JP2000274145A - スイッチ付化粧枠材およびスイッチ付化粧枠材の取付構造 - Google Patents

スイッチ付化粧枠材およびスイッチ付化粧枠材の取付構造

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JP2000274145A
JP2000274145A JP11081847A JP8184799A JP2000274145A JP 2000274145 A JP2000274145 A JP 2000274145A JP 11081847 A JP11081847 A JP 11081847A JP 8184799 A JP8184799 A JP 8184799A JP 2000274145 A JP2000274145 A JP 2000274145A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物の内壁に容易にスイッチを取付けること
ができるスイッチ付化粧枠材およびスイッチ付化粧枠材
の取付構造を提供すること。 【解決手段】 スイッチ付化粧枠材1を、建物の内壁2
に取付けられて、内壁2に形成された出入口7の縁部を
化粧する中空の化粧枠材8と、この化粧枠材8に取付け
られたスイッチ15と、化粧枠材8内に設けられ、一端
部がスイッチ15に接続され、他端部が化粧枠材8の端
部から延出する配線16とを備えた構成とする。そし
て、化粧枠材8を建物の内壁2の出入口7の縁部に取付
けることによって、内壁2に穴明け加工を施したり、内
壁2の内側に配線を施してこの配線をスイッチに接続す
るといった作業を要することなく、容易にスイッチ15
を取付けることができる。また、化粧枠材8の端部を天
井板21に当接した状態で取付け、化粧枠材8の端部か
ら延出する配線16を天井板21を貫通させて、天井裏
に引き回し、天井板に取付けられた照明器具25に接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建物の内
壁に形成された出入口の縁部に取付ける化粧枠材に係
り、特に、部屋の照明器具等をon、offするスイッ
チが取付けられているスイッチ付化粧枠材およびスイッ
チ付化粧枠材の取付構造に関するものである。
【0002】
【背景の技術】住宅等の建物内においては、天井面に照
明器具が取付けられ、この照明器具をon、offする
スイッチは、建物の内壁に取付けられている場合が多
い。このスイッチを内壁に取付ける場合、例えば、特開
平10−201049号公報に記載のように、前記内壁
に表面側から穴を明けて、この穴に取付金具等によって
スイッチを取付けるとともに、前記内壁の内側に配線を
施し、この配線を前記スイッチに接続するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、建物の内
壁にスイッチを取付ける場合には、内壁に穴明け加工を
施すとともに、内壁の内側に配線を施してこの配線をス
イッチに接続するといった作業を必要とし、この作業に
手間がかかっていた。特に、これらの作業は、構築され
た建物の内壁に、現場で作業者が手作業で行うため、作
業に熟練を要していた。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、建物の内壁に容易にスイッチを取付けることが
できるスイッチ付化粧枠材およびスイッチ付化粧枠材の
取付構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のスイッチ付化粧枠材は、例えば
図1〜図4に示すように、建物の内壁2に取付けられ
て、該内壁2に形成された出入口7の縁部を化粧する中
空の化粧枠材8と、この化粧枠材8に取付けられたスイ
ッチ15と、前記化粧枠材8内に設けられ、一端部が前
記スイッチ15に接続され、他端部が前記化粧枠材8の
端部から延出する配線16とを備えてなるものである。
【0006】前記化粧枠材8には、スイッチ15と配線
16とを工場等で予め取付けておいてもよいし、現場で
取りつけるようにしてもよい。前記化粧枠材8は、その
内部全体が中空であってもよいし、前記配線を設ける部
分だけを中空にしてもよい。また、前記化粧枠材8の端
部は全体的に開口していてもよいし、該化粧枠材の端部
を閉塞し、この閉塞された端面に前記配線を延出させる
ための穴を形成してもよい。前記スイッチ15は、機械
的に電気回路の開閉を行うトグル型のスイッチであって
もよいし、人の手が接触したことを検知して電気的に電
気回路の開閉を行うタッチスイッチであってもよい。
【0007】請求項1のスイッチ付化粧枠材1において
は、化粧枠材8にスイッチ15が取付けられ、かつ、該
化粧枠材8内に、一端部が前記スイッチ15に接続さ
れ、他端部が該化粧枠材8の端部から延出する配線16
が設けられているので、該化粧枠材8を建物の内壁2の
出入口7の縁部に取付けることによって、出入口7の縁
部に化粧を施すことができるとともに、内壁2に穴明け
加工を施したり、内壁2の内側に配線を施してこの配線
をスイッチに接続するといった作業を要することなく、
容易にスイッチ15を取付けることができる。
【0008】請求項2のスイッチ付化粧枠材1は、請求
項1において、前記化粧枠材8に、前記スイッチ15を
取付けるための取付孔19を形成したものである。
【0009】前記取付孔19は、化粧枠材8に工場等で
予め形成しておいてもよいし、現場で形成してもよい。
現場で化粧枠材8に取付孔19を形成する場合において
も、内壁2に孔を形成するより、容易に行うことができ
る。
【0010】請求項2のスイッチ付化粧枠材1において
は、前記化粧枠材8に、前記スイッチ15を取付けるた
めの取付孔19を形成したので、この取付孔19にスイ
