JP3506944B2 - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP3506944B2
JP3506944B2 JP07974299A JP7974299A JP3506944B2 JP 3506944 B2 JP3506944 B2 JP 3506944B2 JP 07974299 A JP07974299 A JP 07974299A JP 7974299 A JP7974299 A JP 7974299A JP 3506944 B2 JP3506944 B2 JP 3506944B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、感触および化粧効
果の持続性に優れた化粧料に関する。さらに詳しくは、
化粧品原料として新規なシリコーン化合物を配合するこ
とで製剤の耐水性、耐皮脂性を強化し、撥水化処理粉体
を併用することで、化粧持ちを向上させた化粧料に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来、ジメチルシロキサンが潤滑性に優
れ、温度安定性に優れることから化粧品用油剤として多
用されている。一方、ジメチルシロキサンのメチル基の
一部を水酸基で変性したジメチコノールやフッ素置換基
で変性したフルオロシリコーンを化粧料に配合すること
は多くの文献があり、公知となっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ジメチルポリシロキサ
ンを化粧品に配合した場合には、経時できしみ感や乾燥
感が発生したり、塗布時に上滑り感が発生する場合があ
り、処方上の調整が必要とされており、素材自体の改良
が求められていた。さらに、化粧持ちを改善するため、
耐水性だけでなく、耐皮脂性も求められるようになって
きた。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明人らは、ジメチル
ポリシロキサンの特性を生かしながら、きしみ感や乾燥
感、上滑り感を取り除き、さらに配合製品の耐久性を向
上させる目的で、ジメチコノールをフッ素置換した化合
物についてその特性を評価したところ、化粧料の感触が
改善され、かつ化粧料の耐久性も向上することを見いだ
した。さらに、この化合物と撥水化処理粉体を組み合わ
せることで、より化粧持ちを改善することが可能となっ
た。 【0005】すなわち、第1の本発明は、下記一般式化
2の構造を有する化合物と撥水化処理粉体の1種以上と
を含有することを特徴とする化粧料にある。 【0006】 【化2】 (但し、上記一般式化3で、 2、R3、R4、R5
7、R9、R10 はメチル基で、R6トリフルオロプロ
ピル基であり 1 および8は水酸基であり、lは0〜
20000であり、mは1〜10000であって
ロキサン単位はランダムに重合し、且つl+mの値が大
きくなるにつれ液体から固体の形態を示す化合物であ
る。) 【0007】 【0008】 【0009】 【発明の実施の形態】本発明で用いる前記の一般式化2
で示した化合物は、構造式にも示した通り、直鎖状のシ
ロキサン主鎖を骨格とし、そこに水酸基とフッ素置換炭
化水素基で変性した構造を持つことを特徴とする。以
下、前記の一般式化2で示した化合物を本化合物と呼
ぶ。 【0010】本化合物において、 2、R3、R4、R5
7、R9、R10 はメチル基で、R6トリフルオロプロ
ピル基であり 1 および8は水酸基であり、lは0〜
20000であり、mは0〜10000であって
ロキサン単位はランダムに重合している(部分的にはブ
ロックで重合していても構わない)ことが特徴である。
各単位の中で、R2、R3、R4、R5、R7、R9 メチル
であるので最も安価に製造でき6としてはリフ
ルオロプルピル基であるので中間原料の入手が容易であ
また、R1および 8 が水酸基であるので、きしみ感
が低減できるl、m小さいほど粘度が低く、大きい
ほど粘度が高くなる。本化合物の形態はl+m値が
さいと液体の形態をとり、その値が増えると粘凋な液体
を経て、その値がさらに大きくなると固体となる。 【0011】 【0012】本化合物の形態が固体の場合には、環状シ
リコーンなどの揮発性シリコーン、常温で100cs以
下のジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロ
キサン、軽質流動イソパラフィン、常温で液状の本化合
物、パーフルオロポリエーテル、低級アルコールなどの
液状化合物の1種以上を溶媒として、固体状の本化合物
を溶解または分散させて使用することが好ましい。この
際の本化合物の濃度は溶液の濃度に対して5〜70重量
%の範囲にあることが好ましい。さらに、混合または分
散を行う場合にはローラーミル、アトライター、押し出
し混練機などの粉砕機、混合機、混練機を用いて混合す
ることが好ましい。 【0013】本化合物は、特開平5−86196号公報
および特開平5−132555号公報に記載の方法に準
じて製造されるが、これら公報には本化合物の化粧料へ
の応用についての記載はない。一方、化粧品への配合例
としては、特開平4−45154号公報や特開平6−1
45029号公報に本化合物と類似する化合物について
の記載はあるが、これら公報にも本化合物に関する具体
的な記載や実施例での例示は全くなく、また本化合物を
化粧料へ配合したときの特性や特徴について示唆する記
載も見られない。 【0014】本発明の化粧料では、本化合物を化粧料の
総量に対して0.1〜90重量%配合することが好まし
い。配合の割合は製品の特徴により異なるが、例えばフ
ァンデーションでは0.1〜20重量%が好ましい。 【0015】本発明で用いる撥水化処理粉体としては、
従来公知の撥水化の表面処理、例えば、フッ素化合物処
理(パーフルオロアルキルリン酸エステル処理やパーフ
ルオロアルキルシラン処理、パーフルオロポリエーテル
処理、フルオロシリコーン処理、フッ素化シリコーン樹
脂処理が好ましい)、シリコーン処理(メチルハイドロ
ジェンポリシロキサン処理、ジメチルポリシロキサン処
理、気相法テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテ
トラシロキサン処理が好ましい)、シリコーン樹脂処理
(トリメチルシロキシケイ酸処理が好ましい)、ペンダ
ント処理(気相法シリコーン処理後にアルキル鎖などを
付加する方法)、シランカップリング剤処理、チタンカ
ップリング剤処理、油剤処理、N−アシル化リジン処
理、ポリアクリル酸処理、金属石鹸処理(ステアリン酸
