JP2000272673A - プラスチック容器 - Google Patents

プラスチック容器

Info

Publication number
JP2000272673A
JP2000272673A JP11076393A JP7639399A JP2000272673A JP 2000272673 A JP2000272673 A JP 2000272673A JP 11076393 A JP11076393 A JP 11076393A JP 7639399 A JP7639399 A JP 7639399A JP 2000272673 A JP2000272673 A JP 2000272673A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
oxygen
resin
plastic
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11076393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayasu Koyama
正泰 小山
Masato Kogure
正人 小暮
Yoichi Ishizaki
庸一 石▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11076393A priority Critical patent/JP2000272673A/ja
Publication of JP2000272673A publication Critical patent/JP2000272673A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packages (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内容物を透視することができるとともに、酸素
吸収性に優れ、しかも使用済容器の廃棄処理時に環境汚
染を生じず簡単に処理することのできるプラスチック容
器を提供する。 【解決手段】容器容積(cc)と蓋材の表面積(c
)の比が1:1〜15:1であるプラスチック多層
容器において、蓋材を酸素透過度が50cc/m・d
ay・atm以下である透明又は半透明の塩素を含まな
いプラスチック材料により構成し、容器胴部に胴部の酸
素吸収性能が0.05cc/cm以上となるように熱
可塑性樹脂に酸素吸収剤を配合した樹脂組成物を含有さ
せることによりプラスチック容器を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容物の透視性と
保存性を兼ね備えた、蓋材と容器胴部からなるプラスチ
ック容器に関する。
【0002】
【従来の技術】密封性プラスチック容器では、容器内に
内容物を充填し密封した際に、容器内に残存する酸素や
容器壁を透過する酸素によって、内容物の酸化劣化や変
質が生じる。従来、このような酸素による内容物の劣化
や変質を防止するために、容器を構成する各種熱可塑性
樹脂中に酸素吸収剤を配合することや、容器を酸素吸収
剤を配合した樹脂層とガスバリヤー性樹脂層を組み合わ
せた多層構造とすることが提案されている。(例えば、
特公平4−60826号公報)これら従来の技術では、
酸素吸収剤を配合する熱可塑性樹脂としては、ポリエチ
レン、ポリプロピレンやエチレン−プロピレン共重合体
等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレンやスチレン−
ブタジエン共重合体等のポリスチレン系樹脂、ポリエス
テル系樹脂、ポリアミド系樹脂等が使用されており、ま
たこれらの熱可塑性樹脂と組み合わせるガスバリヤー性
樹脂としてはエチレン−ビニルアルコール共重合体、ナ
イロン6やナイロン66等のポリアミド系樹脂、ポリ塩
化ビニリデン系樹脂等が使用されている。
【0003】ガスバリヤー性樹脂としてポリ塩化ビニリ
デン系樹脂を使用した場合には、ガスバリヤー性には優
れるが、使用済容器を廃棄処理する際に、焼却により発
生する塩化水素やダイオキシンによる環境汚染が生じる
おそれがあるためポリ塩化ビニリデン等の塩素を含むプ
ラスチック材料により容器を構成することは好ましくな
い。一方、他のガスバリヤー性樹脂を使用した場合に
は、水分と熱が同時に作用する湯殺菌やレトルト殺菌条
件下では容器内の酸素を低レベルに抑制することが困難
となる。
【0004】また、蓋材と容器胴部からなるプラスチッ
ク容器においては、蓋材をアルミニウム等の金属箔とプ
ラスチック材料からなる積層材料により構成することも
広く知られている。しかしながら、このような蓋材を使
用した場合には、内容物を透視することができず、また
電子レンジを使用して内容物を加熱することが不可能と
なる。さらに、使用済容器を廃棄処理する際に、金属箔
を含む蓋材と容器胴部を分別して処理することが必要と
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
これら従来技術の問題点を解消し、内容物を透視するこ
