する複数のカム面を形成し、上記入力部材と出力部
材の対向面間に設けた保持器のポケットに、入力部材と
出力部材の相対回転によって上記円筒面とカム面に係合
する係合子を組み込み、弾性部材で上記保持器に係合子
を係合しない中立位置に保持するための弾性を付勢して
形成した2方向クラッチを、出力部材または入力部材及
び保持器をそれぞれ同一回転するように一体化して軸方
向同軸上に2組配置し、両2方向クラッチの何れか一方
の端部に、保持器を制御することによって2方向クラッ
チのロックとフリーを行う制御手段を設けた構成を採用
したものである。
【0014】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、制御手段が、入力部材または出力部材と相対回転不
能に嵌合された摩擦フランジと、保持器と回転不能、軸
方向可動に嵌合されたアーマチュアと、摩擦フランジと
アーマチュアを互いに吸引させる電磁石で形成されてい
る構成を採用したものである。
【0015】請求項9の発明は、請求項1乃至8の発明
において、、前記入力部材が、2方向クラッチの係合子
がロックするクラッチ面を有する別体の部材を有する構
成を採用したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0017】図1乃至図5に示す第1の実施の形態にお
いて、回転断続装置11は、第1の動力軸と接続されて
回転可能に配置された軸体である第1の入力部材12
と、この第1の入力部材12と端部が互いに接近するよ
う同軸上に配置され、第2の動力軸と接続された回転可
能の軸体である第2の入力部材13と、両入力部材12
と13にわたって外嵌し、軸受14、14で回転可能に
支持され、両入力部材12、13と同軸心状に配置され
た円筒状の出力部材15と、上記第1の入力部材12と
出力部材15との間に設けられた第1の2方向クラッチ
16と、上記第2の入力部材13と出力部材15との間
に設けられた第2の2方向クラッチ17と、両2方向ク
ラッチ16、17の間に配置され、両2方向クラッチ1
6、17のロックとフリーを制御する制御手段18とで
構成され、出力部材15は、第1の2方向クラッチ16
の外方部材と第2の2方向クラッチ17の外方部材とし
て同一回転するよう一体化されている。
【0018】上記第1の2方向クラッチ16と第2の2
方向クラッチ17は、共に等しい構造を有し、同一部分
に同一符号を付して説明する。
【0019】図1と図2のように、出力部材15の内径
面に円筒面19が形成され、これに対応するよう第1の
入力部材12及び第2の入力部材13にスプラインを介
して別体のカム部材20が一体に回転するよう固定さ
れ、このカム部材20の外径面に所定の間隔をおいて複
数の平坦なカム面(クラッチ面)21が形成され、各カ
ム面21は、出力部材15の円筒面19との間で円周方
向の両側が狭幅になる楔状空間を形成している。
【0020】前記第1の入力部材12及び第2の入力部
材13に固定したカム部材20の外径面と出力部材15
の円筒面19の間に保持器22が外嵌挿入され、保持器
22の一端側は環状の支持部材23を介してカム部材2
0に回転自在に支持され、この保持器22には、図2の
ように、周方向にカム面21と同じ数のポケット24が
形成され、その各ポケット24に係合子としてのローラ
25が組み込まれている。
【0021】ローラ25は、カム部材20の各カム面2
1に対してそれぞれ1個ずつ組み込まれており、保持器
22によって周方向の何れかに所定量移動すると、カム
面21と円筒面19の間に係合し、第1の入力部材12
と出力部材15及び第2の入力部材13と出力部材15
を一体化する。
【0022】図3で示すように、保持器22とカム部材
20の両者には、外端側で周方向の一部に切り欠き部2
6、27が設けられ、そこに弾性部材であるスイッチば
ね28を撓ませてその両端部28aをセットする。
【0023】保持器22とカム部材20は、互いの切り