やミリスチン酸塩が好ましい)などの撥水化の表面処理
が施された粉体が挙げられる。 【0016】処理される粉体としては、例えば、赤色1
04号、赤色201号、黄色4号、青色1号、黒色40
1号などの色素、黄色4号Alレーキ、黄色203号B
aレーキなどのレーキ色素、ポリアミド樹脂パウダー、
シルクパウダー、ポリウレタン樹脂パウダー、ポリフッ
化エチレン樹脂パウダー、シリコーンゴムパウダー、ポ
リメタクリル酸メチル樹脂パウダー、セルロースパウダ
ー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン樹
脂パウダー、ポリプロピレン樹脂パウダーなどの高分子
粉体、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、
カーボンブラック、群青、紺青などの有色顔料、酸化亜
鉛、酸化チタン、酸化セリウムなどの白色顔料、タル
ク、マイカ、セリサイト、カオリン、板状硫酸バリウム
などの体質顔料、雲母チタンなどのパール顔料、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アル
ミニウム、珪酸マグネシウムなどの金属塩、シリカ、ア
ルミナなどの無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、
窒化ホウ素、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛などが
挙げられる。これらの粉体の形状(球状、真球状、棒
状、針状、板状、不定形状、燐片状、紡錘状など)や大
きさ、結晶型に特に制限はない。また、粉体の粒度分布
は狭くても広くても構わない。 【0017】これらの粉体は撥水化処理を行う前に、シ
リカ、アルミナ、ジルコニアなどの無機化合物で処理さ
れていても構わない。さらに、処理方法としては気相、
液相、固相のいずれであっても構わず、プラズマ処理、
メカノケミカル処理などによって事前に表面処理されて
いてもいなくても構わない。また、処理は常温下で実施
しても、加熱下で実施しても構わない。 【0018】本発明で用いる撥水化処理粉体において、
粉体に対する撥水化処理剤の処理量は処理剤の種類によ
り異なるが、一般的には0.1〜50重量%の範囲にあ
れば良く、さらに好ましくは1〜20重量%である。ま
た、処理剤は1種類のみでなくても可能であり、前記の
処理剤や処理方法を適宜組み合わせて使用することが好
ましい。処理剤の量が0.1重量%未満では、撥水化の
程度が低く、充分な効果が得られない場合があり、50
重量%を超えるとコストが高くなりすぎる場合がある。 【0019】本発明の化粧料では、撥水化処理粉体を化
粧料の総量に対して1〜99重量%配合することが好ま
しい。配合の割合は製品の特徴により異なるが、例えば
ファンデーションでは50〜95重量%が好ましい。 【0020】本発明の化粧料では、上記の各成分以外
に、通常化粧料に用いられる油剤、フッ素化合物、樹
脂、界面活性剤、粘剤、防腐剤、香料、紫外線吸収剤
(有機系、無機系を含む。UV−A、Bのいずれに対応
していても構わない)、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防止
剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤、生
理活性成分などの各種成分を本発明の目的を達成する範
囲内で適宜使用することができる。 【0021】本発明では、前記の疎水化処理粉体以外
に、撥水化表面処理がなされていないか、もともと撥油
性を持つ粉体を本発明の目的を達成する範囲内で適宜配
合することも可能である。 【0022】油剤としては、通常化粧料に用いられる揮
発性および不揮発性の油剤および溶剤および樹脂が挙げ
られ、常温で液体、ペースト、固体であっても構わな
い。油剤の例としては、例えば、セチルアルコール、イ
ソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサ
デシルアルコール、オクチルドデカノールなどの高級ア
ルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイ
ン酸などの脂肪酸、グリセリン、ソルビトール、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレング
リコールなどの多価アルコール、ミリスチン酸ミリスチ
ル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチ
ン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、
モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリ
ン酸オクチルなどのエステル類、流動パラフィン、ワセ
リン、スクワランなどの炭化水素、ラノリン、還元ラノ
リン、カルナバロウなどのロウ、ミンク油、カカオ脂、
ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オ
リーブ油などの油脂、エチレン・α−オレフィン・コオ
リゴマーなどが挙げられる。 【0023】また、別の形態の油剤の例としては、例え
ば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポ
リシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエ
ーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル
・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサ
ン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オ
ルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキ
サン、アモジメチコーン、アミノ変性オルガノポリシロ
キサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメ
チルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴムなどのシリ
コーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッ
チ、フルオロカーボン、フルオロアルコールなどのフッ