とができるとともに、酸素吸収性に優れ、しかも使用済
容器の廃棄処理時に環境汚染を生じず簡単に処理するこ
とのできるプラスチック容器を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題を
解決するために次のような構成をとる。 1.容器容積(cc)と蓋材の表面積(cm)の比が
1:1〜15:1であるプラスチック多層容器におい
て、蓋材が酸素透過度が50cc/m・day・at
m以下である透明又は半透明の塩素を含まないプラスチ
ック材料により構成されたものであり、容器胴部が胴部
の酸素吸収性能が0.05cc/cm以上となるよう
に熱可塑性樹脂に酸素吸収剤を配合した樹脂組成物を含
有することを特徴とするプラスチック容器。 2.酸素吸収剤を配合した樹脂組成物が、実質的に非相
溶である複数の熱可塑性樹脂及び/又はエラストマーの
ブレンド物であり、樹脂ブレンド物100重量部に対し
て2〜100重量部の酸素吸収剤を配合したものである
ことを特徴とする1に記載のプラスチック容器。 3.酸素吸収剤が、比表面積が0.5m/g以上、見
かけ密度が2.7g/cc以下である還元性鉄粉とアル
カリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン化物を
含有するものであることを特徴とする1又は2に記載の
プラスチック容器。 4.容器胴部が、酸素吸収剤を配合した樹脂組成物の外
側に酸素バリヤー性樹脂を設け、内側に酸素吸収剤を配
合した樹脂層と同等以上の水蒸気透過度を有する樹脂層
を設けたものであることを特徴とする1〜3のいずれか
1項に記載のプラスチック容器。 5.蓋材が、透明な酸素吸収性樹脂層と酸素バリヤー性
樹脂層とを含む積層体からなることを特徴とする1〜4
のいずれか1項に記載のプラスチック容器。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明では、容器容積(cc)と
蓋材の表面積(cm)の比が1:1〜15:1である
プラスチック容器の蓋材を酸素透過係数が50cc/m
・day・atm以下である透明又は半透明の、塩素
を含まないプラスチック材料により構成する。このよう
な材料で蓋材を構成することによって、容器内容物を透
視することができるとともに、使用済容器を蓋材と容器
胴部に分別せずに処理し、しかも焼却時に塩化水素やダ
イオキシン等の有害物質が発生するのを防止することが
可能となる。このようなプラスチック材料としては、例
えばエチレン−ビニルアルコール共重合体、炭素数10
0個当たりのアミド基の数が5〜50個のポリアミド樹
脂、ハイニトリル樹脂、ポリエステル樹脂等のガスバリ
ヤー性を有する熱可塑性樹脂フイルム、あるいは、酸化
ケイ素蒸着プラスチックフイルム、酸化アルミニウム蒸
着プラスチックフイルムが挙げられるが、これらの樹脂
は単独又は他の樹脂と混合して使用することができる。
また、これらのガスバリヤー性樹脂により構成された樹
脂層と、他の塩素を含まない熱可塑性樹脂により構成さ
れた樹脂層を含む積層材料により蓋材を構成し、蓋材全
体の酸素透過係数が50cc/m・day・atm以
下となるようにしてもよい。さらに、ガスバリヤー性樹
脂層と積層する他の熱可塑性樹脂層中に、酸素吸収剤を
配合することによって蓋材全体としての酸素透過係数を
調整するようにしてもよい。
【0008】蓋材を構成する積層材料の内層側(容器胴
部側)には、容器胴部を構成する樹脂とヒートシール性
を有する樹脂層を設けることによって、蓋材に容器胴部
とのヒートシール性を付与することが可能となる。又、
外側にはガスバリヤー層の保護を目的とした耐湿性熱可
塑性樹脂層を設けてもよい。好ましい蓋材としては、耐
湿性熱可塑性樹脂層/ガスバリヤー性樹脂層/ヒートシ
ール性樹脂からなる内層あるいは、耐湿性熱可塑性樹脂
層/ガスバリヤー性樹脂層/酸素吸収剤を配合した他の
熱可塑性樹脂からなる中間層/ヒートシール性樹脂から
なる内層を有する積層材料により構成された蓋材が挙げ
られ、これらの樹脂層間には接着剤樹脂層やさらに他の
熱可塑性樹脂層を必要に応じて設けることができる。
【0009】蓋材に使用する特に好ましいガスバリヤー
性樹脂としては、エチレン含有量が20〜60モル%、
特に25〜50モル%であるエチレン−酢酸ビニル共重
合体を、ケン化度が96モル%以上、特に99モル%以
上となるようにケン化して得られる共重合体ケン化物が
挙げられる。他の好ましいガスバリヤー性樹脂として
は、炭素数100個当たりのアミド基の数が5〜50
個、特に6〜20個の範囲にあるポリアミド類;例えば
ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6/6,6共重
合体、メタキシリレンアジパミド、ナイロン6,10、
ナイロン11、ナイロン12、ナイロン13等が挙げら
れる。
【0010】また、ガスバリヤー性樹脂と積層する他の
塩素を含まない熱可塑性樹脂としては特に制限はなく、
通常プラスチック容器に用いられる樹脂はいずれも使用
することができる。好ましい熱可塑性樹脂としては、例
えば低−、中−或いは高−密度のポリエチレン、アイソ