ッチ15をはめ込むことで、該スイッチ15を化粧枠材
8に容易に取付けることができるとともに、化粧枠材8
内に設けられている配線16の一端部を前記取付孔19
から引き出して、スイッチ15に容易に接続することが
できる。
【0011】請求項3のスイッチ付化粧枠材1は、請求
項1または2において、前記化粧枠材8を、前記建物の
内壁2に取付けられる下地材17と、この下地材17に
取付けられる化粧枠材本体18とによって構成したもの
である。
【0012】前記下地材17と化粧枠材本体18とは、
互いに係合するような形状に形成し、この係合によっ
て、一体化するようにするのが望ましいが、単に接着剤
等によって一体化してもよい。前記下地材17はビス等
によって前記内壁2に取付けるが、これに限ることな
く、接着剤で取付けてもよい。
【0013】請求項3のスイッチ付化粧枠材1において
は、前記化粧枠材8を、前記建物の内壁2に取付けられ
る下地材17と、この下地材17に取付けられる化粧枠
材本体18とによって構成したので、内壁2に取付けら
れた下地材17と、化粧枠材本体18との間に容易に配
線16を設けることができる。また、内壁2に取付けら
れた下地材17から化粧枠材本体18を取り外すこと
で、内部の配線16のメンテナンスを容易に行うことが
できる。さらに、化粧枠材本体18の表面側の形状、模
様等を適宜変更することで、異なった形状、模様の化粧
枠材8を容易に得ることができる。加えて、内壁2に下
地材17をビス20等によって取付けた場合、該ビス2
0を化粧枠材本体18によって隠すことができるので、
化粧枠材8としての意匠性が低下することがない。
【0014】請求項4のスイッチ付化粧枠材1は、請求
項1〜3のいずれかにおいて、前記化粧枠材8が、セル
ロース系微粉末と、樹脂と、顔料とを混合し、この混合
材料を溶融させて押し出し成形したものである。
【0015】前記セルロース系微粉末は、直径が1〜1
00μm程度のものであり、例えば、木材の粗粉砕物、
バカスの粗粉砕物、稲藁の粗粉砕物等の各種植物細胞体
の原料材粗粉砕物を出発原料とし、これを磨砕処理する
ことによって得ることができる。また、前記樹脂として
は、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタ
ン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン
樹脂等が用いられるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂がより好適である。さ
らに、前記顔料としては、カドミウムイエロー、酸化
鉄、カーボンブラックなどの黄色、赤色、黒色の三色の
無機顔料からなり、得られる製品の生地自体の色および
木目模様の色に応じて適宜選択して用いられる。
【0016】また、前記セルロース系微粉末の外周面に
は、該セルロース系微粉末より小径でかつ硬い表面粒を
固定してもよい。前記表面粒としては、前記セルロース
系微粉末より小径でかつ硬いものであればどのようなも
のでもよく、例えば、無機質材、金属材またはプラスチ
ック材のうちの少なくなくとも一つの材料を用いること
ができる。
【0017】請求項4のスイッチ付化粧枠材1において
は、前記化粧枠材8が、セルロース系微粉末と、樹脂
と、顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて押出し
成形したものであるから、成形品に木質感が与えられ、
特に、押出成形時に、顔料が流れることで、木質感に加
えて、木質様製品の表面には天然の木目に極めて近い木
目模様が形成される。また、前記化粧枠材8が上記のよ
うな押出し成形品であるので、天然木材を材料とする場
合に比して製品品質のばらつきが少なく、製品寸法も安
定したものとなる。
【0018】請求項5のスイッチ付化粧枠材の取付構造
は、建物の内壁2に形成された出入口7の縁部に、請求
項1〜4のいずれかに記載のスイッチ付化粧枠材1が、
その化粧枠材8の端部を天井板21に当接した状態で取
付けられ、前記化粧枠材8の端部から延出する配線16
が天井板21を貫通しているものである。
【0019】請求項5のスイッチ付化粧枠材の取付構造
においては、化粧枠材8の端部を天井板21に当接した
状態で取付け、化粧枠材8の端部から延出する配線16
が天井板21を貫通しているので、この配線16を建物
の室内3側に露出させることなく、天井裏に引き回すこ
とができる。
【0020】請求項6のスイッチ付化粧枠材の取付構造
は、請求項5において、前記天井板21の下面に照明器
具25が取付けられ、前記天井板21を貫通した配線1
6が前記照明器具25に接続されているものである。
【0021】請求項6のスイッチ付化粧枠材の取付構造
においては、天井板21の下面に照明器具25が取付け
られているので、前記天井板21を貫通した配線16
を、天井裏を引き回して確実に照明器具25に接続する
ことができる。
【0022】請求項7のスイッチ付化粧枠材31は、例
えば図5に示すように、建物の内壁に取付けられて、該
内壁に形成された出入口の縁部を化粧する化粧枠材33
と、この化粧枠材33に取付けられたスイッチ15と、
前記化粧枠材33内に設けられた導電材32とを備え、
前記導電材32の一端部を前記スイッチ15に接続し、
他端部を前記化粧枠材33の端面側から他の導線36と
接続可能に形成し、さらに、前記化粧枠材33を押出し
成形によって形成し、前記導電材32を、前記化粧枠材
33の押出し成形時に同時に押出し成形したものであ
る。
【0023】前記化粧枠材33には、スイッチ15を工
場等で予め取付けておいてもよいし、現場で取りつける
ようにしてもよい。前記スイッチ15は、機械的に電気
回路の開閉を行うトグル型のスイッチであってもよい
