JP2000273011A - 紫外線防御化粧料 - Google Patents

紫外線防御化粧料

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JP2000273011A
JP2000273011A JP11079743A JP7974399A JP2000273011A JP 2000273011 A JP2000273011 A JP 2000273011A JP 11079743 A JP11079743 A JP 11079743A JP 7974399 A JP7974399 A JP 7974399A JP 2000273011 A JP2000273011 A JP 2000273011A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】持続的な紫外線防御効果を有し、かつ耐水性、
耐皮脂性に優れた紫外線防御化粧料を提供する。 【解決手段】下記一般式化1の構造を有する化合物と紫
外線防御剤の一種以上とを含有することを特徴とする紫
外線防御化粧料。 【化1】 (但し、上記一般式で、R1、R2、R3、R4、R5
7、R9、R10、R11、R1 2は水酸基、炭素数1〜20
のアルキル基、フェニル基から選ばれ、R6は炭素数1
〜20のフッ素置換炭化水素基から選ばれ、R8は水酸
基であり、lは0〜20000であり、mは1〜200
00であり、nは0〜2000であって、R6以外のR
内最低1つ以上のRは水酸基であり、かつ各シロキサン
単位はランダムに重合している。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線防御効果の
持続性に優れた紫外線防御化粧料に関する。さらに詳し
くは、化粧品原料として耐水性、耐皮脂性に優れた新規
な構造を持つシリコーン化合物を配合することで、製剤
の耐水性、耐皮脂性を強化し、紫外線防御剤が肌上で流
れ落ちるのを防止する効果を強化した紫外線防御化粧料
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、サンスクリーン剤など、顔料系の
紫外線防御剤を配合した化粧料において、顔料を肌に固
定しているバインダーオイルが、経時で肌から分泌され
る汗や皮脂によって溶けたり、流れてしまったりするた
め、顔料がよれたり、流れたりしてしまう問題があっ
た。この対策として、バインダーオイルにフッ素系の油
を用いることが試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フッ素
系の油はこれらの製剤の耐久性を向上させる効果が高い
が、一方でコストが高い問題もある。さらに、フッ素系
油は一般に皮脂と混じらないが、他の化粧品用の油剤と
も混合しにくく、製剤化の際には問題が多かった。その
ため、ファンデーション用の顔料処理剤やバインダー、
口紅のコート剤などを除いてはあまり汎用されていない
のが実態であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明人らは、これらの
問題に鑑み、低コストで、皮脂や汗に溶解せず、かつ環
状シリコーンなど化粧品用の油剤には溶解でき、処方上
使用しやすい特性を有するフッ素系油の開発を試みたと
ころ、本発明の化合物が化粧料の耐久性を向上させるこ
とを見いだした。そこで、本発明の化合物と紫外線防御
剤を組み合わせてみたところ、紫外線防御効果の持続性
を向上させることが可能であった。さらに、紫外線防御
剤を有機珪素化合物で被覆したところ、本発明の化合物
との相性がよく、より効果的な紫外線防御効果が得られ
ることが判った。
【0005】すなわち、第1の本発明は下記一般式化2
の構造を有する化合物と紫外線防御剤の1種以上とを含
有することを特徴とする紫外線防御化粧料にある。
【0006】
【化2】 (但し、上記一般式で、R1、R2、R3、R4、R5
7、R9、R10、R11、R1 2は水酸基、炭素数1〜20
のアルキル基、フェニル基から選ばれ、R6は炭素数1
〜20のフッ素置換炭化水素基から選ばれ、R8は水酸
基であり、lは0〜20000であり、mは1〜200
00であり、nは0〜2000であって、R6以外のR
の内最低1つ以上のRは水酸基であり、かつ各シロキサ
ン単位はランダムに重合している。)
【0007】第2の本発明は、上記一般式化2のR6
トリフルオロプロピル基であることを特徴とする上記の
紫外線防御化粧料にある。
【0008】第3の本発明は、上記一般式化2のR1
よびR10が水酸基であり、R2、R3、R4、R5、R7
11、R12がメチル基であり、n=0であることを特徴
とする上記の紫外線防御化粧料にある。
【0009】第4の本発明は、紫外線防御剤が平均粒子
径として5〜100nmの範囲にある微粒子金属酸化物
もしくは微粒子金属水酸化物の一種以上から選ばれるこ
とを特徴とする上記の紫外線防御化粧料にある。
【0010】第5の本発明は、紫外線防御剤が有機珪素
化合物で撥水化処理されていることを特徴とする上記の
紫外線防御化粧料にある。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明で用いる前記の一般式化2
で示した化合物は、構造式から明らかな通り、直鎖状の
シロキサン主鎖を骨格とし、そこに水酸基とフッ素置換
炭化水素基で変性した構造を持つことを特徴とする。以
後、前記の一般式2で示した化合物を本化合物と呼ぶ。
【0012】本化合物において、R1、R2、R3、R4
5、R7、R9、R10、R11、R12は水酸基、炭素数1
〜20のアルキル基、フェニル基から選ばれ、R6は炭
素数1〜20のフッ素置換炭化水素基から選ばれ、R8
は水酸基であり、lは0〜20000であり、mは1〜
20000であり、nは0〜2000であって、R6
外のRの内最低1つ以上のRは水酸基であり、かつ各シ
ロキサン単位はランダムに重合している(部分的にはブ
ロックで重合していても構わない)ことが特徴である。
各単位の中で、R2、R3、R4、R5、R7、R9、R11
12はメチル基が最も安価に製造できることから好まし
く、R6としてはフッ素化アルキル基が好ましく、特に
トリフルオロプロピル基が中間原料の入手が容易である
ことから好ましい。また、R1およびR10が水酸基であ
ると、きしみ感が低減できるため好ましい。l、m、n
の値は小さいほど粘度が低く、大きいほど粘度が高くな
る。本化合物の形態はl+m+nの値が数十程度では液
体の形態をとり、その値が増えると粘凋な液体を経て、