タクティックポリプロピレン、エチレン−プロピレン共
重合体、ポリブテン−1、ポリメチルペンテン−1、エ
チレン−ブテン−1共重合体、プロピレン−ブテン−1
共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン−1共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、イオン架橋オレフ
ィン共重合体(アイオノマー)或いはこれらのブレンド
物等のオレフィン系樹脂を挙げることができ、更にポリ
スチレン、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、ABS樹脂等のポリスチレン系樹
脂や、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチレ
ンテレフタレート等の熱可塑性ポリエステルやポリカー
ボネート等が挙げられる。
【0011】これらの熱可塑性樹脂中に配合する酸素吸
収剤としては、従来この種の用途に使用されている酸素
吸収剤は全て使用できるが、一般には還元性でしかも実
質上水に不溶なものが好ましく、その適当な例として
は、還元性を有する金属粉、例えば還元性鉄、還元性亜
鉛、還元性錫粉;金属低位酸化物、例えばFeO、Fe
、還元性金属化合物、例えば炭化鉄、ケイ素鉄、
鉄カルボニル、水酸化第一鉄等の一種又は組み合わせた
ものを主成分としたものが挙げられ、これらは必要に応
じて、アルカリ金属、アルカリ土類金属の水酸化物、炭
酸塩、亜硫酸塩、チオ硫酸塩、第三リン酸塩、第二リン
酸塩、有機酸塩、ハロゲン化物、更に活性炭、活性アル
ミナ、活性白土のような助剤とも組み合わせて使用する
ことができる。或いは多価フェノールを骨格内に有する
高分子化合物、例えば多価フェノール含有フェノール・
アルデヒド樹脂等が挙げられる。これらの酸素吸収剤
は、透明あるいは半透明性を確保するために、一般に平
均粒径10μm以下、特に5μm以下の粒径を有するこ
とが好ましい。更に、他の酸素吸収剤も使用出来る。例
えば、樹脂の酸化反応を利用したものがある。酸化性の
有機材料、例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレン、
ポリプロピレン、エチレン一酸化炭素共重合体、6−ナ
イロン、12−ナイロン、メタキシリレンジアミン(M
X)ナイロンのようなポリアミド類、に酸化触媒として
遷移金属を含む有機酸塩類や、ベンジル、アセトフェノ
ン、クロロケトン類のような光増感剤を加えたものが使
用される。これらの酸素吸収材料を使用した場合は、紫
外線、電子線のような高エネルギーを照射することによ
って、一層の効果を発現させることも出来る。特に好ま
しい酸素吸収剤としては、比表面積が0.5m/g以
上で見掛け密度が2.7g/cc以下である還元性鉄粉
と、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲ
ン化物を組み合わせて含有するものが挙げられる。
【0012】蓋材の内層を構成するヒートシール性樹脂
としては、蓋材がヒートシールされる容器胴部のフラン
ジ部表面を構成する熱可塑性樹脂とヒートシール性を有
する樹脂はいずれも使用することができるが、通常はフ
ランジ部表面と同種の熱可塑性樹脂を使用することが好
ましい。所望により蓋材を構成する樹脂層間に介在させ
る接着剤樹脂としては、例えばカルボン酸、カルボン酸
無水物、カルボン酸塩、カルボン酸アミド、カルボン酸
エステル等に基づくカルボニル基を主鎖又は側鎖に、1
〜700ミリイクイバレント(meq)/100g樹
脂、特に10〜500meq/100g樹脂の濃度で含
有する熱可塑性樹脂が挙げられる。好ましい接着剤樹脂
としては、エチレン−アクリル酸共重合体、イオン架橋
オレフィン共重合体、無水マレイン酸グラフトポリエチ
レン、無水マレイン酸グラフトポリプロピレン、アクリ
ル酸グラフトポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、共重合ポリエステル、共重合ポリアミド等の1
種又は2種以上の組み合わせが挙げられる。これらの樹
脂は、塗布、同時押出或いはサンドイッチラミネーショ
ン等により、蓋材を構成する樹脂層間に適用される。ま
た、イソシアネート系或いはエポキシ系等の熱硬化型接
着剤樹脂を使用することもできる。
【0013】本発明では、プラスチック容器の容器胴部
を、胴部の酸素吸収性能(吸収可能な酸素量)が0.0
5cc/cm以上となるように、熱可塑性樹脂に酸素
吸収剤を配合した樹脂組成物層を含有するプラスチック
材料により構成する。この熱可塑性樹脂としては特に制
限はなく、上記蓋材で他の熱可塑性樹脂層を構成する材
料として例示したものを使用することができる。また、
酸素吸収剤も上記蓋材で例示したものを使用すればよい
が、容器胴部は透明又は半透明である必要がないため、
酸素吸収剤は粒径が100μm以下のものを使用するこ
とができる。酸素吸収剤を配合した樹脂組成物を、25
℃、相対湿度差80%RHにおける水蒸気透過度が0.
