JP2000273422A - 両面粘着テープ - Google Patents
両面粘着テープInfo
- Publication number
- JP2000273422A JP2000273422A JP11079809A JP7980999A JP2000273422A JP 2000273422 A JP2000273422 A JP 2000273422A JP 11079809 A JP11079809 A JP 11079809A JP 7980999 A JP7980999 A JP 7980999A JP 2000273422 A JP2000273422 A JP 2000273422A
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- JP
- Japan
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- sensitive adhesive
- double
- tape
- adhesive tape
- nonwoven fabric
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被着体に必要かつ十分な接合固定力で貼合し
得る一方で、被着体から破断することなく、容易かつ確
実に剥離することができる両面粘着テープの提供。 【解決手段】 スパンボンド不織布を基材とし、その両
面に粘着剤層を形成せしめた両面粘着テープ。
得る一方で、被着体から破断することなく、容易かつ確
実に剥離することができる両面粘着テープの提供。 【解決手段】 スパンボンド不織布を基材とし、その両
面に粘着剤層を形成せしめた両面粘着テープ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両面粘着テープ、特
に自動車や電気・電子機器を初めとする各種の機械機具
の製造の際、リサイクル可能部品を被着体に分離解体容
易に接合固定するのに好適な両面粘着テープに関する。
に自動車や電気・電子機器を初めとする各種の機械機具
の製造の際、リサイクル可能部品を被着体に分離解体容
易に接合固定するのに好適な両面粘着テープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、両面粘着テープは、一般に合成樹
脂フィルムや短繊維よりなる不織布を基材としてその両
面に粘着剤層を形成せしめて構成されている。
脂フィルムや短繊維よりなる不織布を基材としてその両
面に粘着剤層を形成せしめて構成されている。
【0003】然しながら、合成樹脂フィルムを基材とし
た両面粘着テープは、貼り付け作業時に皺が入り易いと
共に、剥離作業時に部分的な破断が生じ易いと云う難点
があった。また、不織布を基材とした両面粘着テープ
も、剥離作業時不織布の強度に比し被着体への粘着力が
勝る結果、不織布を破断せずに完全に剥離除去すること
は事実上困難であり、残片をナイフやノミ等で削り取る
と云う危険な作業を余儀なくされていたのが実状であっ
た。
た両面粘着テープは、貼り付け作業時に皺が入り易いと
共に、剥離作業時に部分的な破断が生じ易いと云う難点
があった。また、不織布を基材とした両面粘着テープ
も、剥離作業時不織布の強度に比し被着体への粘着力が
勝る結果、不織布を破断せずに完全に剥離除去すること
は事実上困難であり、残片をナイフやノミ等で削り取る
と云う危険な作業を余儀なくされていたのが実状であっ
た。
【0004】そのため、特に各種機械器具の製造の際、
上記の如き従来の両面粘着テープを用いて種々の部品を
固定した場合には、製品の回収・リサイクル時の解体作
業が自ずと困難となり、リサイクル可能な部品であって
もこれを効率良く有効利用し得ない、と云う看過し得な
い問題が生じていた。
上記の如き従来の両面粘着テープを用いて種々の部品を
固定した場合には、製品の回収・リサイクル時の解体作
業が自ずと困難となり、リサイクル可能な部品であって
もこれを効率良く有効利用し得ない、と云う看過し得な
い問題が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き従
来の実状や問題に鑑みてなされたものであり、必要かつ
十分な接合固定力を有する一方で、被着体からの剥離作
業の際には破断せしめることなく、しかも容易かつ確実
に剥離除去することができる両面粘着テープ、特にリサ
イクル可能部品の被着体への接合固定用として好適な両