その値が数万では固体となる。
【0013】本発明で用いる本化合物の内、好ましい構
造の例としては、例えば、R1およびR10が水酸基であ
り、R2、R3、R4、R5、R7、R11、R12がメチル基
であり、R6がトリフルオロプロピル基であり、n=0
であり、lは0〜20000であり、mは1〜1000
0であるものが挙げられる。
【0014】本化合物の形態が固体の場合には、環状シ
リコーンなどの揮発性シリコーン、常温で100cs以
下のジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、軽質流動イソパラフィン、常温で液状の本化合
物、パーフルオロポリエーテル、低級アルコールなどの
液状化合物の1種以上を溶媒として、固体状の本化合物
を溶解または分散させて使用することが好ましい。この
際の本化合物の濃度は溶液の濃度に対して5〜70重量
%の範囲にあることが好ましい。さらに、混合または分
散を行う場合にはローラーミル、アトライター、押し出
し混練機などの粉砕機、混合機、混練機を用いて混合す
ることが好ましい。
【0015】本化合物は特開平5−86196号公報お
よび特開平5−132555号公報などに記載の方法に
準じて製造されるが、これら公報には本化合物の化粧料
への応用についての記載は見られない。一方、化粧品へ
の配合例としては、特開平4−45154号公報や特開
平6−145029号公報に本化合物と類似物などにつ
いての記載はあるが、これらの公報には本化合物に関す
る具体的記載や実施例での例示が全くなく、また本化合
物を化粧料へ配合したときの特性や特徴について示唆す
る記載も見られない。
【0016】本発明の紫外線防御化粧料では、本化合物
を化粧料の総量に対して0.1〜90重量%配合するこ
とが好ましい。その配合の割合は製品の特徴により異な
るが、例えばファンデーションでは0.1〜20重量%
が好ましい。
【0017】本発明で用いる紫外線防御剤としては、紫
外線防御効果を有する粉体が挙げられ、例えば酸化チタ
ン、低次酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウムなどの金
属酸化物、水酸化鉄などの金属水酸化物、板状酸化鉄、
アルミニウムフレークなどの金属フレーク類、炭化珪素
などのセラミック類が挙げられる。このうち、平均粒子
径として5〜100nmの範囲にある微粒子金属酸化物
もしくは微粒子金属水酸化物の一種以上から選ばれるこ
とが特に好ましい。これらの粉末は、従来公知の表面処
理、例えば、フッ素化合物処理(パーフルオロアルキル
リン酸エステル処理やパーフルオロアルキルシラン処
理、パーフルオロポリエーテル処理、フルオロシリコー
ン処理、フッ素化シリコーン樹脂処理が好ましい)、シ
リコーン処理(メチルハイドロジェンポリシロキサン処
理、ジメチルポリシロキサン処理、気相法テトラメチル
テトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン処理が好
ましい)、シリコーン樹脂処理(トリメチルシロキシケ
イ酸処理が好ましい)、ペンダント処理(気相法シリコ
ーン処理後にアルキル鎖などを付加する方法)、シラン
カップリング剤処理、チタンカップリング剤処理、シラ
ン処理(アルキルシランやアルキルシラザン処理が好ま
しい)、油剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアク
リル酸処理、金属石鹸処理(ステアリン酸やミリスチン
酸塩が好ましい)、アクリル樹脂処理、金属酸化物処理
などで表面処理が行ってあることが好ましく、さらに好
ましくはこれらの処理を複数組み合わせて用いることが
好ましい。例えば、微粒子酸化チタン表面をシランやア
ルミナなどの金属酸化物で被覆した後、アルキルシラン
で表面処理することなどが挙げられる。
【0018】本発明では、紫外線防御剤が特に有機珪素
化合物で撥水化処理されていることが好ましい。有機珪
素化合物としては、上記処理剤の内、有機珪素化合物に
該当するものが挙げられ、例えばシラン化合物、シリコ
ーン化合物、シランカップリング剤、シリコーン樹脂な
どが挙げられる。
【0019】本発明の紫外線防御化粧料で紫外線防御剤
の配合量は、化粧料の総量に対して0.1〜90重量%
が好ましく、より好ましくは0.5〜50重量%であ
る。
【0020】本発明の紫外線防御化粧料で、紫外線防御
剤に表面処理を行う場合の処理量としては、処理剤の種
類によっても異なるが、各種処理の合計として、一般的
には未処理の粉体100重量部に対して0.1〜50重
量部が好ましく、さらに好ましくは1〜25重量部であ
る。
【0021】本発明の紫外線防御化粧料では、上記の各
成分以外に、通常化粧料に用いられる粉体、油剤、フッ
素化合物、樹脂、界面活性剤、粘剤、防腐剤、香料、紫
外線吸収剤(有機系。UV−A、Bのいずれに対応して
いても構わない)、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防止剤、
キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、生理活
性成分などの各種成分を適宜配合することができる。
【0022】粉体としては、例えば、赤色104号、赤
色201号、黄色4号、青色1号、黒色401号などの
色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号Baレーキな
どのレーキ色素、ポリアミド樹脂パウダー、シルクパウ
ダー、ポリウレタン樹脂パウダー、ポリフッ化エチレン
樹脂パウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸
メチル樹脂パウダー、セルロースパウダー、シリコーン
エラストマー球状粉体、ポリエチレン樹脂パウダー、ポ
リプロピレン樹脂パウダーなどの高分子粉体、カーボン
ブラック、群青、紺青などの有色顔料、タルク、マイ
カ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウムなどの体
質顔料、雲母チタンなどのパール顔料、硫酸バリウム、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウ
ム、珪酸マグネシウムなど金属塩、ベントナイト、スメ
クタイト、窒化ホウ素などが挙げられる。これらの粉体
の形状(球状、真球状、棒状、針状、板状、不定形状、
燐片状、紡錘状など)や大きさ、結晶型に特に制限はな
い。また、粉体の粒度分布は狭くても広くても構わな