素化合物が挙げられる。 【0024】溶媒の例としては、精製水、環状シリコー
ン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコ
ール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メ
チルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シ
リコーン、次世代フロンなどが挙げられる。 【0025】界面活性剤としては、例えば、アニオン型
界面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活
性剤、両性型界面活性剤を用いることができる。 【0026】粘剤、樹脂の例としては、ポリアクリル酸
ナトリウム、セルロースエーテル、アルギン酸カルシウ
ム、カルボキシビニルポリマー、エチレン/アクリル酸
共重合体、ビニルピロリドン系ポリマー、ビニルアルコ
ール/ビニルピロリドン共重合体、窒素置換アクリルア
ミド系ポリマー、ポリアクリルアミド、カチオン化ガー
ガムなどのカチオン系ポリマー、ジメチルアクリルアン
モニウム系ポリマー、アクリル酸メタクリル酸アクリル
共重合体、POE/POP共重合体、ポリビニルアルコ
ール、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖
類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペ
クチン、ローメトキシルペクチン、ガーガム、アラビア
ゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガ
ム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼ
イン、カードラン、ジェランガム、デキストラン、セル
ロース、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリ
コール、カチオン化シリコーン重合体、合成ラテックス
などが挙げられる。 【0027】生理活性成分とは、皮膚に塗布した場合に
皮膚に何らかの生理活性を与える物質が挙げられる。例
えば、美白成分、抗炎症剤、老化防止剤、紫外線防御
剤、スリミング剤、ひきしめ剤、抗酸化剤、発毛剤、育
毛剤、保湿剤、血行促進剤、抗菌剤、殺菌剤、乾燥剤、
冷感剤、温感剤、ビタミン類、アミノ酸、創傷治癒促進
剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤、酵素成分、皮膚
着色剤などが挙げられる。その中でも、天然系の植物抽
出成分、海藻抽出成分、生薬成分が好ましい。本発明で
は、これらの生理活性成分を1種または2種以上をさら
に配合することが好ましい。 【0028】これらの成分の例としては、例えば、アシ
タバエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アルテ
アエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキ
ス、アンズ核エキス、イチョウエキス、ウイキョウエキ
ス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エイジツエキ
ス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキ
ス、オウレンエキス、オオムギエキス、オトギリソウエ
キス、オドリコソウエキス、オランダカラシエキス、オ
レンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、加水分解エラ
スチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラ
エキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エ
キス、カルカデエキス、カキョクエキス、キウイエキ
ス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、
クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クル
ミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキ
ス、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、
紅茶エキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コメヌカ発酵
エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、
コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイ
タイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササ
エキス、サンザシエキス、サンショウエキス、シイタケ
エキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シ
ナノキエキス、シモツケソウエキス、シャクヤクエキ
ス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキ
ス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、
セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキ
ス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイ
エキス、センキュウエキス、センブリエキス、ダイズエ
キス、タイソウエキス、タイムエキス、茶エキス、チョ
ウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウキエキ
ス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエ
キス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニ
ンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビ
スカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂
蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコ
シエキス、ビサボロール、ビワエキス、フキタンポポエ
キス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャ
ーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマ
エキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイ
ジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マツエキ
ス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエ
キス、メリッサエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキ
ス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、
ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、
リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソ
ウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマ
カミツレエキス、ローヤルゼリーエキスなどを挙げるこ
とができる。 【0029】また、デオキシリボ核酸、ムコ多糖類、ヒ
アルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウ
ム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水
分解卵殻膜などの生体高分子、アミノ酸、ザルコシン、
N−メチル−L−セリンなどのアミノ酸誘導体、乳酸ナ
トリウム、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベ
タイン、ホエイなどの保湿成分、スフィンゴ脂質、セラ
ミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂
質などの油性成分、ε−アミノカプロン酸、グリチルリ
チン酸、β−グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グア
イアズレン、ヒドロコルチゾンなどの抗炎症剤、ビタミ
ンA,B2,B6,C,D,E,パントテン酸カルシウ
ム、ビオチン、ニコチン酸アミド、ビタミンCエステル
などのビタミン類、アラントイン、ジイソプロピルアミ
ンジクロロ酢酸、4−アミノメチルシクロヘキサンカル
ボン酸などの活性成分、トコフェロール、カロチノイ
ド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニンなど
の抗酸化剤、α−ヒドロキシ酸、β−ヒドロキシ酸など
の細胞賦活剤、γ−オリザノール、ビタミンE誘導体な
どの血行促進剤、レチノール、レチノール誘導体などの
創傷治癒剤、アルブチン、コウジ酸、プラセンタエキ
ス、イオウ、エラグ酸、リノール酸、トラネキサム酸、
グルタチオンなどの美白剤、セファランチン、カンゾウ
抽出物、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニ
ンニクエキス、塩酸ピリドキシン、dl−α−トコフェ
ロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸、
ニオチン酸誘導体、パントテン酸カルシウム、D−パン
トテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエー
テル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフ
ェノール、エストラジオール、エチニルエステラジオー
ル、塩化カプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジ
フェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル
酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミ
ド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、
l−メントール、モノニトログアヤコール、レゾルシ
ン、γ−アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシ
レチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチン
キ、シクロスポリン、ジンクピリチオン、ヒドロコルチ
ゾン、ミノキシジル、モノステアリン酸ポリオキシエチ
レンソルビタン、ハッカ油、ササニシキエキスなどの育
毛剤などが挙げられる。 【0030】有機系紫外線吸収剤としては、例えば、パ
ラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン−5−硫酸、2,2’−ジヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、p−メトキシ
ハイドロケイ皮酸ジエタノールアミン塩、パラアミノ安
息香酸(以後、PABAと略す)、エチルジヒドロキシ
プロピルPABA、グリセリルPABA、サリチル酸ホ
モメンチル、メチル−O−アミノベンゾエート、2−エ
チルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリ
レート、オクチルジメチルPABA、サリチル酸オクチ
ル、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−硫酸、サ
リチル酸トリエタノールアミン、3−(4−メチルベン
ジリデン)カンフル、2,4−ジヒドロキシベンゾフェ
ニン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−N−オクトキ
シベンゾフェノン、4−イソプロピルジベンゾイルメタ
ン、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、4−(3,4
−ジメトキシフェニルメチレン)−2,5−ジオキソ−