5〜40g・25μm/m/day以上である樹脂
に、樹脂100重量部に対して2〜100重量部の酸素
吸収剤を配合することにより構成した場合には、酸素吸
収性能に優れ、湯殺菌やレトルト殺菌条件下でも酸素吸
収性能が低下しないプラスチック容器が得られるので、
好ましい。また、酸素吸収剤を配合した樹脂組成物を、
実質的に非相溶である複数の熱可塑性樹脂及び/又はエ
ラストマーのブレンド物に、樹脂ブレンド物100重量
部に対して2〜100重量部の酸素吸収剤を配合するこ
とにより構成した場合には、容器内に高水分の内容品を
収納し殺菌処理後長時間保存した際にも、外観の変化が
ない容器が得られるので、特に好ましい。このような樹
脂組成物の例としては、例えばポリプロピレンとポリエ
チレンのブレンド物のような、ポリオレフィン系樹脂を
組み合わせたものが挙げられる。
【0014】容器胴部は、酸素吸収剤を配合した樹脂組
成物層のみからなる単層のプラスチック材料により構成
してもよいが、通常は該樹脂組成物層と他の熱可塑性樹
脂層を有する積層材料により構成する。積層材料として
は、酸素吸収剤を配合した樹脂組成物層を中間層とし、
その両側に熱可塑性樹脂からなる外層及び内層を有する
3層構造以上の積層材料を使用することが好ましい。こ
れらの外層及び内層を構成するプラスチック材料として
は特に制限はなく、中間層を構成する熱可塑性樹脂や、
上記蓋材で使用するガスバリヤー性樹脂から適宜選択す
ることができる。特に好ましい積層材料としては、酸素
吸収剤を配合した樹脂組成物中間層の外側にガスバリヤ
ー性樹脂層を設け、内側に該樹脂組成物中間層と同等以
上の水蒸気透過度を有する樹脂層を設けたものが挙げら
れる。また、各層間には必要に応じて接着剤樹脂層を設
けてもよい。好ましい容器胴部の層構成としては、例え
ば、外層側から順に熱可塑性樹脂層/接着剤樹脂層/ガ
スバリヤー性樹脂層/接着剤樹脂層/酸素吸収剤配合樹
脂層/熱可塑性樹脂層のような構成を挙げることができ
る。容器胴部の上部には、通常は図1にみられるように
蓋材をヒートシールするフランジ部が設けられるので、
内層を構成するプラスチック材料としては、ヒートシー
ル性を有する熱可塑性樹脂を使用することが好ましい。
容器胴部を構成する積層材料の各層間には、所望により
蓋材と同様に接着剤樹脂層を設けることができる。
【0015】本発明では、上記特定の酸素吸収性能を有
する容器胴部の容積(cc)と上記特定の酸素透過係数
を有する透明又は半透明の塩素を含まないプラスチック
材料により構成された蓋材の表面積(cm)の比を
1:1〜15:1とすることによって、蓋材を透過し容
器内に入る酸素の量と容器胴部の酸素吸収性能とのバラ
ンスをとり、長期間にわたって容器内の酸素濃度を著し
く低いレベルに抑制するものである。
【0016】つぎに、本発明のプラスチック容器につい
て、図面に基づいてさらに説明する。図1は本発明のプ
ラスチック容器の1例を示す模式断面図であり、図2は
本発明のプラスチック容器の酸素吸収性能を説明する図
である。図1のプラスチック容器1は蓋材2及び容器胴
部3からなり、容器1内に内容物5を充填し、フランジ
部4で蓋材2と容器胴部3をヒートシールした際には、
容器1内の空間6には酸素が残存する。
【0017】図2において縦軸は容器内の酸素濃度を表
し、横軸は時間の経過を表す。金属やガラスによって容
器を構成した場合には、蓋材や容器胴部を透過して酸素
が容器内に入ることはないので、容器内の酸素濃度は直
線Bで示されるように一定である。また、従来のプラス
チック容器では、蓋材や容器胴部を透過して容器内に酸
素が入るので、容器内の酸素濃度は直線Cで示されるよ
うに、時間の経過とともに増大する。これに対して、本
発明のプラスチック容器では、特定の酸素吸収性能を有
する容器胴部3の容積(cc)と特定の酸素透過係数を
有する蓋材2の表面積(cm )の比を上記特定の範囲
とすることによって、曲線Aにみられるように容器内に
内容物5を充填し密封した直後には、容器内の酸素濃度
を減少させ、その後長期間にわたってきわめて低いレベ
ルに抑制することができる。したがって、内容物の酸化
劣化や変質を効果的に防止することが可能となる。
【0018】本発明のプラスチック容器を構成する蓋材
や容器胴部は、通常の方法によって製造することができ
る。例えば、多層構造の蓋材は、多層同時押出し、ドラ
イラミネーション、サンドイッチラミネーション、押出
しコート等により得られた積層体を、所望の寸法に裁断
して製造される。多層構造の容器胴部は、例えば各樹脂
層に対応する射出成形機で、各樹脂層を溶融混練した後
に、射出金型中に共射出又は逐次射出して製造される。
また、あらかじめ製造した所望の層構成を有する積層体