し、人の手が接触したことを検知して電気的に電気回路
の開閉を行うタッチスイッチであってもよい。
【0024】前記導電材32としては、例えば銅等の金
属が挙げられるが、金属に限ることなく、導電性を有す
る樹脂であってもよい。前記導電材32の一端部を前記
スイッチ15に接続する場合、導電材32の一端部とス
イッチ15とを導線37によって接続してもよいし、導
電材の一端部をスイッチの端子等に直接接続してもよ
い。「導電材32の他端部を前記化粧枠材33の端面側
から他の導線36と接続可能に形成し、」とは、例え
ば、導電材33の他端部を、化粧枠材33の端面に、こ
の端面とほぼ面一になるようにして露出させるか、化粧
枠材の端面より若干突出させるか、あるいは、化粧枠材
の端面より若干窪ませることなどを意味する。
【0025】請求項7のスイッチ付化粧枠材31におい
ては、化粧枠材33にスイッチ15が取付けられ、か
つ、該化粧枠材内に、一端部が前記スイッチ15に接続
され、他端部が該化粧枠材33の端部側から他の導線3
6と接続可能に形成された導電材32が設けられている
ので、該化粧枠材33を建物の内壁2の出入口7の縁部
に取付けることによって、出入口7の縁部に化粧を施す
ことができるとともに、内壁2に穴明け加工を施した
り、内壁2の内側に配線を施してこの配線をスイッチに
接続するといった作業を要することなく、容易にスイッ
チ15を取付けることができる。
【0026】また、前記化粧枠材33を押出し成形によ
って形成し、前記導電材32を、前記化粧枠材33の押
出し成形時に同時に押出し成形したので、化粧枠材33
内には成形と同時に導電材32が形成されることにな
り、よって、化粧枠材33内に配線等を施す必要が無く
なり、この配線の手間を省くことができる。
【0027】請求項8のスイッチ付化粧枠材31は、請
求項7において、前記化粧枠材33に、前記スイッチ1
5を取付けるための取付孔19を形成したものである。
【0028】前記取付孔19は、化粧枠材33に工場等
で予め形成しておいてもよいし、現場で形成してもよ
い。現場で化粧枠材33に取付孔19を形成する場合に
おいても、内壁2に孔を形成するより、容易に行うこと
ができる。
【0029】請求項8のスイッチ付化粧枠材1において
は、前記化粧枠材33に、前記スイッチ15を取付ける
ための取付孔19を形成したので、この取付孔19にス
イッチ15をはめ込むことで、該スイッチ15を化粧枠
材33に容易に取付けることができるとともに、化粧枠
材33内に設けられている導電材32の一端部を前記取
付孔19に露出させて、スイッチ15に容易に接続する
ことができる。
【0030】請求項9のスイッチ付化粧枠材31は、請
求項7または8において、前記化粧枠材33を前記建物
の内壁2に取付けられる下地材17と、この下地材17
に取付けられる化粧枠材本体34とによって構成したも
のである。
【0031】前記下地材17と化粧枠材本体34とは、
互いに係合するような形状に形成し、この係合によっ
て、一体化するようにするのが望ましいが、単に接着剤
等によって一体化してもよい。前記下地材17はビス等
によって前記内壁2に取付けるが、これに限ることな
く、接着剤で取付けてもよい。
【0032】請求項9のスイッチ付化粧枠材31におい
ては、前記化粧枠材33を、前記建物の内壁2に取付け
られる下地材17と、この下地材17に取付けられる化
粧枠材本体34とによって構成したので、下地材17は
共通のものとして、化粧枠材本体34の表面側の形状、
模様等を適宜変更することで、異なった形状、模様の化
粧枠材33を容易に得ることができる。また、内壁2に
下地材17をビス20等によって取付けた場合、該ビス
20を化粧枠材本体34によって隠すことができるの
で、化粧枠材33としての意匠性が低下することがな
い。
【0033】請求項10のスイッチ付化粧枠材31にお
いては、請求項7〜9のいずれかにおいて、前記化粧枠
材33が、セルロース系微粉末と、樹脂と、顔料とを混
合し、この混合材料を溶融させて押し出し成形したもの
である。
【0034】前記セルロース系微粉末は、直径が1〜1
00μm程度のものであり、例えば、木材の粗粉砕物、
バカスの粗粉砕物、稲藁の粗粉砕物等の各種植物細胞体
の原料材粗粉砕物を出発原料とし、これを磨砕処理する
ことによって得ることができる。また、前記樹脂として
は、塩化ビニル樹脂、発泡塩化ビニル樹脂、ポリエチレ
ン樹脂、ポリプロピレン樹脂、フェノール樹脂、ウレタ
ン樹脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、ポリスチレン
樹脂等が用いられるが、中でも塩化ビニル樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂がより好適である。さ
らに、前記顔料としては、カドミウムイエロー、酸化
鉄、カーボンブラックなどの黄色、赤色、黒色の三色の
無機顔料からなり、得られる製品の生地自体の色および
木目模様の色に応じて適宜選択して用いられる。
【0035】請求項10のスイッチ付化粧枠材31にお
いては、前記化粧枠材33が、セルロース系微粉末と、
樹脂と、顔料とを混合し、この混合材料を溶融させて押
出し成形したものであるから、成形品に木質感が与えら
れ、特に、押出成形時に、顔料が流れることで、木質感
に加えて、木質様製品の表面には天然の木目に極めて近
い木目模様が形成される。また、化粧枠材33が上記の
ような押出し成形品であるので、天然木材を材料とする
場合に比して製品品質のばらつきが少なく、製品寸法も
安定したものとなる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 (第1実施形態例)図1は、本発明に係るスイッチ付化粧