欠き部26、27が合致しているときは、カム部材20
のカム面21と保持器22のポケット24及びローラ2
5の位置関係は、図4で示した如くローラ25が中立位
置になるよう設定されており、ローラ25と円筒面19
の間に隙間aが存在する。従って、スイッチばね28が
セットされていると、第1の入力部材12及び第2の入
力部材13と出力部材15は係合されず、空転が可能な
状態となる。
【0024】図1で示すように、第1の2方向クラッチ
16と第2の2方向クラッチ17の間に、両2方向クラ
ッチ16と17のロックとフリーを出力部材15の外部
から制御する制御手段18が設けられている。
【0025】この制御手段18は、両2方向クラッチ1
6と17の隣接する端部に、保持器22と回転方向に結
合され、軸方向に移動しないよう対向面間に所定の間隔
を形成して拘束された2枚の摩擦板29と、この摩擦板
29の対向面間に軸方向への移動が可能となるよう配置
され、出力部材15と一体に回転する圧接部材30と、
該圧接部材30を摩擦板29に対して圧接する位置と離
反する位置に移動させる移動部材31とで形成されてい
る。
【0026】上記摩擦板29は、カム部材20に対して
回転可能に嵌合する環状板で形成され、その外周部と保
持器22の端部が切り欠きと突部の係合により、回転方
向に一体となるよう結合され、また、圧接部材30は、
出力部材15の内部に納まる径を有し、対向する摩擦板
29間に位置する環状板32と、出力部材15の外側に
位置する溝環33と、環状板32と溝環33を結合する
複数本のアーム部34とからなり、出力部材15の略中
間部には、アーム部34を内外に貫通させる長孔35が
アーム部34の数だけ設けられている。
【0027】この圧接部材30を軸方向に移動させるた
めの移動部材31は、回転断続装置11の近接位置に第
1、第2の入力部材12、13と軸心が平行するロッド
36を、適宜固定部分への取付けによって軸方向に移動
自在となるよう配置し、このロッド36に固定したフオ
ーク部材37を前記圧接部材30における溝環33に、
軸方向へは一体に移動し、圧接部材30の回転を許容す
るように結合し、ロッド36の途中と固定部分38の間
に位置決め機構39を設けた構造になっている。
【0028】位置決め機構39は、ロッド36に3つの
凹部40、41、42を軸方向に並べて設け、固定部分
に固定した保持部材43に凹部40、41、42の何れ
かに係合する弾性が付勢されたボール44を組み込んで
形成され、ロッド36を凹部40、41、42の間隔で
位置決め停止させることができるようになっている。
【0029】中央の凹部41は、ニュートラル位置であ
り、この凹部41がボール44に係合しているとき、圧
接部材30の環状板32は、図1に示すように、両2方
向クラッチ16、17の摩擦板に対して接触しない中立
位置にある。
【0030】また、図1右側の凹部40は、第1の2方
向クラッチ16のロック用で同左側の凹部42は、第2
の2方向クラッチ17のロック用となる。
【0031】図1のニュートラル状態からロッド36を
左右何れかに移動させて左右何れかの凹部40、42を
ボール44に係合させれば、フオーク部材37を介して
ロッド36と一体に圧接部材30が移動し、環状板32
は両2方向クラッチ16、17の何れかの摩擦板29、
29に対して接触することになる。なお、環状板32と
摩擦板29、29の接触面は、接触時のスリップ発生を
防ぐため、粗面に形成してある。
【0032】図示省略したが、上記ロッド36はロッド
36の位置センサを有するモータや油圧等のリニアアク
チュエータ等により移動させ、ニュートラル状態と第1
又は第2の2方向クラッチ16、17のロックの状態の
検出と保持が行えるようになっている。
【0033】第1の実施の形態の回転断続装置11は上
記のような構成であり、ロッド36がニュートラル位置
にあるとき、摩擦板29、29に対して環状板32は非
接触になり、第1及び第2の2方向クラッチ16、17