い。
【0023】これらの粉体の内、シリコーンエラストマ
ー球状粉体、ポリエチレン樹脂パウダー、ポリプロピレ
ン樹脂パウダー、ポリフッ化エチレン樹脂パウダー、シ
リコーンゴムパウダー、ポリウレタンパウダーなどのエ
ラストマー性の粉体を用いると、製品の経日安定性や感
触が向上することから好ましい。特に、シリコーンエラ
ストマー球状粉体とエステル油、またはシリコーンエラ
ストマー球状粉体とシリコーン油(揮発性、不揮発性を
含む)を組み合わせて使用することが好ましい。シリコ
ーンエラストマー球状粉体の例としては、東レ・ダウコ
ーニング・シリコーン社製のトレフィル−Eシリーズが
挙げられる。
【0024】これらの粉体は前記同様、各種の表面処理
がされていてもいなくても構わない。さらに、処理方法
としては気相、液相、固相のいずれであっても構わず、
プラズマ処理、メカノケミカル処理などによって事前に
表面処理されていてもいなくても構わない。また、処理
は常温下で実施しても、加熱下で実施しても構わない。
【0025】前記の油剤としては、通常化粧料に用いら
れる揮発性および不揮発性の油剤および溶剤および樹脂
が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体であっても構
わない。油剤の例としては、例えば、セチルアルコー
ル、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、
ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノールなどの
高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、
オレイン酸などの脂肪酸、グリセリン、ソルビトール、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチ
レングリコールなどの多価アルコール、ミリスチン酸ミ
リスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミ
リスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシル
デシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチ
ル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステ
アリン酸オクチルなどのエステル類、流動パラフィン、
ワセリン、スクワランなどの炭化水素、ラノリン、還元
ラノリン、カルナバロウなどのロウ、ミンク油、カカオ
脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ
油、オリーブ油などの油脂、エチレン・α−オレフィン
・コオリゴマーなどが挙げられる。
【0026】また、別の形態の油剤の例としては、例え
ば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエ
ーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル
・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサ
ン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オ
ルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキ
サン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロ
キサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメ
チルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴムなどのシリ
コーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッ
チ、フルオロカーボン、フルオロアルコールなどのフッ
素化合物が挙げられる。
【0027】溶媒の例としては、精製水、環状シリコー
ン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコ
ール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メ
チルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シ
リコーン、次世代フロンなどが挙げられる。
【0028】界面活性剤としては、例えば、アニオン型
界面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活
性剤、両性型界面活性剤を用いることができる。
【0029】粘剤、樹脂の例としては、ポリアクリル酸
ナトリウム、セルロースエーテル、アルギン酸カルシウ
ム、カルボキシビニルポリマー、エチレン/アクリル酸
共重合体、ビニルピロリドン系ポリマー、ビニルアルコ
ール/ビニルピロリドン共重合体、窒素置換アクリルア
ミド系ポリマー、ポリアクリルアミド、カチオン化ガー
ガムなどのカチオン系ポリマー、ジメチルアクリルアン
モニウム系ポリマー、アクリル酸メタクリル酸アクリル
共重合体、POE/POP共重合体、ポリビニルアルコ
ール、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖
類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペ
クチン、ローメトキシルペクチン、ガーガム、アラビア
ゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガ
ム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼ
イン、カードラン、ジェランガム、デキストラン、セル
ロース、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリ
コール、カチオン化シリコーン重合体、合成ラテックス
などが挙げられる。
【0030】生理活性成分とは、皮膚に塗布した場合に
皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例
えば、美白成分、抗炎症剤、老化防止剤、スリミング
剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌
剤、殺菌剤、乾燥剤、冷感剤、温感剤、ビタミン類、ア
ミノ酸、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦
活剤、酵素成分、皮膚着色剤などが挙げられる。本発明
では、これらの生理活性成分を1種または2種以上配合
することが好ましい。その中でも、天然系の植物抽出成
分、海藻抽出成分、生薬成分を配合することが好まし
い。
【0031】これらの生理活性成分の例としては、例え
ば、アシタバエキス、アボガドエキス、アマチャエキ
ス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、
アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイ
キョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイ
ジツエキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウ
バクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギ
リソウエキス、オドリコソウエキス、オランダカラシエ
キス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水
分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、
カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキ
ス、甘草エキス、カルカデエキス、カキョクエキス、キ
ウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グア
ノシン、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキ
ス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマテ
ィスエキス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナ
エキス、紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメ
ヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラ
ーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキ
ス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキ
ス、ササエキス、サンザシエキス、サンショウエキス、
シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエ
キス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤ
クエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナ
エキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキ
ス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエ
キス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオ
イエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズ
エキス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チ
ョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエ
キス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒ
エキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、
ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイ
ビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、
蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオ
コシエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポ
エキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチ
ャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチ
マエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダ
イジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキ
ス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエ
キス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキ
ス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、
ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、
リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソ
ウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマ
カミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げること
ができる。
【0032】また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒ
アルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水