枠材の一例を示すもので、該スイッチ付化粧枠材1を、
建物の内壁2に取付けた状態を示す斜視図、図2は同平
断面図、図3はスイッチ付化粧枠材の斜視図、図4はス
イッチ付化粧枠材1のスイッチと照明器具との接続状態
を示す図である。前記内壁2は、図2に示すように、互
いに隣合う部屋3,4どうしを仕切る壁であり、壁パネ
ル5と、この壁パネル5の両面に取付けられた石膏ボー
ド6,6で構成されている。この壁パネル5は框材5a
を矩形枠状に組み、該枠体の両面に合板等からなる面材
5b,5bを貼設してなるもので、該面材5b,5bに前
記石膏ボード6,6が貼設されている。
【0037】前記内壁2には、部屋3,4どうしを行き
来するための出入口7が形成されており、この出入口7
の縁部には、前記部屋3側においては、出入口7の縦縁
部を化粧する化粧枠材8と、前記スイッチ付化粧枠材1
が取付けられており、部屋4側においては出入口7の縦
縁部を化粧する化粧枠材8,8が取付けられている。ま
た、前記出入口7を形成する内壁2の端面には、合板9
が貼設されており、この合板9には、端面化粧枠材10
がビス11…によって取付けられている。この端面化粧
枠材10は、内壁2の端面より部屋3,4側に若干突出
されており、この突出部分が前記化粧枠材8の側端部に
当接されている。また、前記端面化粧枠材10の幅方向
中央部には、上下(図2において紙面と直交する方向)に
延在する溝10aが形成されており、この溝10aに
は、前記出入口7を開閉するドア12の戸当たり13が
係合されている。
【0038】前記スイッチ付化粧枠材1は、図1〜図4
に示すように、部屋3の床面から天井面まで延在する中
空の化粧枠材8と、この化粧枠材8に取付けられたスイ
ッチ15と、前記化粧枠材8内に設けられ、一端部が前
記スイッチ15に接続され、他端部が前記化粧枠材8の
上端部から延出する配線16とを備えて構成されてい
る。なお、前記スイッチ付化粧枠材1を構成する化粧枠
材8は、後述する開口部19aが形成されている点を除
いて、前記出入口7の縦縁部に取付けられた3つの化粧
枠材8…と同じ構成であるので、該3つの化粧枠材8…
についての説明は、前記スイッチ付化粧枠材1を構成す
る化粧枠材8について説明することで省略する。
【0039】前記スイッチ付化粧枠材1を構成する化粧
枠材8は、図2〜図4に示すように、前記内壁2に取付
けられる下地材17と、この下地材17に取付けられる
化粧枠材本体18とによって構成されている。前記下地
材17は、前記内壁2の高さ方向に沿って設置される長
尺な部材であり、表面に複数条のリブが形成されるとと
もに、幅方向端部に前記リブと反対側に突出する係合部
17bが形成されたものである。そして、上記のように
構成された下地材17は、前記内壁2に出入口7の縁部
に沿って当接され、ビス20…によって取付けられ、さ
らに、下地材17の係合部17bは前記端面化粧枠材1
0の側部に形成されたリブに係合されている。なお、前
記ビス20…は上下に所定間隔で配置し、前記下地材1
7を貫通して、壁パネル5の框材5aにねじ込まれてい
る。
【0040】前記化粧枠材本体18は、前記内壁2の高
さ方向に沿って設置される長尺な部材であり、その幅方
向における端部には段差部18aが形成されている。ま
た、前記化粧枠材本体18の裏面にはリブが複数条形成
されており、該リブは前記下地材17の表面に形成され
たリブに係合されるとともに、該下地材17の表面に当
接されている。また、化粧枠材本体18の幅方向におけ
る端部は前記下地材17の幅方向端面に係合されてい
る。このように、化粧枠材本体18は下地材17に係合
されることで取付けられ、この状態において、化粧枠材
本体18と下地材17との間には、前記配線を通すため
の空洞が形成されている。さらに、化粧枠材本体18の
幅方向端部には前記端面化粧枠材10の端部が当接され
て、段差部18bが形成されており、この段差部18b
と前記段差部18aとによって、化粧枠材本体18(化
粧枠材8)と端面化粧枠材10との交差部には三段の几
帳面が形成されている。
【0041】また、前記化粧枠材本体18には、図4に
示すように、前記スイッチ15を取付けるための取付孔
19が形成されている。この取付孔19は化粧枠材本体
18の下端から約1m〜1.5m程度の所定の高さ位置
に形成されたものであり、前記スイッチ15をはめ込む
ことができる程度の大きさに形成されている。前記スイ
ッチ15は、人の手が接触したことを検知して電気的に
電気回路の開閉を行うタッチスイッチであり、前記取付
孔19にはめ込まれて固定されるタッチスイッチ本体1
5aと、このタッチスイッチ本体15aの表面に被され
るカバー15bとから構成されている。そして、スイッ
チ15は、そのタッチスイッチ本体15aを、下地材1
7の表面に当接するようにして取付孔19にはめ込むと
ともに、カバー15bを化粧枠本体18の表面側からタ
ッチスイッチ本体15aに被せることで、化粧枠材8に
取付けられている。このように、化粧枠材本体18に取
付孔19を形成したので、この取付孔19にスイッチ1
5をはめ込むことで、該スイッチ15を化粧枠材8に容
易に取付けることができるとともに、化粧枠材8内に設
けられている配線16の一端部を前記取付孔19から引
き出して、スイッチ15に容易に接続することができ
る。
【0042】前記化粧枠材8内に設けられている配線1
6の一端部にはセンサ16aが取付けられており、この
センサ16aが前記タッチスイッチ本体15aに接続さ
れるようになっている。前記配線16は、前記スイッチ
15に人の手が接触したことを検知し、この検知した信
号を送るための信号線16であり、この信号線16の化
粧枠材8の上端から延出する部分は、図3に示すよう
に、該化粧枠材8(スイッチ付化粧枠材1)を、前記内壁