は、スイッチばね28の作用により、上述のようにロー
ラ25はカム面21に係合しない中立位置へ保持され、
第1と第2の2方向クラッチ16、17は共に入力部材
12、13と出力部材15の係合を解き、第1と第2の
入力部材12、13の回転が出力部材15に伝達されな
い。
【0034】第1の入力部材12が回転する状態で、ロ
ッド36を図1の左側に凹部40がボール44に係合す
る位置に移動させると、ロッド36と一体に移動する圧
接部材30の環状板32が第1の2方向クラッチ16の
摩擦板29に圧接し、この状態で第1の入力部材12と
出力部材15が相対回転しようとすると、圧接部材30
の環状板32と摩擦板29の間に発生した摩擦力によっ
て、保持器22と第1の入力部材12を一体化させるた
め、図5のように、ローラ25はカム面21の中立位置
から楔空間の係合位置へ移動し、第1の2方向クラッチ
16は第1の入力部材12と出力部材15を結合し、第
1の入力部材12の回転が出力部材15に伝達される。
【0035】このとき、第2の2方向クラッチ17は、
第2の入力部材13と出力部材15の係合を解いている
ので、出力部材15の回転は第2の入力部材13に伝達
されることはない。
【0036】次に、第2の入力部材13が回転する状態
で、ロッド36を図1の右側に凹部42がボール44に
係合する位置まで移動させると、ロッド36と一体に移
動する圧接部材30の環状板32は、第1の2方向クラ
ッチ16の摩擦板29から離れ、これにより、第1の2
方向クラッチ16はスイッチばね28の作用により、ロ
ーラ25がカム面21に係合しない中立位置へ移動し、
第1の入力部材12と出力部材15の結合が解かれる。
【0037】この後、圧接部材30は第2の2方向クラ
ッチ17の摩擦板29に圧接し、上記した第1の2方向
クラッチ16の場合と同様に第2の2方向クラッチ17
がロックして第2の入力部材13と出力部材15を結合
し、第2の入力部材13の回転が出力部材15に伝達さ
れる。
【0038】このように第1の実施の形態の動力断続装
置は、ニュートラルと第1の2方向クラッチ16のロッ
ク、第2の2方向クラッチ17のロックの選択ができる
3モード型となる。
【0039】図6は、動力断続装置の第2の実施の形態
を示している。なお、上述した第1の実施の形態と同一
部分については同一符号を付して説明に代え、相違する
部分を説明する。それ以降の実施の形態についても同様
である。
【0040】この第2の実施の形態の動力断続装置11
は、移動部材31として、圧接部材30の移動を電磁コ
イルで行うようにしたものであり、圧接部材30を挟む
両側の位置にコイルばね等の弾性部材51を設け、該圧
接部材30に両摩擦板29、29から離れた中立位置に
常時位置する弾性を付勢し、圧接部材30の溝環33に
アーマチュア52を回転可能で軸方向に一体動するよう
嵌合し、アーマチュア52を挟む両側の位置に電磁コイ
ル53と53を固定配置し、通電した側の電磁コイル5
3にアーマチュア52を磁力で吸引して移動させ、この
移動で圧接部材30を第1又は第2の2方向クラッチ1
6、17の摩擦板29に圧接させ、第1又は第2の2方
向クラッチ16、17のロックを選択する。
【0041】このように、第2の実施の形態の動力断続
装置は、電磁コイル53と53への通電を切れば、圧接
部材30が中立位置に保持されてニュートラルとなり、
何れかの電磁コイルへ53の通電を行うことで、第1の
2方向クラッチ16のロック、第2の2方向クラッチ1
7のロックの選択ができる3モード型となる。
【0042】図7に示す第3の実施の形態の動力断続装
置は、第1の2方向クラッチ16のロックと第2の2方
向クラッチ17のロックの選択ができる2モード型の例
であり、圧接部材30にコイルばね等の弾性部材51
で、第1、第2の2方向クラッチ16、17の何れか一
方の摩擦板29に対して圧接する弾性を付勢したもので
ある。図7では第2の2方向クラッチ17の摩擦板29