分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、ザルコシン、
N−メチル−L−セリンなどのアミノ酸誘導体、乳酸ナ
トリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベ
タイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラ
ミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂
質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリ
チン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グア
イアズレン、ヒドロコルチゾンなどの抗炎症剤、ビタミ
ンA,B2,B6,C,D,E,パントテン酸カルシウ
ム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル
などのビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミ
ンジクロロ酢酸、4−アミノメチルシクロヘキサンカル
ボン酸などの活性成分、トコフェロール、カロチノイ
ド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニンなど
の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸など
の細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体な
どの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体などの
創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキ
ス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、
グルタチオンなどの美白剤、セファランチン、カンゾウ
抽出物、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸
ピリドキシン、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−
α−トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、
カンフル、サリチル酸、l−メントール、γ−アミノ酪
酸などが挙げられる。
【0033】有機系紫外線吸収剤としては、例えば、パ
ラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシ
ハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ安
息香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシ
プロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホ
モメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エ
チルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリ
レート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸オクチ
ル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サ
リチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベン
ジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキ
シベンゾフェノン、4−イソプロピルジベンゾイルメタ
ン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−(3,4
−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−
1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル
や、これらの高分子誘導体、シラン誘導体などが挙げら
れ、本発明では前記必須成分とともに併用することが好
ましい。これらの有機系紫外線吸収剤の内、パラメトキ
シケイ皮酸2−エチルヘキシル、4−tert−ブチル
−4’−メトキシジベンゾイルメタンが特に好ましく用
いられる。
【0034】また、有機系紫外線吸収剤がポリマー粉末
中に封止されたものを用いることも可能である。ポリマ
ー粉末は中空であってもなくても良く、平均一次粒子径
としては0.1〜50μmの範囲にあれば良く、粒度分
布はブロードであってもシャープであっても構わない。
ポリマーの種類としてはポリアクリル樹脂、ポリメタク
リル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
エチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレ
フタレート樹脂、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポ
リアクリルアミド樹脂などが挙げられる。これらのポリ
マー粉末中に、粉末重量の0.1〜30重量%の範囲で
有機系紫外線吸収剤を取り込ませた粉末が好ましく、特
にUVA吸収剤である4−tert−ブチル−4’−メ
トキシジベンゾイルメタンを配合することが好ましい。
【0035】本発明の紫外線防御化粧料としては、例え
ば、サンスクリーン剤、化粧下地剤、ファンデーショ
ン、アイシャドウ、アイライナー、アイブロー、チー
ク、口紅、ネイルカラー、ヘアカラーなどの、紫外線防
御機能を付与した製品が挙げられる。
【0036】本発明の紫外線防御化粧料の剤型として
は、二層状、油中水型エマルション、水中油型エマルシ
ョン、ジェル状、スプレー、ムース状、油性、固型状、
シート状など従来公知の剤型を使用することができる。
【0037】
【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
さらに詳細に説明する。また、実施例および比較例で得
られた化粧料に対する各種特性の評価方法を以下に示