2に取付ける前までは、束ねられている。また、スイッ
チ15と配線16とを備えたスイッチ付化粧枠材1は、
工場等において、図3に示す状態に仮組みされたうえ
で、現場に搬入され、この現場で上述したようにして、
内壁2に取付けられる。
【0043】この場合、図1に示すように、スイッチ付
化粧枠材1の化粧枠材8の上端部が天井板21に当接し
た状態で取付けられる。化粧枠材8が当接している天井
板21の部分には貫通孔(図示略)が形成されており、こ
の貫通孔に前記配線16が通されて天井裏に引き回され
ている。天井裏に引き回された配線16は、図1および
図4に示すように、コントローラ22に接続されてい
る。このコントローラ22は、天井板10の裏面に固定
されており、該コントローラ22には、電源線23が接
続されている。さらに、コントローラ22には負荷側線
24が接続されており、該負荷側線24は前記天井板1
0の表面(下面)に取付けられている照明器具25に接続
されている。そして、前記スイッチ15に人の手が接触
すると、それを検知し、その信号が信号線16を介し
て、前記コントローラ22に入力され、このコントロー
ラ22において、電気回路の開閉が行われて、負荷側線
24に流れる電流を制御して、前記照明器具25をo
n、offするようになっている。
【0044】次に、前記化粧枠材8および端面化粧枠材
10の材質等について説明する。前記化粧枠材8および
端面化粧枠材10は、それぞれ、セルロース系微粉末
と、樹脂と、顔料とを混合し、この混合材料を溶融させ
て押し出し成形することで形成されている。
【0045】前記セルロース系微粉末は、直径が1〜1
00μm程度のものであり、例えば、木材の粗粉砕物を
出発原料とし、これを磨砕処理することによって得るこ
とができる。また、前記樹脂としては、塩化ビニル樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂がより好適
に用いられる。さらに、前記顔料としては、カドミウム
イエロー、酸化鉄、カーボンブラックなどの黄色、赤
色、黒色の三色の無機顔料からなり、得られる製品の生
地自体の色および木目模様の色に応じて適宜選択して用
いられる。
【0046】また、前記セルロース系微粉末の外周面に
は、該セルロース系微粉末より小径でかつ硬い表面粒を
固定されている。前記表面粒としては、前記セルロース
系微粉末より小径でかつ硬いものであればどのようなも
のでもよく、例えば、酸化チタン、フェライト、アルミ
ニウム、ニッケル、銀などの金属材料、または、セラミ
ック等の非金属材料が好適に用いられる。
【0047】上記のように、化粧枠材8および端面化粧
枠材10はセルロース系微粉末と、樹脂と、顔料とを混
合し、この混合材料を溶融させて押出し成形したもので
あるから、成形品に木質感が与えられ、特に、押出成形
時に、顔料が流れることで、木質感に加えて、木質様製
品の表面には天然の木目に極めて近い木目模様を形成す
ることができる。また、化粧枠材8および端面化粧枠材
10が上記のような押出し成形品であるので、天然木材
を材料とする場合に比して製品品質のばらつきが少な
く、製品寸法も安定したものとなり、したがって、前記
出入口7の縁部に、化粧枠材8および端面化粧枠材10
を正確に取付けることができ、仕上がりが秀麗なものと
なる。
【0048】本例のスイッチ付化粧枠材1によれば、化
粧枠材8にスイッチ15が取付けられ、かつ、該化粧枠
材8内に、一端部が前記スイッチ15に接続され、他端
部が該化粧枠材8の端部から延出する配線16が設けら
れているので、該化粧枠材8を内壁2の出入口7の縁部
に取付けることによって、出入口7の縁部に化粧を施す
ことができるとともに、内壁2に穴明け加工を施した
り、内壁2の内側に配線を施してこの配線をスイッチに
接続するといった作業を要することなく、容易にスイッ
チ15を取付けることができる。
【0049】また、前記化粧枠材8を、建物の内壁2に
取付けられる下地材17と、この下地材17に取付けら
れる化粧枠材本体18とによって構成したので、内壁2
に取付けられた下地材17と、化粧枠材本体18との間
に容易に配線16を設けることができる。さらに、内壁
2に取付けられた下地材17から化粧枠材本体18を取
り外すことで、内部の配線16のメンテナンスを容易に
行うことができる。加えて、前記化粧枠材8を、下地材
17と、化粧枠材本体18とによって構成したので、下
地材17は共通のものとして、化粧枠材本体18の表面
側の形状、模様等を適宜変更することで、異なった形
状、模様の化粧枠材8を容易に得ることができる。ま
た、内壁2に下地材8をビス20等によって取付けた場
合、該ビス20を化粧枠材本体18によって隠すことが
できるので、化粧枠材としての意匠性が低下することが
ない。
【0050】また、本例のスイッチ付化粧枠材の取付構
造によれば、化粧枠材8の上端部を天井板21に当接し
た状態で取付け、化粧枠材8の端部から延出する配線1
6が天井板21を貫通しているので、この配線16を建
物の室内3側に露出させることなく、天井裏に引き回す
ことができる。さらに、天井板21の下面に照明器具2
5が取付けられているので、前記天井板21を貫通した
配線16を、天井裏を引き回して、コントローラ22、
負荷側線24を介して確実に照明器具25に接続するこ
とができる。
【0051】(第2実施形態例)図5は、本発明に係るス
イッチ付化粧枠材の他の例を示すもので、該スイッチ付
化粧枠材31を示す斜視図である。本例のスイッチ付化
粧枠材31が前記スイッチ付化粧枠材1と異なる点は、
スイッチ化粧枠材31内に、配線16を設ける代わり
に、導電材32を設けた点であるので、この点について
詳しく説明し、他の共通部分には同一符号を付してその
説明を簡略化ないしは省略する。