に常時圧接する弾性を付勢している。なお、移動部材3
1は、図1の第1の実施の形態と略同様の構造を採用し
ている。
【0043】従って、第2の2方向クラッチ17は常に
ロック状態となり、このままでは第2の入力部材13の
回転が出力部材15に伝達され、この状態から移動部材
31のロッド36を弾性部材51の弾性に抗して、図5
左側に移動させると、第2の2方向クラッチ17はロッ
クが解けてフリーとなり、同時に第1の2方向クラッチ
16がロックし、第1の入力部材12の回転が出力部材
15に伝達される。
【0044】この第3の実施の形態の動力断続装置にお
いては、第1の2方向クラッチ16のロック、第2の2
方向クラッチ17のロックの選択ができる2モード型と
なり、移動部材31のロッド36の位置決めは2つの凹
部40、42を設けるだけでよく、ロッド36の位置を
検出する必要はない。
【0045】図8に示す第4の実施の形態の動力断続装
置は、第3の実施の形態と同様の第1の2方向クラッチ
16のロックと第2の2方向クラッチ17のロックの選
択ができる2モード型において、圧接部材30の移動を
電磁コイルで行うようにしたものであり、圧接部材30
にコイルばね等の弾性部材51で、第1、第2の2方向
クラッチ16、17の何れか一方の摩擦板29に対して
圧接する弾性を付勢し、移動部材31は、圧接部材30
の溝環33にアーマチュア52を軸方向に一体動するよ
う嵌合し、アーマチュア52に対して弾性部材51と同
じ側の位置に電磁コイル53を配置したものである。
【0046】この第4の実施の形態においては、電磁コ
イル53の通電を切った状態では、第2の2方向クラッ
チ17が常にロック状態となり、このままでは第2の入
力部材17の回転が出力部材15に伝達され、この状態
から電磁コイル53に通電すると、弾性部材51の弾性
に抗してアーマチュア52を磁力で吸引して移動させ、
この移動で圧接部材30を第1の2方向クラッチ16の
摩擦板29に圧接させ、第1の2方向クラッチ16がロ
ックし、第2の2方向クラッチ17をフリーにする。
【0047】図9に示す第5の実施の形態の動力断続装
置11は、第1の2方向クラッチ16と第2の2方向ク
ラッチ17のロックとフリーが個々に選択でき、ニュー
トラル、第1の2方向クラッチ16のロック、第2の2
方向クラッチ17のロック及び第1、第2の2方向クラ
ッチ16、17の同時ロックの4モード型の例である。
【0048】この第5の実施の形態においては、第1の
2方向クラッチ16の圧接部材30にコイルばね等の弾
性部材51で摩擦板29に対して離反する方向の弾性を
付勢し、移動部材31として、圧接部材30の溝環33
にアーマチュア52を回転可能で軸方向に一体動するよ
う嵌合し、アーマチュア52に対して弾性部材51と同
じ側の位置に電磁コイル53を配置している。
【0049】また、第2の2方向クラッチ17において
も、これと同様に、圧接部材30にコイルばね等の弾性
部材51で摩擦板29に対して離反する方向の弾性を付
勢し、移動部材31として、圧接部材30の溝環33に
アーマチュア52を回転可能で軸方向に一体動するよう
嵌合し、アーマチュア52に対して弾性部材51と同じ
側の位置に電磁コイル53を配置している。
【0050】従って、第1、第2の2方向クラッチ16
と17は、電磁コイル53、53への通電切れのとき、
共にロックが解かれてフリーとなり、第1、第2の入力
部材12、13の回転が出力部材15に伝わらないニュ
ートラルの状態となる。
【0051】また、何れかの電磁コイル53に対して通
電すると、通電した側の第1又は第2の2方向クラッチ
16と17がロックし、第1又は第2の2方向クラッチ
16と17のロックが選択でき、第1、第2の入力部材
12、13の何れかの回転を出力部材15に伝達でき、
更に両電磁コイル53、53に対して同時に通電する
と、第1と第2の2方向クラッチ16と17を同時にロ
ックでき、第1と第2の入力部材12、13と出力部材
15のすべてを連結することができる。