を、真空成形、圧空成形等の手段に付することにより容
器胴部を製造してもよい。
【0019】蓋材の厚さは、好ましくは30〜300μ
mであり、特に好ましくは50〜150μmである。容
器胴部の厚さは、好ましくは0.2〜2.5mmであ
り、特に好ましくは0.4〜2.0mmである。
【0020】
【実施例】つぎに、実施例により本発明を説明するが、
本発明はこれらの実施例により限定されるものではな
い。 (実施例1)平均粒径25μmの還元鉄粉100部に塩
化ナトリウム(NaCl)を2部の割合で混合した酸素
吸収剤(比表面積2.0m/g、見かけ密度1.8g
/cc)と、メルトインデックス(MI)が0.8g/
10min(230℃)のポリプロピレン(PP)系樹
脂とをバッチ式高速攪拌型混合機により混合した。混合
割合は酸素吸収剤がPP系樹脂100重量部に対して2
5重量部になるように行った。次いでこの混合物を50
mm径スクリューを内蔵する押し出し機/ストランドダ
イ/ブロワー冷却器/カッターで構成されるペレタイザ
ーにてペレット化した。このPPと酸素吸収剤の混合物
(PO)を第一の中間層とし、第二の中間層をエチレン
ビニルアルコール共重合体(EVOH;エチレン含有量
32モル%、ケン化度99.6モル%)、内外層をMI
が0.5のPP系樹脂とし、MIが1.0の無水マレイ
ン酸変性PPを接着剤(ADH)とした4種6層シート
(全厚0.9mm、構成比PP/ADH/EVOH/A
DH/PO/PP=30/1/3/1/10/7)を製
造した。得られたシートを約190℃に加熱後、第一の
中間層が内側になるように真空成形機で高さ30mm、
口径60mm、内容量85ccのカップ状容器を作製し
た。
【0021】一方、酸化アルミニウムを蒸着したポリエ
チレンテレフタレート(PET)フイルムとポリプロピ
レンフイルムを積層したラミネートフイルム(全厚0.
045mm、構成15μmPET/30μmPP)をカ
ットし、カップ状容器の蓋材(表面積約30cm)を
作製した。この容器の容積(cc)と蓋材の表面積(c
)の比は17:6である。容器胴部の酸素吸収性能
は0.4cc/cm、蓋材の酸素透過度は5cc/m
・day・atm(25℃、80%RH)であった。
この容器中に水1mlを充填後、窒素雰囲気下で蓋材に
より密封シールした。この時の容器内の残存酸素濃度は
1.0%であった。この容器を120℃で30分間レト
ルト殺菌処理した後に30℃、80%RHで保管し、一
定期間毎に容器内のガス組成をガスクロマトグラフで測
定した。包装特性、測定結果ならびに容器焼却時の有害
ガスの発生の有無を表1に示した。
【0022】(比較例1)容器胴部を全厚0.7mm
で、構成比がPP/ADH/EVOH/ADH/PP=
30/1/3/1/7の3種5層シートにより構成した
ほかは、実施例1と同様にしてカップ状容器を作製し
た。この容器を実施例1と同じ蓋材を使用し、実施例1
と同様に処理した測定結果を表1に示した。
【0023】(比較例2)実施例1で得られたカップ状
容器を、塩化ビニリデン(PVDC)を含む4種4層の
ラミネートフイルム(構成12μmPET/15μmP
VDC/15μmナイロン/50μmPP)により構成
した蓋材を使用し、実施例1と同様に処理した。この容
器の包装特性及び測定結果を表1に示した。
【0024】
【表1】
【0025】上記表1において、容器胴部の酸素吸収性
能はcc/cm、酸素透過度はcc/m・day・
atmで表示した。また、容器を焼却処理した際に、塩
化水素ガスが検出されなかったものを○、塩化水素ガス
が検出されたものを×で表示した。表1によれば、実施
例1の容器は、容器内の酸素濃度を長期間にわたって充
填時の初期酸素濃度よりも低く維持するとともに、焼却
時にも有害な塩化水素ガスを発生しなかった。これに対
して、比較例1の容器では殺菌直後から容器内の酸素濃
度が上昇し、長期間の保存容器としては不適なものであ
った。また、比較例2の容器では、容器内の酸素濃度を
低く維持することができるものの、焼却時に有害な塩化
水素ガスが発生するので、実用に適さないものであっ
た。
【0026】(実施例2)平均粒径が25μmの還元鉄
粉100部に、NaClを2部の割合で混合して酸素吸
収剤を製造した。この酸素吸収剤の比表面積は1.8m
/g、見かけ密度は1.7g/ccであった。この吸
収剤をMIが0.6g/10min(230℃)のPP
にPP100重量部に対して30重量部配合した後、ペ
レットを作製した。この吸収剤を配合したPPペレット
(PO)を第一の中間層とし、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体(EVOH;エチレン含有量32モル%、
ケン化度99.6%)を第二の中間層とし、MIが0.