【0052】図5に示すように、本例のスイッチ付化粧
枠材31は、前記内壁2に形成された出入口7の縁部を
化粧する化粧枠材33と、この化粧枠材33に取付けら
れたスイッチ15と、前記化粧枠材33内に設けられた
導電材32とを備えて構成されている。前記化粧枠材3
3は、前記下地材17と、この下地材17に取付けられ
る化粧枠材本体34とによって構成されている。
【0053】前記化粧枠材本体34は、前記内壁2の高
さ方向に沿って設置される長尺な部材であり、その裏面
にはリブが複数条形成されており、該リブは前記下地材
17の表面に形成されたリブに係合されるとともに、該
下地材17の表面に当接されている。また、化粧枠材本
体34の幅方向における端部は前記下地材17の幅方向
端面に係合されている。また、前記化粧枠材本体34に
は、前記スイッチ15を取付けるための取付孔19が形
成されている。この取付孔19は化粧枠材本体18の下
端から約1m〜1.5m程度の所定の高さ位置に形成さ
れたものであり、前記スイッチ15をはめ込むことがで
きる程度の大きさに形成されている。
【0054】さらに、前記化粧枠材本体34の裏面に
は、化粧枠材本体34の上端面から前記取付孔19の上
辺部まで延びる筒部35が形成されている。この筒部3
5は四角筒状のもので、その中央部には筒部35内を二
つの室に仕切る隔壁35aが化粧枠材本体34の上端面
から前記取付孔19の上辺部まで延びるようにして形成
されている。そして、前記隔壁35aによって仕切られ
た二つの室にはそれぞれ導電材32,32が充填されて
いる。この導電材32,32は具体的には銅であり、前
記化粧枠材本体34を押出し成形によって形成する押出
し成形時に同時に押出し成形されたものである。
【0055】前記導電材32,32の上端部(他端部)
は、化粧枠材本体34の上端面に、この端面とほぼ面一
になるようにして露出しており、この露出している端面
には、他の導線36が、例えば半田付け等によって接続
されており、この他の導線36は、前記天井板10の裏
面に固定されたコントローラ22に接続されるようにな
っている。また、前記導電材32,32の下端面(図示
略)には、導線37が半田付け等によって接続されてお
り、該導線37は前記スイッチ15のタッチスイッチ本
体15にセンサ16aを介して接続されている。したが
って、前記スイッチ15に人の手が接触すると、それを
検知し、その信号が導線37、導電材32、導線36を
介して、前記コントローラ22に入力され、このコント
ローラ22において、電気回路の開閉が行われて、負荷
側線24に流れる電流を制御して、前記照明器具25を
on、offするようになっている。
【0056】上記構成のスイッチ付化粧枠材31は、前
記スイッチ付化粧枠材1と同様に、その化粧枠材33の
上端部が天井板21に当接した状態で内壁2に取付けら
れる。化粧枠材33が当接している天井板21の部分に
は貫通孔(図示略)が形成されており、この貫通孔から前
記導線36が通されて導電材32に接続されるようにな
っている。なお、前記化粧枠材(下地材17と化粧枠材
本体34)33も、前記化粧枠材8と同様に、セルロー
ス系微粉末と、樹脂と、顔料とを混合し、この混合材料
を溶融させて押し出し成形することで形成されている。
したがって、成形品に木質感が与えられ、特に、押出成
形時に、顔料が流れることで、木質感に加えて、木質様
製品の表面には天然の木目に極めて近い木目模様を形成
することができる。また、前記化粧枠材33が上記のよ
うな押出し成形品であるので、天然木材を材料とする場
合に比して製品品質のばらつきが少なく、製品寸法も安
定したものとなる。
【0057】本例のスイッチ付化粧枠材31によれば、
化粧枠材33にスイッチ15が取付けられ、かつ、該化
粧枠材33内に、一端部が前記スイッチ15に接続さ
れ、他端部が該化粧枠材33の端部側から他の導線36
と接続可能に形成された導電材32が設けられているの
で、該化粧枠材33を建物の内壁2の出入口7の縁部に
取付けることによって、出入口7の縁部に化粧を施すこ
とができるとともに、内壁2に穴明け加工を施したり、
内壁2の内側に配線を施してこの配線をスイッチに接続
するといった作業を要することなく、容易にスイッチ1
5を取付けることができる。
【0058】また、前記化粧枠材本体34を押出し成形
によって形成し、前記導電材32を、前記化粧枠材本体
34の押出し成形時に同時に押出し成形したので、化粧
枠材本体内には成形と同時に導電材32が形成されるこ
とになり、よって、化粧枠材本体34(化粧枠材33)内
に配線等を施す必要が無くなり、この配線の手間を省く
ことができる。
【0059】さらに、前記化粧枠材本体34に、前記ス
イッチ15を取付けるための取付孔19を形成したの
で、この取付孔19にスイッチ15をはめ込むことで、
該スイッチ15を化粧枠材本体34に容易に取付けるこ
とができるとともに、化粧枠材本体内に設けられている
導電材32の一端部を前記取付孔19に露出させて、ス
イッチ15に導線37を介して容易に接続することがで
きる。
【0060】加えて、前記化粧枠材33を、下地材17
と、この下地材17に取付けられる化粧枠材本体34と
によって構成したので、下地材17は共通のものとし
て、化粧枠材本体34の表面側の形状、模様等を適宜変
更することで、異なった形状、模様の化粧枠材33を容
易に得ることができる。また、内壁2に下地材17をビ
ス等によって取付けた場合、該ビスを化粧枠材本体34
によって隠すことができるので、化粧枠材33としての
意匠性が低下することがない。
【0061】なお、上記の例では、導電材32,32の
上端面に、導線36,36を半田付け等によって直接接
続したが、これに代えて、以下のようにして導電材3
2,32と導線36,36を接続してもよい。すなわち、