【0052】図10と図11に示す第6の実施の形態の
動力断続装置は、第1と第2の入力部材12、13の相
対回転を可能にしたニュートラルの状態と、第1と第2
の入力部材12、13と出力部材15のすべてを連結す
ることができる2モード型の例である。
【0053】この第6の実施の形態の動力断続装置11
は、出力部材15が、第1の2方向クラッチ16の外方
部材と第2の2方向クラッチ17の外方部材として同一
回転するよう一体化され、両2方向クラッチ16と17
の保持器22も同一回転するよう一体化されている。
【0054】第1の2方向クラッチ16と第2の2方向
クラッチ17は、図11(A)に示すように、第1と第
2の入力部材12、13に固定した別体の円筒部材20
aの外周面を円筒面19とし、これと対向する出力部材
15の内周面に所定の間隔をおいて複数の平坦なカム面
(クラッチ面)21が形成され、各カム面21は、円筒
部材20aの円筒面19との間で円周方向の両側が狭幅
になる楔状空間を形成し、それぞれに保持器22とロー
ラ25を組み込んで形成されている。なお、保持器22
を中立位置に保持するスイッチばね28は、図11
(B)に示すように、その両端28aが保持器22の切
り欠き26と出力部材15の切り欠き27aとに係合
し、保持器22に設けたポケット24は、第1の2方向
クラッチ16と第2の2方向クラッチ17で位相を合わ
せて形成されている。
【0055】上記スイッチばね28は、図11(B)で
は保持器22の内側に配置したが、該スイッチばね28
は、図11(C)のごとく、出力部材15の内周に沿う
よう保持器22の外側に配置し、スイッチばね28の両
端28aを内側に屈曲させ、その屈曲基部をストッパー
ピン54で出力部材15に固定し、両端28aを保持器
22の切り欠き26に係合させ、保持器22を中立位置
に保持するようにしてもよい。
【0056】前記両2方向クラッチ16、17の何れか
一方の端部、図示では第2の2方向クラッチ17の端部
に、保持器22を制御する電磁クラッチ55が、第2の
入力部材13と出力部材15の間に納まるように組み込
まれている。
【0057】上記電磁クラッチ55は、出力部材15の
端部から外部に突出する固定部材56に電磁コイル57
を取付け、この電磁コイル57に対して回転可能に外嵌
するロータ58が第2の入力部材13に一体に回転する
よう固定され、ロータ58と対面するアーマチュア59
が保持器22と回転方向に一体で軸方向に可動となるよ
う結合されている。
【0058】この第6の実施の形態の動力断続装置11
は、上記のような構成であり、電磁コイル57に通電し
ないときは、第1の2方向クラッチ16と第2の2方向
クラッチ17は、スイッチばね28で保持器22が中立
位置に保持され、しかも両2方向クラッチ16、17の
ポケット24は位相が等しいので、共にフリーの状態と
なり、両入力部材12、13の回転は出力部材15に伝
達されないと共に、両入力部材12、13は相対回転が
可能になる。
【0059】また、第2の入力部材13が回転する状態
で、電磁コイル57に通電すると、電磁コイル57、ロ
ータ58、アーマチュア59間で磁気回路が形成され、
電磁コイル57の吸引でアーマチュア59がロータ58
に圧接して摩擦トルクが発生する。ロータ58は第2の
入力部材13と一体に回転し、アーマチュア59は保持
器22と回転方向に結合されているので、アーマチュア
59がロータ58に圧接すると、保持器22は第2の入
力部材13と同方向に回動し、第2の2方向クラッチ1
7は、ローラ25が楔空間に対して食い込み、第2の入
力部材13と出力部材15を結合して回転を伝達する。
【0060】このとき、第1の2方向クラッチ16にお
いても、そのローラ25が楔空間に対して食い込み、第
1の入力部材12と出力部材15を結合し、出力部材1
5の回転を第1の入力部材12に伝達することができ
る。
【0061】電磁コイル57への通電を切れば、アーマ