5のPPにチタン白顔料を配合した白色PPを内外層と
し、MIが1.0の無水マレイン酸変性PPをADH層
とした4種6層シート(全厚0.8mm、構成比白色P
P/ADH/EVOH/ADH/PO/白色PP=40
/1/10/1/20/10)を製造した。
【0027】得られたシートを190℃に加熱後、真空
成形機にてPO層がEVOH層より内側になった深さ3
0mm、容器上部の寸法が約70mm×70mmで、内
容量115ccの角形カップを作製した。一方、実施例
1で蓋材に使用した酸化アルミニウム蒸着PET/PP
ラミネートをカットし、この角形カップの蓋材を作成し
た。蓋材の表面積は約50cmで、容器容積(cc)
と蓋材の表面積(cm)の比は23:10である。こ
のカップに、マグロ油漬け(キハダマグロ:サラダ油=
3:1)を85g入れ、ヘッドスペースを窒素ガスで置
換しながら、蓋材をヒートシールして容器を密封した。
このカップの容器胴部の酸素吸収能は0.27cc/c
であり、蓋材の酸素透過度は、5cc/m・da
y・atm(25℃、80%RH)であった。また密封
後の容器内の残存酸素量は1.5%であった。このマグ
ロ油漬けの入った容器を熱水シャワー式レトルトで11
5℃、37分間加熱殺菌した。冷却後、容器を30℃、
80%RHで1ヶ月保存した後に、味、香り、食感及び
色(外観)をパネラー9人による官能テストにより評価
した。結果を表2に示す。
【0028】(比較例3)蓋材を、厚さ50μmのPP
により構成したほかは、実施例2と同様にして容器を作
製した。この容器に実施例2と同様の内容物を入れ、同
様に密封した。この容器の胴部の酸素吸収能は0.27
cc/cmであり、蓋材の酸素透過度は3000cc
/m・day・atm、また密封直後の容器内の酸素
残存量は1.5%であった。この容器を30℃、80%
RHの雰囲気で1ヶ月保存し、実施例2と同様のテスト
を行った結果を表2に示す。
【0029】(比較例4)容器胴部を、白色PP/AD
H/EVOH/ADH/白色PPの3種5層シート(全
厚0.8mm、構成比40/1/20/1/20)によ
り構成したほかは、実施例2と同様にして容器を作製し
た。この容器を実施例2と同じ蓋材を使用し、実施例2
と同様に密封した。この容器を30℃、80%RHの雰
囲気で1ヶ月保存し、実施例2と同様のテストを行った
結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
【0031】上記表2において、官能テストは5点満点
で行った結果の平均値である。表2より、実施例2の容
器を用いた場合は味、香り、食感、外観のすべてにおい
て比較例3、4の容器よりも優れており、保存性が良好
であった。また、比較例3、4の容器を用いた場合は、
実施例2の容器に比べて外観の劣化が顕著であった。
【0032】(実施例3)MXナイロンとPETの等量
ブレンド物(MXPET)に、酢酸コバルトを樹脂に対
するコバルト量が400ppmになるように配合した樹
脂組成物を中間層とし、両側にPETを積層した3種3
層フイルム(全厚約40μm、構成12μmPET/1
5μmMXPET/12μmPET)を作製した。この
フイルムと20μmのPPフイルムを接着剤を用いて積
層して蓋材を製造した。この蓋材の酸素透過度は、実質
ゼロであった。実施例1のカップ状容器に、重量比で牛
肉100、ジャガイモ75、ニンジン50、タマネギ5
0、カレールー600の割合で混合調製したカレーを入
れ、窒素雰囲気下で上記蓋材をPPフイルムがカップ側
となるようにしてヒートシールにより密封した。この容
器を120℃で50分間殺菌処理を行った後、30℃、
80%RHで保存した。1ヶ月後、実施例2と同様の官
能テストを行った結果を表3に示す。
【0033】(比較例5)比較例1の容器胴部と実施例
3の蓋材を使用したほかは、実施例3と同様にして容器
を密封し、官能テストを行った。結果を表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】表3より、実施例3の容器を用いた場合は
味、香り、食感、外観のすべてにおいて比較例5の容器
よりも優れており、保存性が良好であった。
【0036】(比較例6)実施例1でカップ状容器を製
造したシート材料により、容器容積500cc、口部
(蓋)表面積約30cm(容器容積(cc):蓋表面
積(cm)=16:1)の円筒状カップ状容器を作製
した。実施例1のカップ状容器と上記円筒状カップ状容
器のそれぞれに、実施例2で用いたマグロ油漬けを充填
後、窒素雰囲気下で実施例1の蓋材により密封した。こ
の容器を120℃で30分間殺菌処理後、30℃、80
%RHで保存した。1ヶ月後に内容物の色、味について
実施例2と同様にして官能テストを行ったところ、実施
例1の容器を用いた場合は色、味ともに良好であった
が、比較例6の容器では味は良好であったものの、色が
暗く変化していた。
【0037】(参考例1)比表面積1.0m/g、見
かけ密度が2.9g/ccの酸素吸収剤を用いたほか
は、実施例1と同様にしてカップ状容器を作製した。こ
のカップ状容器と実施例1のカップ状容器のそれぞれに
水1mlを入れて、窒素雰囲気下で実施例1で用いた蓋
材により密封した。この容器を120℃で30分間レト
ルト殺菌処理した後に30℃、80%RHで保管し、一
定期間毎に容器内のガス組成をガスクロマトグラフで測
定した。結果を表4に示す。
【0038】
【表4】