図6に示すように、導電材32,32を、その上端面
を、前記化粧枠材本体34の上端面より若干窪ませるよ
うにして形成し、一方、前記導線36,36の端部に導
電体で構成されたプラグ38,38をそれぞれ接続し、
該プラグ38,38を前記筒部35にその上方から挿入
して、該プラグ38,38を前記導電材32,32に接触
させることで、導電材32,32と導線36,36を接続
してもよい。また、上記の二つの例では、スイッチ15
によって照明器具25をon、offするようにした
が、これに限ることなく、スイッチによってon、of
fされるものとしては、窓に取付けた電動のブライン
ド、屋根に取付けた電動の天窓等が挙げられる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
のスイッチ付化粧枠材によれば、化粧枠材にスイッチが
取付けられ、かつ、該化粧枠材内に、一端部が前記スイ
ッチに接続され、他端部が該化粧枠材の端部から延出す
る配線が設けられているので、該化粧枠材を建物の内壁
の出入口の縁部に取付けることによって、出入口の縁部
に化粧を施すことができるとともに、内壁に穴明け加工
を施したり、内壁の内側に配線を施してこの配線をスイ
ッチに接続するといった作業を要することなく、容易に
スイッチを取付けることができる。
【0063】請求項2のスイッチ付化粧枠材によれば、
請求項1と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記化粧枠材に、前記スイッチを取付けるための取
付孔を形成したので、この取付孔にスイッチをはめ込む
ことで、該スイッチを化粧枠材に容易に取付けることが
できるとともに、化粧枠材内に設けられている配線の一
端部を前記取付孔から引き出して、スイッチに容易に接
続することができる。
【0064】請求項3のスイッチ付化粧枠材によれば、
請求項1または2と同様の効果を得ることができるのは
勿論のこと、前記化粧枠材を、前記建物の内壁に取付け
られる下地材と、この下地材に取付けられる化粧枠材本
体とによって構成したので、内壁に取付けられた下地材
と、化粧枠材本体との間に容易に配線を設けることがで
きる。また、内壁に取付けられた下地材から化粧枠材本
体を取り外すことで、内部の配線のメンテナンスを容易
に行うことができる。また、下地材は共通のものとし
て、化粧枠材本体の表面側の形状、模様等を適宜変更す
ることで、異なった形状、模様の化粧枠材を容易に得る
ことができる。さらに、内壁に下地材をビス等によって
取付けた場合、該ビスを化粧枠材本体によって隠すこと
ができるので、化粧枠材としての意匠性が低下すること
がない。
【0065】請求項4のスイッチ付化粧枠材によれば、
請求項1〜3のいずれかと同様の効果を得ることができ
るのは勿論のこと、前記化粧枠材が、セルロース系微粉
末と、樹脂と、顔料とを混合し、この混合材料を溶融さ
せて押出し成形したものであるから、成形品に木質感が
与えられ、特に、押出成形時に、顔料が流れることで、
木質感に加えて、木質様製品の表面には天然の木目に極
めて近い木目模様を形成することができる。また、前記
化粧枠材が上記のような押出し成形品であるので、天然
木材を材料とする場合に比して製品品質のばらつきが少
なく、製品寸法も安定したものとなる。
【0066】請求項5のスイッチ付化粧枠材の取付構造
によれば、請求項1〜4のいずれかに記載のスイッチ付
化粧枠材の化粧枠材の端部を天井板に当接した状態で取
付け、化粧枠材の端部から延出する配線が天井板を貫通
しているので、この配線を建物の室内側に露出させるこ
となく、天井裏に引き回すことができる。
【0067】請求項6のスイッチ付化粧枠材の取付構造
によれば、請求項5と同様の効果を得ることができるの
は勿論のこと、天井板の下面に照明器具が取付けられて
いるので、前記天井板を貫通した配線を、天井裏を引き
回して確実に照明器具に接続することができる。
【0068】請求項7のスイッチ付化粧枠材によれば、
化粧枠材にスイッチが取付けられ、かつ、該化粧枠材内
に、一端部が前記スイッチ15に接続され、他端部が該
化粧枠材の端部側から他の導線に接続可能に形成された
導電材が設けられているので、該化粧枠材を建物の内壁
の出入口の縁部に取付けることによって、出入口の縁部
に化粧を施すことができるとともに、内壁に穴明け加工
を施したり、内壁の内側に配線を施してこの配線をスイ
ッチに接続するといった作業を要することなく、容易に
スイッチを取付けることができる。
【0069】また、前記化粧枠材を押出し成形によって
形成し、前記導電材を、前記化粧枠材の押出し成形時に
同時に押出し成形したので、化粧枠材内には成形と同時
に導電材が形成されることになり、よって、化粧枠材内
に配線等を施す必要が無くなり、この配線の手間を省く
ことができる。
【0070】請求項8のスイッチ付化粧枠材によれば、
請求項7と同様の効果を得ることができるのは勿論のこ
と、前記化粧枠材に、前記スイッチを取付けるための取
付孔を形成したので、この取付孔にスイッチをはめ込む
ことで、該スイッチ15化粧枠材に容易に取付けること
ができるとともに、化粧枠材内に設けられている導電材
の一端部を前記取付孔に露出させて、スイッチに容易に
接続することができる。
【0071】請求項9のスイッチ付化粧枠材によれば、
請求項7または8と同様の効果を得ることができるのは
勿論のこと、前記化粧枠材を、前記建物の内壁に取付け
られる下地材と、この下地材に取付けられる化粧枠材本
体とによって構成したので、下地材は共通のものとし
て、化粧枠材本体の表面側の形状、模様等を適宜変更す
ることで、異なった形状、模様の化粧枠材を容易に得る
ことができる。また、内壁に下地材をビス等によって取