面粘着テープを提供することを目的とする。
来の実状や問題に鑑みてなされたものであり、必要かつ
十分な接合固定力を有する一方で、被着体からの剥離作
業の際には破断せしめることなく、しかも容易かつ確実
に剥離除去することができる両面粘着テープ、特にリサ
イクル可能部品の被着体への接合固定用として好適な両
面粘着テープを提供することを目的とする。
【0006】而して、本発明者は当該目的を達成すべく
種々研究を重ねた結果、単に粘着力の弱い粘着剤を用い
た場合には、剥離作業時の破断は避け得るものの、被着
体への必要かつ十分な接合固定力が得られないので、実
質上両面粘着テープとして用をなさないが、基材として
スパンボンド法により製造された不織布(以下「スパン
ボンド不織布」と云う)、特にポリエステル長繊維製ス
パンボンド不織布を用いれば、極めて良い結果が得られ
ることを見い出し、本発明を完成した。
種々研究を重ねた結果、単に粘着力の弱い粘着剤を用い
た場合には、剥離作業時の破断は避け得るものの、被着
体への必要かつ十分な接合固定力が得られないので、実
質上両面粘着テープとして用をなさないが、基材として
スパンボンド法により製造された不織布(以下「スパン
ボンド不織布」と云う)、特にポリエステル長繊維製ス
パンボンド不織布を用いれば、極めて良い結果が得られ
ることを見い出し、本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はスパ
ンボンド不織布を基材とし、その両面に粘着剤層を形成
せしめた両面粘着テープにより上記目的を達成したもの
である。
ンボンド不織布を基材とし、その両面に粘着剤層を形成
せしめた両面粘着テープにより上記目的を達成したもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示す
拡大断面説明図で、以下該図に基いて本発明を説明す
る。1は基材をなすスパンボンド不織布で、その両面に
粘着剤層2a、2bが形成されていると共に、当該下層
の粘着剤層2bの外表面には離型紙3が貼合され、ロー
ル状に巻き取り可能となっている。
拡大断面説明図で、以下該図に基いて本発明を説明す
る。1は基材をなすスパンボンド不織布で、その両面に
粘着剤層2a、2bが形成されていると共に、当該下層
の粘着剤層2bの外表面には離型紙3が貼合され、ロー
ル状に巻き取り可能となっている。
【0009】ここにスパンボンド不織布1としては、ポ
リエチレンやポリプロピレン製のものも挙げられるが、
ポリエステル長繊維製のものが引っ張り強度性及び粘着
剤との固着性に優れ、特に良い結果が得られる。
リエチレンやポリプロピレン製のものも挙げられるが、
ポリエステル長繊維製のものが引っ張り強度性及び粘着
剤との固着性に優れ、特に良い結果が得られる。
【0010】また、粘着剤としては被着体への必要かつ
十分な接合固定力が得られるものであれば、具体的組成
の如何を問わず、例えばアクリル系粘着剤等従来と同様
なものが用いられる。
十分な接合固定力が得られるものであれば、具体的組成
の如何を問わず、例えばアクリル系粘着剤等従来と同様
なものが用いられる。
【0011】
【実施例】以下実施例及び試験例を挙げて本発明を更に
説明する。
説明する。
【0012】実施例1 ポリエステル長繊維製スパンボンド不織布(0.18mm
厚)を基材として離型紙上でその両面にアクリル系粘着
剤を均等に塗布乾燥せしめて粘着剤層を形成し、離型紙
を除いた総厚0.24mmの両面粘着テープを作成後、5
0mm巾にスリットした。
厚)を基材として離型紙上でその両面にアクリル系粘着
剤を均等に塗布乾燥せしめて粘着剤層を形成し、離型紙
を除いた総厚0.24mmの両面粘着テープを作成後、5
0mm巾にスリットした。
【0013】試験例1 実施例1で得た本発明離型紙付き両面粘着テープと市販
の離型紙付き両面粘着テープ(離型紙を除いた総厚0.
24mm)をそれぞれ長さ40cmに切断した後、アクリル
板、ABS板、アルミニウム板、SUS板、ポリカーボ
ネート板及びポリスチレン板(各20cm×50cm)上
に、それぞれ粘着剤層を下にして載せ、5kgf の貼り付
けハンドローラーで離型紙面より5回加圧を行って貼り
合せた。これを24時間常温に放置後、両面粘着テープ
の端部を手でめくり、長手方向に引き剥して剥離性を評
価した。その結果は表1の通りで、本発明品は極めて良
好な剥離性を示した。
の離型紙付き両面粘着テープ(離型紙を除いた総厚0.