【0039】表4によれば、実施例1の容器は参考例1
の容器に比較して、容器内の酸素濃度を長期間にわたっ
て低く維持することができ、酸素遮断性に優れていた。
【0040】(実施例4)MIが1.2のPP系樹脂と
MIが1.0の低密度ポリエチレン樹脂を重量比7:3
で混合した。この樹脂ブレンドに実施例1の酸素吸収剤
を樹脂ブレンド100重量部に対して25重量部混合
し、この混合物を50mm径スクリューを内蔵する押し
出し機/ストランドダイ/ブロワー冷却器/カッターで
構成されるペレタイザーにてペレット化した。この樹脂
ブレンドと酸素吸収剤の混合物を第一の中間層としたほ
かは、実施例1と同様にしてカップ状容器を作製した。
一方、12μmPET/15μmEVOH/15μmナ
イロン/50μmPPからなるラミネートフイルムをカ
ットして蓋材を作製し、カップ状容器に水80gを入
れ、この蓋材により密封シールした。この容器を120
℃で30分間レトルト殺菌処理後、30℃、80%RH
で3ヶ月保存した。
【0041】(参考例2)樹脂ブレンドに配合する酸素
吸収剤の量を樹脂ブレンド100重量部に対して200
重量部としたほかは、実施例4と同様にしてカップ状容
器を作製した。この容器に水80gを入れ、実施例4と
同様の蓋材で密封シールし、同様に処理後、3ヶ月保存
した。3ヶ月保存後、実施例4の容器の外観には殆ど変
化は見られなかったが、参考例2の容器では表面に凹凸
が発生し、容器コーナー部に点状の錆が見られ、実施例
4の容器が長期保存性に優れていた。
【0042】
【発明の効果】上記構成をとることによって、本発明の
プラスチック容器はつぎのような顕著な効果を奏する。 (1)容器内の酸素濃度を長期間にわたってきわめて低
いレベルに抑制し、内容物の酸化劣化や変質を効果的に
防止する。 (2)湯殺菌やレトルト殺菌条件下でも容器内の酸素濃
度を低レベルに抑制する。 (3)蓋材を通して内容物を透視することができ、また
電子レンジにより内容物を加熱することができる。 (4)使用済容器の廃棄処理が簡単であり、廃棄処理時
に環境汚染を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック容器の1例を示す模式断
面図である。
【図2】本発明のプラスチック容器の酸素吸収性能を説
明する図である。
【符号の説明】
1 プラスチック容器 2 蓋材 3 容器胴部 4 フランジ部 5 内容物 6 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AB01 BA07A BB14A BB22A BB25A BC07A CA04 CA07 CA11 CA17 EA04 EA32 EB27 EE20 FA01 FB12 FB13 FC01 GB13 GD01 GD02 3E086 AA22 AB10 AC22 AD06 BA04 BB05 BB13 BB41 BB71 CA01 CA11 DA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器容積(cc)と蓋材の表面積(cm
    )の比が1:1〜15:1であるプラスチック多層容
    器において、蓋材が酸素透過度が50cc/m・da
    y・atm以下である透明又は半透明の塩素を含まない
    プラスチック材料により構成されたものであり、容器胴
    部が胴部の酸素吸収性能が0.05cc/cm以上と
    なるように熱可塑性樹脂に酸素吸収剤を配合した樹脂組
    成物を含有することを特徴とするプラスチック容器。
  2. 【請求項2】 酸素吸収剤を配合した樹脂組成物が、実
    質的に非相溶である複数の熱可塑性樹脂及び/又はエラ
    ストマーのブレンド物であり、樹脂ブレンド物100重
    量部に対して2〜100重量部の酸素吸収剤を配合した
    ものであることを特徴とする請求項1に記載のプラスチ
    ック容器。
  3. 【請求項3】 酸素吸収剤が、比表面積が0.5m
    g以上、見かけ密度が2.7g/cc以下である還元性
    鉄粉とアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロ
    ゲン化物を含有するものであることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のプラスチック容器。
  4. 【請求項4】 容器胴部が、酸素吸収剤を配合した樹脂
    組成物の外側に酸素バリヤー性樹脂を設け、内側に酸素
    吸収剤を配合した樹脂層と同等以上の水蒸気透過度を有
    する樹脂層を設けたものであることを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のプラスチック容器。
  5. 【請求項5】 蓋材が、透明な酸素吸収性樹脂層と酸素
    バリヤー性樹脂層とを含む積層体からなることを特徴と
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載のプラスチック
    容器。