す。
【0038】[耐水性評価試験]下記測定方法(in
vitro法)により耐水性の比較試験を実施した。 1.試験方法(ガラス板に塗布したサンスクリーン剤の
流水による加速劣化試験) ガラス板に試料を塗布し、予備乾燥した後、試料に垂直
に流水を流し、10分後の塗膜状態を観察する。 2.試験条件 ・塗布量 4mg/cm2 ・予備乾燥条件 37℃、1時間 ・流水条件 温度 37℃、流量 50ml/秒、
水流落下距離 32cm
【0039】[官能特性評価]専門パネラー10名を用
いて、試作品の官能特性を評価した。官能特性に関し
て、優れている場合を+5点、劣っている場合を0点と
し、その間を計4段階で評価し、全員の点数の合計を以
て評価結果とした。従って、点数が高いほど、評価が高
いことを示す。また、試作品を使用した上に市販の耐水
性2ウェイファンデーションを塗布した時の、ファンデ
ーションの皮脂浮きについても試験した。
【0040】実施例1 本化合物として、前記一般式で、R1およびR10が水酸
基であり、R2、R3、R4、R5、R7、R11、R12がメ
チル基であり、R6がトリフルオロプロピル基であり、
lは100であり、mは100であり、n=0である
(但し、l、m、nは中心値であり、実際のポリマーは
分布を持つ)化合物(本化合物Aと呼ぶ)を用いて下記
の処方に従ってサンスクリーン剤を作製した。尚、処理
微粒子酸化チタンとしては、平均粒子径17nmのシリ
カ・アルミナで被覆された微粒子酸化チタンをオクチル
トリメトキシシランにて8重量%の被覆量で被覆し、1
60℃にて加熱処理したものを用い、処理酸化亜鉛とし
ては、平均粒子径50nmのシリカ処理微粒子酸化亜鉛
をメチルハイドロジェンポリシロキサンにて3重量%の
被覆量で被覆し、170℃にて加熱処理したものを用い
た。尚、シリコーンエラストマー球状粉体としては、東
レ・ダウコーニング・シリコーン社製のトレフィルE−
507を用いた。
【0041】 成 分 配合量(重量%) ------------------------------------------------- 成分A 処理微粒子酸化チタン 8 環状シリコーン(4量体) 12 成分B 処理微粒子酸化亜鉛 17 成分C シリコーンエラストマー球状粉体 1 本化合物A 5 環状シリコーン(5量体) 15 トリメチルシロキシケイ酸(50重 量%環状シリコーン5量体溶液) 4 パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 10 成分D エチルアルコール 10 精製水 残 量 アロエエキス 0.5
【0042】成分Aをローラーミルを用いて粉砕しペー
スト化した。成分Cを素混合し、ミキサーを用いてよく
粉砕した。成分Bと成分Cとを混合し、よく分散した
後、成分Aを加え、さらによく混合した。次いで均一に
溶解した成分Dを加え、よく撹拌した後、ステンレスボ
ールと共に容器に充填して製品を得た。
【0043】比較例1 実施例1の本化合物Aの代わりに流動パラフィンを用い
た他は全て実施例1と同様にして製品を得た。
【0044】上記実施例と比較例の製品についての耐水
性試験結果と官能評価結果を下記に示す。
【0045】 耐水性試験結果 --------------------------------- 実施例1 塗膜はほとんど劣化しない 比較例1 塗膜の大きな劣化が発生した
【0046】 撥水性が長時間持続する ファンデーションの持続性に優れる ------------------------------------------------------------- 実施例1 48 42 比較例1 7 6
【0047】上記の結果より、本発明の実施例は比較例
と比べて耐水性に優れ、実用上も耐水性に優れているこ
とが判った。比較例1は、本発明の化合物を使用しない
条件で試作したものであるが、水流試験による塗膜の劣
化が激しく、実用上も紫外線防御効果が経時で劣化する
度合いが大きいものと考えられた。これに対して実施例
1は、塗膜の劣化が僅かで、経時での紫外線防御効果の
低下が少ないものと考えられた。また、本発明の実施例
1の製品を化粧下地として使用し市販の耐水性2ウェイ
ファンデーションを塗布した場合には、ファンデーショ
ンの耐皮脂性を向上できることも確認された。
【0048】
【発明の効果】以上のことから、本発明は、化粧品原料
として新規な構造を持つシリコーン化合物と紫外線防御
剤とを配合することで、持続的な紫外線防御効果を有
し、かつ耐水性、耐皮脂性に優れた紫外線防御化粧料が
得られることは明かである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式化1の構造を有する化合物と
    紫外線防御剤の一種以上とを含有することを特徴とする
    紫外線防御化粧料。 【化1】 (但し、上記一般式で、R1、R2、R3、R4、R5
    7、R9、R10、R11、R1 2は水酸基、炭素数1〜20
    のアルキル基、フェニル基から選ばれ、R6は炭素数1
    〜20のフッ素置換炭化水素基から選ばれ、R8は水酸
    基であり、lは0〜20000であり、mは1〜200
    00であり、nは0〜2000であって、R6以外のR
    内最低1つ以上のRは水酸基であり、かつ各シロキサン
    単位はランダムに重合している。)
  2. 【請求項2】 一般式化1のR6がトリフルオロプロピ
    ル基であることを特徴とする請求項1に記載の紫外線防
    御化粧料。
  3. 【請求項3】 一般式化1のR1およびR10が水酸基で
    あり、R2、R3、R4、R5、R7、R11、R12がメチル
    基であり、n=0であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の紫外線防御化粧料。
  4. 【請求項4】 紫外線防御剤が平均粒子径として5〜1
    00nmの範囲にある微粒子金属酸化物もしくは微粒子
    金属水酸化物の一種以上から選ばれることを特徴とする
    請求項1,2,3のいずれか1項に記載の紫外線防御化
    粧料。
  5. 【請求項5】 紫外線防御剤が有機珪素化合物で撥水化
    処理されていることを特徴とする請求項1または4に記
    載の紫外線防御化粧料。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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