チュア59とロータ58の結合が解け、保持器22は中
立位置に戻るため、両2方向クラッチ16、17はフリ
ーとなり、出力部材15に対する回転の伝達が停止す
る。
【0062】なお、上記の説明は、第2の入力部材13
の回転を出力部材15に伝える場合を述べたが、第1の
入力部材12の回転を出力部材15に伝えるのも、同様
の作動によって行える。
【0063】また、上記した実施の形態は、全てクラッ
チの軸側を入力部材とし、一体化された外輪側を出力部
材とし、2つの軸入力部材から1つの外輪、すなわち出
力部材へ動力が伝達された例であるが、同じクラッチ構
成で、逆に入力部材を一体化された外輪側にし、2つの
出力部材として、動力を2つの軸へ断続するためのクラ
ッチとして使用できることもこの発明の範疇である。
【0064】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、2方
向クラッチを、出力部材が同一回転するように一体化し
て軸方向同軸上に2組配置し、両2方向クラッチのロッ
クとフリーを、両2方向クラッチの間又は一方2方向ク
ラッチの端部に配置した制御手段で各々の保持器を制御
することによって行うようにしたので、入力部材の回転
の出力部材に対する伝達と遮断の切り換えが制御手段を
制御するのみで行え、しかも、出力部材の共通化によ
り、動力断続装置の軸方向の長さを短くしてコンパクト
化を図ることができ、動力断続装置を組み込みスペース
が狭い部分にも採用でき、用途の拡大が可能になる。
【0065】また、両2方向クラッチに対する制御手段
の構造を選ぶことにより、ニュートラルやロックの組み
合わせからなる切り換えモードの選択肢が広い動力断続
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】動力断続装置の第1の実施の形態を示す縦断正
面図
【図2】2方向クラッチの要部を示す縦断側面図
【図3】保持器とスイッチばねの関係構造を示す縦断側
面図
【図4】2方向クラッチの要部を拡大した縦断側面図
【図5】2方向クラッチの要部を拡大したロック状態の
縦断側面図
【図6】動力断続装置の第2の実施の形態を示す縦断正
面図
【図7】動力断続装置の第3の実施の形態を示す縦断正
面図
【図8】動力断続装置の第4の実施の形態を示す縦断正
面図
【図9】動力断続装置の第5の実施の形態を示す縦断正
面図
【図10】動力断続装置の第6の実施の形態を示す縦断
正面図
【図11】(A)は第6の実施の形態における2方向ク
ラッチの要部を示す縦断側面図、(B)は保持器とスイ
ッチばねの関係構造を示す縦断側面図、(C)は同保持
器とスイッチばねの関係構造を示す他の例の縦断側面図
【符号の説明】
11 動力断続装置 12 第1の入力部材 13 第2の入力部材 15 出力部材 16 第1の2方向クラッチ 17 第2の2方向クラッチ 18 制御手段 19 円筒面 21 カム面 22 保持器 24 ポケット 25 ローラ 28 スイッチバネ 29 摩擦板 30 圧接部材 31 移動部材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力源からの動力を断続させる装置であ
    って、動力源と接続された入力部材とそれに嵌合して同
    軸心状に配置された出力部材の対向面の一方に円筒面
    を、他方にその円筒面との間で楔空間を形成する複数の
    カム面を形成し、上記入力部材と出力部材の対向面間に
    設けた保持器のポケットに、入力部材と出力部材の相対
    回転によって上記円筒面とカム面に係合する係合子を組
    み込み、弾性部材で上記保持器に係合子を係合しない中
    立位置に保持するための弾性を付勢して形成した2方向
    クラッチを、出力部材または入力部材が同一回転するよ
    うに一体化して軸方向同軸上に2組配置し、両2方向ク
    ラッチのロックとフリーを、両2方向クラッチの間に配
    置した制御手段で各々の保持器を制御することによって