付けた場合、該ビスを化粧枠材本体によって隠すことが
できるので、化粧枠材としての意匠性が低下することが
ない。
【0072】請求項10のスイッチ付化粧枠材によれ
ば、請求項7〜9のいずれかと同様の効果を得ることが
できるのは勿論のこと、前記化粧枠材が、セルロース系
微粉末と、樹脂と、顔料とを混合し、この混合材料を溶
融させて押出し成形したものであるから、成形品に木質
感が与えられ、特に、押出成形時に、顔料が流れること
で、木質感に加えて、木質様製品の表面には天然の木目
に極めて近い木目模様を形成することができる。また、
前記化粧枠材が上記のような押出し成形品であるので、
天然木材を材料とする場合に比して製品品質のばらつき
が少なく、製品寸法も安定したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチ付化粧枠材の一例を示す
もので、該スイッチ付化粧枠材を建物の内壁取付けた状
態を示す斜視図である。
【図2】同、スイッチ付化粧枠材を建物の内壁取付けた
状態を示す平断面図である。
【図3】同、スイッチ付化粧枠材の斜視図である。
【図4】同、スイッチ付化粧枠材のスイッチと照明器具
との接続状態を示す図である。
【図5】本発明に係るスイッチ付化粧枠材の他の例を示
すもので、該スイッチ付化粧枠材を示す斜視図である。
【図6】図5に示すスイッチ付化粧枠材の変形例を示す
もので、導電材と導線との接続部を示す要部の縦断面図
である。
【符号の説明】
1,31 スイッチ付化粧枠材 2 内壁 7 出入口 8,33 化粧枠材15 スイッチ 16 配線 17 下地材 18,34 化粧枠材本体 19 取付孔 21 天井板 25 照明器具 32 導電材 36 他の導線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の内壁に取付けられて、該内壁に形
    成された出入口の縁部を化粧する中空の化粧枠材と、 この化粧枠材に取付けられたスイッチと、 前記化粧枠材内に設けられ、一端部が前記スイッチに接
    続され、他端部が前記化粧枠材の端部から延出する配線
    とを備えてなることを特徴とするスイッチ付化粧枠材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスイッチ付化粧枠材にお
    いて、 前記化粧枠材には、前記スイッチを取付けるための取付
    孔が形成されていることを特徴とするスイッチ付化粧枠
    材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のスイッチ付化粧
    枠材において、 前記化粧枠材は、前記建物の内壁に取付けられる下地材
    と、 この下地材に取付けられる化粧枠材本体とによって構成
    されていることを特徴とするスイッチ付化粧枠材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のスイッ
    チ付化粧枠材において、 前記化粧枠材が、セルロース系微粉末と、樹脂と、顔料
    とを混合し、この混合材料を溶融させて押し出し成形し
    たものであることを特徴とするスイッチ付化粧枠材。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のスイッ
    チ付化粧枠材を建物の内壁に取付けるスイッチ付化粧枠
    材の取付構造であって、 建物の内壁に形成された出入口の縁部に、前記スイッチ
    付化粧枠材が、その化粧枠材の端部を天井板に当接した
    状態で取付けられ、 前記化粧枠材の端部から延出する配線が天井板を貫通し
    ていることを特徴とするスイッチ付化粧枠材の取付構
    造。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のスイッチ付化粧枠材の取
    付構造において、 前記天井板の下面には照明器具が取付けられ、前記天井
    板を貫通した配線が前記照明器具に接続さていることを
    特徴とするスイッチ付化粧枠材の取付構造。
  7. 【請求項7】 建物の内壁に取付けられて、該内壁に形
    成された出入口の縁部を化粧する化粧枠材と、 この化粧枠材に取付けられたスイッチと、 前記化粧枠材内に設けられた導電材とを備え、 前記導電材の一端部は前記スイッチに接続され、他端部
    は前記化粧枠材の端面側から他の導線と接続可能に形成
    され、 さらに、前記化粧枠材は押出し成形によって形成され、 前記導電材は、前記化粧枠材の押出し成形時に同時に押
    出し成形されたものであることを特徴とするスイッチ付
    化粧枠材。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のスイッチ付化粧枠材にお
    いて、 前記化粧枠材には、前記スイッチを取付けるための取付
    孔が形成されていることを特徴とするスイッチ付化粧枠
    材。
  9. 【請求項9】 請求項7または8記載のスイッチ付化粧
    枠材において、 前記化粧枠材は、前記建物の内壁に取付けられる下地材
    と、 この下地材に取付けられる化粧枠材本体とによって構成
    されていることを特徴とするスイッチ付化粧枠材。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれかに記載のスイ
    ッチ付化粧枠材において、 前記化粧枠材が、セルロース系微粉末と、樹脂と、顔料
    とを混合し、この混合材料を溶融させて押し出し成形し
    たものであることを特徴とするスイッチ付化粧枠材。
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