1−イミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル
や、これらの高分子誘導体、シラン誘導体などが挙げら
れ、本発明で適宜配合することが好ましい。また、これ
らの有機系紫外線吸収剤の内、パラメトキシケイ皮酸2
−エチルヘキシル、4−tert−ブチル−4’−メト
キシジベンゾイルメタンが好ましく配合される。 【0031】また、有機系紫外線吸収剤がポリマー粉末
中に封止されたものを用いることも可能である。ポリマ
ー粉末は中空であってもなくても良く、平均一次粒子径
としては0.1〜50μmの範囲にあれば良く、粒度分
布はブロードであってもシャープであっても構わない。
ポリマーの種類としてはポリアクリル樹脂、ポリメタク
リル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアクリルア
ミド樹脂なとが挙げられる。これらのポリマー粉末中
に、粉末重量の0.1〜30重量%の範囲で有機系紫外
線吸収剤を取り込ませた粉末が好ましく、特にUVA吸
収剤である4−tert−ブチル−4’−メトキシジベ
ンゾイルメタンを配合することが好ましい。 【0032】本発明の化粧料としては、例えば、サンス
クリーン剤、サンタン剤、化粧下地剤、アクネ対策化粧
料などの基礎化粧料、ファンデーション、白粉、アイシ
ャドウ、アイライナー、アイブロー、チーク、口紅、ネ
イルカラーなどのメイクアップ化粧料、ヘアカラーなど
の頭髪化粧料が挙げられる。特に、ファンデーションな
どのメイクアップ化粧料、サンスクリーン剤、化粧下地
剤が好適である。 【0033】本発明の化粧料の剤型としては、二層状、
油中水型エマルション、水中油型エマルション、ジェル
状、スプレー、ムース状、油性、固型状、プレスト状、
ルースパウダー、シート状など従来公知の剤型を使用す
ることができる。 【0034】 【実施例】以下、実施例および比較例によって本発明を
さらに詳細に説明する。また、実施例および比較例で得
られた化粧料の各種特性に対する評価方法を以下に示
す。 【0035】[官能特性評価]専門パネラー10名を用
いて、試作品の官能特性を評価した。各官能特性に関し
て、優れている場合を+5点、劣っている場合を0点と
し、その間を計4段階で評価し、全員の点数の合計を以
て評価結果とした。従って、点数が高いほど、評価が高
いことを示す。 【0036】実施例1 本化合物として、前記一般式で、は20であり、mは
10であ(但し、l、m中心値であり、実際のポリ
マーは分布を持つ)化合物(本化合物Aと呼ぶ)を用い
て下記の処方に従ってファンデーションを作した。
尚、撥水化処理粉体として、フッ素処理粉体としては、
パーフルオロアルキルリン酸エステルジエタノールアミ
ン塩3重量%処理粉体を使用し、シリコーン処理粉体と
してはメチルハイドロジェンポリシロキサン3重量%加
熱処理粉体を使用し、また撥水化処理粉体であるLL処
理粉体としてはN−ラウロイル−L−リジン5重量%被
覆処理顔料を使用した。 【0037】 配 合 成 分 配合量(重量%) ------------------------------------------------------- 成分A フッ素処理酸化チタン 13 フッ素処理酸化鉄 4 フッ素処理セリサイト 残 量 シリコーン処理タルク 15 LL処理板状硫酸バリウム 10 真球状ポリウレタンパウダー 6 成分B 本化合物A 10 ワセリン 1 イソノナン酸イソノニル 1 防腐剤 適 量 【0038】成分A、Bをそれぞれミキサーを用いて混
合した。混合した成分Aを撹拌しながら、加熱混合した
成分Bをゆっくりと滴下した。さらにミキサーを用いて
混合した後、メッシュにてふるい、金型を用いて金皿に
打型してファンテーションを得た。 【0039】比較例1 実施例1の本化合物Aの代わりに流動パラフィンを用い
た他は全て実施例1と同様にして製品を得た。 【0040】比較例2 実施例1の撥水化処理粉体である表面処理粉体の代わり
に、それぞれに対応する未処理粉体を用いた他は全て実
施例1と同様にして製品を得た。 【0041】比較例3 実施例1の本化合物Aの代わりにジメチルポリシロキサ
ン(100cs)を用い、さらに表面処理粉体の代わり
に、それぞれに対応する未処理粉体を用いた他は全て実
施例1と同様にして製品を得た。 【0042】上記の実施例および比較例の評価結果を下
記に示す。 【0043】 【0044】上記の結果より、本発明の実施例1は各比
較例と比べて各評価項目において優れていることが判っ
た。感触はなめらかさについての評価である。比較例1
は本化合物を使用しなかった場合の例であるが、撥水化
顔料の効果でまあまあの結果を示しているが、実施例1
と比べた場合には各評価項目が劣っていることが判っ
た。比較例2は未処理の親水性粉体を用いた場合である
が、本化合物の効果で平均的な結果は得られているもの
の、撥水化顔料の効果がない分だけ評価が落ちてしまっ
た。また、比較例3は本化合物も撥水化顔料も使用しな
い場合であるが、化粧持ち、耐水性共に問題が多かっ
た。 【0045】 【発明の効果】以上のことから、本発明は、化粧品原料
として新規なシリコーン化合物と撥水性処理粉体とを配
合することで、耐水性、耐汗性、化粧効果の持続性、感
触に優れた化粧料が得られることは明らかである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−12431(JP,A) 特開 平9−20637(JP,A) 特開 平8−301727(JP,A) 特開 平8−143423(JP,A) 特開 平5−132555(JP,A) 特開 平5−86196(JP,A) 特開 平8−208425(JP,A) 特開 平2−295913(JP,A) 特開 平7−126126(JP,A) 特開 平9−12439(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 下記一般式化1の構造を有する化合物と
    撥水化処理粉体の一種以上とを含有することを特徴とす
    る化粧料。 【化1】 (但し、上記一般式化1で、 2、R3、R4、R5
    7、R9、R10 はメチル基で、R6トリフルオロプロ
    ピル基であり 1 および8は水酸基であり、lは0〜
    20000であり、mは1〜10000であって
    ロキサン単位はランダムに重合し、且つl+mの値が大
    きくなるにつれ液体から固体の形態を示す化合物であ
    る。)
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