    行うことを特徴とする動力断続装置。
  2. 【請求項2】 制御手段が、両保持器に対して作用しな
    いニュートラル位置と、何れか一方の保持器に対して作
    用する結合位置とを切り換えることができるようになっ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の動力断続装
    置。
  3. 【請求項3】 制御手段が、何れか一方の保持器に対し
    て常時作用するよう結合位置を切り換えることができる
    ようになっていることを特徴とする請求項1に記載の動
    力断続装置。
  4. 【請求項4】 制御手段が、両保持器に対して作用しな
    いニュートラル位置と、何れか一方の保持器に対して作
    用する結合と、両保持器に対して作用する結合とを切り
    換えることができるようになっていることを特徴とする
    請求項1に記載の動力断続装置。
  5. 【請求項5】 制御手段が、保持器と回転方向に結合し
    た摩擦板と、この摩擦板に対する圧接部材と、該圧接部
    材を摩擦板に対して圧接する位置と離反する位置に移動
    させる機械的な移動部材とで構成されていることを特徴
    とする請求項1乃至4の何れかに記載の動力断続装置。
  6. 【請求項6】 制御手段が、保持器と回転方向に結合し
    た摩擦板と、この摩擦板に対する圧接部材と、該圧接部
    材を摩擦板に対して圧接する位置に移動させる電磁コイ
    ルとで構成されていることを特徴とする請求項1乃至4
    の何れかに記載の動力断続装置。
  7. 【請求項7】 動力源からの動力を断続させる装置であ
    って、動力源と接続された入力部材とそれに嵌合して同
    軸心状に配置された出力部材の対向面の一方に円筒面
    を、他方にその円筒面との間で楔空間を形成する複数の
    カム面を形成し、上記入力部材と出力部材の対向面間に
    設けた保持器のポケットに、入力部材と出力部材の相対
    回転によって上記円筒面とカム面に係合する係合子を組
    み込み、弾性部材で上記保持器に係合子を係合しない中
    立位置に保持するための弾性を付勢して形成した2方向
    クラッチを、出力部材または入力部材及び保持器をそれ
    ぞれ同一回転するように一体化して軸方向同軸上に2組
    配置し、両2方向クラッチの何れか一方の端部に、保持
    器を制御することによって2方向クラッチのロックとフ
    リーを行う制御手段を設けたことを特徴とする動力断続
    装置。
  8. 【請求項8】 制御手段が、入力部材または出力部材と
    相対回転不能に嵌合された摩擦フランジと、保持器と回
    転不能、軸方向可動に嵌合されたアーマチュアと、摩擦
    フランジとアーマチュアを互いに吸引させる電磁石で形
    成されていることを特徴とする請求項7に記載の動力断
    続装置。
  9. 【請求項9】 前記入力部材が、2方向クラッチの係合
    子がロックするクラッチ面を有する別体の部材を有する
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の動力
    断続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011058534A (ja) * 2009-09-08 2011-03-24 Ntn Corp 車両用モータ駆動装置および自動車
WO2011158755A1 (ja) * 2010-06-17 2011-12-22 Ntn株式会社 車両用モータ駆動装置および自動車
WO2012128243A1 (ja) * 2011-03-23 2012-09-27 Ntn株式会社 車両用モータ駆動装置および自動車

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