24mm)をそれぞれ長さ40cmに切断した後、アクリル
板、ABS板、アルミニウム板、SUS板、ポリカーボ
ネート板及びポリスチレン板(各20cm×50cm)上
に、それぞれ粘着剤層を下にして載せ、5kgf の貼り付
けハンドローラーで離型紙面より5回加圧を行って貼り
合せた。これを24時間常温に放置後、両面粘着テープ
の端部を手でめくり、長手方向に引き剥して剥離性を評
価した。その結果は表1の通りで、本発明品は極めて良
好な剥離性を示した。
【0014】
【表1】
【0015】試験例2 試験例1で用いた本発明離型紙付き両面粘着テープと市
販の離型紙付き両面粘着テープの露出粘着剤層面に、一
方の被着体として50mm×250mm×5mmの発泡ポリウ
レタン(23kg/m3 )をそれぞれ貼り合せた後、離型
紙を剥がして他方の被着体として試験例1と同じ被着体
に同様の圧力でそれぞれ貼り合せた。これを1週間常温
に放置後、両面粘着テープの端部を手でめくり、発泡ポ
リウレタン側長手方向に引き剥して剥離性を評価した。
その結果は表2の通りで、本発明品は極めて良好な剥離
性を示した。
販の離型紙付き両面粘着テープの露出粘着剤層面に、一
方の被着体として50mm×250mm×5mmの発泡ポリウ
レタン(23kg/m3 )をそれぞれ貼り合せた後、離型
紙を剥がして他方の被着体として試験例1と同じ被着体
に同様の圧力でそれぞれ貼り合せた。これを1週間常温
に放置後、両面粘着テープの端部を手でめくり、発泡ポ
リウレタン側長手方向に引き剥して剥離性を評価した。
その結果は表2の通りで、本発明品は極めて良好な剥離
性を示した。
【0016】
【表2】
【0017】
【発明の効果】本発明両面粘着テープを用いれば、被着
体に必要かつ十分な接合固定力で貼合し得る一方で、被
着体から破断することなく、容易かつ確実に剥離するこ
とができる。従って、本発明両面粘着テープは、特に各
種機械器具の製造の際にこれをリサイクル可能部品の接
合固定に用いれば、製品の回収・リサイクル時の解体作
業を極めて容易に行うことができる結果、各種部品の効
率の良いリサイクル使用が可能となる。
体に必要かつ十分な接合固定力で貼合し得る一方で、被
着体から破断することなく、容易かつ確実に剥離するこ
とができる。従って、本発明両面粘着テープは、特に各
種機械器具の製造の際にこれをリサイクル可能部品の接
合固定に用いれば、製品の回収・リサイクル時の解体作
業を極めて容易に行うことができる結果、各種部品の効
率の良いリサイクル使用が可能となる。
【図1】本発明両面粘着テープの拡大断面説明図。
1:スパンボンド不織布 2a:粘着剤層 2b:粘着剤層 3:離型紙
Claims (4)
- 【請求項1】 スパンボンド不織布を基材とし、その両
面に粘着剤層を形成せしめたことを特徴とする両面粘着
テープ。 - 【請求項2】 スパンボンド不織布が、ポリエステル長
繊維製であることを特徴とする請求項1記載の両面粘着
テープ。 - 【請求項3】 少なくとも一方の粘着剤層外表面に、離
型紙を貼合したことを特徴とする請求項1又は2記載の
両面粘着テープ。 - 【請求項4】 リサイクル可能部品の被着体への接合固
定用であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項
記載の両面粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11079809A JP2000273422A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 両面粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11079809A JP2000273422A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 両面粘着テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000273422A true JP2000273422A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13700550
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11079809A Pending JP2000273422A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | 両面粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000273422A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180078105A (ko) | 2015-10-16 | 2018-07-09 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 양면 점착 시트, 양면 점착 시트 접합체, 및 피착체의 접합·분리 방법 |
-
1999
- 1999-03-24 JP JP11079809A patent/JP2000273422A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20180078105A (ko) | 2015-10-16 | 2018-07-09 | 닛토덴코 가부시키가이샤 | 양면 점착 시트, 양면 점착 시트 접합체, 및 피착체의 접합·분리 방법 |
US11236256B2 (en) | 2015-10-16 | 2022-02-01 | Nitto Denko Corporation | Double-sided adhesive sheet, joined body comprising double-sided adhesive sheet, and method for joining/separating adherends |
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