JP11076393A 1999-03-19 1999-03-19 プラスチック容器 Pending JP2000272673A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11076393A JP2000272673A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 プラスチック容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11076393A JP2000272673A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 プラスチック容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000272673A true JP2000272673A (ja) 2000-10-03

Family

ID=13604075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11076393A Pending JP2000272673A (ja) 1999-03-19 1999-03-19 プラスチック容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000272673A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012091813A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Sekisui Giken:Kk 食品用容器
WO2019146491A1 (ja) * 2018-01-29 2019-08-01 東洋製罐株式会社 酸素吸収性樹脂組成物及び容器

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012091813A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Sekisui Giken:Kk 食品用容器
WO2019146491A1 (ja) * 2018-01-29 2019-08-01 東洋製罐株式会社 酸素吸収性樹脂組成物及び容器
JP2019131632A (ja) * 2018-01-29 2019-08-08 東洋製罐株式会社 酸素吸収性樹脂組成物及び容器
KR20200103812A (ko) * 2018-01-29 2020-09-02 토요 세이칸 가부시키가이샤 산소 흡수성 수지 조성물 및 용기
JP7135327B2 (ja) 2018-01-29 2022-09-13 東洋製罐株式会社 酸素吸収性樹脂組成物及び容器
KR102498404B1 (ko) 2018-01-29 2023-02-09 토요 세이칸 가부시키가이샤 산소 흡수성 수지 조성물 및 용기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0688666B1 (en) Multi-layer structural body
KR101799167B1 (ko) 다층 용기
JPH08197692A (ja) ガスバリヤー積層材
JP5327506B2 (ja) 電子レンジ調理用包装体
JP2699814B2 (ja) フレーバー保持性に優れたプラスチック多層容器及び米飯包装体
WO1990014392A1 (en) Oxygen-absorbent resin composition and laminate having layer of said composition
JP5223516B2 (ja) 電子レンジ調理用包装体
JP3969524B2 (ja) プラスチック多層構造体
JPH05247276A (ja) 酸素バリアー性樹脂組成物
JP3630706B2 (ja) 内容物保存性に優れたプラスチック多層容器
JP3507593B2 (ja) 保存性に優れた密封容器
JP4911030B2 (ja) 電子レンジ調理用包装容器
JPH1180555A (ja) 酸素吸収性樹脂組成物及び包装容器
JP2006095832A (ja) 酸素吸収性積層材料及びそれを用いた酸素吸収性包装体及び酸素吸収性蓋材
JP2000272673A (ja) プラスチック容器
JP2006224399A (ja) 酸素吸収性多層積層フィルムおよびそれを使用した積層体、包装用袋、包装製品
JP2006130717A (ja) 積層体、およびこれを用いた容器
JP2580980Y2 (ja) 内容物透視性と保存性とを有する外包袋
JP2004291538A (ja) 含水率の低い内容物を収納する多層プラスチック容器及び該多層プラスチック容器に内容物を収納してなる包装体
JP4370630B2 (ja) 酸素吸収性容器蓋
JPH08118551A (ja) ガスバリヤー性包装材
JP2002201360A (ja) 酸素吸収組成物、該組成物からなるフィルムまたはシート及び該組成物からなる層を有する酸素吸収積層フィルムまたはシート、該フィルムまたはシートからなる包装容器
JP3900820B2 (ja) ガス透過調整可能な包装容器
JP2001058363A (ja) 酸素吸収性プラスチック容器
JP2006335446A (ja) シロップ入りフルーツ製品用包装材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060223

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090331